JP6672904B2 - 位置決め装置および位置決め方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部材の中心位置の位置合わせに関するものであり、特に、円形部材の中心位置を合せる技術に関するものである。
情報装置や通信装置の小型化や高性能化が進み、情報装置や通信機器に使用される配線基板や半導体装置等の電子基板の微細化や高密度化が進んでいる。また、微細化や高密度化にともない、配線基板や半導体装置等の電子基板上に実装される部材も微細化されている。
また、配線基板を伝送される信号や半導体装置の動作クロックが高周波数化され、実装される部品の位置のずれが電気特性等に与える影響が大きくなっている。例えば、配線基板や半導体装置等の電子基板上に円柱や円筒形状の部材を実装する場合に、部材の中心位置の精度が配線基板や半導体装置等の特性に大きな影響を及ぼす可能性がある。そのため、配線基板や半導体装置等の電子基板上に微細な部材を実装する際には、高い位置精度が要求される。
円柱や円筒形状の部材の位置決め方法としては、例えば、部材の円周外形を基準面に突き当てて位置を合わせる方法がある。しかし、外形によって位置合わせをする方法では、微小粒子の凝集部材など外形寸法の精度にばらつきがある部材については、中心位置がずれる恐れがある。よって、中心位置に要求される精度が外形寸法の精度以上である場合には、外形によって位置合わせを行う方法を用いることはできない。そのため、円柱や円筒形状の物体の中心位置の位置合わせを精度よく行うことができる技術があることが望ましく、関連する技術の開発が行われている。そのような、円柱や円筒形状の物体の中心位置の位置合わせを精度よく行う技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、2枚の基板を円錐状のピンによって位置決めする組み立て装置に関するものである。特許文献1の組み立て装置では、1枚の基板の孔に円錐状の2本の基準ピンを上側から挿入し、基板の下側から加圧流体を孔に挿入することで、基準ピンに対する基板の位置合わせが行われる。位置合わせが行われた基板は、2本の基準ピンに挿入された状態で上板に吸着される。特許文献1の組み立て装置では、1枚目の基板を吸着した状態で、さらに2枚目の基板に基準ピンを挿入し、2枚目の基板の位置合わせが行われる。特許文献1は、このように円錐状の基準ピンを基に2枚の基板の位置合わせを行うことで、ピンと孔の公差に依存せずに、2枚の基板の正確な位置合わせを行うことができるとしている。
特開2008−120008号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1の組み立て装置は、円錐状のピンと基板の孔の中心位置の位置合わせを、加圧流体を用い行っている。しかし、特許文献1の技術は、組み立て装置に備えられている円錐状の基準ピンに対して、基板の位置を合せる技術であり、円形状の部材の側の中心位置の位置決めを行いたい場合には、特許文献1の技術を用いることはできない。よって、特許文献1の技術は、円柱や円筒形状の部材の中心位置の位置合わせを精度よく行うための技術としては十分ではない。
本発明は、上記の課題を解決するため、円柱や円筒形状の部材の中心位置の位置合わせを精度よく行うことができる位置決め装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の位置決め装置は、水平降下手段と、空気供給手段を備えている。水平降下手段は、円状の外周の下面と、下面と平行な上面とを有する円形部材の上面と接する水平面を有し、水平面を降下させることで円形部材を水平に降下させる。空気供給手段は、円形部材の上面が水平面に接し続けるように、円形部材の下面側から空気を供給する。また、水平降下手段は、水平面を降下させることで、円形部材を、中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する穴の内部に降下させ、円形部材の下面の中心部と、穴の中心部との位置を合わせる。
本発明の位置決め方法は、円状の外周の下面と、下面と平行な上面とを有する円形部材の上面と接する水平面に、円形部材の上面が接し続けるように、円形部材の下面側から空気を供給する。本発明の位置決め方法は、水平面を降下させることで円形部材を水平に降下させて、円形部材を、中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する穴の内部に降下させ、円形部材の下面の中心部と、穴の中心部との位置を合わせる。
本発明によると、円柱や円筒形状の部材の中心位置の位置合わせを精度よく行うことができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態において動作を行う際の装置の状態を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施形態において位置決め動作を行う際の装置の状態を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施形態において位置決め動作を行う際の装置の状態を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施形態において位置決め動作を行う際の装置の状態を模式的に示した図である。 本発明の第2の実施形態において位置決め動作を行う際の装置の状態を模式的に示した図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態の構成の概要を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態において位置決め動作を行う際の装置の状態を模式的に示した図である。 本発明の第4の実施形態の構成の概要を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態の構成の概要を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態において位置決め動作を行う際の装置の状態を模式的に示した図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の位置決め装置の構成の概要を示したものである。本実施形態の位置決め装置は、水平降下手段1と、空気供給手段2を備えている。水平降下手段1は、円状の外周の下面と、下面と平行な上面とを有する円形部材3の上面と接する水平面を有し、水平面を降下させることで円形部材3を水平に降下させる。空気供給手段2は、円形部材3の上面が水平面に接し続けるように、円形部材3の下面側から空気を供給する。また、水平降下手段1は、水平面を降下させることで、円形部材3を、中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する穴4の内部に降下させ、円形部材3の下面の中心部と、穴4の中心部との位置を合わせる。
本実施系形態の位置決め装置は、空気供給手段2が円形部材3の下面側から空気を供給し、円形部材3の上面が水平降下手段1の水平面に接し続けるようにしている。また、水平降下手段1が水平面を降下させることで、円形部材3を、中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する穴4の内部に降下させ、円形部材3の下面の中心部と、穴4の中心部との位置を合わせている。本実施形態の位置決め装置では、対称なテーパ形状の側面を有する穴4に円状の下面を有する円形部材3を水平に降下させているので、降下とともに円形部材3の中心部は、テーパ形状の側面に沿って穴4の中心部に水平に移動する。また、円形部材3の下面の複数の箇所が穴4のテーパ形状の側面に接する状態まで下降させたときに、円形部材3の下面の中心部は、穴4の中心部と一致する位置まで移動している。そのため、本実施形態の位置決め装置では、円形部材3の下面の複数の箇所が穴4のテーパ形状の側面に接する状態まで下降させたときに、円形部材3の下面の中心部は、穴4の中心部と一致する。その結果、本実施形態の位置決め装置は、円柱や円筒形状の部材の中心位置の位置合わせを精度よく行うことができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態の位置決め装置の構成の概要を示した断面図である。また、図3は、本実施形態の位置決め装置を上側から見た際の平面図である。図3は、平面板が位置決め装置に設置されていない状態を示している。
本実施形態の位置決め装置は、位置決め治具本体11、ガイド機構12と、平面板13と、空気供給源14と、配管17を備えている。位置決め治具本体11は、テーパ形状穴15と、空気供給口16をさらに備えている。本実施形態の位置決め装置は、位置決め治具本体11のテーパ形状穴15を基準として、円形部材20の中心位置を決める装置である。
位置決め治具本体11は、円形部材20の中心位置を合せる際の基準となる治具である。位置決め治具本体11は、平面方向が水平になるように設置されている。位置決め治具本体11は、例えば、アルミニウム等の金属によって形成されている。
テーパ形状穴15は、位置決め治具本体11の上面側に開口部を有する穴として形成されている。本実施形態において、位置決め治具本体11の上面側とは、ガイド機構12や平面板13が設置されている側のことをいう。また、テーパ形状穴15は、テーパ形状の側面18と、底面19を有している。底面19には、空気供給口16の開口部が形成されている。本実施形態のテーパ形状穴15では、テーパ形状穴15の中心部に対して対称な側面18が、テーパ形状となるように形成されている。側面18がテーパ形状となるように形成されているので、テーパ形状穴15の開口部の面積は、底面19の面積よりも大きい。
本実施形態において、位置決め治具本体11の平面方向に対して平行な任意の平面上に形成されるテーパ形状穴15の断面は、全て中心部に対して対称な形状となる。すなわち、位置決め治具本体11の平面方向に対して平行な任意の平面上に形成されるテーパ形状穴15の断面の外周部において、中心部を介して対向する2点は、中心部に対して対称な位置に存在する。また、位置決め治具本体11の平面方向と平行な任意の平面上に形成されるテーパ形状穴15の断面を、位置決め治具本体11の平面方向と平行な面に投影したとした場合の正射影の中心部は、どの平面の正射影であっても一致する。
本実施形態のテーパ形状穴15の開口部および底面19は、円状となるように形成されている。テーパ形状穴15の形状は、偏心が無い形状であれば円状以外であってもよい。例えば、テーパ形状穴15の形状は、偏心が無い角錐や円錐などの形状であってもよい。
空気供給口16は、テーパ形状穴15内に空気供給源14から送られてくる圧縮空気を導入する際の供給口としての機能を有する。空気供給口16は、位置決め治具本体11の下面側からテーパ形状穴15の底面19まで貫通する穴として形成されている。本実施形態の空気供給口16は、テーパ形状穴15の底面19の中心部に開口部を有するように形成されている。本実施形態の空気供給口16は、テーパ形状穴15の底面19に複数の開口部を有するように形成されていてもよい。
ガイド機構12は、平面板13を、平面方向を水平に保った状態で上下動させる機能を有する。本実施形態のガイド機構12は、平面板13を、平面方向を水平に保った状態で上下動させるブッシュガイドとして位置決め治具本体11の上面側に備えられている。本実施形態では、位置決め治具本体11のテーパ形状穴15を挟む2か所にガイド機構12のガイドが備えられている。ガイド機構12のガイドの本数は、2本以外であってもよい。例えば、ガイド機構12は、平面板13の対角線上の端部の4か所にそれぞれガイドを備える構成であってもよい。また、ガイド機構12において平面板13を、水平を保った状態で上下動させる方式は、ブッシュガイド以外の方式であってもよい。
平面板13は、水平な平面を有し、ガイド機構12によって上下動を行う。平面板13は、位置決め治具本体11の平面に対して水平に下降する。本実施形態の平面板13は、位置決め治具本体11の上面部の外形と同じ大きさの長方形の板として形成されている。平面板13は、テーパ形状穴15の上部を十分に覆う大きさであれば、位置決め治具本体11の上面部の外形よりも小さく形成されていてもよい。また、平面板13の形状は、長方形以外の形状であってもよい。平面板13は、例えば、アルミニウム等の金属によって形成されている。また、本実施形態のガイド機構12および平面板13は、第1の実施形態の水平降下手段1に相当する。
空気供給源14は、空気供給口16を介してテーパ形状穴15の内部に圧縮空気を供給する機能を有する。空気供給源14は、圧縮空気を生成するコンプレッサー、圧力を調整するレギュレータおよび圧縮空気の供給および停止を制御するバルブ等によって構成されている。空気供給源14と空気供給口16の間は、配管17で接続されている。空気供給源14は、空気供給口16を介してテーパ形状穴15の内部に供給される圧縮空気の圧力をレギュレータの制御によって動作中に変更できる構成を有していてもよい。
配管17は、空気供給源14と空気供給口16の間を接続するエアー配管として備えられている。配管17には、例えば、ステンレス製のエアー配管が用いられる。また、本実施形態の空気供給源14、空気供給口16および配管17は、第1の実施形態の空気供給手段2に相当する。
円形部材20は、円状の外周部の底面を有する円柱または円筒状の部材である。円形部材20の底面の径は、テーパ形状穴15の開口部の径よりも小さく、底面19の径よりも大きい。テーパ形状穴15の開口部および底面19が円状以外の形状の場合には、円形部材20の底面の径は、テーパ形状穴15の開口部の最小部の径より小さく、底面19の最小部の径より大きい。また、円形部材20の上面側は、平面板13と接する水平な面を有する。円形部材20としては、例えば、高周波信号の配線基板において非可逆回路素子として用いられる磁性体が相当する。
本実施形態の位置決め装置の動作について説明する。図4乃至図8は、本実施形態の位置決め装置において、円形部材20の中心位置を決める際の各ステップにおける各部位の状態等を模式的に示したものである。
始めに、図4に示すように、円形部材20が、位置決め治具本体11のテーパ形状穴15の上側から、テーパ形状穴15の内部に載置される。円形部材20は、底面側がテーパ形状穴15の底面19側に向くように、テーパ形状穴15に載置される。テーパ形状穴15に載置されたとき、円形部材20は、水平ではなく、底面が位置決め治具本体11の平面方向に対して傾いている可能性が高い。また、テーパ形状穴15に載置されたとき、円形部材20の中心部は、テーパ形状穴15の中心部とずれている可能性が高い。
テーパ形状穴15に円形部材20が載置されると図5に示すように、平面板13がテーパ形状穴15の上方に水平に設置される。平面板13がテーパ形状穴15の上方に設置されると、空気供給源14から空気供給口16を介して、テーパ形状穴15内に圧縮空気の供給が開始される。圧縮空気の供給が開始されると、テーパ形状穴15の底面から吹き出した圧縮空気が円形部材20を浮上させる。圧縮空気によって浮上した円形部材20は、平面板13の下側の水平面に突き当たることで水平な状態となる。
平面板13に突き当たって水平な状態となった円形部材20は、図6に示すように空気供給口16から供給される圧縮空気によって平面板13に接触して水平を保った状態に保持される。円形部材20が平面板13に水平に保持されると、平面板13は、円形部材20を水平に保持した状態で降下する。
平面板13が円形部材20を水平に保持した状態で徐々に降下すると、図7に示すように円形部材20の底面の外周部の一部がテーパ形状穴15の側面18に接する。円形部材20の底面の外周部の一部がテーパ形状穴15の側面18に接し始めた状態では、円形部材20の中心部と、テーパ形状穴15の中心部は、一致してない可能性が高い。円形部材20の底面の外周部の一部がテーパ形状穴15の側面に接した状態で、さらに平面板13が降下すると、円形部材20は、テーパ形状穴15の側面18に沿って押し下げられながら、テーパ形状穴15の中心側に移動する。
さらに平面板13が下降すると、円形部材20は、底面の外周部の複数の箇所でテーパ形状穴15の側面18と接する。例えば、円形部材20の底面の外周部のある点でテーパ形状穴15の側面18に接したとき、その点と円形部材20の底面の中心部に対して対称な外周部の点においてもテーパ形状穴15の側面18と接する。このように、円形部材20が底面の外周部の複数の箇所でテーパ形状穴15の側面18と接すと、テーパ形状穴15と円形部材20の中心部が一致した状態となる。
円形部材20が底面の外周部の複数の箇所でテーパ形状穴15の側面18と接し、中心部が一致した状態になると、空気供給源14から空気供給口16を介して行われていたテーパ形状穴15内への圧縮空気の供給が停止される。圧縮空気の供給が停止されと、円形部材20は、図8に示すように、テーパ形状穴15と中心部が一致した状態で、テーパ形状穴15の側面18で支持された状態となる。
圧縮空気の供給が停止されと、平面板13が上昇し、テーパ形状穴15の上方から撤去される。平面板13がテーパ形状穴15の上方から撤去されると、ピックアップ装置等で円形部材20が、テーパ形状穴15から取り出され、電子基板等に実装される。ピックアップ装置等は、中心が正確に位置決めされた状態で円形部材20を取り出すことができるので、中心精度が高い状態で電子基板等に実装することができる。
本実施形態の位置決め装置では、テーパ形状穴15内に載置された円形部材20が圧縮空気によって平面板13の下面に水平に保持される。平面板13の下面に水平に保持された状態でテーパ形状穴15内に、円形部材20を降下させると、円形部材20の底面の外周部は、テーパ形状穴15の側面18に接し始める。底面の外周部が側面18に接し始めてからさらに降下させると、上面が水平面によって水平に保持され、底面が圧縮空気によって支えられている円形部材20は、水平な状態を保ったままテーパ形状穴15の側面に沿って降下する。
円形部材20が水平な状態を保ったままテーパ形状穴15の側面に沿って降下すると、円形部材20の底面の中心部は、テーパ形状穴15の中心部に向かって水平に移動する。そのような状態で円形部材20を降下させると、円形部材20の底面の外周部の複数の箇所が、テーパ形状穴15の側面で支持されたときに、円形部材20の底面の中心部と、テーパ形状穴15の中心部が一致した状態となる。そのため、本実施形態の位置決め装置を用いることで、円形部材20の中心位置を正確に決めることができる。
また、本実施形態の位置決め装置では、円形部材20の底面の外周部は、円形部材20の底面の径に応じた高さで、複数の箇所がテーパ形状穴15の側面18で支持される状態になる。そのため、中心位置の位置合わせの作業を行う円形部材20ごとに底面の径がばらついたとしても、円形部材20の底面の中心部と、テーパ形状穴15の中心部が正確に一致する。よって、本実施形態の位置決め装置を用いることで、円形部材20の径のばらつきの影響を抑え、中心位置を正確に決めることができる。
また、本実施形態の位置決め装置では、円形部材20とテーパ形状穴15の側面18との間を流れる圧縮空気によって円形部材20の底面の外周部が保護される。そのため、円形部材20の底面の外周部が、テーパ形状穴15の側面18との接触によって、損傷することを防ぐことができる。底面の外周部の損傷を防ぐことで、位置合わせの正確性を維持しつつ、歩留まりの低下を抑制することができる。また、テーパ形状穴15の側面18の円形部材20との接触による損傷も防ぐことができるので、装置の保守の頻度を抑制することができる。また、円形部材20を圧縮空気で浮上させた際に、円形部材20が平面板13に突き当たる構成のため、円形部材20の垂直方向の回転や、横方向等への吹き飛びを防ぐことができる。そのため、本実施形態の位置決め装置では、円形部材20をテーパ形状穴15の上方に水平に保つことができ、円形部材20の位置決めを確実に行うことができる。以上より、本実施形態の位置決め装置は、円柱や円筒形状の部材の中心位置の位置合わせを精度よく行うことができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図9は、本実施形態の位置決め装置の構成の概要を示した断面図である。また、図10は、本実施形態の位置決め装置を上側から見た際の平面図である。図10は、平面板が位置決め装置に設置されていない状態を示している。第2の実施形態の位置決め装置は、円形部材の中心位置の位置決めを1つずつ行っているが、本実施形態の位置決め装置は、複数の円形部材の中心位置の位置決めを同時に行うことを特徴とする。
本実施形態の位置決め装置は、位置決め治具本体31と、ガイド機構32と、平面板33と、空気供給源34と、配管37を備えている。本実施形態のガイド機構32および平面板33の構成と機能は、第2の実施形態の同名称の部位とそれぞれ同様である。
位置決め治具本体31は、テーパ形状穴35と、空気供給口36をそれぞれ複数、備えている。本実施形態の位置決め治具本体31には、9個のテーパ形状穴35が格子状に形成されている。本実施形態の各テーパ形状穴35は、同一形状で大きさも同じになるように形成されている。また、空気供給口36は、テーパ形状穴35ごとにそれぞれ備えられている。個々のテーパ形状穴35および空気供給口36の構造と機能は、第2の実施形態のテーパ形状穴15および空気供給口16とそれぞれ同様である。すなわち、テーパ形状穴35は、テーパ形状の側面38と底面39を有する。側面38は、テーパ形状穴35の中心部に対して対称に形成されている。また、底面39には、空気供給口36の開口部が形成さている。テーパ形状穴35および空気供給口36の数は9個以外であってもよい。また、位置決め治具本体31上のテーパ形状穴35の配列は、直線状など他の配列方法であってもよい。
空気供給源34は、各テーパ形状穴35の底面39にそれぞれ形成されている空気供給口36を介して、テーパ形状穴35内に圧縮空気を供給する機能を有する。空気供給源34は、各テーパ形状穴35の空気供給口36と配管37を介して接続されている。空気供給源34の構成および圧縮空気を供給する方法は、第2の実施形態の空気供給源14と同様である。また、空気供給源34は、配管37の分岐部から空気供給口36に間に備えたバルブによって、テーパ形状穴35ごとに圧縮空気の供給の開始および停止を制御できる構成を備えていてもよい。また、空気供給源34は、配管37の分岐部から空気供給口36に間にレギュレータを備えて、テーパ形状穴35ごとに供給される圧縮空気の圧力を調節する機能を備えていてもよい。
配管37は、空気供給源34から各空気供給口36に圧縮空気を送るエアー配管である。配管37は、空気供給源34から空気供給口36の間で分岐され、各空気供給口36に圧縮空気を送る。
本実施形態の位置決め装置の動作について説明する。始めに、円形部材20が、位置決め治具本体31のテーパ形状穴35の上側から、テーパ形状穴35の内部にそれぞれ1つずつ載置される。円形部材20をテーパ形状穴35の内部に載置する動作は、複数のテーパ形状穴35に対して同時に行われてもよく、また、1つのテーパ形状穴35ごとに順番に行われてもよい。円形部材20は、底面側がテーパ形状穴35の底面39側に向くように、テーパ形状穴35に載置される。
円形部材20がテーパ形状穴35に載置されると、全てのテーパ形状穴35の上を覆うように、平面板33がテーパ形状穴35の上方に水平に設置される。平面板33がテーパ形状穴35の情報に設置されると、第2の実施形態と同様に圧縮空気の供給および平面板33の降下が行われる。圧縮空気の供給および平面板33の降下が行われると、各テーパ形状穴35において円形部材20の位置合わせが行われ、図11のように、各テーパ形状穴35の中心部と各円形部材20の中心部がそれぞれ一致する。
各テーパ形状穴35の中心部と各円形部材20の中心部がそれぞれ一致した状態となると、第2の実施形態と同様に圧縮空気の供給が停止される。圧縮空気の供給が停止されと、平面板33が上昇し、テーパ形状穴35の上方から撤去される。平面板33がテーパ形状穴35の上方から撤去されると、ピックアップ装置等で各円形部材20が、各テーパ形状穴35からそれぞれ取り出され、電子基板等に実装される。ピックアップ装置等は、複数のテーパ形状穴35から円形部材20を同時に取出してもよく、また、1つずつ取り出す構成であってもよい。ピックアップ装置等は、中心が正確に位置決めされた状態で円形部材20を取り出すことができるので、中心位置の精度が高い状態で円形部材20を電子基板等に実装することができる。
本実施形態の位置決め装置は、同一の径のテーパ形状穴35を複数、備えているが、異なる径のテーパ形状穴35を備える構成としてもよい。異なる径のテーパ形状穴35を備えることで、径の異なる円形部材20の位置決めを行う際に、1台の位置決め装置で対応できるようになる。
本実施形態の位置決め装置は、第2の実施形態と同様の効果を有する。また、本実施形態の位置決め装置は、複数の円形部材20のそれぞれの中心位置の位置合わせを同時に行うことができる。そのため、本実施形態の位置決め装置を用いることで、円柱や円筒形状の部材の実装等を行う際の生産性を高めることができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図12は、本実施形態の位置決め装置の構成の概要を示す断面図である。また、図13は、本実施形態の位置決め装置を上側から見た際の平面図である。図13は、ヘッドの下面よりも下の高さから位置決め装置を上側から見た場合の平面図である。
第2および第3の実施形態では、位置決め治具本体のテーパ形状穴を基準として、円形部材の中心の位置決めを行ったが、本実施形態の位置決め装置は、円形部材を固定する基板のテーパ形状穴を基準として、円形部材の位置合わせを行うことを特徴とする。
本実施形態の位置決め装置は、ステージ41と、固定機構42と、ヘッド43と、空気供給源44と、配管46を備えている。本実施形態の位置決め装置は、テーパ形状穴52、貫通穴53および電極54を有する基板51に、はんだ62が形成された円形部材61の位置合わせを行って固定する装置である。
ステージ41は、基板51を水平に保持する機能を有する。ステージ41は、空気供給口45をさらに備えている。空気供給口45は、空気供給源44から供給される圧縮空気を基板51の貫通穴53を介してテーパ形状穴52の内部に供給する供給口としての機能を有する。空気供給口45は、基板51をステージにセットしたときに、基板51の貫通穴53の位置と一致するようにステージ41に形成されている。
固定機構42は、基板51をステージ41に固定する機能を有する。固定機構42は、空気供給口45から供給される圧縮空気によって基板51が浮き上がらないように上部から固定する。固定機構42は、基板51がステージ41にセットされるとき、および、基板51がステージ41から他の装置等に移送されるときに、基板51のステージ41への固定を解除し、基板51を動かす際に支障が無い位置に退避する。
ヘッド43は、水平な平面を有し上下動する機能を有する。また、ヘッド43は、円形部材61のはんだ62を溶融するヒータを内部に備えている。ヘッド43は、降下した際に水平面で円形部材61の上部を押し、ヒータによる加熱ではんだ62を溶融する。
空気供給源44の構成と機能は、第2の実施形態の空気供給源14と同様である。空気供給源44は、配管46を介してステージ41の空気供給口45と接続されている。空気供給源44は、空気供給口45および基板51の貫通穴53を介して、基板51のテーパ形状穴52の内部に圧縮空気を供給する。
空気供給口45は、配管46を介して空気供給源44から送られてくる圧縮空気を、基板51の貫通穴53を介してテーパ形状穴52内に供給する機能を有する。空気供給口45は、基板51をステージ41にセットした際に、基板51の貫通穴53の位置と対応するステージ41上の位置に形成されている。空気供給口45は、ステージ41を貫通するように形成されている。また、配管46の構成は、第2の実施形態の配管17と同様である。
基板51は、配線基板や半導体装置等の電子基板である。基板51は、テーパ形状穴52および貫通穴53を備えている。基板51のテーパ形状穴52には、はんだ62によって円形部材61が固定される。
テーパ形状穴52は、基板51の上面側に開口部を有する穴として形成されている。本実施形態において、基板51の上面側とは、回路パターンが形成され円形部材61を実装する側の面のことをいう。本実施形態のテーパ形状穴52では、テーパ形状穴52の中心部に対して対称な側面が、テーパ形状となるように形成されている。側面がテーパ形状となるように形成されているので、テーパ形状穴52の開口部の面積は、底面の面積よりも大きい。
本実施形態において、基板51の平面方向に対して平行な任意の平面上に形成されるテーパ形状穴52の断面は、全て中心部に対して対称な形状となる。すなわち、基板51の平面方向に対して平行な任意の平面上に形成されるテーパ形状穴52の断面の外周部において、中心部を介して対向する2点は、中心部に対して対称な位置に存在する。また、基板51の平面方向と平行な任意の平面上に形成されるテーパ形状穴52の断面を、基板51の平面方向と平行な面に投影したとした場合の正射影の中心部は、どの平面の正射影であっても一致する。
本実施形態のテーパ形状穴52の開口部および底面は、円状となるように形成されている。テーパ形状穴52の形状は、偏心が無い形状であれば円状以外であってもよい。例えば、テーパ形状穴52の形状は、偏心が無い角錐や円錐などの形状であってもよい。
貫通穴53は、テーパ形状穴52内にステージ41の空気供給口45を介して空気供給源44から送られてくる圧縮空気を導入する際の導入口としての機能を有する。貫通穴53は、テーパ形状穴52の底面に形成され、基板51を裏面側まで貫通している。本実施形態の貫通穴53は、テーパ形状穴52の底面の中心部に開口部を有するように形成されている。貫通穴53は、テーパ形状穴52の底面に複数の開口部を有するように形成されていてもよい。
電極54は、テーパ形状穴52の側面および底面に形成されている。テーパ形状穴52の側面の電極54の膜厚は、均一になるように形成されている。電極54は、例えば、銅やその他の金属によって形成されている。電極54は、合金によって形成されていてもよい。また、電極54は、基板51に形成されている信号配線等と電気的に接続されている。
円形部材61は、円状の外周の底面を有する円柱または円筒状の部材である。円形部材61の底面の径は、テーパ形状穴52の開口部の径よりも小さく、底面の径よりも大きい。テーパ形状穴52の開口部および底面が円状以外の形状の場合には、円形部材61の底面の径は、テーパ形状穴52の開口部の最小部の径より小さく、底面の最小部の径より大きい。また、円形部材61の上面側は、ヘッド43と接する水平な面を有する。
はんだ62は、円形部材61の基板51と接続される側の面に形成されている。はんだ62は、円形部材61の外周部、すなわち、円形部材61がテーパ形状穴52の側面と接する部分には形成されていない。はんだ62は、ヘッド43から円形部材61を介して加えられる熱によって溶融する。
本実施形態の位置決め装置の動作について説明する。始めにステージ41上に、基板51がセットされる。ステージ41上に基板51がセットされると、固定機構42で基板51が固定される。
基板51が固定されると、基板51のテーパ形状穴52の中に、円形部材61が載置される。円形部材61は、はんだ62が形成されている面がテーパ形状穴52の底面側になるように載置される。円形部材61を載置する際には、ヘッド43は、円形部材61をテーパ形状穴52に載置する動作を行えるように十分な高さまで上昇しているか、テーパ形状穴52の上方から退避している。テーパ形状穴52に載置された際には、円形部材61は、基板51の平面方向に対して傾いている可能性が高い。また、円形部材61の底面の中心部がテーパ形状穴52の中心部とずれている可能性が高い。
円形部材61がテーパ形状穴52に載置されると、ヘッド43が、テーパ形状穴52の上方の所定の高さの位置に移動する。所定の高さとは、貫通穴53から圧縮空気の供給が開始された際に、円形部材61の上面側がヘッド43の水平面に接触し、テーパ形状穴52の上方から横方向にはずれない高さのことをいう。また、所定の高さにヘッド43をあらかじめ設定しておき、円形部材61がテーパ形状穴52に載置された基板51を水平方向からヘッド43の下に挿入するにしてもよい。
テーパ形状穴52上にヘッド43が設置されると、空気供給源44から空気供給口45および貫通穴53を介して、テーパ形状穴52内に圧縮空気の供給が開始される。圧縮空気の供給が開始されると、円形部材61は、浮上して上面側がヘッド43の水平面に接した状態となる。ヘッド43の水平面に接した状態の円形部材61の底面は、水平な状態を保ち、基板51の平面方向と平行な状態となる。
ヘッド43の水平面に円形部材61が水平に接した状態となると、ヘッド43は降下を開始する。ヘッド43が降下を続けると、円形部材61の底面の外周部の一部が、テーパ形状穴52の側面の電極54に接触する。外周部の一部がテーパ形状穴52の側面の電極54に接触した状態で、さらに低下すると、テーパ形状穴52の側面の電極54に沿って降下する円形部材61の底面の中心部は、テーパ形状穴52の中心部に徐々に近づいていく。
円形部材61の底面の中心部とテーパ形状穴52の中心部が一致すると、円形部材61の底面の外周部は、複数の箇所でテーパ形状穴52の側面の電極54によって支持された状態となる。
円形部材61の底面の中心部とテーパ形状穴52の中心部が一致した状態になると、ヘッド43のヒータによって円形部材61を介してはんだ62が加熱される。はんだ62は、加熱されると溶融する。はんだ62が溶融すると、ヘッド43のヒータによる加熱が停止され、はんだ62の冷却が行われる。冷却によってはんだ62が凝固すると、図14に示すように、テーパ形状穴52の側面の電極54に円形部材61が固定された状態となる。テーパ形状穴52の側面の電極54に円形部材61が固定された状態となると、テーパ形状穴52内への圧縮空気の供給が停止される。また、はんだ62が溶融している際には、貫通穴53を介して圧縮空気の供給が継続しているので、溶融したはんだ62が貫通穴53に流れ込むことは無い。
テーパ形状穴52の側面の電極54に円形部材61が固定された状態となると、ヘッド43は、円形部材61の取出しの動作に支障が無い位置に退避する。ヘッド43が退避すると、固定機構42による基板51の固定が解除され、基板51が他の装置等に搬送される。
また、本実施形態ではヘッド43の内部に備えられたヒータによってはんだ62に加熱を行ったが、ヒータはステージ41側に備えられていてもよい。また、貫通穴53からテーパ形状穴52にはんだ62が溶融する温度の熱風を供給することで、はんだ62の溶融が行われるようにしてもよい。
本実施形態では基板51にテーパ形状穴52が1つのみ備えられている例を示したが、基板51にテーパ形状穴52は、複数、形成されていてもよい。テーパ形状穴52を複数、形成する場合には、ステージ41は、各テーパ形状穴52に対応するように空気供給口45を備える構成とする。また、複数のテーパ形状穴52は、それぞれ異なる径の穴として形成され、穴の径に対応する円形部材61が電極54に固定されるようにしてもよい。
本実施形態の位置決め装置では、基板51のテーパ形状穴52内に載置された円形部材61が圧縮空気によってヘッド43の下面に水平に保持される。ヘッド43の下面に水平に保持された状態でテーパ形状穴52内に、円形部材61を降下させると、円形部材61の底面の外周部は、テーパ形状穴52の側面の電極54に接し始める。底面の外周部が側面に接し始めてからさらに降下させると、上面が水平面によって水平に保持され、底面が圧縮空気によって支えられている円形部材61は、水平な状態を保ったままテーパ形状穴52の側面に沿って降下する。
円形部材61が水平な状態を保ったままテーパ形状穴52の側面に沿って降下すると、円形部材61の底面の中心部は、テーパ形状穴52の中心部に向かって水平に移動する。そのような状態で円形部材61を降下させると、円形部材61の底面の外周部の複数の箇所が、テーパ形状穴52の側面で支持されたときに、円形部材61の底面の中心部と、テーパ形状穴52の中心部が一致した状態となる。円形部材61の底面の中心部と、テーパ形状穴52の中心部が一致した状態で、はんだ62を溶融して、円形部材61を電極54に固定することで、円形部材60を電極54の位置に対して正確に実装することができる。円形部材60を電極54の位置に対して正確に実装することで、基板51の電気特性等のばらつきを抑制することができる。
また、本実施形態の位置決め装置では、円形部材61の底面の外周部は、円形部材61の底面の径に応じた高さで、複数の箇所がテーパ形状穴52の側面で支持される状態になる。そのため、円形部材61ごとに底面の径がばらついたとしても、円形部材61の底面の中心部と、テーパ形状穴52の中心部が正確に一致する。よって、本実施形態の位置決め装置を用いることで、円形部材61の径のばらつきの影響を抑え、中心位置を正確に決めて円形部材61を、基板51の電極54に固定することができる。以上より、本実施形態の位置決め装置は、円柱や円筒形状の部材の中心位置の位置合わせを精度よく行うことができる。
第2および第3の実施形態の位置決め治具本体のテーパ形状穴は、底面部分を有していたが、底面部分を形成しない構成としてもよい。すなわち、テーパ形状穴の側面部分が給気供給口の開口部の外周に直接、つながっている構成であってもよい。そのような、構成とすることで、テーパ形状穴の径を小さくすることができるので、微細な円形部材の位置合わせにも対応することができる。
1 水平降下手段
2 空気供給手段
3 円形部材
4 穴
11 位置決め治具本体
12 ガイド機構
13 平面板
14 空気供給源
15 テーパ形状穴
16 空気供給口
17 配管
18 側面
19 底面
20 円形部材
31 位置決め治具本体
32 ガイド機構
33 平面板
34 空気供給源
35 テーパ形状穴
36 空気供給口
37 配管
38 側面
39 底面
41 ステージ
42 固定機構
43 ヘッド
44 空気供給源
45 空気供給口
46 配管
51 基板
52 テーパ形状穴
53 貫通穴
54 電極
61 円形部材
62 はんだ

Claims (10)

  1. 円状の外周の下面と、前記下面と平行な上面とを有する円形部材の前記上面と接する水平面を有し、前記水平面を降下させることで前記円形部材を水平に降下させる水平降下手段と、
    前記円形部材の前記上面が前記水平面に接し続けるように、前記円形部材の前記下面側から空気を供給する空気供給手段と、
    を備え、
    前記水平降下手段は、前記水平面を降下させることで、前記円形部材を、中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する穴の内部に降下させ、前記円形部材の前記下面の中心部と、前記穴の中心部との位置を合わせることを特徴する位置決め装置。
  2. 前記円形部材の前記下面の前記外周を、中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する前記穴の側面で保持する下面保持手段をさらに備え、
    前記空気供給手段は、前記下面保持手段の前記穴の下側から前記空気を供給することを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  3. 前記空気供給手段は、前記下面保持手段の前記穴の内部に前記円形部材が載置されたときに、前記空気の供給を開始し、前記水平面に前記円形部材が接する状態にすることを特徴とする請求項2に記載の位置決め装置。
  4. 前記下面保持手段は、複数の前記穴を備え、
    前記空気供給手段は、前記穴ごとに前記空気を供給し、前記水平降下手段は、前記穴ごとに内部に前記円形部材を降下させ、前記円形部材の前記下面の中心部と、前記穴の中心部との位置合わせを、複数の前記円形部材について同時に行うことを特徴とする請求項2または3に記載の位置決め装置。
  5. 前記空気供給手段は、前記円形部材の前記下面の中心部と、前記穴の中心部が一致したときに、前記空気の供給を停止し、前記水平降下手段は、前記水平面を上昇させることを特徴とする請求項から4いずれかに記載の位置決め装置。
  6. 中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する第1の穴と、前記第1の穴の底面から裏面側まで貫通した第2の穴とを有する基板を裏面側で保持する基板保持手段をさらに備え、
    前記空気供給手段は、前記第2の穴を介して前記第1の穴の内部に前記空気を供給して、前記円形部材の前記上面が前記水平面に接するようにし、
    前記水平降下手段は、前記円形部材を前記第1の穴の内部に降下させ、前記円形部材の前記下面の中心部と、前記第1の穴の中心部を一致させることを特徴とする請求項1に記載の位置決め装置。
  7. 円状の外周の下面と、前記下面と平行な上面とを有する円形部材の前記上面と接する水平面に、前記円形部材の前記上面が接し続けるように、前記円形部材の前記下面側から空気を供給し、
    前記水平面を降下させることで前記円形部材を水平に降下させて、前記円形部材を、中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する穴の内部に降下させ、
    前記円形部材の前記下面の中心部と、前記穴の中心部との位置を合わせることを特徴する位置決め方法。
  8. 前記穴の内部に前記円形部材が載置されたときに、前記空気の供給を開始し、前記水平面に前記円形部材が接する状態にすることを特徴とする請求項7に記載の位置決め方法。
  9. 前記円形部材の前記下面の中心部と、前記穴の中心部が一致したときに、前記空気の供給を停止し、前記水平面を上昇させることを特徴とする請求項7または8いずれかに記載の位置決め方法。
  10. 中心部に対して対称なテーパ形状の側面を有する第1の穴と、前記第1の穴の底面から裏面側まで貫通した第2の穴とを有する基板を裏面側で保持し、
    前記第2の穴を介して前記第1の穴の内部に前記空気を供給して、前記円形部材の前記上面が前記水平面に接するようにし、
    前記円形部材を前記第1の穴の内部に降下させ、前記円形部材の前記下面の中心部と、前記第1の穴の中心部を一致させることを特徴とする請求項7に記載の位置決め方法。
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