JP3202207U - 移動が容易な椅子 - Google Patents

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伊知郎 市川
伊知郎 市川
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有限会社ケーアンドケーメディカル
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Abstract

【課題】着座した状態では移動することなく、運搬時には、軽い力で容易に移動させることができる椅子を提供する。【解決手段】移動が容易な椅子は、脚部4、5が椅子本体1の前後に各々2本が設けられ、キャスター6が2本の後脚部5のみの下端部に取り付けられ、無荷重状態においては車輪が回転可能であり、下向きの荷重が加わった際にはキャスター本体が床面8と接触するように構成されている。無荷重状態において椅子本体の背もたれ部3を後側に傾斜したとき、2本の前脚部4が浮上し、2本の後脚部5のキャスターの車輪により椅子本体が移動可能となる。【選択図】図1

Description

本考案は、脚部にキャスターが取り付けられたキャスター付椅子の関し、詳しくは、椅子を容易に移動させることができる椅子に関する。
椅子本体の脚部の下端部にキャスターが取り付けられたキャスター付の椅子は、移動時の力を軽減できるようにしたものであり、例えば、特開平7−108014号公報(特許文献1)、特開2004−261559号公報(特許文献2)に開示されている。
特開平7−108014号公報 特開2004−261559号公報
一般に使用されているキャスター付の椅子は、椅子本体に設けた4本の脚部に各々キャスターが取り付けられていて、使用者が着座した状態でも床面を容易に移動できるようにしているので、便利に使用されている。ところが、不意に外圧が加えられた場合であっても容易に移動することから、事故を招く恐れがある。このような問題を解消するために、特許文献1及び2に示された椅子は、脚部のキャスターに下向きの荷重を加えた場合に、例えばキャスターの本体の一部を床面と接触させて、着座した状態では椅子が移動しないように構成している。
このように、一般に使用されている椅子は、使用者が着座した場合の利便性を追求している。しかしながら、会議室、結婚披露宴会場等の会場を設営する場合には、多くの来場者のために、数多くの椅子を搬送する必要がある。このとき、通常の場合は、収納庫から作業員または従業員が個々に椅子を持ちながら搬送している。このため、作業員等に重労働を課してしまう問題がある。
本考案が解決しようとする課題は、着座した状態では移動することなく、作業員等が移動する場合に、軽い力で容易に移動させることができる椅子を提供することにある。
そこで、本考案による移動が容易な椅子は、椅子本体の脚部の下端部にキャスターが取り付けられたキャスター付の椅子であって、前記脚部は前記椅子本体の前後に各々2本が設けられ、前記キャスターは、キャスター本体に車輪が回転可能に設けられ、無荷重状態においては前記車輪が回転可能であり、下向きの荷重が加わった際に前記キャスター本体が床面と接触するように構成されて、2本の後脚部のみの下端部に取り付けられ、無荷重状態において前記椅子本体の背もたれを後側に傾斜したとき、2本の前脚部が浮上し、2本の後脚部の前記キャスターの車輪により前記椅子本体を移動可能に構成したことを要旨としている。
また、下向きの荷重を加えてキャスター本体を床面に接触させた際に、椅子本体の座面の後側が下降して傾斜させることが好ましい。
本考案による移動が容易な椅子によれば、4本の脚部のうち、後側2本の脚部のみにキャスターを取り付け、このキャスターに下向きの荷重が加わった際にキャスター本体が床面と接触するように構成されているので、使用者が着座した状態では、前側2本の脚部と後側2本のキャスターによって椅子が床面に固定され、椅子の移動を阻止し安全に着座することができる。一方、会議室、結婚披露宴会場等の会場を設営する場合には、無荷重状態においては、椅子本体の背もたれを後側に傾斜することにより、後側2本の脚部が浮上し、後側2本の脚部のキャスターの車輪が回転可能になるので、椅子本体を傾斜した状態で椅子本体を軽い力で容易に移動することができる。このため、作業員や従業員の移動による疲労を大幅に軽減することが可能となる。
また、使用者が着座した際に、下向きの荷重を加えることによりキャスター本体が床面に接触させることにより下降すると、椅子本体の座席部の後側が若干下降するので、座席部の後側が下がることによって傾斜するので、使用者が前方に倒れそうに傾くことなく、安定した状態で着座することが可能となる。
本発明に関わる移動が容易な椅子の実施例を示す側面図である。 キャスター本体を示す側面図である。 キャスター本体を示す正面図である。 キャスター本体が荷重により床面に接触した状態を示す正面図である。 キャスター本体が傾斜した状態を示す側面図である。 (A)(B)は、椅子本体に形成した取っ手部を示す説明図である。 椅子を移動する状態を示す説明図である。
本考案による移動が容易な椅子は、椅子本体の脚部の下端部にキャスターが取り付けられたキャスター付の椅子であって、前記脚部は前記椅子本体の前後に各々2本が設けられ、前記キャスターは、キャスター本体に車輪が回転可能に設けられ、無荷重状態においては前記車輪が回転可能であり、下向きの荷重が加わった際に前記キャスター本体が床面と接触するように構成されて、2本の後脚部のみの下端部に取り付けられ、無荷重状態において前記椅子本体の背もたれを後側に傾斜したとき、2本の前脚部が浮上し、2本の後脚部の前記キャスターの車輪により前記椅子本体を移動可能に構成している。
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。図1に示す椅子本体1は、座席部2及び背もたれ部3と、2本の前脚部4及び2本の後脚部5とを有している。そして、2本の後脚部5の下端部にキャスター6が取り付けられている。
キャスター6は、図2及び図3に示すような自在キャスターを用いることが好ましい。本考案においては、自在キャスターの構成を備えるとともに、荷重を加えた際に床面に止めることができる構成のキャスターを用いている。
キャスター6は、図2、図3に示すように、キャスター本体6aと一対の車輪6bからなり、両側の車輪6bは、キャスター本体6aに支持された軸6cによって自在に回転する。軸6cは、キャスター本体6aの上下方向に移動することができ、座席部2に着座していない状態、すなわち、無荷重状態では、キャスター本体6a内に配設されたコイルスプリング7によって一対の車輪6bを下方に付勢しており、この状態では図2、図3に示すようにキャスター本体6aの下端は床面8から離間されていて、車輪6bを容易に回動することができる。また、キャスター本体6aの上端側には、回転軸9が回転自在に支持され、回転軸9の上端は取付板10に固着されている。そして、取付板10は、2本の後脚部5の下端部に例えば木ねじ11によって取り付けられている。なお、キャスター6は、必ずしも自在キャスターでなくても良く、また、上述した構成のキャスター以外に市販のキャスターを使用しても良い。
図4は、座席部2に着座している際のキャスター6を示し、2本の後脚部5を介してキャスター6に矢示で示す下向きの荷重が加わっている。この際には、キャスター本体6a内に配設されたコイルスプリング7が圧縮されることによって、キャスター本体6aが下降して下端が床面8に押圧状態で接触する。この状態では、2本の前脚部4と同様に、椅子本体1が定位置に固定される。なお、無荷重状態と荷重状態における寸法は、概ね5mm〜10mmとすることが望ましい。また、キャスター本体6aの下端が床面8に接触させるための圧力は、概ね5kg〜10kgに設定することが望ましい。
座席部2に着座することによって、キャスター6に下向きの荷重Wを加えられ、2本の後脚部5が下降することにより、椅子本体1の座席部2の後側が下降し、僅かな角度θ1だけ傾斜する。このように座席部2の後側が傾斜することにより、使用者が前方に倒れそうに傾くことなく、安定した状態で着座することが可能となる。
図5は、無荷重状態において、椅子本体1の背もたれ部3を後側に傾斜したとき、キャスター本体6aが床面8に接触するまでの角度θ2を示している。この角度θ2は、後述する椅子本体1を傾斜して移動するとき、楽に移動作業ができる角度以上に設定することが望ましい。
図6(A)、(B)は、椅子本体1を移動する際、および、椅子本体1を後側に傾斜させる際の作業を容易にするために、背もたれ部3に取っ手部12を形成した例を示している。図6(A)は、背もたれ部3の上部の枠体3aとクッション部3bとの間に透孔3cを形成し、この透孔3Cを取っ手部12としている。そして、椅子本体1の移動作業等を行う際には、透孔3C内に手を挿入し、枠体3aを握ることによって作業を行うようにしている。また、図6(B)は、背もたれ部3の背面に取っ手部12を取り付けた例を示している。この取っ手部12は、平面形状が略コ字状に形成し、開口端を背もたれ部3の上部の枠体3aに取り付けている。そして、取っ手部12に手を挿入して握ることにより作業を行うようにしている。
次に、上述した本考案による移動が容易な椅子の移動作業について、図7により説明する。常時は図1に示すように、椅子本体1は2本の前脚部4と、2本の後脚部5の下端部に取り付けたキャスター6によって床面8に置かれている。使用者が着座していないときは、キャスター6の車輪6bは無荷重状態であり回動することができる。この状態から、会議室や結婚披露宴会場等の会場の設営、或いは片付けを行うために椅子本体1を移動する際には、図7に示すように、作業者13が取っ手部12を握り、椅子本体1の背もたれ部3を後側に傾斜する。これにより、2本の前脚部4が浮上し、2本の後脚部のキャスター6の車輪6bに椅子本体1が載置される。この状態から、取っ手部12を握りながら図示右方の矢示の方向に移動する。このように、椅子本体1を移動するときの角度を前述した図5に示す角度θ2とすることにより、軽い力で移動することができる。
以上、本発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。前述した実施例において、キャスターに下向きの荷重を加えたとき、車輪が上昇する形式としたが、車輪の軸を支点として回転することにより車輪が上昇する形式のキャスターであっても良い。また、椅子本体の2本の後脚部に対してキャスターの取付板を取り付けるようにしたが、キャスターに円柱を突設して後脚部の下端面に形成した孔に挿入することにより取り付けても良い。
1 椅子本体
3 背もたれ部
4 前脚部
5 後脚部
6 キャスター
6a キャスター本体
6b 車輪

Claims (2)

  1. 椅子本体の脚部の下端部にキャスターが取り付けられたキャスター付の椅子であって、
    前記脚部は前記椅子本体の前後に各々2本が設けられ、
    前記キャスターは、キャスター本体に車輪が回転可能に設けられ、無荷重状態においては前記車輪が回転可能であり、下向きの荷重が加わった際に前記キャスター本体が床面と接触するように構成されて、2本の後脚部のみの下端部に取り付けられ、
    無荷重状態において前記椅子本体の背もたれを後側に傾斜したとき、2本の前脚部が浮上し、2本の後脚部の前記キャスターの車輪により前記椅子本体を移動可能に構成した移動が容易な椅子。
  2. 下向きの荷重を加えてキャスター本体を床面に接触させた際に、椅子本体の座面の後側が下降して傾斜させる請求項1に記載の移動が容易な椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7493079B1 (ja) 2023-04-19 2024-05-30 株式会社ニトリホールディングス 家具製品及びキャスターユニット

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