JP6188541B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、ロビーやラウンジ等で使用される椅子に関する。
従来から、ロビーやラウンジ等で使用される一人掛け用の椅子が知られている。このような椅子は、着座者が座る着座部材と、着座者が凭れかかる背凭れ部材と、着座部材を支持する脚部材と、着座者が肘を載せる肘掛部材等の各部材が別々に構成されており、これらの部材を接合して椅子を構成している。
しかしながら、上記複数の部材を接合することにより椅子を構成すると、この接合部分に応力が集中して椅子の強度が低下するという問題が発生する。そこで、脚部と肘掛部を側面形が板状の一部材で成型した一対の脚部材を用いることにより接合部分を減らし、応力が集中する箇所を低減した椅子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−125616号公報
ところで、上記特許文献1に記載された椅子では、着座部材と背凭れ部材が一対の脚部材に固定されているため、着座者が背凭れ部材に凭れかかった際に背凭れ部材の撓み変形が許容されず、背凭れ部材の撓み変形を許容して座り心地を向上したいという要望があった。
そこで、本発明の課題は、応力が集中する箇所を低減しつつ、座り心地を向上することができる椅子を提供することにある。
上記課題を解決するために本願請求項1に記載した本発明の椅子は、着座者が座る着座部及び前記着座部の奥行き方向の後端側から立設する背凭れ部を有する背座部材と、前記椅子の高さ方向の上部が肘掛けとなる脚部が前記背座部材の左右位置に配置された左右肘脚部材と、を備える椅子であって、前記左右肘脚部材同士を座受け部材で連結し、前記座受け部材が前記着座部を下方側から支持することを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の椅子は、請求項1に記載の椅子において、前記着座部の下方位置で前記左右肘脚部材が物品載置構造により連結されていることを特徴とする。
請求項3に記載した本発明の椅子は、請求項2に記載の椅子において、前記左右肘脚部材の下方側端部が前記物品載置構造と一体化されていることを特徴とする。
請求項4に記載した本発明の椅子は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の椅子において、前記背凭れ部の最大湾曲状態時における前記左右肘脚部材の上端部に対応する高さ位置において、前記背凭れ部が前記左右肘脚部材よりも前方側に位置することを特徴とする。
請求項5に記載した本発明の椅子は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の椅子において、前記左右肘脚部材は、側面形が略矩形状に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の椅子によれば、左右肘脚部材同士を連結する座受け部材が着座部を下方側から支持しているため、背凭れ部を湾曲させることが可能となり、着座者の座り心地を向上することができる。
また、左右肘脚部材同士を連結する座受け部材により着座部を下方側から支持するため、椅子を構成する部材点数を削減することができる。このように、部材点数を削減することにより部材同士の接合部分を減らすことができるため、応力が集中する箇所を低減することができる。
請求項2に記載した本発明の椅子によれば、左右肘脚部材が着座部の下方位置で物品載置構造により連結されているため、荷物を収容する空間として着座部の下方側を有効に活用することができる。
請求項3に記載した本発明の椅子によれば、左右肘脚部材の下方側端部が物品載置構造と一体化されているため、荷物を収容する空間を大きく確保することができる。また、左右肘脚部材の下方側端部を物品載置構造と一体化することにより、脚部や物品載置構造を構成する部材点数を削減してさらに応力が集中する箇所を低減することができる。
請求項4に記載した本発明の椅子によれば、背凭れ部の最大湾曲状態時における左右肘脚部材の上端部に対応する高さ位置では、背凭れ部が左右肘脚部材よりも前方側に位置するため、背凭れ部を湾曲させた際に着座者が背凭れ部と左右肘脚部材との間に指や腕を挟むことを防止し安全性を確保することができる。
請求項5に記載した本発明の椅子によれば、左右肘脚部材の側面形を略矩形状に形成することにより、脚部の部材点数を削減してさらに応力が集中する箇所を低減することができる。
本発明によれば、応力が集中する箇所を低減しつつ、座り心地を向上することができる椅子を提供することができる。
本発明の実施形態に係る椅子を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る椅子の上面図、正面図、側面図を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る座受け部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る背凭れ部の湾曲状態を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係る椅子を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る椅子の側面図を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。はじめに、図1及び図2を参照して本発明の実施形態に係る椅子の概略構成について説明する。
なお、図1は、本発明の実施形態に係る椅子を示す斜視図である。図2(a)は、本発明の実施形態に係る椅子を示す上面図である。図2(b)は、本発明の実施形態に係る椅子を示す正面図である。図2(c)は、本発明の実施形態に係る椅子を示す側面図である。
以下、本発明の椅子の一例として、ロビーやラウンジ、ラーニングコモンズ、待合スペース等での使用に最適で荷物を収容するスペースが設けられた一人掛け用の椅子の場合について説明する。
[1.椅子の構成]
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る椅子1は、着座者が座り凭れ掛かることが可能な背座部材2と、背座部材2の左右位置に配置された左右肘脚部材3と、左右肘脚部材3を連結する座受け部材4(後述する図3参照)とから略構成されている。
背座部材2は、着座者が座る着座部21と、着座部21の奥行き方向(矢印D方向)の後端側(矢印R側)から立設して着座者が凭れ掛かることが可能な背凭れ部22を有している。
着座部21と背凭れ部22とは、一枚の合板を曲げ成形することにより着座部21と背凭れ部22が一体的に成型されている。
左右肘脚部材3は側面形が略矩形形状に形成されており、椅子1の高さ方向(矢印H方向)の上部(矢印T近傍)に形成された左右一対の肘掛部31a、31bと、背座部材2の左右(矢印S方向の一方側と他方側)に配置された一対の脚部32a、32bと、椅子1に着座する着座者の荷物を載置可能な物品載置部33を有している。
左右肘脚部材3は、一枚の合板を曲げ成形することにより一対の肘掛部31a、31b、一対の脚部32a、32b、物品載置部33が一体的に成型されており、一対の肘掛け部31a、31bは、着座者が肘を載せることが可能なように左右肘脚部材3の上部(矢印T近傍)を椅子1の外側に折り曲げ成形することにより構成されている。
一対の脚部32a、32bは、着座部21の下方位置(矢印L近傍)で物品載置部33によりそれぞれ連結されている。詳細には、一枚の合板を曲げ成形することにより、一対の脚部32a、32bの下方側端部(矢印LS1と矢印LS2)が板状に成型された物品載置部33と一体化されている。
物品載置部33には、床面と接するアジャスター34と、物品載置部33とアジャスター34の間に設けられたフラットバー35と、アジャスター34を物品載置部33に固定するための載置部側化粧ナット36を有している。
アジャスター34はボルト形状を有しており(図示省略)、アジャスター34を時計回り又は反時計回りに回すことによりフラットバー35から突出する量を調整して椅子1の高さ及び着座部21の水平状態を調整可能に設けられている。
このように、本発明の実施形態に係る椅子1は、一枚の合板を曲げ成形することにより着座部材21と背凭れ部22を有する背座部材2と、一枚の合板を曲げ成形することにより一対の肘掛部31a、31bと、一対の脚部32a、32bと、物品載置部33を有する左右肘脚部材3の二枚の合板で成型されている。
[2.座受け部材の構成]
次に、図3を参照して、着座部21を支持する座受け部材4の構成について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る座受け部材の概略を示す斜視図及び一部拡大図である。
座受け部材4は、一対の左右肘脚部材3を連結する連結管41と、連結管41の両端部(矢印E1側及び矢印E2側)に配置されるL金具42と、L金具42を介して連結管41を着座部21の裏面側(矢印B方向側)に固定する着座部側化粧ナット43とから略構成されている。
このように、連結管41により一対の左右肘脚部材3を連結し、一対の左右肘脚部材3を連結している連結管41を着座部21の裏面側(矢印B方向側)に固定することで座受け部材4により着座部21を支持する。
[3.着座部材の位置]
次に、図4を参照して、本発明の実施形態に係る背座部材2の位置について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る背凭れ部の湾曲状態を示す側面図である。
上述したように、背座部材2は一枚の合板を曲げ成形することにより着座部材21と背凭れ部22が成型され、座受け部材4により着座部21を支持しているため、図4に示すように、背凭れ部22が非湾曲状態時W1から最大湾曲状態時W2まで湾曲する。
つまり、背凭れ部22は、左右肘脚部材3に固定されていないことから、背座部材2に適度な弾性変形を持たせることができ、着座者が背凭れ部22に凭れ掛かると背座部材2が撓み変形して背凭れ部22が湾曲する。
そして、本発明の実施形態に係る椅子1では、背凭れ部22の最大湾曲状態時W2における左右肘脚部材3の上端部(矢印UE近傍)に対応する高さ位置(矢印HPの位置)において、背凭れ部22が左右肘脚部材3からはみ出ることがないように背凭れ部22が左右肘脚部材3よりも前方側(矢印F側)に位置するように着座部21を座受け部材4により支持する。
つまり、背凭れ部22の最大湾曲状態時W2において、背凭れ部22の高さ位置(矢印HPの位置)と左右肘脚部材3との間に隙間が形成されない位置で着座部21を座受け部材4により支持している。
[4.他の実施形態]
次に、図5及び図6を参照して、本発明の他の実施形態に係る椅子について説明する。図5は、本発明の他の実施形態に係る椅子の概略を示す斜視図である。図6(a)及び図6(b)は、本発明の他の実施形態に係る椅子の側面図を示す平面図である。
なお、本発明の他の実施形態に係る椅子は、本発明の実施形態に係る椅子と略同様の構成等を有するため、同様の構成に関しては、説明を省略するものとする。また、実施形態に係る椅子と同様の構成要素には同一の符号を付して説明する。
図5に示すように、本発明の他の実施形態に係る椅子100として、着座部21に座パット51を取り付けてさらに座り心地を向上してもよい。
また、上述した本発明の実施形態では、物品載置部33にはアジャスター34が固定されている場合について説明したが、椅子100の移動を容易するため、また、着座者が椅子100に座ったまま身体の向きを変えることが可能なように、図5に示すようにキャスター52を物品載置部33に固定してもよい。
さらに、上述した本発明の実施形態では、椅子1の左右肘脚部材3は側面形が略矩形形状に形成されている場合について説明したが、椅子101の側面形を略平行四辺形形状に形成してもよい。特に、図6(a)に示すように、着座部21に着座する着座者の前方側に1辺が傾斜するように形成することにより、着座者が着座部21に着座した際に着座者の足が位置する足置きスペースFDを広くすることができる。
また、図6(b)に示すように、椅子102の側面形を略台形形状に形成してもよい。このように側面形を台形形状に形成することにより、背凭れ部22側のアジャスター34が着座者の後方側に位置するため、着座者が背凭れ部22に加重を加えた際の転倒を防止することができる。
[5.作用効果]
このようにして、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102は、着座者が座る着座部21及び着座部21の奥行き方向(図1の矢印D方向)の後端側(図1の矢印R側)から立設する背凭れ部22を有する背座部材2と、椅子1、100、101、102の高さ方向(図2(b)の矢印H方向)の上部(図1の矢印T近傍)が肘掛けとなる脚部31a、31bが背座部材2の左右位置(矢印S方向の一方側と他方側)に配置された左右肘脚部材3と、を備える椅子1、100、101、102であって、左右肘脚部材同士(脚部32a、脚部32b同士)を座受け部材4で連結し、座受け部材4が着座部21を下方側(図3の矢印B方向側)から支持する。
また、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102は、着座部21の下方位置(図1の矢印L近傍)で左右肘脚部材3が物品載置構造(物品載置部33)により連結されている。
さらに、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102は、左右肘脚部材3の下方側端部(図1の矢印LS1及び矢印LS2)が物品載置構造(物品載置部33)と一体化されている。
また、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102は、背凭れ部22の最大湾曲状態時W2における左右肘脚部材3の上端部(図4の矢印UE近傍)に対応する高さ位置(図4の矢印HPの位置)において、背凭れ部22が左右肘脚部材3よりも前方側(図4の矢印F側)に位置する。
さらに、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102は、左右肘脚部材3の側面形が略矩形状に形成されている。
そして、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102によれば、左右肘脚部材3同士(脚部32a、脚部32b同士)を連結する座受け部材4が着座部21を下方側(図3の矢印F方向側)から支持しているため背凭れ部22を湾曲させることが可能となり、着座者の座り心地を向上することができる。
つまり、上述したように椅子1、100、101、102は、一枚の合板を曲げ成形することにより着座部材21と背凭れ部22を有する背座部材2が成型されている。そして、座受け部材4が着座部21を下方側(図3の矢印F方向側)から支持しているため、背凭れ部22が左右肘脚部材3に固定されていないことから、背座部材2に適度な弾性変形を持たせることができ、着座者が背凭れ部22に凭れ掛かると背座部材2が撓み変形して背凭れ部22が湾曲する。このように、背凭れ部22を湾曲させることを可能とすることにより着座者の座り心地を向上することができる。
また、左右肘脚部材同士(脚部32a、脚部32b同士)を座受け部材4で連結するため、左右肘脚部材同士(脚部32a、脚部32b同士)の離間寸法を安定して保つことが可能となり、肘掛け部31a、31b及び脚部32a、脚部32bに着座者の力が加わった際の補強となる。
また、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102によれば、左右肘脚部材同士(脚部32a、脚部32b同士)を連結する座受け部材4により着座部21を下方側(図3の矢印F方向側)から支持するため、椅子を構成する部材点数を削減することができる。
上述したように椅子1、100、101、102は、一枚の合板を曲げ成形することにより着座部材21と背凭れ部22を有する背座部材2と、一枚の合板を曲げ成形することにより一対の肘掛部31a、31bと、一対の脚部32a、32bと、物品載置部33を有する左右肘脚部材3の二枚の合板で成型されているため、部材点数を削減することができる。
また、左右肘脚部材同士(脚部32a、脚部32b同士)を着座部21の下方側(図3の矢印F方向側)で一体に連結しているため、椅子1、100、101、102を構成する部材点数を削減することができるとともに椅子1、100、101、102の組み立て工数を削減することができる。また、部材点数を削減することにより部材同士の接合箇所を減らすことができるため、応力が集中する箇所を低減することができる。
従って、応力が集中する箇所を低減しつつ、座り心地を向上することができる椅子1、100、101、102を提供することができる。
さらに、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102によれば、左右肘脚部材3が着座部21の下方位置(図1の矢印L近傍)で物品載置部33により連結されているため、荷物を収容する空間として着座部21の下方側に形成された荷物収容空間SPを有効に活用することができる。
また、上述したように、物品載置部33は板状に成型されているため荷物を載置する場所として有効な面積を確保することができる。
また、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102によれば、左右肘脚部材3の下方側端部(図1の矢印LS1と矢印LS2)が物品載置部33と一体化されているため、荷物を収容する荷物収容空間SPを大きく確保することができる。また、左右肘脚部材3の下方側端部(図1の矢印LS1と矢印LS2)を物品載置部33と一体化することにより、脚部32a、32bや物品載置部33を構成する部材点数を削減してさらに応力が集中する箇所を低減することができる。
上述したように、椅子1、100、101、102は一枚の合板を曲げ成形することにより一対の肘掛部31a、31b、一対の脚部32a、32b、物品載置部33を有する左右肘脚部材3が成型されているため、荷物収容空間SP大きく確保することができる。
また、椅子1、100、101、102は一枚の合板を曲げ成形することにより成型した背座部材2と、一枚の合板を曲げ成形することにより成型した左右肘脚部材3の二枚の合板で構成されている。このため、肘掛け部31a、31b、及び、荷物収容空間SPを確保しつつ部材点数を削減してさらに応力が集中する箇所を低減することができる。
さらに、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102によれば、背凭れ部22の最大湾曲状態時W2における左右肘脚部材3の上端部(図4の矢印UE近傍)に対応する高さ位置(図4の矢印HPの位置)では、背凭れ部22が左右肘脚部材3よりも前方側(図4の矢印F側)に位置するため、背凭れ部22を湾曲させた際に着座者が背凭れ部22と左右肘脚部材3との間に指や腕を挟むことを防止し安全性を確保することができる。
また、本発明の実施形態に係る椅子1、100、101、102によれば、左右肘脚部材3(脚部32a、脚部32b)の側面形を略矩形状に形成することにより、脚部32a、32bの部材点数を削減してさらに応力が集中する箇所を低減することができる。
上述したように椅子1、100、101、102は、一枚の合板を曲げ成形することにより一対の肘掛部31a、31b、一対の脚部32a、32bを有する矩形形状の左右肘脚部材3が成型されているため、一対の肘掛部31a、31b、及び、一対の脚部32a、32bを構成する部材点数を削減してさらに応力が集中する箇所を低減することができる。
また、上述したように椅子1、100、101、102は、一枚の合板を曲げ成形することにより、着座部21の下方位置(図1の矢印L近傍)に着座者の荷物を収容する荷物収容空間SP(図1参照)を設けている。このため、左右肘脚部材3(脚部32a、脚部32b)の側面形を略矩形状に形成することにより、荷物収容空間SPに収容した荷物は側面側(例えば図1の矢印SD側)からの視線を遮断することができる。
このように、荷物収容空間SPに収容した荷物に対して左右肘脚部材3により側面側からの視線を遮断することにより、着座者のプライベートを確保することができ、また視線を遮断することによりセキュリティーを向上することができる。
また、左右肘脚部材3(脚部32a、脚部32b)の側面形を略矩形状に形成することにより、肘掛け部31a、31b及び脚部32a、脚部32bに着座者の力が加わった際の補強ともなる。
なお、椅子1、100、101、102の高さ(図2(b)の矢印H方向)は、ロビーやラウンジ、ラーニングコモンズ、待合スペース等の空間を圧迫することがない高さ、例えば、ロビーやラウンジ、ラーニングコモンズ、待合スペース等で使用される机(図示省略)の高さと略同等の高さとすることにより、机より背凭れ部22が高くならないようにすることが望ましい。
また、背凭れ部22を机より高くならない高さ、つまり背凭れ部22の高さを低く設計することにより、着座者が椅子1、100、101、102に座ったまま後方へ身体を振り向きやすくすることができる。
以上、本発明の椅子を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した実施形態では、一人掛け用の椅子1の場合について説明したが、一人掛け用に限定されず、二人掛け用や三人掛け用等に適宜変更が可能である。
また、上述した実施形態では、一対の肘掛け部31a、31bは、上部(図1の矢印T近傍)が椅子1の外側に折り曲げ成形されている場合について説明したが、着座者が肘を置くことが可能な形状であれば適宜変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、物品載置部33は、一対の脚部32a、32bの下方側端部(図1の矢印LS1と矢印LS2)に設けられている場合について説明したが、着座部21の下方位置(図1の矢印L近傍)であれば適宜変更が可能である。
また、上述した実施形態では、物品載置部33が板状である場合について説明したが、荷物を載置できる形状であれば、網形状や所定の模様が形成されている物品載置部33であってもよい。
さらに、上述した実施形態では、椅子1の左右肘脚部材3の側面形が略矩形形状に形成されている場合について説明したが、側面形が平行四辺形、台形等の他の形状に適宜変更が可能である。
1 椅子
2 背座部材
3 左右肘脚部材
4 座受け部材
21 着座部
22 背凭れ部
31a、31b 肘掛部
32a、32b 脚部
33 物品載置部
34 アジャスター
35 フラットバー
36 載置部側化粧ナット
41 連結管
42 L金具
43 着座部側化粧ナット
51 座パット(他の実施形態)
52 キャスター(他の実施形態)
100 椅子(他の実施形態)
101 椅子(他の実施形態)
102 椅子(他の実施形態)

Claims (4)

  1. 着座者が座る着座部及び前記着座部の奥行き方向の後端側から立設する背凭れ部を有する背座部材と、前記椅子の高さ方向の上部が肘掛けとなる脚部が前記背座部材の左右位置に配置された左右肘脚部材と、を備える椅子であって、
    前記左右肘脚部材同士を座受け部材で連結し、
    前記座受け部材が前記着座部を下方側から支持し、
    前記着座部の下方位置で前記左右肘脚部材の下方側端部が物品載置構造と一体化されていることを特徴とする椅子。
  2. 前記背凭れ部の最大湾曲状態時における前記左右肘脚部材の上端部に対応する高さ位置において、前記背凭れ部が前記左右肘脚部材よりも前方側に位置することを特徴とする請求項に記載の椅子。
  3. 前記左右肘脚部材は、一枚の合板を曲げ成形することにより一対の肘掛部、一対の脚部、前記物品載置部が一体的に成型されており、
    前記一対の肘掛け部は、前記左右肘脚部材の上部を外側に折り曲げ成形することにより形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の椅子。
  4. 前記左右肘脚部材は、側面形が略矩形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の椅子。
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