JP3192830U - 調理器具に適する安全弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】
電磁石と、電磁石用の支持部と、シャッターに連結され、電磁石が励磁されて可動電機子が電磁石に接触する開弁位置と電磁石が励磁されない閉弁位置との間で電磁石に対して可動である可動電機子と、を有する調理器具に適するガス安全弁を提供する。
【解決手段】
リール10は、リールの基部12に埋め込まれた部分として位相端子の一部と、接地端子の一部と、を有し、基部から突出した位相端子の第1の端部に位相ワイヤが固定され、位相端子の第2の端部20は、安全弁1の位相コネクタ25を形成する支持部6を貫通し、接地ワイヤは接地端子の第1の端部に固定され、接地端子の第2の端部は支持部に固定されることを特徴とする、調理器具に適するガス安全弁。
【選択図】図1
電磁石と、電磁石用の支持部と、シャッターに連結され、電磁石が励磁されて可動電機子が電磁石に接触する開弁位置と電磁石が励磁されない閉弁位置との間で電磁石に対して可動である可動電機子と、を有する調理器具に適するガス安全弁を提供する。
【解決手段】
リール10は、リールの基部12に埋め込まれた部分として位相端子の一部と、接地端子の一部と、を有し、基部から突出した位相端子の第1の端部に位相ワイヤが固定され、位相端子の第2の端部20は、安全弁1の位相コネクタ25を形成する支持部6を貫通し、接地ワイヤは接地端子の第1の端部に固定され、接地端子の第2の端部は支持部に固定されることを特徴とする、調理器具に適するガス安全弁。
【選択図】図1
Description
本考案は調理器具に適するガス安全弁に関する。
調理器具に適するガス安全弁は、固定コアを有する電磁石と、電磁石用の支持部と、シャッターに連結され、電磁石が励磁されて可動電機子が電磁石に接触する開弁位置と、電磁石が励磁されない閉弁位置との間で電磁石に対して可動である可動電機子と、を備える電磁石を有することが知られている。
EP1036987A2は、電磁石が、中央接続座金に接続されたU字型のコアと、半円形の断面を有する絶縁ハーフリールの周囲で支持された2つの直列の多層巻線と、から構成されているガス安全弁を開示している。当該弁は、コアの支持座に電磁石を結合するための手段を有し、当該手段は、位相と接地導線を収容するために各ハーフリールから電気的接続手段に突き出す2つの端子を有する。リード線のうちの少なくとも1つは、コアを貫通する。
CN1119718Aは、中央開口部に導入される中心電極ピンと、貫通孔を通過して電磁コアに延在するように中心電極ピンに接続された中央リードワイヤと、電磁支持体に溶接された外側リードワイヤと、中央リードワイヤに接続された一端を有するようなコアのアーム部とリードワイヤの端部に接続された他端の両方の周りに巻かれたコイルと、を有する弁を開示している。
最後に、JP2000018591Aは、ケーシングに収容された固定コアと、可動コアと、シャッターに連結されたシャフトを作動させる伸縮ばねと、を有する安全弁を開示している。当該弁は、巻取リールと、その中に挿入された接地端子を含むリールと、コイルの基部に挿入された位相端子と、を有し、コイルの端部は各端子に固定されている。リールはまた、接地と、コイルの端部が固定された位相端子との間に90°以上の角度差で固定された他の接地端子を有する。
本考案の目的は、電磁石と、電磁石用の支持部と、シャッターに連結され、電磁石が励磁されて可動電機子が電磁石に接触する開弁位置と電磁石が励磁されない閉弁位置との間で電磁石に対して可動である可動電機子と、を有する調理器具に適するガス安全弁を提供することである。
電磁石は、実質的にU字型のコアと、コアに挿入されたリールと、リール上に支持された巻線と、を有し、巻線は、位相ワイヤと、接地ワイヤと、を備える。リールは、リールの基部に埋め込まれた部分として位相端子の一部と、接地端子の一部と、を有し、ここで、基部から突出した位相端子の第1の端部に位相ワイヤが固定され、位相端子の第2の端部は弁の位相コネクタを形成する支持部を貫通し、接地ワイヤは接地端子の第1の端部に固定され、接地端子の第2の端部は支持部に固定される。
上述のようにして、位相接続および接地接続を有する最適化された安全弁が得られる。位相端子と接地端子の一部はリールに埋め込まれるので、基部から突出した端部への電気的な固定は、端子の端部と、リールとの間の相対的な動きが不可能である場合に比べてはるかに優れており、その使用を通して、位相ワイヤおよび接地ワイヤそれぞれへの電気的接続を保証することができる。
上記で述べた点および本考案の他の利点および特徴は、本考案に係る図面および詳細な説明の記載によって明らかにする。
図1と図2は、家庭用電化製品のバーナーにガスの通路を開放または遮断するガス器具に適した電磁安全弁1を示す。電磁弁1は、支持部6上に支持された電磁石2と、シャッター4と、シャッター4に連結され、開弁に対応する位置(図1および図2の左側に示す)と閉弁に対応する位置(図1および図2の右側に示す)との間で電磁石に対して可動である可動電機子5と、可動電機子5とともにシャッター4を閉弁位置に戻すのに適したばね9と、を有する。電磁弁1は、電磁石2と、可動電機子5と、部分的に支持部6と、を内部に包囲するケーシング3をさらに有する。
シャッター4は、ロッド23を介して可動電機子5に連結している。シャッター4は、可動電機子5が電磁石2に吸引されるとき、電磁石2が励磁されてガスの通路を開放するときに、可動電機子5が電磁石2に接触する位置(図1および図2の左側に示す開弁位置)に移動されるように構成される。電磁石2が励磁されない場合、ばね9は、シャッター4に作用して、可動電機子5とともにシャッター4を(図1および図2の右側に示す)閉弁位置移動し、ガスの通路を閉じる。
電磁石2は、基部7cを介して互いに取り付けられた2つのアーム7aおよび7bによって定義される実質的にU字型のコア7と、コア7に挿入されたリール10と、リール10周りに巻き取られる巻線8と、を有する。リール10は、コア7のアーム7aおよび7bの1つに挿入される。コア7と可動電機子5は、当該技術分野で公知の強磁性材料で形成される。いずれの構成要素の特性も当該技術分野において公知なものなので以下では説明しない。
さらに、電磁弁1は、電磁石2の支持部6を有する。支持部6は、導電性の材料、好ましくは、金属材料で形成されている。支持部6は、コア7が支持される基部11bが境界線となっている筐体11の一端に、筐体11に部分的に収容されたコア7を有している。
図3〜6は、リール10および巻線8によって形成されたアセンブリを示す。リール10は、弾性材料、好ましくは、プラスチックから成り、巻線8が基部12と管状部材13に巻かれたフランジ11との間に収容されるように、基部12と、基部12から連続的かつ実質的に直交するように延在する中空管状部材13と、中空管状部材13の自由端にあるフランジ11と、を有する。巻線8は、安全弁1の位相に固定されるように構成された位相ワイヤ8aと、安全弁1の接地に固定されるように構成された接地ワイヤ8bと、を有する。
リール10は、リール10の基部12に埋め込まれた部分として位相端子18の一部と、接地端子19の一部と、をさらに有し、ここで、基部12から突出した位相端子18の第1の端部14に位相ワイヤ8aが固定され、位相端子18の第2の端部20は、安全弁1の位相コネクタ25を形成する支持部6を貫通する。第1の端部14は、位相端子18の埋込み部分および第2の端部20に実質的に直交に延在し、第2の端部20は、位相端子18の埋込み部分に実質的に直交に延在する。リール10は、実質的に直交するように連続的に基部12から弁1の長手方向に沿って延在する突起21を有し、位相端子18の第2の端部20をコア7から隔離している。コア7は、基部7cを貫通する穴28を有する。リール10の突起21は、穴28を通ってコア7の基部7cを貫通する。位相コネクタ25は、スリーブ24挿入され、続いて支持部6に順に同心状に挿入される。位相端子18の第2の端部20は、軸方向に支持部6およびスリーブ24を貫通して、安全弁1の外に延在する。位相コネクタ25は、第2の端部20に実質的に同心状に配置され、第2の端部20を包囲し、電気的に第2の端部20に接続される。位相コネクタ25は、安全弁1、特に弁1の位相を熱電対、電池または電磁石2を励磁するようなものに接続するように構成される。
さらに、図2に示すように、巻線8の接地ワイヤ8bが固定された接地端子19の第1の端部15と、支持部6に固定される第2の端部16とは、リール10の基部12から突出する。第1の端部15は、基部12に埋め込まれた接地端子19の一部に実質的に直交に延在している。第2の端部16は、第1の端部15および基部12に埋め込まれた位相端子19の一部に対して一定の角度で延在している。第2の端部16は、支持部6の端部6bに固定され、支持部6の端部6bは、ケーシング3の内部に収容される。そのために、側面16bは、実質的に円筒形の支持部6の端部6bの側面に固定されるのに適し、停止面16aは、側面16bに実質的に直交し、支持部6の端部6bの同心円上の横面に接触するのに適するとともに、第2の端部16は、支持部6の端部6bの形状に適する。
位相端子18および接地端子19は、同一の材料から成る。材料は、電気的溶接とプラズマ溶接の両方により溶接可能でなければならず、さらに変形しない程度に硬くなければならない。一実施形態においては、材料は真鍮から成る。
位相端子18および接地端子19の埋め込まれた部分は、実質的に互いに連携して配置されている。位相端子18の第1の端部14と接地端子19の第1の端部15は、互いに実質的に平行である。
さらに、リール10は、実質的にリール10に対して長手方向に基部12内に延在した溝17を有し、位相端子18および接地端子19の埋め込まれた部分を分離する。
リール10は、プラスチック射出工程によって製造される。はじめに、位相端子18と接地端子19は、単一の端子を形成するように相互に取り付けられる。一旦プラスチックが注入されると、管状部材13、基部12およびフランジ11が形成され、基部12の内部に埋め込まれる端子の一部が存在し、基部から突出する端部14、15、16および20が存在するように、射出成形金型内に部分的に収容された単一の端子とともにプラスチックを注入するための射出成形工程は行われる。その後、基部12の切断が行われ、基部12を2つ埋め込まれた部分に分離し、それにより、単一の端末を位相端子18と、接地端子19とに分離する溝17を形成するように、切断は、基部12に対して長手方向に行う。2つの埋め込まれた部分は、得られたリール10の位相端子14および接地端子15の埋め込まれた部分にそれぞれ対応し、両方の部分は、それらが互いに絶縁されるように埋め込まれている。
後の工程で、銅線はリール10に巻かれ、リール10はコア7に挿入され、位相ワイヤ8aは位相端子18の第1の端部14に固定され、接地ワイヤ8bは接地端子19の第1の端部15に固定される。位相ワイヤ8aは溶接により位相端子18に固定される。
巻線8とともにリール10はコア7の分岐7aと分岐7bに挿入され、コア7は位相端子18の第2の端部20を貫通し、スリーブ24に対して突出する。第2の端部20は、安全弁1の位相コネクタ25に固定され、電気的導通を維持する。一般的に、固定は溶接によって行われる。
最後に、接地端子19の第2の端部16は、電気的導通が維持されるように、支持部6の端部6bに固定される。一般的に、固定は溶接によって行われる。
Claims (6)
- 電磁石(2)と、前記電磁石(2)用の支持部(6)と、可動電機子(5)と、を有し、
前記可動電機子(5)は、シャッター(4)に連結され、前記電磁石(2)が励磁されて前記可動電機子(5)が前記電磁石(2)に接触する開弁位置と、前記電磁石(2)が励磁されない閉弁位置との間で前記電磁石(2)に対して可動であり、
前記電磁石(2)は、実質的にU字型のコア(7)と、前記コア(7)に挿入されたリール(10)と、前記リール(10)上に支持された巻線(8)と、を有し、前記巻線(8)は、位相ワイヤ(8a)と、接地ワイヤ(8b)と、を有するガス安全弁において、
前記リール(10)は、前記リール(10)の基部(12)に埋め込まれた部分として位相端子(18)の一部と、接地端子(19)の一部と、を有し、
前記基部(12)から突出した前記位相端子(18)の第1の端部(14)に前記位相ワイヤ(8a)が固定され、前記位相端子(18)の第2の端部(20)は、安全弁(1)の位相コネクタ(25)を形成する前記支持部(6)を貫通し、前記接地ワイヤ(8b)は前記接地端子(19)の第1の端部(15)に固定され、前記接地端子(19)の第2の端部(16)は前記支持部(6)に固定されることを特徴とする、調理器具に適するガス安全弁。 - 前記位相端子(18)および前記接地端子(19)が同一の材料から成る、請求項1に記載のガス安全弁。
- 前記位相端子(18)および前記接地端子(19)が真鍮から成る、請求項1または2に記載のガス安全弁。
- 前記位相端子(18)および前記接地端子(19)の前記埋め込まれた部分は、実質的に互いに連携して配置され、前記巻線(8)の前記ワイヤ(8a、8b)の接続の前記第1の端部(14、15)は、互いに実質的に平行であり、前記位相端子(18)および前記接地端子(19)の前記埋め込まれた部分に実質的に直交する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガス安全弁。
- 前記リール(10)は、実質的に前記リール(10)に対して長手方向に前記基部(12)内に延在した溝(17)を有し、前記位相端子(18)および前記接地端子(19)の前記埋め込まれた部分を互いに分離する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガス安全弁。
- 前記リール(10)は、実質的に直交するように前記基部(12)から延在する突起(21)を有し、前記位相端子(18)の前記第2の端部(20)を前記コア(7)から隔離する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のガス安全弁。
Applications Claiming Priority (1)
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ESU201330784 | 2013-06-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017172795A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | オルクリ, エセ.コーペラシオンOrkli, S.Coop. | 調理機器に適合する安全バルブ |
JP2020148222A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 株式会社ミクニ | 電磁アクチュエータ及び立消え安全装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017172795A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | オルクリ, エセ.コーペラシオンOrkli, S.Coop. | 調理機器に適合する安全バルブ |
JP2020148222A (ja) * | 2019-03-11 | 2020-09-17 | 株式会社ミクニ | 電磁アクチュエータ及び立消え安全装置 |
CN111678175A (zh) * | 2019-03-11 | 2020-09-18 | 株式会社三国 | 电磁致动器及熄火安全装置 |
JP7299718B2 (ja) | 2019-03-11 | 2023-06-28 | 株式会社ミクニ | 電磁アクチュエータ及び立消え安全装置 |
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