JP6676342B2 - 直動転がり軸受の溶接されたメインボディを製造するための方法、及び、当該メインボディを備えているガイドキャリッジ - Google Patents

直動転がり軸受の溶接されたメインボディを製造するための方法、及び、当該メインボディを備えているガイドキャリッジ Download PDF

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Description

本発明は、直動転がり軸受のメインボディを製造するための方法、及び、当該メインボディを備えているガイドキャリッジに関する。
欧州登録特許第449595号からは、ガイドキャリッジ及び長く延びるガイドレールを備えている直動転がり軸受が公知である。U字状のガイドキャリッジは、無限に回転する全部で四列の転動体を介して、可動にガイドレールに支持されている。ガイドキャリッジの金属製メインボディは、全部で三つの部品から構成されており、それら三つの部品は相互にねじ止めされている。その種のメインボディの製造コストは高い。
補正された欧州登録特許第1649180号からは、直動軸受用のガイドレールが公知であり、このガイドレールは、複数の走行路エレメントがレーザ溶接されているメインボディを有している。
更に、欧州登録特許第1284170号からは、リニアガイドエレメント用の異形棒鋼を作製するための方法が公知であり、この方法では異形棒が一つの方法ステップで冷間引抜される。この方法は非常にコストが掛かる。しかしながら、U字状の横断面形状を有しているガイドエレメントでは多数の変形ステップが必要になる。更には、二つのU字脚部の間隔を正確に維持することは困難であり、これに関して切削による事後加工が必要になり、この事後加工は材料の大量の削り屑の発生を伴う。
欧州登録特許第449595号 欧州登録特許第1649180号 欧州登録特許第1284170号
本発明の課題は、U字脚部の間隔を非常に正確に維持することができる、直動転がり軸受のメインボディを製造するための非常に廉価な方法を提供することである。
方法に関する発明の独立請求項によれば、メインボディが、横断面で見るとU字状に形成されており、且つ、ベース部と、そのベース部から垂直に突出している第1のU字脚部及び第2のU字脚部と、を有している、直動転がり軸受のメインボディを製造する方法が提案され、この方法は、以下のステップを備えている:
a)第1のU字脚部及びベース部の一部を形成する個別の第1の部品を作製するステップ;
b)第2のU字脚部及びベース部の一部を形成する個別の第2の部品を作製するステップ;
c)第1の部品及び第2の部品を、ベース部の領域において溶接するステップ。
有利には、上述のステップは記載の順序で順次実施される。引抜成形、特に冷間引抜成形を利用して、第1の部品及び第2の部品を非常に廉価に作製することができる。この場合、第1の部品及び第2の部品が単純に構成されていることから、少数の変形ステップしか必要とされない。第1の部品及び第2の部品を溶接する際に、第1のU字脚部と第2のU字脚部の間隔を非常に正確に調整することができる。この結果、製造方法は総じて廉価となり、またそれと同時に公知の製造方法よりも正確なものとなる。
有利には、第1の部品と第2の部品が相互に直接的に溶接される。しかしながらまた、第1の部品及び第2の部品を、少なくとも一つの第3の部品を介して間接的に溶接することも可能である。メインボディは、有利には、直動転がり軸受のガイドキャリッジのメインボディである。しかしながらまた、上記において提案した方法に応じて、直動転がり軸受のガイドレールのメインボディを製造することも可能である。その種のガイドレールは例えば、独国実用新案第20080368号に開示されている。
物に関する発明の独立請求項によれば、直動転がり軸受において使用するためのガイドキャリッジが提案され、このガイドキャリッジは、横断面で見るとU字状に形成されており、且つ、ベース部と、そのベース部から垂直に突出している第1のU字脚部及び第2のU字脚部と、を有しているメインボディを備えており、第1のU字脚部及び第2のU字脚部には、それぞれ少なくとも一列の転動体が対応付けられており、この対応付けは、転動体が直動転がり軸受のガイドキャリッジ及びガイドレールと転がり接触できるように行われており、また、メインボディは、ベース部の領域において、メインボディの第1の部品及び第2の部品を相互に画定する溶接継ぎ目を有している。
従属請求項には、本発明の有利な発展形態及び改善形態が記載されている。
第1の部品及び第2の部品は同一に形成されており、それらの部品は180°回動されて相互に溶接される。これによって、第1の部品及び第2の部品を作製するために同一のツールを使用することができるので、製造コストは低減される。有利には、有限長の、例えば6mの長さの第1の部品及び第2の部品が作製される。
第1の部品と第2の部品との間の溶接継ぎ目を、メインボディの全長にわたり延在する突合せ継ぎ目として形成することができる。その種の溶接継ぎ目は高い剛性を有している。有利には、溶接継ぎ目は根元の部分で完全に溶接されているので、その部分での切欠き応力は低い。
前述の溶接を少なくとも一本のレーザビームによって実施することができる。これによって、構造空間を僅かにしか占有しない溶接継ぎ目を形成することができるので、溶接時の入熱によるメインボディのその他の部分への影響は少なくなる。
相互に対向する側からベース部に向けられている二本の別個のレーザビームを設けることもできる。これによって、上記において述べた完全に溶接された根元が形成される。二本のレーザビームをベース部の同じ個所に同時に作用させることができる。しかしながら、二本のレーザビームを所定の個所において時間的に前後させて作用させることもできる。
第1の部品及び/又は第2の部品を、引抜成形を使用して作製することができる。これによって、第1の部品及び第2の部品を非常に高い精度で作製することができる。それと同時に、切り屑が発生しないことから、材料の消費量が低減される。有利には、冷間引抜成形を使用することが考えられる。これによって、極めて高い作製精度を達成することができる。
第1の部品は平坦な第1の突合せ面を有しており、また第2の部品は平坦な第2の突合せ面を有しており、第1の突合せ面及び第2の突合せ面は、溶接前に、相互に僅かな間隔を空けているか、又は、間隙無く相互に接触している。この継ぎ目準備によって、非常に頑丈な溶接結合部を達成することができる。先ず、第1の突合せ面及び第2の突合せ面を、溶接前に相互に直接的に接触させることが考えられる。上記の通り、僅かな間隔が提案される場合には、その間隔が先ず、第1の部品及び第2の部品を作製する際の製造公差の補償に使用される。その際に、完成したメインボディの第1の脚部及び第2の脚部が、公称寸法に非常に正確に対応する実際の間隔を有するようにすることが試みられる。
第1の部品及び第2の部品はそれぞれ、少なくとも一つの転動体走行路、及び/又は、走行路インサート部材用の少なくとも一つの取付輪郭を有することができ、第1の部品及び第2の部品は、溶接中に、上述の転動体走行路を利用して、又は上述の取付輪郭を利用してアライメントされる。完成した直動転がり軸受が適切に機能するためには、先ず、転動体走行路間の目標間隔又は固定輪郭間の間隔を正確に維持することが重要になる。これは、溶接時に第1の部品及び第2の部品が上述のようにアライメントされれば、簡単に達成することができる。このために有利には、少なくとも一つの回動可能なアライメントローラが使用され、このアライメントローラは対応する転動体走行路又は対応する固定輪郭において回転する。これによって、溶接時に非常に均一な送り速度が実現される。それと同時にアライメント精度も高い。
第1の部品及び/又は第2の部品を、炭素を0.25%未満含有している鋼から形成することができる。その種の鋼は非常に良好に溶接可能である。ここで、上述の炭素含有量は転動体走行路に関して過度に低いことを言及しておく。従って、本発明において提案されるガイドキャリッジでは、メインボディが、炭素を0.25%未満含有している鋼から形成されており、第1の脚部に当て付けられている第1の走行路インサート部材と、第2の脚部に当て付けられている第2の走行路インサート部材と、が設けられており、第1の走行路インサート部材及び第2の走行路インサート部材はそれぞれ、少なくとも一列の転動体と転がり接触可能である。これによって、走行路インサート部材における転動体走行路を高い硬度で形成することができ、それと同時にメインボディの鋼を良好に溶接することができる。第1の走行路インサート部材及び第2の走行路インサート部材は、有利には焼入れ鋼から形成されている。
第1の部品及び第2の部品を、完成したメインボディの長さの少なくとも3倍の長さを有するように作製することができ、その場合には、複数のメインボディを製造するために、溶接された第1の部品及び第2の部品が複数個に分割される。これによって、個々のメインボディを非常に廉価に製造することができる。第1の部品乃至第2の部品の上述の長さは例えば2mから6mまでの長さである。完成した本体の長さは例えば40mmから300mmまでの長さである。
溶接後に、メインボディに焼鈍しプロセスを適用することができる。
上記において説明した特徴、また以下において更に説明する特徴は、それぞれ記述された組み合わせでしか使用できないのではなく、他の組み合わせにおいても、また単独でも、本発明の範囲から逸脱することなく使用することができる。
以下では、添付の図面に基づき、本発明を詳細に説明する。
本発明によるガイドキャリッジの立体分解図を示す。 図1に示したガイドキャリッジの横断面を、対応するガイドレールと共に示す。 図1に示したガイドキャリッジの溶接されたメインボディの横断面を示す。 溶接前の、図3に示したメインボディの第2の部品の横断面を示す。
図1には、本発明によるガイドキャリッジ20の立体分解図が示されている。ガイドキャリッジ20は、焼入れされていない鋼から成るメインボディ30を含み、このメインボディ30は、U字状で実質的に一定の横断面形状でもって長手方向11に延在している。両U字脚部65;66の各内面には、V字状の溝の形態の取付輪郭33が設けられており、各取付輪郭33には、焼入れされた転がり軸受鋼から成る個別の走行路インサート部材40a;40bが接触する。二つの走行路インサート部材40a;40bは、実質的に一定の横断面形状でもって長手方向11に延在しており、且つ、それぞれが二つのキャリッジ走行路を有しているので、ガイドキャリッジ20は全部で四列の転動体(図2における参照番号21)を有している。本発明は、キャリッジ走行路がメインボディに直接的に設けられているガイドキャリッジに対しても使用することができる。
メインボディ30の相互に対向している二つの平坦な長手方向端面31の各々には、端部キャップ50の内側の長手方向端面55が直接的に当て付けられている。二つの端部キャップ50は同一に形成されており、また射出成形法によりプラスチックから作製されている。四列の転動体の各列に対して、両端部キャップ50には、湾曲された偏向通路24の半径方向外側の偏向表面51がそれぞれ一つずつ設けられている。また端部キャップ50には、二つの転動体ガイド部材80の対応する二つの端部がそれぞれ嵌め込まれており、それらの転動体ガイド部材80には、湾曲された偏向通路24の半径方向内側の偏向表面81が設けられている。
湾曲された偏向通路24と、相互に対向している端部キャップ50との間には、戻り通路32が延在しており、この戻り通路32はここでは、円形の孔の形態でメインボディ30に直接的に形成されており、この孔の両端部は皿もみされている。しかしながら本発明は、戻り通路が別個の戻り管路内に又はメインボディの外部に形成されているガイドキャリッジに対しても使用することができる。直動転がり軸受が短い移動経路を有している場合には、転動体の戻しを完全に省略することもできる。
更に、一体的に端部キャップ50に形成されている転動体保持ウェブ57について更に説明する。転動体保持ウェブ57は、メインボディ30のU字脚部65;66間に延在している。両端部キャップ50の転動体保持ウェブ57は共に隙間無く、メインボディ30の全長にわたり延在している。
更に、エラストマーから成る端部シール90が設けられている。端部シール90はシールリップ91を有しており、このシールリップ91はガイドレール(図2における参照番号10)と密に接している。端部シール90にはスクレーパープレート95が載置されており、このスクレーパープレート95は削り屑又はその他の粗い異物をガイドレールから擦り取る。スクレーパープレート95、端部シール90及び端部キャップ50を、対応する二つの取付ねじ26が貫通し96;52、それらの取付ねじ26はメインボディ30にねじ込まれている36。
図2には、図1に示したガイドキャリッジ20の横断面が、対応するガイドレール10と共に示されており、従って、完全な直動転がり軸受13が示されている。ここでは、横断面がメインボディ30の中央において長手方向11に対して垂直に延びている。
ガイドレール10は鋼から形成されており、且つ、レール走行路12の領域において、縁部層が硬化されている。このレール走行路12は、図示されている一定の横断面形状でもって、長手方向11に沿って真っ直ぐに延在している。ガイドレール10には、全部で四つのレール走行路12が設けられており、それらのレール走行路12は、対向するキャリッジ走行路41と共に、途切れの無い周回通路の支持セクション23を画定する。レール走行路12及びキャリッジ走行路41から成る走行路の横断面は円形に形成されており、それらの走行路12;41は狭い接触部でもって球形状の転動体21に適合されている。更に、ガイドレール10上に存在しないときに、転動体保持部のガイドセクション83と共に、転動体21をガイドキャリッジ20に保持する、転動体保持ウェブ57について説明する。
本発明によるガイドキャリッジ20は、無限に回転する四列の転動体21を有しており、それらの転動体21はいわゆる背面組み合せで荷重されている。ガイドキャリッジ20及びガイドレール10は全体が中心面28を基準にして鏡面対称に形成されている。
図3には、図1に示したガイドキャリッジの溶接されたメインボディ30の横断面が示されている。メインボディ30を横断面で見るとU字状に形成されている。図示されている横断面の形状は、長手方向11に沿って一定に形成されている。メインボディ30は、ベース部34を有しており、また、図3においては上側であるベース部34の面には、全部で三つの平坦な取付面37が設けられている。それらの取付面37は有利には、溶接継ぎ目60の作製後に、表面加工によって事後加工され、その結果、上述の平坦な形状が可能な限り正確に維持される。取付面37間にはそれぞれ平坦な凹部が配設されている。
取付面37側とは反対側には、第1のU字脚部65及び第2のU字脚部66がベース部34から垂直に突出している。各U字脚部65;66の内面には、V字状の溝の形態で形成されている取付輪郭33が設けられている。取付輪郭33には、対応する走行路インサート部材(図2における参照番号40a;40b)がそれぞれ挿入されており、それらの走行路インサート部材には、転動体のためのキャリッジ走行路が設けられている。
メインボディ30の対称中心に溶接継ぎ目60が配置されており、この溶接継ぎ目60は突合せ継ぎ目として形成されている。溶接継ぎ目は長手方向11において、途切れることなくメインボディ30の全長にわたり延在している。溶接継ぎ目60を介して、メインボディ30の第1の部品61及び第2の部品62が相互に固く結合されている。第1の部品61及び第2の部品62は相互に同一に形成されており、それらの部品は180°回動されて相互に当て付けられている。従って、第1の部品61は第1のU字脚部65及びベース部34の一方の半部を形成しており、且つ、第2の部品62は第2のU字脚部66及びベース部34の他方の半部を形成している。
溶接継ぎ目60は、一つのレーザ源69から生じる2本のレーザビーム67;68を用いて作製される。但し、各レーザビーム67;68のために、別個のレーザ源69を設けることもできる。しかしながらまた、レーザ源を一つだけ設け、そのレーザ源からのレーザビームを例えば、半透過性ミラーを用いて、第1のレーザビーム67及び第2のレーザビーム68に分割することも可能である。第1のレーザビーム67は上部から、即ち取付面37の側からベース部34に作用し、第1の部品61の第1の突合せ面(図4における参照番号64)又は第2の部品62の第2の突合せ面(図4における参照番号64)に位置合わせされるように方向付けられている。第2のレーザビーム68は下部から、即ちU字脚部65;66の側からベース部34に作用し、第1の部品61の第1の突合せ面(図4における参照番号64)又は第2の部品62の第2の突合せ面(図4における参照番号64)に位置合わせされるように方向付けられている。第1のレーザビーム67及び/又は第2のレーザビーム68は、図3の紙面に対して平行に又は傾斜されて延びている。
溶接中に、第1の部品61及び第2の部品62はそれぞれ三つの回動可能なアライメントローラ71;72;73によって案内される。その際に、第1の部品61及び第2の部品62の最大限に最良のアライメントを実現するために、その種のアライメントローラのグループを長手方向11に複数並べて配置することができる。
回動可能な二つの第1のアライメントローラ71はそれぞれ、同一の直径で、対応する第1の回動軸74に関して円筒状に形成されている。ここでは、二つの回動軸74が一列に配置されている。第1のアライメントローラ71によって、第1の部品61及び第2の部品62の取付面37を一つの平面に配置することができる。
二つの第2のアライメントローラ72はそれぞれ、取付面37又は第1の回動軸74に対して垂直に延びる第2の回動軸75を有している。第2の回動軸75の方向において、第2のアライメントローラ72は、有利にはスライド可能に支承されているので、公差を補償することができる。第2のアライメントローラ72の外周面は、取付輪郭33のV字の両側面にそれぞれ点状に接触するようにボール状に形成されている。二つの第2のアライメントローラ72によって、走行路インサート部材が収容される取付輪郭33の相互の間隔が正確に調整される。従って、溶接後には、取付輪郭33を研磨加工によって事後加工することだけが更に必要になる。この事後加工に関しては、上述のように正確なアライメントが行われていることから、僅かな研磨量しか必要とされないので、研磨時間は短縮される。
第3のアライメントローラ73は、第1の部品61又は第2の部品62を、対応する第1のアライメントローラ71及び対応する第2のアライメントローラ72に押し付けるためにのみ使用される。第3のアライメントローラ73を例えば、第1のU字脚部65乃至第2のU字脚部66の外側端部における傾斜面38に接触させることができる。傾斜面38は例えば、第1の回動軸74及び第2の回動軸75に関して45°傾斜するように形成されている。第3のアライメントローラ73の第3の回動軸76は、有利には対応する傾斜面38に対して平行に延在している。有利には、第3のアライメントローラ73の外周面はボール状に形成されているので、傾斜面38と点状に接触している。第3のアライメントローラ73を、例えば(図示していない)液圧シリンダによって、対応する第1の部品61又は第2の部品62に押し付けることができる。従って、第3のアライメントローラ73は、第3の回動軸76に垂直に可動に支承されている。
図4には、溶接前の、図3に示したメインボディ30の第2の部品の横断面が示されている。特に、メインボディ30のベース部34の領域における第2の突合せ面64について説明する。第2の突合せ面64は、平坦に形成されており、長手方向11に対して平行に延在しており、且つ、取付面37に対して垂直に延在している。第1の部品は、180°回動された第2の部品に対応するので、第1の突合せ面は第2の突合せ面64に応じて形成されている。溶接の直前に第1の突合せ面と第2の突合せ面64は間隙無く相互に当て付けられるか、又は、それらの突合せ面は僅かな間隙を有している。どちらの関係が存在するかは、製造公差内の第1の部品61及び第2の部品62の実際の寸法に依存する。
10 ガイドレール
11 長手方向
12 レール走行路
13 直動転がり軸受
20 ガイドキャリッジ
21 転動体
22 周回通路
23 支持セクション
24 偏向通路
26 取付ねじ
28 中心面
30 メインボディ
31 長手方向端面
32 戻り通路
33 取付輪郭
34 ベース部
36 内側ねじ
37 取付面
38 傾斜面
40a 第1の走行路インサート部材
40b 第2の走行路インサート部材
41 キャリッジ走行路
50 端部キャップ
51 半径方向外側の偏向表面
52 取付孔
55 端部キャップの内側の長手方向端面
57 転動体保持ウェブ
60 溶接継ぎ目
61 メインボディの第1の部品
62 メインボディの第2の部品
64 第2の突合せ面
65 第1のU字脚部
66 第2のU字脚部
67 第1のレーザビーム
68 第2のレーザビーム
69 レーザ源
71 第1のアライメントローラ
72 第2のアライメントローラ
73 第3のアライメントローラ
74 第1の回動軸
75 第2の回動軸
76 第3の回動軸
80 転動体ガイド部
81 半径方向内側の偏向表面
83 ガイドセクション
85 偏向セクション
90 端部シール
91 端部シールリップ
95 スクレーパープレート
96 取付貫通部

Claims (14)

  1. メインボディ(30)が、横断面で見るとU字状に形成されており、且つ、ベース部(34)と、該ベース部(34)から垂直に突出している第1のU字脚部(65)及び第2のU字脚部(66)と、を有している、直動転がり軸受(13)のメインボディ(30)を製造する方法であって、
    a)前記第1のU字脚部(65)及び前記ベース部(34)の一部を形成する個別の第1の部品(61)を作製するステップと、
    b)前記第2のU字脚部(66)及び前記ベース部(34)の一部を形成する個別の第2の部品(62)を作製するステップと、
    c)前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)を、前記ベース部(34)の領域において溶接するステップと、
    を備えていることを特徴とする、直動転がり軸受(13)のメインボディ(30)を製造する方法。
  2. 前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)は同一に形成されており、
    前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)を180°回動させて相互に溶接する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の部品(61)と前記第2の部品(62)との間の溶接継ぎ目(60)は、前記メインボディの全長にわたり延在する突合せ継ぎ目として形成されている、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記溶接を少なくとも一本のレーザビーム(67;68)を用いて実施する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 相互に対向する側から前記ベース部(34)に向けられている二本の別個のレーザビーム(67;68)が設けられている、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第1の部品(61)及び/又は前記第2の部品(62)を、引抜成形を使用して作製する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の部品(61)は、平坦な第1の突合せ面を有しており、前記第2の部品は平坦な第2の突合せ面(64)を有しており、前記第1の突合せ面及び前記第2の突合せ面(64)は、溶接前に、相互に僅かな間隔を空けているか、又は、間隙無く相互に当て付けられている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)はそれぞれ、少なくとも一つの転動体走行路、及び/又は、走行路インサート部材(40a;40b)用の少なくとも一つの取付輪郭(33)を有しており、
    前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)を、前記溶接中に、前記転動体走行路を利用して、又は前記取付輪郭(33)を利用してアライメントする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記第1の部品(61)及び/又は前記第2の部品(62)は、炭素を0.25%未満含有している鋼から成る、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)を、完成した前記メインボディ(30)の長さの少なくとも3倍の長さを有するように作製し、
    溶接された前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)を複数個に分割し、複数のメインボディ(30)を製造する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 直動転がり軸受(13)において使用されるガイドキャリッジ(20)において、
    前記ガイドキャリッジ(20)は、横断面で見るとU字状に形成されており、且つ、ベース部(34)と、該ベース部(34)から垂直に突出している第1のU字脚部(65)及び第2のU字脚部(66)と、を有しているメインボディ(30)を備えており、
    前記第1のU字脚部(65)及び前記第2のU字脚部(66)には、それぞれ少なくとも一列の転動体(21)が対応付けられており、該対応付けは、前記転動体(21)が前記直動転がり軸受(13)の前記ガイドキャリッジ(20)及びガイドレール(10)と転がり接触できるように行われており、
    前記メインボディ(30)は、前記ベース部(34)の領域において、前記メインボディ(30)の前記第1の部品(61)及び前記第2の部品(62)を相互に画定する溶接継ぎ目(60)を有している、ことを特徴とする、ガイドキャリッジ(20)。
  12. 前記メインボディ(30)は、炭素を0.25%未満含有している鋼から形成されており、
    前記第1の脚部(65)に当て付けられている第1の走行路インサート部材(40a)と、前記第2の脚部(66)に当て付けられている第2の走行路インサート部材(40b)と、が設けられており、該第1の走行路インサート部材(40a)及び該第2の走行路インサート部材(40b)はそれぞれ、少なくとも一列の転動体(21)と転がり接触可能である、請求項11に記載のガイドキャリッジ。
  13. 前記第1の部品(61)と前記第2の部品(62)との間の溶接継ぎ目(60)は、前記メインボディ(30)の全長にわたり延在する突合せ継ぎ目として形成されている、請求項11又は12に記載のガイドキャリッジ。
  14. 前記溶接後に、前記メインボディに焼鈍しプロセスを適用する、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
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