JP2016030252A - バグフィルタ用濾布、及びバグフィルタ用濾布の交換方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】バグフィルタ用濾布の交換の際、スペースを必要とすることなく、かつ、濾布をスムーズにひっくり返すことができるバグフィルタ用濾布。
【解決手段】円形の端部7を有する長尺円筒状の本体部4と、円形の端部7と同形状の円形の開口部8を有する袋状をなし、円形の端部7と円形の開口部8とが全周に亘って接続されている袋部5と、を有する濾布本体2と、袋部5の底に取り付けられた引き上げ紐10と、を有するバグフィルタ用濾布1を提供する。
【選択図】図2
【解決手段】円形の端部7を有する長尺円筒状の本体部4と、円形の端部7と同形状の円形の開口部8を有する袋状をなし、円形の端部7と円形の開口部8とが全周に亘って接続されている袋部5と、を有する濾布本体2と、袋部5の底に取り付けられた引き上げ紐10と、を有するバグフィルタ用濾布1を提供する。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば集塵装置に用いられるバグフィルタ用濾布、及びバグフィルタ用濾布の交換方法に関する。
都市ごみ焼却炉、下水汚泥焼却炉、産業廃棄物焼却炉、石炭の燃焼炉等から排出される排ガスには、ばいじんと共に、窒素酸化物やダイオキシン等の大気汚染物質が含まれることがある。そのため、排ガスには、通常、ばいじんを除去する集塵処理が施される。
集塵処理を行う装置としては、濾布を備えるバグフィルタが広く採用されている。バグフィルタにて使用される濾布は使用時間とともに劣化していくものであり、定期的に交換を行う必要がある。バグフィルタの濾布交換に関する技術としては、特許文献1に記載されている濾布の取付構造が知られている。
集塵処理を行う装置としては、濾布を備えるバグフィルタが広く採用されている。バグフィルタにて使用される濾布は使用時間とともに劣化していくものであり、定期的に交換を行う必要がある。バグフィルタの濾布交換に関する技術としては、特許文献1に記載されている濾布の取付構造が知られている。
特許文献1に記載されている構造では、濾布の底面に吊りフックを設けて濾布の下端部を固定することによって、隣り合う濾布同士の接触による磨耗を抑制している。また、濾布の下端部が固定されていることによって、濾布の交換の際、粉塵の多い雰囲気の中に作業者を配置する必要がなくなる。即ち、濾布の変形を防止するためのケージを抜き出すために、粉塵の多い雰囲気の中に作業者を配置する必要がなくなる。
また、バグフィルタの濾布交換方法としては、特許文献2に記載されている方法も知られている。特許文献2に記載の方法は、濾布の内面下端に取り付けた引き上げ紐を用いて濾布を縮小し、縮小した濾布を清浄領域側におかれている収納袋を用いて収納するものである。この方法によれば、濾布の交換時に濾布外面に付着したダストが濾布より剥離飛散することがなく、作業環境を汚染することがなくなるとともに、作業員が防護具を身に着ける必要がなくなり作業性を向上させることができる。
ところで、上記特許文献1に記載の構造では、ケージを差し込むために、濾布の上方にケージ長さ相当の抜き差しスペースが必要であり、建物天井を高くする必要が生じるという課題がある。また、濾布を下方から引っ張って取り付ける治具が新たに必要となり、材料コストが高くなるとともに、濾布を設置するための時間を要するという課題がある。
また、上記特許文献2に記載の方法は、引き上げ紐を用いて濾布を引き上げた際、濾布が内側にうまくひっくり返らないことが多い。そのため、濾布を引き上げ、収納することが難しく、最終的に従来通りの交換方法を用いる場合があるという課題がある。
この発明は、バグフィルタ用濾布の交換の際、スペースを必要とすることなく、かつ、濾布をスムーズにひっくり返すことができるバグフィルタ用濾布を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、バグフィルタ用濾布は、円形の端部を有する長尺円筒状の本体部と、前記円形の端部と同形状の円形の開口部を有する袋状をなし、前記円形の端部と前記円形の開口部とが全周に亘って接続されている袋部と、を有する濾布本体と、前記袋部の底に取り付けられた引き上げ紐と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、バグフィルタ用濾布が予め所定量がひっくり返った形状となっていることによって、引き上げ紐を引っ張ることによりバグフィルタ用濾布を確実にひっくり返すことができる。これにより、バグフィルタ用濾布の交換作業を容易とすることができる。
上記バグフィルタ用濾布において、前記袋部は、前記本体部の内部側に突出するように前記本体部に接続されている構成としてもよい。
本発明の第二の態様によれば、上記バグフィルタ用濾布において、片側の端部が開放された長尺有底円筒形状をなす濾布本体であって、濾布本体の底部は、頂点が濾布本体の径方向内周側に突出する錐形状をなしている濾布本体と、前記濾布本体の底部の頂点に取り付けられた引き上げ紐と、を有することを特徴とする。
上記バグフィルタ用濾布において、形状が前記端部と同形状の環状をなし、前記本体部の径方向内周側の前記端部近傍に挿入可能であり、所定重量を有する錘を有してもよい。
このような構成によれば、錘を用いてバグフィルタ用濾布の形状を維持されることによって、濾布の形状を維持するための長尺のケージが不要となり、長尺のケージを抜き差しするためのスペースを設ける必要がなくなる。これにより、バグフィルタ用濾布の交換時に必要となる空間を縮小することができる。
上記バグフィルタ用濾布において、外周面に形成された触媒層を有する構成としてもよい。
このような構成によれば、排ガスがバグフィルタ用濾布によってろ過される際、ばいじんを捕集すると共に、大気汚染物質を分解して浄化することができる。
このような構成によれば、排ガスがバグフィルタ用濾布によってろ過される際、ばいじんを捕集すると共に、大気汚染物質を分解して浄化することができる。
本発明の第三の態様によれば、バグフィルタ用濾布の交換方法は、集塵室と、前記集塵室を上下に仕切る仕切板と、前記仕切板の取付穴より下方に垂れ下がるように取り付けられている上記いずれかに記載のバグフィルタ用濾布を有する集塵装置におけるバグフィルタ用濾布の交換方法であって、前記バグフィルタ用濾布の引き上げ紐を引き上げて、前記バグフィルタ用濾布を前記取付穴より引き出す工程を有することを特徴とする。
本発明によれば、バグフィルタ用濾布が予め所定量がひっくり返った形状となっていることによって、引き上げ紐を引っ張ることによりバグフィルタ用濾布を確実にひっくり返すことができる。これにより、バグフィルタ用濾布の交換作業を容易とすることができる。
以下、本発明の実施形態のバグフィルタ用濾布1について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態のバグフィルタ用濾布1が適用される集塵装置20(バグフィルタ)の一例を示す模式図である。
集塵装置20は、集塵室21と、集塵室21の内部を仕切る仕切板22と、仕切板22に取り付けられているバグフィルタ用濾布1と、パルスジェット用配管23と、を有している。複数のバグフィルタ用濾布1が収容されている集塵室21は、仕切板22によって第一室25と第一室25よりも下流側の第二室26とに分割されている。
集塵装置20は、集塵室21と、集塵室21の内部を仕切る仕切板22と、仕切板22に取り付けられているバグフィルタ用濾布1と、パルスジェット用配管23と、を有している。複数のバグフィルタ用濾布1が収容されている集塵室21は、仕切板22によって第一室25と第一室25よりも下流側の第二室26とに分割されている。
第一室25には集塵室21に排ガスを導入するためのガス導入管27が接続されている。第二室26には、集塵・浄化処理されたガスを排出するガス排出管28が接続されている。
集塵室21の底面29は漏斗状になっており、その下端には、ばいじんを排出するためのばいじん排出管30が接続されている。
パルスジェット用配管23は、逆洗用の高圧パルス状空気をバグフィルタに噴き付けるための配管であり、第二室26内に設けられている。
集塵室21の底面29は漏斗状になっており、その下端には、ばいじんを排出するためのばいじん排出管30が接続されている。
パルスジェット用配管23は、逆洗用の高圧パルス状空気をバグフィルタに噴き付けるための配管であり、第二室26内に設けられている。
図2に示すように、本実施形態のバグフィルタ用濾布1は、濾布本体2と、濾布本体2の外周面に形成された触媒層3とを備えている。濾布本体2は、長尺円筒状の本体部4と、本体部4に接続されて袋状をなす袋部5と、を有している。
本体部4は、円形の端部7を有している。袋部5は、本体部4の端部7と略同形状の円形の開口部8を有している。本体部4の端部7と袋部5の開口部8とは、全周に亘って接続されている。
袋部5は、本体部4の端部7に本体部4の内部側に突出するように接続されている。袋部5が、本体部4の内部側に突出していることによって、袋部5は、上方に凸の円錐状をなしている。
本体部4は、円形の端部7を有している。袋部5は、本体部4の端部7と略同形状の円形の開口部8を有している。本体部4の端部7と袋部5の開口部8とは、全周に亘って接続されている。
袋部5は、本体部4の端部7に本体部4の内部側に突出するように接続されている。袋部5が、本体部4の内部側に突出していることによって、袋部5は、上方に凸の円錐状をなしている。
換言すれば、バグフィルタ用濾布1の濾布本体2は、片側の端部7が開放された長尺有底円筒形状をなしており、濾布本体2の底部は、頂部6が濾布本体2の径方向内周側に突出する錐形状をなしている。
本体部4の袋部5とは反対側の端部には、環状リング9が装着されている。環状リング9は、本体部4の開口をなす端部の形状を環状に保持するリングである。環状リング9は、弾性変形が可能なバネ鋼にて形成されている。
袋部5の底(錐形状の底部の頂部)には、引き上げ紐10が取り付けられている。具体的には、引き上げ紐10は、円錐状をなす袋部5の頂部6に取り付けられている。引き上げ紐10は、バグフィルタ用濾布1の全長よりも十分に長い長さを有している。
また、バグフィルタ用濾布1の内部には錘11が挿入されている。錘11は、形状が本体部4の端部7と同形状の環状をなしている。錘11は、本体部4の径方向内周側の端部7近傍に挿入可能である。
錘11は、バグフィルタ用濾布1の使用時、即ち、バグフィルタ用濾布1を排ガスが通過する際にバグフィルタ用濾布1が変形しない程度にバグフィルタ用濾布1に張力が加わるような所定重量を有している。
錘11は、バグフィルタ用濾布1の使用時、即ち、バグフィルタ用濾布1を排ガスが通過する際にバグフィルタ用濾布1が変形しない程度にバグフィルタ用濾布1に張力が加わるような所定重量を有している。
本体部4及び袋部5は、綾織り、朱子織り、平織り等の織り方によって織られた布もしくはニードルパンチ法等によって製造された不織布から形成されている。即ち、濾布本体2部及び袋部5は、剛性を有さない柔軟な素材から形成されていることが好ましい。
布の打ち込み密度は400〜1200g/m2であることが好ましい。打ち込み密度が400g/m2以上であれば、ばいじんを充分に捕捉できる。打ち込み密度が1200g/m2以下であれば、目詰まりを抑制できる。
本体部4及び袋部5を構成する繊維としては、例えば、ガラス繊維、ポリフルオロエチレン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリフェニレンサルファイド系繊維等が挙げられる。繊維のうちでも、耐熱性が高い点では、ガラス繊維およびポリフルオロエチレン系繊維が好ましい。繊維の直径は3〜15μmが好ましい。
本体部4及び袋部5を構成する繊維としては、例えば、ガラス繊維、ポリフルオロエチレン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリフェニレンサルファイド系繊維等が挙げられる。繊維のうちでも、耐熱性が高い点では、ガラス繊維およびポリフルオロエチレン系繊維が好ましい。繊維の直径は3〜15μmが好ましい。
本体部4と袋部5とは、縫い合わせることによって接続してもよいし、溶着によって接合してもよい。また、本体部4と袋部5とを別々に製作せず、一体に製作してもよい。
また、端部7から袋部5の頂部6までの高さは、バグフィルタ用濾布の大きさ(集塵装置20の規模)等に応じて適宜設定される。例えば、5m程度の長さを有するバグフィルタ用濾布1の場合、頂部6までの高さは、0.1m〜1m程度が好ましい。
また、端部7から袋部5の頂部6までの高さは、バグフィルタ用濾布の大きさ(集塵装置20の規模)等に応じて適宜設定される。例えば、5m程度の長さを有するバグフィルタ用濾布1の場合、頂部6までの高さは、0.1m〜1m程度が好ましい。
触媒層3は、排ガス浄化用触媒を含む層である。
排ガス浄化用触媒は、チタン(Ti)、シリコン(Si)、アルミニウム(Al)から選ばれる少なくとも一種以上の元素を含む単一又は複合酸化物からなる担体と、バナジウム(V)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)の酸化物のうち少なくとも一種類の酸化物からなる活性成分とからなる触媒である。
担体としては、少なくとも酸化チタンを用いることが好ましい。
活性成分としては、少なくともバナジウム酸化物(V2OX、x=4〜5)を用いることが好ましい。上記活性成分はいずれも酸化能力を有し、ダイオキシンを酸化分解でき、また、還元剤存在下で窒素酸化物を還元できるが、バナジウム酸化物はそれらの能力が特に優れる。
排ガス浄化用触媒の組成は特に制限されない。少なくとも、担体として酸化チタン、活性成分としてバナジウム酸化物を含み、必要に応じて、タングステン酸化物(WOX、x=2〜3)を含む場合には、質量比で、酸化チタン:バナジウム酸化物:タングステン酸化物=99〜90:1〜10:0〜5であることが好ましい。
排ガス浄化用触媒は、チタン(Ti)、シリコン(Si)、アルミニウム(Al)から選ばれる少なくとも一種以上の元素を含む単一又は複合酸化物からなる担体と、バナジウム(V)、タングステン(W)、モリブデン(Mo)の酸化物のうち少なくとも一種類の酸化物からなる活性成分とからなる触媒である。
担体としては、少なくとも酸化チタンを用いることが好ましい。
活性成分としては、少なくともバナジウム酸化物(V2OX、x=4〜5)を用いることが好ましい。上記活性成分はいずれも酸化能力を有し、ダイオキシンを酸化分解でき、また、還元剤存在下で窒素酸化物を還元できるが、バナジウム酸化物はそれらの能力が特に優れる。
排ガス浄化用触媒の組成は特に制限されない。少なくとも、担体として酸化チタン、活性成分としてバナジウム酸化物を含み、必要に応じて、タングステン酸化物(WOX、x=2〜3)を含む場合には、質量比で、酸化チタン:バナジウム酸化物:タングステン酸化物=99〜90:1〜10:0〜5であることが好ましい。
触媒層3の形成量は、1〜500g/m2であることが好ましく、50〜450g/m2であることがより好ましい。触媒層3の形成量が50g/m2以上であれば、充分に高い排ガス浄化能力が得られ、450g/m2以下であれば、本体部4及び袋部5の目詰まりを防止できる。
集塵装置20を用いた排ガスの集塵・浄化では、まず、ガス導入管27を介して排ガスを第一室25に導入する。排ガスが窒素酸化物を含む場合には、アンモニア等の還元剤を予め排ガスに混入させておく。次いで、導入した排ガスをバグフィルタ用濾布1によってろ過して、ばいじんを捕集すると共に、排ガス浄化用触媒によって大気汚染物質を分解して浄化する。
集塵・浄化処理されたガスは第二室26内に入り、ガス排出管28を介して集塵室21から排出される。
集塵装置20では、予め設定された一定時間毎に、または、バグフィルタ用濾布1における圧力損失が設定値を超えた際に、パルスジェット用配管23を用いて、高圧パルス状空気をバグフィルタ用濾布1に噴きつけて、捕集したばいじんを払い落とす。払い落とされたばいじんは底面29に落下し、ばいじん排出管30を介して集塵室21から排出される。
集塵装置20では、予め設定された一定時間毎に、または、バグフィルタ用濾布1における圧力損失が設定値を超えた際に、パルスジェット用配管23を用いて、高圧パルス状空気をバグフィルタ用濾布1に噴きつけて、捕集したばいじんを払い落とす。払い落とされたばいじんは底面29に落下し、ばいじん排出管30を介して集塵室21から排出される。
集塵装置20によって集塵・浄化処理される排ガスとしては、都市ごみ焼却炉、下水汚泥焼却炉、産業廃棄物焼却炉、石炭の燃焼炉等から排出される排ガスであって、ばいじんと共に、窒素酸化物やダイオキシン等の大気汚染物質を含むものが挙げられる。
次に、本実施形態のバグフィルタ用濾布1の交換方法について説明する。バグフィルタ用濾布1の交換方法は、バグフィルタ用濾布1の引き上げ紐10を引き上げて、バグフィルタ用濾布1を仕切板22に形成されている取付穴32より引き出す工程を有している。
図3に示すように、バグフィルタ用濾布1は集塵装置20の仕切板22に形成されている取付穴32より下方に垂れ下がるように取り付けられている。具体的には、バグフィルタ用濾布1は、取付穴32より上方に立ち上がる取付枠33に環状リング9を引っ掛けることで取り付けられている。
図3(a)に示すように、交換前のバグフィルタ用濾布1の外面には、ダストDが付着している。作業者は、仕切板22の上方から取付穴32を介して引き上げ紐10を取り出す。引き上げ紐10の端部は、予め仕切板22の上方に固定してもよい。
図3に示すように、バグフィルタ用濾布1は集塵装置20の仕切板22に形成されている取付穴32より下方に垂れ下がるように取り付けられている。具体的には、バグフィルタ用濾布1は、取付穴32より上方に立ち上がる取付枠33に環状リング9を引っ掛けることで取り付けられている。
図3(a)に示すように、交換前のバグフィルタ用濾布1の外面には、ダストDが付着している。作業者は、仕切板22の上方から取付穴32を介して引き上げ紐10を取り出す。引き上げ紐10の端部は、予め仕切板22の上方に固定してもよい。
次いで、図3(b)に示すように、作業者は、引き上げ紐10を上方に引っ張る。引き上げ紐10を上方に引っ張ることによって、バグフィルタ用濾布1は裏返されながら引き上げられる。本実施形態のバグフィルタ用濾布1は、袋部5が予め本体部4の内部側に突出する形状をなしているため、バグフィルタ用濾布1は、よりスムーズに裏返しになる。
また、バグフィルタ用濾布1の内部に錘11が配置されていることによって、バグフィルタ用濾布1に適度な張力をかけながら裏返すことができる。バグフィルタ用濾布1に適度な張力がかけられることによって、バグフィルタ用濾布1を引き上げる際に、引き上げ紐10が接続されているバグフィルタ用濾布1の内側から順に引き上げることができる。
また、バグフィルタ用濾布1の内部に錘11が配置されていることによって、バグフィルタ用濾布1に適度な張力をかけながら裏返すことができる。バグフィルタ用濾布1に適度な張力がかけられることによって、バグフィルタ用濾布1を引き上げる際に、引き上げ紐10が接続されているバグフィルタ用濾布1の内側から順に引き上げることができる。
次いで、図3(c)に示すように、作業者が更に引き上げ紐10を引っ張ると、ダストDが付着しているバグフィルタ用濾布1の外側が、仕切板22の上方で内側にひっくり返る。
図3(d)に示すように、更に引き上げ紐10を引っ張ることによって、バグフィルタ用濾布1の表裏を完全に逆にすることができる。即ち、ダストDが付着している側を内側にひっくり返すことができる。ひっくり返されたバグフィルタ用濾布1は、適宜収納袋などに収納することができる。
図3(d)に示すように、更に引き上げ紐10を引っ張ることによって、バグフィルタ用濾布1の表裏を完全に逆にすることができる。即ち、ダストDが付着している側を内側にひっくり返すことができる。ひっくり返されたバグフィルタ用濾布1は、適宜収納袋などに収納することができる。
上記実施形態によれば、バグフィルタ用濾布1が予め所定量がひっくり返った形状となっていることによって、引き上げ紐10を引っ張ることによりバグフィルタ用濾布1を確実にひっくり返すことができる。これにより、バグフィルタ用濾布1の交換作業を容易とすることができる。
また、バグフィルタ用濾布1におけるダイオキシン等のダストDが付着している側が内側となるようにひっくり返すことによって、厳重なダスト飛散防止養生が不要となり、作業者の健康被害を防止することができ、交換工事費用を低減することができる。
また、バグフィルタ用濾布1におけるダイオキシン等のダストDが付着している側が内側となるようにひっくり返すことによって、厳重なダスト飛散防止養生が不要となり、作業者の健康被害を防止することができ、交換工事費用を低減することができる。
また、錘11を用いてバグフィルタ用濾布1の形状を維持する構成としていることによって、仕切板22の上方に長尺のケージを抜き差しするためのスペースを設ける必要がなくなるため、バグフィルタ用濾布1の交換時に必要となる空間を縮小することができる。また、ケージのコストを削減することができる。
また、錘11が、バグフィルタ用濾布1を排ガスが通過する際にバグフィルタ用濾布1が変形しない程度にバグフィルタ用濾布1に張力が加わるような所定重量を有していることによって、バグフィルタ用濾布1が変形せず、隣接するバグフィルタ用濾布1と接触するのを防止することができる。
また、錘11が、バグフィルタ用濾布1を排ガスが通過する際にバグフィルタ用濾布1が変形しない程度にバグフィルタ用濾布1に張力が加わるような所定重量を有していることによって、バグフィルタ用濾布1が変形せず、隣接するバグフィルタ用濾布1と接触するのを防止することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、袋部5の頂部6が、濾布本体2の内部側に突出しているが、例えば、バグフィルタ用濾布1の製品出荷の際等、使用時以外においては、袋部5の頂部6が濾布本体2の内部側とは反対側に突出していてもよい。
例えば、上記実施形態では、袋部5の頂部6が、濾布本体2の内部側に突出しているが、例えば、バグフィルタ用濾布1の製品出荷の際等、使用時以外においては、袋部5の頂部6が濾布本体2の内部側とは反対側に突出していてもよい。
1 バグフィルタ用濾布
2 濾布本体
3 触媒層
4 本体部
5 袋部
6 頂部
7 端部
8 開口部
9 環状リング
10 引き上げ紐
11 錘
20 集塵装置
21 集塵室
22 仕切板
23 パルスジェット用配管
25 第一室
26 第二室
27 ガス導入管
28 ガス排出管
29 底面
30 ばいじん排出管
32 取付穴
33 取付枠
2 濾布本体
3 触媒層
4 本体部
5 袋部
6 頂部
7 端部
8 開口部
9 環状リング
10 引き上げ紐
11 錘
20 集塵装置
21 集塵室
22 仕切板
23 パルスジェット用配管
25 第一室
26 第二室
27 ガス導入管
28 ガス排出管
29 底面
30 ばいじん排出管
32 取付穴
33 取付枠
Claims (6)
- 円形の端部を有する長尺円筒状の本体部と、
前記円形の端部と同形状の円形の開口部を有する袋状をなし、前記円形の端部と前記円形の開口部とが全周に亘って接続されている袋部と、を有する濾布本体と、
前記袋部の底に取り付けられた引き上げ紐と、を有するバグフィルタ用濾布。 - 前記袋部は、前記本体部の内部側に突出するように前記本体部に接続されている請求項1に記載のバグフィルタ用濾布。
- 片側の端部が開放された長尺有底円筒形状をなす濾布本体であって、濾布本体の底部は、頂点が濾布本体の径方向内周側に突出する錐形状をなしている濾布本体と、
前記濾布本体の底部の頂点に取り付けられた引き上げ紐と、を有するバグフィルタ用濾布。 - 形状が前記端部と同形状の環状をなし、前記濾布本体の径方向内周側の前記端部近傍に挿入可能であり、所定重量を有する錘を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のバグフィルタ用濾布。
- 外周面に触媒層を有する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のバグフィルタ用濾布。
- 集塵室と、前記集塵室を上下に仕切る仕切板と、前記仕切板の取付穴より下方に垂れ下がるように取り付けられている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のバグフィルタ用濾布を有する集塵装置におけるバグフィルタ用濾布の交換方法であって、
前記バグフィルタ用濾布の引き上げ紐を引き上げて、前記バグフィルタ用濾布を前記取付穴より引き出す工程を有するバグフィルタ用濾布の交換方法。
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KR101786369B1 (ko) | 2016-07-27 | 2017-10-17 | 주식회사 포스코 | 백 필터 교체장치 |
CN114247218A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-03-29 | 福建龙净环保股份有限公司 | 一种烟气过滤装置及其清灰方法和除尘设备 |
KR102406729B1 (ko) * | 2021-12-29 | 2022-06-10 | 유원컨설턴트 주식회사 | 관 내부 갱생작업을 위한 환기 및 유해물질 제거시스템 |
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2014
- 2014-07-30 JP JP2014155353A patent/JP2016030252A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101786369B1 (ko) | 2016-07-27 | 2017-10-17 | 주식회사 포스코 | 백 필터 교체장치 |
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