JP6667851B2 - 飲料注出装置 - Google Patents

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Description

本発明は飲料注出装置に関するものである。
近年、家庭でも使用可能なビールサーバーが人気を博している。このビールサーバーでは、泡なしのビール飲料は勿論のこと、ビール飲料を撹拌羽根や超音波で泡化し、飲料泡をも注出できるようにされている(例えば、特許文献1)。
特開2001−72075号公報
ところで、このようなビールサーバーにおいて、ビール飲料の入った容器内のガス圧力を高めてビール飲料を押し出して注出する構造のものがある。この場合には、ガス圧力を高めるためのポンプ等が必要となる。
しかしながら、ビール飲料を泡化する撹拌羽根を回転させるモータ及び駆動機構や超音波発生装置の他に、ビール飲料の押し出しのためのポンプ等を設けるとすれば、装置が自ずと複雑かつ高価となってしまうという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、簡素で、且つ安価な構造を有し、飲料の他に飲料泡の注出が可能な飲料注出装置を提供することを目的としている。
第1の手段は、
泡吐出流路が形成された第1インジェクタと、飲料吐出流路が形成された第2インジェクタとが形成された注出具と、
外部のエアーを圧縮するエアーポンプと、
を備えた飲料注出装置であって、
前記注出具には、前記エアーポンプからのエアーを飲料を収容する容器内に導く外部エアー流路と、気液混合室と、前記容器内のエアーの一部を泡用エアーとして前記気液混合室に導くとともに途中に可変絞り弁が設けられた泡用エアー流路と、前記容器内の飲料に挿入されたパイプに接続され前記容器内のエアー圧力によって前記容器内の飲料を前記第2インジェクタに導く飲料流路と、前記パイプ、又は、前記容器内の飲料に挿入された他のパイプからの飲料を前記容器内のエアー圧力によって前記気液混合室に導く泡用飲料流路とが形成され、
前記第1インジェクタには、前記泡吐出流路を開閉する第1開閉弁が設けられ、
前記第2インジェクタには、前記飲料吐出流路を開閉する第2開閉弁が設けられていることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記容器の口に着脱可能な取着部を備えることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段において、前記泡用エアー流路は、前記容器側に位置する第1泡用エアー流路と、前記気液混合室側に位置し前記第1泡用エアー流路よりも小径に形成された第2泡用エアー流路とを備え、前記第1泡用エアー流路と前記第2泡用エアー流路との間には前記可変絞り弁が設けられ、前記可変絞り弁の弁体は、前記第1泡用エアー流路に配置され、軸心を中心とする弁軸の回転に連動して動作するように構成されるとともに、前記弁体の外周には、前記第2泡用エアー流路の入口を閉塞する部分と、前記弁体の動作に伴って前記入口の流路面積を徐々に変化させる部分とが連設されていることを特徴とする。
第4の手段は、第3の手段において、前記流路面積を変化させる部分は、前記弁軸に刻設され円周方向に断面積が徐々に変化する溝によって形成されていることを特徴とする。
第5の手段は、第4の手段において、前記溝は、円周方向に深さ及び幅の少なくとも一方が徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする。
第6の手段は、第1の手段〜第5の手段のいずれか一の手段において、前記可変絞り弁は手動で操作可能に構成されていることを特徴とする。
第1の手段によれば、第1インジェクタ及び第2インジェクタのいずれか一方だけを使用して飲料泡又は飲料を選択的に注出したり、双方を同時に使用して一度機に泡入り飲料を注出したりすることができる。この場合、モータや超音波発生装置等を用いずに、エアーポンプで加圧された外部エアーだけを用いるので、簡素化に適し、安価な飲料注出装置を実現できる。
また、泡用第1インジェクタ及び飲料用第2インジェクタを有するので、飲料泡から飲料への切換えの際に、飲料に飲料泡が混入しにくくなる。すなわち、例えば、泡用エアー流路の開閉によって、単一のインジェクタで飲料及び飲料泡を選択的に注出することもできるが、この場合には、飲料泡から飲料への切換えの際に、飲料に少しの飲料泡が混ざって注出されやすくなるが、第1の手段では、泡用第1インジェクタ及び飲料用第2インジェクタを有するので、飲料に飲料泡が混入しにくくなる。
さらに、一旦、外部エアーを容器内に入れた後、容器内のエアーの一部を泡用エアーとして用いることとしたため、エアーポンプから直接気液混合室に泡用エアーを導く場合に比べて、より安定的に泡用エアーを導くことができる。
加えて、泡用第1インジェクタ及び飲料用第2インジェクタを有するので、飲料流路の径と泡用飲料流路及び泡用エアー流路の径とを目的に沿ってそれぞれ適切な値に設定できる。これに対して、単一のインジェクタで泡用エアー流路の開閉を行って飲料及び飲料泡を選択的に注出する構造では、飲料流路の径と泡用飲料流路の径とが同じとなるので、泡化を優先させるとすれば飲料の出が悪くなり、飲料注出の効率を優先させれば泡化しにくくなる。
第2の手段によれば、容器の口に着脱可能な取着部を備えるので、簡単に容器に取り付け使用することができる。
第3の手段によれば、弁体の回転によって泡用エアーの流量を調整することによって、所望の大きさの飲料泡を形成することができる。
第4の手段及び第5の手段によれば、流路面積を変化させる部分は、弁軸に刻設され円周方向に断面積が徐々に変化する溝によって形成されているので、小型かつ微調整可能な可変絞り弁を実現できる。
第6の手段によれば、可変絞り弁は手動で操作可能に構成されているので、注出された飲料泡の大きさを見ながら、可変絞り弁を操作することで、簡単に、所望の大きさの飲料泡を得ることができる。
本実施形態の飲料注出装置を示した模式的な斜視図である。 本実施形態の注出具の取着部を示した底面図である。 本実施形態の注出具を正面から見た状態を示した断面図である。 本実施形態の注出具の第1インジェクタ部分を側方から見た状態を示した断面図である。 本実施形態の注出具の第2インジェクタ部分を側方から見た状態を示した断面図である。 (A)は可変絞り弁の主要部の拡大図、(B)は弁体の形を示す図である。 (A)〜(D)は本実施形態の可変絞り弁の働きを示した図である。 (A)は飲料泡の注出時の注出具を正面から見た状態を示した断面図、(B)は側方から見た状態を示した断面図である。 (A)は飲料の注出時の注出具を正面から見た状態を示した断面図、(B)は側方から見た状態を示した断面図である。
図1は飲料注出装置100の斜視図、図2は注出具10の取着部11の底面図である。
この飲料注出装置100は、注出具10とエアーポンプ50とを備えている。
注出具10は、図4及び図5に示すように、例えば気液混合(撹拌)によって泡化され得る飲料として例えばビール飲料が収容されたボトル等の容器70の飲み口71の雄ねじ部71aに螺合する雌ねじ部11aが内周に形成された筒状の取着部11と、取着部11の上に付設された第1インジェクタ12及び第2インジェクタ13とを備えている。ここで、第1インジェクタ12と第2インジェクタ13とは向きが同じとなるように並設されている。なお、ここでは取着部11は螺合により容器70に取り付けられるように構成されているが、嵌合によって容器70に取り付けられるようになっていてもよい。また、取着部11は補助具を用いて飲料缶等の容器に取り付けられるようになっていてもよい。
注出具10の取着部11には、図2及び図3に示すように、エアーポンプ50からのエアーを容器70内に導く外部エアー流路14と、容器70内のエアーを泡用エアーとして気液混合室18に導く泡用エアー流路15と、容器70内の飲料に挿入されたパイプ16(図4参照)に接続され容器70内の飲料を第2インジェクタ13に導く飲料流路17と、飲料流路17から分岐し飲料流路17からの飲料を泡形成用飲料として気液混合室18に導く分岐流路(泡用飲料流路)17aとが設けられている。なお、泡用飲料流路17aを飲料流路17から分岐させずに、飲料流路17を別個に設けてもよい。この場合、注出具10の付属品であるパイプ16をそれぞれ1個ずつ設けてもよいし、パイプ16を分岐させてもよい。ただし、後者の場合、パイプ16自体が飲料流路の一部を構成しているので、結果的に、飲料流路16を分岐させていることになる。
ここで、飲料流路17及び分岐流路17aの径について説明すれば、飲料流路17の方は、径を大きくして飲料を乱れなくある程度速く注出できるようにすることが好ましいのに対して、分岐流路17aの方は、勢いよく噴射させて泡用エアーと混合させて飲料泡を形成し易くすることが好ましい。そのためには、飲料流路17の径(流路面積)よりも分岐流路17aの径(流路面積)を小さくすることが好ましい。例えば、飲料流路17の径はφ4.0以上とし、分岐流路17aの径はφ1.0以上とすることが好ましい。ここでは、飲料流路17の径をφ4.0程度、分岐流路17aの径をφ2.0程度に設定している。ちなみに、分岐流路17aの径をφ1.0程度にすると、エアーの混ざり具合をコントロールし難いので、エアー調整がし易いようにφ2.0程度としている。
注出具10の取着部11には、図1に示すように、外部エアー流路14の一部を構成する外部エアー導入口19が外方に突出して形成されている。このエアー導入口19には、エアーポンプ50が取り付けられている。このエアーポンプ50は電動のポンプであっても手動のポンプであってもよい。電動のポンプの場合、電池が内蔵されていることが好ましい。
また、取着部11の天井には、外部エアー流路14からの外部エアーを容器70内に流出させる外部エアー流出口が開口している。
さらに、取着部11の天井には、容器70内のエアーを泡用エアー流路15に流入させる泡用エアー流入口が開口している。
また、取着部11の天井には、図5に示すように、容器70内の飲料を飲料流路17に流入させるための飲料流入口20が突出して形成されている。この飲料流入口20にはパイプ16の上端部が嵌合される。パイプ16は飲料流入口20に着脱可能に構成されている。
第1インジェクタ12及び第2インジェクタ13と取着部11とは取着部側連結部22a及びインジェクタ側連結部22bを介して連結されている。取着部側連結部22aとインジェクタ側連結部22bとは互いに嵌合されている。取着部側連結部22aとインジェクタ側連結部22bとは一体であってもよい。以下、取着部側連結部22aとインジェクタ側連結部22bとを区別しない場合には、単に、連結部22とする。
取着部11には、飲料流路17から分かれ気液混合室18に連通する分岐流路17aの一部が形成されている。気液混合室18と第1インジェクタ12内の吐出流路とは仕切り壁12bによって仕切られ、孔12cを介して互いに連通されている。また、上記泡用エアー流路15も気液混合室18に連通している。そして、分岐流路17aから気液混合室18に導入された飲料に泡用エアーが噴射されることによって、飲料が泡化され、泡化された飲料泡が第1インジェクタ12の吐出流路に導入されるようになっている。
なお、気液混合室18を設けたのは、混合中の気液をその中に長く留まらせ細かい飲料泡を形成するためである。
また、連結部22には、第2インジェクタ13内の吐出流路に連通する飲料流路17の一部が形成され、飲料流路17からの飲料が第2インジェクタ13の吐出流路に導入されるようになっている。
第1インジェクタ12は、筒状に形成され、軸心が横方向に延在するように配置されている。この第1インジェクタ12の内部は、軸心方向中間に位置する仕切り壁12dによって前室12eと後室12fとに区画されている。仕切り壁12dの中央には孔12gが形成され、前室12eと後室12fは孔12gを介して互いに連通され、吐出流路を構成している。また、前室12eの前端側は後端側よりも小径に形成されている。そして、その後端側にはフィルタ25が設置されている。フィルタ25は例えばメッシュ状に形成され、これよって均質な飲料泡が形成される。フィルタ25は必要に応じて複数設けられていてもよい。一方、後室12fには開閉弁26が設けられている。後室12fは弁室を構成し、そこには弁体26aが設置されている。弁体26aは、弁室を画成するとともに孔12gを開閉可能なパッキンから構成されている。上記仕切り壁12dは弁座として機能している。そして、弁体26aを伸縮させて孔12gを開閉させる弁棒26bと、弁棒26bを付勢しその付勢力によって弁体26aを伸長させて孔12gを閉塞させるスプリング26dと、弁棒26bを操作する操作子26cとを備えている。弁棒26bは、スプリング26dが設置されるスプリング室27から後方に突出し、その突出部分に操作子26cが設けられている。そして、操作子26cをスプリング26dの付勢力に抗して後方に引き、所定量回転させることで、弁棒26bの外周の突起(図示せず)がスプリング室27の外壁に係止され、その場所を保持するように構成されている。
第2インジェクタ13は、筒状に形成され、軸心が横方向に延在するように配置されている。第2インジェクタ13の内部は、軸心方向中間に位置する仕切り壁13dによって前室13eと後室13fとに区画されている。仕切り壁13dの中央には孔13gが形成され、前室13eと後室13fは孔13gを介して互いに連通され、吐出流路を構成している。後室13fには開閉弁29が設けられている。後室13fは弁室を構成し、そこには弁体29aが設置されている。弁体29aは、弁室を画成するとともに孔13gを開閉可能なパッキンから構成されている。開閉弁29を構成する弁室には弁体29aが設置されている。弁体29aは、弁室を画成するとともに孔13gを開閉可能なパッキンから構成されている。上記仕切り壁13dは弁座として機能している。そして、弁体29aを伸縮させて孔13gを開閉させる弁棒29bと、弁棒29bを付勢しその付勢力によって弁体29aを伸長させて孔13gを閉塞させるスプリング29dと、弁棒29bを操作する操作子29cとを備えている。弁棒29bは、スプリング29dが設置されるスプリング室30から後方に突出し、その突出部分に操作子29cが設けられている。そして、操作子29cをスプリング29dの付勢力に抗して後方に引き、所定量回転させることで、弁棒29bの外周の突起(図示せず)がスプリング室30の外壁に係止され、その場所を保持するように構成されている。
ここで、泡用エアー流路15について説明すれば、図3に示すように、泡用エアー流路15は、第1泡用エアー流路15aと第2泡用エアー流路15bとから構成されている。第1泡用エアー流路15aよりも第2泡用エアー流路15bの方が小径に形成されている。第1泡用エアー流路15aと第2泡用エアー流路15bとの間には可変絞り弁32の弁室が形成されている。ここでは、泡用飲料が泡化されやすいように、第2泡用エアー流路15bの径をφ1.0〜φ1.5程度に設定している。
ここで、第1泡用エアー流路15aよりも第2泡用エアー流路15bの方を小径としたのは、後述の弁体62bの可動範囲を大きくして流量の調整範囲を大きくするためと、泡用エアーの噴出側を小径とすることで泡用エアーが噴出しやすくするためである。
可変絞り弁32は、図6(A)に示すように、上記弁室と、弁体32bが形成された弁軸32cと、弁軸32cを操作するための操作子32dを備えている。
弁軸32cの径は第1泡用エアー流路15a及び第2泡用エアー流路15bの径よりも大きい。この弁軸32aには軸心方向の所定位置に弁体32bが形成されている。弁体32bは操作子32dの回転操作に連動して弁軸32cの軸心を中心に回転するように構成され、泡用エアー流路15の開閉と、エアー流量の調整を行う。
弁体32bは、弁軸32cと一体に形成され、図6(B)に示すように、小径側の第2泡用エアー流路15bの孔縁で形成される弁座面に当接したときに第2泡用エアー流路15bを閉塞する大径部分320bと、上記大径部分320bに連なり円周方向に徐々に径を減じる縮径部分321bと、縮径部分321bに連なり円周方向において径が一定で且つ上記大径部分320bに段差を介して連結された小径部分322bとを備えている。大径部分320bは弁軸32cの外周と面一に形成され、縮径部分321b及び小径部分322bは、弁軸32cに形成した溝によって形成されている。この場合の溝は、例えばV字状又はU字状の溝となっており、弁室の内壁との間に隙間を形成し、そこを泡用エアーが流れるようになっている。縮径部分321bの溝の深さは、大径部分320bから小径部分322bに向けて徐々に深く且つ幅広となるように形成されている。小径部分322bの溝の深さ及び幅は一定である。なお、この場合、溝の深さ及び幅の一方が変化するようにしてもよい。
この可変絞り弁32は、バルブ0度(弁体32bの初期位置)のときには、大径部分320bが第2泡用エアー流路15bの孔縁に当接し、第2泡用エアー流路15bが完全に塞がれ、エアー量は0となる(図7(A))。
また、バルブ20度のときには、縮径部分321bの始端が第2泡用エアー流路15bの孔に対峙することで、第2泡用エアー流路15bの一部が開放され、エアー量は少なめとなる(図7(B))。
さらに、バルブ90度のときには、縮径部分321bの終端が第2泡用エアー流路15bの孔に対峙することで、第2泡用エアー流路15bのさらなる一部が開放され、エアー量は標準となる(図7(C))。この場合には弁室の壁に大径部分320bが当接している。
また、バルブ180度のときには、小径部分が第2泡用エアー流路15bの孔に対峙し、エアー量は多めとなる(図7(D))。この場合には弁室の壁に大径部分320bが当接していない。
このように操作子32dを手動操作することにより、飲料の種類や所望の泡径に適したエアー流量に設定することができる。
なお、注出具10には、図示しないがエアー抜きが設けられ、注出具10を容器70から取り外す際にエアー抜きができるようにされている。
(動作)
電動のエアーポンプ50の場合には、エアーポンプ50の電源スイッチ(図示せず)をONにすると、エアーポンプ50が作動し、外部エアーがエアーポンプ50で加圧され、外部エアー流路14を経て容器70内に送り込まれる。これによって、容器70内のエア圧力が高まる。なお、この場合、手動のエアーポンプ50の場合には手動操作で外部エアーを加圧する。
次に、目的に応じて操作子26c及び操作子29cの一方又は双方を手動で操作して、孔12g及び孔13gの一方又は双方を開放する。
1.孔12gの開放(図8(A)、(B))
操作子26cを操作して弁体26aを後方に移動させ、孔12gを開放すると、第1インジェクタ12内の吐出流路内が負圧になり、パイプ16を通じて飲料が押し上げられ、分岐流路17aを経て気液混合室18に導かれる。一方、操作子32dを手動操作して泡用エアー流路15を開放しておくと、容器70内のエアーが泡用エアーとして泡用エアー流路15を経て気液混合室18に噴射される。これによって、飲料が泡化される。そして、飲料泡は、第1インジェクタ12の吐出流路に入り、フィルタ25を通過して、第1インジェクタ12の泡吐出口から排出される。この場合、注出を助けるために容器70を傾けてもよい。以下、同様である。
2.孔13gの開放(図9(A)、(B))
操作子29cを操作して弁体29aを後方に移動させ、孔13gを開放すると、第2インジェクタ13内の吐出流路内が負圧になり、パイプ16を通じて飲料が押し上げられ、飲料が飲料流路17を経て第2インジェクタ13の吐出流路に入り、第2インジェクタ13の飲料吐出口から排出される。この場合、操作子32dを手動操作して泡用エアー流路15を閉塞しておくことが好ましい。
3.孔12g及び孔13gの開放(図8(A)、(B)、図9(A)、(B))
操作子26cを操作して弁体26aを後方に移動させ、孔12gを開放するとともに、操作子29cを操作して弁体29aを後方に移動させ、孔13gを開放する。また、操作子32dを手動操作して泡用エアー流路15を開放しておくと、飲料泡が第1インジェクタ12の泡吐出口から排出されるとともに、飲料が第2インジェクタ13の飲料吐出口から排出される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、ビール飲料を例に説明したが、気液の混合によって泡化する飲料全てに適用できる。
なお、上記実施形態では、泡用の第1インジェクタ12及び飲料用の第2インジェクタ13を用いた場合について説明したが、本発明は、第1インジェクタ12だけを設けたミスト発生装置にも応用することが可能である。
この場合には、例えば、
吐出流路が形成されたミスト吐出具と、
外部のエアーを圧縮するエアーポンプと、
を備えたミスト発生装置であって、
前記ミスト吐出具には、前記エアーポンプからのエアーを液体を収容した容器内に導く外部エアー流路と、気液混合室と、前記容器内のエアーを前記気液混合室に導くとともに途中に可変絞り弁が設けられた混合用エアー流路と、前記容器内の液体に挿入されたパイプに接続され前記容器内の液体を前記気液混合室に導く液体流路とが形成され、
前記インジェクタには、前記吐出流路を開閉する開閉弁が設けられていることを特徴とするミスト発生装置として構成すればよい。
この場合には、単一のインジェクタを用いる点を除いては、上記実施形態と同様の構造を採用することが可能である。
10 注出具
11 取着部
12 インジェクタ
13 インジェクタ
15b エアー流路
16 パイプ
17 飲料流路
17a 分岐流路
18 気液混合室
22 連結部
25 フィルタ
26 開閉弁
29 開閉弁
32 可変絞り弁
32b 弁体
32c 弁軸
50 エアーポンプ
70 容器
100 飲料注出装置
320b 大径部分
321b 縮径部分
322b 小径部分

Claims (6)

  1. 泡吐出流路が形成された第1インジェクタと、飲料吐出流路が形成された第2インジェクタとが形成された注出具と、
    外部のエアーを圧縮するエアーポンプと、
    を備えた飲料注出装置であって、
    前記注出具には、前記エアーポンプからのエアーを飲料を収容する容器内に導く外部エアー流路と、気液混合室と、前記容器内のエアーの一部を泡用エアーとして前記気液混合室に導くとともに途中に可変絞り弁が設けられた泡用エアー流路と、前記容器内の飲料に挿入されたパイプに接続され前記容器内のエアー圧力によって前記容器内の飲料を前記第2インジェクタに導く飲料流路と、前記パイプ、又は、前記容器内の飲料に挿入された他のパイプからの飲料を前記容器内のエアー圧力によって前記気液混合室に導く泡用飲料流路とが形成され、
    前記第1インジェクタには、前記泡吐出流路を開閉する第1開閉弁が設けられ、
    前記第2インジェクタには、前記飲料吐出流路を開閉する第2開閉弁が設けられていることを特徴とする飲料注出装置。
  2. 飲料が収容された容器の口に着脱可能な取着部を備えることを特徴とする請求項1に記載の飲料注出装置。
  3. 前記泡用エアー流路は、前記容器側に位置する第1泡用エアー流路と、前記気液混合室側に位置し前記第1泡用エアー流路よりも小径に形成された第2泡用エアー流路とを備え、前記第1泡用エアー流路と前記第2泡用エアー流路との間には前記可変絞り弁が設けられ、前記可変絞り弁の弁体は、前記第1泡用エアー流路に配置され、軸心を中心とする弁軸の回転に連動して動作するように構成されるとともに、前記弁体の外周には、前記第2泡用エアー流路の入口を閉塞する部分と、前記弁体の動作に伴って前記入口の流路面積を徐々に変化させる部分とが連設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲料注出装置。
  4. 流路面積を変化させる部分は、前記弁軸に刻設され円周方向に断面積が徐々に変化する溝によって形成されていることを特徴とする請求項3に記載の飲料注出装置。
  5. 前記溝は、円周方向に深さ及び幅の少なくとも一方が徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の飲料注出装置。
  6. 前記可変絞り弁は手動で操作可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の飲料注出装置。
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