JP6494102B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

この発明は、劇場や講堂等で使用される椅子に関するものである。
この種の椅子として、着座者の背部を支持する背凭れが、強度部材である支持板と、その支持板の外側を覆うクッション部材と、を備え、支持板の主要部とクッション部材が表皮材によって覆われたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第2912568号公報 特許第3457496号公報
ところで、劇場や講堂等においては、限られた床面上のスペースに多数の椅子を配置する必要から、複数の椅子が床面上に横並びに近接して配置されるとともに、その横並びの椅子の列が前後方向にも複数配置される。この場合、前後に配置される椅子の離間幅は、スペース効率の観点からはできる限り狭めることが望ましいが、前後の椅子の離間幅を狭め過ぎると、前後の椅子間を通り抜けようとする通行者が移動しにくくなってしまう。特に、既に着座者が着座している椅子の前方を通行する場合には、通行者は足を上げざるを得ないので、通行が難しい。このため、限られた床面上のスペースであっても背凭れの後方側に充分な通り抜けスペースを確保することが望まれている。
また、劇場や講堂等では、椅子の座の下方等に手荷物等の物品を置くスペースを確保することが難しいため、座の前方の床面上に物品を置くことが多い。しかし、座の前方に前席の背凭れが近接して配置されている場合、座の前方の床面上に物品を載置しようとしても物品が前席の背凭れと干渉してしまう。
これらの対策として、背凭れの下方領域を上方領域に比較して前方側にオフセットさせ、それによって背凭れの後面側に、通行者の歩行スペースや物品の載置スペースを確保することが考えられる。この場合、背凭れの支持板を、下側起立壁(下方領域)が上側起立壁(上方領域)よりも前方側にオフセットする形状とする必要がある。
しかし、背凭れの支持板に下側起立壁を上側起立壁の前方側にオフセットして設けると、下側起立壁と上側起立壁の間を接続する接続壁の下面が、背凭れの後方を通り抜ける通行者の脚部(膝や腿)に臨むように位置されることになる。このため、背凭れの後方を通り抜けようとする通行者の脚部が接続壁の下面や角部に当接し、通行者と着座者の双方に不快感を与えることが懸念される。また、通行者から見て後方の座席にも着座者がいる場合には、通行者は足を上げざるを得ないため、こうした問題がより発生し易い。
そこでこの発明は、背凭れの後部の下方領域に充分なスペースを確保でき、しかも、背凭れの後方を歩く通行者の脚部が背凭れの背面に当接しても通行者に不快感を与えることのない椅子を提供しようとするものである。
この発明に係る椅子では、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
この発明に係る椅子は、着座者の背部を支持する背凭れが、強度部材である支持板と、前記支持板の外側を覆うクッション部材と、を備え、前記支持板は、上方に向けて起立する下側起立壁と、前記下側起立壁よりも上方で、かつ前記下側起立壁の後方にオフセットした位置から上方に向けて起立する上側起立壁と、前記下側起立壁の上端と前記上側起立壁の下端を接続する接続壁と、を有し、前記クッション部材は、側面視で前記上側起立壁の前側下方に凹状のスペースを残して前記接続壁の下面を覆う下面被覆部を有していることを特徴とする。
上記の構成により、背凭れの支持板の上側起立壁の下方に、上側起立壁に対して前側にオフセットして下側起立壁が配置されるとともに、接続壁の下方を覆う下面被覆部の下方に凹状のスペースが確保されることになる。このため、背凭れの後部下方領域に、通行者の歩行スペースや物品の載置スペースを充分に確保することが可能になる。また、支持板の接続壁の下面がクッション部材の下面被覆部によって覆われているため、背凭れの後方を歩行する通行者の脚部が接続壁付近に当接することがあっても、その当接衝撃がクッション部材の下面被覆部によって緩衝される。このため、通行者に不快感を与えにくいうえ、着座者にも衝撃が伝達されにくくなる。また、背凭れの支持板は、接続壁を挟んで前後に多段に屈曲若しくは湾曲して形成されるため、支持板の剛性が高められる。したがって、支持板の肉厚増加を招くことなく、支持板の充分な剛性を確保することができる。
前記支持板の前記下側起立壁は、上方から下方に向かって前方に傾斜するようにしても良い。
この場合、後座席の足元前方のスペースを拡大することができる。
前記支持板の前記下側起立壁の後面側が保護部材によって覆われるようにしても良い。
この場合、後座席の着座者の足先や背凭れの後方を歩く歩行者の脚部が下側起立壁に直接当接することがなくなる。このため、後座席の着座者の足先や歩行者の脚部が下側起立壁に直接当接して、当接衝撃が着座者に伝達されるのを回避することができる。
前記支持板は、床面上に設置される脚柱に支持され、前記クッション部材は、前記支持板の前面側を覆う前面被覆部と、前記支持板の前記下側起立壁よりも上方側の両側部に配置されて前記前面被覆部と前記下面被覆部とを接続する側方被覆部と、をさらに有し、各前記側方被覆部の下面が前記脚柱の支持面上に支持されるようにしても良い。
この場合、支持板の接続壁の下面を覆う下面被覆部が左右の側方被覆部を介して支持板の前面側を覆うクッション部材の前面被覆部に接続されるため、下面被覆部が支持板に安定的に保持される。また、左右の側方被覆部の各下面が脚柱の支持面上に支持されるため、左右の側方被覆部に接続される下面被覆部が脚柱に安定的に保持されることになる。したがって、この構成を採用することにより、下面被覆部の位置ずれを防止することができる。
前記支持板は、床面上に設置される脚柱に支持され、前記脚柱の後面には、前記支持板の前記下側起立壁と略平行な傾斜面が設けられるようにしても良い。
この場合、脚柱の後面の傾斜面が支持板の傾斜した下側起立壁と略平行になるため、脚柱の後方における後座席の足元スペースを拡大することができる。
この発明によれば、背凭れの支持板の上側起立壁の下方に、上側起立壁に対して前側にオフセットして下側起立壁が配置され、下側起立壁の上端と上側起立壁の下端を接続する接続壁の下面が、側面視で上側起立壁の前側下方に凹状のスペースが確保されるようにクッション部材の下面被覆部によって覆われている。このため、背凭れの後部の下方領域に充分なスペースを確保することができるうえ、背凭れの後方を歩く通行者の脚部が背凭れの背面に当接したときに通行者や着座者に不快感を与えるのを防止することができる。
この発明の一実施形態に係る椅子の斜視図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の斜視図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の側面図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の分解斜視図である。 この発明の一実施形態に係る椅子の背凭れの断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態に係る椅子10は、劇場や講堂等に設置される椅子である。なお、以下の説明において、前後、左右、上下の各呼称は、特別に断らない限り、着座者が正規姿勢で着座したときにおける着座者を中心とした向きと合致する向きを意味するものとする。
図1は、この実施形態に係る椅子10(連結椅子1)を前側右斜め上方から見た図であり、図2は、椅子10(連結椅子1)を後側右斜め上方から見た図である。
この実施形態に係る椅子10は、3つの椅子10が横並びに一体に連結された連結椅子1として構成されている。連結椅子1は、施設の床面F上に横一列に所定数が並べて設置される。連結椅子1の横並びの列は、前後に所定距離離間して床面F上に複数設置されている。そして、前後の連結椅子1の間には、通行者が通り抜け可能なスペースが確保されている。
連結椅子1は、左右方向に所定の間隔をおいて床面F(設置部)上に固定設置された複数の(4つの)脚柱11と、隣接する脚柱11に取り付けられて着座者の臀部を支持する複数の(3つの)座12と、隣接する脚柱11に取り付けられて着座者の背部を支持する複数の(3つの)背凭れ13と、を備えている。連結椅子1は、隣接する脚柱11間に、それぞれ座12と背凭れ13を持つ3つの単体の椅子10が形成されている。
なお、この実施形態においては、3つの椅子10が横並びに一体に連結されて連結椅子1が構成されているが、横並びに一体に連結する椅子10の数は3つに限らず任意である。
図3は、椅子10(連結椅子1)を左側方から見た図であり、図4は、一の椅子10を分解した連結椅子1を前側右斜め上方から見た図である。
各椅子10の両側に配置される脚柱11は、下端がアンカボルト等によって床面Fに固定される断面略長方形状の本体支柱14と、本体支柱14の側面にボルト締結等によって取り付けられる側壁板15と、側壁板15の上辺と前部辺とに沿って取り付けられる略L字状の肘掛け部材16と、を備えている。側壁板15の後部辺には、背凭れ13を締結固定するための接合フランジ17が一体に形成されている。接合フランジ17は、各椅子10を構成する側壁板15間で相互に対向する方向に向かって屈曲している。また、側壁板15の前部下方寄りの側面には、座12を支持するための支持ブロック18が取り付けられている。なお、図4においては、図示が省略されているが、側壁板15の側部は化粧板によって覆われている。
座12は、図示しない骨格部材の外側がクッション部材19によって覆われた座本体20と、座本体20の外側を覆う表皮材21と、を備えている。座本体20には、骨格部材に連結される図示しない回動軸と、その回動軸の両端部を回動自在に支持する一対の保持筒22を備えた回動機構23が内蔵されている。回動機構23の左右の保持筒22は、側壁板15の支持ブロック18に回動不能に結合されている。座12は、これにより跳ね上げ回動可能に左右の側壁板15(脚柱11)に支持されている。また、座12は、使用時には前方に略水平に倒され、不使用時には図示しないリターンスプリングの力によって後方側に跳ね上げられる。
なお、図4に示すように、連結椅子1の左右方向の端部に配置される本体支柱14には、本体支柱14と側壁板15の外側側方を覆う化粧板31が取り付けられている。
図5は、椅子10の背凭れ13の縦断面を示す図である。
背凭れ13は、図4,図5に示すように、合板等から成る強度部材である支持板24と、支持板24の外側を覆うウレタン樹脂等から成るクッション部材25と、支持板24の主要部とクッション部材25の外側を覆う表皮材26と、支持板24の下部領域の後面に取り付けられる樹脂板や合板等から成る被覆板27(保護部材)と、を備えている。
なお、支持板24は、合板のような木材に限らず、合成樹脂等の他の材質によって形成することも可能である。
支持板24は、上方に向けて起立する下側起立壁28と、下側起立壁28よりも上方で、かつ下側起立壁28の後方にオフセットした位置から上方に向けて起立する上側起立壁29と、下側起立壁28の上端と上側起立壁29の下端を接続する接続壁30と、を有している。この実施形態の場合、下側起立壁28と上側起立壁29とは、下方から上方に向かって後方に(上方から下方に向かって前方に)所定角度傾斜している。
なお、図3,図5に示すように、この実施形態の支持板24においては、下側起立壁28と上側起立壁29に対して接続壁30の傾斜角が緩やかに変化する形状とされているが、図3中の仮想線30Aで示すように、接続壁24は、下側起立壁28と上側起立壁29に対して傾斜角が大きく変化する形状であっても良い。この場合、接続部30Aの近傍部における背凭れ13の剛性を高め、着座者の背部の支持安定性を高めることができる。
また、接続壁30は、下側起立壁28と上側起立壁29に対し所定の鈍角の傾斜角度をもって傾斜している。この実施形態においては、支持板24は、略長方形状に形成されている。支持板24は、下側起立壁28の左右の側縁の後面側が左右の側壁板15の各接合フランジ17に重ねられ、その各接合フランジ17に対してボルト締結等によって固定される。この実施形態の場合、接合フランジ17の後面17aが脚柱11の後面を構成しているが、接合フランジ17の後面17aは下側起立壁28と略平行な傾斜面を構成している。
クッション部材25は、支持板24の前面の全域(下側起立壁28、接続壁30、上側起立壁29の各前面)を覆う前側被覆部25aと、支持板24の上側起立壁29の後面を被う後側被覆部25bと、支持板24の接続壁30及び上側起立壁29の左右の側面をそれぞれ覆う一対の側方被覆部25cと、接続壁30の下面を覆う下面被覆部25dと、を有している。
支持板24の前面を覆う前側被覆部25aは、着座者の背部の荷重を直接受ける部分であるため全体が肉厚に形成されている。また、前側被覆部25aの左右の側縁部は、着座者の腰部付近の左右の側部を包み込むように保持するために、幅方向の中央領域に比較してより肉厚に形成されている。
上側起立壁29の後面を被う後側被覆部25bと、接続壁30の下面を覆う下面被覆部25dとは上下方向で連続して形成されている。後側被覆部25bは比較的薄い略一定肉厚に形成されている。下面被覆部25dは、その後面と後側被覆部25bの後面とが面一になるように、後側被覆部25bとの連接部から下端に向かって肉厚が漸増している。下面被覆部25dは、側面視で上側起立壁29の前側下方に凹状のスペースSを残して接続壁30の下面を覆っている。この実施形態の場合、下面被覆部25dの下面は、接続壁30の前端部と略同一高さとなっている。このため、下面被覆部25dの左右方向と直交する方向の断面形状は、後部下端が略直角な略直角三角形状となっている。したがって、下面被覆部25dの後部下端のコーナ部においては、上下と前後のいずれの方向についても最大の肉厚となっている。
また、左右の側方被覆部25cは、前部側が前側被覆部25aの左右の各側部に接続されるとともに、後部側が後側被覆部25bと下面被覆部25dの左右の各側部に接続されている。そして、左右の側方被覆部25cは、略一定幅の前側被覆部25aの両側の側端部から、側方に向かって厚み分だけ膨出している。また、この実施形態の場合、前側被覆部19aと後側被覆部25cは上端部同士でも相互に接続されている。
クッション部材25は、下側起立壁28の後面を除くほぼ全域を覆うように支持板24の外面に取り付けられる。
表皮材26は、支持板24に取り付けられたクッション部材25の外側の全域を覆い、端末部が下側起立壁28の後面の外縁部に適宜手段によって固定される。そして、下側起立壁28に固定された表皮材26の端末部は、下側起立壁28の後面に締結固定される被覆板27によって覆い隠される。
なお、被覆板27の左右の側縁部は、左右の側壁板15の各接合フランジ17に対しても締結固定される。
ここで、背凭れ13は、上述のように支持板24の下側起立壁28が被覆板27とともに左右の側壁板15の後部に締結されることによって左右の脚柱11に固定されるが、このとき、クッション部材25の左右の側方被覆部25cの下面は、左右の肘掛け部材16の後端側の上面(脚柱11の支持面)に圧接状態で支持される。
以上のように、この実施形態に係る椅子10は、背凭れ13の支持板24の上側起立壁29の下方に、上側起立壁29に対して前側にオフセットして下側起立壁28が配置され、下側起立壁28の上端部と上側起立壁29の下端部とが接続壁30によって接続されるとともに、接続部30の下面が、側面視で上側起立壁29の前側下方に凹状のスペースSを残すようにして、クッション部材25の下面被覆部25dによって覆われている。このため、背凭れ13の後部下方領域に、通行者の歩行や物品の載置が可能な大きなスペースSを確保することができる。
また、この実施形態に係る椅子10は、支持板24の接続壁30の下面がクッション部材25の下面被覆部25dによって覆われているため、背凭れ13の後方を歩行する通行者の膝や腿が接続壁30付近に当接することがあっても、その当接衝撃をクッション部材25の下面被覆部19dによって緩衝することができる。
したがって、この実施形態に係る椅子10を採用した場合には、背凭れ13の後部の下方領域に通行者の歩行や物品の載置が可能な大きなスペースSを確保することができるうえ、背凭れ13の後方を歩く通行者の膝や腿が背凭れ13の後面に当接することがあっても、通行者や着座者に不快感を与えるのを防止することができる。
また、この実施形態に係る椅子10において、背凭れ13の支持板24が、接続壁30を挟んで前後に多段に屈曲若しくは湾曲して形成されるため、支持板24の厚みを厚くすることなく剛性を効率良く高めることができる。
また、この実施形態に係る椅子10では、支持板24の下側起立壁28が上方から下方に向かって前方に傾斜している。このため、後座席に着座した着座者の足元前方を有利に拡大することができる。
特に、この実施形態に係る椅子10においては、脚柱11の後面をなす接合フランジ17の後面17aが、支持板24の下側起立壁28と略平行な傾斜面とされているため、
脚柱11の後方における後座席の足元スペースも同様に有利に拡大することができる。
また、この実施形態に係る椅子10の場合、支持板24の下側起立壁28の後面が被覆板27によって覆われているため、後座席の着座者の足先や、背凭れ13の後方を歩く歩行者の脚部(膝や腿)が下側起立壁28に直接当接することがない。したがって、この構造を採用することにより、後座席の着座者の足先や歩行者の脚部が下側起立壁28に直接当接するこによって、当接衝撃が着座者に大きく伝達されるのを回避することができる。
さらに、この実施形態に係る椅子10においては、支持板24の外側を覆うクッション部材25が、支持板24の前面側を覆う前側被覆部25aと、支持板24の接続壁30の下面を覆う下面被覆部25dと、支持板24の下側起立壁28よりも上方側の両側部に配置されて前側被覆部25aと下面被覆部25dを接続する側方被覆部25cと、を有し、左右の側方被覆部25cの下面がそれぞれ肘掛け部材16の上面(脚柱11の支持面)に支持されている。このため、クッション部材25の下面被覆部25dを、左右の側方被覆部25cと前側被覆部25aを介して支持板24に安定的に保持させることができるとともに、下面被覆部25dを、左右の側方被覆部25cの下面を通して左右の脚柱11にも安定的に保持させることができる。このため、下面被覆部25dに大きな荷重が入力されることがあっても、下面被覆部25dの位置ずれを防止することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、複数の椅子10が横並びに一体に連結されて連結椅子1を構成しているが、各椅子は相互に連結されない単体の椅子であっても良い。
また、上記の実施形態においては、支持板24の接続壁30の下面を覆う下面被覆部25dの上部に上側起立壁28の後面を被う後側被覆部25bが連続して形成されているが、後側被覆部25bは必ずしも設けなくても良い。
また、支持板24の下側起立壁28の後面を被う被覆板27には、鞄掛け等の吊り下げ部材を設け、背凭れ13の後部下方のスペースSへの物品の収納性をより高めるようにしても良い。
さらに、支持板24に、強度を損なわない程度にスリットや凹部、切欠き等を形成し、背凭れ13に寄り掛った際の着座感に変化を持たせるようにしても良い。
10 椅子
11 脚柱
13 背凭れ
24 支持板
25 クッション部材
25a 後面(傾斜面)
25a 前側被覆部
25c 側方被覆部
25d 下面被覆部
27 被覆板(保護部材)
28 下側起立壁
29 上側起立壁
30 接続壁

Claims (5)

  1. 着座者の背部を支持する背凭れが、
    強度部材である支持板と、
    前記支持板の外側を覆うクッション部材と、を備え、
    前記支持板は、
    上方に向けて起立する下側起立壁と、
    前記下側起立壁よりも上方で、かつ前記下側起立壁の後方にオフセットした位置から上方に向けて起立する上側起立壁と、
    前記下側起立壁の上端と前記上側起立壁の下端を接続する接続壁と、を有し、
    前記クッション部材は、側面視で前記上側起立壁の前側下方に凹状のスペースを残して前記接続壁の下面を覆う下面被覆部を有していることを特徴とする椅子。
  2. 前記支持板の前記下側起立壁は、上方から下方に向かって前方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記支持板の前記下側起立壁の後面側が保護部材によって覆われていることを特徴とする請求項1または2に記載の椅子。
  4. 前記支持板は、床面上に設置される脚柱に支持され、
    前記クッション部材は、
    前記支持板の前面側を覆う前面被覆部と、
    前記支持板の前記下側起立壁よりも上方側の両側部に配置されて前記前面被覆部と前記下面被覆部とを接続する側方被覆部と、をさらに有し、
    各前記側方被覆部の下面が前記脚柱の支持面上に支持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の椅子。
  5. 前記支持板は、床面上に設置される脚柱に支持され、
    前記脚柱の後面には、前記支持板の前記下側起立壁と略平行な傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の椅子。
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