JP6088179B2 - 座跳ね上げ式椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、劇場や映画館、スタジアム等に設置され、離席の際に、座が水平状態から回動して起立するように構成された座跳ね上げ式椅子に関する。
従来より、劇場や映画館、スタジアム等では、一定の床面積により多くの椅子を配置でき、且つ椅子の前後間を歩行し易いように、座の後方側が椅子本体に回動可能に支持され、椅子に着席していないときには、座を水平状態から起立させ、椅子の前後の間隔を広げることができるように構成された座跳ね上げ式椅子が用いられている。
座跳ね上げ式椅子は、例えば特許文献1に示すように、座枠を金属を曲げ加工により前後左右4枚の板枠で方形状に一体的に形成し、その座枠の後方部に座支持軸を左右方向に貫通し、該貫通した座支持軸の両端が椅子両側の脚に固着されるようになっている。そして、座支持軸と座枠との間にスプリングを介装させ、このスプリングにより座支持軸を中心に座枠が回動して座が起立するように付勢力を常時加え、着席している使用者が離席すると同時に、座の前方部が跳ね上がって起立するように構成されている。
また、上記のように構成される座跳ね上げ式椅子の座枠には、座をほぼ水平の着座位置である下限の回動位置で停止させる下限ストッパ部と、座を斜前上方を向く非着座位置である上限の回動位置で停止させる上限ストッパ部とを有する回動角度規制部材や、スプリングの付勢力に抗して座を緩やかに跳ね上げるダンパー機構等の装置が取り付けられるようになっている。
特開2010−46253号公報
ところで、劇場や映画館、スタジアム等では、そのスペースやニーズに応じて種々の寸法、特に横幅の異なる座跳ね上げ式椅子が設置されることになるが、特許文献1の座跳ね上げ式椅子は、座枠が上記したように前後左右4枚の板枠で方形状に一体的に形成され、しかもスプリングや回動角度規制部材を取り付ける部材、或いはダンパー機構を構成する部品等が座支持軸や座枠の前後の板枠に溶接されて設けられている。
従って、このように構成される特許文献1の座跳ね上げ式椅子では、横幅の異なる各種寸法の座跳ね上げ式椅子を製造する場合、それぞれの寸法にあった座枠をいちいち曲げ加工により形成し、この加工した座枠や座支持軸にスプリングや回動角度規制部材、ダンパー機構等を溶接して設けなければならず、その結果、製造負担が大きくなり、製品在庫も困難になるという問題点がある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、半製品での在庫が可能であり、横幅の異なる各種寸法の製造にも柔軟に対応可能な座跳ね上げ式椅子を提供することにある。
このような問題を解決するために、本開示の第1の態様の座跳ね上げ式椅子(椅子1)は、離席の際に、座(座10)がほぼ水平状態から座支持軸(座支持軸33)を軸に回動して起立するように構成された座跳ね上げ式椅子であって、前記座の着座部(座板12)を支持する座枠(座枠13)を、前後方向に延在する一対の側座枠(側座枠20)と、該一対の側座枠に着脱自在に取り付けられる横幅方向に延在する前座枠(前座枠22)及び後座枠(後座枠21)とで構成し、座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置を前記側座枠に集約して設けるようにしたことを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、横幅の異なる各種寸法の座跳ね上げ式椅子を製造する場合、それぞれの寸法にあった座枠をいちいち曲げ加工により形成する必要がなく、前座枠及び後座枠の長さを変更するだけで極めて容易に対処することができる。
また、座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置等が集約して設けられた側座枠は、横幅の異なる各種寸法の座跳ね上げ式椅子を製造する場合であっても、共通の部品として使用できるので、半製品として在庫しておくことができ、これにより製造工程が簡略化すると共に量産が可能となり、その結果、製造コストを軽減し、製造納期を早めることができる。即ち、本発明に係る座跳ね上げ式の椅子は、半製品での在庫が可能であり、横幅の異なる各種寸法の製造にも柔軟に対応することができるという顕著な効果を奏する。
ところで、座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置等の全てを側座枠に集約して設けるのは、構造上困難な場合もあり、このような場合には次のようにするとよい。即ち、本開示の第2の態様は、本開示の第1の態様の座跳ね上げ式椅子において、前記座の跳ね上げ機構を構成する前記部品や装置の一部は、前記座支持軸に着脱自在に設けられていることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、横幅の異なる各種寸法の座跳ね上げ式椅子を製造する場合、座支持軸に着脱自在に設ける座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置を共通の部品として在庫しておくことが可能となり、その結果、座支持軸のみを交換するだけで対処することができる。
ここで、座の跳ね上げ機構を構成する部品は次のようにするとよい。即ち、本開示の第3の態様は、本開示の第2の態様の座跳ね上げ式椅子において、前記座の跳ね上げ機構を構成する前記部品は、常時、前記座が起立する付勢力を加える付勢部材(コイルスプリング34)であり、前記側座枠の一方(左側座枠20)には、前記付勢部材の一端を止着する第1止着部材(ブラケット35)と、前記座支持軸には、前記座の回動に伴って前記付勢部材の他端を回動可能に止着する該座支持軸に着脱自在に設けられた第2止着部材(掛止部材57)とが設けられていることを要旨とする。
或いは、座の跳ね上げ機構を構成する部品は次のようにしてもよい。即ち、本開示の第4の態様は、本開示の第3の態様の座跳ね上げ式椅子において、前記座の跳ね上げ機構を構成する前記部品は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記座を緩やかに跳ね上げる緩衝部材(ダンパー36)であり、前記側座枠の一方又は他方(左側座枠20又は右側座枠20)には、前記緩衝部材の一端を止着する第3止着部材(ブラケット37)と、前記座支持軸には、前記座の回動に伴って前記緩衝部材の他端を回動可能に止着する該座支持軸に着脱自在に設けられた第4止着部材(止着部材59)とが設けられていることを要旨とする。
従って、このように構成される本開示の第3、第4の態様においては、座の跳ね上げ機構を構成する部品としての付勢部材や緩衝部材を、容易に側座枠に取り付けることができると共に座支持軸に着脱自在に取り付けることができる。なお、本開示の第3の態様の付勢部材、本開示の第4の態様の緩衝部材は、両者の機能(付勢及び緩衝機能)を兼ね備えた一つのガスス
プリングで構成するようにしてもよい。
また、座の跳ね上げ機構を構成する部品を設けた場合には、次のような構成にするとよい。即ち、本開示の第5の態様は、本開示の第2、第3、第4のいずれかの態様の座跳ね上げ式椅子において、前記一対の側座枠の少なくとも一方には、前記座の回動角度を規制する回転阻止部材(回転阻止部材44a、44b)が設けられ、前記座支持軸には、該回転阻止部材と係合する上限ストッパ(ストッパ45a、45b)及び下限ストッパ(ストッパ45a、45b)が着脱自在に設けられ、前記座に使用者が着席しているときは、前記下限ストッパに前記回転阻止部材が当接し、ほぼ水平の使用位置である下限の回動位置で前記座を停止させ、一方、使用者が離席し前記座が跳ね上がって起立するときは、前記上限ストッパに前記回転阻止部材が当接し、斜め前上方を向く不使用位置である上限の回動位置で前記座を停止させることを要旨とする。
従って、このように構成される本発明においては、座の跳ね上げ機構を構成する部品を設けた場合に係り、回転阻止部材を側座枠に設けると共に上限ストッパ、下限ストッパを座支持軸に着脱自在に設けることで、座の回動角度を所望の角度に規制することができ、好適となる。なお、上限ストッパと下限ストッパは、両者を一体的に設けてもよいし、それぞれ別体で設けるようにしてもよい。
また、本開示の第6の態様のように、本開示の第5の態様の上限ストッパ又は下限ストッパは、本開示の第3の態様の第2止着部材又は本開示の第4の態様の第4止着部材を兼ねているとよい。このように構成すれば、上限ストッパ又は下限ストッパと第2止着部材又は第4止着部材は、それぞれ別途に座支持軸に着脱自在に設ける必要がなく、その結果、これらの部品の座支持軸への取り付け作業が極めて容易となり、且つ、部品点数が減少して在庫管理も容易となる。
本実施形態に係わる座跳ね上げ式椅子1の全体斜視図である。 本実施形態に係わる座跳ね上げ式椅子1の分解斜視図である。 本実施形態に係わる座10単体の四面図である。
本実施形態に係わる座10を構成する座板12とクッション11が組み付けられた状態の三面図である。 本実施形態に係わる座板12単体の四面図である。
本実施形態に係わる座10を構成する座枠13単体の三面図である。 本実施形態に係わる座板12と座枠13の分解斜視図である。 本実施形態に係わる座支持軸33にブッシュ42及びストッパ45a、bを取り付ける状態を示す説明図である。
本実施形態に係わる座板12を座枠13に取り付けるときの状態を示す斜視図である。 本実施形態に係わる図3(A)の左側の係止片12a付近の拡大C−C断面図及び図3(A)の係止片12b付近の拡大D−D断面図である。
1.椅子1の構成
以下に、本発明を実施するための形態を図と共に説明する。まず、図1を参照しながら、椅子1の全体構成について説明する。図1は、椅子1の全体斜視図である。本実施形態の椅子1は、大別すると、使用者が着席する座10と、背凭れ3と、座10及び背凭れ3を支持する側部材5とから成っている。
椅子1は、図1に示すように、座10の後方側が左右の側部材5に回動可能に支持され、椅子1に着席していないときには、座10を水平状態から自動起立(図1の左の椅子1の状態から右の椅子1の状態に移行)させ、椅子1の前後の間隔を広げることが可能な座跳ね上げ式椅子となっている。また、側部材5は、その固着部6が床や地面にアンカーボルト等で固着され、その上部は肘掛部7となっている。なお、椅子1同士の間に設けられる側部材5は、椅子1両者兼用の側部材5として使用されるようになっている。また、図1では、椅子1は2脚例示したが、この数は限定されるものではない。
次に、座10の構成について説明する。図2は、椅子1の分解斜視図である。なお、本図において、座10を構成するクッション11、右側の側部材5及び背凭れ3は図示を省略している。また、図3は、座10単体の四面図、図4は、座10を構成する座板12とクッション11が組み付けられた状態の三面図、図5は、座板12単体の四面図、図6は、座10を構成する座枠13単体の三面図、図7は、座板12と座枠13の分解斜視図を示している。
座10は、クッション11と、図2に示す座板12、座枠13、裏カバー30とを組み立てることにより構成されるもので、まず、クッション11の裏面側に組み付けられる座板12について説明する。座板12は、合成樹脂等の弾性部材で全体が略矩形状に形成され、図4に示すように、クッション11の裏面側に該クッション11を支持するように取り付けられている。
図に示すように、座板12は、多数の同心円を形成するように円弧状に穿設された複数の溝14が左右対称状に設けられており、その前端にはクッション11の前垂れ部11a(図3参照)を支持する下向きの突起板15が突設されている。なお、図5においては、(A)は、座板12を表面側から、(B)は、座板12を裏面側から、(C)は、(B)の右側から、(D)は、(B)の後側からそれぞれ見た場合を示し、また、図5(A)〜(C)では、紙面上方が前、下方が後となる。なお、図4(A)〜(C)は、図5(B)〜(D)に準ずる。
ここで、座板12の裏面側には、下方に突出する略L字状の外方向に開口された4つの係止片12a、bが、図4、5に示すように、それぞれ左右対称状に配置されて設けられている。これら係止片12a、bは、後述する座枠13の係合突片20a及び折返片21aに係止して座板12を座枠13に固定する機能を有するもので、係止片12aは、座板12裏面の左右側の略中央に一対設けられ、係止片12bは、座板12裏面の後側に並行状に一対設けられている。
また、座板12には、図2、7に示すように、係止片12a、bと対応する箇所に、略矩形状に切り欠かれた切欠部16a、bが穿設されており、つまり係止片12a、bは、切欠部16a、bの4辺のうちの内側の辺から垂直状に立ち下がる矩形垂直片18aと、この矩形垂直片18aの下端から外方向に水平状に延在する矩形水平片18bとでL字形に形成され、切欠部16a、bは、この矩形水平片より一回り大きく形成されている(図4、5及び後述する図10参照)。なお、図中、17は、係止片12a、bで座板12を座枠13に固定した後、タッピングネジ24(図3、6参照)で座板12と座枠13とを締結するための取付孔である。この取付孔17は、座板12の前側の左右縁に、略々係止片12bと対向するように穿設されている。
次に、本実施形態の要部となる座枠13の構成について説明する。座枠13は、図2に示すように、前後方向に延在する一対の側座枠20と、この一対の側座枠20を連結する左右方向(椅子1の横幅方向)に延在する前座枠22及び後座枠21とで、上下が大きく開口した方形状に形成されており(図6(A)、7参照)、これら座枠13を構成する側座枠20、前座枠22及び後座枠21は、金属性の材料により形成されている。なお、図6においては、(A)は、座枠13を表面側から見た場合を示し、(B)は、(A)のA−A断面図、(C)は、(A)のB−B断面図を示し、また、図6(A)〜(C)では、紙面上方が前、下方が後となる。なお、図3(A)〜(C)は、図6(A)〜(C)に準じ、図3(D)は、図3(A)の右側面図である。
前座枠22は、薄い金属板で後座枠21よりも縦方向に短尺の略コの字状に形成され、その上下に折り返された座枠13の内方向に向かう折返片22a、bの両端には、タッピングネジ25(図3、6参照)で側座枠20と固着するための取付孔23が穿設されている。また、前座枠22の上角部には、アール面22cが形成されており、このアール面22cは、座板12の突起板15の形状に合わせて設けられているものである。
前座枠22よりも縦方向に長尺の後座枠21は、前座枠22と同様に薄い金属板で略コの字状に形成され、その上下に折り返された座枠13の内方向に向かう折返片21a、bの両端には、タッピングネジ26(図3、6参照)で側座枠20と締結するための取付孔19が穿設されている。なお、後座枠21の上側で折り返された折返片21aには、上述した座板12の係止片12bが係止されるようになっている。
側座枠20は、前座枠22及び後座枠21よりも肉厚の金属板で前方に向かってテーパー状の細長い略台形状に形成され、その前後方向の略中央には、座枠13の内方向に向かって突出する矩形板状の係合突片20aが突設されている。この係合突片20aには、上述した座板12の係止片12aが前方側から嵌合して係止されるようになっている。なお、この係合突片20aは、係止片12aが嵌合し易いように、その前端側がテーパー状に形成されている。
側座枠20の前側には、座枠13の内方向に向かって膨出し前座枠22の端部と嵌合する前座枠取付部27が形成され、前座枠取付部27の上下には、前座枠22の取付孔23と重合する取付孔28が穿設されている。また、前座枠取付部27の下端には、下方後側に向かって段状に延在し、裏カバー30と係合して該裏カバー30の前端側を係止する受板29が形成されている。
また、前座枠取付部27の後方には、側座枠20の上端から内方向に向かって突出する矩形板状の固定板31が突設されており、この固定板31の中央には、座板12の取付孔17と重合しタッピングネジ24(図3、6参照)で座板12と座枠13とを締結するための取付孔32が穿設されている。
また、固定板31の後方には、座枠13の内方向に向かって相対的に上下に幅広状に突出し、後述のコイルスプリング34の一端側を係止するブラケット35が突設されている。なお、このブラケット35は、一方側の側座枠20のみに設けられる部材であり、他方側の側座枠20には、ブラケット35と対向する位置に、座枠13の内方向に向かって突出し、後述のダンパー36の一端側を係止するブラケット37が突設されている(なお、図7においては、ダンパー36は図示を省略している)。
一方、側座枠20の後端には、後座枠21の端部と嵌合する略コの字枠状の後座枠取付部38が形成され、後座枠取付部38の上下には、後座枠21の取付孔19と重合する取付孔39が穿設されている。また、後座枠取付部38の下端前側には、裏カバー30の後端側をタッピングネジ40(図3参照)で締結するための固定板41が形成されている。
また、後座枠取付部38の前方には、後述する座支持軸33が貫通すると共に該座支持軸33を軸受けするブッシュ42と嵌合する円形の回転孔43が穿設されている。この回転孔43は、側座枠20がブッシュ42のまわりを回動可能なように該ブッシュ42と嵌合されている。
また、回転孔43の周縁には、回転孔43を挟んで対向するように上側に回転阻止部材44aが、下側に回転阻止部材44bが設けられている。この回転阻止部材44a、bは、後述する座支持軸33に取り付けられるストッパ45a、bと係合して、座10の回動角度を規制する部材である。
座支持軸33は、金属の材料で角パイプ状に形成され、その両端側には、図8に示すように、ストッパ45a、bを取り付けるための取付孔51が穿設されている。なお、図8は、座支持軸33にブッシュ42及びストッパ45a、bを取り付ける状態を示す説明図である。また、図8において、座支持軸33の右側の取付孔51、ブッシュ42及びストッパ45a、bは図示を省略している。
ストッパ45a、bは、金属等の材料で形成されており、ストッパ45aは座支持軸33の上側に、ストッパ45bは座支持軸33の下側に、それぞれ座支持軸33を跨ぐように設けられている。また、ストッパ45a、bには、座支持軸33の取付孔51と重合する取付孔52、雌ネジ孔50が穿設されており、つまりストッパ45a、bは、図8に示すように、取付孔52、雌ネジ孔50を介してボルト53を螺着することにより、座支持軸33に取り付けられている。
座支持軸33の左上側に位置するストッパ45aには、その右側面側にコイルスプリング34の後端を回動自在に枢着する掛止部材57(図2、7参照)が一体的に設けられており、つまりコイルスプリング34は、その前端を回動可能な左側座枠20のブラケット35にナット58で止着され、その後端を回動不能な座支持軸33に取り付けられたストッパ45aの掛止部材57に回動自在に止着されている。なお、コイルスプリング34の後端を掛止部材57に回動自在に止着するには、例えば、掛止部材57に取付孔を穿設し、この取付孔にコイルスプリング34の釣り針状に形成した後端部分を引っ掛けるようにすればよい。
ここで、コイルスプリング34の後端は、左側座枠20の回転軸、つまり回転孔43及び座支持軸33の中心を通る軸線CL(図7、8の一点鎖線)よりも上側且つ後側で止着されている。このようにコイルスプリング34を取り付けることにより、コイルスプリング34は、図1の右の椅子1に示すように、座10を跳ね上げて起立させたときに初期状態(コイルスプリング34が座10の起立状態を保持するのに必要な程度に僅かに伸張している状態)となり、図1の左の椅子1に示すように、座10を跳ね上げていない水平のときに付勢状態(コイルスプリング34が座10を跳ね上げるのに必要な程度に十分に伸張している状態)となり、これにより常時座10が起立する付勢力を加えるように付勢部材として機能する。
一方、座支持軸33の右上側に位置するストッパ45aには、その左側面側にダンパー36の後端を回動自在に枢着する止着部材59(図2参照)が一体的に設けられており、つまりダンパー36は、その前端を回動可能な右側座枠20のブラケット37に回動自在に止着され、その後端を回動不能な座支持軸33に取り付けられたストッパ45aの止着部材59に回動自在に止着されている。
ここで、ダンパー36の後端は、左側座枠20の回転軸、つまり回転孔43及び座支持軸33の中心を通る上記軸線CLよりも下側且つ前側で止着されている。なお、ダンパー36は、シリンダとピストンロッドからなる油圧式等の周知のダンパー装置であって、本実施形態では、このようにダンパー36を取り付けることにより、ダンパー36は、図1の左の椅子1に示すように、座10を跳ね上げていない水平のときにシリンダからのピストンロッドの突出量が最も短くなり、図1の右の椅子1に示すように、座10を跳ね上げて起立させたときに、その回転動作に伴って徐々にシリンダからのピストンロッドの突出量が長くなり、これによりコイルスプリング34の付勢力に抗して座10を緩やかに跳ね上げるように緩衝部材として機能する。
ブッシュ42は、樹脂材料で円形状に形成され、その内部に座支持軸33と同形状の貫通孔54が穿設されており、つまりブッシュ42は、この貫通孔54に座支持軸33を嵌合して貫通させることにより、座支持軸33に取り付けられている。また、ブッシュ42の内側面には、外周方向に突出する2つの係止片55が、貫通孔54を挟んで対向するように突設されている(図2、8参照)。この係止片55は、側座枠20の回転孔43にブッシュ42を嵌合したとき、側座枠20の側面と当接してブッシュ42が回転孔43をすり抜けてしまうのを防止するための部材である。
裏カバー30は、図2に示すように、開口した座枠13の下側を閉塞するように合成樹脂等で略矩形状に形成され、その前側両端には、側座枠20の受板29と係合する上方に突出した係止片60と、その後側両端には、側座枠20の固定板41とタッピングネジ40(図3参照)で締結されるボス61が上方に突設されている。つまり、裏カバー30は、係止片60にて受板29に係合させた状態でボス61を固定板41とタッピングネジ40にて締結することで、側座枠20に取り付けられるようになっている。
側部材5は、金属性の材料により形成され、図2に示すように、座10方向に突出した座支持軸33の端部を受けて該座支持軸33を嵌合する軸受部材63が突設されている。また、側部材5は、軸受部材63に嵌合した座支持軸33を上方から押さえ込んで、軸受部材63とで座支持軸33を挟着するように固定する上板64と、この上板64を覆うように軸受部材63に取り付けられる覆い部材65とを有している。なお、軸受部材63、上板64、覆い部材65には、それぞれが重合する雌ネジ孔67、取付孔68、69が穿設されており、座支持軸33は、これら雌ネジ孔67、取付孔68、69をボルト66で螺着することにより、側部材5に固定されるようになっている。
2.椅子1の組み立て
次に、以上のように構成される椅子1を組み立てる場合について、図2、7〜10を参照しながら説明する。なお、図9は、座板12を座枠13に取り付けるときの状態を示す斜視図、図10は、図3(A)の左側の係止片12a付近の拡大C−C断面図及び図3(A)の係止片12b付近の拡大D−D断面図である。
まず、椅子1を組み立てるには、図8に示すように、座支持軸33の取付孔51にストッパ45a、bの取付孔52、雌ネジ孔50を重ね、この取付孔51及び取付孔52、雌ネジ孔50にボルト53を螺着することにより、座支持軸33の両端側にストッパ45a、bを取り付ける。そして、ストッパ45a、bを取り付けた座支持軸33両端の外側から、ブッシュ42を、ブッシュ42が有する貫通孔54にて座支持軸33に嵌合貫通させて座支持軸33に取り付ける。この際、ブッシュ42は、その内側面がストッパ45a、bの右側面に当接するまで押し込むようにして座支持軸33に取り付ける。
次に、左側座枠20の前座枠取付部27に前座枠22の左端を嵌合して側座枠20の取付孔28に前座枠22の取付孔23を重ね、この取付孔28、23にタッピングネジ25(図3、6参照)を螺着することにより、前座枠22を左側座枠20に取り付ける。次に、左側座枠20の後座枠取付部38に後座枠21の左端を嵌合して左側座枠20の取付孔39に後座枠21の取付孔19を重ね、この取付孔39、19にタッピングネジ26(図3、6参照)を螺着することにより、後座枠21を左側座枠20に取り付ける。なお、左側座枠20への前座枠22及び後座枠21の組み付け順は、前後してよい。
次に、座支持軸33に取り付けた左側のブッシュ42を左側座枠20の回転孔43に回動可能に嵌合し、座支持軸33を左側座枠20に、その左端が外方向に貫通するように取り付ける。この際、ブッシュ42の係止片が左側座枠20の内面に当接するまで押し込むようにして、座支持軸33を左側座枠20に取り付ける。なお、座支持軸33を左側座枠20に組み付けてから、前座枠22及び後座枠21を左側座枠20に組み付けるようにしてもよい。
次に、上記の組み付け手順に準じて、座支持軸33を右側座枠20に取り付け、次に、右側座枠20に前座枠22及び後座枠21を取り付ける。これにより、座枠13は、ブッシュ42のまわりを回動可能に座支持軸33にて軸支されることになる。なお、左側座枠20よりも先に、右側座枠20に座支持軸33、前座枠22及び後座枠21を取り付けるようにしてもよい。
また、上述した座枠13の組み付け手順は、次のようにしてもよい。即ち、左右側座枠20、前座枠22及び後座枠21を組み付けて先ず座枠13外周の矩形枠体を完成させ、次にブッシュ42を取り付けた座支持軸33を左右側座枠20の回転孔43に貫通し、最後にストッパ45a、bを座支持軸33に取り付けることで、ブッシュ42を座支持軸33に位置固定して回転孔43に回動可能に嵌合することで、座枠13を組み付けるようにしてもよい。
次に、コイルスプリング34を、その後端を左側のストッパ45aに設けられた掛止部材57に座枠13の回動に伴って回動可能に止着すると共に、その前端を左側座枠20のブラケット35にナット58で回動不能に止着する。次に、ダンパー36を、その後端を右側のストッパ45aに設けられた止着部材59に座枠13の回動に伴って回動可能に止着すると共に、その前端を右側座枠20のブラケット37に回動可能に止着する。これにより、コイルスプリング34は掛止部材57の止着箇所を中心にして、ダンパー36は止着部材59の止着箇所を中心にして、回動可能に設けられることになる。なお、座枠13へのコイルスプリング34及びダンパー36の組み付け順は、前後してよい。
次に、クッション11の裏面側に組み付けられた座板12を、図9(なお、図9においては、クッション11は図示を省略している)に示すように、座板12の左右中央の係止片12a、bが座枠13の係合突片20aより前側に位置するように、座板12を座枠13に宛がい、矢印Aに示すように、座板12を前方から後方にスライドするように移動させる。
すると、図10に示すように、座板12の裏面側に下方に突出する外方向に開口されたL字形の係止片12a、bと座枠13の係合突片20a及び折返片21aとが嵌合し、つまり、矩形水平片18bと座板12本体との隙間(矩形垂直片18a部分)に係合突片20a及び折返片21aが嵌合し、係合突片20a及び折返片21aが矩形水平片18bと座板12本体とで挟着される。
この際、座枠13に対して座板12を前方から後方にスライドすると、係止片12bの矩形垂直片18aが折返片21aに当接し、突起板15が前座枠22に当接する。つまり、これら係止片12b(矩形垂直片18a)及び突起板15は、座板12を座枠13に取り付けるときの座板12の位置決め手段としての機能を有している。さらに、係合突片20aは、係止片12aが嵌合し易いように、その前端側がテーパー状に形成されているので、このような構成により、座枠13は一方向にスライドさせるだけで、極めて容易にワンタッチで座枠13に取り付けることができる。
次に、係止片12a、bに係合突片20a及び折返片21aを嵌合すると、座枠13の固定板31の取付孔32と座板12の取付孔17とが重合するので、この取付孔32、17にタッピングネジ24(図3、6参照)を螺着することにより、座板12を座枠13に締結する。これにより座板12は座枠13にしっかりと固定される。
次に、座板12を座枠13に固定したら、裏カバー30の係止片60を座枠13の受板29に係合し、裏カバー30のボス61を座枠13の固定板41とタッピングネジ40で締結して、裏カバー30を座枠13に取り付ける。これにより、座10が組み立てられる。なお、座枠13への座板12及び裏カバー30の組み付け順は、前後してよい。
次に、座枠13に座板12及び裏カバー30を組み付けて座10を組み立てたら、座枠13から左右に突出している座支持軸33の両端を側部材5の軸受部材63に嵌合し、この嵌合した座支持軸33の上方に上板64を配置して軸受部材63とで座支持軸33を挟み込み、この状態で覆い部材65を上板64を覆うように軸受部材63に宛がって、これら軸受部材63、上板64、覆い部材65の雌ネジ孔67、取付孔68、69を重ねてボルト66で螺着する。これにより、座10は側部材5に組み付けられて椅子1の組み立てが完了する。
しかして、椅子1に着席していた使用者が離席すると、座10が水平状態からコイルスプリング34の付勢力により起立する。即ち、コイルスプリング34は、座10が水平状態のときの十分に伸張している付勢状態から、座10が起立状態のときの僅かに伸張している初期状態に復元するときの付勢力により座10を回動させて跳ね上げる。この際、ダンパー36は、コイルスプリング34の付勢力を緩衝させて座10を緩やかに跳ね上げる。
また、図2、7、8に示すように、椅子1に使用者が着席しているときは、座枠13の回転阻止部材44aが座支持軸33の上側のストッパ45aの後面に当接すると共に、座枠13の回転阻止部材44bが座支持軸33の下側のストッパ45bの前面に当接し、これにより、ほぼ水平の使用位置である下限の回動位置で座10を停止させ、一方、座10が跳ね上がって起立するときは、座枠13の回転阻止部材44aが座支持軸33の下側のストッパ45bの後面に当接すると共に、座枠13の回転阻止部材44bが座支持軸33の上側のストッパ45aの前面に当接し、これにより、斜め前上方を向く不使用位置である上限の回動位置で座10を停止させる。
また、椅子1の横幅を変更する場合には、上述した組み立て手順と逆の順序で椅子1を分解し、クッション11、座板12、前座枠22、後座枠21、座支持軸33、裏カバー30を所望の横幅のものに交換して組み立てるようにすればよい。
3.本実施形態の効果
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る座跳ね上げ式の椅子1は、座枠13を、前後方向に延在する一対の側座枠20と、この一対の側座枠20に着脱自在に取り付けられる左右方向(椅子1の横幅方向)に延在する前座枠22及び後座枠21とで構成したので、横幅の異なる各種寸法の座跳ね上げ式椅子を製造する場合、それぞれの寸法にあった座枠をいちいち曲げ加工により形成する必要がなく、前座枠22及び後座枠21の長さを変更するだけで極めて容易に対処することができる。
また、座枠13では、座10の跳ね上げ機構を構成する部品や装置等が側座枠20に集約して設けられていると共に、座支持軸33に着脱自在に設けられている。即ち、横幅の異なる各種寸法の座跳ね上げ式椅子を製造する場合であっても、座枠13において共通の部品として使用できる側座枠20には、前座枠22を取り付けるための前座枠取付部27、裏カバー30を取り付けるための受板29、固定板41、座板12を取り付けるための係合突片20a、固定板31、コイルスプリング34を取り付けるためのブラケット35、ダンパー36を取り付けるためのブラケット37、後座枠21を取り付けるための後座枠取付部38、座支持軸33を取り付けるための回転孔43、座10の回動角度を規制するための回転阻止部材44a、bが予め集約して設けられている。
一方、共通の部品として使用できない前座枠22及び後座枠21は、略コの字状に形成された板枠のみで一切部品や装置が取り付けられておらず、また、同じく共通の部品として使用できない座支持軸33には、座支持軸33を軸受けして回転孔43と回動可能に嵌合するブッシュ42、座10の回動角度を規制するストッパ45a、bが着脱自在に設けられていると共に、ストッパ45a、bにはコイルスプリング34を回動自在に枢着する掛止部材57及びダンパー36を回動自在に枢着する止着部材59が一体的に設けられている。
従って、このように構成される本実施形態に係る座跳ね上げ式の椅子1は、横幅の異なる各種寸法の座跳ね上げ式椅子を製造する場合に係り、座10の跳ね上げ機構を構成する部品や装置が集約して設けられる共通部品の側座枠20及び座支持軸33に着脱自在に設けられるブッシュ42、ストッパ45a、b、掛止部材57、止着部材59は、半製品部材として在庫しておくことができるので、これにより製造工程が簡略化すると共に量産が可能となり、その結果、製造コストを軽減し、製造納期を早めることができる。
即ち、本実施形態に係る座跳ね上げ式の椅子1は、半製品部材での在庫が可能であり、横幅の異なる各種寸法の製造にも柔軟に対応することができるという顕著な効果を奏する。
以上、本発明の実施形態に係わる座跳ね上げ式の椅子1を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成は実施形態に示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加などがあっても本発明に含まれる。
例えば、上述した実施形態においては、常時座10が起立する付勢力を加える付勢部材としてコイルスプリング34、コイルスプリング34の付勢力に抗して座10を緩やかに跳ね上げる緩衝部材としてダンパー36を示したが、これは限定することなく、同様な機能を有するその他の付勢部材や緩衝部材であってもよい。
1…椅子、 3…背凭れ、
5…側部材、 6…固着部、
7…肘掛部、 10…座、
11…クッション、 11a…前垂れ部、
12…座板、 12a、12b、55、60…係止片、
13…座枠、 14…溝、
15…突起板、 16a、16b…切欠部、
17、19、23、28、32、39、51、52、68、69…取付孔、
18a…矩形垂直片、 18b…矩形水平片、
20…側座枠、 20a…係合突片、
21…後座枠、 21a、22a、22b…折返片、
22…前座枠、 22c…アール面、
24、25、26、40…タッピングネジ、 27…前座枠取付部、
29…受板、 30…裏カバー、
31、41…固定板、 33…座支持軸、
34…コイルスプリング、 35、37…ブラケット、
36…ダンパー、 38…後座枠取付部、
42…ブッシュ、 43…回転孔、
44a、44b…回転阻止部材、 45a、45b…ストッパ、
50、67…雌ネジ孔、 53、66…ボルト、
54…貫通孔、 57…掛止部材、
58…ナット、 59…止着部材、
61…ボス、 63…軸受部材、
64…上板、 65…覆い部材。

Claims (7)

  1. 離席の際に、座がほぼ水平状態から座支持軸を軸に回動して起立するように構成された座跳ね上げ式椅子であって、
    前記座の着座部を支持する座枠を、前後方向に延在する一対の側座枠と、該一対の側座枠に着脱自在に取り付けられる横幅方向に延在する前座枠及び後座枠とで構成し、
    前記前座枠及び前記後座枠のうちの少なくともいずれか一方は、該少なくともいずれか一方における前記横幅方向に拡がる面において、前記側座枠における前記横幅方向に拡がる面と当接し、該当接する部分においてねじを螺着することにより前記側座枠に固定されており、
    座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置を前記側座枠に集約して設けるようにしたことを特徴とする座跳ね上げ式椅子。
  2. 離席の際に、座がほぼ水平状態から座支持軸を軸に回動して起立するように構成された座跳ね上げ式椅子であって、
    前記座の着座部を支持する座枠を、前後方向に延在する一対の側座枠と、該一対の側座枠に着脱自在に取り付けられる横幅方向に延在する前座枠及び後座枠とで構成し、
    前記前座枠及び前記後座枠のうちの少なくともいずれか一方は、法線の方向が相違する少なくとも2つの面が前記側座枠に対して当接した状態で前記側座枠に取り付けられており、
    座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置を前記側座枠に集約して設けるようにしたことを特徴とする座跳ね上げ式椅子。
  3. 離席の際に、座がほぼ水平状態から座支持軸を軸に回動して起立するように構成された座跳ね上げ式椅子であって、
    前記座の着座部を支持する座枠を、前後方向に延在する一対の側座枠と、該一対の側座枠に着脱自在に取り付けられる横幅方向に延在する前座枠及び後座枠とで構成し、
    座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置は、前記側座枠に集約して設けられており、
    前記座の跳ね上げ機構を構成する前記部品や装置の一部は、前記座支持軸を挟み込むようにして前記座支持軸に取り付けられる止着部材を介して前記座支持軸に着脱自在に設けられていることを特徴とする座跳ね上げ式椅子。
  4. 離席の際に、座がほぼ水平状態から座支持軸を軸に回動して起立するように構成された座跳ね上げ式椅子であって、
    前記座の着座部を支持する座枠を、前後方向に延在する一対の側座枠と、該一対の側座枠に着脱自在に取り付けられる横幅方向に延在する前座枠及び後座枠とで構成し、
    座の跳ね上げ機構を構成する部品や装置は、前記側座枠に集約して設けられており、
    前記座の跳ね上げ機構を構成する前記部品のうちの1つは、常時、前記座が起立する付勢力を加える付勢部材であり、
    前記側座枠の一方には、前記付勢部材の一端を止着する第1止着部材と、
    前記座支持軸には、前記座の回動に伴って前記付勢部材の他端を回動可能に止着する該座支持軸に着脱自在に設けられた第2止着部材と
    が設けられていることを特徴とする座跳ね上げ式椅子。
  5. 前記座の跳ね上げ機構を構成する前記部品は、前記付勢部材の付勢力に抗して前記座を緩やかに跳ね上げる緩衝部材であり、
    前記側座枠の一方又は他方には、前記緩衝部材の一端を止着する第3止着部材と、
    前記座支持軸には、前記座の回動に伴って前記緩衝部材の他端を回動可能に止着する該座支持軸に着脱自在に設けられた第4止着部材と
    が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の座跳ね上げ式椅子。
  6. 前記一対の側座枠の少なくとも一方には、前記座の回動角度を規制する回転阻止部材が設けられ、
    前記座支持軸には、該回転阻止部材と係合する上限ストッパ及び下限ストッパが着脱自在に設けられ、
    前記座に使用者が着席しているときは、前記下限ストッパに前記回転阻止部材が当接し、ほぼ水平の使用位置である下限の回動位置で前記座を停止させ、
    一方、使用者が離席し前記座が跳ね上がって起立するときは、前記上限ストッパに前記回転阻止部材が当接し、斜め前上方を向く不使用位置である上限の回動位置で前記座を停止させること
    を特徴とする請求項3至請求項5の何れか1項に記載の座跳ね上げ式椅子。
  7. 請求項6に記載の上限ストッパ又は下限ストッパは、請求項4に記載の第2止着部材又は請求項5に記載の第4止着部材を兼ねていることを特徴とする座跳ね上げ式椅子。
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