JP6680134B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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本明細書が開示する技術は、電力変換装置に関する。
特許文献1に、電力変換装置が開示されている。この電力変換装置では、複数の半導体モジュールと複数の冷却器が交互に配置されている。複数の半導体モジュールには、DC−DCコンバータの一部を構成する二つの半導体モジュールが含まれている。当該二つの半導体モジュールの各々は、封止体と、封止体から突出する第1端子、第2端子及び第3端子と、封止体内に位置する二つのスイッチング素子及び二つのダイオードとを有する。それらの半導体モジュールでは、二つのスイッチング素子の一方と二つのダイオードの一方が、第1端子と第3端子の間で並列に接続されているとともに、二つのスイッチング素子の他方と二つのダイオードの他方が、第3端子と第2端子の間で並列に接続されている。そして、一方の半導体モジュールの第1端子、第2端子及び第3端子は、他方の半導体モジュールの第1端子、第2端子及び第3端子にそれぞれ電気的に接続されている。即ち、二つの半導体モジュールは並列に接続されている。
特開2014―110400号公報
上記した電力変換装置のように、二つの半導体モジュールを並列に接続することで、DC−DCコンバータに二つの上下アームが並列に設けられ、それによってDC−DCコンバータの出力を向上させることができる。同様に、三つ以上の半導体モジュールを並列に接続すれば、三つ以上の上下アームを並列に設けることができ、DC−DCコンバータの出力をさらに向上させることができる。しかしながら、従来の構成では、一つの半導体モジュールによって一つの上下アームが構成されるので、上下アームの数を多くするほど必要となる半導体モジュールの数も多くなり、電力変換装置が大型化するという問題が生じる。
本明細書は、電力変換装置の大型化を抑制しつつ、DC−DCコンバータの上下アームを増設し得る技術を提供する。
本明細書で開示される電力変換装置は、複数の半導体モジュールと、複数の半導体モジュールと交互に配置されて複数の半導体モジュールを冷却する複数の冷却器とを備える。複数の半導体モジュールは、DC−DCコンバータの一部を構成する第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールを含む。第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールの各々は、封止体と、封止体から突出する第1端子、第2端子及び第3端子と、封止体内に位置する二つのスイッチング素子及び二つのダイオードとを有する。第1半導体モジュールでは、二つのスイッチング素子の一方と二つのダイオードの一方が第1端子と第3端子の間で並列に接続されており、かつ、二つのスイッチング素子の他方と二つのダイオードの他方が第2端子と第3端子の間で並列に接続されている。第2半導体モジュールでは、二つのスイッチング素子と二つのダイオードの一方が、第1端子と第3端子の間で並列に接続されており、かつ、二つのスイッチング素子と二つのダイオードの他方が第2端子と第3端子の間で並列に接続されている。第1半導体モジュールの第1端子、第2端子及び第3端子は、第2半導体モジュールの第1端子、第2端子及び第3端子にそれぞれ電気的に接続されている。
上記した電力変換装置では、第1半導体モジュールと第2半導体モジュールの二種類の半導体モジュールを用いて、DC−DCコンバータが構成されている。第1半導体モジュールは、上述した構造により、DC−DCコンバータにおいて一つの上下アームを構成する。第1半導体モジュールが構成する上下アームでは、上アームと下アームのそれぞれがスイッチング素子とダイオードの両者を有する。これにより、DC−DCコンバータは、昇圧及び降圧が可能な双方向型のDC−DCコンバータとして機能することができる。一方、第2半導体モジュールは、上述した構造によって二つの上下アームを構成する。但し、第2半導体モジュールが構成する二つの上下アームでは、上アームと下アームのそれぞれがスイッチング素子とダイオードの一方のみを有する。そのことから、第2半導体モジュールが構成する二つの上下アームは、昇圧時と降圧時の一方のみにおいて機能することができる。このように、上下アームの機能を制限すると、一つの半導体モジュールで二つの上下アームを構成することが可能となり、必要とされる半導体モジュールの数を抑制しながら、DC−DCコンバータの上下アームを増設することができる。これにより、電力変換装置の大型化を抑制することができる。
実施例1の電力変換装置10の回路構成を示す図。 第1半導体モジュール20の外観を示す図。 第1半導体モジュール20の回路構成を示す図。 第2半導体モジュール30の外観を示す図。 第2半導体モジュール30の回路構成を示す図。 冷却器40と交互に配置された半導体モジュール20、30を示す図。 DC−DCコンバータ12が昇圧コンバータとして機能する様子を示す図。 DC−DCコンバータ12が降圧コンバータとして機能する様子を示す図。 実施例2の電力変換装置110の回路構成を示す図。 第3半導体モジュール50の外観を示す図。 第3半導体モジュール50の回路構成を示す図。 実施例3の電力変換装置210の回路構成を示す図。 実施例4の電力変換装置310の回路構成を示す図。
図面を参照して、実施例の電力変換装置10について説明する。本実施例の電力変換装置10は、例えばハイブリッド車に搭載され、バッテリ2と複数のモータジェネレータ4、6との間で電力を変換する。複数のモータジェネレータ4、6は、車輪やエンジンに接続され、車輪の駆動やエンジンの始動を行うモータとして機能するとともに、エンジンや車輪からの動力によって発電するジェネレータとして機能する。なお、電力変換装置10は、ハイブリッド車に限られず、充電式電気自動車や燃料電池車といった各種の電気自動車や、その他の電気機器にも広く採用することができる。
図1に示すように、電力変換装置10は、DC−DCコンバータ12と、第1インバータ14と、第2インバータ16を備える。DC−DCコンバータ12は、昇圧及び降圧が可能な双方向型のDC−DCコンバータである。DC−DCコンバータ12は、バッテリ2からの直流電力を昇圧して、第1インバータ14及び第2インバータ16へ供給することができる。また、DC−DCコンバータ12は、第1インバータ14及び第2インバータ16からの直流電力を降圧して、バッテリ2へ供給することができる。バッテリ2とDC−DCコンバータ12との間には、平滑コンデンサC1が設けられており、DC−DCコンバータ12と第1インバータ14及び第2インバータ16との間にも、平滑コンデンサC2が設けられている。平滑コンデンサC1、C2は、電力変換装置10内における直流電圧の変動を抑制する。
第1インバータ14は、DC−DCコンバータ12と一方のモータジェネレータ4との間に設けられており、DC−DCコンバータ12からの直流電力を交流電力に変換して、一方のモータジェネレータ4へ供給することができる。また、第1インバータ14は、一方のモータジェネレータ4からの交流電力を直流電力に変換して、DC−DCコンバータ12へ供給することができる。同様に、第2インバータ16は、DC−DCコンバータ12と他方のモータジェネレータ6との間に設けられており、DC−DCコンバータ12からの直流電力を交流電力に変換して、他方のモータジェネレータ6へ供給することができる。また、第2インバータ16は、他方のモータジェネレータ4からの交流電力を直流電力に変換して、DC−DCコンバータ12へ供給することができる。
DC−DCコンバータ12は、メインコンバータ12aとサブコンバータ12bを有する。メインコンバータ12aとサブコンバータ12bは互いに並列に接続されている。メインコンバータ12aは、リアクトルL1と、二つの第1半導体モジュール20を用いて構成されている。図1−図3に示すように、第1半導体モジュール20は、樹脂材料を用いてモールド成形された封止体22と、封止体22から突出するP端子24、N端子26及びO端子28と、封止体22内に位置する二つのスイッチング素子Q1、Q2及び二つのダイオードD1、D2とを有する。スイッチング素子Q1、Q2は、特に限定されないが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はその他のトランジスタであってよい。
各々の第1半導体モジュール20では、一方のスイッチング素子Q1と一方のダイオードD1が、P端子24とO端子28の間で並列に接続されている。詳しくは、スイッチング素子Q1のコレクタとダイオードD1のカソードがP端子24に接続されており、スイッチング素子Q1のエミッタとダイオードD1のアノードがO端子28に接続されている。また、他方のスイッチング素子Q2と他方のダイオードD2は、O端子28とN端子26の間で並列に接続されている。詳しくは、スイッチング素子Q2のコレクタとダイオードD2のカソードがO端子28に接続されており、スイッチング素子Q2のエミッタとダイオードD2のアノードがN端子26に接続されている。
メインコンバータ12aにおいて、二つの第1半導体モジュール20は並列に接続されている。即ち、一方の第1半導体モジュール20のP端子24、N端子26及びO端子28は、他方の第1半導体モジュール20のP端子24、N端子26及びO端子28にそれぞれ電気的に接続されている。そして、二つの第1半導体モジュール20のO端子28は、リアクトルL1を介してバッテリ2の正極に接続されている。二つの第1半導体モジュール20のP端子24は、第1インバータ14及び第2インバータ16の上アームに接続されている。二つの第1半導体モジュール20のN端子26は、第1インバータ14及び第2インバータ16の下アーム並びにバッテリ2の負極に接続されている。
以上の構成により、メインコンバータ12aでは、各々の第1半導体モジュール20が一つの上下アームを構成しており、合計で二つの上下アームが構成されている。ここで、各々の上アームがスイッチング素子Q1及びダイオードD1を有するとともに、各々の下アームもスイッチング素子Q2及びダイオードD2を有する。従って、メインコンバータ12aは、昇圧及び降圧が可能な双方向型のDC−DCコンバータとして機能し得る構造を有する。
サブコンバータ12bは、リアクトルL2と、一つの第2半導体モジュール30を用いて構成されている。図1、図4、図5に示すように、第2半導体モジュール30は、樹脂材料を用いてモールド成形された封止体32と、封止体32から突出するP端子34、N端子36及びO端子38と、封止体32内に位置する二つのスイッチング素子Q3、Q4及び二つのダイオードD3、D4とを有する。スイッチング素子Q3、Q4は、特に限定されないが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はその他のトランジスタであってよい。なお、必ずしも限定されないが、本実施例の第2半導体モジュール30では、二つのスイッチング素子Q3、Q4が互いに等しい構成を有し、二つのダイオードD3、D4も互いに等しい構成を有する。
第2半導体モジュール30では、二つのダイオードD3、D4が、P端子34とO端子38の間で並列に接続されている。詳しくは、各々のダイオードD3、D4のカソードがP端子34に接続されており、各々のダイオードD3、D4のアノードがO端子38に接続されている。また、第2半導体モジュール30では、二つのスイッチング素子Q3、Q4が、O端子38とN端子36の間で並列に接続されている。詳しくは、各々のスイッチング素子Q3、Q4のコレクタがO端子38に接続されており、各々のスイッチング素子Q3、Q4のエミッタがN端子36に接続されている。
サブコンバータ12bでは、第2半導体モジュール30のO端子38が、リアクトルL2を介してバッテリ2の正極に接続されている。また、第2半導体モジュール30のP端子34は、メインコンバータ12aの各第1半導体モジュール20のP端子24に接続されており、第2半導体モジュール30のN端子36は、メインコンバータ12aの各第1半導体モジュール20のN端子26に接続されている。これにより、サブコンバータ12bは、メインコンバータ12aに対して並列に接続されており、メインコンバータ12aと共にDC−DCコンバータ12を構成している。
以上の構成により、サブコンバータ12bは、一つの第2半導体モジュール30が二つの上下アームを構成することによって、メインコンバータ12aと同じく二つの上下アームを有している。但し、サブコンバータ12bでは、各々の上アームがダイオードD3、D4のみを有し、各々の下アームがスイッチング素子Q3、Q4のみを有する。従って、サブコンバータ12bは、昇圧のみが可能な単方向型のDC−DCコンバータとして機能し得る構造を有する。
図1に示すように、第1インバータ14は、三つの第1半導体モジュール20を用いて構成されている。各々の第1半導体モジュール20の構造は、前述したとおりである。第1インバータ14では、三つの第1半導体モジュール20が並列に接続されている。即ち、各々の第1半導体モジュール20のP端子24、N端子26及びO端子28は、他の第1半導体モジュール20のP端子24、N端子26及びO端子28にそれぞれ接続されている。これにより、第1インバータ14では三つの上下アームが構成されており、各々の上アームがスイッチング素子Q1とダイオードD1を有し、各々の下アームもスイッチング素子Q2とダイオードD2を有する。同様に、第2インバータ16も、三つの第1半導体モジュール20を用いて構成されている。第2インバータ16は、第1インバータ14と同様の構成を有しているので、重複する説明は省略する。
上述したように、本実施例の電力変換装置10は、六つの第1半導体モジュール20と、一つの第2半導体モジュール30を有する。図6に示すように、複数の半導体モジュール20、30は、複数の冷却器40と交互に配置されており、複数の冷却器40によって冷却されるように構成されている。なお、第1半導体モジュール20と第2半導体モジュール30の配列順序は特に限定されない。一例ではあるが、本実施例の第1半導体モジュール20と第2半導体モジュール30は、実質的に同じ外形を有しているので、それらの配列を自由に変更することができる。
次に、電力変換装置10の動作について説明する。先ず、バッテリ2からモータジェネレータ4、6へ電力が供給される場合は、DC−DCコンバータ12が昇圧コンバータとして機能する。図7に示すように、DC−DCコンバータ12が昇圧コンバータとして機能する場合は、メインコンバータ12aの下アームに位置する各スイッチング素子Q2と、サブコンバータ12bの下アームに位置する各スイッチング素子Q3、Q4が、断続的にオン及びオフされる。この場合、電流ECは四つの上下アームに分岐して流れるので、各々の上下アームに流れる電流ECが抑制される。従って、スイッチング素子Q2、Q3、Q4やダイオードD1、D3、D4の発熱を抑制しつつ、大きな電力をモータジェネレータ4、6へ供給することができる。ここで、メインコンバータ12aのスイッチング素子Q2がスイッチングされるタイミングと、サブコンバータ12bのスイッチング素子Q3、Q4がスイッチングされるタイミングは、同位相であってもよいし、位相差が設けられてもよい。
一方、モータジェネレータ4、6からバッテリ2へ電力が供給される場合は、DC−DCコンバータ12が降圧コンバータとして機能する。図8に示すように、DC−DCコンバータ12が降圧コンバータとして機能する場合は、メインコンバータ12aの下アームに位置する各スイッチング素子Q2のみが、断続的にオン及びオフされる。即ち、サブコンバータ12bは動作しない。この場合、電流ECは二つの上下アームのみに分岐して流れるので、上述した昇圧時と比較すると、各々の上下アームに流れる電流ECは大きくなり得る。従って、DC−DCコンバータ12が降圧コンバータとして機能する場合は、昇圧コンバータとして機能する場合よりも、電力変換装置10に通電される電力が小さく制限するとよい。言い換えると、電力変換装置10は、DC−DCコンバータ12が昇圧コンバータとして機能する場合に、より大きな電力を通電することができる。
以上のように、本実施例の電力変換装置10では、第1半導体モジュール20と第2半導体モジュール30の二種類の半導体モジュールを用いて、DC−DCコンバータ12が構成されている。第1半導体モジュール20及び第2半導体モジュール30の各々は、封止体22、32と、封止体22、32から突出するP端子24、34、N端子26、36及びO端子28、38と、封止体22、32内に位置する二つのスイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4及び二つのダイオードD1、D2、D3、D4とを有し、この点において構成的に共通する。
一方、第1半導体モジュール20と第2半導体モジュール30は、以下の点で構成的に相違する。即ち、第1半導体モジュール20では、一方のスイッチング素子Q1と一方のダイオードD1が、P端子24とO端子28の間で並列に接続されており、他方のスイッチング素子Q2と他方のダイオードD2が、N端子26とO端子28の間で並列に接続されている。この構造により、第1半導体モジュール20は、双方向型のDC−DCコンバータにおける一つの上下アームを構成することができる。それに対して、第2半導体モジュール30では、二つのダイオードD3、D4がP端子34とO端子38の間で並列に接続されており、二つのスイッチング素子Q3、Q4がN端子36とO端子38の間で並列に接続されている。この構造により、第2半導体モジュール30は、単方向型のDC−DCコンバータにおける二つの上下アームを構成することができる。このような二種類の半導体モジュール20、30を組み合わせることにより、必要とされる半導体モジュールの数を抑制しながら、DC−DCコンバータ12の上下アームを増設することができる。即ち、例えば第1半導体モジュール20のみを用いる場合、DC−DCコンバータ12に四つの上下アームを構成するためには、四つの第1半導体モジュール20が必要となる。それに対して、本実施例のように二種類の半導体モジュール(第1半導体モジュール20と第2半導体モジュール30)を組み合わせると、三つの半導体モジュール20、30によって四つの上下アームを構成することができる。
本実施例のDC−DCコンバータ12では、メインコンバータ12aが二つの第1半導体モジュール20を有しているが、メインコンバータ12aが有する第1半導体モジュール20の数は特に限定されない。例えば、メインコンバータ12aは、第1半導体モジュール20を一つだけ有してもよい。この場合でも、DC−DCコンバータ12には、二つの半導体モジュール20、30によって、三つの上下アームを構成することができる。あるいは、メインコンバータ12aは、三つ以上の第1半導体モジュール20を有してもよい。同様に、サブコンバータ12bについても、二つ以上の第2半導体モジュール30を有してもよい。
図9、図10、図11を参照して、実施例2の電力変換装置110について説明する。図9に示すように、実施例2の電力変換装置110では、実施例1の電力変換装置10と比較して、サブコンバータ12bの第2半導体モジュール30が第3半導体モジュール50に変更されている。その他の構成については、実施例1の電力変換装置10と同様であることから、同一の符号を付すことによって重複する説明は省略する。
図9、図10、図11に示すように、第3半導体モジュール50は、樹脂材料を用いてモールド成形された封止体52と、封止体52から突出するP端子54、N端子56及びO端子58と、封止体52内に位置する二つのスイッチング素子Q5、Q6及び二つのダイオードD5、D6とを有する。スイッチング素子Q5、Q6は、特に限定されないが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はその他のトランジスタであってよい。なお、必ずしも限定されないが、本実施例の第3半導体モジュール50では、二つのスイッチング素子Q5、Q6が互いに等しい構成を有し、二つのダイオードD5、D6も互いに等しい構成を有する。これらの点において、第3半導体モジュール50は第2半導体モジュール30と構成的に共通する。
一方、第2半導体モジュール30と第3半導体モジュール50は、以下の点で構成的に相違する。即ち、第3半導体モジュール50では、二つのスイッチング素子Q5、Q6が、P端子54とO端子58の間で並列に接続されている。詳しくは、各々のスイッチング素子Q5、Q6のコレクタがP端子54に接続されており、各々のスイッチング素子Q5、Q6のエミッタがO端子38に接続されている。また、第3半導体モジュール50では、二つのダイオードD5、D6が、O端子58とN端子56の間で並列に接続されている。詳しくは、各々のダイオードD5、D6のカソードがO端子58に接続されており、各々のダイオードD5、D6のアノードがN端子56に接続されている。
上記した構成により、本実施例のサブコンバータ12bにおいても、一つの第2半導体モジュール30によって二つの上下アームが構成されている。但し、本実施例のサブコンバータ12bでは、各々の上アームがスイッチング素子Q5、Q6のみを有し、各々の下アームがダイオードD5、D6のみを有する。従って、本実施例のサブコンバータ12bは、降圧のみが可能な単方向型のDC−DCコンバータとして機能し得る構造を有する。
本実施例の電力変換装置110では、バッテリ2からモータジェネレータ4、6へ電力が供給される場合に、DC−DCコンバータ12が昇圧コンバータとして機能する。このとき、DC−DCコンバータ12では、メインコンバータ12aのみが動作する。詳しくは、上アームに位置する各スイッチング素子Q1が断続的にオン及びオフされる。それに対して、モータジェネレータ4、6からバッテリ2へ電力が供給される場合は、DC−DCコンバータ12が降圧コンバータとして機能する。このとき、DC−DCコンバータ12では、メインコンバータ12aとサブコンバータ12bの両者が動作する。詳しくは、メインコンバータ12aの上アームに位置する各スイッチング素子Q1と、サブコンバータ12bの上アームに位置する各スイッチング素子Q5、Q6が、断続的にオン及びオフされる。この場合、電流は四つの上下アームに分岐して流れるので、各々の上下アームに流れる電流が抑制される。従って、スイッチング素子Q1、Q5、Q6やダイオードD2、D5、D6の発熱を抑制しつつ、大きな電力をバッテリ2へ供給することができる。即ち、本実施例の電力変換装置110は、実施例1の電力変換装置10と比較して、大電力の回生を行うことができる。
図12を参照して、実施例3の電力変換装置210について説明する。図12に示すように、実施例3の電力変換装置210では、実施例1の電力変換装置10と比較して、コンバータ12の構成が変更されている。特に、本実施例の電力変換装置210は、サブコンバータ12bを有しておらず、かつ、メインコンバータ12aの一方の第1半導体モジュール20が第2半導体モジュール30に変更されている。その他の構成については、実施例1の電力変換装置10と同様であることから、同一の符号を付すことによって重複する説明は省略する。
本実施例の電力変換装置210では、二つの半導体モジュール20、30によって、三つの上下アームが構成されている。なお、モータジェネレータ4、6からバッテリ2へ電力が供給される場合、即ち、DC−DCコンバータ12が降圧コンバータとして機能する場合は、第1半導体モジュール20による一つの上下アームのみが動作する。それに対して、バッテリ2からモータジェネレータ4、6へ電力が供給される場合、即ち、DC−DCコンバータ12が昇圧コンバータとして機能する場合は、全ての上下アームが動作することから、比較的に大きな電力を通電することができる。本実施例の電力変換装置210のように、共通のリアクトルL1に対して、二種類の半導体モジュール(第1半導体モジュール20と第2半導体モジュール30)を並列に設けてもよい。本実施例の構成によっても、必要とされる半導体モジュール20、30の数を抑制しつつ、DC−DCコンバータ12の上下アームを増設することができる。なお、本実施例のDC−DCコンバータ12において、実施例1又は2で説明したサブコンバータ12bをさらに付加することもできる。
図13を参照して、実施例4の電力変換装置310について説明する。図13に示すように、実施例4の電力変換装置310では、実施例3の電力変換装置210と比較して、コンバータ12の第2半導体モジュール30が第3半導体モジュール50に変更されている。その他の構成については、実施例3の電力変換装置210と同様であることから、同一の符号を付すことによって重複する説明は省略する。
本実施例の電力変換装置310においても、二つの半導体モジュール20、50によって、三つの上下アームが構成されている。なお、バッテリ2からモータジェネレータ4、6へ電力が供給される場合、即ち、DC−DCコンバータ12が昇圧コンバータとして機能する場合は、第1半導体モジュール20による一つの上下アームのみが動作する。それに対して、モータジェネレータ4、6からバッテリ2へ電力が供給される場合、即ち、DC−DCコンバータ12が降圧コンバータとして機能する場合は、全ての上下アームが動作することから、比較的に大きな電力を通電することができる。本実施例の構成によっても、必要とされる半導体モジュール20、50の数を抑制しつつ、DC−DCコンバータ12の上下アームを増設することができる。なお、本実施例のDC−DCコンバータ12においても、実施例1又は2で説明したサブコンバータ12bをさらに付加してもよい。
以上、いくつかの具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。例えば、各実施例におけるP端子24、34、54は、特許請求の範囲に記載された第1端子の一例であるが、第1端子を特に限定するものではない。また、各実施例におけるN端子26、36、56は、特許請求の範囲に記載された第2端子の一例であるが、第2端子を特に限定するものではない。また、各実施例におけるO端子28、38、58は、特許請求の範囲に記載された第3端子の一例であるが、第3端子を特に限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。以下に、本明細書の開示内容から把握される技術的事項を列記する。なお、以下に記載する技術的事項は、それぞれが独立した技術的事項であり、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
2:バッテリ
4、6:モータジェネレータ
10、110、210、310:電力変換装置
12:DC−DCコンバータ
12a:メインコンバータ
12b:サブコンバータ
14:第1インバータ
16:第2インバータ
20:第1半導体モジュール
30:第2半導体モジュール
40:冷却器
50:第3半導体モジュール
22、32、52:封止体
24、34、54:P端子
26、36、56:N端子
28、38、58:O端子
110、:電力変換装置
210:電力変換装置
310:電力変換装置
C1、C2:平滑コンデンサ
D1−D6:ダイオード
EC:電流
L1、L2:リアクトル
Q1−Q6:スイッチング素子

Claims (1)

  1. 複数の半導体モジュールと、
    前記複数の半導体モジュールと交互に配置されて前記複数の半導体モジュールを冷却する複数の冷却器と、を備え、
    前記複数の半導体モジュールは、DC−DCコンバータの一部を構成する第1半導体モジュール及び第2半導体モジュールを含み、
    前記第1半導体モジュール及び前記第2半導体モジュールの各々は、封止体と、前記封止体から突出する第1端子、第2端子及び第3端子と、前記封止体内に位置する二つのスイッチング素子及び二つのダイオードとを有し、
    前記第1半導体モジュールでは、前記二つのスイッチング素子の一方と前記二つのダイオードの一方が、前記第1端子と前記第3端子の間で並列に接続されているとともに、前記二つのスイッチング素子の他方と前記二つのダイオードの他方が、前記第2端子と前記第3端子の間で並列に接続されており、
    前記第2半導体モジュールでは、前記二つのスイッチング素子と前記二つのダイオードの一方が、前記第1端子と前記第3端子の間で並列に接続されているとともに、前記二つのスイッチング素子と前記二つのダイオードの他方が、前記第2端子と前記第3端子の間で並列に接続されており、
    前記第1半導体モジュールの前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子は、前記第2半導体モジュールの前記第1端子、前記第2端子及び前記第3端子にそれぞれ電気的に接続されている、
    電力変換装置。
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