JP6667467B2 - 調理機器に適合する安全バルブ - Google Patents

Description

技術分野
本発明は、調理機器に適合するガス用安全バルブに関する。

従来技術
ガス調理機器に適合するガス用安全バルブは、既知であり、固定コアを有する電磁石、電磁石の支持体および可動アーマチュアを有する。可動アーマチュアは、プラグに連結され、かつ、電磁石に関し、開放バルブ位置と閉鎖バルブ位置との間で移動可能である。開放バルブ位置においては、電磁石に対して電圧が印加され、可動アーマチュアは、電磁石と接触している。閉鎖バルブ位置においては、電磁石に対して電圧が印加されていない。

特許文献１は、Ｕ字状コアおよび直列の多層巻線を有する電磁石が組み込まれたガス用安全バルブを開示しており、多層巻線の各々は、半円状断面を有する絶縁リールの半分の周囲に支持されている。バルブは、電磁石が支持される同軸の座部を有する。リールは、相線およびアース線の収容のためのリールの各半分から突出している２つ端子を有する。端子の一方は、座部の長手方向に突出し、端子の他方は、座部に対して横方向に突出している。多層巻線の端部は、相線およびアース線に各々接続されている。

特許文献２は、中央電極ロッド、中央導線、外部導線およびコイルを有するバルブを開示している。中央電極ロッドは、中央穴部に導入される。中央導線は、中央穴部を貫通して電磁石のコアの内側に延長するように、中央電極ロッドに接続される。外部導線は、電磁石の支持体にはんだ付けされている。コイルは、中央導線に接続される一端と、外部導線に接続される他端とを有するように、コアのアーム部の両方の周囲に巻かれている。

特許文献３は、ケーシングに収容される固定コアと、可動コアと、プラグに連結されるシャフトを駆動する戻しばねと、を有する安全バルブを開示している。バルブは、巻線を有するリールを有する。リールは、その中に挿入されるアース端子と、コイルの基部に挿入される相端子とを有する。コイルの一端は、前記端子の各々に固定されている。リールは、別のアース端子をさらに有する。前記アース端子は、コイルの一端が固定されるアース端子と相端子との間において、少なくとも９０度の角度オフセットを有して固定されている。

最後に、特許文献４におけるリールは、相端子の一部およびアース端子の一部を有し、これらは、リールの基部に埋め込まれかつ基部から突出している。相端子の第１端部は、相コネクターが固定されている。相端子の第２端部は、支持体を貫通し、バルブの相コネクターを形成している。アース端子の第１端部に、アース線が固定されている。アース端子の第２端部は、支持体に固定されている。リールは、溝部をさらに有する。溝部は、相端子およびアース端子の埋め込まれた部分を互いから分離するためのリールの基部において、延長している。

スペイン国特許出願公開第２１５５０１６号明細書 スペイン国特許出願公開第２１２０８３０号明細書 特許第３８７１２３７号明細書 スペイン国実用新案出願公開第１０８５９７９号明細書

発明の開示
本発明の目的は、特許請求の範囲において請求される調理機器に適合する安全バルブを提供することである。

本発明の安全バルブは、電磁石、前記電磁石の支持体および相コネクターを有する。前記電磁石は、コア、前記コアに挿入されるリール、および、前記リール上で支持されるコイルを有する。前記コイルは、相線およびアース線を有する。

前記リールは、突出部を有する。前記突出部は、軸方向に延長し、かつ前記相コネクターの一部が配置される第１電気接触エリアと、前記アース線の一部が配置される第２電気接触エリアとを有する。前記第１電気接触エリアは、前記相コネクターに挿入されるように配置されている。前記第２電気接触エリアは、前記支持体に挿入されるように配置されている。前記第１電気接触エリアおよび前記第２電気接触エリアの両方は、前記相コネクターおよび前記支持体に対して、弾性力を各々発揮し、前記相線と前記相コネクターとの間、および、前記アース線と前記支持体との間に、電気接続を各々確保している。

したがって、最適化されている位相およびアース接続を有する安全バルブが得られる。コイルの相線およびアース線がアース用導体（ｇｒｏｕｎｄ）および相コネクターにはんだ付けされている電磁石のリールに、端子を挿入あるいは埋め込む必要性が、避けられる。相線およびアース線は、リールの突出部に固定されており、一旦リールの突出部がバルブの支持体および相コネクターに挿入されると、バルブのアース用導体および相コネクターに対する各ワイヤーの電気接続は、押圧によって各々実行される。したがって、コイル線を端子にはんだ付けすることおよびその不利な点が、避けられる。なぜなら、はんだ付けは、例えば、バルブにおけるアースを有する電磁石のコイルとバルブの相コネクターとの電気接続を危うくするためである。

要約すると、電磁石の製造および組立、および、電磁石のアースおよび相コネクターに対する接続が、単純化される。

本発明のこれらおよびその他の利点および特徴は、本発明の図面および詳細な説明を照らして明白となるだろう。

本発明に係る電磁式安全バルブの実施の形態の断面図である。 図１に示される電磁式安全バルブのリールの斜視図である。 図１に示される電磁式安全バルブの細部Ｃの断面図である。 本発明に係る電磁式安全バルブの第２実施の形態の断面図である。 図４に示される電磁式安全バルブの詳細Ｄの断面図である。 本発明に係る電磁式安全バルブの第３実施の形態の断面図である。 図６に示される電磁式安全バルブの詳細Ｅの断面図である。

図面の説明
図１は、本発明に係る電磁式安全バルブの実施の形態の断面図を示しており、２つのバルブ位置すなわち閉鎖バルブ位置および開放バルブ位置にある長手方向の半分が示されている。

図２は、図１に示される電磁式安全バルブのリールの斜視図である。

図３は、図１に示される電磁式安全バルブの細部Ｃを示してる。

図４は、本発明に係る電磁式安全バルブの第２実施の形態の断面図である。

図５は、図４に示される電磁式安全バルブの詳細Ｄを示してる。

図６は、本発明に係る電磁式安全バルブの第３実施の形態の断面図である。

図７は、図６に示される電磁式安全バルブの詳細Ｅを示してる。

本発明の詳細な開示
図１、４および６は、ガス器具に適合する電磁式安全バルブ１；１’；１’’を示しており、家庭用機器のバーナーに対してガスの通過を許容あるいは遮断する。電磁式安全バルブ１；１’；１’’は、電磁石２、相コネクター（相導体）２５、プラグ４、可動アーマチュア５およびバネ６を有する。電磁石２は、座部つまり支持体３に支持される。アーマチュア５は、プラグ４に連結され、かつ、開放バルブ位置に対応する位置（図１、４および６の左側に示される）と、閉鎖バルブ位置に対応する位置（図１、４および６の右側に示される）との間で移動可能である。バネ６は、可動アーマチュア５と共にプラグ４を閉鎖バルブ位置に戻すことに適している。電磁式安全バルブ１；１’；１’’は、ケーシング７をさらに有する。ケーシング７は、電磁石２および可動アーマチュア５を取り囲みかつ支持体３を部分的に取り囲んでいる。

プラグ４は、ロッド８を介して可動アーマチュア５に連結されるように配置されている。プラグ４は、電磁石２に電圧が印加され、そして、押圧され、電磁石２によって引き付けられた可動アーマチュア５を、維持する場合、ガス通路を開放し、可動アーマチュア５が電磁石２と接触する位置（図１、４および６の左側に示される開放バルブ位置）に移動するように、構成されている。電磁石２にもはや電圧が印加されない場合、バネ６は、プラグ４に作用し、プラグ４を可動アーマチュア５と共に閉鎖バルブ位置（図１、４および６の右側に示される）に移動させ、ガス通路を閉鎖する。

電磁石２は、支持体３に支持されるコア９と、リール１０；１０’；１０’’と、コイル１１とを有する。リール１０；１０’；１０’’は、コア９に挿入されるように配置されている。コイル１１は、リール１０；１０’；１０’’に巻き付けされるように配置されている。コア９は、基部９ｃを介して取り付けられる２つのアームにより定義されるＵ字状形状（ｇｅｏｍｅｔｒｙ）を有する。リール１０；１０’；１０’’は、コア９のアームの１つに挿入されるように配置されている。コア９および可動アーマチュア５は、強磁性体から形成される。支持体３は、好ましくは金属の電気伝導材料から形成される。一方、リール１０；１０’；１０’’は、電気絶縁材料、好ましくはプラスチックから形成される。

リール１０；１０’；１０’’は、突出部１７；１７’；１７’’を有する。突出部１７；１７’；１７’’は、軸方向に延長し、かつ相線１２の一部が配置される第１電気接触エリアＡと、アース線１３の一部が配置される第２電気接触エリアＢとを有する。第１電気接触エリアＡは、相コネクター２５に対して押圧されて挿入され、相線１２と相コネクター２５とを電気的に接続するように配置されている。第２電気接触エリアＢは、支持体３に対して押圧されて挿入され、アース線１３と支持体３とを電気的に接続するように配置されている。第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢの両方は、相コネクター２５および支持体３に対して、一定の弾性力を各々発揮し、相線１２と相コネクター２５との間、および、アース線１３と支持体３との間に、電気接続を各々確保している。

同様に、リール１０；１０’；１０’’は、基部１４および中空管状体１５を有し、中空管状体１５は、基部１４から連続的かつ直交して延長しており、コア９のアーム９ａの１つは、それを貫通している。突出部１７；１７’；１７’’は、基部１４からバルブ１の長手方向に延長し、そして、コア９の基部９ｃおよび支持体３を貫通している。リール１０；１０’；１０’’は、フランジ１６をさらに有する。フランジ１６は、基部１４の反対側である管状体１５の端部に位置する。コイル１１は、基部１４とフランジ１６との間の中空管状体１５に巻かれるように、配置されている。

図に示される実施の形態において、突出部１７；１７’；１７’’は、ロッド状であり、相線１２の一部およびアース線１３の一部は、突出部１７；１７’；１７’’の周囲に、配置されている。詳しくは、相線１２の一部およびアース線１３の一部は、突出部１７；１７’；１７’’の第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢの周囲に、各々巻かれるように、配置され、第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢは、少なくともその経路の一部に沿って、突出部１７；１７’；１７’’に関して半径方向に突出している。

図１〜３に示される第１実施の形態と図４および図５に示される第２実施の形態との両方において、第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢは、突出部１７の軸に関して、偏心した状態で配置されている。特に、第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢは、互いに対向するように配置されている。互いに位置合せされておらずかつ突出部１７の軸に関して偏心している第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢの配置は、突出部１７が支持体３および相コネクター２５に各々挿入されている場合、突出部１７が、支持体３および相コネクター２５に対して一定の弾性力を発揮することを可能にし、第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢを、支持体３および相コネクター２５の内側に対して、各々押圧する。相線１２と相コネクター２５との間の良好な電気接続およびアース線１３と支持体３との間の良好な電気接続は、それにより確保されている。

第１実施の形態において、突出部１７は、半径方向に突出している第１隆起部２０および第２隆起部２３を有する。第１隆起部２０は、相線１２の一部が該相線１２に巻かれるように配置される第１電気接触エリアＡにある。第２隆起部２３は、アース線１３の一部が該アース線１３に巻かれるように配置される第２電気接触エリアＢにある。第１隆起部２０および第２隆起部２３は、半径方向に突出している。第１隆起部２０および第２隆起部２３は、相コネクター２５および支持体３に対して各々押圧されている。

この第１実施の形態において、突出部１７は、第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢに、一対の付加隆起部１９および２４を各々有する。付加隆起部１９および２４は、第１隆起部２０および第２隆起部２３に関し、第１隆起部２０および第２隆起部２３の上流および下流に、互いに対向して配置されている。第１隆起部２０および第２隆起部２３の周囲に各々巻かれている相線１２の一部およびアース線１３の一部は、対応する付加隆起部１９と２４との間に嵌合されるように配置されている。したがって、相線１２およびアース線１３の一部が突出部１７に沿ってスライドして互いに接触するリスクが排除される。加えて、付加隆起部１９および２４は、相コネクター２５および支持体３に対して各々押圧されて配置されており、第１隆起部２０および第２隆起部２３と共に、支持体３および相コネクター２５に対して一定の弾性力を発揮する。

加えて、突出部１７は、図３に示されるように、相線１２およびアース線１３のガイド部２８およびガイド部２９を有する。相線１２とアース線１３との間の電気接触を避けることに加えて、コア９の壁部と支持体３の壁部とに対する摩擦に起因して相線１２およびアース線１３が破断するリスクが、最小化される。ガイド部２８および２９は、突出部１７に対称的に配置されている。ガイド部２８および２９の各々は、突出部１７、特にリール１０の基部１４を軸方向に貫通している溝部を有する。

図４および５に示される第２実施の形態において、突出部１７’は、第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢの各々に、それぞれの付加隆起部１９および２４を有する。付加隆起部１９および２４は、第１隆起部２０および第２隆起部２３に関し、互いに対向するように配置されている。また、付加隆起部１９および２４は、相コネクター２５および支持体３に対して押圧されるように各々配置され、第１隆起部２０および第２隆起部２３と共に、支持体３および相コネクター２５に対し、一定の弾性力を発揮している。

この第２実施の形態において、突出部１７’はまた、第１実施の形態に対応する図３に示されるものと同様に、相線１２およびアース線１３のガイド部（不図示）を含んでいる。前記ガイド部は、第１実施の形態のために記載されている同じ機能を有する。さらに、各々のガイド部は、第１実施の形態のものと同様に、突出部１７’を軸方向に貫通している溝部を有する。

図６および７は、第３実施の形態を示している。第３実施の形態において、第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢの各々は、弾性電気伝導要素４０を有する。弾性電気伝導要素４０は、突出部１７’’の第１電気接触エリアＡおよび第２電気接触エリアＢにおいて、突出部１７’’に連結されるように配置され、相線１２と相コネクター２５とを電気的に接続し、また、支持体３とアース線１３とを電気的に接続している。

電気伝導要素４０の各々は、突出部１７’’に挿入されるように配置される環状形状（ｇｅｏｍｅｔｒｙ）を有する。相線１２およびアース線１３は、電気伝導要素４０に固定されるように配置されている。電気伝導要素４０は、好ましくは、金属である。

この実施の形態において、電気伝導要素４０は、突出部１７’’に含まれる第１凹部４１の周辺に挿入されるように配置され、アース線１３は、前記電気伝導要素４０に固定されるように配置されている。もう一つの電気伝導要素４０は、突出部１７’’に含まれる第２凹部４２の周辺に挿入されるように配置され、相線１２は、前記電気伝導要素４０に固定されるように配置されている。第１凹部４１および第２凹部４２の両方は、突出部１７’’に関して、同心円状に配置され、電気伝導要素４０は、対応する第１凹部４１および第２凹部４２に、その一部が配置されている。電気伝導要素４０は、相コネクター２５および支持体３に対して各々押圧されるように配置され、相線１２と相コネクター２５、および、アース線１３と支持体３を、各々電気的に接続している。

上述の実施の形態において、相線１２およびアース線１３の両方は、錫めっきが施されており、相コネクター２５および支持体３の各々との電気接触、あるいは、電気伝導要素４０との電気接触を保証している。

例えば、酸化環境のようなケースにおいて、安全のため、相線１２と相コネクター２５あるいは電気伝導要素４０との電気接触、および、アース線１３と支持体３あるいは電気伝導要素４０との電気接触は、確保されることとなり、バルブ１を、はんだ炉に導入し、電気接触をはんだ付けすることが可能である。

最後に、本発明に係る安全バルブにおいて、相線１２は、従来技術で発生する相コネクター２５の貫通を行わないため、相コネクター２５に穴部を形成して相線１２の通過を可能にするための作業および相コネクター２５の端部に相線１２をはんだ付けする作業は、排除される。したがって、相コネクター２５の端部におけるはんだ付けの製造作業および不利な点、例えば、汚れ、ガス洩れおよび堅固性（ｔｉｇｈｔｎｅｓｓ）問題は、完全に最小化される。

１ 電磁式安全バルブ、
２ 電磁石、
３ 支持体（座部）、
４ プラグ、
５ 可動アーマチュア、
６ バネ、
７ ケーシング、
８ ロッド、
９ コア、
９ａ アーム、
９ｃ 基部、
１０ リール、
１１ コイル、
１２ 相線、
１３ アース線、
１４ 基部、
１５ 中空管状体、
１６ フランジ、
１７，１７’，１７’’ 突出部、
１９ 付加隆起部、
２０ 第１隆起部、
２３ 第２隆起部、
２５ 相コネクター（相導体）、
２８，２９ ガイド部、
４０ 弾性電気伝導要素、
４１ 第１凹部、
４２ 第２凹部、
Ａ 第１電気接触エリア、
Ｂ 第２電気接触エリア。

Claims (11)

1. 電磁石（２）、前記電磁石（２）の支持体（３）および相コネクター（２５）を有し、前記電磁石（２）は、コア（９）、前記コア（９）に挿入されるリール（１０；１０’；１０’’）および前記リール（１０；１０’；１０’’）上で支持されるコイル（１１）を有し、前記コイル（１１）は、相線（１２）およびアース線（１３）を有する調理機器に適合するガス用安全バルブであって、
   前記リール（１０；１０’；１０’’）は、突出部（１７；１７’；１７’’）を有し、
   前記突出部（１７；１７’；１７’’）は、軸方向に延長し、かつ前記相線（１２）の一部が配置される第１電気接触エリア（Ａ）と、前記アース線（１３）の一部が配置される第２電気接触エリア（Ｂ）とを有し、
   前記第１電気接触エリア（Ａ）は、前記相コネクター（２５）に挿入されるように配置され、
   前記第２電気接触エリア（Ｂ）は、前記支持体（３）に挿入されるように配置され、
   前記第１電気接触エリア（Ａ）および前記第２電気接触エリア（Ｂ）の両方は、前記相コネクター（２５）および前記支持体（３）に対して、弾性力を各々発揮し、前記相線（１２）と前記相コネクター（２５）との間、および、前記アース線（１３）と前記支持体（３）との間に、電気接続を各々確保している
   ことを特徴とする調理機器に適合するガス用安全バルブ。
2. 前記突出部（１７；１７’；１７’’）は、ロッド状であり、
   前記相線（１２）の一部は、前記突出部（１７；１７’；１７’’）の前記第１電気接触エリア（Ａ）に巻かれるように配置され、
   前記アース線（１３）の一部は、前記突出部（１７；１７’；１７’’）の前記第２電気接触エリア（Ｂ）に巻かれるように配置され、
   前記第１電気接触エリア（Ａ）および前記第２電気接触エリア（Ｂ）は、少なくともその経路の一部に沿って、前記突出部（１７；１７’；１７’’）に関して半径方向に突出していることを特徴とする請求項１に記載のガス用安全バルブ。
3. 前記第１電気接触エリア（Ａ）および前記第２電気接触エリア（Ｂ）は、前記突出部（１７；１７’）の軸に関して、偏心した状態で配置されていることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のガス用安全バルブ。
4. 前記第１電気接触エリア（Ａ）および前記第２電気接触エリア（Ｂ）は、前記突出部（１７；１７’）において、互いに対向するように配置されていることを特徴とする請求項３に記載のガス用安全バルブ。
5. 前記第１電気接触エリア（Ａ）および前記第２電気接触エリア（Ｂ）の各々は、弾性電気伝導要素（４０）をさらに有し、
   前記第１電気接触エリア（Ａ）の前記弾性電気伝導要素（４０）は、前記第１電気接触エリア（Ａ）における前記突出部（１７’’）と連結し、前記相線（１２）と前記相コネクター（２５）とを電気的に接続し、
   前記第２電気接触エリア（Ｂ）の前記弾性電気伝導要素（４０）は、前記第２電気接触エリア（Ｂ）における前記突出部（１７）と連結し、前記アース線（１３）と前記支持体（３）とを電気的に接続していることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載のガス用安全バルブ。
6. 前記第１電気接触エリア（Ａ）の前記弾性電気伝導要素（４０）は、環状形状を有し、かつ、前記突出部（１７’’）に少なくとも部分的に挿入され、前記突出部（１７’’）の前記第１電気接触エリア（Ａ）に巻かれた前記相線（１２）の一部と接触するように配置され、
   前記第２電気接触エリア（Ｂ）の前記弾性電気伝導要素（４０）は、環状形状を有し、かつ、前記突出部（１７’’）に少なくとも部分的に挿入され、前記突出部（１７’’）の前記第２電気接触エリア（Ｂ）に巻かれた前記アース線（１３）の一部と接触するように配置されていることを特徴とする請求項５に記載のガス用安全バルブ。
7. 前記第１電気接触エリア（Ａ）および前記第２電気接触エリア（Ｂ）は、前記突出部（１７’’）の軸に関して、同心円状に配置されていることを特徴とする請求項６に記載のガス用安全バルブ。
8. 前記突出部（１７；１７’；１７’’）は、前記相線（１２）および前記アース線（１３）が各々収容されているガイド部（２８，２９）を有し、前記相線（１２）と前記アース線（１３）との間の電気接触を防止していることを特徴とする請求項１〜７のいずれか１項に記載のガス用安全バルブ。
9. 前記ガイド部（２８，２９）の各々は、前記突出部（１７；１７’；１７’’）を軸方向に貫通している溝部を有することを特徴とする請求項８に記載のガス用安全バルブ。
10. 前記相線（１２）および前記アース線（１３）は、前記第１電気接触エリア（Ａ）および前記第２電気接触エリア（Ｂ）において、各々錫めっきされていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載のガス用安全バルブ。
11. 前記リール（１０；１０’；１０’’）の前記突出部（１７；１７’；１７’’）は、電気絶縁材料から形成されていることを特徴とする請求項１〜１０のいずれか１項に記載のガス用安全バルブ。