JP3074247U - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP3074247U
JP3074247U JP2000004313U JP2000004313U JP3074247U JP 3074247 U JP3074247 U JP 3074247U JP 2000004313 U JP2000004313 U JP 2000004313U JP 2000004313 U JP2000004313 U JP 2000004313U JP 3074247 U JP3074247 U JP 3074247U
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和郎 保谷
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株式会社保谷工作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装仕上げを必要とせず製作工程が簡単とな
り、また斬新なデザインとなって商品価値が高められ、
しかも清潔感をも兼ね備えた椅子を提供することを目的
とする。 【解決手段】座部1と背凭部2と座部1の左右両側に位
置する肘掛部3とを備え、前記座部1の裏側に座裏カバ
ー部材5を設け、また前記背凭部2の裏側には背裏カバ
ー部材14を設けてなる椅子Aにおいて、前記座裏カバ
ー部材5、背裏カバー部材14及び肘掛部3の総べて又
はいずれかを透明な素材で成形した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主として、劇場や各種のホールで使用される椅子に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、このような椅子として、表装地で被覆されると共にクッション 材等を内装した座部と背凭部および座部の左右両側に位置する肘掛部とを備えて なり、更に座部の裏側に座裏カバー部材、背凭部の裏側には背裏カバー部材を設 けて構成されるものがある。ところで、これら座裏カバー部材、背裏カバー部材 や前記肘掛部は木材、金属材または所望色の顔料を混和した合成樹脂材により成 形されており、木材、金属材の場合はその表面に所望色の塗装を施して仕上げら れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これら椅子にあっては、前記座裏カバー部材、背裏カバー部材 を木材や金属材で製作するに切削やプレス加工などをすると共に素材に適応した 塗装仕上げが必要になるなど多くの手間が掛かり製作工程が複雑になるばかりか 製作コストも高くつくものであった。また、使用時には摩擦などによって表面の 塗装が剥落し見栄えが悪くなり、このために塗装し直すといった補修を必要とす るなどメンテナンスの面でも課題があった。また、前記木材、金属材も含め所望 色の顔料を混和した合成樹脂材にあっては、ほとんど一色の塗装で済ませている ことから、デザインが陳腐で、斬新さ豪華さに欠けるもので商品価値を高めるに 何らかの工夫が求められていた。
【0004】 そこで、本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、塗装仕上げを必要と しないなど製作工程が簡単となり、また斬新なデザインとなって商品価値が高め られ、しかも清潔感をも兼ね備えた椅子を提供することを目的とするものである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案に係る椅子は、座部と背凭部と座部の左右 両側に位置する肘掛部とを備え、前記座部の裏側に座裏カバー部材を設け、また 前記背凭部の裏側には背裏カバー部材を設けてなる椅子において、前記座裏カバ ー部材、背裏カバー部材及び肘掛部の総べて又はいずれかを透明な素材、例えば 合成樹脂材または硬質ガラス材で成形するようにした。これにより、塗装仕上げ をする必要がなく製作工程が簡単となり、しかもメンテナンスも容易になり、更 にはデザインが斬新となって商品価値を高めることができる。
【0006】 また、透明な素材としてポリプロピレン樹脂を使用すれば、成形し易く、その 性質上透明性が高く光沢もよく、しかも表面に傷がつきにくいことから更に商品 価値の高い椅子を提供できる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下に本考案に係る椅子の実施の形態を図面と共に説明する。図1は劇場やホ ール用の連結椅子の一部を示す斜視図、図2は同分解斜視図、図3は同一部を破 断して示す斜視図である。この椅子Aは通常3連に連結されており、いずれも同 じ構成からなるので、便宜上図1実線に示すようにその内中央の椅子Aについて 説明する。
【0008】 椅子Aは、座部1と背凭部2と座部1の左右両側に位置する一対の肘掛部3と を備え、これらは床面上に固定される枠体4に取り付けられる。前記座部1は、 その裏側に上面が開放されると共に内側に窪む座裏カバー部材5が配置されてお り、内側上面に合致するようにして、複数本のウエーブばね6を等間隔に張設し た略方形状の座枠パイプ7が内装されている。そして、該座枠パイプ7を覆うよ うにしてその上面に二層のクッション材8が重合され、更にその上面にモケット 布地で形成される表装地9が張設されている。前記クッション材8は、軟質ポリ ウレタン発砲体であり厚地に成形したモールドウレタン8aとその表面に重なる 均一厚さのキルトウレタン8bとの二層構造からなる。
【0009】 また、前記座裏カバー部材5内側の後部に支軸10が横断上に横架される。該 支軸10は、その両端側が座裏カバー部材5の両外側に固着された軸受板11の 支持孔12に挿通され、両端が外側に突出される。この突出部10aは支軸10 が回転し得ないようにするため角柱状に形成されている。また、該支軸10には 渦巻ばね13が巻装され、その一端が支軸10に支着され他端が座裏カバー部材 5に止着されている。
【0010】 前記背凭部2は、その裏側に背裏カバー部材14が配置されている。該背裏カ バー部材14は長方形状の受け板14aの両側縁に前方に折り曲がる側板14b を有している。そして、背裏カバー部材14の前面に複数本のウエーブばね6を 等間隔に張設した略縦長長方形状の背枠パイプ15が前記背裏カバー部材14の 上端縁より一部上方へ突出するようにして重合固定される。そして、該背枠パイ プ15を覆うようにしてその前面に二層のクッション材8が重合され、更にその 前面にモケット布地で形成される表装地9が張設されている。前記クッション材 8は、前記と同様に軟質ポリウレタン発砲体であり厚地に成形したモールドウレ タン8aとその表面に重なる均一厚さのキルトウレタン8bとの二層構造からな る。なお、背裏カバー部材14は外部に露出される。
【0011】 前記肘掛部3は、縦長の肘受部16の前端に凹窪状のカップホルダー17が一 体に設けられている。これは着座した者がコーヒーやジュースの缶を一時的に置 いておくためのものである。
【0012】 前記枠体4は、水平な横杆18の両側端部に前方に突出する一対の縦杆19が 突設され、また前記肘掛部3を取着する取付部20aを有する側面略逆L字状の 側杆20が突設されている。前記横杆18の下面にはその中央に支柱21が垂設 され、この下端の座板22をボルト23で固定することにより枠体4が床面に支 持固定される。
【0013】 そして、角柱状の両端突出部10aを前記一対の縦杆19内側面の角孔24に 挿通して支軸10を固定し、座部1が常に図4鎖線に示すように支軸10を中心 にして後方へ回動付勢されるように設定する。また、背凭部2は背裏カバー部材 14両側の側板14bを各側杆20の内面に固着する。更に、両肘掛部3も各側 枠20上部の取付部20aに固着される。なお、詳しい説明と図示は省略するが 、前記背裏カバー部材14や各肘掛部3はいずれも公知のボルトとナット止め手 段により側枠20または該側枠20の取付部20aの所定位置に固定される。
【0014】 しかして、本考案ではこのように構成される椅子Aの座裏カバー部材5、背裏 カバー部材14及び肘掛部3の総べてが透明な素材により形成される。例えば、 合成樹脂材または硬質ガラス材であって透明なものが選ばれる。本実施の形態で は、透明なポリプロピレン樹脂材を使用して前記座裏カバー部材5、背裏カバー 部材14及び肘掛部3の総べてを射出成形により成形している。肘掛部3にあっ ては肘受部16が厚いときは、内部を空洞としても良い。
【0015】 このポリプロピレン樹脂は、軽くて硬く、衝撃にも強い性質があることから、 取り扱いが容易である。しかも、射出成形した場合、透明性に優れており、光沢 がずば抜けてよいばかりか表面に傷が付きにくいことから、塗装仕上げをする必 要がなく製作工程が簡単となる。また、デザインが斬新となって商品価値を高め ることができる。更に、着色が成形と同時に自由かつ簡単にできることから、使 用する個所に合わせて所望の色調に色別けすることも容易に行なえる。
【0016】 このように座裏カバー部材5、背裏カバー部材14及び肘掛部3の総べてを透 明な樹脂材で成形することにより、斬新なデザインとすることができて豪華さが もたらされ、しかもデザインが優れていることから商品価値も高められる。また 、透明な樹脂材で成形する部分は前記座裏カバー部材5など総べてでなくともそ のいずれか一部であっても本考案の目的は十分達成することができる。なお、本 実施の形態では、劇場などで使用する連絡椅子について説明したが、この連結椅 子に限らず、一般家庭・オフィス用の椅子にも適応できること勿論である。
【0017】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案に係る椅子は、座部と背凭部と肘掛部とを備え、 前記座部と背凭部の裏側にそれぞれ座裏カバー部材、背裏カバー部材を設けてな る椅子において、前記座裏カバー部材、背裏カバー部材及び肘掛部の総べて又は いずれかを透明な素材、例えば合成樹脂材または硬質ガラス材で成形したので、 木材や金属材のように切削やプレス加工、更には塗装仕上げなどをする必要がな いなど製作工程が簡単となり、これにより製作コストを低廉にすることができる 。また、デザインが斬新となって商品価値を高めることができ、更には清潔感を 兼ね備えることも可能となる。
【0018】 また、透明な素材としてポリプロピレン樹脂を使用すれば、透明性に優れ光沢 がずば抜けてよくしかも耐擦傷性があり表面に傷が付きにくいことから、常にそ の美しさを保持でき、商品価値を一段と高められる。また、成形後の変形が少な くて製品歩留りも良いという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結椅子の一部を示す斜視図。
【図2】同分解斜視図。
【図3】同一部を破断して示す斜視図。
【図4】椅子の側面図。
【符号の説明】
1 座部 2 背凭部 3 肘掛部 5 座裏カバー部材 14 背裏カバー部材 A 椅子

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部と背凭部と座部の左右両側に位置す
    る肘掛部とを備え、前記座部の裏側に座裏カバー部材を
    設け、また前記背凭部の裏側には背裏カバー部材を設け
    てなる椅子において、 前記座裏カバー部材、背裏カバー部材及び肘掛部の総べ
    て又はいずれかを透明な素材で成形したことを特徴とす
    る椅子。
  2. 【請求項2】 座部と背凭部と座部の左右両側に位置す
    る肘掛部とを備え、前記座部の裏側に座裏カバー部材を
    設け、また前記背凭部の裏側には背裏カバー部材を設け
    てなる椅子において、 前記座裏カバー部材、背裏カバー部材及び肘掛部の総べ
    て又はいずれかを透明なポリプロピレン樹脂材で成形し
    たことを特徴とする椅子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017000446A (ja) * 2015-06-10 2017-01-05 株式会社岡村製作所 椅子
JP2017158631A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 愛知株式会社 椅子

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