JP6668830B2 - エンジンの停止位置制御装置 - Google Patents

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本発明は、エンジンの停止位置制御装置に関する。
特許文献1には、エンジン回転の停止位置を制御するために、エンジンの回転停止過程で上死点(TDC)毎にエンジンの回転エネルギーを算出してTDC間の回転エネルギー変化量を算出し、この回転エネルギー変化量とエンジン回転速度との関係を用いてエンジン回転停止挙動を推定する技術が開示されている。さらに、この技術により推定したエンジン回転停止挙動に基づいて決定したタイミングで、エンジンに連結された発電機の負荷でエンジン回転を目標停止位置で強制的に停止させる技術が開示されている。
特開2006−57524号公報
しかしながら、エンジンの回転停止過程において、停止直前でのTDC(最終TDC)付近では、エンジンの回転数はきわめて低回転数になっているため、発電機の回転数もきわめて低回転数になっている。その結果、従来の技術では、発電機を、エンジン回転を停止させるための負荷として十分に制御できず、最終的にエンジン回転が停止したときに、或る気筒内のピストンが圧縮行程後のTDCで停止するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、気筒内のピストンが圧縮行程後のTDCで停止することをより確実に回避することができるエンジンの停止位置制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係るエンジンの停止位置制御装置は、複数の気筒内に燃料を直接噴射する4サイクルのエンジンの停止位置制御装置において、前記エンジンの回転エネルギーにより回転駆動可能に連結された発電機であって、該発電機を三相短絡可能な駆動回路を備えた発電機と、前記エンジンの停止過程で、いずれかの気筒内のピストンが圧縮行程後の上死点を通過する毎に、次にいずれかの気筒内のピストンが圧縮行程後の上死点に達するときの前記エンジンの回転エネルギーを予測し、前記予測した回転エネルギーが、当該気筒内のピストンが圧縮行程後の上死点で停止すると推定される範囲にある場合は、前記発電機を三相短絡させるように前記駆動回路を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、予測したエンジンの回転エネルギーが、気筒内のピストンが圧縮行程後のTDCで停止すると推定される範囲にある場合に、発電機を三相短絡させることによりブレーキを掛けることで、エンジンに対してより確実に負荷を与えることができる。その結果、ピストンが圧縮行程後のTDCで停止することをより確実に回避することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態におけるエンジンの停止位置制御装置を模式的に示す図である。 図2は、発電機の構成の一例を模式的に示す図である。 図3は、着火始動時の制御フローを示すフローチャートである。 図4は、着火始動時の動作を説明するための図である。 図5は、或る気筒のピストンがTDCで停止した状態を説明するための図である。 図6は、ECUによる制御フローを示すフローチャートである。 図7は、エンジンの回転エネルギーとTDC位置との関係について説明するための図である。 図8は、従来技術と本発明の実施形態とを比較説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態におけるエンジンの停止位置制御装置について具体的に説明する。
図1は、実施形態におけるエンジンの停止位置制御装置を模式的に示す図である。図1に示すように、エンジン1は、V型6気筒の4サイクルのエンジンであり、走行用動力源として車両に搭載されている。また、エンジン1は、各気筒2(2a〜2f)内に燃料を直接噴射する直噴式に構成されている。そのエンジン1は、制御手段としての電子制御装置(ECU)10によって電気的に制御される。
エンジン1には、そのクランクシャフト(図示せず)の回転角(クランク角)を検出するクランク角センサ20が設けられている。クランク角センサ20が検出したクランク角は、クランク角信号としてクランク角センサ20からECU10に入力される。
また、エンジン1には発電機5が連結されている。具体的には、エンジン1のクランクシャフトに連結された回転軸3にはプーリー4が一体回転可能に設けられており、発電機5は、その回転軸6に一体回転可能に設けられたプーリー7とプーリー4との間に伝動ベルト8が掛け渡されることにより、エンジン1と連結されている。これにより、発電機5はエンジン1の回転エネルギーにより回転駆動可能になっている。
図2は、発電機の構成の一例を模式的に示す図である。発電機5は、三相Y結線の回転子巻線5a、5bを備える。また、発電機5は、回転子巻線5aに接続された、スイッチング素子Q1〜Q6を備えるハーフブリッジ型のスイッチング回路と、回転子巻線5bに接続された、スイッチング素子Q7〜Q12を備えるスイッチング回路と、平滑コンデンサCと、励磁コイルLと、ダイオードDと、励磁電流制御用のスイッチング素子Q13と、を備える駆動回路を有している。符号Eは不図示のバッテリに接続された電源端子である。
ECU10はスイッチング素子Q1〜Q12のゲート端子に制御電圧を与えてそのスイッチング動作を制御する。ここで、各スイッチング回路の下流側である下アームのスイッチング素子Q4〜Q6、Q10〜Q12を同時に開状態とすることで発電機5は三相短絡可能であり、これにより発電機5にブレーキを掛けることができる。
また、ECU10は、エンジン1の燃料供給、点火を制御することができるように構成されている。ECU10は、図示しない各種のセンサ(例えば、アクセル開度センサ、ブレーキストロークセンサ、車速センサ、スロットル開度センサなど)からの信号が入力されるように構成されている。そして、ECU10は、その記憶部に保存されているプログラム、データおよび入力された信号に基づいて各種の演算を行い、その結果の指令信号をエンジン1に出力して、エンジン1を制御する。
上記ECU10および発電機5はエンジン1に対するエンジンの停止位置制御装置30を構成している。
このエンジン1およびエンジンの停止位置制御装置30を搭載した車両は、走行中や信号待ち等で停車した際などに、エンジン1を自動停止し、その後、エンジン1を始動(再始動)できるように構成されている。
ECU10は、所定のエンジン停止条件が成立すると、エンジン停止制御(フューエルカット制御)を実行し、エンジン1を自動停止させる。エンジン停止条件(エンジン停止要求)としては、車両が信号待ち等で一時停止した場合や、走行中の車両が減速している場合や、ある程度高車速で走行中にアクセルペダルの踏み込みが解除された場合などが挙げられる。なお、フューエルカット制御(F/C制御)は、エンジン1への燃料供給を停止する制御である。
エンジン1を自動停止後、所定のエンジン始動条件が成立すると、ECU10は、エンジン始動制御(着火始動制御)を実行し、停止中のエンジン1を始動させる。エンジン始動条件(エンジン始動要求)としては、アクセルペダルが踏み込まれたことを検出した場合や、停車中にブレーキペダルの踏み込みが解除された場合などが挙げられる。また、着火始動制御は、エンジン1への燃料供給および点火により気筒2を着火して、その爆発すなわち燃焼エネルギーによってクランクシャフトを回転させ、エンジン回転数を所定回転数まで上昇させる始動制御である。その着火始動を実行する際の制御フローを図3に示す。
図3は、着火始動時の制御フローを示すフローチャートである。図3に示す制御フローは、エンジン1が自動停止制御により停止しているときに実行される。
図3に示すように、エンジン1が停止しているときに、ECU10は、エンジン始動条件が成立したか否か、すなわちエンジン始動要求があるか否かを判定する(ステップS11)。エンジン始動要求がない場合(ステップS11:No)、この制御ルーチンは終了し、エンジン1は停止したままとなる。
エンジン始動要求がある場合(ステップS11:Yes)、ECU10は、着火始動制御を実行し、膨張行程にある気筒2への燃料供給および点火を行い、その気筒2を着火する(ステップS12)。ステップS12の着火始動後に、この制御ルーチンは終了し、エンジン1は駆動状態となる。
ここで、ステップS12で着火対象となる、膨張行程にある気筒2のクランク角の一例を、図4を用いて説明する。図4は、着火始動時のクランク角の変化を説明するための図である。まず、4サイクルエンジンでは、気筒間隔が「2回転(720°)÷気筒数」で表せる。エンジン1は、V型6気筒であるため、気筒間隔は120°である。そのため、図4に示す各気筒2の間隔は120°である。
図4に示すように、エンジン1の着火始動時、ドット模様付きの丸で示す、膨張行程にある気筒2は、圧縮行程後のTDCから回転方向に60°付近のクランク角に停止している。その膨張行程にある気筒2に対して、燃料噴射および点火を行い着火することにより、燃焼エネルギーによりその気筒2内のピストンが下方に移動して、クランクシャフトを正方向に回転させる。着火始動では、膨張行程にある気筒を着火することになるが、その気筒内のピストンの停止位置は、圧縮行程後のTDC付近に位置しないだけではなく、着火による燃焼エネルギーを効率的にクランクシャフトの回転力に変換するためには、圧縮行程後のTDCから回転方向に60°付近に位置することが望ましい。以降、特に言及しない限り、TDCとは圧縮行程後のTDCを意味するものとする。
上述したように、エンジン1を自動停止および再始動できる車両では、エンジン自動停止時に、エンジン1のいずれかの気筒2内でピストンがTDCで停止する可能性がある。図5は、ドット模様付きの丸で示す気筒2のピストンがTDCで停止した状態を説明するための図である。このとき、二重丸で示す気筒2は膨張行程にあるが、排気弁が開状態にあるかその後すぐに開状態となるため、燃料噴射および点火を行い着火することにより発生するトルクは小さい。そこで、図5のような、或る気筒2がTDCで停止することを回避することが望ましい。
そこで、エンジンの停止位置制御装置30において、ECU10は、エンジン1の自動停止の際に、或る気筒2内のピストンがTDCで停止することをより確実に回避させるための制御を実行する。
図6は、ECUによる制御フローを示すフローチャートである。ECU10は、所定のエンジン停止条件が成立すると、図6に示す制御フローを実行する。
まず、ステップS21において、ECU10は、発電機5に対する励磁要求を出力する。具体的には、発電機5の駆動回路のスイッチング素子Q13に対して制御電圧を出力し、励磁コイルLに電流を流して回転子巻線5aを励磁する。ただし、このとき発電機5が過電圧にならない程度に励磁する。
つづいて、ステップS22において、ECU10は、クランク角センサ20からのクランク角信号に基づいて、各気筒2内のピストン位置を検出し、いずれかの気筒2内のピストンがTDCを通過したか否かを判定する。いずれかの気筒2内のピストンがTDCを通過していないと判定した場合(ステップS22、No)は、ステップS22を繰り返す。いずれかの気筒2内のピストンがTDCを通過したと判定した場合(ステップS22、Yes)は、ステップS23において、その時点でのエンジン1の回転エネルギー(En)を算出する。なお、算出したEnはECU10の記憶部に記憶される。
ここで、Enは以下の式を用いて算出できる。
En=(1/2)×I×w
なお、Iはエンジン1の回転モーメントであり、wはエンジン1の回転の角速度である。
つづいて、ステップS24において、ECU10は、次にいずれかの気筒2内のピストンがTDCに達するときのエンジン1の回転エネルギー(En+1)を予測する。ステップS24はステップS23と略同じタイミングで実行される。
ここで、En+1は以下の式を用いて算出できる。
En+1=En−(En−1−En)
なお、En−1はEnを算出した時点より以前かつ直近にいずれかの気筒2内のピストンがTDCを通過したときのエンジン1の回転エネルギーである。En−1については、後述するようにステップS23が2回以上実行されている場合には、算出された値がECU10の記憶部に記憶されているものである。ステップS23が1回だけ実行されている場合は、En−1として、例えばECU10の記憶部に予め記憶された、事前に実験等により設定された所定値を用いることができる。
つづいて、ステップS25において、ECU10は、予測した回転エネルギーEn+1が、当該気筒2内のピストンが圧縮行程後の上死点で停止すると推定される範囲(以下、制御実施区間と呼ぶ)にあるか否かを判定する。En+1が制御実施区間にないと判定した場合(ステップS25、No)は、制御処理はステップS22に戻る。En+1が制御実施区間にあると判定した場合(ステップS25、Yes)は、ECU10は、発電機5を三相短絡させるように、発電機5の駆動回路を制御する(ステップS26)。なお、三相短絡は事前に実験等により設定された所定の負荷量をエンジン1に与え終わるまで継続して実施される。
これにより、発電機5はブレーキが掛けられるが、三相短絡により発生するブレーキ力は比較的大きいので、エンジン1に対して確実に負荷を与えることができる。その結果、エンジン停止直前のTDCの時点でTDC停止を推定してブレーキを掛けることで、次のピストンがより確実にTDCに到達せずにエンジン1の回転が停止する。従って、いずれかの気筒2のピストンがTDCで停止するTDC停止をより確実に回避させることができる。その後、処理制御フローは終了する。
なお、エンジン1の回転が停止し、三相短絡が解除された後は、クランクシャフトは逆回転して気筒内圧がバランスする位置にて止まるので、エンジン1の各気筒2は図4に示す状態に近い位置となる。従って、その後の着火始動を好適に行うことができる。
次に、エンジン1の回転エネルギーとTDC位置との関係について図7の例示を参照して説明する。図7(a)に示すように、エンジン1の回転エネルギーはその停止過程において、TDC付近で極小値を取るように振動しながら減少する。
ここで、TDC停止を回避するために発電機5に三相短絡でブレーキを掛けることでエンジン1に負荷を与える場合、最も大きい負荷量を与えられるのは、或るTDCから次のTDCの直前までの区間R1である。なお、TDC直前とは、例えばクランク角センサ20におけるクランクパルスが10°毎であるとすると、(TDC−10°)の位置である。そこで、この区間R1で発電機5にブレーキを掛け続けることでエンジン1に与えることができる負荷(ブレーキエネルギーEb)を事前に実験等により求めておく。
次に、図7(b)に示すように、エンジン1がTDC停止してしまうときの、そのTDC位置でのエンジン1の回転エネルギーEtdcを事前に実験等により求めておく。なお、Etdcは小さい値であるので0に設定してもよい。
このとき、図7(c)に示すように、原理的には予測した回転エネルギーEn+1が、破線で示すEtdc+Ebより小さければ、ブレーキエネルギーEbにより、ピストンがTDCに到達する前にエンジン1を停止させることができる。従って、制御実施区間として、Etdc+Ebより小さい区間を設定してもよい。
ただし、実際にはTDC停止してしまうときの回転エネルギーEtdcやブレーキエネルギーEbには、エンジン1毎や発電機5毎にばらつきが存在する。そのため、ブレーキエネルギーEbに対して余裕度αを設定し、これをブレーキエネルギーEbから減算した上で、上記のエネルギーのばらつきに対応させて、Etdc±(1/2)*(Eb−α)という区間R2(図7(d)参照)を制御実施区間とすれば、上記ばらつきによらずに、より確実にTDC停止を回避することができる。このように制御実施区間を設定した場合、図6に示す制御フローでは、En+1が下記式を満たす場合に、ECU10は、発電機5を三相短絡させるように、発電機5の駆動回路を制御する。
Etdc−(1/2)*(Eb−α)<En+1<Etdc+(1/2)
*(Eb−α)
なお、En+1≦Etdc−(1/2)*(Eb−α)の場合、発電機5にブレーキを掛けてエンジン1に負荷を与えなくてもTDC停止は発生しないが、発電機5によりエンジン1に負荷を与えても問題ないので、制御実施区間として、Etdc+(1/2)*(Eb−α)より小さい区間を設定してもよい。このように制御実施区間を設定した場合、図6に示す制御フローでは、En+1が下記式を満たす場合に、ECU10は、発電機5を三相短絡させるように、発電機5の駆動回路を制御する。
En+1<Etdc+(1/2)*(Eb−α)
図8は、従来技術と本発明の実施形態とを比較説明するための図である。従来技術では、発電機を、エンジン回転を停止させるための負荷として十分に制御できず、図8(a)に示すように、エンジンの回転エネルギーがゼロになりエンジンが停止したときに、或る気筒2のピストンがTDC停止する場合がある。このとき、二重丸で示す気筒2は膨張行程にあるが、排気弁が開状態にあるかその後すぐに開状態となるため、燃料噴射および点火を行い着火することにより発生するトルクは小さい。
これに対して、本発明の実施形態によれば、TDCにおいて回転エネルギーEn−1、En(白丸で示す)を算出する。En−1、EnはTDCを乗り越えられる回転エネルギーであるが、そこから予測される次のTDCでの回転エネルギーEn+1(黒丸で示す)が制御実施区間にあるので、発電機5の駆動回路を三相短絡してブレーキを掛ける(ブレーキOFFからブレーキONとする)。これにより、次の気筒2が次のTDCに達する前にエンジン1が停止し、TDC停止を確実に回避することができる。なお、発電機5のブレーキはエンジン1の回転停止後にOFF状態にされる。その結果、二重丸で示す気筒2は、圧縮行程後のTDCから回転方向に60°付近のクランク角に停止し、膨張行程にある。従って、その膨張行程にある気筒2に対して、燃料噴射および点火を行い着火することにより、燃焼エネルギーによりその気筒2内のピストンが下方に移動して、クランクシャフトを正方向に回転させることができる。
なお、上記実施形態では、エンジン1はV型6気筒であるが、本発明は、複数の気筒内に燃料を直接噴射する4サイクルのエンジンであれば、型式や気筒数によらず適用できる。たとえば、本発明を適用できるエンジンとしては、直列3気筒、直列4気筒、V型8気筒などがある。特に、3気筒や4気筒などの気筒数が少ないエンジンの場合、或る気筒内のピストンがTDC停止していると、ピストンが膨張行程にある気筒がない場合が多いので、本発明を好適に適用できる。V型8気筒またはそれ以上の気筒数を有するエンジンの場合は、或る気筒内のピストンがTDC停止していても、ピストンが膨張行程にある気筒がある場合が多いが、本発明を適用することによって、より確実にTDC停止を回避することができるので、より確実に着火始動を行う上で好適である。
1 エンジン
2(2a〜2f) 気筒
5 発電機
10 ECU
30 エンジンの停止位置制御装置

Claims (1)

  1. 複数の気筒内に燃料を直接噴射する4サイクルのエンジンの停止位置制御装置において、
    前記エンジンの回転エネルギーにより回転駆動可能に連結された発電機であって、該発電機を三相短絡可能な駆動回路を備えた発電機と、
    前記エンジンの停止過程で、いずれかの気筒内のピストンが圧縮行程後の上死点を通過する毎に、次にいずれかの気筒内のピストンが圧縮行程後の上死点に達するときの前記エンジンの回転エネルギーを予測し、前記予測した回転エネルギーが制御実施区間にある場合は、前記発電機を三相短絡させるように前記駆動回路を制御する制御手段と、
    を備え、前記制御手段は、前記エンジンの回転エネルギーと前記三相短絡による前記エンジンに対するブレーキエネルギーのばらつきが考慮された余裕度αを前記ブレーキエネルギーに設定することによって、前記発電機を三相短絡させるように前記駆動回路の制御を行うための前記制御実施区間が設定されており、
    前記制御実施区間は、下記式で定義されることを特徴とするエンジンの停止位置制御装置。
    Etdc−(1/2)*(Eb−α)<En+1<Etdc+(1/2)*(Eb−α)
    ただし、En+1は予測した回転エネルギーであり、Etdcは当該気筒内のピストンが圧縮行程後の上死点で停止するときの回転エネルギーであり、Ebは、或る死点から次の上死点の直前までの区間で三相短絡によりエンジンにブレーキを掛け続けることでエンジンに与えることができる負荷としてのブレーキエネルギーである。
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