JP6671561B2 - 光軸制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光軸制御装置に関する。
従来、車両に設けられた加速度センサによる検出値を用いて、当該車両に設けられた前照灯の光軸角度を制御する光軸制御装置が開発されている。以下、光軸角度の制御を「光軸制御」ということがある。
例えば、特許文献1記載の光軸制御装置は、加速度センサによる検出値を用いて、水平面に対する車体のピッチ方向の傾斜角度(以下「対水平面ピッチ角」という。)の値θを所定の時間間隔にて算出する。
特許文献1記載の光軸制御装置は、車両走行中において路面に対する車体のピッチ方向の傾斜角度(以下「対路面ピッチ角」という。)の値θvは変化しないものであると推定するとともに、車両停止中において水平面に対する路面のピッチ方向の傾斜角度(以下「路面勾配角」という。)の値θrは変化しないものであると推定する。これにより、特許文献1記載の光軸制御装置は、車両走行中にθを算出する度毎にθr=θ−θvによりθrを更新するとともに、車両停止中にθを算出する度毎にθv=θ−θrによりθvを更新する。特許文献1記載の光軸制御装置は、θvの更新に応じて、前照灯の光軸が路面に対して略平行な状態となるように光軸角度の値θoを調節する。
特開2015−202757号公報
従来の光軸制御装置においては、一時的な車両姿勢の変化(例えば、車両に設けられた懸架機構の伸縮、エンジンの動作による車体の振動、又は大きな荷重変動などに起因するものである。)によりθが変化したとき、この変化に応じた誤差がθvに重畳される。この誤差が累積されていき、いわゆる「累積誤差」が発生する。累積誤差が発生することにより、前照灯の光軸が路面に対して非平行な状態に制御されるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、発生した累積誤差を解消することができる光軸制御装置を提供することを目的とする。
本発明の光軸制御装置は、車両に設けられた加速度センサによる検出値を用いて車両の対路面ピッチ角の値を算出することにより、車両に設けられた前照灯の光軸角度を制御する光軸制御部と、車両が基準状態であるか否かを判定する車両状態判定部と、車両が基準状態であると判定されたとき、光軸制御部にリセット信号を出力するリセット信号出力部と、基準状態を設定する基準状態設定部と、を備え、基準状態はユーザ毎に設定自在であることを特徴とするものである。
本発明によれば、上記のように構成したので、発生した累積誤差を解消することができる。
本発明の実施の形態1に係る光軸制御装置の要部を示すブロック図である。 図2Aは、本発明の実施の形態1に係る光軸制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図2Bは、本発明の実施の形態1に係る光軸制御装置の他のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る光軸制御装置のうちの車両状態判定部及びリセット信号出力部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る光軸制御装置の要部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る光軸制御装置のうちの設定可否判定部及び基準状態設定部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る光軸制御装置の要部を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る光軸制御装置のうちの車両状態判定部、リセット可否判定部及びリセット信号出力部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る他の光軸制御装置の要部を示すブロック図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る光軸制御装置の要部を示すブロック図である。図1を参照して、実施の形態1の光軸制御装置100について説明する。
図中、1は車両である。車両1には加速度センサ2が設けられている。加速度センサ2は、例えば、車両1の車体に設けられた2軸の加速度センサにより構成されている。加速度センサ2は、前後方向の加速度Gx及び上下方向の加速度Gzを検出して、これらの検出値Gx,Gzを所定の時間間隔にて出力するものである。
ピッチ角算出部11は、加速度センサ2による検出値Gx,Gzを用いて、車両1の対路面ピッチ角の値θvを算出するものである。以下、ピッチ角算出部11によるθvの算出方法の具体例について説明する。
ピッチ角算出部11は、車両1内の情報源(以下「第1情報源」という。)3から車両1に関する情報を取得する。具体的には、例えば、ピッチ角算出部11は、車両1の走行速度を示す情報を車速センサ31から取得する処理、車両1のシフトポジションを示す情報をシフトポジションセンサ32から取得する処理、又は車両1に設けられたブレーキの動作状態を示す情報をブレーキセンサ33から取得する処理のうちの少なくとも一つの処理を実行する。ピッチ角算出部11は、第1情報源3から取得した情報を用いて車両1が走行中であるか停止中であるかを判定する。
ピッチ角算出部11は、車両1が停止中であると判定された場合、車両1の停止中における検出値Gx,Gzを用いて、以下の式(1)により車両1の対水平面ピッチ角の値θを所定の時間間隔にて算出する。ピッチ角算出部11は、対水平面ピッチ角の値θを算出する度毎に、前回算出された値θに対する今回算出された値θの変化量Δθを算出する。
θ=tan−1(Gx/Gz) (1)
ピッチ角算出部11には、対路面ピッチ角の初期値θvoが予め設定されている。ピッチ角算出部11は、第1回目の変化量Δθを算出したとき、当該算出された変化量Δθを初期値θvoに加算することによりθvを算出する。その後、ピッチ角算出部11は、第2回目以降の各回の変化量Δθを算出する度毎に、当該算出された変化量Δθを直前のθvに加算することによりθvを更新する。すなわち、ピッチ角算出部11は、以下の式(2)により対路面ピッチ角の値θvを算出する。
θv(更新)=θv(前回値)+Δθ (2)
光軸制御信号出力部12は、ピッチ角算出部11により算出された対路面ピッチ角の値θvを用いて、車両1の車体に設けられた前照灯4の光軸角度を制御するものである。
具体的には、例えば、光軸制御信号出力部12は、ピッチ角算出部11により算出された値θvに基づき、前照灯4の光軸を路面に対して略平行な状態に制御するための光軸角度の値θoを設定する。光軸制御信号出力部12は、当該設定された値θoに基づき、前照灯4の光軸角度を制御するための信号(以下「光軸制御信号」という。)を生成する。光軸制御信号出力部12は、光軸制御信号を前照灯4に出力する。
前照灯4に設けられた駆動装置(不図示)は、光軸制御信号が示す値θoの変化に応じて前照灯4の光軸を回動させる。これにより、前照灯4の光軸が路面に対して略平行な状態に制御される。ピッチ角算出部11及び光軸制御信号出力部12により、光軸制御部13が構成されている。
ただし、ピッチ角算出部11は変化量Δθの積算により対路面ピッチ角の値θvを算出するものであり、累積誤差が発生する可能性がある。累積誤差が発生することにより、前照灯4の光軸が路面に対して非平行な状態に制御されるようになる。そこで、光軸制御装置100は、以下のように累積誤差を解消する機能を有している。
車両状態判定部14は、車両1内の情報源(以下「第2情報源」という。)5から取得した情報を用いて、車両1が所定の状態(以下「基準状態」という。)であるか否かを判定するものである。
ここで、実施の形態1における基準状態は、車両1の車体が路面に対して略平行である蓋然性が高い状態、すなわちθv≒0°である蓋然性が高い状態である。具体的には、例えば、車両1の全座席において、光軸制御に影響を与える程度に大きくθvを変化させる蓋然性が高い物体(例えば、搭乗者、荷物、チャイルドシート等。以下、総称して「ピッチ角変化物体」という。)が存在しない状態である。以下、車両状態判定部14による判定方法の具体例について説明する。
例えば、車両1のダッシュボードに車室内撮像用のカメラ51が設けられている。車両状態判定部14は、カメラ51による撮像画像に対する画像認識処理を実行することにより、車両1の各座席におけるピッチ角変化物体の有無を判定する。車両状態判定部14は、画像認識処理の結果が車両1の全座席においてピッチ角変化物体が存在しないことを示している場合、車両1が基準状態であると判定する。以下、画像認識処理の結果が車両1の全座席においてピッチ角変化物体が存在しないことを示しているという条件を「第1条件」ということがある。
または、例えば、車両1の各座席の座面部に圧力センサ52が設けられている。車両状態判定部14は、個々の圧力センサ52による検出値を所定の閾値(以下「圧力閾値」という。)と比較する。圧力閾値は、車両1の各座席におけるピッチ角変化物体の有無を判定可能な値に設定されている。車両状態判定部14は、全ての圧力センサ52による検出値が圧力閾値以下である場合、又は全ての圧力センサ52による検出値が圧力閾値未満である場合、車両1が基準状態であると判定する。以下、全ての圧力センサ52による検出値が圧力閾値以下であるという条件、又は全ての圧力センサ52による検出値が圧力閾値未満であるという条件を「第2条件」ということがある。
または、例えば、車両状態判定部14は、車両1の各座席におけるシートベルトの着用状態を示す信号(以下「シートベルト着用信号」という。)をシートベルト着用センサ53から取得する。車両状態判定部14は、シートベルト着用信号が車両1の全座席においてシートベルトが非着用状態であることを示している場合、車両1が基準状態であると判定する。以下、シートベルト着用信号が車両1の全座席においてシートベルトが非着用状態であることを示しているという条件を「第3条件」ということがる。
または、例えば、車両状態判定部14は、第1条件〜第3条件のうちのいずれか2個の条件の各々が満たされているか否かを判定する。車両状態判定部14は、当該2個の条件のうちの両方の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。または、車両状態判定部14は、当該2個の条件のうちの少なくとも一方の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。
または、例えば、車両状態判定部14は、第1条件〜第3条件の各々が満たされているか否かを判定する。車両状態判定部14は、第1条件〜第3条件のうちの全ての条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。または、車両状態判定部14は、第1条件〜第3条件のうちのいずれか2個以上の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。または、車両状態判定部14は、第1条件〜第3条件のうちのいずれか1個以上の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。
リセット信号出力部15は、車両状態判定部14により車両1が基準状態であると判定されたとき、光軸制御部13にリセット信号を出力するものである。
リセット信号は、ピッチ角算出部11におけるθvを初期値θvoにリセットするものである。対路面ピッチ角の初期値θvoは、例えば、光軸制御装置100の出荷時に予めピッチ角算出部11に記憶されたものである。また、リセット信号は、光軸制御信号出力部12におけるθoを初期値θooにリセットするものである。光軸角度の初期値θooは、例えば、光軸制御装置100の出荷時に予め光軸制御信号出力部12に記憶されたものである。
光軸制御部13におけるθv,θoをリセットすることにより、仮に累積誤差が発生していた場合、この累積誤差を解消することができる。光軸制御部13、車両状態判定部14及びリセット信号出力部15により、光軸制御装置100の要部が構成されている。
次に、図2Aを参照して、光軸制御装置100の要部のハードウェア構成について説明する。
ピッチ角算出部11が検出値Gx,Gzを取得する機能、ピッチ角算出部11が第1情報源3から情報を取得する機能、及び車両状態判定部14が第2情報源5から情報を取得する機能は、受信機23により実現される。
メモリ22には、ピッチ角算出部11が対路面ピッチ角の値θvを算出する機能、光軸制御信号出力部12が光軸制御信号を生成する機能、車両状態判定部14が車両1が基準状態であるか否かを判定する機能、及びリセット信号出力部15がリセット信号を出力する機能に対応するプログラムが記憶されている。メモリ22に記憶されているプログラムをプロセッサ21が読み出して実行することにより、これらの機能が実現される。
光軸制御信号出力部12が光軸制御信号を出力する機能は、送信機24により実現される。
プロセッサ21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はDSP(Digital Signal Processor)などを用いたものである。
メモリ22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)若しくはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク又は光磁気ディスクなどを用いたものである。
なお、図2Bに示す如く、ピッチ角算出部11が対路面ピッチ角の値θvを算出する機能、光軸制御信号出力部12が光軸制御信号を生成する機能、車両状態判定部14が車両1が基準状態であるか否かを判定する機能、及びリセット信号出力部15がリセット信号を出力する機能は処理回路25により実現されるものであっても良い。または、これらの機能のうちの一部の機能がプロセッサ21及びメモリ22により実現され、かつ、これらの機能のうちの残余の機能が処理回路25により実現されるものであっても良い。
処理回路25は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、SoC(System−on−a−Chip)又はシステムLSI(Large−Scale Integration)などを用いたものである。
次に、図3のフローチャートを参照して、光軸制御装置100の動作について、車両状態判定部14及びリセット信号出力部15の動作を中心に説明する。
まず、ステップST1にて、車両状態判定部14は、車両1が基準状態であるか否かを判定する。車両状態判定部14による判定方法の具体例は上記のとおりである。
車両1が基準状態であると判定された場合(ステップST1“YES”)、ステップST2にて、リセット信号出力部15は、光軸制御部13にリセット信号を出力する。これにより、光軸制御部13におけるθv,θoがリセットされる。
なお、ピッチ角算出部11によるθvの算出方法は上記の具体例に限定されるものではない。ピッチ角算出部11は、加速度センサ2による検出値Gx,Gzを用いる方法であれば、如何なる方法によりθvを算出するものであっても良い。
例えば、ピッチ角算出部11は、特許文献1に記載された方法と同様の方法によりθvを算出するものであっても良い。すなわち、ピッチ角算出部11は、車両1の走行中においてはθr=θ−θvによりθrを更新し、車両1の停止中においてはθv=θ−θrによりθvを更新するものであっても良い。
または、例えば、ピッチ角算出部11は、特開2012−106719号公報に記載された方法と同様の方法によりθvを算出するものであっても良い。すなわち、ピッチ角算出部11は、車両1の加速時又は減速時における前後方向の加速度Gxの時間変化量と上下方向の加速度Gzの時間変化量との比率を算出して、当該算出された比率に基づきθvを算出するものであっても良い。
または、例えば、ピッチ角算出部11は、国際公開第2016/143124号に記載された方法と同様の方法によりθvを算出するものであっても良い。すなわち、ピッチ角算出部11は、走行している車両1が停車してから車体が静止するまでの間において当該車体が静止状態と同等の姿勢にときの近傍の2時点における検出値を用いて、当該検出値が示す前後方向の加速度の差分に対する当該検出値が示す上下方向の加速度の差分に基づきθvを算出するものであっても良い。
また、車両状態判定部14は、車両1内にて取得可能な情報を用いて、車両1の車室内の状況に基づき車両1が基準状態であるか否かを判定するものであれば良い。すなわち、第2情報源5は上記の具体例に限定されるものではなく、車両状態判定部14による判定方法は上記の具体例に限定されるものではない。
以上のように、実施の形態1の光軸制御装置100は、車両1に設けられた加速度センサ2による検出値Gx,Gzを用いて車両1の対路面ピッチ角の値θvを算出することにより、車両1に設けられた前照灯4の光軸角度を制御する光軸制御部13と、車両1が基準状態であるか否かを判定する車両状態判定部14と、車両1が基準状態であると判定されたとき、光軸制御部13にリセット信号を出力するリセット信号出力部15と、を備える。これにより、累積誤差を解消することができる。この結果、光軸制御の精度を向上することができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る光軸制御装置の要部を示すブロック図である。図4を参照して、実施の形態2の光軸制御装置100aについて説明する。なお、図4において、図1に示すブロックと同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態1の光軸制御装置100においては、車両1のユーザが車室内に常設している荷物又はチャイルドシートなどによりリセット信号が出力されなくなる可能性がある。
例えば、車両1の助手席にチャイルドシートが常設されているものとする。また、当該チャイルドシートの有無に応じて光軸制御に影響を与える程度に大きくθvが変化する(例えばθvが±0.1°程度変化する)ものであり、当該チャイルドシートはピッチ角変化物体であるものとする。さらに、当該チャイルドシートはシートベルトにより助手席に固定されているものとする。この場合、第1条件〜第3条件のうちの全ての条件が常に満たされていない状態となるため、常に車両1が基準状態でないと判定される。この結果、リセット信号が出力されなくなる。
これに対して、実施の形態2の光軸制御装置100aは、基準状態をユーザ毎に設定可能ならしめることにより、リセット信号が出力されなくなるのを回避するものである。すなわち、車両1のユーザは、車両1の車室内が基準状態に設定したい状態であるとき、タッチパネル等の操作入力装置(不図示)又はスマートフォン等の携帯情報端末(不図示)などを用いて、基準状態の設定を要求する信号(以下「設定要求信号」という。)を光軸制御装置100aに入力する。
設定可否判定部16は、光軸制御装置100aに設定要求信号が入力されたとき、基準状態設定部17による基準状態の設定可否を判定するものである。
具体的には、例えば、設定可否判定部16は、光軸制御装置100aに設定要求信号が入力されたとき、ピッチ角算出部11における最新の対路面ピッチ角の値θvと、対路面ピッチ角の初期値θvoとをピッチ角算出部11から取得する。設定可否判定部16は、ピッチ角算出部11における最新の対路面ピッチ角の値θvと初期値θvoとの差分値Δθvを算出する。
設定可否判定部16は、差分値Δθvの絶対値|Δθv|を所定の閾値(例えば0.2°。以下「ピッチ角閾値」という。)と比較する。絶対値|Δθv|がピッチ角閾値以下である場合、設定可否判定部16は基準状態設定部17による基準状態の設定を許可する。他方、絶対値|Δθv|がピッチ角閾値よりも大きい場合、設定可否判定部16は基準状態設定部17による基準状態の設定を禁止する。
基準状態設定部17は、設定可否判定部16により基準状態の設定が許可された場合、第2情報源5から取得した情報を用いて、車両1の車室内の状況に基づく基準状態を設定するものである。車両状態判定部14aは、第2情報源5から取得した情報を用いて、車両1が基準状態設定部17により設定された基準状態であるか否かを判定するものである。以下、基準状態設定部17による設定方法の具体例、及び車両状態判定部14aによる判定方法の具体例について説明する。
例えば、車両1の助手席にチャイルドシートが常設されているものとする。基準状態設定部17は、カメラ51による撮像画像に対する画像認識処理を実行することにより、車両1の助手席に当該チャイルドシートが設置されていることを検出する。また、基準状態設定部17は、圧力センサ52による検出値を圧力閾値と比較することにより、当該チャイルドシートがピッチ角変化物体であることを検出する。さらに、基準状態設定部17は、シートベルト着用信号を用いて、当該チャイルドシートがシートベルトにより助手席に固定されていることを検出する。基準状態設定部17は、これらの検出結果に基づき、「ピッチ角変化物体であるシートベルト固定型のチャイルドシートが助手席に設置されている状態」を基準状態に設定する。
これに対して、車両状態判定部14aは、例えば、カメラ51による撮像画像に対する画像認識処理を実行することにより、助手席を除く残余の座席(以下、単に「残余の座席」という。)の各々におけるピッチ角変化物体の有無を判定する。車両状態判定部14aは、画像認識処理の結果が残余の座席の全てにおいてピッチ角変化物体が存在しないことを示している場合、車両1が基準状態であると判定する。以下、画像認識処理の結果が残余の座席の全てにおいてピッチ角変化物体が存在しないことを示しているという条件を「第4条件」ということがある。
または、例えば、車両状態判定部14aは、残余の座席の全てに設けられた圧力センサ52による検出値が圧力閾値以下である場合、又は残余の座席の全てに設けられた圧力センサ52による検出値が圧力閾値未満である場合、車両1が基準状態であると判定する。以下、残余の座席の全てに設けられた圧力センサ52による検出値が圧力閾値以下であるという条件、又は残余の座席の全てに設けられた圧力センサ52による検出値が圧力閾値未満であるという条件を「第5条件」ということがある。
または、例えば、車両状態判定部14aは、シートベルト着用信号が残余の座席の全てにおいてシートベルトが非着用状態であることを示している場合、車両1が基準状態であると判定する。以下、シートベルト着用信号が残余の座席の全てにおいてシートベルトが非着用状態であることを示しているという条件を「第6条件」ということがる。
または、例えば、車両状態判定部14aは、第4条件〜第6条件のうちのいずれか2個の条件の各々が満たされているか否かを判定する。車両状態判定部14aは、当該2個の条件のうちの両方の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。または、車両状態判定部14aは、当該2個の条件のうちの少なくとも一方の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。
または、例えば、車両状態判定部14aは、第4条件〜第6条件の各々が満たされているか否かを判定する。車両状態判定部14aは、第4条件〜第6条件のうちの全ての条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。または、車両状態判定部14aは、第4条件〜第6条件のうちのいずれか2個以上の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。または、車両状態判定部14aは、第4条件〜第6条件のうちのいずれか1個以上の条件が満たされている場合、車両1が基準状態であると判定する。
リセット信号出力部15は、車両状態判定部14aにより車両1が基準状態であると判定されたとき、光軸制御部13にリセット信号を出力するようになっている。光軸制御部13、車両状態判定部14a、リセット信号出力部15、設定可否判定部16及び基準状態設定部17により、光軸制御装置100aの要部が構成されている。
光軸制御装置100aの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図2を参照して説明したものと同様であるため、詳細な説明は省略する。すなわち、光軸制御装置100aが設定要求信号の入力を受け付ける機能、基準状態設定部17が第2情報源5から情報を取得する機能、及び車両状態判定部14aが第2情報源5から情報を取得する機能は受信機23により実現される。また、設定可否判定部16が基準状態の設定可否を判定する機能、基準状態設定部17が基準状態を設定する機能、及び車両状態判定部14aが車両1が基準状態であるか否かを判定する機能に対応するプログラムがメモリ22に記憶されており、当該プログラムをプロセッサ21が読み出して実行することによりこれらの機能が実現される。または、処理回路25によりこれらの機能が実現される。
次に、図5のフローチャートを参照して、光軸制御装置100aの動作について、設定可否判定部16及び基準状態設定部17の動作を中心に説明する。光軸制御装置100aに設定要求信号が入力されたとき、設定可否判定部16はステップST11の処理を開始する。
まず、ステップST11にて、設定可否判定部16は、ピッチ角算出部11における最新の対路面ピッチ角の値θvと、対路面ピッチ角の初期値θvoとをピッチ角算出部11から取得する。設定可否判定部16は、ピッチ角算出部11における最新の対路面ピッチ角の値θvと初期値θvoとの差分値Δθvを算出する。
次いで、ステップST12にて、設定可否判定部16は、差分値Δθvの絶対値|Δθv|をピッチ角閾値(例えば0.2°)と比較する。絶対値|Δθv|がピッチ角閾値以下である場合(ステップST12“YES”)、設定可否判定部16は、基準状態設定部17による基準状態の設定を許可する。他方、絶対値|Δθv|がピッチ角閾値よりも大きい場合(ステップST12“NO”)、設定可否判定部16は、基準状態設定部17による基準状態の設定を禁止する。
基準状態の設定が許可された場合(ステップST12“YES”)、ステップST13にて、基準状態設定部17は、第2情報源5から取得した情報を用いて、車両1の車室内の状況に基づく基準状態を設定する。基準状態設定部17による設定方法の具体例は上記のとおりである。他方、基準状態の設定が禁止された場合(ステップST12“NO”)、ステップST13の処理はスキップされる。
このように、基準状態設定部17を設けたことにより、基準状態をユーザ毎に設定することが可能となる。この結果、車両1のユーザが車室内に常設している荷物又はチャイルドシートなどによりリセット信号が出力されなくなるのを回避することができる。
また、設定可否判定部16を設けたことにより、差分値Δθvの絶対値|Δθv|が過度に大きい状態が基準状態に設定されるのを回避することができる。すなわち、車両1の車体が前傾方向又は後傾方向に過度に傾いた状態が基準状態に設定されるのを回避することができる。
なお、基準状態設定部17は、基準状態を設定したとき、当該設定された基準状態を示す情報(以下「基準状態情報」という。)を記憶するものであっても良い。また、基準状態設定部17は、基準状態を設定したとき、光軸制御装置100aに設定要求信号を入力したユーザを示す情報(以下「ユーザ情報」という。)を取得して、基準状態情報とユーザ情報とを関連付けて記憶するものであっても良い。これにより、基準状態をユーザ毎に設定することを可能としつつ、各ユーザによる設定要求信号の入力回数を低減することができる。
また、基準状態設定部17は、車両1内にて取得可能な情報を用いて、車両1の車室内の状況に基づく基準状態を設定するものであれば良い。また、車両状態判定部14aは、車両1内にて取得可能な情報を用いて、車両1が基準状態設定部17により設定された基準状態であるか否かを判定するものであれば良い。すなわち、第2情報源5は上記の具体例に限定されるものではなく、基準状態は上記の具体例に限定されるものではなく、基準状態設定部17による設定方法は上記の具体例に限定されるものではなく、車両状態判定部14aによる判定方法は上記の具体例に限定されるものではない。
また、光軸制御装置100aは、実施の形態1にて説明したものと同様の種々の変形例、すなわち光軸制御装置100と同様の種々の変形例を採用することができる。例えば、ピッチ角算出部11は、特許文献1に記載された方法と同様の方法、特開2012−106719号公報に記載された方法と同様の方法、又は国際公開第2016/143124号に記載された方法と同様の方法によりθvを算出するものであっても良い。
以上のように、実施の形態2の光軸制御装置100aは、基準状態を設定する基準状態設定部17を備え、基準状態はユーザ毎に設定自在である。これにより、車両1のユーザが車室内に常設している荷物又はチャイルドシートなどによりリセット信号が出力されなくなるのを回避することができる。
また、基準状態設定部17は、車両1に設けられた車室内撮像用のカメラ51による撮像画像、車両1の各座席に設けられた圧力センサ52による検出値、又はシートベルト着用信号のうちの少なくとも一つを用いて、車両1の車室内の状況に基づく基準状態を設定する。これにより、車両1の車室内の状況に基づく基準状態を設定することができる。
また、実施の形態2の光軸制御装置100aは、基準状態の設定要求信号が入力されたときの対路面ピッチ角の値θvと対路面ピッチ角の初期値θvoとの差分値Δθvを算出して、差分値Δθvの絶対値|Δθv|が閾値(ピッチ角閾値)以下である場合、基準状態設定部17による基準状態の設定を許可する設定可否判定部16を備える。これにより、差分値Δθvの絶対値|Δθv|が過度に大きい状態が基準状態に設定されるのを回避することができる。すなわち、車両1の車体が前傾方向又は後傾方向に過度に傾いた状態が基準状態に設定されるのを回避することができる。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3に係る光軸制御装置の要部を示すブロック図である。図6を参照して、実施の形態3の光軸制御装置100bについて説明する。なお、図6において、図1に示すブロックと同様のブロックには同一符号を付して説明を省略する。
リセット可否判定部18は、車両状態判定部14により車両1が基準状態であると判定されたとき、リセット信号出力部15によるリセット信号の出力可否を判定するものである。
具体的には、例えば、リセット可否判定部18は、車両状態判定部14により車両1が基準状態であると判定されたとき、車両1の現在位置における路面勾配角の値θrを示す情報(以下「路面勾配情報」という。)を傾斜センサ6から取得する。
リセット可否判定部18は、路面勾配情報の示す値θrが所定の範囲(例えば−1.5°<θr<2.0°の範囲。以下「基準範囲」という。)内であるか否かを判定する。路面勾配情報の示す値θrが基準範囲内である場合、リセット可否判定部18はリセット信号出力部15によるリセット信号の出力を許可する。他方、路面勾配情報の示す値θrが基準範囲外である場合、リセット可否判定部18はリセット信号出力部15によるリセット信号の出力を禁止する。
リセット信号出力部15は、リセット可否判定部18によりリセット信号の出力が許可された場合、光軸制御部13にリセット信号を出力するようになっている。光軸制御部13、車両状態判定部14、リセット信号出力部15及びリセット可否判定部18により、光軸制御装置100bの要部が構成されている。
光軸制御装置100bの要部のハードウェア構成は、実施の形態1にて図2を参照して説明したものと同様であるため、詳細な説明は省略する。すなわち、リセット可否判定部18が路面勾配情報を取得する機能は受信機23により実現される。また、リセット可否判定部18がリセット信号の出力可否を判定する機能に対応するプログラムがメモリ22に記憶されており、当該プログラムをプロセッサ21が読み出して実行することにより当該機能が実現される。または、処理回路25により当該機能が実現される。
次に、図7のフローチャートを参照して、光軸制御装置100bの動作について、車両状態判定部14、リセット可否判定部18及びリセット信号出力部15の動作を中心に説明する。
まず、ステップST21にて、車両状態判定部14は、車両1が基準状態であるか否かを判定する。車両状態判定部14による判定方法の具体例は実施の形態1にて説明したとおりである。
車両1が基準状態であると判定された場合(ステップST21“YES”)、ステップST22にて、リセット可否判定部18は路面勾配情報を取得する。リセット可否判定部18は、路面勾配情報を用いて、車両1の現在位置における路面勾配角の値θrが基準範囲(例えば−1.5°<θr<2.0°の範囲)内であるか否かを判定する。
θrが基準範囲内である場合(ステップST22“YES”)、リセット可否判定部18はリセット信号出力部15によるリセット信号の出力を許可する。他方、θrが基準範囲外である場合(ステップST22“NO”)、リセット可否判定部18はリセット信号出力部15によるリセット信号の出力を禁止する。
リセット信号の出力が許可された場合(ステップST22“YES”)、ステップST23にて、リセット信号出力部15は光軸制御部13にリセット信号を出力する。これにより、光軸制御部13におけるθv,θoがリセットされる。他方、リセット信号の出力が禁止された場合(ステップST22“NO”)、ステップST23の処理はスキップされる。
例えば、車両1がフロントエンジン型である場合、上り坂にて発生するノーズダイブ量が平地にて発生するノーズダイブ量と同等である一方、エンジンの重量により、下り坂にて発生するノーズダイブ量は平地にて発生するノーズダイブ量よりも大きくなる。特に、車両1のガソリン残量が少ない場合、下り坂において燃料タンク内の液体が車両前方に移動することによりノーズダイブ量が更に大きくなる。このため、車両1が下り坂を走行しているとき又は車両1が下り坂にて停止しているときにθv,θoをリセットした場合、車両1が下り坂から平地に移動したとき、下り坂におけるノーズダイブ量に対する平地におけるノーズダイブ量の差分値に応じた誤差がθvに重畳される。
これに対して、光軸制御装置100bは、路面勾配角の値θrが基準範囲外である場合、θv,θoのリセットを禁止する。これにより、例えば、フロントエンジン型の車両1が下り坂を走行しているとき又はフロントエンジン型の車両1が下り坂にて停止しているときにθv,θoがリセットされるのを回避することできる。この結果、車両1が下り坂から平地に移動したとき、下り坂におけるノーズダイブ量に対する平地におけるノーズダイブ量の差分値に応じた誤差がθvに重畳されるのを防ぐことができる。
なお、基準範囲は、車両1におけるエンジンの配置位置及び車両1に設けられた懸架機構の性能などに応じて、上記のようなノーズダイブ量の差分値に応じた誤差が発生しない範囲に設定されたものであれば良く、−1.5°<θr<2.0°の範囲に限定されるものではない。
また、車両状態判定部14により車両1が基準状態であると判定されたとき、ピッチ角算出部11は、上記式(1)により算出された最新のθから上記式(2)により算出された最新のθvを減算することにより、車両1の現在位置における路面勾配角の値θrを算出するものであっても良い。リセット可否判定部18は、ピッチ角算出部11により算出された値θrを示す路面勾配情報を、ピッチ角算出部11から取得するものであっても良い。この場合、図6に示す傾斜センサ6は不要である。
また、光軸制御装置100bは、図4に示す光軸制御装置100aにリセット可否判定部18を付加してなるものであっても良い。この場合のブロック図を図8に示す。
また、光軸制御装置100bは、実施の形態1,2にて説明したものと同様の種々の変形例、すなわち光軸制御装置100,100aと同様の種々の変形例を採用することができる。例えば、ピッチ角算出部11は、特許文献1に記載された方法と同様の方法、特開2012−106719号公報に記載された方法と同様の方法、又は国際公開第2016/143124号に記載された方法と同様の方法によりθvを算出するものであっても良い。
以上のように、実施の形態3の光軸制御装置100bは、車両1の現在位置における路面勾配角の値θrが基準範囲内である場合、リセット信号出力部15によるリセット信号の出力を許可するリセット可否判定部18を備える。これにより、通常時のノーズダイブ量よりも大きいノーズダイブ量が発生しているときにθv,θoがリセットされるのを回避することできる。この結果、前者のノーズダイブ量に対する後者のノーズダイブ量の差分値に応じた誤差がθvに重畳されるのを回避することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本発明の光軸制御装置は、前照灯の光軸制御に用いることができる。
1 車両、2 加速度センサ、3 第1情報源、4 前照灯、5 第2情報源、6 傾斜センサ、11 ピッチ角算出部、12 光軸制御信号出力部、13 光軸制御部、14,14a 車両状態判定部、15 リセット信号出力部、16 設定可否判定部、17 基準状態設定部、18 リセット可否判定部、21 プロセッサ、22 メモリ、23 受信機、24 送信機、25 処理回路、31 車速センサ、32 シフトポジションセンサ、33 ブレーキセンサ、51 カメラ、52 圧力センサ、53 シートベルト着用センサ、100,100a,100b 光軸制御装置。

Claims (4)

  1. 車両に設けられた加速度センサによる検出値を用いて前記車両の対路面ピッチ角の値を算出することにより、前記車両に設けられた前照灯の光軸角度を制御する光軸制御部と、
    前記車両が基準状態であるか否かを判定する車両状態判定部と、
    前記車両が前記基準状態であると判定されたとき、前記光軸制御部にリセット信号を出力するリセット信号出力部と
    前記基準状態を設定する基準状態設定部と、を備え、前記基準状態はユーザ毎に設定自在であることを特徴とする光軸制御装置。
  2. 前記基準状態設定部は、前記車両に設けられた車室内撮像用のカメラによる撮像画像、前記車両の各座席に設けられた圧力センサによる検出値、又はシートベルト着用信号のうちの少なくとも一つを用いて、前記車両の車室内の状況に基づく前記基準状態を設定することを特徴とする請求項記載の光軸制御装置。
  3. 前記基準状態の設定要求信号が入力されたときの前記対路面ピッチ角の値と前記対路面ピッチ角の初期値との差分値を算出して、前記差分値の絶対値が閾値以下である場合、前記基準状態設定部による前記基準状態の設定を許可する設定可否判定部を備えることを特徴とする請求項記載の光軸制御装置。
  4. 前記車両の現在位置における路面勾配角の値が基準範囲内である場合、前記リセット信号出力部による前記リセット信号の出力を許可するリセット可否判定部を備えることを特徴とする請求項1記載の光軸制御装置。
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