JP6676279B2 - 透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板 - Google Patents

透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板 Download PDF

Info

Publication number
JP6676279B2
JP6676279B2 JP2015030821A JP2015030821A JP6676279B2 JP 6676279 B2 JP6676279 B2 JP 6676279B2 JP 2015030821 A JP2015030821 A JP 2015030821A JP 2015030821 A JP2015030821 A JP 2015030821A JP 6676279 B2 JP6676279 B2 JP 6676279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent conductive
conductive film
metal
positive photoresist
metal nanowires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015030821A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016152205A (ja
Inventor
克昭 菅沼
克昭 菅沼
金▲てい▼ 酒
金▲てい▼ 酒
内田 博
博 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Denko KK
Osaka University NUC
Original Assignee
Showa Denko KK
Osaka University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK, Osaka University NUC filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2015030821A priority Critical patent/JP6676279B2/ja
Publication of JP2016152205A publication Critical patent/JP2016152205A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6676279B2 publication Critical patent/JP6676279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)

Description

本発明は、透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板に関する。
近年、ITO透明導電膜の代替材料として、金属ナノワイヤ透明導電膜が注目されている。アスペクト比が高い金属ナノワイヤの網目構造により、高透明かつ高導電性の透明導電膜が作製でき、しかも、耐熱性が低いフレキシブル基板やデバイスへの応用が広まって、ウェアラブルデバイス等の実現に不可欠の重要部品として研究されている。
しかし、金属ナノワイヤは、高湿度、高温度、有害ガス等により、導電性が低くなり、デバイスの信頼性が極めて低下するため、金属ナノワイヤの保護が喫緊の課題となっている。
例えば、下記特許文献1には、フィルム基体上に、金属ナノワイヤを主成分とする透明導電層、及び透明導電層に積層した透明保護層を備える透明導電フィルムが開示されている。
また、下記特許文献2には、基材フィルムの一方の面にハードコート層を有し、基材フィルムの他方の面に銀ナノワイヤ等の線状構造体からなる導電成分を含む導電層を有するとともに、上記線状構造体にアクリル系の紫外線硬化性樹脂等の保護材を被覆した透明導電フィルムが開示されている。
以上のように、様々な保護膜や金属ナノワイヤ自体のコーティング材料が研究されているが、保護膜により金属ナノワイヤ透明導電膜の透明性が低下したり、コーティング材料により導電膜の導電性が低下することがあり、透明性および導電性を低下させない金属ナノワイヤ透明導電膜の新しい保護方法の開発が求められている。
特開2014−191894号公報 特開2013−200943号公報
本発明の目的は、透明導電膜の透明性・導電性を維持しつつ金属ナノワイヤを保護できる透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一実施形態は、透明導電膜形成方法であって、透明基板の一方の主面上に金属ナノワイヤの網目構造を形成し、前記金属ナノワイヤの網目構造を被覆するようにポジ型フォトレジスト層を積層形成し、前記透明基板の前記金属ナノワイヤの網目構造が形成された一方の主面の反対側の主面側から光を照射し、現像液によりポジ型フォトレジスト層の露光部を除去することを特徴とする。
上記ポジ型フォトレジストはエキシマレーザータイプのフォトレジストであるのが好適である。
また、本発明の他の実施形態は、透明導電膜であって、網目構造を形成する金属ナノワイヤ表面にポジ型フォトレジストが残存する部分を有し、かつ、網目構造の網目内部にポジ型フォトレジストが残存しない部分を有することを特徴とする。
また、上記ポジ型フォトレジストはエキシマレーザータイプのフォトレジストであるのが好適である。
金属ナノワイヤの径の太さの平均が1〜500nm、長軸の長さの平均が1〜100μm、かつ、アスペクト比の平均が5より大であるのが好適である。また、金属が金、銀および銅のいずれかを少なくとも1種含むのが好適である。
本発明のさらに他の実施形態は、透明導電性基板であって、前記透明導電膜を透明基板の一方の主面上に有することを特徴とする。
本発明によれば、透明導電膜の透明性・導電性を維持しつつ金属ナノワイヤを保護することができる。
実施例にかかる透明導電膜のSEM画像を示す図である。 実施例および比較例にかかる透明導電膜の抵抗値の経時変化を示す図である。 実施例における日本分光株式会社紫外可視近赤外分光光度計JASCO V−670を用いてフォトレジスト層形成前後および現像後の基板の紫外・可視スペクトルを示す図である。 実施例および比較例にかかる透明導電膜の抵抗値測定サンプルを示す図である。 実施例および比較例で用いた銀ナノワイヤ塗布基板の抵抗値と光線透過率との相関を示す図である。 実施例および比較例で用いた銀ナノワイヤ塗布基板の密着性試験結果を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)について説明する。
実施形態にかかる透明導電膜形成方法は、透明基板の一方の主面上に金属ナノワイヤの網目構造を形成し、この金属ナノワイヤの網目構造を被覆するようにポジ型フォトレジスト層を積層形成し、透明基板の、金属ナノワイヤの網目構造が形成された一方の主面の反対側(他方)の主面側から光を照射し、現像液によりポジ型フォトレジスト層の露光部を除去する。これにより、網目構造を形成した金属ナノワイヤにより光が遮られ光照射されなかった部分に前記ポジ型フォトレジストを残存させることができる。この結果、金属ナノワイヤ表面にポジ型フォトレジストが残存する部分を有し、この残存したポジ型フォトレジストをそのまま絶縁保護膜として使用する透明導電膜を形成することができる。
すなわち、金属ナノワイヤの網目構造において、金属ナノワイヤが存在していない領域には上記光が照射(露光)され、ポジ型フォトレジストが崩壊して現像液により除去される。換言すると、透明基板上に形成された金属ナノワイヤの網目構造の網目内部にはポジ型フォトレジストが残存しない部分を有し、網目構造を形成する金属ナノワイヤ表面にポジ型フォトレジストが残存する(被覆されている)部分を有する。これにより、金属ナノワイヤの網目構造を光が十分通過できるようになり、形成された透明導電膜の透明性が確保される。また、金属ナノワイヤの網目構造は、ポジ型フォトレジスト層を形成する前から導電ネットワークを構成しており、上記透明導電膜形成方法の各工程を実施しても、導電性を高い状態で維持することができる。
さらに、網目構造を形成した金属ナノワイヤの近傍は、上記光照射時に光が当たりにくく、ポジ型フォトレジストの崩壊が抑制されるので、現像液によっても除去されず、金属ナノワイヤ表面にポジ型フォトレジストを残存させることができる。残存したポジ型フォトレジストは、金属ナノワイヤの保護膜として機能し、水蒸気、酸素、硫化水素等の酸性ガス等と金属ナノワイヤとの接触を回避して透明導電膜の導電性の低下を抑制する。
ここで、金属ナノワイヤとは、径の太さがナノメーターオーダーのサイズである金属であり、ワイヤ状の形状を有する導電性材料である。なお、本実施形態では、金属ナノワイヤとともに(混合して)、または金属ナノワイヤに代えて、ポーラスあるいはノンポーラスのチューブ状の形状を有する導電性材料である金属ナノチューブを使用してもよい。本明細書において、「ワイヤ状」と「チューブ状」はいずれも棒状であるが、前者は中央が中空ではないもの、後者は中央が中空であるものを意図する。性状は、柔軟であってもよく、剛直であってもよい。以下、本願明細書において「金属ナノワイヤ」は金属ナノワイヤと金属ナノチューブを包括する意味で用いることがある。
金属ナノワイヤおよび金属ナノチューブの径の太さの平均は、1〜500nmが好ましく、5〜200nmがより好ましく、5〜100nmがさらに好ましく、10〜100nmが特に好ましい。また、金属ナノワイヤおよび金属ナノチューブの長軸の長さの平均は、1〜100μmが好ましく、1〜50μmがより好ましく、2〜50μmがさらに好ましく、5〜30μmが特に好ましい。金属ナノワイヤおよび金属ナノチューブは、径の太さの平均および長軸の長さの平均が上記範囲を満たすとともに、アスペクト比の平均が5より大きいことが好ましく、10以上であることがより好ましく、100以上であることがさらに好ましく、200以上であることが特に好ましい。ここで、アスペクト比は、金属ナノワイヤおよび金属ナノチューブの径の平均的な太さをb、長軸の平均的な長さをaと近似した場合、a/bで求められる値である。a及びbは、走査型電子顕微鏡を用いて測定できる。
金属の種類としては、金、銀、白金、銅、ニッケル、鉄、コバルト、亜鉛、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、カドミウム、オスミウム、イリジウムからなる群から選ばれる少なくとも1種およびこれら金属を組み合わせた合金等が挙げられる。低い表面抵抗かつ高い全光線透過率を有する透明導電膜を得るためには、金、銀および銅のいずれかを少なくとも1種含むことが好ましい。これらの金属は導電性が高いため、一定の表面抵抗を得る際に、面に占める金属の密度を減らすことができるので、高い全光線透過率を実現できる。
これらの金属の中でも、金または銀の少なくとも1種を含むことがより好ましい。最適な態様としては、銀のナノワイヤが挙げられる。
金属ナノワイヤまたは金属ナノチューブの製造方法としては、公知の製造方法を用いることができる。例えば、銀ナノワイヤは、ポリオール(Poly−ol)法を用いて、ポリビニルピロリドン存在下で硝酸銀を還元することによって合成することができる(Chem.Mater.,2002,14,4736参照)。金ナノワイヤも同様に、ポリビニルピロリドン存在下で塩化金酸水和物を還元することによって合成することができる(J.Am.Chem.Soc.,2007,129,1733参照)。銀ナノワイヤおよび金ナノワイヤの大規模な合成および精製の技術に関しては国際公開公報WO2008/073143パンフレットと国際公開第2008/046058号パンフレットに詳細な記述がある。ポーラス構造を有する金ナノチューブは、銀ナノワイヤを鋳型にして、塩化金酸溶液を還元することにより合成することができる。ここで、鋳型に用いた銀ナノワイヤは塩化金酸との酸化還元反応により溶液中に溶け出し、結果としてポーラス構造を有する金ナノチューブができる(J.Am.Chem.Soc.,2004,126,3892−3901参照)。
また、ポジ型フォトレジスト層を形成するためのポジ型フォトレジストとしては、従来公知のフォトレジスト樹脂(例えば、東京応化工業株式会社製OFPR−800、OFPR−2、メルクジャパンパフォーマンスマテリアルズ社製AZ−1350等)を使用することができるが、エキシマレーザータイプのフォトレジスト樹脂を使用すると、形成される透明導電膜の可視光に対する耐性が向上するので好ましい。KrF(248nm)用フォトレジストとしては、東京応化工業社製TDURR−Pシリーズ、KrF(248n9m)用フォトレジストとしては、東京応化工業社製TDURR−Pシリーズ、ArF(193nm)用フォトレジストとしては、東京応化工業社製TARFR−Pシリーズ等が挙げられる。
ポジ型フォトレジストに照射する光は、フォトレジストの種類に応じて適宜決定する。また、現像液もフォトレジストの種類に応じて適宜決定する。
本実施形態において用いることができる透明基板は透明性の高い基板であれば特に制限はない。例えば、ガラス、プラスチック(ポレエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリ4−メチルペンテン−1(TPX)、ポリオレフィン(COC、COP)フィルム等が挙げられる。
以上の工程により、網目構造を形成した金属ナノワイヤにより光が遮られ照射(露光)されなかった部分にポジ型フォトレジストを残存させることができる。この結果、透明基板上に形成された金属ナノワイヤの網目構造の網目内部にはポジ型フォトレジストが残存しない部分を有し、網目構造を形成する金属ナノワイヤ表面に、保護膜として機能するポジ型フォトレジストが存在する部分を有する透明導電膜を実現できる。これにより、透明導電膜を透明基板の一方の主面上に有する透明導電性基板を実現できる。上述したように、本実施形態にかかる透明導電膜は、透明性および導電性を高く維持できるとともに、保護膜により導電性の低下を抑制できる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<透明導電膜の製造>
実施例.
銀ナノワイヤペースト(銀ナノワイヤ濃度1質量%エタノール液、銀ナノワイヤ長さ略40μm以上、SEM画像観察による任意の100本の銀ナノワイヤ平均径は90nm)とポジ型フォトレジスト(東京応化工業製 OFPR−800LB)とをこの順番にガラス基板の一方の主面上にともにスピンコート(7000rpm、40秒)により塗布し、網目構造を形成した銀ナノワイヤ上のポジ型フォトレジスト塗布面の反対側の面(ガラス基板の他方の主面側)から、ポジ型フォトレジストに光(波長405nm)を300mJ/cmで照射した。その後、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド溶液(NMD−3[東京応化工業株式会社製2.38質量%水溶液])に10〜15秒浸漬し、現像を行い、光が照射されたポジ型フォトレジストを取り除き、銀ナノワイヤにフォトレジストを残存させた。この場合、フォトレジストは、銀ナノワイヤの表面および近傍に残存していると考えられる。これにより、選択的に銀ナノワイヤをコーティングして保護膜を形成することができた。以上により、実施例にかかる透明導電膜を製造した。
図1には、製造した透明導電膜のSEM画像(HITACHI SU8020)が示される。なお、図1の右上には、透明導電膜を構成する銀ナノワイヤの拡大図が示される。図1において、銀ナノワイヤの表面だけにポジ型フォトレジストが残存していることがわかる。この点は日本分光株式会社紫外可視近赤外分光光度計JASCO V−670を用いてフォトレジスト層形成前後および現像後の基板の透過スペクトルを測定(フォトレジスト層形成前(図3のAline)と現像後(図3のCline)のスペクトル形状が略同一であり、これがフォトレジスト層形成後(図3のBline)のスペクトル形状とは異なる)ことからも裏付けられる(図3参照)。
比較例.
ガラス基板上に銀ナノワイヤのみを塗布し、ポジ型フォトレジストを塗布しない(従って、光照射、現像も行わない)で比較例にかかる透明導電膜を製造した。
<透明導電膜の信頼性評価>
実施例および比較例にかかる透明導電膜について、85℃/85%RH(相対湿度)の恒温恒湿槽に入れて抵抗値の変化を測定した。なお、抵抗値を測定するために図4に示したように銀ナノワイヤ塗布基板の両端には、予め金を日立ハイテクノロジーズ株式会社製イオンスパッタ装置E−1045を用いて2分間スパッタリングすることにより電極を形成したものを用い、両電極間の抵抗値を測定した。測定装置は三和電気計器のデジタルマルチメータPC5000を用いた。なお、両端の電極間の距離は3cm、両電極の各寸法は3cm×0.5cmとした。
図5には銀ナノワイヤペースト(銀ナノワイヤ濃度1質量%)(図5の左端の黒丸(光線透過率が86%、抵抗値が約14Ω)に相当する)をエタノールで徐々に希釈したものを用いて同様にスピンコートすることにより形成した銀ナノワイヤ塗布基板の抵抗値と光線透過率の相関を示した。図5では、各黒丸(左端を除く)がエタノールで希釈された各銀ナノワイヤペーストを使用した場合の銀ナノワイヤ塗布基板の測定値を示している。
また、銀ナノワイヤ濃度1質量%の銀ナノワイヤペーストを塗布した銀ナノワイヤ塗布基板(ポジ型フォトレジストによる保護膜が有る例と無い例)の初期の抵抗値(R)と恒温恒湿槽中で処理した経時抵抗値(R)を各々測定し、その比率(R/R)を観察した。結果を図2に示す。
図2に示されるように、ポジ型フォトレジストにより保護膜がコーティングされた実施例(With barrier patternと表記)にかかる銀ナノワイヤ透明導電膜の抵抗値は、一か月変化がなかった。一方、コーティングを行わなかった比較例(Without barrier patternと表記)にかかる銀ナノワイヤ透明導電膜の抵抗値は、初期値の5倍以上に上昇した。
また、実施例および比較例にかかる透明導電膜の基板との密着性を評価した。前記評価サンプル(図4参照)の電極間の銀ナノワイヤ透明導電膜上に3M社製スコッチメンディングテープ810−3−12を用いて、12mm幅のテープを3本並列に用い、それらをAgNW(銀ナノワイヤ透明導電膜)全面に貼着後親指で圧着した後、一気に剥離する作業を手動で1〜10回行い、各回の剥離後の抵抗値を測定した。評価結果を図6に示す。ポジ型フォトレジストにより保護膜がコーティングされた実施例(With barrier patternと表記)ではテープ剥離を10回反復実施しても抵抗値の上昇は殆ど認められなかったのに対して、コーティングを行わなかった比較例(Without barrier patternと表記)では1回の剥離で抵抗値が急激に高くなり、初期抵抗値(R)に対する3回の剥離後の抵抗値(R)の比(R/R)は3.3×10倍以上に上昇した。これよりポジ型フォトレジストにより保護膜を形成することにより銀ナノワイヤ透明導電膜の基板との密着性が向上していることがわかる。

Claims (6)

  1. 透明基板の一方の主面上に金属ナノワイヤの網目構造を形成し、
    前記金属ナノワイヤの網目構造を被覆するようにポジ型フォトレジスト層を形成し、
    前記透明基板の前記金属ナノワイヤの網目構造が形成された一方の主面の反対側の主面側から光を照射し、
    現像液によりポジ型フォトレジスト層の露光部を除去して、網目構造を形成する金属ナノワイヤにより光が遮られ光照射されなかった金属ナノワイヤの表面に選択的にポジ型フォトレジストが残存し、かつ、網目構造の金属ナノワイヤに囲まれたすきまにポジ型フォトレジストが残存しない部分を有する透明導電膜を形成するための透明導電膜形成方法。
  2. 前記ポジ型フォトレジスト層を形成するためのポジ型フォトレジストがエキシマレーザータイプのフォトレジストである、請求項1に記載の透明導電膜形成方法。
  3. 透明基板の一方の主面上に金属ナノワイヤの網目構造を有し、前記金属ナノワイヤ表面に選択的にポジ型フォトレジストが残存し、かつ、網目構造の金属ナノワイヤに囲まれたすきまにポジ型フォトレジストが残存しない部分を有する透明導電性基板
  4. 前記ポジ型フォトレジストがエキシマレーザータイプのフォトレジストである、請求項3に記載の透明導電性基板
  5. 前記金属ナノワイヤの径の太さの平均が1〜500nm、長軸の長さの平均が1〜100μm、かつ、アスペクト比の平均が5より大である、請求項3または4に記載の透明導電性基板
  6. 前記金属ナノワイヤを構成する金属が金、銀および銅のいずれかを少なくとも1種含む、請求項3〜5のいずれかに記載の透明導電性基板
JP2015030821A 2015-02-19 2015-02-19 透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板 Active JP6676279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030821A JP6676279B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015030821A JP6676279B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152205A JP2016152205A (ja) 2016-08-22
JP6676279B2 true JP6676279B2 (ja) 2020-04-08

Family

ID=56695483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015030821A Active JP6676279B2 (ja) 2015-02-19 2015-02-19 透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6676279B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020079844A1 (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 日立化成株式会社 導電性基板の製造方法及び導電性基板
CN110838390B (zh) * 2019-11-21 2021-08-24 武汉大学 一种激光制备图案化透明导电薄膜的方法
WO2023228786A1 (ja) * 2022-05-24 2023-11-30 株式会社ニコン・エシロール 積層体の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5646424B2 (ja) * 2011-09-27 2014-12-24 株式会社東芝 透明電極積層体
JP2013200997A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Fujifilm Corp 導電性部材、導電性部材の製造方法、及びタッチパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016152205A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6779253B2 (ja) 導電パターンの製造方法及び導電パターン形成基板
JP6644684B2 (ja) 金属ナノワイヤおよびポリマーバインダーを主成分とする透明導電性コーティング、その溶液処理、およびパターン化方法
JP6676279B2 (ja) 透明導電膜形成方法、透明導電膜および透明導電性基板
WO2013047556A1 (ja) タッチパネル、及びタッチパネルの製造方法
JPWO2006132413A1 (ja) 電極、配線及び電磁波遮蔽用の銀合金
TW201508826A (zh) 圖案化的導電薄膜及其製造方法與應用
JP5750017B2 (ja) 配線構造体、配線構造体の製造方法、及びタッチパネル
JPWO2006132410A1 (ja) 電極、配線及び電磁波遮蔽用の銀合金
TWI711950B (zh) 觸控面板感測器
KR100991005B1 (ko) 금속 나노물질의 존재하의 금속이온의 광여기 환원에 기초된 전극 형성
KR101682501B1 (ko) 은 나노와이어 패턴층 및 그래핀층을 포함하는 투명전극 및 그 제조방법
JPWO2006132412A1 (ja) 電極、配線及び電磁波遮蔽用の銀合金
JPWO2017010521A1 (ja) 透明電極フィルム、調光素子、および透明電極フィルムの製造方法
JP2020074114A (ja) 導電性フィルム、タッチパネルセンサー、および、タッチパネル
US20200350091A1 (en) Methods to incorporate silver nanowire-based transparent conductors in electronic devices
TWI333228B (en) Method of fabricating field emission display device and cathode plate thereof
JP5606769B2 (ja) 導電膜及びその製造方法、並びにタッチパネル及び集積型太陽電池
JP6722291B2 (ja) 導電性フィルム、タッチパネル、フォトマスク、インプリントテンプレート、導電性フィルム形成用積層体、導電性フィルムの製造方法、および電子デバイスの製造方法
JP7454424B2 (ja) めっき物の製造方法
WO2006132411A1 (ja) 電極、配線及び電磁波遮蔽用の銀合金
JP7031663B2 (ja) 導電性基板
EP2956807B1 (en) Methods to incorporate silver nanowire-based transparent conductors in electronic devices
FR3043831A1 (fr) Procede de fabrication d'un conducteur muni d'un motif et conducteur ainsi obtenu
WO2018047608A1 (ja) 導電性フィルムの製造方法、導電性フィルム、タッチパネルセンサー、アンテナ、指紋認証部、および、タッチパネル
KR20150056431A (ko) 전도층 및 이의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200107

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6676279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350