JP6671491B2 - 熱交換器および冷凍サイクル装置 - Google Patents

熱交換器および冷凍サイクル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6671491B2
JP6671491B2 JP2018540571A JP2018540571A JP6671491B2 JP 6671491 B2 JP6671491 B2 JP 6671491B2 JP 2018540571 A JP2018540571 A JP 2018540571A JP 2018540571 A JP2018540571 A JP 2018540571A JP 6671491 B2 JP6671491 B2 JP 6671491B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
heat exchanger
refrigerant
flow path
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018540571A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018055740A1 (ja
Inventor
孔明 仲島
孔明 仲島
航祐 田中
航祐 田中
早丸 靖英
靖英 早丸
昭憲 坂部
昭憲 坂部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2018055740A1 publication Critical patent/JPWO2018055740A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6671491B2 publication Critical patent/JP6671491B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B5/00Compression machines, plants or systems, with several evaporator circuits, e.g. for varying refrigerating capacity
    • F25B5/02Compression machines, plants or systems, with several evaporator circuits, e.g. for varying refrigerating capacity arranged in parallel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/06Separate outdoor units, e.g. outdoor unit to be linked to a separate room comprising a compressor and a heat exchanger
    • F24F1/14Heat exchangers specially adapted for separate outdoor units
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B13/00Compression machines, plants or systems, with reversible cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B6/00Compression machines, plants or systems, with several condenser circuits
    • F25B6/04Compression machines, plants or systems, with several condenser circuits arranged in series
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/025Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units
    • F25B2313/0253Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units in parallel arrangements
    • F25B2313/02533Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units in parallel arrangements during heating
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2313/00Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
    • F25B2313/025Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units
    • F25B2313/0254Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units in series arrangements
    • F25B2313/02541Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple outdoor units in series arrangements during cooling

Description

本発明は、熱交換器および冷凍サイクル装置に関するものである。
冷凍サイクル装置の一例として冷熱空調機器がある。一般的な冷熱空調機器は、圧縮機と、四方弁と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器とを備えている。これらの構成部品は接続配管を介して連通され、冷凍サイクルを構成している。
このような冷熱空調機器では、四方弁の切り替えによって冷媒の流れが逆転され、暖房運転と冷房運転とが切り替えられる。暖房運転の場合、室内機熱交換器が凝縮器として用いられ、室外機熱交換器が蒸発器として用いられる。冷房運転の場合、室内機熱交換器が蒸発器として用いられ、室外機熱交換器が凝縮器として用いられる。
このように、冷房運転時および暖房運転時における、室外機および室内機の熱交換器の使われ方が異なる。つまり、室外機および室内機の熱交換器はそれぞれ凝縮器または蒸発器として用いられる。凝縮器と蒸発器では熱交換器内部を通過する冷媒の状態が異なる。凝縮器の場合、冷媒は、熱交換器入口では過熱ガスの状態で流入し、熱交換に伴って気液2相状態となり、熱交換器出口では過冷却液となる。一方、蒸発器の場合、冷媒は、熱交換器入口では液相または気液2相状態となり、熱交換に伴ってガス化し、熱交換器出口では飽和ガス状態となる。この冷媒の状態が液体状態であるか、または気体状態であるかによって熱交換器の伝熱管内部を流通する冷媒の流速が相違する。冷媒の流速によって熱交換器の性能が変化する。
したがって、熱交換器の性能を最大に高める最適な冷媒流速を得るためには、室外機熱交換器の冷媒流路の個数(パス数)または長さを調節しなければならない。しかしながら、従来、一般的な冷熱空調機器では、冷房運転時及び暖房運転時において、冷媒流路の個数または長さは一定である。このため、一般的な冷熱空調機器は、冷房運転時あるいは暖房運転時のうち、いずれか一方で最適な性能が得られるように設計されている。よって、一般的な冷熱空調機器においては、冷房運転時あるいは暖房運転時のうち、他方での性能が低下するという問題がある。
この問題を解決するための空気調和機が特開2015−117936号公報(特許文献1)に記載されている。この公報に記載された空気調和機では、冷房運転時に2つの単位流路が直列に連結され、暖房運転時に2つの単位流路が並列に連結される。また、室外機熱交換器において、2つの単位流路は、3つのバルブにより直列または並列に切り替えられる。
特開2015−117936号公報
しかしながら、上記公報に記載された空気調和機では、2つの単位流路の個数が等しい。つまり、2つの単位流路に熱交換器が等分されている。したがって、冷媒の液相が増える箇所の冷媒流路の個数(パス数)が多くなるため、冷媒の流速が遅くなる。したがって、この空気調和機がたとえば凝縮器として用いられた場合、2つの単位流路のうち、冷媒の液相が増える下流側の単位流路での伝熱性能が低下する。このため、熱交換器の性能が低下するという問題がある。
また、上記公報に記載された空気調和機では、室外機熱交換器は2つの単位流路を直列または並列に切り替えるために3つのバルブを有している。このため、熱交換器の小型化が困難であるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、性能を向上させ、かつ小型化できる熱交換器およびその熱交換器を備えた冷凍サイクル装置を提供することである。
本発明の熱交換器は、第1熱交換部と、第2熱交換部と、切替弁とを備えている。第1熱交換部は、複数の第1冷媒流路と、第1冷媒流路に連通する第1接続口と、第1接続口と反対側で第1冷媒流路に連通する第2接続口とを有する。第2熱交換部は、少なくとも1つの第2冷媒流路と、第2冷媒流路に連通する第3接続口と、第3接続口と反対側で第2冷媒流路に連通する第4接続口とを有する。切替弁は、第1出入口と、第2出入口と、第3出入口と、第4出入口と、第1弁内流路と、第2弁内流路と、第3弁内流路とを有する。第1出入口は第1接続口に接続されている。第2出入口は第3接続口に接続されている。第3出入口は第2接続口に接続されている。第4出入口は第4接続口に接続されている。第1弁内流路は、第1出入口と第2出入口とを連通する。第2弁内流路は、第2出入口と第3出入口とを連通する。第3弁内流路は、第3出入口と第4出入口とを連通する。第1熱交換部の複数の第1冷媒流路の数は、第2熱交換部の少なくとも1つの第2冷媒流路の数よりも多い。切替弁は、第1弁内流路および第3弁内流路が閉じられるとともに第2弁内流路が開かれるか、第1弁内流路および第3弁内流路が開かれるとともに第2弁内流路が閉じられるかを切り替えるように構成されている。
本発明の熱交換器によれば、第1熱交換部の複数の第1冷媒流路の数は、第2熱交換部の少なくとも1つの第2冷媒流路の数よりも多い。このため、第2熱交換部を冷媒の液相が増える箇所になるように運転すれば、冷媒の液相が増える箇所の冷媒流路の数を少なくすることで冷媒の流速を速くすることができる。したがって、冷媒の液相が増える箇所での伝熱性能を向上させることができるため、熱交換器の性能を向上させることができる。また、切替弁は、第1弁内流路および第3弁内流路が閉じられるとともに第2弁内流路が開かれるか、第1弁内流路および3弁内流路が開かれるとともに第2弁内流路が閉じられるかを切り替えるように構成されている。このため、1つの切替弁により第1熱交換部と第2熱交換部とを直列または並列に切り替えることができる。したがって、熱交換器を小型化することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの冷房運転時の構造図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの暖房運転時の構造図である。 図1に示す室外機熱交換器の拡大図である。 図2に示す室外機熱交換器の拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの非共沸冷媒使用時の構造図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの冷房運転時の構造図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの暖房運転時の構造図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの冷房運転時の構造図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の凝縮器として用いられる熱交換器の構造図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の蒸発器として用いられる熱交換器の構造図である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。本発明の実施の形態では、冷凍サイクル装置の一例として、空気調和機について説明する。なお、冷凍サイクル装置は、空気調和機に限定されず、冷凍装置、チラーなどであってもよい。
実施の形態1.
図1および図2を参照して、本発明の実施の形態1における空気調和機の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷房運転時の冷凍サイクルの構造図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の暖房運転時の冷凍サイクルの構造図である。
実施の形態1における空気調和機(冷凍サイクル装置)は、圧縮機1と、四方弁2と、室外機熱交換器3(第1室外機熱交換器3a、第2室外機熱交換器3b、切替弁4)と、膨張弁5(第1膨張弁5a、第2膨張弁5b)と、室内機熱交換器6とを備えている。
圧縮機1、四方弁2、室外機熱交換器3(第1室外機熱交換器3a、第2室外機熱交換器3b、切替弁4)、膨張弁5および室内機熱交換器6が配管を介して連通されている。このようにして冷凍サイクル(冷媒回路)が構成される。
冷凍サイクルには冷媒が流れる。つまり、冷媒は、圧縮機1、四方弁2、第1室外機熱交換器(第1熱交換部)3a、第2室外機熱交換器(第2熱交換部)3b、切替弁4、第1膨張弁5a、第2膨張弁5bおよび室内機熱交換器6を流れる。冷媒サイクルを流れる冷媒として、単一冷媒および共沸冷媒のいずれかを用いることが可能である。単一冷媒として、たとえばR32を用いることが可能である。共沸冷媒として、たとえばR410aを用いることが可能である。また、冷媒として、非共沸冷媒を用いることが可能である。非共沸冷媒として、たとえばR1234yfを用いることが可能である。
また、空気調和機は、図示しない制御装置(コントローラー)を備えている。制御装置(コントローラー)は演算、指示等を行って冷凍サイクル装置の各手段、機器等を制御するように構成されている。具体的には、制御装置(コントローラー)は、たとえば、四方弁2および切替弁4の動作を制御するように構成されている。
図1では、圧縮機1と、四方弁2と、室外機熱交換器3(第1室外機熱交換器3a、第2室外機熱交換器3b、切替弁4)と、膨張弁5(第1膨張弁5a、第2膨張弁5b)とは図示しない室外機に設けられている。室内機熱交換器6は図示しない室内機に設けられている。
圧縮機1は、吸入した冷媒を圧縮して吐出するように構成されている。圧縮機1は、圧縮容量が一定の一定速圧縮機であってもよく、また圧縮容量が可変のインバーター圧縮機であってもよい。このインバーター圧縮機は、回転数を可変に制御可能に構成されている。具体的には、このインバーター圧縮機は、図示しない制御装置(コントローラー)からの指示に基づいて駆動周波数が変更されることにより、回転数が調整される。これにより、圧縮容量が変化する。この圧縮容量は単位時間あたりの冷媒を送り出す量である。
四方弁2は、圧縮機1と、室外機熱交換器3と、室内機熱交換器6とに接続されている。四方弁2は、冷房運転時と暖房運転時とによって、室外機熱交換器3および室内機熱交換器6への冷媒の流れを切り替えるように構成されている。
室外機熱交換器3は、四方弁2と、膨張弁5とに接続されている。室外機熱交換器3は、冷房運転時、圧縮機1により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器となる。また、室外機熱交換器3は、暖房運転時、膨張弁5(絞り装置)により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器となる。室外機熱交換器(熱交換器)3は、第1室外機熱交換器(第1熱交換部)3aと、第2室外機熱交換器(第2熱交換部)3bと、切替弁4とを有している。第1室外機熱交換器3aは、四方弁2と、切替弁4とに接続されている。第2室外機熱交換器3bは、切替弁4と、第1膨張弁5aとに接続されている。室外機熱交換器3は冷媒と空気との熱交換を行うためのものである。室外機熱交換器3、たとえばパイプ(伝熱管)とフィンとで構成されている。
切替弁4は、第1室外機熱交換器3aと、第2室外機熱交換器3bとに接続されている。切替弁4は、第1室外機熱交換器3aと、第2室外機熱交換器3bとを流れる冷媒の流路を切り替えるように構成されている。
膨張弁5は、室外機熱交換器3と、室内機熱交換器6とに接続されている。膨張弁5は、冷房運転時、室外機熱交換器(凝縮器)3により凝縮された冷媒を減圧する絞り装置となる。また、膨張弁5は、暖房運転時、室内機熱交換器(凝縮器)6により凝縮された冷媒を減圧する絞り装置となる。膨張弁5は、第1膨張弁5aと、第2膨張弁5bとを有している。第1膨張弁5aは、第2室外機熱交換器3bと、室内機熱交換器6とに接続されている。第1膨張弁5aは弁開度を調整することにより冷媒を膨張(減圧)させるように構成されている。第1膨張弁5aはたとえば電子膨張弁である。
第2膨張弁5bは、第1膨張弁5aと室内機熱交換器6との間と、四方弁2とに接続されている。第2膨張弁5bは弁開度を調整することにより冷媒を膨張(減圧)させるように構成されている。また、第2膨張弁5bは弁を閉じることにより冷媒回路を閉じるように構成されている。第2膨張弁5bはたとえば電子膨張弁である。
実施の形態1では、第1膨張弁5aおよび第2膨張弁5bの2つの膨張弁が設けられている。これにより、第1室外機熱交換器3aおよび第2室外機熱交換器3bが蒸発器として用いられる場合、1パス数あたりに流入する冷媒循環量を揃えるために、第1室外機熱交換器3aおよび第2室外機熱交換器3bに流れる冷媒循環量を調節することができる。また、冷媒循環量を調節する際、第2室外機熱交換器3bに接続されている膨張弁は、第1室外機熱交換器3aに接続されている膨張弁に比べて絞られた設定となる。
室内機熱交換器6は、第1膨張弁5aと、四方弁2とに接続されている。室内機熱交換器6は、冷房運転時、絞り装置により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器となる。また、室内機熱交換器6は、暖房運転時、圧縮機1により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器となる。室内機熱交換器6は冷媒と空気との熱交換を行うためのものである。室内機熱交換器6は、たとえばパイプ(伝熱管)とフィンとで構成されている。
実施の形態1では、室外機熱交換器3の冷媒流路の個数(パス数)が可変の場合について説明するが、室内機熱交換器6の冷媒流路の個数(パス数)が可変であってもよく、また室外機熱交換器3および室内機熱交換器6の両方の冷媒流路の個数(パス数)が可変であってもよい。つまり、本実施の形態の熱交換器は、凝縮器および蒸発器の少なくともいずれかであればよい。
次に、図3および図4を参照して、本発明の実施の形態1における室外機熱交換器(熱交換器)3の構成について詳しく説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る室外機熱交換器3の冷房運転時の構造図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る室外機熱交換器3の暖房運転時の構造図である。
第1室外機熱交換器(第1熱交換部)3aは、複数の第1冷媒流路RF1と、第1接続口C1と、第2接続口C2とを有している。冷房運転時には、第1接続口C1は冷媒入口であり、第2接続口C2は冷媒出口である。暖房運転時には、第1接続口C1は冷媒出口であり、第2接続口C2は冷媒入口である。第1接続口C1は第1冷媒流路RF1に連通する。第2接続口C2は第1接続口C1と反対側で第1冷媒流路RF1に連通する。複数の第1冷媒流路RF1は図示しないヘッダを介して第1接続口C1および第2接続口C2に連通することが可能である。
第2室外機熱交換器(第2熱交換部)3bは、少なくとも1つの第2冷媒流路RF2と、第3接続口C3と、第4接続口C4とを有している。冷房運転時には、第3接続口C3は冷媒入口であり、第4接続口C4は冷媒出口である。暖房運転時には、第3接続口C3は冷媒出口であり、第4接続口C4は冷媒入口である。第3接続口C3は第2冷媒流路RF2に連通する。第4接続口C4は第3接続口C3と反対側で第2冷媒流路RF2に連通する。少なくとも1つの第2冷媒流路RF2は図示しないヘッダを介して第3接続口C3および第4接続口C4に連通することが可能である。
第1室外機熱交換器(第1熱交換部)3aの複数の第1冷媒流路RF1の数は、第2室外機熱交換器(第2熱交換部)3bの少なくとも1つの第2冷媒流路RF2の数よりも多い。本実施の形態では、複数の第1冷媒流路RF1の個数(パス数)は、たとえば4つである。また、少なくとも1つの第2冷媒流路RF2の個数(パス数)は、たとえば2つである。パス数は、第1室外機熱交換器3aおよび第2室外機熱交換器3bの各々の冷媒流路の分割数を意味する。
切替弁4は、第1出入口P1と、第2出入口P2と、第3出入口P3と、第4出入口P4と、第1弁内流路VF1と、第2弁内流路VF2と、第3弁内流路VF3と、本体10と、軸部11と、第1弁座12aと、第2弁座12bと、第3弁座12cと、第1弁体13aと、第2弁体13bと、第3弁体13cと、駆動部14とを有している。
切替弁4の本体10には、冷媒が流入または流出する出入口が合計で4つ設けられている。切替弁4の第1出入口P1は第1室外機熱交換器3aの第1接続口C1に接続されている。切替弁4の第2出入口P2は第2室外機熱交換器3bの第3接続口C3に接続されている。切替弁4の第3出入口P3は第1室外機熱交換器3aの第2接続口C2に接続されている。切替弁4の第4出入口P4は第2室外機熱交換器3bの第4接続口C4に接続されている。
したがって、図3に示すように、第1出入口P1は第1室外機熱交換器3aの冷房運転時冷媒入口側に接続される。第2出入口P2は第2室外機熱交換器3bの冷房運転時冷媒入口側に接続される。第3出入口P3は第1室外機熱交換器3aの冷房運転時冷媒出口側に接続される。第4出入口P4は第2室外機熱交換器3bの冷房運転時冷媒出口側に接続される。
また、図4に示すように、第1出入口P1は第1室外機熱交換器3aの暖房運転時冷媒出口側に接続される。第2出入口P2は第2室外機熱交換器3bの暖房運転時冷媒出口側に接続される。第3出入口P3は第1室外機熱交換器3aの暖房運転時冷媒入口側に接続される。第4出入口P4は第2室外機熱交換器3bの冷房運転時冷媒入口側に接続される。
切替弁4の本体10は円筒形状を有しており、切替弁4の本体10内に第1弁内流路VF1、第2弁内流路VF2および第3弁内流路VF3が設けられている。
第1弁内流路VF1は、第1出入口P1と第2出入口P2とを連通する。第1弁座12aは第1弁内流路VF1内に配置されている。第1弁座12aは第1出入口P1と第2出入口P2との間に配置されている。第1弁体13aは第1弁座12aに接することで第1弁内流路VF1を閉じ、かつ第1弁座12aから離れることで第1弁内流路VF1を開くように構成されている。
第2弁内流路VF2は第2出入口P2と第3出入口P3とを連通する。第2弁座12bは第2弁内流路VF2内に配置されている。第2弁座12bは第2出入口P2と第3出入口P3との間に配置されている。第2弁体13bは第2弁座12bに接することで第2弁内流路VF2を閉じ、かつ第2弁座12bから離れることで第2弁内流路VF2を開くように構成されている。
第3弁内流路VF3は、第3出入口P3と第4出入口P4とを連通する。第3弁座12cは第3弁内流路VF3内に配置されている。第3弁座12cは第3出入口P3と第4出入口P4との間に配置されている。第3弁体13cは第3弁座12cに接することで第3弁内流路VF3を閉じ、かつ第3弁座12cから離れることで第3弁内流路VF3を開くように構成されている。
第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cは軸部11に取り付けられている。第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cはそれぞれ平板形状を有している。第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cはそれぞれの平板形状の中心に軸部11が貫通して軸部11に取り付けられていてもよい。第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cは、軸部11の軸方向に互いに離れて配置されている。
このように、切替弁4は、1軸で構成されているため、流路切替を同時に操作できる。暖房運転時、室外機熱交換器3に着霜するため、デフロスト運転を行う必要がある。デフロスト運転では四方弁2を暖房運転時の冷媒回路から冷房運転の冷媒回路に切り換え、除霜する。この除霜するために冷媒回路を切り換える時に、即座に流路切替を行うことができる。
駆動部14は、軸部11を軸方向に駆動させるように構成されている。駆動部14は、可動部14aと、コイル14bとを有している。可動部14aは軸部11に取り付けられている。コイル14bは可動部14aを取り囲むように配置されている。可動部14aは、図示しない制御装置(コントローラー)からの指示に基づいてコイル14bが通電されることで発生した磁束により、軸部11の軸方向に移動可能に構成されている。したがって、第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cは可動部14aの移動にともなって、軸部11の軸方向に移動可能である。
また、切替弁4は1軸で構成されているため、駆動部14は1つでよい。具体的には、切替弁4は、駆動部14の可動部14aおよびコイル14bをそれぞれ1つで構成することができる。このため、コストを抑えることができる。
切替弁4は、第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が閉じられるとともに第2弁内流路VF2が開かれるか、第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が開かれるとともに第2弁内流路VF2が閉じられるかを切り替えるように構成されている。第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が閉じられるとともに第2弁内流路VF2が開かれることで、第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとが直列に接続される。また、第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が開かれるとともに第2弁内流路VF2が閉じられることで、第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとが並列に接続される。このようにして、切替弁4は、第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとが直列または並列に接続されるように切り替えることが可能である。
第2弁内流路VF2は、第1弁内流路VF1と第3弁内流路VF3とに挟まれている。したがって、切替弁4の中央部に配置された第2弁内流路VF2が開いた状態で、上下に配置された第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が閉じられる。一方、切替弁4の中央部に配置された第2弁内流路VF2が閉まる状態で、上下に配置された第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が開かれる。
次に、図1および図3を参照して、実施の形態1における冷房運転時の冷凍サイクル内の冷媒の流れを説明する。圧縮機1から吐出された高温高圧ガス冷媒は、四方弁2に流入する。冷房運転では冷媒が室外機熱交換器3に流入するように四方弁2が設定される。室外機熱交換器3では、空気との熱交換によって、高圧高温ガス冷媒が凝縮し液冷媒となる。この際、室外機熱交換器3を通過した空気は加熱される。
切替弁4は、冷媒が第1室外機熱交換器3aを通過した後、第2室外機熱交換器3bに流入するように設定される。具体的には、第1接続口C1から第1室外機熱交換器3aに流入した冷媒は、第1室外機熱交換器3aの複数の第1冷媒流路RF1で凝縮する。凝縮した冷媒は、第2接続口C2から流出し、第3出入口P3から切替弁4に流入する。第2弁座12bから第2弁体13bが離れることで第2弁内流路VF2は開かれている。このため、冷媒は、第2弁内流路VF2を通って第2出入口P2から流出する。第2出入口P2から流出した冷媒は、第3接続口C3から第2室外機熱交換器3bに流入する。第2室外機熱交換器3bに流入した冷媒は、第2室外機熱交換器3bの少なくとも1つの第2冷媒流路RF2で凝縮する。
なお、第1弁座12aに第1弁体13aが接することで第1弁内流路VF1が閉じられている。このため、切替弁4の第1出入口P1から流入した冷媒は、第1弁内流路VF1を通って第2出入口P2に流れない。また、第3弁座12cに第3弁体13cが接することで第3弁内流路VF3が閉じられている。このため、切替弁4の第3出入口P3から流入した冷媒は第3弁内流路VF3を通って第4出入口P4に流れない。
第2冷媒流路RF2で凝縮されて液相となった冷媒は第1膨張弁5aへ流入し、第1膨張弁5aの絞りによって低圧低温の気液2相の冷媒となる。低温低圧の冷媒は、室内機熱交換器6へ流入し、空気と熱交換する。この際、室内機熱交換器6を通過した空気は冷却される。周囲の空気によって加熱された冷媒は気液2相から気相へと変わり、その後、四方弁2を通過した後、圧縮機1に流入する。圧縮機1は吸入した冷媒を圧縮して再び吐出する。すなわち、冷房運転時には図1中の実線矢印で示すように冷媒が冷凍サイクル内を循環する。
冷房運転時には、中央に配置された第2弁内流路VF2が開くように流路が設定される。そのように流路が設定されることで、冷媒は第1室外機熱交換器3aを通過した後、第2室外機熱交換器3bへと流入する。また第2室外機熱交換器3bのパス数は第1室外機熱交換器3aに比べて少ないため、凝縮し液相が増加した冷媒が第2室外機熱交換器3bに流通しても流速を高められる。このため、管内熱伝達率を高めることができる。これにより、熱交換器性能を向上させることができる。
続いて、図2および図4を参照して、実施の形態1における暖房運転時の冷凍サイクル内の冷媒の流れを説明する。圧縮機1から吐出された高温高圧ガス冷媒は、四方弁2に流入する。暖房運転時では冷媒が室内機熱交換器6に流入するように四方弁2が設定される。室内機熱交換器6では、空気との熱交換によって、高圧高温ガス冷媒が凝縮し液冷媒となる。この際、室内機熱交換器6を通過した空気は加熱される。
次に、冷媒は第1膨張弁5aおよび第2膨張弁5bへ流入し、冷媒は低圧低温な状態となる。その後、冷媒が室外機熱交換器3へ流入する際、切替弁4は、第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとに並列に流入するように設定される。具体的には、第1膨張弁5aを通って第4接続口C4から第2室外機熱交換器3bに流入した冷媒は、第2室外機熱交換器3bの少なくとも1つの第2冷媒流路RF2で空気と熱交換し低圧低温ガス冷媒となる。低温低圧ガス冷媒は、第3接続口C3から流出し、第2出入口P2から切替弁4に流入する。第1弁座12aから第1弁体13aが離れることで第1弁内流路VF1は開かれている。このため、冷媒は、第1弁内流路VF1を通って第1出入口P1から流出する。第1出入口P1から流出した冷媒は四方弁2に流れる。
第2膨張弁5bを通って第4出入口P4から切替弁4に冷媒が流入する。第3弁座12cから第3弁体13cが離れることで第3弁内流路VF3は開かれている。このため、冷媒は、第3弁内流路VF3を通って第3出入口P3から流出し、第2接続口C2から第1室外機熱交換器3aに流入する。第2接続口C2から第1室外機熱交換器3aに流入した冷媒は、第1室外機熱交換器3aの複数の第1冷媒流路RF1で空気と熱交換し低圧低温ガス冷媒となる。低温低圧ガス冷媒は第1接続口C1から流出し、四方弁2に流れる。
なお、第2弁座12bに第2弁体13bが接することで第2弁内流路VF2が閉じられている。このため、第2室外機熱交換器3bを通って切替弁4の第2出入口P2から流入した冷媒は第2弁内流路VF2を通って第3出入口P3に流れない。また、第2膨張弁5bを通って切替弁4の第4出入口P4から流入した冷媒は、第2弁内流路VF2を通って第2出入口P2に流れない。
その後、冷媒は四方弁2を通り、圧縮機1へ流入する。圧縮機1は吸入した冷媒を圧縮して再び吐出する。すなわち、暖房運転時には図2中の実線矢印で示すように冷媒が冷凍サイクル内を循環する。
暖房運転時には、中央に配置された第2弁内流路VF2が閉まり、上下に配置された第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が開くように流路が設定される。そのように流路が設定されることで、冷媒は第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを並列に通過する。第1室外機熱交換器3aおよび第2室外機熱交換器3bが蒸発器として用いられる場合、気液2相の冷媒が流入するが、並列に流入するので、圧力損失が少なく、かつ、管内熱伝達率も確保できる。これにより、熱交換器の性能を高めることができる。
切替弁4と第2室外機熱交換器3bとの接続において、第2室外機熱交換器3bの入口側が室外機熱交換器3の空気吸込側の箇所に接続される。これは、たとえばR410aなどの共沸冷媒およびR32などの単一冷媒で圧力損失が少ない冷媒で、かつ、室外機熱交換器3を凝縮器として用いる場合、すべての室外機熱交換器3を対向流として用いることで熱交換器の性能を高めることができる。一方、R1234yfなどの混合冷媒であって非共沸冷媒を用いる場合で、室外機熱交換器を凝縮器として用いる場合、図5を参照して、第2室外機熱交換器3bの冷媒入口が風上側に設置される。これにより、室外機熱交換器3を凝縮器として使用する場合、過冷却度を取りやすくなり、熱交換器性能を高めることができる。これは非共沸冷媒を用いる際、高圧側でも圧力損失が生じやすいためである。
次に、実施の形態1の作用効果について説明する。
本実施の形態の室外機熱交換器3によれば、切替弁4により第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを直列または並列に切り替えることができる。このため、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒流路の個数(パス数)を変化させることができる。これにより、室外機熱交換器3の性能を高めることができる。
本実施の形態の室外機熱交換器3によれば、第1室外機熱交換器3aの複数の第1冷媒流路RF1の数は、第2室外機熱交換器3bの少なくとも1つの第2冷媒流路RF2の数よりも多い。このため、第2室外機熱交換器3bを冷媒の液相が増える箇所になるように運転すれば、冷媒の液相が増える箇所の冷媒流路の数を少なくすることで冷媒の流速を速くすることができる。したがって、冷媒の液相が増える箇所での伝熱性能を向上させることができるため、室外機熱交換器3の性能を向上させることができる。また、切替弁4は、第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が閉じられるとともに第2弁内流路VF2が開かれるか、第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が開かれるとともに第2弁内流路VF2が閉じられるかを切り替えるように構成されている。このため、1つの切替弁4により第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを直列または並列に切り替えることができる。したがって、室外機熱交換器3を小型化することができる。また、従来のように、3つのバルブにより第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを切り替える場合、3つのバルブは合計で6つの出入口を有する。本実施の形態の室外機熱交換器3によれば、出入口は4つであるため、この点からも室外機熱交換器3を小型化することができる。
本実施の形態の室外機熱交換器3によれば、切替弁4は、第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cが取り付けられた軸部11を軸方向に駆動させることにより、第1弁内流路VF1、第2弁内流路VF2および第3弁内流路VF3の各々を開閉することができる。このため、第1弁内流路VF1、第2弁内流路VF2および第3弁内流路VF3の各々を同時に制御することができる。また、第1弁体、第2弁体および第3弁体の操作性が優れている。また、第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cが取り付けられた軸部11を駆動させる駆動部14は1つでよいため、コストを抑えることができる。
本実施の形態の室外機熱交換器3によれば、第2弁内流路VF2は、第1弁内流路VF1と第3弁内流路VF3とに挟まれている。このため、第1弁体13a、第2弁体13bおよび第3弁体13cが取り付けられた軸部11が軸方向に駆動されることで、第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が閉じられるとともに第2弁内流路VF2が開かれるか、第1弁内流路VF1および第3弁内流路VF3が開かれるとともに第2弁内流路VF2が閉じられるかを切り替えることができる。
本実施の形態の室外機熱交換器3によれば、第1室外機熱交換器3a、第2室外機熱交換器3bおよび切替弁4を流れる冷媒は、単一冷媒および共沸冷媒のいずれかである。したがって、冷媒として単一冷媒および共沸冷媒を用いることができる。
本実施の形態の室外機熱交換器3によれば、第1室外機熱交換器3a、第2室外機熱交換器3bおよび切替弁4を流れる冷媒は、非共沸冷媒であってもよい。したがって、冷媒として非共沸冷媒を用いることができる。
本実施の形態の冷凍サイクル装置は、圧縮機1と、上記の室外機熱交換器3と、膨張弁5と、室内機熱交換器6とを備えている。また、本実施の形態の熱交換器は、室外機熱交換器3および室内機熱交換器6のいずれにも適用することが可能である。つまり、本実施の形態の熱交換器は、凝縮器および蒸発器の少なくともいずれかであればよい。このため、性能を向上させ、かつ小型化できる室外機熱交換器3および室内機熱交換器6の少なくともいずれかを備えた冷凍サイクル装置を提供することができる。
実施の形態2.
以下、特に説明しない限り、上記の実施の形態1と同一の構成には同一の符号を付し、説明を繰り返さない。なお、これについては、下記の実施の形態3および実施の形態4についても同様である。
図6および図7を参照して、本発明の実施の形態2における空気調和機においては、切替弁4の構造が実施の形態1と異なる。実施の形態2では、軸部11に取り付けられた弁体15は、弁体15の内部にU字形の流路15aを有している。流路15aは、第1出入口P1および第2出入口P2、第2出入口P2および第3出入口P3、第3出入口P3および第4出入口をそれぞれ連通可能に構成されている。弁体15は、駆動部14により軸部11が軸方向に駆動されることにより、第1出入口P1と第2出入口P2とを連通させるか、第2出入口P2と第3出入口P3とを連通させるか、第3出入口P3と第4出入口P4とを連通させるかを切り替えるように構成されている。
図6を参照して、冷房運転時には、弁体15は、切替弁4の中央に配置される。そして、弁体15の流路15aにより第2弁内流路VF2が開かれる。つまり、弁体15は、冷媒が弁体15の流路15aを通って第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを直列に流れるように配置される。具体的には、第1室外機熱交換器3aの第2接続口C2から流出した冷媒は、第3出入口P3から切替弁4に流入し、弁体15の流路15aを通って第2出入口P2から流出し、第3接続口C3から第2室外機熱交換器3bに流入する。
図7を参照して、暖房運転時には、弁体15は、切替弁4の上部に配置される。そして、弁体15の流路15aにより第1弁内流路VF1が開かれる。つまり、弁体15は、冷媒が弁体15の流路15aを通って第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを並列に流れるように配置される。具体的には、第2室外機熱交換器3bの第3接続口C3から流出した冷媒は、第2出入口P2から切替弁4に流入し、弁体15の流路15aを通って第1出入口P1から流出し、図2に示す四方弁2に流入する。また、第4出入口P4から切替弁4に流入した冷媒は、第3弁内流路VF3を通って第3出入口P3から流出し、第2接続口C2から第1室外機熱交換器3aに流入する。第1室外機熱交換器3aに流入した冷媒は第1接続口C1から流出し、図2に示す四方弁2に流入する。
また、暖房運転時には、弁体15は切替弁4の下部に配置され、弁体15の流路15aにより第3弁内流路VF3が開かれてもよい。
なお、弁体15は電磁弁により軸部11の軸方向に移動されてもよいが、これに限定されず、たとえば冷媒圧力により軸部11の軸方向に移動されてもよい。
実施の形態3.
図8を参照して、本発明の実施の形態3における空気調和機では、室外機熱交換器3および室内機熱交換器6のいずれも本発明の熱交換器が搭載されている。つまり、凝縮器および蒸発器のいずれもが本発明の熱交換器である。したがって、実施の形態3における空気調和機では、室外機熱交換器3および室内機熱交換器6の両方の冷媒流路の個数(パス数)が可変である。
室外機熱交換器3が凝縮器として機能する際、室内機熱交換器6は蒸発器として作用するので、切替弁4の動作は逆になる。室外機熱交換器3の切替弁4(4a)が第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとが直列に配置されるように切り替えられる場合、室内機熱交換器6の切替弁4(4b)は第1室内機熱交換器6aと第2室内機熱交換器6bとが並列に配置されるように切り替えられる。
また、室内機熱交換器6が凝縮器として機能する際、室外機熱交換器3は蒸発器として作用するので、切替弁4の動作は逆になる。室内機熱交換器6の切替弁4(4b)が第1室内機熱交換器6aと第2室内機熱交換器6bとが直列に配置されるように切り替えられる場合、室外機熱交換器3の切替弁4(4a)は第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとが並列に配置されるように切り替えられる。
実施の形態4.
図9および図10を参照して、本発明の実施の形態4における空気調和機においては、切替弁4の構造が実施の形態1と異なる。実施の形態4では、切替弁4は、円形状のロータリー弁である。
切替弁4は、本体10と、軸部11と、平板状の弁座12と、弁体13とを備えている。本体10は円筒形状を有している。軸部11は図示しないモータに接続されている。弁座12は平板形状を有している。弁体13は円柱形状を有している。円筒形状の本体10内に平板形状の弁座12および円柱形状の弁体13が配置されている。弁座12には、第1出入口P1、第2出入口P2、第3出入口P3および第4出入口P4が設けられている。
弁体13は弁座12の一方面に摺動可能に構成されている。弁体13は第1流路131と第2流路132とを有している。弁体13の中心に軸部11が接続されている。軸部11が図示しないモータの駆動力により回転することで、円柱形状の弁体13が図中円弧矢印で示すように周方向に回転する。
弁体13は、軸部11の回転によって周方向に回転することで、第1流路131が第1出入口P1と第2出入口P2とを連通するか、第2流路132が第2出入口P2と第3出入口P3とを連通するかを切り替えるように構成されている。
図9を参照して、室外機熱交換器3が凝縮器として使用される場合(冷房運転時)について説明する。切替弁4の流路が第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとに冷媒が直列に流通するように設定される。つまり、弁体13は、冷媒が第2流路132を通って第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを直列に流れるように配置される。具体的には、図中直線矢印で示すように、第1室外機熱交換器3aの第2接続口C2から流出した冷媒は、第3出入口P3から第2流路132に流入し、第2流路132を通って第2出入口P2から流出し、第3接続口C3から第2室外機熱交換器3bに流入する。
図10を参照して、室外機熱交換器3が蒸発器として使用される場合(暖房運転時)について説明する。図9の状態から弁体13が回転すると、図10に示す回路となる。切替弁4の流路が第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとに冷媒が並列に流通するように設定される。つまり、弁体13は、冷媒が第1流路131および第2流路132を通って第1室外機熱交換器3aと第2室外機熱交換器3bとを並列に流れるように配置される。具体的には、図中直線矢印で示すように、第2室外機熱交換器3bの第3接続口C3から流出した冷媒は、第2出入口P2から第1流路131に流入し、第1流路131を通って第1出入口P1から流出し、図2に示す四方弁2に流入する。また、第4出入口P4から第2流路132に流入した冷媒は、第2流路132を通って第3出入口P3から流出し、第2接続口C2から第1室外機熱交換器3aに流入する。
本実施の形態の熱交換器によれば、実施の形態1と同様に熱交換器の性能を高めることができる。したがって、性能を向上させ、かつ小型化できる熱交換器およびその熱交換器を備えた冷凍サイクル装置を提供することができる。
上記の各実施の形態は適宜組み合わせることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、2 四方弁、3 室外機熱交換器、3a 第1室外機熱交換器、3b 第2室外機熱交換器、4 切替弁、5 膨張弁、5a 第1膨張弁、5b 第2膨張弁、6 室内機熱交換器、6a 第1室内機熱交換器、6b 第2室内機熱交換器、10 本体、11 軸部、12 弁座、12a 第1弁座、12b 第2弁座、12c 第3弁座、13 弁体、13a 第1弁体、13b 第2弁体、13c 第3弁体、14 駆動部、14a 可動部、14b コイル、15 弁体、15a 流路、C1 第1接続口、C2 第2接続口、C3 第3接続口、C4 第4接続口、P1 第1出入口、P2 第2出入口、P3 第3出入口、P4 第4出入口、RF1 第1冷媒流路、RF2 第2冷媒流路、VF1 第1弁内流路、VF2 第2弁内流路、VF3 第3弁内流路。

Claims (6)

  1. 複数の第1冷媒流路と、前記第1冷媒流路に連通する第1接続口と、前記第1接続口と反対側で前記第1冷媒流路に連通する第2接続口とを有する第1熱交換部と、
    少なくとも1つの第2冷媒流路と、前記第2冷媒流路に連通する第3接続口と、前記第3接続口と反対側で前記第2冷媒流路に連通する第4接続口とを有する第2熱交換部と、
    前記第1接続口に接続された第1出入口と、前記第3接続口に接続された第2出入口と、前記第2接続口に接続された第3出入口と、前記第4接続口に接続された第4出入口と、前記第1出入口と前記第2出入口とを連通する第1弁内流路と、前記第2出入口と前記第3出入口とを連通する第2弁内流路と、前記第3出入口と前記第4出入口とを連通する第3弁内流路とを有する切替弁とを備え、
    前記第1熱交換部の前記複数の第1冷媒流路の数は、前記第2熱交換部の前記少なくとも1つの第2冷媒流路の数よりも多く、
    前記切替弁は、前記第1弁内流路および前記第3弁内流路が閉じられるとともに前記第2弁内流路が開かれるか、前記第1弁内流路および前記第3弁内流路が開かれるとともに前記第2弁内流路が閉じられるかを切り替えるように構成されている、熱交換器。
  2. 前記切替弁は、
    前記第1弁内流路内に配置された第1弁座と、
    前記第1弁座に接することで前記第1弁内流路を閉じ、かつ前記第1弁座から離れることで前記第1弁内流路を開く第1弁体と、
    前記第2弁内流路内に配置された第2弁座と、
    前記第2弁座に接することで前記第2弁内流路を閉じ、かつ前記第2弁座から離れることで前記第2弁内流路を開く第2弁体と、
    前記第3弁内流路内に配置された第3弁座と、
    前記第3弁座に接することで前記第3弁内流路を閉じ、かつ前記第3弁座から離れることで前記第3弁内流路を開く第3弁体と、
    前記第1弁体、前記第2弁体および前記第3弁体が取り付けられた軸部と、
    前記軸部を軸方向に駆動させる駆動部とを有する、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記第2弁内流路は、前記第1弁内流路と前記第3弁内流路とに挟まれている、請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記第1熱交換部、前記第2熱交換部および前記切替弁を流れる冷媒は、単一冷媒および共沸冷媒のいずれかである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記第1熱交換部、前記第2熱交換部および前記切替弁を流れる冷媒は、非共沸冷媒である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換器。
  6. 吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、前記圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、前記凝縮器により凝縮された冷媒を減圧する絞り装置と、前記絞り装置により減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器とを備えた冷凍サイクル装置であって、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の熱交換器は、前記凝縮器および前記蒸発器のいずれかである、冷凍サイクル装置。
JP2018540571A 2016-09-23 2016-09-23 熱交換器および冷凍サイクル装置 Active JP6671491B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/078057 WO2018055740A1 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 熱交換器および冷凍サイクル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018055740A1 JPWO2018055740A1 (ja) 2019-06-24
JP6671491B2 true JP6671491B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=61689400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018540571A Active JP6671491B2 (ja) 2016-09-23 2016-09-23 熱交換器および冷凍サイクル装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3517855B1 (ja)
JP (1) JP6671491B2 (ja)
WO (1) WO2018055740A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019215881A1 (ja) * 2018-05-10 2019-11-14 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
WO2021250738A1 (ja) * 2020-06-08 2021-12-16 三菱電機株式会社 空気調和機
KR20220043595A (ko) * 2020-09-29 2022-04-05 엘지전자 주식회사 유로전환장치

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4209860B2 (ja) * 1997-12-16 2009-01-14 パナソニック株式会社 可燃性冷媒を用いた空気調和装置
JP2002243296A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP5625691B2 (ja) * 2010-09-30 2014-11-19 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
KR101233209B1 (ko) * 2010-11-18 2013-02-15 엘지전자 주식회사 히트 펌프
US9752803B2 (en) * 2011-02-16 2017-09-05 Johnson Controls Technology Company Heat pump system with a flow directing system
JP5927415B2 (ja) * 2011-04-25 2016-06-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷凍サイクル装置
JP5985418B2 (ja) * 2013-03-04 2016-09-06 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 冷凍サイクル装置、ならびに冷凍サイクル装置を備えた冷凍装置および空気調和装置
JP2015075211A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 ダイキン工業株式会社 流路切換弁および冷媒回路

Also Published As

Publication number Publication date
EP3517855A1 (en) 2019-07-31
EP3517855B1 (en) 2020-09-16
WO2018055740A9 (ja) 2019-02-21
EP3517855A4 (en) 2019-10-09
WO2018055740A1 (ja) 2018-03-29
JPWO2018055740A1 (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10830502B2 (en) Air conditioner
JP5496217B2 (ja) ヒートポンプ
US9140474B2 (en) Air conditioner
US9103571B2 (en) Refrigeration apparatus
WO2018047416A1 (ja) 空気調和装置
WO2009087733A1 (ja) 冷凍サイクル装置および四方弁
JPH07234038A (ja) 多室型冷暖房装置及びその運転方法
WO2019003291A1 (ja) 空気調和装置
EP2354723A2 (en) Refrigerant system
JP2006071174A (ja) 冷凍装置
KR101737365B1 (ko) 공기조화기
WO2018055741A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP4118254B2 (ja) 冷凍装置
JP6671491B2 (ja) 熱交換器および冷凍サイクル装置
KR100688168B1 (ko) 공기조화기의 열교환기
CN107499089A (zh) 一种电动汽车热泵空调系统及其工作方法
WO2020071293A1 (ja) 冷凍サイクル装置
WO2017175359A1 (ja) 冷凍サイクル装置
KR20110055798A (ko) 냉매시스템
KR101146783B1 (ko) 냉매시스템
JP5310242B2 (ja) 分流器及び冷凍装置
JP5310243B2 (ja) 分流器
JP4258425B2 (ja) 冷凍・空調装置
JP2000154941A (ja) 冷凍装置
JP7433470B2 (ja) 冷凍サイクル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6671491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250