JP6676422B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、新生児や子供を着用対象とした使い捨ておむつが広く用いられている。このような使い捨ておむつは、排泄物を吸収する吸収体を備えた吸収性本体と、吸収性本体の一端側に位置する背側胴回り部と、吸収性本体の他端側に位置する腹側胴回り部と、を備えている。このような使い捨ておむつを新生児に着用させる場合、新生児は、臍(へそ)が湿潤しているため、臍が使い捨ておむつに当たらないようにすることが要請される。例えば、特許文献1には、腹側胴回り部(前身頃)の上端縁の一部を下側に凸形状となるようにカットすることで、着用時において該腹側胴回り部が新生児の臍等に当たりにくいおむつが開示されている。
特開2012−192115号
使い捨ておむつを市場に流通させる際には、横方向に突出している胴回り部(腹側胴回り部及び背側胴回り部)を折り畳んで、なるべくコンパクトな形状として梱包することが一般的である。しかし、特許文献1のようなカット部を有する使い捨ておむつを折り畳む場合、折り畳まれた胴回り部によってカット部が隠れてしまい、使用者がカット部を認識しにくくなるという問題があった。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、胴回り部の腹側上端部に切り込みを有する使い捨ておむつにおいて、折り畳まれた状態であっても切り込みを認識しやすくする、ことにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
互いに交差する縦方向と横方向と前後方向と、を有し、
着用者の胴回りに配置される胴回り部と、排泄物を吸収する吸収性本体と、を備える使い捨ておむつであって、
前記胴回り部の前記縦方向の上端部に、前記横方向に伸縮する弾性部材を有し、
前記胴回り部の前記前後方向の前側かつ前記縦方向の前記上端部に、切り込みを有し、
前記胴回り部は、前記横方向に折れ曲がった複数の折り曲げ部を有し、
前記複数の折り曲げ部は、前記横方向の最も内側に形成されている一対の内側折り曲げ部と、前記横方向の最も外側に形成されている一対の外側折り曲げ部を有し、
前記吸収性本体は、前記前後方向の中央よりも前側に位置する腹側部と、前記前後方向の中央よりも後側に位置する背側部と、を有し、
前記一対の内側折り曲げ部は、前記吸収性本体の前記腹側部よりも前記前後方向の後側に位置しており、
前記一対の外側折り曲げ部は、前記横方向において、前記切り込みよりも外側に設けられおり、
前記胴回り部の前記前後方向の後側において、前記吸収性本体の前記縦方向の上端の位置は、
前記縦方向において、前記切り込みの前記縦方向の下端の位置よりも上側である、ことを特徴とする使い捨ておむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、腹側胴回り部の上端部に切り込みを有し、胴回り部の腹側(前側)上端部に切り込みを有する使い捨ておむつにおいて、折り畳まれた状態であっても切り込みを認識しやすくすることができる。
おむつ1を前側から見たときの概略斜視図である。 おむつ1を後方から見たときの概略斜視図である。 展開かつ伸長状態であるおむつ1の平面図である。 図3のY−Y断面について表す概略断面図である。 切り込み45について説明する図である。 図6A及び図6Bは、切り込み45の形状の変形例について説明する図である。 おむつ1を前側から見たときの正面図である。 図7のA−A断面について表す概略断面図である。 図7のB−B断面について表す概略断面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する縦方向と横方向と前後方向と、を有し、着用者の胴回りに配置される胴回り部と、排泄物を吸収する吸収性本体と、を備える使い捨ておむつであって、前記胴回り部の前記縦方向の上端部に、前記横方向に伸縮する弾性部材を有し、前記胴回り部の前記前後方向の前側かつ前記縦方向の前記上端部に、切り込みを有し、前記胴回り部は、前記横方向に折れ曲がった複数の折り曲げ部を有し、前記複数の折り曲げ部は、前記横方向の最も内側に形成されている一対の内側折り曲げ部と、前記横方向の最も外側に形成されている一対の外側折り曲げ部を有し、前記吸収性本体は、前記前後方向の中央よりも前側に位置する腹側部と、前記前後方向の中央よりも後側に位置する背側部と、を有し、前記一対の内側折り曲げ部は、前記吸収性本体の前記腹側部よりも前記前後方向の後側に位置しており、前記一対の外側折り曲げ部は、前記横方向において、前記切り込みよりも外側に設けられている、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
このような使い捨ておむつによれば、自然状態において胴回り部が吸収性本体の横方向から外側に大きく突出しないように折れ曲がるため、使い捨ておむつを全体としてコンパクトな形状とすることができる。その際、胴回り部が後側に折り畳まれ、更に折り曲げ部と切り込みとが重複しないことから、切り込み自体が折り曲げられてしまうことが抑制され、折り畳み状態であっても使用者に切り込みを認識しやすくすることができる。
かかる使い捨ておむつであって、前記一対の内側折り曲げ部は、前記前後方向において互いに重複していない、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、一対の内側折り曲げ部同士の横方向の間に所定の隙間が設けられ、その隙間には切り込みが設けられていないことを一見して把握することができる。これにより、使用者は、使い捨ておむつの背側(すなわち内側折り曲げ部が形成されている側)には切り込みが設けられていないことを認識しやすくなる。また、切り込みの有無によって使い捨ておむつの前後方向を判別しやすくなる。
かかる使い捨ておむつであって、前記吸収性本体の前記横方向の端部は、前記横方向において前記切り込みよりも外側に配置されている、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、横方向において吸収性本体と重複する領域に切り込みが配置されていることにより、吸収性本体の剛性によって切り込みが横方向に収縮しにくくなる。これにより、切り込みの形状が維持されやすくなり、切り込みをより認識しやすくすることができる。
かかる使い捨ておむつであって、前記一対の外側折り曲げ部は、前記横方向において前記吸収性本体の前記横方向の端部よりも外側に配置されている、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、吸収性本体が横方向に折り曲げられてしまうことが抑制されるので、吸収性本体の変形に伴って切り込みが変形してしまうことも抑制される。したがって、切り込みの形状が維持されやすくなり、使用者は、当該切り込みの位置や形状をより明確に認識しやすくなる。
かかる使い捨ておむつであって、前記胴回り部の前記前後方向の後側において、前記吸収性本体の前記縦方向の上端の位置は、前記縦方向において、前記切り込みの前記縦方向の下端の位置よりも上側である、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、胴回り部の後側(背側)上端部と吸収性本体の少なくとも一部とが重複する部分において、資材の積層枚数が多く剛性が高くなるため、胴回り部がよれにくく平面形状が維持されやすくなる。これにより、後側では当該平面上に切り込みが設けられていないことがより認識しやすくなり、前側では切り込みの間から皺の少ない平面が視認されるため、切り込みの輪郭を明確に認識しやすくなる。したがって、切り込みが設けられている位置や形状をより認識しやすくなる。
かかる使い捨ておむつであって、前記縦方向の上端における前記胴回り部の前記横方向の幅は、前記縦方向の下端における前記胴回り部の前記横方向の幅よりも狭い、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、胴回り開口部における横方向の幅が小さくなり、使い捨ておむつをコンパクトな形状で梱包しやすくなる。また、胴回り部の上端部の横方向の幅が小さく見えることにより、該上端部の横方向に占める切り込みの割合が相対的に大きくなり、切り込みが目立ちやすくなる。これにより、使用者の視線を切り込みに誘導しやすくなり、切り込みをより認識しやすくすることが可能となる。
かかる使い捨ておむつであって、前記胴回り部は、腹側胴回り部と背側胴回り部とを有し、前記腹側胴回り部の前記横方向の両端部と、前記背側胴回り部の前記横方向の両端部とは、一対の係止部によって互いに接合されており、前記吸収性本体は、液体吸収性素材が積層された吸収体を有し、前記一対の係止部は、前記横方向において、前記吸収体よりも外側に設けられている、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、前後方向において吸収体と係止部とが重複しないため、梱包時などに使い捨ておむつを前後方向に圧縮するような力が作用した場合であっても、吸収体が係止部によって押し固められてしまうことを抑制できる。これにより、使い捨ておむつが折り畳まれた状態であっても、排泄物等の吸収性能が悪化したり、装着時のフィット性が悪化したりすることが抑制される。
かかる使い捨ておむつであって、前記胴回り部は、前記縦方向において前記切り込みが設けられている領域よりも下側の領域に前記弾性部材を更に有し、前記前後方向において前記弾性部材と前記吸収性本体とが重複する領域のうち少なくとも前側の領域では、前記弾性部材による弾性力が作用していない部分がある、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、吸収体が横方向に過度に収縮することが抑制され、使い捨ておむつの着用時において吸収体が着用者の身体にフィットしやすく、また、排泄物が外部に漏出することを抑制しやすくなる。更に、前側において吸収体が横方向に拡幅されやすくなるため、切り込みが横方向に収縮しにくくなり、切り込みの形状をより認識しやすくすることができる。
かかる使い捨ておむつであって、前記胴回り部の前側における前記切り込みの外縁を含む縁部の少なくとも一部の領域と、前記胴回り部の前側における前記縁部の周囲の領域とが、互いに異なる色を有している、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、切り込みの外縁が目立ちやすくなり、使用者は一見して使い捨ておむつに切り込みが設けられていることを認識しやすくなる。
かかる使い捨ておむつであって、前記吸収性本体は、前記横方向の中央部が前記横方向の両端部よりも前記縦方向の前側に出っ張っている、ことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、吸収性本体が前側に凸となるように山型に変形することによって、使い捨ておむつの前側に設けられた切り込みが前方に張り出すように見えるようになり、使用者は切り込みをより視認しやすくなる。
===実施形態===
本実施形態で扱う使い捨ておむつの一例として、パンツ型使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」とも呼ぶ)の基本的な構成について説明する。図1は、おむつ1を前側から見たときの概略斜視図である。図2は、おむつ1を後方から見たときの概略斜視図である。図3は、展開かつ伸長状態であるおむつ1の平面図である。図4は、図3のY−Y断面について表す概略断面図である。なお、図3における「伸長状態」とは、製品(おむつ1)を皺無く伸長させた状態、具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えば、後述する腹側胴回り部40等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長した状態のことを言う。また、図4ではおむつ1の断面構造を説明するために、実際の構造を簡略化して表示している。例えば、腹側胴回り部40等の各部材の大きさや腹側弾性部材43の数量等は、実際のおむつ1とは異なる場合がある。
おむつ1は、主に新生児を着用対象としたパンツ型使い捨ておむつであり、図1や図2で表されるパンツ型状態において、互いに直交する三方向として縦方向と横方向と前後方向とを有している。そして、以下では、このパンツ型状態における縦方向の上側及び下側のことを、それぞれ「胴回り開口側」及び「股下側」とも言い、また、前後方向の前側及び後側のことを、それぞれ「腹側」及び「背側」とも言う。
一方、図3の展開状態においては、おむつ1は、互いに直交する三方向として長手方向と幅方向とを有している。そして、以下では、この展開状態における長手方向の一方側及び他方側のことを、それぞれ「腹側」及び「背側」とも言う。なお、展開状態における上記の幅方向は、パンツ型状態における上記の横方向と同じ方向である。そのため、以下では、幅方向のことを「横方向」とも言う。また、展開状態の長手方向は、パンツ型状態の縦方向に沿った方向である。また、縦方向(長手方向)及び横方向(幅方向)と直交する方向を「厚さ方向」とし、着用対象者の肌と当接する側を「肌側」とし、その反対側を「非肌側」とする。
本実施の形態に係るおむつ1は、所謂3ピースタイプであり、3つの部品を有している。すなわち、このおむつ1は、第1部品として、着用者の股間部にあてがわれ尿等の排泄物を吸収する吸収性本体10を有し、第2部品として、同着用者の背側部を覆う背側胴回り部30を有し、第3部品として、同着用者の腹側部を覆う腹側胴回り部40を有している。
図3の展開状態では、背側胴回り部30と腹側胴回り部40とが互いに縦方向(展開状態での縦方向)に間隔をあけて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されている。そして、吸収性本体10の一端部10aに背側胴回り部30が、他端部10bに腹側胴回り部40が固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。換言すれば、吸収性本体10の一端側に背側胴回り部30が位置し、吸収性本体10の他端側に腹側胴回り部40が位置している。
そして、この状態から、吸収性本体10が、その長手方向(つまり、縦方向)におけるおむつ1の中央の位置(図3における長手方向中心位置CL)を折り位置として二つ折りされる。この二つ折りの状態において互いに対向する背側胴回り部30と腹側胴回り部40とが、横方向の縁部30a,40aにて接合・連結されることにより、環状の胴回り部70が成形される。つまり、おむつ1の胴回り部70は、背側胴回り部30の横方向における背側両縁部30aと腹側胴回り部40の横方向における腹側両縁部40aが係止部71によって連結(接合)されることによって形成されている。これにより、図1に示すような胴回り開口1a及び一対の脚回り開口1bが形成されたパンツ型のおむつ1となる。なお、係止部71は背側両縁部30aと腹側両縁部40aとが溶着される、若しくは、ホットメルト接着剤等の接着剤を用いて接着されることにより形成される。
以下、3つの部品について、吸収性本体10、腹側胴回り部40、背側胴回り部30の順に説明する。
吸収性本体10は、着用者の股間(股下)に対応し、尿等の排泄物を吸収するためのものである。図3に示すように、吸収性本体10は平面視長方形状を有しており、長手方向(長辺方向)が縦方向に沿うように設けられている。そして、図4に示すように吸収性本体10は、吸収体11と、同吸収体11を肌側から覆うトップシート部材13と、同吸収体11を非肌側から覆って吸収性本体10の外装をなすバックシート部材15と、を備えている。
吸収体11は、液体吸収性素材を積層してなる部材(吸収性コア)であり、尿等の排泄物を吸収することができる。吸収体11は、パルプ(パルプ繊維)と吸収性ポリマー(SAP)とを有している。本実施の形態に係る吸収体11は、平面視略砂時計形状を有している。すなわち、展開状態の吸収体11は、当該吸収体11の縦方向における中央部分に、横方向の内側へ窪んだ窪み部12を備え、当該窪み部12において、吸収体11の幅が最も狭くなっている。なお、窪み部12の縦方向位置は、図3では長手方向中心位置CLよりも腹側胴回り部40側であるが、おむつ1のサイズによっては背側胴回り部30側となる場合もある。本実施の形態において、吸収体11の最大の幅W11は約120mmである。また、吸収体11は、ティッシュペーパーや不織布等の液透過性シートからなるコアラップ(不図示)で被覆されていても良い。
トップシート部材13は、例えば吸収体11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布等からなるシート部材である。バックシート部材15は、例えば吸収体11よりも大きい平面サイズのシート部材であり、その一例としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等の液不透過性の防漏シート15aと、不織布等の外層シート15bとが貼り合わされた二層構造のシートが挙げられる。そして、これらバックシート部材15とトップシート部材13との間に吸収体11を挟んだ状態において、吸収体11の四辺から外側にはみ出す部分にて、バックシート部材15とトップシート部材13とが額縁状に貼り合わされ、これにより、吸収性本体10が形成されている。なお、バックシート部材15が外層シート15bを有さず、防漏シート15aのみによって構成されていても良い。
また、吸収性本体10の横方向における両側部に位置する部位には一対の脚回り部材26が設けられている。この脚回り部材26には縦方向に沿って伸縮するレッグギャザーLG(脚回り伸縮部)がそれぞれ設けられている。レッグギャザーLGは、不織布により形成され、縦方向に沿って伸縮する弾性部材(具体的には、糸ゴム。便宜上、LG糸ゴム26aと呼ぶ)を備えている。そして、当該LG糸ゴム26aが脚回り部材26に伸縮性を付与することによって、レッグギャザーLGが構成される。
また、吸収性本体10の横方向において、レッグギャザーLG(脚回り部材26)よりも内側には、一対のレッグサイドギャザーLSG(立体ギャザー)が設けられている。レッグサイドギャザーLSGは、吸収性本体10の肌側に備えられ、脚繰りの隙間からの液漏れを防止する役割を果たす。レッグサイドギャザーLSGは、不織布により形成されている。レッグサイドギャザーLSGは、吸収性本体10の横方向におけるレッグサイドギャザーLSGの内側端部に頂点28を備え、頂点28及び頂点28よりも外側の不織布が立ち上がるようになっている。また、レッグサイドギャザーLSGの頂点28には、縦方向に沿って伸縮する弾性部材(具体的には、糸ゴム。便宜上、LSG糸ゴム29と呼ぶ)が設けられている。
腹側胴回り部40は、着用者の腹部に対応するシート状部材を有する。この腹側胴回り部40は、不織布等からなる平面視長方形状のシートであり、長手方向(長辺方向)が横方向に沿うように設けられている。腹側胴回り部40は、図4に示されるように、厚さ方向の肌側から内層シート41及び外層シート42を二枚重ねにした状態で、ホットメルト接着剤等の接着剤を用いて互いに接合することにより形成されている。なお、内層シート41及び外層シート42が一枚の部材(同一の部材)であり、一枚の部材を折り畳んで重ねることによって腹側胴回り部40が形成されるのであっても良い。そして、腹側胴回り部40は、吸収性本体10の他端部10bに重ねられ、同接着剤を用いて接合固定されている。腹側胴回り部40の吸収性本体10に重ねられた部分は、横方向における腹側胴回り部40の中央部に設けられている。
腹側胴回り部40の横方向における中央部であって、縦方向における上端部40baには、切り込み45が設けられている。この切り込み45は、着用者の臍(へそ)や臍に取り付けられたクリップ等がおむつ1に当たらないようにするためのものである。
図5は、切り込み45について説明する図である。本実施形態に係る切り込み45は、おむつ1をパンツ型とした状態において、図5に示されるように縦方向の下方へ湾曲した円弧状に形成されている。切り込み45の縦方向の深さD1は、腹側胴回り部40の縦方向の上端40bと切り込み45の縦方向の下端45aとの間の距離で表される。すなわち、深さD1は、切り込み45の縦方向の最大長さであり、例えば15mm程度である。本実施形態においては、腹側胴回り部40の縦方向の上端40bからD1の領域が腹側胴回り部40の上端部40baであるものとする。
切り込み45の横方向の幅W1は、腹側胴回り部40の縦方向の上端40bと切り込み45とが交差する点である2つの側端45bの間の距離で表される。すなわち、幅W1は、切り込み45の横方向の最大長さである。本実施形態において、幅W1は、例えば85mm程度である。この幅W1は、前述した吸収体11の最大幅W11(120mm)よりも小さく、切り込み45の側端45bは、双方とも吸収体11の最広部の側端11esよりも横方向において内側に位置している(図2参照)。なお、深さD1や幅W1の長さは、腹側胴回り部40図2の様に伸長させた状態で測定される長さである。
腹側胴回り部40は、切り込み45の外縁を含んで所定の幅を有する領域である縁部46を有する。縁部46は、図5において点線で示された領域であり、切り込み45の外縁からの距離D2の範囲に設けられている。すなわち、縁部46は切り込み45の形状に沿った幅D2を有する領域である。本実施形態において、縁部46の幅D2は切り込み45の深さD1以下の長さであり、かつ、幅D2の最小値は2mm程度とする(D1≧D2≧2mm)。
切り込み45は必ずしも図5のような円弧状である必要は無く、形状に制限は無い。図6A及び図6Bは、切り込み45の形状の変形例について説明する図である。図6Aの例では、切り込み45が、深さD1、幅W1を有する矩形状に形成されている。この場合、この場合も、図5の場合と同様に、切り込み45の外縁を含む幅D2の領域に縁部46を有する。一方、図6Bの例では、切り込み45が、縦方向に所定の長さを有する直線状のスリットとして形成されている。この場合、縁部46は、図6Bの点線で示されるように切り込み45の外縁を取り囲むような。幅D2の矩形状に形成される。なお、切り込み45の形状が図6Bに示されるようなスリットである場合、おむつ1の着用時において腹側胴回り部40が横方向に伸長されるのに応じて該切り込み45(スリット)も横方向両側に引っ張られ、縦方向の上方側が横方向に開くことによりスリットがV字型に変形する。これにより、おむつ1の着用時に着用者の臍等が腹側胴回り部40に当たらないようにすることができる。
図3に戻って、腹側胴回り部40には、横方向に伸縮する腹側弾性部材43が、配置されている。腹側弾性部材43は、例えば、縦方向に並んだ複数の糸ゴムや伸縮性ウレタン等であり、それぞれ横方向に伸長された状態で腹側胴回り部40に接着剤により接合固定されている。そして、このことにより、おむつ1の胴回り部70(腹側胴回り部40)に横方向の伸縮性が付与される。
複数の腹側弾性部材43のうち、腹側胴回り部40の縦方向の上端部40baに配置されている腹側弾性部材43aは、横方向の中央側において切り込み45と重複する部分を有する。図3においては、2本の腹側弾性部材43a,43aが切り込み45と重複するように縦方向(展開状態での長手方向)に並んで配置されている。したがって、この2本の腹側弾性部材43a,43aは、切り込み45と重複する領域において切断され、当該重複する領域においては腹側弾性部材43aによる伸縮性が腹側胴回り部40に対して作用していない。
なお、腹側胴回り部40に伸縮性を付与する腹側弾性部材43として、糸ゴム等ではなく、横方向に伸縮可能なシート部材(例えば伸縮性不織布)が使用されるのであっても良い。また、腹側胴回り部40を構成する内層シート41及び外層シート42自体が横方向に伸縮可能なシート部材(例えば伸縮性不織布)によって構成されていても良い。
背側胴回り部30は、着用者の背部に対応するシート状部材を有する。この背側胴回り部30は、不織布等からなる平面視長方形状のシートであり、長手方向(長辺方向)が横方向に沿うように設けられている。背側胴回り部30は、図4に示されるように、厚さ方向の肌側から内層シート31及び外層シート32を二枚重ねにした状態で、ホットメルト接着剤等の接着剤を用いて互いに接合することにより形成されている。なお、内層シート31及び外層シート32が一枚の部材(同一の部材)であり、一枚の部材を折り畳んで重ねることによって背側胴回り部30が形成されるのであっても良い。そして、背側胴回り部30は、吸収性本体10の一端部10aに重ねられ、接合固定されている。背側胴回り部30の吸収性本体10に重ねられた部分は、横方向における背側胴回り部30の中央部に設けられている。
腹側胴回り部40とは異なり、背側胴回り部30の上端部30baには切り込みが設けられていない。上述したように、切り込み45は、着用者の臍等がおむつ1に当たらないようにすることを目的として設けられているため、背側には切り込み45に相当する切り込みを設ける必要が無いからである。なお、上端部30baは、腹側胴回り部40の上端部40baに対応する領域であり、本実施形態では、背側胴回り部30の縦方向の上端30bからD1の領域が背側胴回り部30の上端部30baである。また、背側胴回り部30では、吸収性本体10の縦方向の上端10bの一部が背側胴回り部30の上端部30baと重複するように配置されている。この理由については後で図9を用いて説明する。
背側胴回り部30には、腹側胴回り部40と同様に、横方向に沿って伸縮する背側弾性部材33が配置されている(図3参照)。背側弾性部材33は、腹側弾性部材43と同様の糸ゴム等によって構成され、横方向に伸長された状態で背側胴回り部30に接着剤により接合固定されている。して、このことにより、おむつ1の胴回り部70(背側胴回り部30)に横方向の伸縮性が付与される。
複数の背側弾性部材33うち、背側胴回り部30の縦方向の上端部30baに配置されている背側弾性部材33a,33aは、背側胴回り部30の横方向の全体に亘って配置されている。すなわち、背側上端部30baに配置されている背側弾性部材33aは、腹側上端部40baに配置されている腹側弾性部材43aとは異なり切り込み45と重複していないため、横方向において切断されること無く、背側胴回り部30の横方向全体に亘って伸縮性を付与している。
なお、背側胴回り部30に伸縮性を付与する背側弾性部材33として、糸ゴム等ではなく、横方向に伸縮可能なシート部材(例えば伸縮性不織布)が使用されるのであっても良い。また、背側胴回り部30を構成する内層シート31及び外層シート32自体が横方向に伸縮可能なシート部材(例えば伸縮性不織布)によって構成されていても良い。
<胴回り部70に形成される折り曲げ部について>
おむつ1の胴回り部70(背側胴回り部30及び腹側胴回り部40)は、図1や図2に示されるように、縦方向に沿って形成された複数の折り曲げ部170によって横方向に折れ曲がっている。胴回り部70が折れ曲がることにより、吸収性本体10の横方向外側に胴回り部70が大きく突出することが抑制され、おむつ1の全体がコンパクトに折り畳まれる。以下、折り曲げ部170について説明する。
図7は、おむつ1を前側から見たときの正面図である。図8は、図7のA−A断面について表す概略断面図である。図9は、図7のB−B断面について表す概略断面図である。同図7は、自然状態におけるおむつ1の形状を表している。ここで、「自然状態」とは、以下のように定義される。先ず、製品として梱包されているおむつ1をパッケージから取り出した後、胴回り部70を横方向の両外側に引っ張り、胴回り部70が背側胴回り部30及び腹側胴回り部40の部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長させる。この伸長状態を15秒間継続させた後、おむつ1の引っ張り状態を解除して机等の平面に置く。そして、このような平面平置きで5分間経過させた状態がおむつ1の自然状態である。また、図8及び図9に示されるように、吸収性本体10のうち前後方向の中央よりも前側(腹側)に位置する部分を腹側部10hf、前後方向の中央よりも後側(背側)に位置する部分を背側部10hbとする。
自然状態のおむつ1の胴回り部70は、図8に示されるように、横方向の最も外側に形成される一対の外側折り曲げ部171,171と、横方向の最も内側に形成される一対の内側折り曲げ部172,172と、を有している。外側折り曲げ部171は、吸収性本体10の横方向側端10esよりも横方向の外側の位置に配置されている。当該外側折り曲げ部171によって、胴回り部70(腹側胴回り部40)が横方向の外側から内側に、前後方向の前側(腹側)から後側(背側)に折り曲げられている。一方、内側折り曲げ部172は、後側(背側)に折り曲げられた胴回り部70(背側胴回り部30)をおむつ1の背側において折り返すようにして形成されている。したがって、胴回り部70(背側胴回り部30)はおむつ1の背側かつ横方向の両側において図8に示されるような略Z字状に折れ曲がり、複数の折り曲げ部170のうち内側折り曲げ部172が横方向の最も内側に形成される。
外側折り曲げ部171及び内側折り曲げ部172が形成されるメカニズムは以下の通りである。胴回り部70の後側(背側)では、上端部30baに配置されている背側弾性部材33aによる伸縮性によって、胴回り部70の上端部30ba全体を横方向に収縮させる力が作用している。これに対して、胴回り部70の前側(腹側)では、上端部40baに配置されている腹側弾性部材43aの一部が、切り込み45によって切り欠かれており、胴回り部70の上端部40baうち当該切り込み45が設けられている領域では、腹側弾性部材43aによる収縮力が作用していない。すなわち、胴回り部70の前側の上端部40baにおいて作用している収縮力は、胴回り部70の後側の上端部30baにおいて作用している収縮力よりも弱い。その結果、胴回り部70が後側(背側)に引っ張られやすくなり、横方向の最も外側の位置において胴回り部70が後側に折れ曲がることによって外側折り曲げ部171が形成される。
また、胴回り部70の後側(背側)では、剛性の高い吸収性本体10と重複している領域が収縮しにくいのに対して、吸収性本体10と重複していない領域は収縮しやすい。そして、背側弾性部材33a(背側胴回り部30)が吸収性本体10よりも後側(背側)に配置されていることから、該背側弾性部材33aは、吸収性本体10の後側において伸縮性(収縮力)を発現する。したがって、背側弾性部材33aによる収縮力が作用すると、剛性差が大きい吸収性本体10の横方向側端10esに沿って、胴回り部70が後側に折れ曲がる。その結果、吸収性本体10の横方向側端10esと外側折り曲げ部171との間で胴回り部70が図8のように折れ曲がり、吸収性本体10よりも後側に内側折り曲げ部172が形成される。なお、図8では、内側折り曲げ部172が、吸収性本体10の背側部10hbよりも後側に位置しているが、おむつ1の製造時における搬送条件等によっては、内側折り曲げ部172の位置が図8の位置からずれて形成される場合がある。例えば、一対の内側折り曲げ部172が、吸収性本体10よりも横方向の外側に形成される場合もある(不図示)。この場合、内側折り曲げ部172は、少なくとも吸収性本体10の腹側部10hfよりも後側に位置している。
このように、自然状態において胴回り部70が吸収性本体10の横方向から外側に大きく突出しないように折れ曲がるため、図7のようにおむつ1を全体としてコンパクトな形状とすることができる。その際、胴回り部70が前後方向の後側(背側)に折り畳まれるため、胴回り部70の腹側に設けられた切り込み45が、折り畳まれた胴回り部70(例えば内側折り曲げ部172)によって隠れてしまうことが抑制される。これにより、使用者は、おむつ1の折り畳み状態でも切り込み45を視認することができる。また、おむつ1では、一対の外側折り曲げ部171,171が切り込み45よりも外側に形成されているため(図7、図8参照)、胴回り部70の前側(腹側)において切り込み45の形状が大きく変形することなく維持されている。すなわち、切り込み45の一部が折り曲げ部170と重複して折り曲げられてしまうこと等が抑制されるため、切り込み45の全体形状を一見して把握しやすくなっている。
さらに言うと、胴回り部70の前側(腹側)では、吸収性本体10の横方向側端10esが、切り込み45よりも外側に位置している。すなわち、吸収性本体10の横方向の幅W10が、切り込み45の横方向の幅W1よりも大きい(W10>W1)。横方向において、胴回り部70(腹側胴回り部40)と吸収性本体10とが重複している領域では、吸収性本体10の剛性によって胴回り部70が横方向に収縮しにくくなっている。したがって、横方向において吸収性本体10と重複する領域に切り込み45が配置されていることにより、当該切り込み45も横方向に収縮しにくくなり、図5に示されるような形状をより維持しやすくなる。これにより、視認性が向上する。
そして、吸収性本体10の横方向の側端10esよりも更に外側に胴回り部70の外側折り曲げ部171が位置しているため、吸収性本体10が横方向に折り曲げられて変形してしまうことが抑制される。これにより、吸収性本体10の変形に伴って切り込み45が変形してしまうことも抑制される。また、上述のように切り込み45の一部(例えば、切り込み45の横方向の両端部)が外側折り曲げ部171によって折り曲げられてしまうことが抑制される。したがって、おむつ1の前側(腹側)から見たときに、形状が維持された状態の切り込み45の形状全体が視認可能となり、使用者は、おむつ1に設けられている切り込み45の位置や形状をより明確に認識しやすくなる。
また、おむつ1の胴回り部70の後側(背側)で、一対の内側折り曲げ部172,172は前後方向において互いに重複していない。言い換えると、一対の内側折り曲げ部172,172同士の横方向の間には所定の間隔が設けられている(図8参照)。おむつ1の胴回り部70の後側には切り込み45が設けられていないため、この一対の内側折り曲げ部172,172の横方向の間の領域では切り込み45が視認されない。したがって、使用者は、折り畳まれた胴回り部70を展開することなく、折り畳み状態でも胴回り部70の後側には切り込み45が設けられていないことを容易に確認することができる。また、胴回り部70の前側では、上述のように切り込み45を明確に視認することができる。したがって、使用者は、折り畳まれた胴回り部70をわざわざ展開することなく切り込み45の有無を確認することが可能となり、おむつ1の前後方向を容易に判断することができる。
また、自然状態のおむつ1において、胴回り部70の後側(背側)で吸収性本体10の縦方向の上端10bが設けられている位置は、切り込み45の縦方向の下端45aの位置よりも上側である。このような構成により、胴回り部70の後側(背側)では、吸収性本体10の少なくとも一部と背側胴回り部30の上端部30baとが重複していることになる。具体的には、図9の斜線部で示される領域で、吸収性本体10の縦方向の上端10bと背側胴回り部30の上端部30baとが重複している。背側胴回り部30の上端部30baのうち斜線部の領域では、資材の積層枚数が多く剛性が高くなっているため、上端部30baの横方向への収縮が抑制され、背側胴回り部30がよれにくく皺が形成されにくくなり、平面形状が維持されやすい。したがって、使用者がおむつ1を後側から見た際に、一対の内側折り曲げ部172,172の間の領域に平面が視認され、当該平面には切り込み45が設けられていないことがより認識しやすくなる。一方、使用者がおむつ1を前方から見た際には、切り込み45の後側に背側胴回り部30の上端部30baが平面となっていることが視認できる。すなわち、切り込み45の間から皺の少ない平面が視認されるため、切り込み45の外縁(輪郭)を明確に認識しやすくなる。これにより、切り込み45が設けられている位置や切り込み45の形状がより認識されやすくなる。
また、自然状態のおむつ1では、縦方向の上端における胴回り部70の横方向の幅が、縦方向の下端における胴回り部70の横方向の幅よりも狭くなっており、一対の外側折り曲げ部171,171は、図7のような略ハの字型の外観を呈している。これにより、自然状態のおむつ1において、胴回り開口1a(すなわち上端部30ba,40ba)付近で横方向の幅が小さくなり、おむつ1をコンパクトな形状で梱包しやすくなる。また、腹側胴回り部40の上端部40baの横方向の幅が小さく見えることにより、該上端部40baの横方向に占める切り込み45の割合が相対的に大きく見えるようになり、切り込み45が目立ちやすくなる。これにより、使用者の視線を切り込み45に誘導しやすくなり、切り込み45をより認識しやすくすることが可能となる。
また、背側胴回り部30と腹側胴回り部40とを連結している係止部71は、胴回り部70に折り曲げ部170(171,172)が形成された状態で、前後方向において吸収体11と重複しない位置に配置されている。図8では、胴回り部70に設けられた一対の係止部71,71がともに吸収体11(吸収性本体10)よりも横方向の外側に位置している。係止部71が形成されている部分は、溶着等によって所定の厚みを有し、胴回り部70の他の領域と比較して剛性が高くなっている。そのため、この係止部71が前後方向(厚さ方向)において吸収体11と重複していた場合、梱包時などにおむつ1を前後方向に圧縮するような力が作用した場合、重複部分において吸収体11が係止部71によって押し固められてしまうおそれがある。そして、吸収体11が押し固められると、排泄物等の吸収性能が悪化したり、装着時のフィット性が悪化したりするおそれがある。これに対して、本実施形態のおむつ1では、自然状態において胴回り部70に折り曲げ部170が形成されたときに、縦方向において係止部71と吸収体11とが重複しないため、吸収体11が押し固められるという問題は生じにくい。
また、本実施形態のおむつ1は、自然状態において吸収性本体10の横方向の両端よりも横方向の中央が前側に凸となるように出っ張っている(図8参照)。これは、上述のように胴回り部70の後側上端部30baに作用している収縮力の方が、前側上端部40baに作用している収縮力よりも大きく、胴回り部70が後側に引っ張られることによる。すなわち、前側(腹側)において切り込み45を中心として胴回り部70(腹側胴回り部40)を横方向の両側かつ前後方向の後側に引っ張る力が作用するのに応じて、胴回り部70に接合された吸収体11にも同様の力が作用し、吸収体11の横方向両側が前後方向の後側に引っ張られる。また、後側(背側)においても、胴回り部70(背側胴回り部30)に作用する収縮力が吸収体11にも作用して吸収体11の横方向両側が前後方向の後側に引っ張られる。これにより、図8に示されるように吸収性本体10が前側に凸となるように山型に変形する。したがって、おむつ1の前側に設けられた切り込み45が前方に張り出すように見えるようになり、使用者は切り込み45をより視認しやすくなる。
また、腹側胴回り部40において、切り込み45の外縁を縁取りするようにしても良い。本実施形態では、切り込み45の外縁を含む縁部46の少なくとも一部と、腹側胴回り部40における縁部46の周囲の領域(すなわち縁部46以外の領域)とが、縁部46の外縁を境界として互いに異なる色を有するようにしている。例えば、図7の斜線部で示されるように腹側胴回り部40の縁部46に着色したり、腹側胴回り部40とは異なる部材を縁部46に接合したりすることによって、縁部46の色と縁部46以外の部分の色とが異なるようにする。このようにすれば、切り込み45の外縁が目立ちやすくなり、使用者は一見しておむつ1に切り込み45が設けられていることを認識しやすくなる。
また、胴回り部70に設けられている背側弾性部材33及び腹側弾性部材43は、吸収体11と重複する領域の一部において伸縮性が発現しないようにされている。図3では、腹側弾性部材43の長手方向の内側(図1では上下方向の下方領域)、かつ幅方向中央の領域で腹側弾性部材43の一部が切断されており、当該領域では腹側弾性部材43による弾性力が作用していない。同様に、背側弾性部材33の長手方向の内側(図2では上下方向の下方領域)、かつ幅方向中央の領域で背側弾性部材33の一部が切断されており、当該領域では背側弾性部材33による弾性力が作用していない。なお、弾性部材33,43は横方向について1か所で切断されていても良いし、複数箇所で切断されていても良い。これにより、吸収体11が横方向に過度に収縮することが抑制され、おむつ1の着用時において吸収体11が着用者の身体にフィットしやすく、排泄物がおむつ1の外部に漏出することを抑制しやすくなる。更に、前側において吸収体11が横方向に拡幅されやすくなるため、切り込み45が横方向に収縮しにくくなり、自然状態において切り込み45の形状を認識しやすくすることができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱すること無く、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでも無い。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、使い捨ておむつの一例として3つの部品10,30,40によって構成される所謂3ピースタイプのおむつ1について説明されていたが、使い捨ておむつの種類はこの限りではない。例えば、腹側胴回り部40及び背側胴回り部30が一体的に構成された一体型の外装部材と、吸収性本体10との2つの部品からなるパンツ型の使い捨ておむつ等にも適用可能である。この場合も、一体型外装部材のうち腹側の胴回り部の横方向中央部かつ縦方向上端部に切り込みが設けられる。そして、一体型外装部材(すなわち胴回り部)を構成するシート部材が、上述の実施形態と同様に折れ曲がることによって、使用者に切り込み45を認識しやすくさせることができる。
1 おむつ、1a 胴回り開口、1b 脚回り開口、
10 吸収性本体、10a 一端部、10b 他端部(上端)、10es 側端、
10hb 背側部、10hf 腹側部、
11 吸収体、11es 側端、
12 窪み部、
13 トップシート部材、
15 バックシート部材、15a 防漏シート、15b 外層シート、
26 脚回り部材、26a LG糸ゴム、
28 頂点、29 LSG糸ゴム、
30 背側胴回り部、30a 縁部、30b 上端、30ba 上端部、
31 内層シート、32 外層シート、
33 背側弾性部材、33a 背側弾性部材、
40 腹側胴回り部、40a 縁部、40b 上端、40ba 上端部、
41 内層シート、42 外層シート、
43 腹側弾性部材、43a 腹側弾性部材、
45 切り込み、45a 下端、45b 側端、
46 縁部、
70 胴回り部、71 係止部、
170 折り曲げ部、171 外側折り曲げ部、172 内側折り曲げ部、
LG レッグギャザー、
LSG レッグサイドギャザー、
W1 幅(切り込み)、W10 幅(吸収性本体)、W11 幅(吸収体)

Claims (9)

  1. 互いに交差する縦方向と横方向と前後方向と、を有し、
    着用者の胴回りに配置される胴回り部と、排泄物を吸収する吸収性本体と、を備える使い捨ておむつであって、
    前記胴回り部の前記縦方向の上端部に、前記横方向に伸縮する弾性部材を有し、
    前記胴回り部の前記前後方向の前側かつ前記縦方向の前記上端部に、切り込みを有し、
    前記胴回り部は、前記横方向に折れ曲がった複数の折り曲げ部を有し、
    前記複数の折り曲げ部は、前記横方向の最も内側に形成されている一対の内側折り曲げ部と、前記横方向の最も外側に形成されている一対の外側折り曲げ部を有し、
    前記吸収性本体は、前記前後方向の中央よりも前側に位置する腹側部と、前記前後方向の中央よりも後側に位置する背側部と、を有し、
    前記一対の内側折り曲げ部は、前記吸収性本体の前記腹側部よりも前記前後方向の後側に位置しており、
    前記一対の外側折り曲げ部は、前記横方向において、前記切り込みよりも外側に設けられおり、
    前記胴回り部の前記前後方向の後側において、前記吸収性本体の前記縦方向の上端の位置は、
    前記縦方向において、前記切り込みの前記縦方向の下端の位置よりも上側である、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 互いに交差する縦方向と横方向と前後方向と、を有し、
    着用者の胴回りに配置される胴回り部と、排泄物を吸収する吸収性本体と、を備える使い捨ておむつであって、
    前記胴回り部の前記縦方向の上端部に、前記横方向に伸縮する弾性部材を有し、
    前記胴回り部の前記前後方向の前側かつ前記縦方向の前記上端部に、切り込みを有し、
    前記胴回り部は、前記横方向に折れ曲がった複数の折り曲げ部を有し、
    前記複数の折り曲げ部は、前記横方向の最も内側に形成されている一対の内側折り曲げ部と、前記横方向の最も外側に形成されている一対の外側折り曲げ部を有し、
    前記吸収性本体は、前記前後方向の中央よりも前側に位置する腹側部と、前記前後方向の中央よりも後側に位置する背側部と、を有し、
    前記一対の内側折り曲げ部は、前記吸収性本体の前記腹側部よりも前記前後方向の後側に位置しており、
    前記一対の外側折り曲げ部は、前記横方向において、前記切り込みよりも外側に設けられおり、
    前記胴回り部は、腹側胴回り部と背側胴回り部とを有し、
    前記腹側胴回り部の前記横方向の両端部と、前記背側胴回り部の前記横方向の両端部とは、一対の係止部によって互いに接合されており、
    前記吸収性本体は、液体吸収性素材が積層された吸収体を有し、
    前記一対の係止部は、前記横方向において、前記吸収体よりも外側に設けられている、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項2に記載の使い捨ておむつであって、
    前記胴回り部は、前記縦方向において前記切り込みが設けられている領域よりも下側の領域に前記弾性部材を更に有し、
    前記前後方向において前記弾性部材と前記吸収性本体とが重複する領域のうち少なくとも前側の領域では、前記弾性部材による弾性力が作用していない部分がある、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記一対の内側折り曲げ部は、前記前後方向において互いに重複していない、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記吸収性本体の前記横方向の端部は、前記横方向において前記切り込みよりも外側に配置されている、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  6. 請求項5に記載の使い捨ておむつであって、
    前記一対の外側折り曲げ部は、前記横方向において前記吸収性本体の前記横方向の端部よりも外側に配置されている、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記縦方向の上端における前記胴回り部の前記横方向の幅は、
    前記縦方向の下端における前記胴回り部の前記横方向の幅よりも狭い、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記胴回り部の前側における前記切り込みの外縁を含む縁部の少なくとも一部の領域と、前記胴回り部の前側における前記縁部の周囲の領域とが、互いに異なる色を有している、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の使い捨ておむつであって、
    前記吸収性本体は、前記横方向の中央部が前記横方向の両端部よりも前記縦方向の前側に出っ張っている、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
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