JP6680813B2 - 車両のシート構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のシート構造に関する。
従来、シート底板に排水機構を設けた車両着座シートが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のシートには、シート着座部に凹部を儲け、凹部の底板に設けられた孔から入った水を着座部の外部に排出するための排水部をシート底板に一箇所ないし二箇所設けることが知られている。
特開2010−12807号公報
従来技術はシート着座部に設けられた凹部を通じてシート底板に設けられた排水部に水を誘導するものであるが、メッシュシートのように座面上全体から水が浸入する場合には、シート底板の一箇所ないし二箇所にのみ水を誘導する構造では排水のキャパシティが小さい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、座面から浸入した水をより効率的に排出する車両のシート構造を提供することを目的としている。
本発明は、底板(60)と、前記底板(60)に支持されるクッション(80〜82、85)と、前記クッション(80〜82、85)を覆う表面部材(50)とからなるシート(13)を備えた車両のシート構造において、前記クッション(80〜82、85)は、三次元網状構造を有し、前記底板(60)は、前記表面部材(50)および前記クッション(80〜82)と当接するリブ(71)を備え、該リブ(71)は複数からなり、前記リブ(71)は底板(60)の上面に立設されて底板(60)の外周方向に指向して延び、隣り合う前記リブ(71)間に空間(A)を有し、前記表面部材(50)は、前記クッション(80〜82、85)に着脱自在に設けられるとともに、前記三次元網状構造を覆う領域にメッシュ(52、53)を有することを特徴とする。
上記発明において、前記底板(60)は、前記クッション(80〜82、85)を支持するクッション支持部(61、65)と、該クッション支持部(61、65)の外周に位置する周縁部(67)とを備え、前記リブ(71)は前記底板(60)の前記周縁部(67)に設けられても良い。
また、上記発明において、前記底板(60)は後端(60b)が前端(60a)に比べて上方に位置し、前記リブ(71)は前記底板(60)の前部に位置されても良い。
また、上記発明において、前記リブ(71)は車両側面視で下側から後方斜め上方向に延出していても良い。
また、上記発明において、前記リブ(71)は、外端部(71e)は内端部(71d)よりも前方に位置しても良い。
また、上記発明において、前記底板(60)には、前記リブ(71)の位置する箇所に排水孔(73)が設けられていても良い。
本発明に係る車両のシート構造は、底板と、前記底板に支持されるクッションと、前記クッションを覆う表面部材とからなるシートを備え、前記クッションは、三次元網状構造を有し、前記底板は、前記表面部材および前記クッションと当接するリブを備え、該リブは複数からなり、隣り合う前記リブ間に空間を有し、前記表面部材は、前記クッションに着脱自在に設けられるとともに、前記三次元網状構造を覆う領域にメッシュを有する。この構成によれば、底板上面に設けられたリブ間の空間を通じて水抜きが可能となる。
上記発明において、前記底板は、前記クッションを支持するクッション支持部と、該クッション支持部の外周に位置する周縁部とを備え、前記リブは前記底板の前記周縁部に設けられても良い。この構成によれば、底板の周縁部にリブが位置することで水を排出するために有利である。
また、上記発明において、前記底板は後端が前端に比べて上方に位置し、前記リブは前記底板の前部に位置されても良い。この構成によれば、シート底板が傾斜しているため、シートの底板上の水をリブに誘導することができる。
また、上記発明において、前記リブは車両側面視で下側から後方斜め上方向に延出していても良い。この構成によれば、シート底板の傾斜に合わせて水をシート前部に誘導することができる。
また、上記発明において、前記リブは、外端部は内端部よりも前方に位置しても良い。この構成によれば、シートの底板の傾斜に合わせて水をシート前部へ誘導することができる。
前記底板には、前記リブの位置する箇所に排水孔が設けられていても良い。この構成によれば、リブを通じてシートの底板の外周部近傍へ誘導された水が排水孔を通じてシート下方へ排出される。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 シートの斜視図である。 図2のシートからカバーのメッシュ部を省略した斜視図である。 クッションの斜視図である。 シートの表面近傍の断面を拡大した図である。 底板の上面図である。 底板の左側面図である。 ライダー用のクッションを下方から見た図である。 ライダー用のクッションが底板に装着された状態を前方から見た斜視図である。 ライダー用のクッションが底板に装着された状態を後方から見た斜視図である。 ライダー用のクッションが底板に装着された状態を車幅方向に切断して示す断面図である。 ライダー用のクッションが底板に装着された場合を示す断面図であり、車幅方向中央部で切断した断面図である。 ライダー用の第2のクッションが底板に装着された場合を示す断面図であり、車幅方向中央部で切断した断面図である。 ライダー用の第3のクッションが底板に装着された場合を示す断面図であり、車幅方向中央部で切断した断面図である。 第1のスペーサーが底板に装着されている場合の斜視図である。 第1のスペーサーの斜視図である。 第1のスペーサーの左側面図である。 図16のXVIII−XVIII線断面図である。 第2のスペーサーの斜視図である。 第2のスペーサーの左側面図である。 図19のXXI−XXI線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。なお、図1では、左右一対で設けられるものは、符号を含め左側のものだけが図示されている。
自動二輪車(小型車両)1は、車体フレーム10と、前輪2を操舵可能に支持する操舵系11と、車体フレーム10の後部に支持されるパワーユニット12と、後輪3と、乗員が跨るようにして着座するシート13とを備えるスクーター型の鞍乗り型車両である。
車体フレーム10は、その前端に設けられるヘッドパイプ14と、ヘッドパイプ14から後下方に延びるメインフレーム15と、メインフレーム15の下端から後方に延びるロアフレーム16と、ロアフレーム16から後上がりに後方へ延びるリアフレーム17と、メインフレーム15の上部から後方に延びてリアフレーム17の前部に連結される中間フレーム18とを備える。
操舵系11は、ヘッドパイプ14に軸支されるステアリングシャフト20と、前輪2の左右の両側に配置されて前輪2を支持する左右一対のフロントフォーク21と、ステアリングシャフト20の下端に固定され左右のフロントフォーク21の上部を連結するブリッジ部材22と、ステアリングシャフト20の上端に固定されるハンドル23とを備える。
前輪2は、左右のフロントフォーク21の下端部間に渡される前輪車軸2aに軸支される。
パワーユニット12は、後輪3の駆動源としてのエンジンと後輪3を支持するスイングアームとの機能を備えたユニットスイングエンジンである。パワーユニット12は、その前端部に設けられるピボット軸(不図示)を介して揺動自在に車体フレーム10に軸支される。後輪3は、パワーユニット12の後端部の後輪車軸3aに軸支される。
自動二輪車1は、車体フレーム10等の車体を覆う車体カバー25を備える。
車体カバー25は、ヘッドパイプ14を前方及び左右側方から覆うフロントカバー26と、フロントカバー26の後方に配置されて乗員の脚部の前方に位置するレッグシールド27と、シート13の下方の車体を側方から覆うリアカバー28と、レッグシールド27の下方及びリアカバー28の前部の下方の部分を覆うロアカバー29とを備える。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー40と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー41とを備える。
シート13は、上面が開口した収納ボックス(不図示)を上方から覆う。シート13は、その前端のヒンジ(不図示)を介して開閉可能に設けられている。
図2は、シート13の斜視図であり、図3は、シート13の構造図であり、カバー50のメッシュ部52、53が省略された状態を示す図である。
シート13は、前後方向に長く形成されており、図3に示すように、車体に開閉可能に支持された底板(シート底板)60を備える。シート13は複座式であり、底板60には前後にクッション(三次元網状構造物)80、85が設けられている。シート13は、図2に示すように、クッション80、85を外側から覆うカバー(表面部材)50を備える。前側のクッション80は、ライダーの着座部13aを形成し、後側のクッション85は、パッセンジャーの着座部13bを形成する。
カバー50は、シート13の外周形状に沿って設けられたレザー部(カバー枠部)51を備える。
レザー部51は、シート13の外周に沿って前後方向に延びる左右一対の帯状部51aを備える。左側の帯状部51aと右側の帯状部51aとの間には、前端間を接続する前部51bが形成されている。前部51bは、後方に膨出しており、逆U字状に形成されている。左側の帯状部51aと右側の帯状部51aとの間には、前後方向の中央部間を接続する仕切り部51cが形成されている。
仕切り部51cは、前側のライダーの着座部13aと、後側のパッセンジャーの着座部13bとの間の位置に形成されている。左側の帯状部51aと右側の帯状部51aとの間には、後端間を接続する後部51dが形成されている。
図3に示すように、左右の帯状部51a、前部51b、仕切り部51cに囲まれた形状により、レザー部51には前側の開口形状部54が形成されている。左右の帯状部51a、後部51d、仕切り部51cにより囲まれた形状により、レザー部51には後側の開口形状部55が形成されている。
開口形状部54は、図2、図5に示すメッシュ部(三次元立体編物)52で塞がれている。メッシュ部52により塞がれているため、カバー50の開口形状部54には、通気性、通水性がある。メッシュ部52の下方にはクッション80が配置される。メッシュ部52は、左右の帯状部51a、前部51b、仕切り部51cに結合されており、レザー部51と一体に構成されている。
開口形状部55は、図2、図5に示すメッシュ部(三次元立体編物)53で塞がれている。メッシュ部53により塞がれているため、カバー50の開口形状部55には、通気性、通水性がある。メッシュ部53の下方にはクッション85が配置される。メッシュ部53は、左右の帯状部51a、後部51d、仕切り部51cに結合されており、レザー部51と一体に構成されている。
カバー50は、図2に示すように、レザー部(カバー枠部)51とメッシュ部(カバー本体部)52、53とにより構成される。
図4は、底板に支持されるクッション80、85の斜視図である。
クッション80、85は、それぞれ、カバー50のメッシュ部52、53の位置に対応して底板60に支持されている。カバー50は、底板60に支持されるクッション80、85に対して着脱可能に支持される。
図5は、シート13の表面近傍の断面を拡大した図である。
シート13のクッション80、85は、単層の網状素材からなる単層網状クッションで形成され、カバー50のメッシュ部(メッシュカバー、カバー本体部)52、53は、メッシュ素材100からなる。
クッション80、85は、熱可塑性エラストマーからなる樹脂製の繊維(連続線状体とも称する)105を曲がりくねらせてループを形成し、各ループの接触部分を融着などで接合し、三次元網状構造に構成したものである。つまり、このクッション80、85は、熱可塑性エラストマー網状体である。これにより、クッション性及び耐久性に優れ、且つ、ウレタン製のクッションと比べ、格段に通気性に優れたクッション80、85が得られる。
また、クッション80、85を構成する繊維105の材料、繊維径、中空率(単位面積当たりの中空面積)などを調整することによって、クッション性、通気性及び耐久性(クッション性の持続性)などを調整可能である。これにより、比較的厚さが薄いクッション80、85であっても、十分なクッション性、通気性及び耐久性を得ることができる。また、クッション80、85全体に隙間が形成されるので、放熱性及び水排出性(透水性)も得られ、シート13の軽量化に有利である。
クッション80、85は、熱可塑性エラストマー網状体に限定されず、熱可塑性エラストマー以外の材料を用いた三次元網状構造でもよい。
カバー50のメッシュ部52、53を構成するメッシュ素材100は、合成樹脂などからなる繊維素材を編んで形成された編地からなる三層構造に形成される。つまり、メッシュ素材100は、外部に露出する表面を構成する表層101と、裏面を構成する裏層102と、表層101及び裏層102を連結する連結層103とを備える三次元立体編物で形成される。表層101及び裏層102は、メッシュ状の孔空き組織の編地で形成され、通気性を有する。表層101には、表面の肌触りを良好にし、かつ、保水性の少ない繊維素材(嵩高糸、原糸等)を用いることが好ましい。
連結層103は、表層101及び裏層102をモノフィラメントの連結糸103Aで連結して構成される。より具体的には、連結層103は、表層101及び裏層102を連結する際に少なくとも2本の連結糸103Aが公差するクロス構造の編地で形成される。クロス構造にすることで、立体編物であるカバー50のメッシュ部52、53の通気性、形態安定性、弾力性(衝撃吸収性)及び耐久性(弾力性の持続性)などを両立し易くなる。しかも、カバー50のメッシュ部52、53全体に隙間が形成されるので、放熱性及び水排出性も得られ、シート13の軽量化に有利である。
クッション80、85及びカバー50のメッシュ部52、53の両方により、シート13の通気性、放熱性及び水排出性が得られる。しかも、クッション80、85及びカバー50のメッシュ部52、53を樹脂で形成するので、天然繊維を使用する場合と比べて、水に強い構造にすることができる。
連結層103はクロス構造に限定されず、表層101及び裏層102を略垂直に連結する柱構造、又は、少なくとも2本の連結糸103Aと表裏の編地とが三角形を形成するトラス構造でもよい。さらに、メッシュ素材100は三層以外の多層構造にしてもよい。また、表層101又は裏層102を1枚のメッシュ生地に変更するなど、各層101〜103の一部、或いは全てを編地以外で構成してもよい。また、多層構造に限らず、公知のメッシュ素材を広く適用可能である。
図6に示すように、シート13の底板60は、上面視(車両上面視)において、前後方向に延びる楕円形状に形成されている。底板60は、図7に示すように、車両側面視で、後端60bが前端60aに比べて上方に位置しており、外観において前下がり形状をしている。
底板60は、前後方向の中央より前寄りの車幅方向中央側の上面に、クッション支持部61を備える。クッション支持部61には、ライダー用のクッション80が支持される。クッション支持部61は、車幅方向中央部(中心線L0の位置)が上方に凸となる断面アーチ状の上げ底部62が形成されている。上げ底部62は、車両側面視では、略水平方向に延びている。上げ底部62は、クッション80の底部に接触してクッション80を支える。上げ底部62がクッション80を支えることにより、ライダーの座り心地が向上する。
上げ底部62の前部左右には、側面形状付与部66bが形成されている。図3に示すように、側面形状付与部66bの上部には、クッション80の左右両端が支持される。本実施の形態では、上げ底部62と、左右の側面形状付与部66bとにより、クッション80が支持されるクッション支持部61が構成されている。
クッション支持部61の上げ底部62の前方には、上方に突出する突当リブ63が形成されている。突当リブ63は、図6に示すように、V字状の突当部63aを備える。突当部63aは後方になるほど窄まる形状に形成されている。突当部63aには、クッション80の先端部80a(図4参照)が突き当てられ位置決めされる。
突当部63aの前方には、突当部63aの上端から前方に延びた複数の補強部63bが形成されている。補強部63bは、図7に示すように、前側ほど高さが低くなり、底板60の前面部66に滑らかに接続されている。
補強部63bは、カバー50で覆われた場合に、前面部66と共に、カバー50の内面に接触して、カバー50にシート形状を持たせる。
クッション支持部61の後部には、上方に隆起してクッション支持部61に対して段差をなす段差部64が形成されている。段差部64は前部に段差壁64aを備える。段差壁64aはクッション支持部61から上方に立ち上がる壁状に形成され、上端が上方に進むに連れて後方になるように傾斜している。段差壁64aと上記突当リブ63との間にクッション80が支持される。
段差部64の後方には、第2のクッション支持部65が形成されている。第2のクッション支持部65は、車両側面視において、略水平に形成されており、図7に示すように、前側のクッション支持部61よりも高い位置に形成されている。第2のクッション支持部65には、パッセンジャー用のクッション85が支持される。パッセンジャー用のクッション85は、段差部64に設けられた位置決めリブ(位置決め機構)74に前端が位置決めされている。位置決めリブ74は、段差部64に沿って車幅方向に延びており、段差部64よりも上方に突出している。
底板60の前部には、前面部(底板60の上面の一部)66が形成されている。前面部66は、後方に進むに連れて上方に傾斜する前面形状付与部66aと、前面形状付与部66aの上端から左右に延びる左右一対の側面形状付与部66bとを備える。側面形状付与部66bは、上げ底部62の前部下側に沿って後方に延びている。側面形状付与部66bは、車幅方向外側ほど下方になるように傾斜しており、車両側面視では、後方になるに連れて窄んでいる。
前面部66は、カバー50で覆われた場合に、カバー50の内面に接触して、カバー50にシート形状を持たせる。
クッション支持部61および第2のクッション支持部65の外周側には、周縁部67が形成されている。周縁部67は、図6に示す上面視において、底板60の外周部に位置する。図3、図7に示すように、周縁部67の断面形状は、シート13中心から外周方向にかけて傾斜しており、車幅方向外側に進むに連れて下方になるように傾斜している。周縁部67では水が、車幅方向外側に流れ易くなっている。周縁部67の前側部68の断面形状がシート13中心から外周方向にかけて傾斜していることから、底板60の剛性が向上している。
周縁部67は、図7に示す車両側面視において、前下がり形状をしている。周縁部67では、水が前側に流れ易くなっている。周縁部67は、前面部66の下端から後上がりに延びる前側部(周縁部67の前部)68を備える。前側部68は、車両側面視でクッション支持部61よりも下方に位置する。前側部68の後方には、車両側面視でクッション支持部61よりも後上方に延びている中央部69が形成されている。中央部69の後方には、中央部69に比べて緩やかに後上方に傾斜した後側部70が形成されている。前側部68、中央部69、後側部70はそれぞれ左右に一対形成されている。
周縁部67の左右の前側部68が、クッション支持部61に対して下方に段差を成しており、クッション支持部61と周縁部67の左右の前側部68との間には、それぞれ、底板60の前部を車幅方向外側に断面L字状に切り欠かいた切りかき部60dが形成されている。すなわち、左右の前側部68は、前面部66の側面形状付与部66bの下方およびクッション支持部61の下方に形成された側壁部68aと、側壁部68aの下端から車幅方向に延びる底壁部68bとにより構成されている。底壁部68bは、車幅方向に進むに連れて下方に傾斜している。
前側部68には、外周リブ71が立設されている。外周リブ71は、底板60の上面の一部を構成する。外周リブ71は薄板状である。外周リブ71は、適宜の間隔A1、A2を空けて複数形成されている。隣合う外周リブ71どうしの間には空間Aが生じている。周縁部67の前側部68に備わる外周リブ71によって、底板60上にクッション80が配設されない部分にも、シート13の形状出しが可能となっている。カバー50は、メッシュ部52が外周リブ71に接触してシート13の形状となる。メッシュ部52が三次元立体編物であるため、クッション80が無い部分でも底板60を保護することができる。
左右の前側部68に、それぞれ外周リブ71が複数立設されているため、シート13の外周に沿った形状出しがし易くなっている。ここで、外周リブ71は、切りかき部60dの位置に形成されており、前側部68でシート13の形状出しをしている。底板60が肉抜きされた形状であり、底板60の軽量化をしてシートの形状出しが可能となる。
また、底板60上に水が進入した場合に、底板60上面に設けられた外周リブ71間の空間Aを通じて水抜きが可能となっている。外周リブ71は、底板60の周縁部67に位置するため、水を排出するために有利である。ここで、外周リブ71は、前側部68に形成されており、底板60の低い位置に形成されている。底板60の前下がり形状や、周縁部67の前下がり形状により、底板60上の水を外周リブ71に誘導し易くなっている。
外周リブ71は、図6に示す上面視において、シート13の中央から放射方向に延びている。それぞれの外周リブ71は、車幅方向の内端71dよりも外端71eが前側に形成されている。上面視でシート中心から外周方向にかけて放射状に指向していることで、シート13の外周に沿った形状出しが可能となる。また、外周リブ71は、底板60の傾斜に合わせて水をシート13の前部へ誘導することができる。
それぞれの外周リブ71は、略三角形状に形成されており、シート13の形状出しが可能になっている。外周リブ71は、底板60の外縁部(周縁部67の外端)60cから、クッション支持部61の下部にまたがって形成される略三角形状をなす。外周リブ71は、側壁部68aに沿って延びる側辺部71aと、底壁部68bに沿って延びる底辺部71bと、側辺部71aと底辺部71bとの先端を結ぶ斜辺部71cとを備える。
図7に示すように、周縁部67において外周リブ71が立設している前側部68は、クッション80から離間しカバー50(図2参照)の内面に当接可能な外周リブ71が立設された前側部前部(立設部前部)68cと、クッション80の底面に当接する外周リブ71が立設された前側部後部(立設部後部)68dと、を備える。
前側部前部68cが、前側部後部68dに対して下方に位置し、クッション支持部61との距離が離間している。外周リブ71のうち、前側部前部68cに位置する外周リブ71は前側部後部68dに位置する外周リブ71に対して高さ方向の寸法が大きい。外周リブ71は、前側の外周リブ71ほど斜辺部71cが直線に近く、後側の外周リブ71ほど斜辺部71cが凸に湾曲し全体が四角形状に近くなっている。
側面形状付与部66bの下方にある前側部前部68c側の外周リブ71は、図7に示すように、内端71dでもある上端71dが、前面部66の側面形状付与部66bの下縁66b1に接続されており、外端71eでもある下端71eが底板60の外縁部60cに接続されている。側面形状付与部66bの下縁66b1から延びる斜辺部71cは、側面形状付与部66bから滑らかに延びている。
前側部後部68dの外周リブ71は、図7に示すように、内端71dでもある上端71dが、クッション支持部61の上げ底部62の側縁61aに接続されており、外端71eでもある下端71eが底板60の外縁部60cに接続されている。クッション支持部61の上げ底部62の側縁61aから延びる斜辺部71cは、クッション支持部61から滑らかに延びている。
外周リブ71により、シート13の形状出しが可能である。外周リブ71によりシート13の形状出しが可能であるため、クッション80が小さくできてシート13の軽量化ができる。
外周リブ71は、斜辺部71cが、カバー50またはライダー用のクッション80に当接する。前後方向の位置で斜辺部71cの形状が異なることにより、外周リブ71がシート13の形状を滑らかに出し易くなっている。
外周リブ71は、車両側面視で底辺部71bが下側から後方斜め上方向に延出している。外周リブ71により、底板60の傾斜に合わせて水をシート13前部に誘導することができる。
前側部後部68dの外周リブ71の車幅方向外側には、サイドリブ72が形成されている。サイドリブ72は、クッション80に車幅方向外側から接触してクッション80の側部の位置決めをする。
周縁部67には、底板60を上下方向に貫通する排水孔73が形成されている。排水孔73は、底板60の外周に沿って複数形成されており、底板60の外周方向に間隔を空けて形成されている。排水孔73は、底板60上に流れてきた水を底板60の下側に排水する。外周リブ71がある前側部68にも排水孔73が形成されている。排水孔73の一つは、前側部前部68cと、前側部後部68dとの間に形成されている。外周リブ71と外周リブ71との間に形成された排水孔73により、外周リブ71を通じて底板60の外周部近傍へ誘導された水がシート13下方へ排出される。
図8は、ライダー用のクッション80を下方から見た図である。
ライダー用のクッション80は、幅狭の先端部80aを備える。先端部80aは二股状に分かれている。先端部80aの後方には、先端部80aよりも幅広の本体部80bが形成されている。本体部80bは、先端部80aから左右方向外側に延出する左右一対の延出部80b1を備える。本体部80bの後方には、上方に曲がった後壁部80cが形成されている。本体部80bの下部には、上方に凹んだ左右一対の凹部80dが形成されている。
ライダー用のクッション80は、図9および図10に示すように、底板60のクッション支持部61に支持される。先端部80aが突当リブ63の突当部63aに突き当てられる。左右のサイドリブ72によりクッション80は側部が位置決めされる。左右一対の凹部80dには、クッション支持部61よりも上方に膨出する中央部69が嵌められる。クッション80は、後壁部80cが、段差部64の前方に配置される。
クッション80は、突当リブ63、サイドリブ72、段差部64などを介して、底板60から挟まれるように圧力を受けて支持される。このとき、延出部80b1が複数の外周リブ71のうち、周縁部67の前側部後部68dにある外周リブ71の上方を覆う。複数の外周リブ71のうち、一部を覆うクッション80の延出部80b1によって、外周リブ71との摩擦に対してカバー50を保護することができる。
図4、図7に示すように、先端部80aが幅狭であり本体部80bが幅広となるライダーの着座部13aでは、ライダーの脚が二点鎖線R1で示すような延出部80b1の位置に置かれ易い。クッション80の延出部80b1が外周リブ71の上方に延出しており、ライダーは柔らかいクッション80上に脚を配置し易く、ライダーの乗り心地が向上している。また、ライダーが脚を動かす場合に、カバー50がクッション80を介して外周リブ71に押し付けられ易いため、カバー50が長寿命化され易い。ライダーが脚を置き易い前側部後部68dの外周リブ71の間隔A2は、前側部前部68cの外周リブ71の間隔A1に比べて狭く、荷重を受け易くなっている。
図9、図10、図11において、カバー50(図2参照)がクッション80、85を覆うように取り付けられると、カバー50は外周リブ71に当接してシート形状にされ、底板60を軽量化してシート形状を出すことが可能である。また、通気性、通水性がある。
カバー50のメッシュ部52、53(図2参照)と、クッション80、85を通じて底板60上に進入した水は、外周リブ71などを介して誘導され、排水孔73などから底板60から排水される。
外周リブ71が、底板60上の水を底板60の外側に誘導する構成を説明したが、外周リブ71に厚み方向に貫通する開口71fを設け、開口71fを介して隣あう空間Aから空間Aを通じて、底板60上に進入した水を排水孔73に誘導する構成でも良い。
図12は、ライダー用のクッション80が底板60に装着された場合を示す断面図であり、車幅方向中央部で切断した断面図である。図13は、ライダー用の第2のクッション81が底板60に装着された場合を示す断面図であり、車幅方向中央部で切断した断面図である。図14は、ライダー用の第3のクッション82が底板60に装着された場合を示す断面図であり、車幅方向中央部で切断した断面図である。
底板60には、底板60とは別体のスペーサー90、95が選択的に締結可能に構成されており、厚さt1、t2、t3の異なるライダー用のクッション80、81、82が選択的に支持可能に構成されている。各クッション80、81、82は厚さt1、t2、t3が異なる点以外は同様に構成されている。図13、図14のクッション81、82の各部の符号81a〜81c、82a〜82cは、図12のクッション80の各部の符号80a〜80cに対応する。
所定の厚さt1に形成された第1のクッション80は、第1のスペーサー90に係止されて底板60のクッション支持部61に支持される。厚さt1よりも厚い所定の厚さt2に形成された第2のクッション81は、第2のスペーサー95に係止されてクッション支持部61に支持される。厚さt2よりも厚い所定の厚さt3に形成された第3のクッション82はスペーサー90、95を介さずに、クッション支持部61に支持される。
スペーサー90、95が別体であるため、クッション支持部61の形状が調整可能となり、ライダーの特性に応じてクッション80〜82を選択することができる。
図15は第1のスペーサー90が底板60に装着されている場合の斜視図である。
図16は第1のスペーサー90の斜視図であり、図17は同左側面図、図18は図16のXVIII−XVIII線断面図である。
図19は第2のスペーサー95の斜視図であり、図20は同左側面図、図21は図19のXXI−XXI線断面図である。
第1のスペーサー90と第2のスペーサー95とは、選択的に底板60に装着される部材であり、基本的な構成は同様である。
スペーサー90、95は、外観は幅広であり、それぞれ、車幅方向に延びる上壁部91、96と、上壁部91、96の前端から前下方に傾斜する接触部92、97と、を備える。上壁部91、96には、車幅方向に延びる長孔93、98が形成されている。
スペーサー90、95は、図6に示す底板60の車幅方向中央の中心線L0上に配置される。ライダーの着座部13aの中心でスペーサー90、95がクッション80、81を係止することができ、よりクッション80、81の前後方向に対する滑り防止に貢献する。
スペーサー90、95は、前後方向では、段差部64に配置される。長孔93、98には位置決めリブ74が挿入され、スペーサー90、95が位置決めされる。スペーサー90、95は位置決めリブ74で位置決めされるため、後側のクッション85と、位置決めする位置決め機構が共通化されている。スペーサー90、95の位置決め機構を新たに設ける必要がないため、コストを抑制可能である。
スペーサー90、95は、段差部64に対応する外形の背面90a、95aを備える。
スペーサー90、95は、クッション支持部61に固定される固定部90b、95bを備える。
第1のスペーサー90の背面90aの形状と、第2のスペーサー95の背面95aの形状は一致している。背面90a、95aは段差部64に接触して配置される。
第1のスペーサー90の固定部90bの形状と、第2のスペーサー95の固定部95bの形状は一致している。固定部90b、95bはクッション支持部61に接触して配置される。
スペーサー90、95の接触部92、97は、段差部64の段差壁64aに対して前方に突き出しており、図12、図13に示すようにクッション80、81との間に生じる隙間を埋める。厚さt1、t2のクッション80、81に応じて、第1のスペーサー90と第2のスペーサー95とは、断面方向の厚みが異なる。
基準位置94aに対する第1のスペーサー90の突き出し量D1は、基準位置99aに対する第2のスペーサー95の突き出し量D2よりも大きい。
基準位置94aに対する第1のスペーサー90の高さH1は、基準位置99aに対する第2のスペーサー95の高さH2よりも高い。スペーサー90、95はクッション支持部61の高さ調整機能もある。
図12、図13、図15に示すように、車両側面視で、スペーサー90、95とパッセンジャー用のクッション85が一部重なっている。パッセンジャー用のクッション85でも、クッション80、81を後方から支えることができ、スペーサー90、95の大きさを抑制できる。
接触部92、97の表面には粗面(滑り防止機構)92a、97aが形成されている。粗面92a、97aがクッション80、81に接触して摩擦抵抗が増大し、クッション80、81が滑ることを防止する。クッション80、81の滑りが防止されるため、ライダーの乗り心地を向上することができる。接触部92、97の車幅方向中央部には、下方に凹んだ被締結部94、99が形成されている。被締結部94、99は、固定部90b、95bの内部に位置する。被締結部94、99には、軸状の締結部材110が挿通され、底板60の固定部61bにスペーサー90、95を締結する。締結部材110の頭部110aは被締結部94、99に埋まる。
図12に示すように、厚さt1の第1のクッション80は、先端部80aが突当リブ63に突き当てられ、後壁部80cが第1のスペーサー90に接触した状態で、クッション支持部61に支持されている。クッション80の厚さt1に応じて、第1のスペーサー90が、上げ底部62から高さH1の分(図18参照)、高くなり、段差壁64aに対して前方に突き出し量D1の分(図18参照)、突き出して、クッション80とクッション支持部61との間に生じる隙間を埋めている。ライダー用の第1のクッション80は、第1のスペーサー90によりクッション支持部61に滑らないように支持可能である。
図13に示すように、厚さt2の第2のクッション81は、先端部81aが突当リブ63に突き当てられ、後壁部81cが第2のスペーサー95に接触した状態で、クッション支持部61に支持されている。クッション81の厚さt2に応じて、第2のスペーサー95が、上げ底部62から高さH2の分(図21参照)、高くなり、段差壁64aに対して前方に突き出し量D2の分(図21参照)、突き出して、クッション81とクッション支持部61との間に生じる隙間を埋めている。ライダー用の第2のクッション81は、第2のスペーサー95によりクッション支持部61に滑らないように支持可能である。
図14に示すように、厚さt3の第3のクッション82は、先端部82aが突当リブ63に突き当てられ、後壁部82cが段差部64に接触して、クッション支持部61に支持されている。厚さt3が厚いクッション82では、スペーサー90、95を用いずにクッション82がクッション支持部61に滑らないように支持可能である。
このように、本実施の形態では、ライダー用のクッション80、81の厚さt1、t2に応じて複数の形態のスペーサー90、95がある。スペーサー90、95を調整してクッション支持部61を調整が可能となり、ライダーの特性に応じて、ライダーの着座部13aを形成するクッション80〜82を選択することができる。
また、本実施の形態では、ライダー用のクッション80〜82と、パッセンジャー用のクッション85が別体であるため、ライダー用のクッション80〜82と、パッセンジャー用のクッション85のクッション性を別々に調整可能である。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、底板60と、底板60に支持されるクッション80〜82、85と、クッション80〜82、85を覆うカバー50とからなるシート13を備えた車両のシート構造において、クッション80〜82、85は、三次元網状構造を有し、底板60は、カバー50およびライダー用のクッション80〜82と当接する外周リブ71を備え、外周リブ71は複数からなり、隣り合う外周リブ71間に空間Aを有し、カバー50は、クッション80〜82、85に着脱自在に設けられるとともに、三次元網状構造のクッション80〜82、85を覆う領域にメッシュ部52、53を有する。したがって、底板60上面に設けられた外周リブ71間の空間Aを通じて水抜きが可能となっている。
本実施の形態では、底板60は、クッション80〜82、85を支持するクッション支持部61、65と、クッション支持部61、65の外周に位置する周縁部67とを備え、外周リブ71は底板60の周縁部67に設けられる。したがって、底板60の周縁部67に外周リブ71が位置することで水を排出するために有利である。
本実施の形態では、底板60は後端60bが前端60aに比べて上方に位置し、外周リブ71は底板60の前部を構成する前側部68に位置される。底板60が傾斜しているため、底板60上の水を外周リブ71に誘導することができる。
また、本実施の形態では、外周リブ71は車両側面視で下側から後方斜め上方向に延出している。したがって、底板60の傾斜に合わせて水をシート13の前部に誘導することができる。
また、本実施の形態では、リブ71は、外端部71eは内端部71dよりも前方に位置する。したがって、底板60の傾斜に合わせて水をシート前部へ誘導することができる。
また、本実施の形態では、底板60には、外周リブ71の位置する箇所に排水孔73が設けられている。したがって、外周リブ71を通じて底板60の外周部近傍へ誘導された水が排水孔73を通じてシート13下方へ排出される。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
ライダー用のクッション80〜82が選択的に支持される構成を説明したが、ライダー用のクッションは一定の厚さt1〜t3の構成でも良く、スペーサー90、95が省略されていても良い。
シート13は、ライダー用のクッション80〜82と、パッセンジャー用のクッション85が別体である構成を例示したが、ライダー用のクッション80〜82と、パッセンジャー用のクッション85が一体でも良い。また、複座式でなく単座式でも良い。
カバー50はレザー部51とメッシュ部52、53とを備える構成を説明したが、カバー50は、三次元網状構造のメッシュ素材100だけのカバー50でもよい。
13 シート
50 表面部材
52、53 メッシュ
60 底板
60a 前端
60b 後端
61 クッション支持部
67 周縁部
71 リブ
71d 内端部
71e 外端部
73 排水孔
80〜82、85 クッション
A 空間

Claims (6)

  1. 底板(60)と、前記底板(60)に支持されるクッション(80〜82、85)と、前記クッション(80〜82、85)を覆う表面部材(50)とからなるシート(13)を備えた車両のシート構造において、
    前記クッション(80〜82、85)は、三次元網状構造を有し、
    前記底板(60)は、前記表面部材(50)および前記クッション(80〜82)と当接するリブ(71)を備え、該リブ(71)は複数からなり、前記リブ(71)は底板(60)の上面に立設されて底板(60)の外周方向に指向して延び、隣り合う前記リブ(71)間に空間(A)を有し、
    前記表面部材(50)は、前記クッション(80〜82、85)に着脱自在に設けられるとともに、前記三次元網状構造を覆う領域にメッシュ(52、53)を有する
    ことを特徴とする車両のシート構造。
  2. 前記底板(60)は、前記クッション(80〜82、85)を支持するクッション支持部(61、65)と、該クッション支持部(61、65)の外周に位置する周縁部(67)とを備え、前記リブ(71)は前記底板(60)の前記周縁部(67)に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のシート構造。
  3. 前記底板(60)は後端(60b)が前端(60a)に比べて上方に位置し、前記リブ(71)は前記底板(60)の前部に位置されることを特徴とする請求項2に記載の車両のシート構造。
  4. 前記リブ(71)は車両側面視で下側から後方斜め上方向に延出していることを特徴とする請求項2または3に記載の車両のシート構造。
  5. 前記リブ(71)は、外端部(71e)は内端部(71d)よりも前方に位置することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の車両のシート構造。
  6. 前記底板(60)には、前記リブ(71)の位置する箇所に排水孔(73)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の車両のシート構造。
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