JP6668156B2 - 座起立式椅子 - Google Patents

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本発明は、観覧席や競技場の観客席等に好適に使用される座起立式椅子に関する。
従来、観覧席や競技場の観客席等に使用される座起立式椅子には、背と、座と、背の両側に設けられた座支持部材とを備え、座が着座可能な使用位置と跳ね上げられた起立位置との間で揺動可能に座支持部材に支持されているものが用いられている。
観覧席や競技場の観客席等には、未だに座起立式椅子ではなく、座が使用位置に固定されたままである固定椅子が設置されているものも存在する。座起立式椅子は固定椅子に比べて、椅子の間の通路の幅を大きく確保することができるとともに、背および座の寸法を大きくすることができるため、固定椅子の代わりに座起立式椅子を導入する事例が増加している。
特開2009−160030号公報
上記のような事情に鑑み、固定椅子を採用している観覧席や競技場の観客席等を、座起立式椅子へ交換するプロジェクトが提案されつつある。よって、簡易に固定椅子を座起立式椅子へ交換するための構造、方法が求められている。
本発明は、従来の固定椅子からの交換作業の負担を軽減するとともに、安全性をも確保した座起立式椅子に関する。
本発明の座起立式椅子は、少なくとも2本の並列された棒状部材の上に設置可能な座起立式椅子であって、前記2本の棒状部材の上に設置される1対の取り付け部を有する背と、前記背の前方に位置し、着座可能な使用位置と跳ね上げられた起立位置との間で揺動可能な座と、前記2本の棒状部材の上であって前記1対の取り付け部の間に配置され、かつ、前記2本の棒状部材の間の空間を覆うカバーと、を備える。
本発明の座起立式椅子によれば、従来の固定椅子からの交換作業の負担を軽減するとともに、安全性をも確保することが可能となる。
図1は本発明に係る実施形態の座起立式椅子が複数設置された状態を示す斜視図。 図2は実施形態の座起立式椅子および貫材を示す拡大図であり、(a)は座起立式椅子の座および背の取り付け部を示す拡大図であり、(b)は背の取り付け部が貫材に取り付けられた状態を示す拡大図。 図3は座起立式椅子の一部品であるカバーを示す図であり、(a)はカバーの正面図、(b)はカバーの平面図、(c)はカバーの側面図。 図4は座起立式椅子を貫材に配置する手順を示す図であり、(a)はカバーを貫材の上に配置した状態を示す図であり、(b)はカバーの両側に座起立式椅子の背の取付け部を配置する状態を示し、(c)は座起立式椅子を貫材の上に配置した状態を示す図。 図5はカバーがない状態において、1対の取り付け部および2本の棒状部材の間に形成される空間を示す図。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る実施形態の座起立式椅子が複数設置された状態を示す斜視図である。座起立式椅子10は、劇場や競技場等の床に固定された脚30上に配置された貫材20の上に設置可能である。座起立式椅子10は、人の背中を支える背12と、座14とを備える。座14は座支持軸18によって背12に接続しており、座14は、座支持軸18を中心として、人が着座可能な使用位置と跳ね上げられた起立位置との間で揺動可能である。図1は、座14が未使用の起立位置にある状態を示している。
図1の座起立式椅子10は、その前後においても通路を隔てて配置されている。そして、図1に示すように、未使用の状態において座14は起立するため、従来の座が使用状態で固定されて揺動しない固定椅子に比べて通路の幅を大きく取ることができ、人の通過が容易となる。また、背12と、座14の寸法をより大きく取ることができるため、従来の固定椅子に比べて座り心地を向上させることができる。このため、新しく設置される競技場の観客席等には、座起立式椅子を採用される事例が多くなっている。また、従来の固定椅子が設置された競技場についても、座起立式椅子に交換する事例が見られるようになってきている。
図2は、座起立式椅子10および貫材20を示す拡大図である。図2(a)に示すように、座起立式椅子10の背12は、その最下端において、板状の1対の取り付け部12aを有する。取り付け部12aは、背12の横方向の端部から内方向に延びており、1対の取り付け部12aの間には空間Xが設けられる。座起立式椅子10は、この空間Xを埋めるように貫材20の上に配置されたカバー16を更に備えている(図1参照)。
図1、図2(b)に示すように貫材20は、2本の並列された棒状部材22、24から構成されている。本実施形態では、棒状部材22、24は断面が円形の長尺の円筒部材によって構成され、互いに所定の距離を隔てて平行に配置される。そして、背12の取り付け部12aが貫材20の棒状部材22、24の上に配置され、設置される。
カバー16は、1対の取り付け部12aの間の空間Xに設けられており、同時に2本の棒状部材22、24の間に形成される空間Yも覆う。さらに1対の取り付け部12aは、ボルトと螺合可能なボルト穴12bを、その下面に有している(図2(a)参照)。そして、図2(b)に示すように1対の取り付け部12aが2本の棒状部材22、24の上に配置された状態で、ボルト26が通過可能な通過穴を有する固定部材28が、2本の棒状部材22、24の下方に配置されており、ボルト26が2本の棒状部材22、24の下方から通過穴を通過してボルト穴12bに螺合する。このような構造により、座起立式椅子10は、貫材20を構成する2本の棒状部材22、24の上に設置され、固定される。
図3は、座起立式椅子10の一部品であるカバー16を示す図であり、図3(a)はカバー16の正面図、図3(b)はカバー16の平面図、図3(c)はカバー16の側面図をそれぞれ示す。カバー16は、平板の全体形状を呈し、前方には略楕円状の標識部16aが設けられ、標識部16aには座席番号を示すシールなどが貼付可能である。さらにカバー16は広告などが貼付可能な上面部16c、両端から突出した突状部16b、上面部16cの裏面から下方に突出した凸部16dを備える。凸部16dの一部は削除されており、それぞれ湾曲した前側湾曲凹部16e、後側湾曲凹部16fが形成されている。
図4は、座起立式椅子10を貫材20に配置する手順を示す図である。まず、図4(a)に示すように作業者は、カバー16を、貫材20の2本の棒状部材22、24の上に配置する。図3で示したカバー16の前側湾曲凹部16e、後側湾曲凹部16fは、2本の棒状部材22、24に沿うような湾曲形状をしており、前側湾曲凹部16e、後側湾曲凹部16fが、2本の棒状部材22、24の上に安定的に配置される。
次に、図4(b)に示すように、作業者は、カバー16の両側に座起立式椅子10の背12の1対の取り付け部12aを合わせるように座起立式椅子10を持ち上げたうえで、貫材20に近づける。そして、図4(c)に示すように、作業者は、座起立式椅子10を貫材20の2本の棒状部材22、24の上に配置する。この場合において、図3で示したカバー16の両端の突状部16bの上に、1対の取り付け部12aが配置される。この結果、カバー16は1対の取り付け部12aと係合し、カバー16の横方向への動きを抑制するとともに、カバー16のみが外れてしまうことを防止することができる。
最後に作業者は、図2(b)で示したように、下方からボルト26、固定部材28を2本の棒状部材22、24および1対の取り付け部12aに取り付ける。すなわち、作業者は、ボルト26を2本の棒状部材22、24の下方から、固定部材28の通過穴を通過させてボルト穴12b(図2(a)参照)に螺合する。この結果、背12の1対の取り付け部12aが、カバー16の突状部16bを上から2本の棒状部材22,24の側に押圧するとともに、ボルト26が、固定部材28を下から2本の棒状部材22,24および1対の取り付け部に対して押圧する。尚、本実施形態では、最終的な設置状態において、突状部16bは2本の棒状部材22,24に直接接触しないが、固定部材28は、2本の棒状部材22,24および1対の取り付け部12aの下面に直接接触する。
この結果、背12の1対の取り付け部12aおよびカバー16は一体的にかつ確実に貫材20の2本の棒状部材22、24に固定され、座起立式椅子10の安定的な設置が確保される。最終的に、図4(c)に示すように、1対の取り付け部12aの上面およびカバー16の上面部16cは、使用位置に位置した座14の下面に対向する単一の平面Sを形成することになる。実質的に単一の平面Sが一対の取り付け部12aおよびカバー16の上側に形成され、突起や段部が形成されないため、人が座14に着座したい際、座14がスムーズに使用位置まで移動することが可能である。
図5は、カバー16を取り付けずに座起立式椅子10を2本の棒状部材22、24の上に配置した状態において、空間X、空間Yが形成されている状態を示す図である。カバー16を使用しない場合は、このような空間が形成されてしまうため、不注意により手などが空間に巻き込まれるおそれがあるが、カバー16が取り付けられることにより、座起立式椅子10の取り付けの利便性のみならず安全性も向上する。尚、本実施形態では、カバー16を2本の棒状部材22、24に配置した状態で、カバー16の裏面(下面)の凸部16dと、脚30の上端をボルト32により2本の棒状部材22、24に固定する固定部材34とが接触する。よって、カバー16はより安定して、2本の棒状部材22、24の上に配置される。
固定椅子のような従来型の椅子が2本の棒状部材22、24に配置され、この椅子を本実施形態の座起立式椅子10に交換する場合には、従来型の椅子を2本の棒状部材22、24から取り外した後、図4に示した手順で座起立式椅子10を配置することが可能である。よって、貫材20、脚30を従前の状態で残したまま、座起立式椅子10を配置することが可能である。貫材20、脚30の交換作業は負担が大きい作業であり、本実施形態の座起立式椅子10を用いることにより、交換作業の負担を削減することができる。すなわち、時間やコストをかけずに、簡易に固定椅子を座起立式椅子へ交換するためことが可能である。
上記実施形態では、カバー16は、背12の1対の取り付け部12aとは別体に形成されているが、カバー16を取り付け部12aと一体で成形してもよい。
座起立式椅子10を構成する各部品、部分の材料は金属、樹脂など特に限定はされない。また、本実施形態では貫材20は、2本の棒状部材22、24により構成されているが、貫材を構成する棒状部材の数は2本以上であって、間に空間があるものであれば特に限定はされない。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係る座起立式椅子は、従来の固定椅子からの交換作業の負担を軽減することにより、交換作業の時間的、費用的負担を削減することができ、さらには安全性をも確保したものである。
10 座起立式椅子
12 背
12a 1対の取り付け部
14 座
16 カバー
16b 突状部
20 貫材
22、24 棒状部材
30 脚
S 単一の平面
X、Y 空間

Claims (4)

  1. 少なくとも2本の並列された棒状部材の上に設置可能な座起立式椅子であって、
    前記2本の棒状部材の上に設置される1対の取り付け部を有する背と、
    前記背の前方に位置し、着座可能な使用位置と跳ね上げられた起立位置との間で揺動可能な座と、
    前記2本の棒状部材の上であって前記1対の取り付け部の間に配置され、かつ、前記2本の棒状部材の間の空間を覆うカバーと、
    を備える座起立式椅子。
  2. 請求項1に記載の座起立式椅子であって、
    前記1対の取り付け部および前記カバーが、前記使用位置に位置した前記座の下面に対向する単一の平面を形成する、座起立式椅子。
  3. 請求項1に記載の座起立式椅子であって、
    前記カバーが、両端から突出した突状部を有し、
    前記1対の取り付け部が前記突状部の上に配置される、座起立式椅子。
  4. 請求項3に記載の座起立式椅子であって、
    前記1対の取り付け部の各々がボルト穴を有し、
    ボルトが通過可能な通過穴を有する固定部材が、前記2本の棒状部材の下方に配置され、
    前記ボルトが前記2本の棒状部材の下方から前記通過穴を通過して前記ボルト穴に螺合することにより、前記1対の取り付け部が、前記突状部を上から前記2本の棒状部材の側に押圧するとともに、前記ボルトが、前記固定部材を下から前記2本の棒状部材および前記1対の取り付け部の側に押圧する、座起立式椅子。
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