JP6398447B2 - 指挟み防止用のカバー、ロッキング機構、椅子 - Google Patents

指挟み防止用のカバー、ロッキング機構、椅子 Download PDF

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Description

本発明は、支持基部に座受を介して座を支持させており、座が支持基部に対して動作する際に支持基部と座受との間の隙間が増減する椅子に適用される、指挟み防止用のカバーに関する。
背凭れの後傾に連動して座が動作するシンクロロッキング機構を備えた椅子が公知である(例えば、下記特許文献を参照)。この種の椅子では、脚支柱の上端部に配した支持基部に座を支持するための座受を傾動可能に支持させ、背凭れの後傾に伴って座受の後端部が支持基部に対し相対的に下方に変位するように構成することが通例となっている。
座受が支持基部に対して相対変位すると、支持基部の前端部と座受の前端部との間の隙間の大きさが拡縮する。着座者がその隙間に己の手指を不用意に差し入れると、手指が座受及び支持基部によって挟まれてしまう懸念がある。
特開平05−091931号公報
本発明は、座が支持基部に対して動作する際に支持基部と座受との間の隙間が増減する椅子において、その隙間を簡便に遮蔽できるようにすることを所期の目的とする。
上述した課題を解決するべく、本発明では、支持基部に座受を介して座を支持させており前記座が前記支持基部に対して動作する際に当該支持基部と前記座受との間の隙間が増減する椅子に適用される指挟み防止用のカバーであって、前記支持基部及び前記座受とは別体をなし、前記座受に取り付けることができ、前記座受に取り付けられた状態で前記隙間を遮蔽する隙間遮蔽部を備えており、前記隙間遮蔽部が、前記支持基部の前端部と前記座受の前端部との間に生じる隙間を遮蔽するものであり、隙間遮蔽部として、隙間を生む支持基部の前端部及び座受の前端部の前方に位置してこれらを前方から遮蔽する前壁を備える指挟み防止用のカバーを構成した。
より具体的には、前記隙間遮蔽部として前記支持基部の前端部前記座受の前端部との間に生じる隙間を側方から遮蔽する側壁を備えており、当該側壁の上下寸法が支持基部の前端部と座受の前端部との間の隙間の上下幅よりも大きいカバーとすることが好ましい。
前記支持基部の前端部及び前記座受の前端部を前方から遮蔽する前壁の上端部から後方に延伸し、前記座受の前端部と前記座の下面との間に介在する空間に挿入される上壁を指挟み防止用のカバーに設けていれば、座受及び座によって当該カバーの脱落を好適に抑止できる。
本発明に係る椅子のロッキング機構は、支持基部と、前記支持基部に対して傾動可能であるように当該支持基部に支持させた座を支持するための座受と、前記支持基部及び前記座受とは別体をなし、前記座受に取り付けることができ、前記座受に取り付けられた状態で前記支持基部と前記座受との間の増減する隙間を遮蔽する指挟み防止用のカバーとを具備してなる。
背座のシンクロロッキング機能を実現するためには、ロッキング機構に、前記支持基部に対して傾動可能であるように当該支持基部に支持させた背凭れを支持するための背支持部材と、前記背支持部材に前記座受の後部を接続して前記背凭れの後傾に前記座の支持基部に対する動作を連動させるリンク部材とをさらに具備させればよい。
本発明によれば、座が支持基部に対して動作する際に支持基部と座受との間の隙間が増減する椅子において、その隙間を簡便に遮蔽することができる。
本発明の一実施形態の椅子の正面図。 同実施形態の椅子の要部拡大側面図。 同実施形態のロッキング機構の斜視図。 同実施形態のロッキング機構の指挟み防止用のカバーを外した状態を示す斜視図。 同実施形態のロッキング機構の側断面図。 同実施形態のロッキング機構の側断面図。 同実施形態のロッキング機構の側面図。 本発明の変形例の一に係る指挟み防止用のカバーの斜視図。 本発明の変形例の一に係るロッキング機構の側断面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態における椅子は、ロッキング機構によって背凭れ3及び座2のシンクロロッキング動作を実現するものである。図1及び図2に示すように、本実施形態の椅子は、脚1と、脚1に支持させた支持基部4と、支持基部4に支持させた背支持部材5及び座受6と、背支持部材5に連接した背凭れ3と、座受6上に載置した座2とを主たる要素とする。
脚1は、複数個のキャスタ11を装着した脚羽根12と、脚羽根12の中央より略垂直に立ち上がる脚支柱13とを備えている。脚支柱13は、いわゆるテレスコピック構造をなすものであり、内蔵したガススプリング14の伸縮を通じて当該脚支柱13の長さを上下方向に沿って伸縮させることができる。これにより、支持基部4の高さ位置、ひいては座2及び背凭れ3の高さを任意に変更することが可能である。
支持基部4は、上方に開口した箱状をなしており、その前後方向の中間部よりやや後方の部位を脚支柱13の上端部に固定している。図5及び図6に示すように、脚支柱13内のガススプリング14のプッシュボタン(プッシュロッド)141は、支持基部4内に露出している。
他方、支持基部4には、ガススプリング14のプッシュボタン141を操作するための操作部材41を設けている。操作部材41は、左右方向に伸長する操作軸411の一端(図示例では、左側端)側を支持基部4外に露出させ、かつその一端側を後方に屈曲させて把手412とした形状を有する。操作部材41は、操作軸411の軸心回りに回動可能である。そして、支持基部4内にある操作軸411に、プッシュボタン141を押圧する押圧体413を固着している。
座2及び背凭れ3の高さ位置を調節しようとする使用者は、支持基部4外に露出している操作部材41の把手412を把持し、操作軸411を回転させる。すると、押圧体413が操作軸411を中心として回動し、プッシュボタン141に上方から係合して当該プッシュボタン141を押下する状態となる。この結果、ガススプリング14のピストン内のバルブが開弁され、ガススプリング14ひいては脚支柱13の伸縮動作が解禁される。
背支持部材5は、支持基部4の後端部に連結し、その後端部から後方に延伸している。背支持部材5は、支持基部4に対して水平な支軸51回りに回動可能である。
背凭れ3は、正面視四方枠状をなす背枠31の中空部分に着座者の背や腰を支える張地32を張り設けたものであり、その下端部を背支持部材5の後端部に固定している。背凭れ3は、背支持部材5が支持基部4に対して支軸51回りに揺動することによって前後に傾動する。
座受6は、前後及び左右に拡張し、支持基部4に対して上方から覆い被さる比較的平板な部材である。座受6の前後寸法及び左右幅寸法はそれぞれ、支持基部4の前後寸法、左右幅寸法よりも大きい。座受6の四隅には、当該座受6の側壁よりも外側方に張り出した座載置部62を設けてある。座2は、これら座載置部62の上面に載せ置かれた状態で、当該座載置部62に対して(ボルトを用いた締結等により)固定される。座受6は、その前後方向の中間部を支軸61を介して支持基部4の前後方向の中間部に連結しており、支持基部4に対して水平な支軸61回りに回動可能となっている。座受6の後端部が降下するとき、座受6の前端部は上昇する。
着座者の臀部を支持する座2は、ウレタンスポンジ等のクッションを表皮材でくるんだ一般的なものである。
左右に伸びる操作部材41の操作軸411は、座受6の左右の側壁まで達している。故に、座受6の側壁には、操作軸411との干渉を避けるためのスロット63を穿ってある。スロット63は、側面視支軸61を中心とした部分円弧状をなすように上下に拡張している。操作軸411は、このスロット63に挿通される。
その上で、背支持部材5における支軸51よりも後方の部位と、座受6における支軸61よりも後方の部位(特に、後端部)とを、リンク部材8を介して連結している。図5及び図6示すように、リンク部材8の前端側は、座受6の下向面に接合した状態で、当該座受6に対して(ボルトを用いた締結または溶接等により)固定される。リンク部材8の後端側は、連結軸81を介して背支持部材5に連結している。リンク部材8及び座受6は、背支持部材5に対して水平な連結軸81回りに回動可能である。
なお、連結軸81は、背支持部材5の側壁に穿った長孔52に挿通される。長孔52は、側面視前後方向に沿った内寸を連結軸81の径の太さよりも大きくとってある。このため、連結軸81、リンク部材8及び座受6は、背支持部材5に対し、小さな範囲ではあるが長孔52に沿って相対的に変位し得る。
背支持部材5と座受6とを連結しているリンク部材8の存在により、背凭れ3が後傾すると、背支持部材5の回動に従動して座受6も支持基部4に対して回動する。即ち、背支持部材5とともに座受6の後端部が下方に変位し、座受6の前端部が上方に変位する。つまりは、背凭れ3の後傾に伴って座2の後端部が沈み込みながら座2の前端部が持ち上がるという、シンクロロッキング動作が営まれる。その模様を、図6及び図7に示している。これら支持基部4、背支持部材5、座受6及びリンク部材8により、シンクロロッキング機能を実現するロッキング機構の基本構成が完成する。
本実施形態の椅子のロッキング機構には、背凭れ3及び座2を図2及び図5に示す原位置に向かう方向に弾性付勢する反力機構7を実装している。この反力機構7は、付勢力を発生させる弾性付勢部材であるスプリング71と、スプリング71の下端側を下方から支持するスプリングリテーナ72と、スプリング71及びスプリングリテーナ72を座受6の前後方向の中間部よりやや前方の部位に係留する反力伝達軸73とを備えている。反力伝達軸73は、支持基部4の前後方向の中間部よりやや前方の部位に穿った貫通孔42に挿通された上で、その上方に所在する座受6の部位に係合する。スプリング71の上端側は、支持基部4における貫通孔42の周囲の下向面に当接させている。
図6に示しているように、背凭れ3の後傾に伴い座受6の前端部が浮上すると、座受6に係合した反力伝達軸73及び反力伝達軸73の下端部に螺着したスプリングリテーナ72が支持基部4に対して上方に変位する。これにより、スプリングリテーナ72と支持基部4とで挟まれたスプリング71が圧縮される。圧縮されたスプリング71の発揮する弾性付勢力は、反力伝達軸73を介して座受6の前端部を下方に引っ張り込むように作用する。即ち、その弾性付勢力は、座受6の後端部及び背支持部材5を上方に引き上げるように作用し、後傾した背凭れ3を前方に復帰させようとする力、換言すれば後傾する背凭れ3に対する反力となる。
因みに、スプリングリテーナ72と支持基部4との間には、スプリング71や反力伝達軸73を包囲して隠蔽するための隠蔽部材74を装着してある。隠蔽部材74は、スプリングリテーナ72と支持基部4との間の距離の拡縮に対応して伸縮することが可能な蛇腹状の部材である。
既に述べた通り、背凭れ3が後傾しながら座2の後端部が下降するシンクロロッキング時には、座受6の前端部が支持基部4に対して相対的に上方に変位する。このとき、図6及び図7に示すように、支持基部4の前端部と座受6の前端部との間の隙間Sが拡大する。図7に示しているように、この隙間Sは、座2の直下において、前方及び左右両側方に開放する。
翻って、後傾していた背凭れ3が原位置に復帰する際には、図5に示すように、座受6の前端部が支持基部4に対して相対的に下方に変位し、上記の隙間Sが縮小することとなる。従って、背凭れ3が後傾しているときに着座者が隙間Sに己の手指を差し入れてしまうと、後傾していた背凭れ3が原位置に復帰する過程で、彼の手指が座受6及び支持基部4によって挟まれる懸念がある。
そこで、本実施形態では、支持基部4の前端部と座受6の前端部との間の隙間Sを遮蔽して着座者の手指の進入を阻む指挟み防止用のカバー9を、ロッキング機構に装着することとしている。
本実施形態における指挟み防止用のカバー9は、支持基部4及び座受6とは別体をなす部材であり、座受6に後付けすることができ、かつ座受6に取り付けた状態で上記の隙間Sを遮蔽する隙間遮蔽部91、92を備えるものである。図1ないし図7に示すように、カバー9は、前壁91と、前壁91の左右両側端部から後方に延伸する左右一対の側壁92と、前壁91の上端部から後方に延伸する上壁93と、前壁91の下端部から後方に延伸する下壁94と、前壁91の所定箇所から後方に突出した係止爪95とを有している。但し、図7では、カバー9を二点鎖線で表している。
カバー9の前壁91は、座受6の最前端から屈曲して下方に垂下した端壁64の前面に当接する。前壁91の左右幅寸法は、支持基部4の前端部の左右幅寸法に略等しいか、それよりも大きい。この前壁91は、座受6の前端部、支持基部4の前端部及びこれらの間の隙間Sを前方から遮蔽する。
カバー9の側壁92は、側面視上記の隙間Sが座受6の側壁により覆い隠される位置まで延びている。左右に対をなすカバー9の側壁92の離間距離は、支持基部4の前端部の左右幅寸法に略等しいか、それよりも若干大きい。支持基部4の前端部は、カバー9の左右の側壁92の間に収まる。カバー9の右側の側壁92は、座受6の前端部、支持基部4の前端部及びこれらの間の隙間Sを右方から遮蔽する。同様に、カバー9の左側の側壁92は、座受6の前端部、支持基部4の前端部及びこれらの間の隙間Sを左方から遮蔽する。
カバー9の上壁93は、座受6の前端部と座2の下面との間に介在する空間Tに前方から挿入され、座受6の前端部の上面に当接する。カバー9の下壁94は、座受6の前端部よりもやや後方に控えている支持基部4の前端部に近接するように延び出ている。そして、係止爪95は、座受6の最前端の端壁64の下縁に係合して、カバー9が座受6の前端部から前方に脱離することを抑止する。ちょうど、カバー9の前壁91と係止爪95とで座受6の端壁64を前後から挟み、かつ上壁93と下壁94とで端壁64を上下から挟む構造である。
カバー9の上壁93の左右の端縁はそれぞれ、座受6の前端部と座2の下面との間に介在する空間Tの左右の側縁(座2に接合する座受6によって形作られる)に当接または近接し、カバー9が座受6及び支持基部4に対して相対的に左右方向に変位することを規制する。カバー9の左右の側壁92もまた、支持基部4の前端部の左右の側壁に当接または近接し、カバー9が座受6及び支持基部4に対して相対的に左右方向に変位することを規制する。
本実施形態における指挟み防止用のカバー9にあっては、その前壁91及び側壁92が隙間遮蔽部として機能する。図6及び図7に示しているように、前壁91及び側壁92の上下寸法は、背凭れ3を後傾させた状態における支持基部4の前端部と座受6の前端部との間の隙間Sの上下幅よりも大きく、当該隙間Sは正面視前壁91によって隠蔽され、側面視側壁92によって隠蔽される。
本実施形態では、支持基部4に座受6を介して座2を支持させており前記座2が前記支持基部4に対して動作する際に当該支持基部4と前記座受6との間の隙間Sが増減する椅子に適用される指挟み防止用のカバー9であって、前記支持基部4及び前記座受6とは別体をなし、前記座受6に取り付けることができ、前記座受6に取り付けられた状態で前記隙間Sを遮蔽する隙間遮蔽部91、92を備えた指挟み防止用のカバー9を構成した。
本実施形態によれば、支持基部4と座受6との間の隙間Sを簡便に遮蔽することができ、着座者の手指が誤ってその隙間Sに差し入れられてしまうことを好適に抑止できる。本実施形態の指挟み防止用のカバー9は、ドライバ等の工具類を使用することなく、人の手指によってロッキング機構の座受6に取り付けることが可能である。しかも、当該カバー9を取り付けるための特別な加工(孔を穿つ等)を座受6や支持基部4に施す必要はない。従って、既製のロッキング機構をそのまま用いることができ、指挟み防止用のカバー9の装着に起因するコスト増を招くことがない。
本実施形態の指挟み防止用のカバー9は、前記隙間遮蔽部として、前記支持基部4の前端部及び前記座受6の前端部を前方から遮蔽する前壁91と、前記支持基部4の前端部及び前記座受6の前端部を側方から遮蔽する側壁92とを備えているため、支持基部4の前端部と座受6の前端部との間に生ずる隙間Sを前方及び側方の三方から遮蔽することができる。
カバー9の下壁94が支持基部4に近接するように延びているため、手指が入る隙間ができやすい支持基部4の前方も好適に遮蔽できる。
加えて、前記前壁91の上端部から後方に延伸し、前記座受6の前端部と前記座2の下面との間に介在する空間Tに挿入される上壁93を備えていることから、当該カバー9の座受6に対する取り付けが安定したものとなる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、指挟み防止用のカバー9に、隙間Sの遮蔽以外の機能、役割を持たせることが考えられる。図8に示すカバー9は、その前壁91及び/または側壁92の外表面に、椅子の調整等に用いられる工具類を保持するための保持部96を設けたものである。この変形例では、工具類の一である六角棒スパナ(六角レンジ、Lハンドルレンチ)97を、カバー9の前壁91及び側壁92にそれぞれ設けた保持部96を利用して保持させることが可能である。
また、上記実施形態では、係止爪95を座受6の前端部の端壁64の下縁に弾性係合させ、上壁93及び係止爪95により端壁64をくわえ込むような形でカバー9を座受6に取り付けていたが、カバー9を座受6に取り付けるための取付手段はこのような態様のものには限定されない。図9に示している変形例では、カバー9の下壁94に穿った貫通孔941にピン98を下方から挿入し、そのピン98の軸部を座受6の前端部の端壁64の後面に当接させることにより、カバー9が座受6の前端部から前方に脱離することを抑止している。このピン98は、人の手指によって下壁94の貫通孔941に貫入せしめることができる。即ち、図9に示すカバー9もまた、ドライバ等の工具類を使用せずに座受6に取り付けることが可能である。
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、座が支持基部に対して動作する際に支持基部と座受との間の隙間が増減する椅子に適用することができる。
2…座
3…背凭れ
4…支持基部
5…背支持部材
6…座受
8…リンク部材
9…指挟み防止用のカバー
91…前壁
92…側壁
93…上壁
S…支持基部と座受との間の隙間
T…座受の前端部と座の下面との間の空間

Claims (6)

  1. 支持基部に座受を介して座を支持させており前記座が前記支持基部に対して動作する際に当該支持基部と前記座受との間の隙間が増減する椅子に適用される指挟み防止用のカバーであって、
    前記支持基部及び前記座受とは別体をなし、前記座受に取り付けることができ、前記座受に取り付けられた状態で前記隙間を遮蔽する隙間遮蔽部を備えており、
    前記隙間遮蔽部が、前記支持基部の前端部と前記座受の前端部との間に生じる隙間を遮蔽するものであり、隙間遮蔽部として、隙間を生む支持基部の前端部及び座受の前端部の前方に位置してこれらを前方から遮蔽する前壁を備える指挟み防止用のカバー。
  2. 前記隙間遮蔽部として前記支持基部の前端部前記座受の前端部との間に生じる隙間を側方から遮蔽する側壁を備えており、当該側壁の上下寸法が支持基部の前端部と座受の前端部との間の隙間の上下幅よりも大きい請求項1記載の指挟み防止用のカバー。
  3. 前記前壁の上端部から後方に延伸し、前記座受の前端部と前記座の下面との間に介在する空間に挿入される上壁を備える請求項1または2記載の指挟み防止用のカバー。
  4. 支持基部と、
    前記支持基部に対して傾動可能であるように当該支持基部に支持させた座を支持するための座受と、
    前記支持基部及び前記座受とは別体をなし、前記座受に取り付けることができ、前記座受に取り付けられた状態で前記支持基部と前記座受との間の増減する隙間を遮蔽する請求項1、2または3記載の指挟み防止用のカバーと
    を具備する椅子のロッキング機構。
  5. 前記支持基部に対して傾動可能であるように当該支持基部に支持させた背凭れを支持するための背支持部材と、
    前記背支持部材に前記座受の後部を接続して前記背凭れの後傾に前記座の支持基部に対する動作を連動させるリンク部材と
    を具備する請求項4記載の椅子のロッキング機構。
  6. 請求項4または5記載のロッキング機構を備えた椅子。
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