JP6670708B2 - 電力管理装置及びその制御方法 - Google Patents

電力管理装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6670708B2
JP6670708B2 JP2016168478A JP2016168478A JP6670708B2 JP 6670708 B2 JP6670708 B2 JP 6670708B2 JP 2016168478 A JP2016168478 A JP 2016168478A JP 2016168478 A JP2016168478 A JP 2016168478A JP 6670708 B2 JP6670708 B2 JP 6670708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
phase
power supply
output
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016168478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018038158A (ja
Inventor
優一 森山
優一 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2016168478A priority Critical patent/JP6670708B2/ja
Publication of JP2018038158A publication Critical patent/JP2018038158A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6670708B2 publication Critical patent/JP6670708B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S50/00Market activities related to the operation of systems integrating technologies related to power network operation or related to communication or information technologies
    • Y04S50/12Billing, invoicing, buying or selling transactions or other related activities, e.g. cost or usage evaluation

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、電力管理装置及びその制御方法に関する。
一般的に、需要家施設に設置される負荷には、単相交流電力によって動作する単相負荷と、三相交流電力によって動作する三相負荷とがある。一般家庭のような需要家施設では、多くの場合、LED照明等の単相負荷が設置される。そこで、商用電力系統からの電力を、既設の三相3線式の配線を利用して、一般家庭のような需要家施設に設置される単相負荷に供給する装置が開示されている(特許文献1)。
特開2006−25503号公報
ところで、店舗のような需要家施設では、単相負荷と共に、空調機器等の三相負荷が設置される。そのため、店舗のような需要家施設は、単相交流電力の供給を受けるための例えば従量電灯契約と、三相交流電力の供給を受けるための例えば低圧電力契約との2つの契約を電力会社と結んでいる。また、近年、店舗のような需要家施設において、複数の電源装置(例えば、太陽光発電装置、蓄電装置及び燃料電池装置)を設置させ、設置させた複数の電源装置によって、単相負荷及び三相負荷に電力を供給することが増えてきている。
このような店舗等の需要家施設では、三相負荷への電力供給を行う電源装置を点検等で停止させることがある。この場合、需要家施設では、三相負荷への電力供給を賄うために、電力会社から三相交流電力を買電するか、又は、単相負荷への電力供給を行っている他の電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力へ切り替えるか等といった選択が採られる。なお、単相負荷への電力供給を行っている他の電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力へ切り替えるという選択を採った場合、需要家施設では、単相負荷への電力供給を賄うために、電力会社から単相交流電力を買電する必要がある。
ここで、従量電灯契約と低圧電力契約は、料金体系が大きく異なる。加えて、電源装置を点検で停止させる場合、点検の内容によって、電源装置の停止させる停止時間等が異なってくる。従って、複数の電源装置を備える需要家施設では、三相負荷への電力供給を行う電源装置を停止させる際の停止時間等の条件によって、例えば上記選択肢のうち、どの選択を採れば、需要家施設における電気料金を安くできるかが変わってくる。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、需要家施設における経済的効果を高めることができる電力管理装置及びその制御方法を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る電力管理装置は、制御部を備え、需要家施設に設置される。前記需要家施設は、三相交流電力を出力する第1電源装置と、出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替え可能な第2電源装置と、前記第1電源装置から供給される三相交流電力で動作する三相負荷と、前記第2電源装置から出力される単相交流電力で動作する単相負荷とを備える。さらに、前記需要家施設は、商用電力系統から単相交流電力の供給を受けるための第1契約と前記商用電力系統から三相交流電力の供給を受けるための第2契約とを結んでいる。前記第2契約では、所定期間における三相交流電力の売電総量値が所定値以下である場合、前記第2契約における基本料金である第1基本料金は、所定割引率で割り引かれて第2基本料金となる。前記三相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記第2電源装置から供給される三相交流電力で動作する。前記単相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記商用電力系統から供給される単相交流電力で動作する。前記制御部は、前記第1電源装置の予定停止時間が属する所定期間における三相交流電力の買電総量値に基づいて、前記第1電源装置を停止させる際に前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるか否か判定する。
また、本発明の一実施形態に係る電力管理装置の制御方法は、需要家施設に設置される電力管理装置の制御方法である。前記需要家施設は、三相交流電力を出力する第1電源装置と、出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替え可能な第2電源装置と、前記第1電源装置から供給される三相交流電力で動作する三相負荷と、前記第2電源装置から出力される単相交流電力で動作する単相負荷とを備える。さらに、前記需要家施設は、商用電力系統から単相交流電力の供給を受けるための第1契約と前記商用電力系統から三相交流電力の供給を受けるための第2契約とを結んでいる。前記第2契約では、所定期間における三相交流電力の売電総量値が所定値以下である場合、前記第2契約における基本料金である第1基本料金は、所定割引率で割り引かれて第2基本料金となる。前記三相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記第2電源装置から供給される三相交流電力で動作する。前記単相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記商用電力系統から供給される単相交流電力で動作する。電力管理装置の制御方法は、前記第1電源装置の予定停止時間が属する所定期間における三相交流電力の買電総量値に基づいて、前記第1電源装置を停止させる際に前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるか否か判定する。
本発明の一実施形態に係る電力管理装置及びその制御方法によれば、需要家施設における経済的効果を高めることができる。
本発明の一実施形態に係る電力管理システムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電力管理装置において、燃料電池装置を停止させる際に電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットがあるか否かを判定するときの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電力管理装置において、燃料電池装置を停止させる際の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る電力管理装置において、燃料電池装置を停止させる際の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。以下、特許請求の範囲における「第1電源装置」を燃料電池装置として説明するが、これに限定されない。「第1電源装置」は、例えば、蓄電装置、太陽光発電装置、ガス発電機等であってもよい。
[システム構成]
図1に、本発明の一実施形態に係る電力管理システム1を示す。なお、図1において、実線は電力線を示し、破線は制御線及び信号線を示す。制御線及び信号線が示す接続は、有線接続であってもよいし、無線接続であってもよい。
電力管理システム1は、例えば、食品スーパー、飲食店、コンビニエンスストア等の需要家施設に設置されるものである。電力管理システム1は、商用電力系統100に接続される。商用電力系統100は、三相3線系統と単相3線系統とを有し、三相3線系統からの三相交流電力を三相負荷200に供給し、単相3線系統からの単相交流電力を単相負荷201に供給する。また、電力管理システム1と三相3線系統との間には、電流センサ300が設置される。同様に、電力管理システム1と単相3線系統との間には、電流センサ301が設置される。
電力管理システム1は、燃料電池装置(第1電源装置)10と、電源装置(第2電源装置)11と、動力分電盤20と、電灯分電盤21と、電力管理装置30とを備える。
燃料電池装置10は、三相交流電力を出力可能なものである。燃料電池装置10は、例えば、固体酸化物形燃料電池装置(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)又は固体高分子形燃料電池装置(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)等である。燃料電池装置10は、燃料(例えば、所定割合で配合されたガス、空気及び改質水)の電気化学反応によって発電する。燃料電池装置10は、発電した直流電力を(三相3線方式の)三相交流電力に変換する電力変換器を含み、変換後の三相交流電力を動力分電盤20に供給する。なお、燃料電池装置10は、ガス漏れ点検等によって定期的に停止させられる。
電源装置11は、単相交流電力又は三相交流電力を出力可能なものである。さらに、電源装置11は、出力を単相交流電力から三相交流電力に(又は三相交流電力から単相交流電力に)切り替え可能なものである。電源装置11は、例えば、蓄電装置及び太陽光発電装置等の電源装置であり、直流電力を発電する。さらに、電源装置11は、発電した直流電力を(単相3線方式の)単相交流電力又は(三相3線方式の)三相交流電力に変換する電力変換機器を含む。
電源装置11は、通常時、単相交流電力を電灯分電盤21に供給する。また、電源装置11は、例えば電力管理装置30から制御信号を受信すると、出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えて、三相交流電力を動力分電盤20に供給する。
動力分電盤20には、商用電力系統100からの三相交流電力と、燃料電池装置10からの三相交流電力とが供給される。さらに、動力分電盤20は、電源装置11が三相交流電力を出力しているときは、電源装置11からの三相交流電力の供給を受ける。動力分電盤20は、三相負荷200に、三相交流電力を供給する。
電灯分電盤21には、商用電力系統100からの単相交流電力と、電源装置11からの単相交流電力とが供給される。なお、電灯分電盤21は、電源装置11が三相交流電力を出力しているときは、電源装置11からの単相交流電力の供給を受けない。電灯分電盤21は、単相負荷201に、単相交流電力を供給する。
三相負荷200は、三相交流電力で動作する機器であり、例えば、空調機器、冷蔵・冷凍機器等である。三相負荷200は、通常時、動力分電盤20を介して、燃料電池装置10から供給される三相交流電力(又は商用電力系統100から供給される三相交流電力)で動作する。また、三相負荷200は、燃料電池装置10の停止中、電源装置11の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、動力分電盤20を介して、電源装置11から供給される三相交流電力で動作する。
単相負荷201は、単相交流電力で動作する機器であり、例えば、LED照明、パソコン、温熱器等である。単相負荷201は、通常時、電灯分電盤21を介して、電源装置11から供給される単相交流電力(又は商用電力系統100から交流される単相交流電力)によって動作する。また、単相負荷201は、燃料電池装置10の停止中、電源装置11の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、商用電力系統100から供給される単相交流電力で動作する。
電力管理装置30は、燃料電池装置10及び電源装置11を管理するものである。電力管理装置30は、通信部31と、記憶部32と、入力部33と、表示部34と、制御部35とを備える。本実施形態では、特許請求の範囲における「報知部」を表示部34として説明するが、これに限定されない。「報知部」は、例えば、発光部、音声出力部、振動部等であってもよい。
通信部31は、燃料電池装置10、電源装置11及び電流センサ300,301と通信する。また、通信部31は、ネットワークを介して外部サーバと通信する。
記憶部32は、電力管理装置30の処理に必要な情報及び電力管理装置30の各機能を実現する処理内容を記述したプログラムを記憶している。記憶部32は、例えば、後述の従量電灯契約における単価料金等を記憶している。
入力部33は、例えばタッチパネル等であり、ユーザの入力を受け付ける。入力部33は、例えば、ユーザから、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を受け付ける。
表示部34は、制御部35が処理した情報等を表示する。表示部34は、例えば、後述の電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨等を表示する。
制御部35は、電力管理装置30全体を制御及び管理するものであり、例えばプロセッサ等である。制御部35は、例えば、電源装置11に対して、通信部31を介し、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える制御信号を出力する。
ここで、電力管理装置30が設置される需要家施設は、三相交流電力によって動作する三相負荷200と、単相交流電力によって動作する単相負荷201とを備えている。従って、電力管理装置30が設置される需要家施設は、商用電力系統100から単相交流電力の供給を受けるための例えば従量電灯契約(第1契約)と、商用電力系統100から三相交流電力の供給を受けるための例えば低圧電力契約(第2契約)とを結んでいる(需要家施設は、これら2つの契約を、同一又は異なる電力会社と結ぶ)。従量電灯契約と低圧電力契約とは、料金体系が大きく異なる。以下、従量電灯契約と低圧電力契約における単価料金及び基本料金の一例を示す。

・従量電灯契約 基本料金(単位1kVA) 単価料金(単位1kWh)
280.80円 25.91円

・低圧電力契約 基本料金(単位1kW) 単価料金(単位1kWh)
1101.60円 16.97円

上記の一例のように、従量電灯契約の単価料金は、低圧電力契約の単価料金と比較すると、高く設定されている。また、低圧電力契約の基本料金は、低圧電力契約の基本料金と比較すると、高く設定されている。さらに、電力会社では、低圧電力契約において、所定期間(例えば、1カ月)における三相交流電力の買電総量値が所定値以下(例えば0kWh)である場合、その所定期間における基本料金を、所定割引率で割り引く契約をしている(以下、低電圧電力契約において、割り引かれる前の基本料金を「第1基本料金」と表記し、所定割引率で割り引かれた基本料金を「第2基本料金」と表記する)。例えば、低圧電力契約において、所定割引率が50%であれば、第2基本料金は、第1基本料金の半額となる。
本実施形態に係る電力管理システム1は、燃料電池装置10をガス点検等で停止させる際に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えて、三相負荷200に電力を供給することが可能なものである。つまり、電力管理システム1は、燃料電池装置10をガス点検等で停止させる際に、電力会社(商用電力系統100)から三相交流電力を買電することなく、三相負荷200に電力を供給することが可能である。需要家施設では、三相交流電力を買電しないことで、燃料電池装置10を停止させる所定期間の三相交流電力の買電総量値を所定値以下にすることができれば、低圧電力契約における第1基本料金の所定割引率での割り引きを受けることができる。例えば、所定期間が1カ月及び所定値が0kWhであり、燃料電池装置10を4月に停止させる場合、4月における三相交流電力の買電総量値が0kWhになれば、需要家施設は、低圧電力契約における第1基本料金の所定割引率での割り引きを受けることができる。
しかしながら、燃料電池装置10をガス点検等で停止させる際に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える場合は、単相負荷201に供給する電力を、電力会社(商用電力系統100)から買電することになる。従って、燃料電池装置10の停止時間の長さ及び単相負荷201の消費電力値等によっては、低圧電力契約の割り引き後の基本料金である第2基本料金よりも、単相負荷201への電力供給のために買電した単相交流電力の電気料金の方が、高くなることがある。この場合、燃料電池装置10をガス点検等で停止させる際に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットはない。
そこで、本実施形態では、これらを考慮して、燃料電池装置10をガス点検等で停止させる際に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットがあるか否かを判定する。この判定処理は、例えば、メリットがあるか否かを確かめたいユーザによって入力部33から入力される、メリット判定処理の実行指示をトリガーとして実行される。以下、この判定処理に関する制御部35の処理について説明する。なお、以下では、低圧電力契約における、所定期間は1カ月であり、所定値は0kWhであるものとする。また、燃料電池装置10を停止させる予定の時間(以下「予定停止時間」という)が属する月に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットがあるか否かを判定するものとする。例えば、燃料電池装置10の予定停止時間が4月20日の13時から15時の2時間である場合、予定停止時間は4月に属することになる。この場合、例えば、4月5日に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットがあるか否かの判定処理が行われる。
<出力を切り替えるメリットの有無の判定処理>
制御部35は、メリット判定処理の実行指示を入力部33から取得すると、料金算出に関する情報を取得する。料金算出に関する情報には、例えば、三相交流電力の買電総量値、単相負荷201の消費電力値、従量電灯契約における単価料金、低圧電力契約における第1基本料金及び所定割引率、燃料電池装置10の予定停止時間等が含まれる。制御部35は、例えば、三相交流電力の買電総量値を、電流センサ300から取得した値に基づき算出することで、取得してもよい。また、制御部35は、例えば、単相負荷201の消費電力値を、電灯分電盤21内に配置される電流センサから取得した値に基づき算出することで、取得してもよい。また、制御部35は、例えば、従量電灯契約における単価料金、低圧電力契約における第1基本料金及び所定割引率、燃料電池装置10の予定停止時間を、通信部31を介して外部サーバから取得してもよい。
制御部35は、三相交流電力の買電総量値が所定値以下であるか否か判定する。なお、本実施形態のように所定値が0kWhである場合、三相交流電力の買電総量値が所定値(すなわち0kWh)以下である場合は、三相交流電力の買電総量値が0kWhである場合に相当する。従って、本実施形態では、制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhであるか否か判定する。
制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhではないと判定したとき、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨を報知部に第1態様にて報知させる。制御部35は、表示部34に、第1態様として、例えば、「出力を切り替えるメリットなし」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。なお、制御部35は、報知部が発光部である場合、第1態様として、例えば、発光部を、青く発光させる。また、報知部が音声出力部である場合、第1態様として、例えば、音声出力部に、「出力を切り替えるメリットはありません。」との音声を出力させる。また、制御部35は、報知部が振動部である場合、第1態様として、振動部を、大きく振動させる。
三相交流電力の買電総量値が0kWhではない場合すなわち三相交流電力を既に買電している場合、需要家施設では、低圧電力契約における第1基本料金の所定割引率での割り引きを受けることができない。そのため、本実施形態では、上記のように、制御部35によって、三相交流電力の買電総量値が0kWhではないと判定されると、「出力を切り替えるメリットなし」と表示部34に表示され、ユーザに提示される。これにより、ユーザは、燃料電池装置10を停止させる際に、電源装置11の出力を切り替えても、経済的効果が得られないことを把握することができる。
一方、制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhであると判定したとき、燃料電池装置10の出力を停止させる際に電源装置11の出力を三相交流電力へ切り替える場合に、電力会社から買電する単相交流電力の第1電気料金Aを算出する。この買電する単相交流電力は、電源装置11の出力を三相交流電力へ切り替えた場合に、単相負荷201に供給される。制御部35は、従量電灯契約における単価料金と、単相負荷201の消費電力値と、燃料電池装置10の予定停止時間とに基づき、第1電気料金Aを算出する。制御部35は、例えば、以下の式(1)によって、第1電気料金Aを算出する。

A=W1[kW]×T1[h]×M1[円/kWh] 式(1)

式(1)において、W1は単相負荷201の消費電力値であり、T1は燃料電池装置10の予定停止時間であり、M1は従量電灯契約における単価料金である。例えば、W1が8kWであり、T1が2時間であり、M1が25.91円である場合、第1電気料金Aは、415円と算出される。
さらに、制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhであると判定したとき、三相交流電力の買電総量値が0kWhである場合の低圧電力契約における第2基本料金Bを算出する。制御部35は、例えば、以下の式(2)によって、第2基本料金Bを算出する。

B=M2[円]×α 式(2)

式(2)において、M2は、低圧電力契約における第1基本料金である。αは、低圧電力契約における所定割引率である。例えば、低圧電力契約における第1基本料金が1kWで1101.60円であり、需要家施設が電力会社と10kWの低圧電力契約を結んでいる場合、M2は、1101.60円×10となる。このとき、αが50%である場合、第2基本料金Bは、5508円と算出される。
次に、制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも高いか否か判定する。
制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも低いと判定したとき、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨を表示部34に表示させ、ユーザに提示する。制御部35は、例えば、「出力を切り替えるメリットなし」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも低い場合とは、低圧電力契約の割り引き後の基本料金である第2基本料金Bの方が、単相負荷201への電力供給のために買電する単相交流電力の電気料金Aよりも、安くなる場合である。言い換えれば、燃料電池装置10をガス漏れ点検等によって停止させる際に、電源装置11の出力の切り替えを行わず、三相負荷200に供給する三相交流電力を買電した方が、需要家施設における電気料金が安くなる場合である。この場合、例えば「出力を切り替えるメリットなし」と表示部34を介してユーザに提示することで、ユーザは、燃料電池装置10を停止させる際に、電源装置11の出力を切り替えても、経済的効果が得られないことを把握することができる。
さらに、制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも低いと判定したとき、「出力を切り替えるメリットなし」の表示に加えて、算出した第1電気料金及び第2基本料金Bを、表示部34に表示させ、ユーザに提示してもよい。これにより、ユーザは、電源装置11の出力を切り替えない場合に、需要家施設における電気料金がどの程度安くなるかを速やかに把握することができる。
一方、制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも高いと判定したとき、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがある旨を報知部に第1形態とは異なる第2態様にて報知させる。制御部35は、表示部34に、第2形態として、例えば、「出力を切り替えるメリットあり」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも高い場合とは、単相負荷201への電力供給のために買電した単相交流電力の電気料金Aの方が、低圧電力契約の割り引き後の基本料金である第2基本料金Bよりも、安くなる場合である。言い換えれば、燃料電池装置10をガス漏れ点検等によって停止させる際に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えて、単相負荷201に供給する単相交流電力を買電した方が、需要家施設における電気料金が安くなる場合である。この場合、例えば「出力を切り替えるメリットあり」と表示部34を介してユーザに提示することで、ユーザは、燃料電池装置10を停止させる際に、電源装置11の出力を切り替えた方が、経済的効果が得られることを把握することができる。なお、制御部35は、報知部が発光部である場合、第2態様として、例えば、発光部を、赤く発光させる。また、報知部が音声出力部である場合、第2態様として、例えば、音声出力部に、「出力を切り替えるメリットがあります。」との音声を出力させる。また、制御部35は、報知部が振動部である場合、第2態様として、振動部を、小さく振動させる。
さらに、制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも高いと判定したとき、「出力を切り替えるメリットあり」の表示に加えて、算出した第1電気料金A及び第2基本料金Bを、表示部34に表示させ、ユーザに提示してもよい。これにより、ユーザは、電源装置11の出力を切り替える場合に、需要家施設における電気料金がどの程度安くなるかを速やかに把握することができる。
次に、燃料電池装置10をガス漏れ点検等で停止させる際の制御部35の処理について説明する。なお、ユーザは、燃料電池装置10を停止させてガス漏れ点検等をするとき、電力管理システム1をメンテナンスモードに移行させるために、メンテナンスモードへの移行指示を、入力部33から入力する。
<燃料電池装置を停止させる際の処理>
制御部35は、メンテナンスモードへの移行指示を入力部33から取得すると、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるか否かをユーザに選択させるための表示を、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。制御部35は、例えば、「出力を切り替える?」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。ユーザは、表示部34に表示された「出力を切り替える?」の表示を視認すると、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える場合は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から入力する。例えば、ユーザは、前述の処理によって、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を切り替えた方が、経済的効果が得られると把握している場合、この指示を入力する。また、例えば、ユーザは、前述の処理によって、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を切り替えても経済的効果が得られないと把握している場合、この指示を入力しない。
制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から取得したか否か判定する。
制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を入力部33から取得しないと判定したとき、メンテナンスの実行が可能である旨を、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。制御部35は、例えば、「メンテナンス実行可能」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。ユーザ(メンテナンス人員)は、表示部34に表示された「メンテナンス実行可能」を視認すると、燃料電池装置10を停止させ、ガス漏れ点検等を開始する。
このように、ユーザは、電源装置11の出力を切り替えても経済的効果が得られないと把握した場合、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から入力することを回避することができる。この場合、電力管理システム1は、燃料電池装置10が停止しても、電源装置11の出力を単相交流電力に維持したままとなる。
一方、制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を入力部33から取得したと判定したとき、電源装置11に対して、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える制御信号を出力する。電源装置11は、電力管理装置30からこの制御信号を受信すると、出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える。制御部35は、電源装置11の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替わった後、タイマカウントを開始する。さらに、制御部35は、メンテナンスの実行が可能である旨を、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。制御部35は、例えば、「メンテナンス実行可能」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。ユーザ(メンテナンス人員)は、表示部34に表示された「メンテナンス実行可能」を視認すると、燃料電池装置10を停止させ、ガス漏れ点検等を開始する。
このように、ユーザは、電源装置11の出力を切り替えると経済的効果が得られると把握した場合、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から入力することができる。この場合、電力管理システム1は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えた後、燃料電池装置10を停止させる。
なお、ユーザ(メンテナンス人員)は、燃料電池装置10のガス漏れ点検等を終えると、燃料電池装置10を起動させる。さらに、制御部35は、上述の処理によって電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えた場合、燃料電池装置10が起動を開始した後、電源装置11の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える。以下、これに関する制御部35の処理について説明する。
制御部35は、燃料電池装置10から電力出力があるか否か判定する。制御部35は、例えば、動力分電盤20に設置された電流センサから取得した値に基づき、燃料電池装置10から電力出力があるか否か判定する。
制御部35は、燃料電池装置10から電力出力があると判定したとき、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達しているか否か判定する。制御部35は、例えば、動力分電盤20に設置された電流センサから取得した値に基づき、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達しているか否か判定する。制御部35は、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達していると判定したとき、電源装置11に対して、通信部31を介し、電源装置11の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える制御信号を出力する。電源装置11は、電力管理装置30からこの制御信号を受信すると、出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える。一方、制御部35は、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達していないと判定したとき、上述の燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達しているか否かの判定処理を繰り返し行う。
このように、電力管理システム1では、燃料電池装置10が起動を開始した直後であり燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達していない場合、上述の判定処理を繰り返し行うことで、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達するまで待機させられる。
一方、制御部35は、燃料電池装置10から電力出力がないと判定したとき、燃料電池装置10が停止している時間(以下「停止時間」という)が燃料電池装置10の予定停止時間よりも長いか否か判定する。制御部35は、例えば、上述の処理で開始されたタイマカウントによって燃料電池装置10の停止時間を取得する。制御部35は、燃料電池装置10の停止時間が燃料電池装置10の予定停止時間よりも短いと判定したとき、電源装置11の出力を三相交流電力へ切り替えてから現時点までに、電力会社から買電している単相交流電力の第2電気料金A’を算出する。制御部35は、従量電灯契約における単価料金と、単相負荷の消費電力値と、電源装置11の出力を三相交流電力へ切り替えてからの経過時間とに基づき、第2電気料金A’を算出する。制御部35は、例えば、以下の式(3)によって第2電気料金A’を算出する。

A’=W1[kW]×T2[h]×M1[円/kWh] 式(3)

式(3)において、W1は単相負荷201の消費電力値であり、T2は電源装置11の出力を三相交流電力へ切り替えてからの経過時間であり、例えば、上述の処理で開始されたタイマカウントから取得される。また、M1は従量電灯契約における単価料金である。
次に、制御部35は、第2基本料金Bが第2電気料金A’よりも高いか否か判定する。
制御部35は、第2基本料金Bが第2電気料金A’よりも高いと判定したとき、有効時間Cを算出する。有効時間Cとは、電力会社(商用電力系統100)から単相交流電力の買電を継続した場合に、単相交流電力の買電に要する電気料金が第2基本料金Bに達するまでの時間である。制御部35は、第2基本料金Bと、第2電気料金A’と、単相負荷201の消費電力値と、従量電灯契約における単価料金とに基づき、有効時間Cを算出する。制御部35は、例えば、以下の式(4)によって有効時間Cを算出する。

C=(B−A’)/(W1[kW]×M1[円/kWh]) 式(4)

式(4)において、Bは低圧電力契約における第2基本料金であり、A’は上述の処理で算出される電気料金であり、W1は単相負荷201の消費電力値であり、M1は従量電灯契約における単価料金である。
制御部35は、有効時間Cが所定時間よりも長いか否か判定する。所定時間は、例えば、この後に燃料電池装置10を起動させる際に要する時間等を考慮して設定することができ、例えば、0.5時間と設定することができる。
制御部35は、有効時間Cが所定時間よりも長いと判定したとき、表示部34に警告メッセージ及び有効時間Cを表示する。制御部35は、例えば、「メンテナンスの終了予定時刻を過ぎています。有効時間C以内にメンテンアンスを終了しないと出力切り替えによるメリットが得られません」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。
このように、燃料電池装置10の点検等が長引き、メンテナンスの終了予定時刻を過ぎてしまった場合は、警告メッセージ及び有効時間Cが、ユーザに表示部34を介して提示される。これにより、ユーザは、有効時間C以内に燃料電池装置10の点検を終了し、かつ燃料電池装置10を起動させなければ、電源装置11の出力を切り替えたことによる経済的効果が得られないことを把握することができる。
一方、制御部35は、有効時間Cが所定時間よりも短いと判定したとき及び第2基本料金Bが第2電気料金A’よりも低いと判定したとき、電源装置11に対して、電源装置11の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える制御信号を出力する。電源装置11は、電力管理装置30からこの制御信号を受信すると、出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える。
このように、電力管理システム1では、有効時間Cが所定時間よりも短い場合及び第2基本料金Bが第2電気料金A’よりも低い場合、電源装置11の出力が、三相交流電力から単相交流電力に自動的に切り替えられる。これにより、電力管理システム1では、単相負荷201への単相交流電力の供給が電源装置11によって行われるようになり、さらに、単価料金が単相交流電力よりも安い三相交流電力の買電が開始される。
以下、本発明の一実施形態に係る電力管理装置30の動作の一例について説明する。
[システム動作]
<出力を切り替えるメリットの有無の判定する際の動作>
燃料電池装置10をガス漏れ点検等によって停止させる際に電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットがあるか否かを判定するときの電力管理装置30の動作について、図2を用いて説明する。なお、以下では、低圧電力契約における、所定期間は1カ月であり、所定値は0kWhであるものとする。また、燃料電池装置10の予定停止時間が属する月に、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットがあるか否かを判定するものとする。
ユーザは、メリット判定処理の実行指示を、入力部33から入力する。制御部35は、メリット判定処理の実行指示を入力部33から取得すると(ステップS101)、料金算出に関する情報を取得する(ステップS102)。
次に、制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhであるか否か判定する(ステップS103)。制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhではないと判定したとき(ステップS103:No)、ステップS104の処理に進む。一方、制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhであると判定したとき(ステップS103:Yes)、ステップS105の処理に進む。
ステップS104の処理では、制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨、例えば「出力を切り替えるメリットなし」との表示を、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。燃料電池装置10を停止させる月の三相負荷200の買電総量値が0kWhではない場合すなわち三相交流電力を既に買電している場合、需要家施設では、その月の低圧電力契約における第1基本料金の所定割引率での割り引きを受けることができない。従って、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えることにメリットがないため、電力管理システム1では、ステップS104の処理によって、表示部34を介して「出力を切り替えるメリットなし」とユーザに提示する。これにより、ユーザは、燃料電池装置10を停止させる際に、電源装置11の出力を切り替えても、経済的効果が得られないことを把握することができる。
ステップS105の処理では、制御部35は、燃料電池装置10の出力を停止させる際に電源装置11の出力を三相交流電力へ切り替える場合に、単相負荷201への電力供給のために、電力会社から買電する単相交流電力の第1電気料金Aを算出する。制御部35は、例えば、上述の式(1)によって第1電気料金Aを算出する。
ステップS106の処理では、制御部35は、三相交流電力の買電総量値が0kWhである場合の低圧電力契約における第2基本料金Bを算出する。制御部35は、例えば、上述の式(2)によって第2基本料金Bを算出する。
ステップS107の処理では、制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも高いか否か判定する。制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも低いと判定したとき(ステップS107:No)、ステップS108の処理に進む。一方、制御部35は、第2基本料金Bが第1電気料金Aよりも高いと判定したとき(ステップS107:Yes)、ステップS109の処理に進む。
ステップS108の処理では、制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨、例えば「出力を切り替えるメリットなし」との表示を、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。さらに、ステップS108の処理では、制御部35は、算出した第1電気料金A及び第2基本料金Bを、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。これにより、ユーザは、燃料電池装置10を停止させる際に、電源装置11の出力を切り替えても、経済的効果が得られないことを把握することができる。さらに、算出した第1電気料金A及び第2基本料金Bを、表示部34を介してユーザに提示することで、ユーザは、電源装置11の出力を切り替えない場合に、需要家施設における電気料金がどの程度安くなるかを速やかに把握することができる。
ステップS109の処理では、制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがある旨、例えば「出力を切り替えるメリットあり」との表示を、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。さらに、ステップS109の処理では、制御部35は、算出した第1電気料金A及び第2基本料金Bを、表示部34に表示させ、ユーザに提示する。これにより、ユーザは、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を切り替えると経済的効果が得られることを把握することができる。さらに、算出した第1電気料金A及び第2基本料金Bを、表示部34を介してユーザに提示することで、ユーザは、電源装置11の出力を切り替えた場合に、需要家施設における電気料金がどの程度安くなるかを速やかに把握することができる。
<燃料電池装置を停止させる際の処理>
次に、燃料電池装置10をガス漏れ点検等によって停止させる際の電力管理装置30の動作の一例を、図3及び図4を用いて説明する。
燃料電池装置10を停止させてガス漏れ点検等をするとき、ユーザは、電力管理システム1をメンテナンスモードに移行させるために、メンテナンスモードへの移行指示を、入力部33から入力する。制御部35は、メンテナンスモードへの移行指示を入力部33から取得する(ステップS201)。すると、制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるか否かをユーザに選択させるための表示、例えば「出力を切り替える?」との表示を、表示部34に表示させ、ユーザに提示する(ステップS202)。ユーザは、表示部34に表示された「出力を切り替える?」を視認し、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える場合は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から入力する。例えば、ユーザは、前述のステップS109の処理によって、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を切り替えると経済的効果が得られると把握している場合、この指示を入力する。また、例えば、ユーザは、前述のステップS104,S108の処理によって、燃料電池装置10を停止させる際に電源装置11の出力を切り替えても経済的効果が得られないと把握している場合、この指示の入力を回避する。
制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から取得したか否か判定する(ステップS203)。制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を入力部33から取得しないと判定したとき(ステップS203:No)、ステップS204の処理に進む。一方、制御部35は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を入力部33から取得したと判定したとき(ステップS203:Yes)、ステップS205の処理に進む。
ステップS204の処理では、制御部35は、メンテナンスの実行が可能である旨、例えば「メンテナンス実行可能」との表示を、表示部34に表示させ、ユーザに提示させる。ユーザ(メンテナンス人員)は、表示部34に表示された「メンテナンス実行可能」を視認すると、燃料電池装置10を停止させ、ガス漏れ点検等を開始する。
このように、ユーザは、電源装置11の出力を切り替えても経済的効果が得られないと把握した場合、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から入力することを回避することができる。この場合、電力管理システム1は、燃料電池装置10が停止しても、電源装置11の出力を単相交流電力に維持したままとなる。
ステップS205の処理では、制御部35は、電源装置11に対して、通信部31を介し、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える制御信号を出力する。電源装置11は、電力管理装置30からこの制御信号を受信すると、出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える。
制御部35は、電源装置11の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替わった後、タイマカウントを開始する(ステップS206)。さらに、制御部35は、メンテナンスの実行が可能である旨、例えば「メンテナンス実行可能」との表示を、表示部34に表示させ、ユーザに提示させる(ステップS207)。ユーザ(メンテナンス人員)は、表示部34に表示された「メンテナンス実行可能」を視認すると、燃料電池装置10を停止させ、ガス漏れ点検等を開始する。
このように、ユーザは、電源装置11の出力を切り替えると経済的効果が得られると把握した場合、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、入力部33から入力することができる。この場合、電力管理システム1は、電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えた後、燃料電池装置10を停止させる。
なお、ユーザ(メンテナンス人員)は、燃料電池装置10のガス漏れ点検等を終えると、燃料電池装置10を起動させる。さらに、制御部35は、ステップS205の処理によって電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えた場合、燃料電池装置10が起動を開始した後、電源装置11の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える。以下、これに関する電力管理装置30の動作の一例を、図4を用いて説明する。
制御部35は、燃料電池装置10から電力出力があるか否か判定する(ステップS208)。制御部35は、燃料電池装置10から電力出力があると判定したとき(ステップS208:Yes)、ステップS209の処理に進む。一方、制御部35は、燃料電池装置10から電力出力がないと判定したとき(ステップS208:No)、ステップS211の処理に進む。
ステップS209の処理では、制御部35は、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達しているか否か判定する。制御部35は、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達していると判定したとき(ステップS209:Yes)、ステップS210の処理に進む。一方、制御部35は、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達していないと判定したとき(ステップS209:No)、ステップS209の処理を繰り返し行う。
このように、電力管理システム1では、燃料電池装置10が起動を開始した直後であり燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達していない場合、ステップS209の処理を繰り返し行うことで、燃料電池装置10の出力電力が定格電力に達するまで待機させられる。
ステップS210の処理では、制御部35は、電源装置11に対して、通信部31を介し、電源装置11の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える制御信号を出力する。電源装置11は、電力管理装置30からこの制御信号を受信すると、出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える。
ステップS211の処理では、制御部35は、燃料電池装置10の停止時間が、燃料電池装置10の予定停止時間よりも長いか否か判定する。制御部35は、燃料電池装置10の停止時間が予定停止時間よりも短いと判定したとき(ステップS211:No)、ステップS208からの処理を繰り返し行う。一方、制御部35は、燃料電池装置10の停止時間が予定停止時間よりも長いと判定したとき(ステップS211:Yes)、ステップS212の処理に進む。
ステップS212の処理では、制御部35は、電源装置11の出力を三相交流電力へ切り替えてから現時点までに、電力会社から買電している単相交流電力の第2電気料金A’を算出する。制御部35は、例えば、上述の式(3)によって第2電気料金A’を算出する。
ステップS213の処理では、制御部35は、第2基本料金B(図2のステップS106の処理で算出)が第2電気料金A’よりも高いか否か判定する。制御部35は、第2基本料金Bが第2電気料金A’よりも高いと判定したとき(ステップS213:Yes)、ステップS214の処理に進む。一方、制御部35は、第2基本料金Bが第2電気料金A’よりも低いと判定したとき(ステップS213:No)、ステップS217の処理に進む。
ステップS214の処理では、制御部35は、有効時間Cを算出する。制御部35は、例えば、上述の式(4)によって有効時間Cを算出する。
ステップS215の処理では、制御部35は、有効時間Cが所定時間よりも長いか否か判定する。制御部35は、有効時間Cが所定時間よりも長いと判定したとき(ステップS215:Yes)、ステップS216の処理に進む。一方、制御部35は、有効時間Cが所定時間よりも短いと判定したとき(ステップS215:No)、ステップS217の処理に進む。
ステップS216の処理では、制御部35は、表示部34に警告メッセージ及び有効時間Cを表示する。制御部35は、例えば、「メンテナンスの終了予定時刻を過ぎています。有効時間C以内にメンテンアンスを終了しないと出力切り替えによるメリットが得られません」と表示部34に表示させ、ユーザに提示する。
このようにステップS216の処理を行うことで、燃料電池装置10の点検等が長引き、メンテナンスの終了予定時刻を過ぎてしまった場合は、警告メッセージ及び有効時間Cが、ユーザに表示部34を介して提示される。これにより、ユーザは、有効時間C以内に燃料電池装置10の点検を終了し、かつ燃料電池装置10を起動させなければ、電源装置11の出力を切り替えたことによる経済的効果が得られないことを把握することができる。
ステップS217の処理では、制御部35は、電源装置11に対して、通信部31を介し、電源装置11の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える制御信号を出力する。電源装置11は、電力管理装置30からこの制御信号を受信すると、出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える。
このようにステップS217の処理を行うことで、第2電気料金A’が第2基本料金Bよりも高い場合(ステップS213:No)及び有効時間Cが所定時間よりも低い場合(ステップS215:No)、電源装置11の出力は、単相交流電力に自動的に切り替わる。これにより、電力管理システム1では、単相負荷201への単相交流電力の供給が電源装置11によって行われるようになり、さらに単価料金が単相交流電力よりも安い三相交流電力の買電が開始される。
なお、燃料電池装置では、定期的にガス漏れ等の点検が行われる。つまり、燃料電池装置は、定期的に停止させる必要がある。従って、特許請求の範囲における「第1電源装置」を燃料電池装置とすると、ユーザは、燃料電池装置10を定期的に停止させる度に、電源装置11の出力を切り替えるメリットがあるか否かを確かめることができるようになるため、より利便性の高いものになる。
以上のように、本実施形態に係る電力管理装置30は、例えば従量電灯契約及び低圧電力契約の2つの契約を結んでいる需要家施設において、制御部35によって、燃料電池装置10の予定停止時間が属する月の三相交流電力の買電総量値が0であるか否か判定する。さらに、電力管理装置30では、制御部35によって、三相交流電力の買電総量値が0であると判定したとき、燃料電池装置10を停止させる場合に電源装置11の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨を表示部34に表示させる。これにより、ユーザは、燃料電池装置10を停止させる際に、電源装置11の出力を切り替えても、経済的効果が得られないことを把握することができる。従って、本実施形態に係る電力管理装置30では、需要家施設における経済的効果を高めることができる。
なお、上記では、第1契約と第2契約における基本料金及び単価料金の両方が異なる場合について説明したが、本実施形態は、第1契約と第2契約における基本料金及び単価料金の少なくとも一方が異なる場合であっても適用可能である。
本発明の一実施形態を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明の一実施形態について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1 電力管理システム
10 燃料電池装置(第1電源装置)
11 電源装置(第2電源装置)
20 動力分電盤
21 電灯分電盤
30 電力管理装置
31 通信部
32 記憶部
33 入力部
34 表示部(報知部)
35 制御部
100 商用電力系統
200 三相負荷
201 単相負荷
300,301 電流センサ

Claims (11)

  1. 制御部を備え、需要家施設に設置される電力管理装置であって、
    前記需要家施設は、三相交流電力を出力する第1電源装置と、出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替え可能な第2電源装置と、前記第1電源装置から供給される三相交流電力で動作する三相負荷と、前記第2電源装置から出力される単相交流電力で動作する単相負荷とを備え、さらに、商用電力系統から単相交流電力の供給を受けるための第1契約と前記商用電力系統から三相交流電力の供給を受けるための第2契約とを結んでおり、 前記第2契約では、所定期間における三相交流電力の売電総量値が所定値以下である場合、前記第2契約における基本料金である第1基本料金は、所定割引率で割り引かれて第2基本料金となり、
    前記三相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記第2電源装置から供給される三相交流電力で動作し、
    前記単相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記商用電力系統から供給される単相交流電力で動作し、
    前記制御部は、前記第1電源装置の予定停止時間が属する所定期間における三相交流電力の買電総量値に基づいて、前記第1電源装置を停止させる際に前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるか否か判定する、電力管理装置。
  2. 請求項1に記載の電力管理装置において、
    報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1電源装置の予定停止時間が属する所定期間における三相交流電力の買電総量値が前記所定値を上回ると判定したとき、前記第1電源装置を停止させる際に前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨を前記報知部に第1態様にて報知させる、電力管理装置。
  3. 請求項1に記載の電力管理装置において、
    前記所定割引率は50%であり、
    前記第1契約の単価料金は、前記第2契約の単価料金よりも高く、
    前記制御部は、前記所定期間における三相交流電力の買電総量値が前記所定値以下であると判定したときに、前記第1契約における単価料金と単相負荷の消費電力値と前記第1電源装置の予定停止時間とに基づき、前記第1電源装置を停止させる際に前記商用電力系統から買電する単相交流電力の第1電気料金を算出し、かつ、前記第2契約における前記第1基本料金と前記所定割引率とに基づき、三相交流電力の買電総量値が前記所定値以下になる場合の前記第2契約における前記第2基本料金を算出する、電力管理装置。
  4. 請求項に記載の電力管理装置において、
    報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2基本料金が前記第1電気料金よりも低いと判定したとき、前記第1電源装置を停止させる際に前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがない旨を前記報知部に第1態様にて報知させる、電力管理装置。
  5. 請求項に記載の電力管理装置において、
    前記制御部は、前記第2基本料金が前記第1電気料金よりも高いと判定したとき、前記第1電源装置を停止させる際に前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるメリットがある旨を前記報知部に前記第1態様とは異なる第2態様にて報知させる、電力管理装置。
  6. 請求項又はに記載の電力管理装置において、
    前記報知部は、表示部を含み、
    前記制御部は、前記第1電気料金及び前記第2基本料金を前記表示部にさらに表示させる、電力管理装置。
  7. 請求項に記載の電力管理装置において、
    ユーザからの入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える指示を、前記入力部を介して取得したとき、前記第2電源装置に対して、前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替える制御信号を出力する、電力管理装置。
  8. 請求項に記載の電力管理装置において、
    前記制御部は、前記第1電源装置が停止している時間である停止時間が前記第1電源装置の予定停止時間よりも長いと判定したとき、前記第1契約における単価料金と、前記単相負荷の消費電力値と、前記第2電源装置の出力を三相交流電力へ切り替えてからの経過時間とに基づき、前記第2電源装置の出力を三相交流電力へ切り替えてから現時点までに、前記商用電力系統から買電している単相交流電力の第2電気料金を算出し、
    前記制御部は、前記第2基本料金が前記第2電気料金よりも低いと判定したとき、前記第2電源装置に対して、前記第2電源装置の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える制御信号を出力する、電力管理装置。
  9. 請求項に記載の電力管理装置において、
    前記制御部は、前記第2基本料金が前記第2電気料金よりも高いと判定したとき、前記第2基本料金と、前記第2電気料金と、前記単相負荷の消費電力値と、前記第1契約における単価料金とに基づき、前記商用電力系統から単相交流電力の買電を継続した場合に単相交流電力の買電に要する電気料金が前記第2基本料金に達するまでの時間である有効時間を算出し、
    前記制御部は、前記有効時間が所定時間よりも短いと判定したとき、前記第2電源装置に対して、前記第2電源装置の出力を三相交流電力から単相交流電力に切り替える制御信号を出力する、電力管理装置。
  10. 請求項又はに記載の電力管理装置において、
    前記制御部は、前記第2基本料金が前記第2電気料金よりも高いと判定したとき、前記第2基本料金と、前記第2電気料金と、前記単相負荷の消費電力値と、前記第1契約における単価料金とに基づき、前記商用電力系統から単相交流電力の買電を継続した場合に単相交流電力の買電に要する電気料金が前記第2基本料金に達するまでの時間である有効時間を算出し、
    前記制御部は、前記有効時間が所定時間よりも長いと判定したとき、警告メッセージ及び前記有効時間を前記表示部に表示させる、電力管理装置。
  11. 需要家施設に設置される電力管理装置の制御方法であって、
    前記需要家施設は、三相交流電力を出力する第1電源装置と、出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替え可能な第2電源装置と、前記第1電源装置から供給される三相交流電力で動作する三相負荷と、前記第2電源装置から出力される単相交流電力で動作する単相負荷とを備え、さらに、商用電力系統から単相交流電力の供給を受けるための第1契約と前記商用電力系統から三相交流電力の供給を受けるための第2契約とを結んでおり、
    前記第2契約では、所定期間における三相交流電力の売電総量値が所定値以下である場合、前記第2契約における基本料金である第1基本料金は、所定割引率で割り引かれて第2基本料金となり、
    前記三相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記第2電源装置から供給される三相交流電力で動作し、
    前記単相負荷は、前記第1電源装置の停止中、前記第2電源装置の出力が単相交流電力から三相交流電力に切り替えられた場合は、前記商用電力系統から供給される単相交流電力で動作し、
    前記第1電源装置の予定停止時間が属する所定期間における三相交流電力の買電総量値に基づいて、前記第1電源装置を停止させる際に前記第2電源装置の出力を単相交流電力から三相交流電力に切り替えるか否か判定する、電力管理装置の制御方法。
JP2016168478A 2016-08-30 2016-08-30 電力管理装置及びその制御方法 Active JP6670708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168478A JP6670708B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 電力管理装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016168478A JP6670708B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 電力管理装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018038158A JP2018038158A (ja) 2018-03-08
JP6670708B2 true JP6670708B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=61567880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016168478A Active JP6670708B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 電力管理装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6670708B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001208421A (ja) * 2000-01-31 2001-08-03 Mitsubishi Electric Corp 熱機器装置の配置方法、空調装置、熱機器装置及びその運転方法、空調・照明装置及びその運転方法、照明装置及びその運転方法。
JP4488592B2 (ja) * 2000-02-15 2010-06-23 三菱電機株式会社 設備管理装置、設備管理方法
JP2002238184A (ja) * 2001-02-13 2002-08-23 Yanmar Diesel Engine Co Ltd エンジン発電機による無停電発電装置
JP2006025503A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The 品質別電力供給管理装置および単相負荷への品質別電力供給方法
JP4340668B2 (ja) * 2006-03-31 2009-10-07 新日本石油株式会社 災害時対応分散電源システム、及びパワーコンディショナの運転方法
JP5272545B2 (ja) * 2008-07-04 2013-08-28 株式会社明電舎 店舗用電力供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018038158A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5617578B2 (ja) 配電システム及び配電方法
JP5520574B2 (ja) 電力融通システム
JP2014150641A (ja) エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置
JP2012094077A (ja) 家庭用エネルギー管理システム
JP6358530B2 (ja) コージェネレーション装置の制御装置、およびコージェネレーション装置の制御方法
JP5845474B2 (ja) 電力供給システム
JP6045945B2 (ja) エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラムおよびサーバ装置
JP6289759B2 (ja) 制御装置、制御システム、制御方法、及び、プログラム
JP5638360B2 (ja) 蓄電システム
JPWO2017022077A1 (ja) 電力制御装置、コスト表示方法、及び、プログラム
JP2013093917A (ja) エネルギーマネジメント装置、エネルギーマネジメントシステムおよびプログラム
JP2017163630A (ja) 制御装置、発電装置、制御方法およびプログラム
JP6670708B2 (ja) 電力管理装置及びその制御方法
JP6626359B2 (ja) 電力関連情報提示装置、電気関連情報提示方法及びプログラム
JP2004357419A (ja) コージェネレーションシステム
JP6183758B2 (ja) 電力制御装置及びそれを用いた電力供給システム、並びに電力制御方法
KR20190131378A (ko) 전력 관리 시스템
JP2013020498A (ja) 電力シミュレーションシステム
JP2014059244A (ja) 電力表示器
JP5992678B2 (ja) 電力監視システム
WO2015159426A1 (ja) 充放電制御システム、制御装置、充放電制御方法、及び、プログラム
JP5734254B2 (ja) 運転支援システム及びプログラム
JP2019046359A (ja) 制御システム
JP2014217185A (ja) 電力制御装置、電力制御方法、及び電力制御システム
JP2018007472A (ja) 情報端末装置の制御方法、制御プログラム、及び情報表示システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200302

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6670708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150