JP6675918B2 - 地盤改良材仮置き装置、及び地盤改良材の仮置き方法 - Google Patents

地盤改良材仮置き装置、及び地盤改良材の仮置き方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6675918B2
JP6675918B2 JP2016084364A JP2016084364A JP6675918B2 JP 6675918 B2 JP6675918 B2 JP 6675918B2 JP 2016084364 A JP2016084364 A JP 2016084364A JP 2016084364 A JP2016084364 A JP 2016084364A JP 6675918 B2 JP6675918 B2 JP 6675918B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground improvement
improvement material
shaped member
box
tubular member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016084364A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017193864A (ja
Inventor
前田 誠
誠 前田
和浩 藤田
和浩 藤田
政幸 峯岸
政幸 峯岸
井上 浩之
浩之 井上
幸治 河津
幸治 河津
秀人 朝霧
秀人 朝霧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Original Assignee
Kajima Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, Tokyo Electric Power Co Inc, Tokyo Electric Power Co Holdings Inc filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2016084364A priority Critical patent/JP6675918B2/ja
Publication of JP2017193864A publication Critical patent/JP2017193864A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6675918B2 publication Critical patent/JP6675918B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Description

本発明は、地面上に粉粒体状の地盤改良材を仮置きするための装置と、この装置を用いて地面上に地盤改良材を仮置きする方法とに関する。
特許文献1は軟弱地盤改良用固化材散布装置を開示している。この装置を構成する縦長の筒状容器本体は、その上面が閉止されており、また、下面が開放されている。筒状容器本体内には仕切板が設けられており、この仕切板によって筒状容器本体の上部区画室と下部区画室とが仕切られている。上部区画室には集塵装置及び排気口が設けられている。下部区画室には固化材圧送口及び固化材天端レベル感知用センサが設けられている。筒状容器本体の上面周端縁には、ショベルカーのバケットに吊り下げるための、バケット吊り下げ片が設けられている。
特開平08−144266号公報
しかしながら、特許文献1に開示の軟弱地盤改良用固化材散布装置を用いて、筒状容器本体の移動と粉粒体状の地盤改良材の地面上への仮置きとを繰り返して、所定面積の地面上に所定量の地盤改良材を仮置きする場合には、筒状容器本体の容量(特に下部区画室の容量)が小さいので、筒状容器本体の移動と地盤改良材の地面上への仮置きとを繰り返す頻度が多くなりかねず、ひいては、地盤改良材の地面上への仮置き作業を効率良く行うことが難しかった。
本発明は、このような実状に鑑み、地盤改良材の地面上への仮置き作業を効率良く行うことを目的とする。
そのため本発明に係る地盤改良材仮置き装置は、地面上に粉粒体状の地盤改良材を仮置きするための装置である。この装置は、上部に地盤改良材流入口を有して上下方向に延在する、下面開口の筒状部材と、筒状部材の内周面との間に環状の間隙を形成するように筒状部材内に配置された傘状部材と、筒状部材の少なくとも下部を外方から覆うように筒状部材に取り付けられた、下面開口の箱状部材と、を備える。筒状部材の下面は箱状部材の下面よりも上方に位置している。箱状部材の下面開口は地面によって閉塞可能である。箱状部材の内部空間の水平断面積は、筒状部材の内部空間の水平断面積よりも大きい。筒状部材の上面が閉塞している。地盤改良材流入口は、筒状部材の周壁を貫通して筒状部材の内外を連通する管状部材を含んで構成される。管状部材のうち筒状部材内に位置する側の端部である第1端部が下向きに開口している。傘状部材は、管状部材の第1端部より下方に位置し、かつ、筒状部材の下面より上方に位置する。
本発明に係る地盤改良材の仮置き方法は、前述の地盤改良材仮置き装置を用いて地面上に地盤改良材を仮置きする方法である。この方法は、地面上における第1の場所に地盤改良材仮置き装置を載置すること、箱状部材外から地盤改良材を空気と共に地盤改良材流入口に圧送して第1の場所における箱状部材内に地盤改良材を溜めること、及び、第1の場所に地盤改良材を存置した状態で、地盤改良材仮置き装置を第1の場所から地面上における第2の場所まで移動させること、を含む。
本発明によれば、地盤改良材仮置き装置を構成する箱状部材の内部空間の水平断面積が、筒状部材の内部空間の水平断面積よりも大きい。それゆえ、地盤改良材仮置き装置の移動と地盤改良材の地面上への仮置きとを繰り返して、所定面積の地面上に所定量の地盤改良材を仮置きする場合には、筒状部材の内部空間の水平断面積よりも大きな水平断面積の内部空間を有する箱状部材内に地盤改良材を溜めて地面上に仮置きすることができる。従って、地盤改良材仮置き装置の移動と地盤改良材の地面上への仮置きとを繰り返す頻度を減らすことができ、ひいては、地盤改良材の地面上への仮置き作業を効率良く行うことができる。
本発明の第1実施形態における地盤改良材仮置き装置の上面図 前記第1実施形態における地盤改良材仮置き装置の正面図 図1のI−I断面図 図3の部分Pの部分拡大図 図3の部分Qの部分拡大図 前記第1実施形態における筒状部材の上面図 前記第1実施形態における筒状部材の正面図 図6のII−II断面図 図7のIII−III断面図 前記第1実施形態における地盤改良材仮置き作業の様子を示す図 前記第1実施形態における地盤改良材の地面上への仮置き方法を示す図 前記第1実施形態における地盤改良材の地面上への仮置き方法を示す図 前記第1実施形態における地盤改良材の地面上への仮置き方法を示す図 前記第1実施形態における地面上に仮置きされた地盤改良材を上方から見た図 本発明の第2実施形態における、フィルタ部材が取り付けられる前の地盤改良材仮置き装置の上面図 本発明の第3実施形態におけるフィルタ部材の構成を示す図 本発明の第4実施形態における筒状部材の地盤改良材流入口とホースとの接続を示す概略図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
図1及び図2は、本発明の第1実施形態における地盤改良材仮置き装置1の上面図及び正面図である。図3は図1のI−I断面図である。図4及び図5は、図3の部分P及び部分Qの部分拡大図である。図6及び図7は、筒状部材2の上面図及び正面図である。図8は図6のII−II断面図である。図9は図7のIII−III断面図である。
地盤改良材仮置き装置1は、粉粒体状の地盤改良材(以下、単に「地盤改良材」という)を地面上に仮置きするための装置である。ここで、本実施形態では、地盤改良材がセメントであるとして以下説明するが、地盤改良材はセメントに限らない。例えば、地盤改良材は生石灰又は消石灰でもよい。また、地盤改良材は、地盤の安定化に用いられる固化材である。
図1〜図3に示すように、地盤改良材仮置き装置1は、筒状部材2と、筒状部材2の少なくとも下部を外方から覆うように筒状部材2に取り付けられた下面開口の箱状部材3と、を備える。
図1〜図3及び図6〜図9に示すように、筒状部材2は鋼製であり、上下方向に延在している。筒状部材2の上面2aの開口は板状の蓋部材21によって閉じられている。すなわち、筒状部材2の上面は閉塞されている。蓋部材21は鋼製であり、筒状部材2の上端周縁部に溶接固定されている。筒状部材2は下面2bが開口している。尚、本実施形態では、筒状部材2の断面形状が円形であるが、筒状部材2の断面形状はこれに限らず、例えば、楕円形又は矩形であってもよい。
筒状部材2の外周面の上部には、筒状部材2及び箱状部材3を吊り上げるための複数の吊り部22が設けられている。本実施形態では、4個の吊り部22が上面視で放射状に筒状部材2の外周面の上部に設けられている。吊り部22は、例えば、貫通孔を有する鋼板により形成されており、筒状部材2の外周面の上部に溶接固定されている。尚、本実施形態では、筒状部材2及び箱状部材3を吊り上げるための吊り部22が筒状部材2のみに設けられているが、この吊り部22については、筒状部材2及び箱状部材3の少なくとも一方に設ければよい。また、本実施形態では、吊り部22の個数が4個であるが、吊り部22の個数はこれに限らない。
筒状部材2は、その下面2bより下方に延びて筒状部材2を支持する複数の脚部23を有する。本実施形態では脚部23が4本であるが、脚部23の本数はこれに限らない。脚部23は、その上端部が筒状部材2の外周面の下端部に固定されている。脚部23の下端部には矩形状の板状部材24が設けられており、板状部材24の矩形の下面が地面に接触する。従って、筒状部材2の下面2bは、地面よりも上方に位置する。すなわち、筒状部材2の下面2bは、地面から、脚部23の実質的な長さ分(図7に示す距離L分)離れている。
図3及び図8に示すように、筒状部材2の上部には、その周壁(側壁)を貫通して筒状部材2の内外を連通する鋼製の管状部材25が設けられている。この管状部材25は、筒状部材2の地盤改良材流入口26を構成するものである。すなわち、筒状部材2は、その上部に地盤改良材流入口26を有している。
管状部材25のうち筒状部材2外に位置する側の開口端部(すなわち上流側端部)25aには、後述するホース68を連結するための外フランジ部25cが設けられている。管状部材25のうち筒状部材2内に位置する側の開口端部(すなわち下流側端部)25bは、下向きに開口している。ここで、管状部材25の下流側端部25bが本発明の「第1端部」に対応する。
管状部材25は、上流側端部25a側から水平に延びて筒状部材2の上部の側壁を外側から内側に貫通し、筒状部材2内にて下向きに屈曲して下流側端部25bが下向きに開口している。尚、管状部材25は、その途中(具体的には、筒状部材2の側壁を貫通している部分)にて、筒状部材2に溶接固定されている。
図3、図8及び図9に示すように、筒状部材2内には、筒状部材2の内周面との間に環状の間隙27を形成するように傘状部材28が配置されている。傘状部材28は、管状部材25の下流側端部25bより下方に位置し、かつ、筒状部材2の下面2bより上方に位置する。
傘状部材28は、上側に向かって先細となる傘形状を成している。傘状部材28は、上側に向かって先細となる角錐状又は円錐状に形成されている。尚、本実施形態では、傘状部材28の一例として、上側に向かって先細となる六角錐状に形成されているものを図3、図8及び図9にて図示している。
傘状部材28は、その先端部(上端部)が、管状部材25の下流側端部25bの開口に相対している。傘状部材28は、2本の棒状部材29を介して、筒状部材2の内周面に固定されている。
図1〜図3に示すように、箱状部材3は、直方体状のフレーム部31と、フレーム部31の各側面に設けられた板状部材32と、フレーム部31の上面に設けられた板状部材34とを備える。
フレーム部31は、複数の柱部材37及び複数の梁部材38を含んで構成されている。これら柱部材37及び梁部材38を組み立てることにより、直方体状のフレーム部31が形成されている。ここで、柱部材37及び梁部材38は、例えば、角形鋼管である。
筒状部材2は、上面視で、フレーム部31の中央部分に位置している。筒状部材2の下部及び脚部23がフレーム部31内に位置しており、地盤改良材流入口26を含む筒状部材2の上部がフレーム部31より上方に突出している。筒状部材2は、その外周面側が、フレーム部31に固定されている。
板状部材32は矩形状であり、フレーム部31の各側面における上下方向中央部から下端部までの開口部分を塞ぐように、フレーム部31に取り付けられている。
板状部材32には窓部33が設けられている。窓部33は、板状部材32に形成された開口部33aと、開口部33aを塞ぐように設けられた透明又は半透明の板状部材33bとにより構成されている。板状部材33bは例えばアクリル樹脂製である。開口部33aは上下方向に細長く延びる矩形状である。従って、箱状部材3は、その側面を構成する板状部材32に設けられて箱状部材3内を視認可能とする窓部33を有している。作業者が窓部33を箱状部材3の外側から覗き込むことで、作業者は箱状部材3内の様子(特に、箱状部材3内に溜まった地盤改良材の高さ)を把握することができる。尚、窓部33は、箱状部材3の4つの側面のうち1つ以上の側面に設けられ得る。
板状部材34は、フレーム部31の上面の開口部分のうち、管状部材25の上流側端部25a(外フランジ部25c)に近い部分を塞ぐように、フレーム部31に取り付けられている。箱状部材3には、作業員が板状部材34上に昇るとき、及び、板状部材34上から降りるときに使用される階段部35が設けられている。尚、階段部35については、箱状部材3に着脱可能に取り付けられてもよい。
箱状部材3の下端部(具体的にはフレーム部31の下端部)には、箱状部材3の下端部から下方に突出する凸部39が設けられている。図5に示すように、凸部39は山形鋼によって形成されている。凸部39は地面に食い込むことが可能である(後述する図11及び図12参照)。凸部39は、箱状部材3の下面開口を囲むように環状に形成されている。
図1〜図3に示すように、箱状部材3は、その上部に、箱状部材3の内外を連通する通気部45を有する。通気部45は、フレーム部31の各側面における上部の開口部分と、フレーム部31の上面の開口部分のうち板状部材34によって塞がれていない部分とにより構成される。通気部45には、それを覆うように、通気性を有するフィルタ部材40が交換可能に設けられている。すなわち、フィルタ部材40は、通気部45に着脱可能に取り付けられている。ここで、フィルタ部材40は、箱状部材3内の粉塵が箱状部材3外に排出されることを抑制するものである。
ここで、フィルタ部材40の構成と、フィルタ部材40の箱状部材3(通気部45)への取り付けとについて、図4を用いて説明する。
フィルタ部材40は、第1の通気性シート材41、第2の通気性シート材42、及び、第3の通気性シート材43を、この順に箱状部材3の内側から外側に向かって積層させた3層構造を成している。
第1の通気性シート材41は、一般に油吸着材として用いられているシート状の部材であり、通気性を有し、樹脂製(例えばポリプロピレン製)である。
第2の通気性シート材42は、ヤシガラ繊維によって形成されたシート状の部材であり、通気性を有する。
第3の通気性シート材43は、樹脂製の網状部材であり、通気性を有する。
ここで、第3の通気性シート材43は、第2の通気性シート材42よりも目が粗い。また、第2の通気性シート材42は、第1の通気性シート材41よりも目が粗い。従って、本実施形態では、フィルタ部材40は、箱状部材3の内側から外側に向かうほど目が粗くなるように複数の通気性シート材41〜43が積層されて形成された積層構造を有している。
すなわち、第3の通気性シート材43の単位面積当たりの開口面積は、第2の通気性シート材42の単位面積当たりの開口面積よりも大きい。また、第2の通気性シート材42の単位面積当たりの開口面積は、第1の通気性シート材41の単位面積当たりの開口面積よりも大きい。従って、本実施形態では、フィルタ部材40は、箱状部材3の内側から外側に向かうほど単位面積当たりの開口面積が大きくなるように複数の通気性シート材41〜43が積層されて形成された積層構造を有している。
ゆえに、第3の通気性シート材43の通気性は、第2の通気性シート材42の通気性よりも高い。また、第2の通気性シート材42の通気性は、第1の通気性シート材41の通気性よりも高い。従って、本実施形態では、フィルタ部材40は、箱状部材3の内側から外側に向かうほど通気性が高くなるように複数の通気性シート材41〜43が積層されて形成された積層構造を有している。
フレーム部31のうちフィルタ部材40が取り付けられる部分の外面には、開口部51を有する板状部材52と、フィルタ部材40をフレーム部31に固定するための複数の山形鋼53とが固定されている。複数の山形鋼53は、フレーム部31に取り付けられるフィルタ部材40の周囲を囲むように、互いに間隔を空けて、フレーム部31の外面に固定されている(図1及び図2参照)。
図1〜図4に示すように、3層構造を有するフィルタ部材40は、開口部51を有する板状部材52と、開口部54を有する押さえ板55とによって挟まれた状態で、複数の山形鋼53によって周囲を囲まれている。この状態で、山形鋼53と押さえ板55との間に楔部材56が介装されて、フィルタ部材40が板状部材52側に押圧されることにより、フィルタ部材40が箱状部材3に取り付けられる。
従って、箱状部材3内の空気は、箱状部材3の上部の通気部45にて、板状部材52の開口部51、第1の通気性シート材41、第2の通気性シート材42、第3の通気性シート材43、押さえ板55の開口部54をこの順に通って、外部に排出され得る。
一方、箱状部材3内の粉塵は、箱状部材3の上部の通気部45にて、板状部材52の開口部51を通って、フィルタ部材40に至る。フィルタ部材40では粉塵の通過が抑制される。従って、粉塵が押さえ板55の開口部54を通って箱状部材3外に排出されることを抑制することができる。
後述する図11及び図12に示すように、筒状部材2と、筒状部材2に取り付けられた箱状部材3とが地面上に載置されると、箱状部材3に設けられた凸部39が箱状部材3の自重によって地面に食い込む(後述する図11及び図12参照)。この状態で、箱状部材3の下面開口が地面によって閉塞され得る。ここにおいて、筒状部材2の下面2bは、箱状部材3の下面よりも上方に位置している。
また、図1〜図3に示すように、箱状部材3は、その内部空間の水平断面積が、筒状部材2の内部空間の水平断面積よりも大きい。本実施形態では、箱状部材3は、その内部空間の水平断面積が、筒状部材2の内部空間の水平断面積の9倍以上かつ12倍以下の範囲内である。
図10は、本実施形態における地盤改良材仮置き作業の様子を示す図である。尚、本実施形態では、地盤改良材が仮置きされる地面が改良対象土(換言すれば、軟弱土、又は母材)60の上面61であるとして以下説明する。ここで、改良対象土60の上面61としては、例えば、現状地盤の表面や、盛土の上面を挙げることができる。
図10に示すように、改良対象土60の上面61上には、揚重装置として機能し得るバックホウ64と、前述の地盤改良材仮置き装置1を構成する筒状部材2及び箱状部材3とが配置されている。改良対象土60に隣接する地面上には、粉粒体運搬車65が配置されている。すなわち、粉粒体運搬車65は、箱状部材3外に配置されている。
バックホウ64のアームの先端部には、ワイヤー64aを引っ掛けるためのフック64bが取り付けられている。ワイヤー64aは、図示しない吊り金具を介して、筒状部材2の吊り部22に着脱可能に取り付けられている。本実施形態では、ワイヤー64aが吊り部22に取り付けられ、かつ、フック64bに引っ掛けられた状態で、バックホウ64のアームを上昇・下降させることで、筒状部材2及び箱状部材3の吊り上げ・吊り下げを行うことができる。また、筒状部材2及び箱状部材3がワイヤー64aを介して吊り上げられた状態で、バックホウ64が上面61上を走行することにより、筒状部材2及び箱状部材3が上面61上を移動することができる。
粉粒体運搬車65は、タンク66と、図示しない圧送手段とを備えている。ここで、タンク66は本発明の「収容部」に対応するものであり、地盤改良材が収容される。前述の圧送手段は、タンク66に収容された地盤改良材を空気と共にホース68を介して地盤改良材流入口26(管状部材25)に圧送する機能を実現する。前述の圧送手段は空気圧縮機を含む。尚、タンク66と前述の圧送手段とを備えた粉粒体運搬車65については、その例が、特開2007−22658号公報及び特開2009−35299号公報に開示されている。
次に、地盤改良材を改良対象土60の上面61上に仮置きする方法について、前述の図1〜図10に加えて、図11〜図14を用いて説明する。
図11〜図13は、地盤改良材の上面61上への仮置き方法を示す。図14は、上面61上に仮置きされた地盤改良材を上方から見た図である。
まず、図10に示すように、地盤改良材仮置き装置1を構成する筒状部材2及び箱状部材3と、バックホウ64と、粉粒体運搬車65とを配置する。このときに、地盤改良材仮置き装置1を構成する筒状部材2及び箱状部材3は、改良対象土60の上面61における地盤改良材の仮置き予定場所(第1の場所)に載置される。また、粉粒体運搬車65のタンク66内に収容された地盤改良材を空気と共にホース68を介して地盤改良材流入口26(管状部材25)に圧送できるように準備を行う。
次に、図11に示すように、粉粒体運搬車65の圧送手段を作動させて、タンク66内(すなわち箱状部材3外)の地盤改良材を空気と共にホース68を介して地盤改良材流入口26(管状部材25)に圧送する。この圧送の開始直後では、筒状部材2内における管状部材25の下流側端部25bの開口から地盤改良材が勢いよく下向きに放出されて箱状部材3内にて舞い上がるが、この舞い上がった地盤改良材が箱状部材3内から箱状部材3外に排出されることは、環状の凸部39の地面への食い込みと、フィルタ部材40とによって抑制される。
前述の地盤改良材の圧送時において、作業員は、窓部33を箱状部材3の外側から覗き込むことで、箱状部材3内の地盤改良材の溜まり具合を把握することができる。
図12に示すように、箱状部材3内に地盤改良材がある程度溜まってくると、下から地盤改良材が盛り上がるように嵩が上がっていくような状態になり、地盤改良材の箱状部材3内での舞い上がりが抑制される。
所望の量の地盤改良材が箱状部材3内に溜まると、前述の地盤改良材の圧送を停止する。この後、図13に示すように、前述の仮置き予定場所(第1の場所)に地盤改良材を存置した状態で、筒状部材2及び箱状部材3を吊り上げて、バックホウ64を上面61上にて走行させることで、筒状部材2及び箱状部材3を、前述の仮置き予定場所(第1の場所)から次の地盤改良材の仮置き予定場所(第2の場所)まで移動させる。
この地盤改良材の上面61上への仮置きと、筒状部材2及び箱状部材3の上面61上での移動とを繰り返して、所定面積の上面61上に所定量の地盤改良材を仮置きする。
図14(A)は、前述の地盤改良材の上面61上への仮置きと、筒状部材2及び箱状部材3の上面61上での移動とを繰り返して、上面61上に仮置きされた地盤改良材の山71〜74を示す。地盤改良材の山71〜74は、この順で、上面61上に仮置きされたものである。地盤改良材の山71〜74は、互いに間隔を空けて上面61上に仮置きされている。
図14(B)は、前述の地盤改良材の上面61上への仮置きと、筒状部材2及び箱状部材3の上面61上での移動とを繰り返して、上面61上に仮置きされた地盤改良材の山81〜85を示す。地盤改良材の山81〜85は、この順で、上面61上に仮置きされたものである。地盤改良材の山81〜85は、隣接する山同士が部分的に重なり合うように上面61上に仮置きされている。
改良対象土60の上面61上への地盤改良材の仮置き作業が完了すると、バックホウ64を用いて、上面61上に仮置きされた地盤改良材を敷均し、地盤改良材と改良対象土60とを混合・撹拌する。このようにして、地盤改良が行われる。
本実施形態によれば、地盤改良材仮置き装置1は、地面上に粉粒体状の地盤改良材を仮置きするための装置である。地盤改良材仮置き装置1は、上部に地盤改良材流入口26を有して上下方向に延在する、下面2bが開口している筒状部材2と、筒状部材2の少なくとも下部を外方から覆うように筒状部材2に取り付けられた、下面開口の箱状部材3と、を備える。箱状部材3の下面開口は地面によって閉塞可能である。箱状部材3の内部空間の水平断面積が、筒状部材2の内部空間の水平断面積よりも大きい。それゆえ、地盤改良材仮置き装置1の移動と地盤改良材の地面上への仮置きとを繰り返して、所定面積の地面上に所定量の地盤改良材を仮置きする場合には、筒状部材2の内部空間の水平断面積よりも大きな水平断面積の内部空間を有する箱状部材3内に地盤改良材を溜めて地面上に仮置きすることができる。従って、地盤改良材仮置き装置1の移動と地盤改良材の地面上への仮置きとを繰り返す頻度を減らすことができ、ひいては、地盤改良材の地面上への仮置き作業を効率良く行うことができる。
また本実施形態によれば、筒状部材2の下面2bが箱状部材3の下面よりも上方に位置する。これにより、地盤改良材を筒状部材2の下面2bの開口から箱状部材3内にスムーズに流入させることができる。
また本実施形態によれば、筒状部材2は、筒状部材2の下面2bより下方に延びて筒状部材2を支持する複数の脚部23を有する。これにより、筒状部材2の姿勢を地面上にて安定させることができる。
また本実施形態によれば、筒状部材2の上面が閉塞している。地盤改良材流入口26は、筒状部材2の周壁を貫通して筒状部材2の内外を連通する管状部材25を含んで構成される。管状部材25のうち筒状部材2内に位置する側の端部である第1端部(下流側端部25b)が下向きに開口している。これにより、管状部材25の下流側端部25bの開口から放出される地盤改良材を箱状部材3内の下部にスムーズに案内することができる。
また本実施形態によれば、地盤改良材仮置き装置1は、筒状部材2の内周面との間に環状の間隙27を形成するように筒状部材2内に配置された傘状部材28を更に備える。傘状部材28は、管状部材25の第1端部(下流側端部25b)より下方に位置し、かつ、筒状部材2の下面2bより上方に位置する。これにより、管状部材25の下流側端部25bの開口から放出される地盤改良材が、傘状部材28に衝突した後に、環状の間隙27を通って落下し得るので、管状部材25の下流側端部25bの直下に地盤改良材が集中的に落下して局所的に積もることを抑制することができる。すなわち、傘状部材28によって、箱状部材3内にて地盤改良材が均等に分散され得る。
また本実施形態によれば、傘状部材28は、上側に向かって先細となる円錐状又は角錐状に形成されている。傘状部材28の先端部が管状部材25の第1端部(下流側端部25b)の開口に相対している。これにより、簡素な構成で、管状部材25の下流側端部25bの開口から放出される地盤改良材を、筒状部材2の軸中心側から内周面側に拡散させることができる。
また本実施形態によれば、箱状部材3は、箱状部材3の上部に、箱状部材3の内外を連通する通気部45(フレーム部31の各側面の開口部分のうち板状部材32によって塞がれていない部分、及び、フレーム部31の上面の開口部分のうち板状部材34によって塞がれていない部分)を有する。これにより、通気部45を、箱状部材3内の空気を排出するための排気口として機能させることができる。
また本実施形態によれば、箱状部材3の上部の通気部45(フレーム部31の各側面の開口部分のうち板状部材32によって塞がれていない部分、及び、フレーム部31の上面の開口部分のうち板状部材34によって塞がれていない部分)には、交換可能であり、かつ、通気性を有するフィルタ部材40が設けられている。これにより、箱状部材3内の粉塵が箱状部材3の上部の通気部45を通って箱状部材3外に排出されることを抑制することができる。
また本実施形態によれば、筒状部材2と箱状部材3との少なくとも一方には、筒状部材2及び箱状部材3を吊り上げるための吊り部22が設けられている。これにより、バックホウ64などの揚重装置を用いて筒状部材2及び箱状部材3を吊り上げた状態で筒状部材2及び箱状部材3を地面上にて容易に移動させることができる。
また本実施形態によれば、箱状部材3は、箱状部材3の下端部から下方に突出して地面に食い込み可能な凸部39を有する。これにより、箱状部材3内の粉塵が箱状部材3の下端部と地面との間の間隙を通って箱状部材3外に漏れ出すことを抑制することができる。
また本実施形態によれば、箱状部材3は、箱状部材の側面(板状部材32)に設けられて箱状部材3内を視認可能とする窓部33を有する。これにより、作業者は、窓部33を覗き込むことで、箱状部材3内の地盤改良材の溜まり具合を容易に把握することができる。
また本実施形態によれば、地盤改良材が収容される収容部(タンク66)と、収容部(タンク66)に収容された地盤改良材を空気と共にホース68を介して地盤改良材流入口26に圧送する圧送手段とが、箱状部材3外に配置されている(図10参照)。これにより、収容部(タンク66)を地盤改良材の供給源として、連続的に、箱状部材3内に地盤改良材を供給することができる。
また本実施形態によれば、車両(粉粒体運搬車65)は、収容部(タンク66)と前記圧送手段とを備えている。これにより、筒状部材2及び箱状部材3と、粉粒体運搬車65とを用いて、広範囲にわたる地盤改良対象領域の地面上に、地盤改良材を効率良く間配りすることができる。
また本実施形態によれば、地盤改良材仮置き装置1を用いて地面上(改良対象土60の上面61上)に地盤改良材を仮置きする方法として、地面上(改良対象土60の上面61上)における第1の場所(地盤改良材の仮置き予定場所)に地盤改良材仮置き装置1を載置すること、箱状部材3外から地盤改良材を空気と共に地盤改良材流入口26に圧送して第1の場所(地盤改良材の仮置き予定場所)における箱状部材3内に地盤改良材を溜めること、及び、第1の場所(地盤改良材の仮置き予定場所)に地盤改良材を存置した状態で、地盤改良材仮置き装置1を第1の場所(地盤改良材の仮置き予定場所)から地面上(改良対象土60の上面61上)における第2の場所(次の地盤改良材の仮置き予定場所)まで移動させること、を含む。これにより、地盤改良材仮置き装置1の移動と地盤改良材の地面上(改良対象土60の上面61上)への仮置きとを繰り返して、所定面積の地面上(改良対象土60の上面61上)に所定量の地盤改良材を効率良く仮置きすることができる。
尚、本実施形態では、従来工法のような地盤改良材の運搬に複数のフレキシブルコンテナバッグを用いる必要がないので、フレキシブルコンテナバッグごとに玉掛け作業を繰り返す必要がない。それゆえ作業効率を向上させることができる。また、フレキシブルコンテナバッグの破袋作業が不要であるので、作業員の作業安全性を向上させることができる。更に、使用後のフレキシブルコンテナバッグを廃棄する必要がないので、地盤改良材の運搬に伴う廃棄物の発生を抑制することができる。
また本実施形態によれば、比較的取扱い易いセメントを地盤改良材として用いることにより、広範囲にわたる地盤改良対象領域の地面上に、地盤改良材を効率良く間配りすることができる。
図15は、本発明の第2実施形態における、フィルタ部材40が取り付けられる前の地盤改良材仮置き装置1の上面図である。すなわち、図15に示す地盤改良材仮置き装置1については、フィルタ部材40が取り付けられた後に、前述の地盤改良材の地面上への仮置き作業に使用される。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、箱状部材3のフレーム部31の上面に設置される山形鋼53の配置が第1実施形態と異なっている。このように、山形鋼53の配置については、箱状部材3に取り付けられるフィルタ部材40の形状などに応じて任意の配置となり得る。
図16は、本発明の第3実施形態におけるフィルタ部材40’の構成を示す図である。ここで、図16は、前述の図4に対応するものである。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態では、梁部材38’が山形鋼により形成されている。また、本実施形態では、板状部材52が省略されている。
また、本実施形態において、通気部45には、それを覆うように、通気性を有するフィルタ部材40’が交換可能に設けられている。すなわち、フィルタ部材40’は、通気部45に着脱可能に取り付けられている。ここで、フィルタ部材40’は、箱状部材3内の粉塵が箱状部材3外に排出されることを抑制するものである。
フィルタ部材40’は、第2の通気性シート材42、第1の通気性シート材41、第2の通気性シート材42、及び、第3の通気性シート材43を、この順に箱状部材3の内側から外側に向かって積層させた4層構造を成している。
フィルタ部材40’は、開口部54を有する押さえ板55と梁部材38’とによって挟まれた状態で、複数の山形鋼53によって周囲を囲まれている。この状態で、山形鋼53と押さえ板55との間に楔部材56’が介装されて、フィルタ部材40’が梁部材38’側に押圧されることにより、フィルタ部材40’が箱状部材3に取り付けられる。
ところで、前述の第1実施形態では、フィルタ部材40を構成する第1〜第3の通気性シート材41〜43のうち最も目が細かい第1の通気性シート材41が箱状部材3内に臨んでいる。それゆえ、第1の通気性シート材41については、粉粒体状の地盤改良材が細かい目に詰まって、目詰まりを起こしやすい。また、第1の通気性シート材41については、目詰まり時に地盤改良材が細かい目に詰まるので、はたいても目詰まりを解消することが難しい。ゆえに、第1の通気性シート材41に目詰まりが発生すると、そのまま廃棄しなければならないという懸念がある。
この点、本実施形態によれば、フィルタ部材40’を構成する第1〜第3の通気性シート材41〜43のうち第1の通気性シート材41よりも目が粗い第2の通気性シート材42が箱状部材3内に臨んでいる。この第2の通気性シート材42については、第1の通気性シート材41に比べて目が粗いので、地盤改良材による目詰まりの発生頻度が減少し得る。また、第2の通気性シート材42については、仮に目詰まりが発生しても、はたいて目詰まりを解消するができるので、当該第2の通気性シート材42を再使用することができる。従って、本実施形態によれば、フィルタ部材40’を用いることにより、フィルタ部材の交換頻度を減少させることができると共に、フィルタ部材の長寿命化を実現することができる。
図17は、本発明の第4実施形態における筒状部材2の地盤改良材流入口26とホース68との接続を示す概略図である。ここで、図17は、筒状部材2をその上方から見た図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
筒状部材2の地盤改良材流入口26(具体的には、管状部材25の上流側端部25aの外フランジ部25c)には、ホース68の外フランジ部68aが接続されている。この接続部については、外フランジ部25c,68a同士がレバー69で締め付けられて互いに固定されている。
本実施形態では、安全策として、仮にホース68が地盤改良材流入口26から外れてもホース68が暴れないように、ホース68を、固定手段である複数のターンバックル70を介して、筒状部材2に固定している。ターンバックル70は伸縮自在であり、任意の長さに調節可能である。ターンバックル70は、その一端が、ホース68の外周面に設けられた取付部材68bに取り付けられており、他端が、筒状部材2の吊り部22に設けられたブラケット部22aに取り付けられている。
尚、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
1 地盤改良材仮置き装置
2 筒状部材
2a 上面
2b 下面
3 箱状部材
21 蓋部材
22 吊り部
22a ブラケット部
23 脚部
24 板状部材
25 管状部材
25a 上流側端部
25b 下流側端部
25c 外フランジ部
26 地盤改良材流入口
27 間隙
28 傘状部材
29 棒状部材
31 フレーム部
32 板状部材
33 窓部
33a 開口部
33b 板状部材
34 板状部材
35 階段部
37 柱部材
38,38’ 梁部材
39 凸部
40,40’ フィルタ部材
41 第1の通気性シート材
42 第2の通気性シート材
43 第3の通気性シート材
45 通気部
51 開口部
52 板状部材
53 山形鋼
54 開口部
55 押さえ板
56,56’ 楔部材
60 改良対象土
61 上面
64 バックホウ
64a ワイヤー
64b フック
65 粉粒体運搬車
66 タンク
68 ホース
68a 外フランジ部
68b 取付部材
70 ターンバックル
71〜74、81〜85 地盤改良材の山

Claims (10)

  1. 地面上に粉粒体状の地盤改良材を仮置きするための装置であって、
    上部に地盤改良材流入口を有して上下方向に延在する、下面開口の筒状部材と、
    前記筒状部材の内周面との間に環状の間隙を形成するように前記筒状部材内に配置された傘状部材と、
    前記筒状部材の少なくとも下部を外方から覆うように前記筒状部材に取り付けられた、下面開口の箱状部材と、
    を備え、
    前記筒状部材の下面が前記箱状部材の下面よりも上方に位置しており、
    前記箱状部材の下面開口は前記地面によって閉塞可能であり、
    前記箱状部材の内部空間の水平断面積が、前記筒状部材の内部空間の水平断面積よりも大きく、
    前記筒状部材の上面が閉塞しており、
    前記地盤改良材流入口は、前記筒状部材の周壁を貫通して前記筒状部材の内外を連通する管状部材を含んで構成され、
    前記管状部材のうち前記筒状部材内に位置する側の端部である第1端部が下向きに開口しており、
    前記傘状部材は、前記管状部材の前記第1端部より下方に位置し、かつ、前記筒状部材の下面より上方に位置する、地盤改良材仮置き装置。
  2. 前記傘状部材は、上側に向かって先細となる円錐状又は角錐状に形成されており、
    前記傘状部材の先端部が前記管状部材の前記第1端部の開口に相対している、請求項1に記載の地盤改良材仮置き装置。
  3. 前記筒状部材は、前記筒状部材の下面より下方に延びて前記筒状部材を支持する複数の脚部を有する、請求項1又は請求項2に記載の地盤改良材仮置き装置。
  4. 前記箱状部材は、前記箱状部材の上部に、前記箱状部材の内外を連通する通気部を有する、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の地盤改良材仮置き装置。
  5. 前記通気部には交換可能なフィルタ部材が設けられている、請求項4に記載の地盤改良材仮置き装置。
  6. 前記筒状部材と前記箱状部材との少なくとも一方には、前記筒状部材及び前記箱状部材を吊り上げるための吊り部が設けられている、請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の地盤改良材仮置き装置。
  7. 前記箱状部材は、前記箱状部材の下端部から下方に突出して前記地面に食い込み可能な凸部を有する、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の地盤改良材仮置き装置。
  8. 前記箱状部材は、前記箱状部材の側面に設けられて前記箱状部材内を視認可能とする窓部を有する、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の地盤改良材仮置き装置。
  9. 前記地盤改良材が収容される収容部と、前記収容部に収容された前記地盤改良材を空気と共にホースを介して前記地盤改良材流入口に圧送する圧送手段とが、前記箱状部材外に配置されている、請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の地盤改良材仮置き装置。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の地盤改良材仮置き装置を用いて前記地面上に前記地盤改良材を仮置きする方法であって、
    前記地面上における第1の場所に前記地盤改良材仮置き装置を載置すること、
    前記箱状部材外から前記地盤改良材を空気と共に前記地盤改良材流入口に圧送して前記第1の場所における前記箱状部材内に前記地盤改良材を溜めること、及び、
    前記第1の場所に前記地盤改良材を存置した状態で、前記地盤改良材仮置き装置を前記第1の場所から前記地面上における第2の場所まで移動させること、
    を含む、地盤改良材の仮置き方法。
JP2016084364A 2016-04-20 2016-04-20 地盤改良材仮置き装置、及び地盤改良材の仮置き方法 Expired - Fee Related JP6675918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016084364A JP6675918B2 (ja) 2016-04-20 2016-04-20 地盤改良材仮置き装置、及び地盤改良材の仮置き方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016084364A JP6675918B2 (ja) 2016-04-20 2016-04-20 地盤改良材仮置き装置、及び地盤改良材の仮置き方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017193864A JP2017193864A (ja) 2017-10-26
JP6675918B2 true JP6675918B2 (ja) 2020-04-08

Family

ID=60155325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016084364A Expired - Fee Related JP6675918B2 (ja) 2016-04-20 2016-04-20 地盤改良材仮置き装置、及び地盤改良材の仮置き方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6675918B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60164509A (ja) * 1984-02-02 1985-08-27 Kobe Steel Ltd 粉体噴射撹拌地盤改良方法及び装置
JPH09304155A (ja) * 1996-05-13 1997-11-28 Kato Kensetsu:Kk 地盤改良に用いる固化材計量箱
JP3274841B2 (ja) * 1998-08-31 2002-04-15 株式会社加藤建設 地盤改良用固化材の散布装置
JP3331203B2 (ja) * 2000-02-10 2002-10-07 株式会社加藤建設 地盤改良用固化材の散布装置
JP2005155210A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Showa Koki Kk 固化材バラまきホッパー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017193864A (ja) 2017-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10457501B2 (en) Systems and methods for converter bed unloading and loading
JP2011518729A (ja) コンテナライナ及びコンテナライナの排出方法
JP4337004B2 (ja) 粉粒体投入口の発塵抑制装置
US20020096461A1 (en) Catch basin filter
JP6675918B2 (ja) 地盤改良材仮置き装置、及び地盤改良材の仮置き方法
JP2014118215A (ja) 粉粒体の切出し装置
JP4750338B2 (ja) 可燃性塵物用の収容サイロ装置
CN217706632U (zh) 用于吨袋的破袋器
CN109761072A (zh) 受料仓装置
JP2012036792A (ja) 燃料供給装置
JP2016030252A (ja) バグフィルタ用濾布、及びバグフィルタ用濾布の交換方法
JP2009215035A (ja) 吸引回収装置及びそれを備えた吸引回収車
JP2001354217A (ja) 開袋装置
JP6430807B2 (ja) フレコンバッグ排出装置
CN212922859U (zh) 一种粉粒物料运输车罐体内部爬梯装置
CN220200749U (zh) 一种投料站
JP5788664B2 (ja) 粉粒体排出方法およびその装置
JP7430497B2 (ja) サイロ用投入装置
JP6337041B2 (ja) フレキシブルコンテナ用防塵装置
JP3117947U (ja) アスベスト等粉塵用集塵機
JP7430496B2 (ja) サイロ用投入装置
JP2008179455A (ja) 吸引回収装置及びそれを備えた吸引回収車
JP3184974U (ja) アタッチメント洗浄プール
CN214597808U (zh) 一种溶液配制罐排气结构
JP2006131279A (ja) 粉粒体タンクにおけるキャンバス取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6675918

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees