JP6601171B2 - ソレノイドバルブ及びソレノイドバルブの製造方法 - Google Patents

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Description

本明細書に開示される技術はソレノイドバルブ及びソレノイドバルブの製造方法に関する。
例えば、車両のオートマチックトランスミッションでは、ソレノイドバルブ(電磁弁)を用いて油圧の制御を行っている。このような油圧制御などを行う電磁弁として、特開2015−94414号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この電磁弁のソレノイド部には、通電により磁界を発生する略円筒形状のコイルが設けられており、このコイルの電線の一端がボビンに設けられたコネクタと接続されている。そして、コネクタは、コイルを覆う磁性体のカバーの円筒側面上(径方向)に設けられている。
特開2015−94414号公報
しかしながら、特開2015−94414号公報(上記特許文献1)の構成では、円筒側面上にコネクタが設けられていることから、ソレノイド部の径方向の大きさが大きくなる。また、コネクタを取り付けるために、カバーに大きな開口を設ける必要があり、コイルからの磁束漏れが多くなる。
本明細書で開示されるソレノイドバルブは、バルブ部とソレノイド部とを備えたソレノイドバルブであって、前記ソレノイド部は、磁性材製の有底筒状をなすシールドケースと、合成樹脂製のボビンに巻回されて前記シールドケース内に収容されたコイルと、中間部にL字状の屈曲部を有し、一端側が前記コイルに接続されて前記ボビンに一体化された端子金具と、前記シールドケースの底部に設けられ、前記端子金具の前記屈曲部よりも前記一端側の部分を挿通させて前記屈曲部を前記シールドケース外に位置させる開口部と、前記開口部を覆うように設けられ、前記端子金具のうち前記シールドケース外に位置する部分を覆うコネクタハウジングとを備えており、前記端子金具が前記屈曲部から先端に延びる方向における前記開口部の内寸法は、前記端子金具の前記屈曲部から先端までの寸法よりも小さくなっている。
このようなソレノイドバルブでは、シールドケースの底部にコネクタハウジングを設けていることから、シールドケースの周側面にコネクタハウジングを設けたものに比べてソレノイドバルブの径方向の寸法を小さくすることができる。また、端子金具の屈曲部から先端までの寸法よりも端子金具が屈曲部から先端に延びる方向における開口部の内寸法を小さくしてあるから、L字状の屈曲部から先端部までの寸法の開口部を設ける場合に比べて開口部の開口面積を小さくすることができる。そのため、開口部からの磁束漏れを少なくすることができる。
本明細書に開示されるソレノイドバルブの実施の態様として、以下の構成としてもよい。
前記端子金具の前記屈曲部よりも前記一端側には合成樹脂製の端子覆い部が設けられ、前記端子覆い部が前記開口部の孔縁に密着しつつ前記開口部を挿通している構成としても良い。
このような構成では、開口部を挿通する端子金具の基端側が合成樹脂製の端子覆い部によって覆われているため、開口部においてシールドケースと端子金具とが接触する虞がない。また、端子覆い部が開口部の孔縁に密着しつつ挿通しているため、開口部における端子金具の位置が固定される。そのため、屈曲部でL字状に後曲げする場合には、曲げる力によって端子金具と開口部の孔縁とが接触する虞がない。
また、前記端子覆い部には、前記ボビン側が大きくなる段差面が設けられており、前記段差面が前記シールドケースの底部の内面に当接している構成としても良い。
このような構成では、シールドケースの底部の内面に端子覆い部の段差面が当接することで、端子金具をシールドケースに対して位置決めすることができる。
本明細書に開示されるソレノイドバルブの製造方法として、以下のような方法としても良い。
前記ボビンに直線状の端子金具部品を固定し、前記ボビンに前記コイルを巻回すると共に前記コイルを前記端子金具部品に接続した状態で、前記シールドケースの前記開口部に前記端子金具部品を挿通した後に、前記端子金具部品の中間部を曲げ加工することで前記屈曲部を有する前記端子金具を形成し、その後に、前記コネクタハウジングを取り付ける方法で製造しても良い。
このようなソレノイドバルブの製造方法では、ボビンに固定された端子金具部品を屈曲部でL字状に折り曲げて端子金具を形成する前に、シールドケースの開口部に挿通している。そのため、端子金具の屈曲部から先端までの寸法よりも端子金具が屈曲部から先端に延びる方向における開口部の内寸法を小さくすることができる。つまり、先にL字状に曲げられている端子金具を開口部に通す場合に比べて開口部の開口面積を小さくすることができる。そのため、開口部からの磁束漏れを少なくすることができる。
また、前記ボビンに前記コイルを巻回すると共にそのコイルを前記ボビンに設けた前記端子金具部品に接続した状態で、前記コイルを覆う筒状覆い部と前記端子金具部品の基端側を覆う前記端子覆い部とをモールド成型し、その後に前記端子覆い部を前記シールドケースの前記開口部に挿通させる方法で製造しても良い。
このようなソレノイドバルブの製造方法では、開口部を挿通する端子金具の基端側が端子金具を開口部に挿通する前にモールド成型された端子覆い部によって覆われているため、端子金具を挿通する際に開口部においてシールドケースと端子金具とが接触する虞がない。また、端子覆い部が開口部の孔縁に密着しつつ挿通しているため、開口部における端子金具の位置が固定される。そのため、屈曲部でL字状に後曲げする際に、曲げる力によって端子金具と開口部の孔縁とが接触する虞がない。
本明細書に開示されたソレノイドバルブ及びソレノイドバルブの製造方法によれば、ソレノイドバルブの径方向への大きさを小さくし、磁束漏れを少なくすることができる。
実施形態に係るソレノイドバルブの一部切欠断面図 ボビンを成型した状態での断面図 コイルを巻回した状態での断面図 二次モールド成型した状態での断面図 シールドケースを組み付けた状態での断面図 端子金具をL字曲げした状態でコネクタハウジングを取り付ける前の状態での断面図 コネクタハウジングを取り付けた状態での断面図
<実施形態>
実施形態について図1から図7を参照して説明する。
本実施形態のソレノイドバルブ10は、車両のオートマチックトランスミッションの油圧制御装置に搭載されるものであり、油路の切替制御や油圧制御を行うバルブ部11とこのバルブ部11を駆動するソレノイド部15とを結合したものである。なお、以下の説明では、図1における右側(バルブ部11側)を前側とし、図1における左側(コネクタハウジング80側)を後側として説明する。また、図1における上側を上側とし、図1における下側(端子金具30が配されている側)を下側として説明する。
バルブ部11は、図1に示すように、円筒状のバルブ本体11Aと、バルブ本体11Aの後端側に設けられ径方向外側に延びた円板状の円板部11Bとを備えている。少なくとも円板部11Bは、磁性体の金属でできている。そして、バルブ本体11Aの内部はソレノイド部15の内部と連通しており、内部で変位し油圧の制御を行う弁体等が設けられている。
ソレノイド部15は、図1に示すように、円筒形状のボビン20と、ボビン20に一体化された端子金具30と、ボビン20に巻回されたコイル40と、ボビン20の内部に設けられたコア部45と、コイル40を覆う筒状覆い部50と、端子金具30の基端側を覆う端子覆い部60と、コイル40を収容するシールドケース70と、シールドケース70の後方に取り付けられたコネクタハウジング80とを備えている。
ボビン20は、絶縁性のある合成樹脂製であって、図1及び図2に示すように、円筒形状をなしている。ボビン20は、コイル40が巻き付けられる中空の軸部21と、軸部21の前後端に軸部21が外側に拡径することで設けられた鍔部23とを備えている。後側の鍔部23の下端部には、端子金具30を固定するための端子固定部25が後方に向かって突設されている。端子固定部25の上面位置は、軸部21の内面位置と面一になっている。そして、端子固定部25の近傍には、後記するコイル40の巻線41を端子金具30側に引き出すための引き出し部27が設けられている。
端子金具30は、導電性の金属で、プレス加工によって形成された直線状の端子金具部品31を中間部でL字状に曲げ加工することで屈曲部33が設けられて、形成されている。端子金具30は、図1及び図2に示すように、コイル40の巻線41が圧着される圧着部35と、端子覆い部60に埋め込まれる埋め込み部37と、相手側端子と接続される接続部39とを備えている。圧着部35は、端子金具30の幅方向外側にU字状のカシメ片が突出することで設けられている。接続部39及び屈曲部33は、角棒状になっている。また、屈曲部33より基端側(埋め込み部37等)は、接続部39及び屈曲部33よりも幅広の平板状となっている。そして、一対の端子金具部品31の一端側31Aがボビン20にインサート成形されることで、一対の端子金具部品31(端子金具30)がボビン20と一体化されている。
コイル40は、図1及び図3に示すように、ボビン20の軸部21に巻線41を多数巻回したものである。そして、巻線41の両端部はボビン20の引き出し部27より端子金具30側に引き出されて、端子金具30の圧着部35に圧着される。コイル40は、通電されると磁力を発生して、コア部45とシールドケース70を通る磁束ループを形成する。コア部45は、ボビン20の中空部分に配されており、固定コアと可動コア等とを備えている。コイル40の磁力によって、コア部45の固定コアが磁化されて、可動コアが移動することによって、バルブ本体11A内の弁体などが変位する。
筒状覆い部50は、図1及び図4に示すように、ボビン20とともにコイル40を絶縁性の合成樹脂によってモールド成型して形成する。筒状覆い部50は、ボビン20とコイル40とを覆い、略円筒形状になっている。このように筒状覆い部50によってコイル40を覆うことで、コイル40とシールドケース70との間が絶縁されている。
端子覆い部60は、図1及び図4に示すように、ボビン20の端子固定部25と端子金具30(端子金具部品31)の圧着部35と埋め込み部37とを覆っている。端子覆い部60のうち端子固定部25と圧着部35とを覆う部分は、上面が平面状で筒状覆い部50の外周形状に沿った円周形状をなした断面視半円形状をした半円部61となっており、埋め込み部37を覆う部分は、後記するシールドケース70の開口部77の開口形状に沿った断面視略矩形状の矩形部63となっている。半円部61よりも矩形部63の方が、幅方向、上下方向共にその寸法が小さくなっているため、半円部61と矩形部63との間には段差が設けられている。そして、矩形部63よりも大きくなっている半円部61の後端面が段差面65となっている。矩形部63には、後記するコネクタハウジング80の係止部85を係止する被係止部67が設けられている。
シールドケース70は、コイル40の周囲を覆って磁束を流す磁性体金属で形成されており、図1及び図5に示すように、有底円筒状をなしている。シールドケース70は、略円筒状の円筒部71と、円筒部71の後端に設けられた略円形状の底部73と、バルブ部11の円板部11Bにカシメ付けられるカシメ部75とを備えている。円筒部71の内径は、筒状覆い部50の外径とほぼ同じとなっている。また、底部73の内面は、コイル40に組み付けられた際に、段差面65と当接することで、シールドケース70が端子覆い部60(端子金具30)に対して位置決めされている。
底部73の下方には、矩形部63及び端子金具部品31を挿通可能な略矩形状の開口部77が設けられている。開口部77の幅方向及び上下方向の内寸法は、矩形部63の幅方向及び上下方向の寸法とほほ同じとなっており、開口部77の孔縁に矩形部63が密着するようになっている。また、開口部77の上下方向の内寸法h1は、端子金具30の接続部39の上下方向の寸法h2(屈曲部33からその先端までの上下方向の寸法)よりも小さくなっている。
コネクタハウジング80は、合成樹脂製であって、図1及び図7に示すように、端子金具30の内、シールドケース70の外側に配された部分を覆いつつ、開口部77を覆う。コネクタハウジング80は、端子覆い部60に組み付けられる組み付け部81と相手側コネクタと嵌合する嵌合部83とを備えている。組み付け部81は、略角筒状をなしており、矩形部63に外嵌するように組み付けられる。組み付け部81の内寸法は、矩形部63の外形寸法とほぼ同じになっており、矩形部63と密着することで固定されている。また、組み付け部81には、係止部85が設けられており、この係止部85が矩形部63の被係止部67に係止される。嵌合部83は、組み付け部81とは略垂直方向に設けられており、上方に開口して、組み付け部81と連通した略角筒状をしている。そして、嵌合部83内に端子金具30の接続部39が収容される。また、嵌合部83の前壁の一部及び組み付け部81の上壁の一部を連通して開口させることで、L字状の端子金具30を挿通可能な端子挿通部87が設けられている。
本実施形態のソレノイドバルブ10は上記のような構造であって、例えば以下のような手順で製造される。
まず、図2に示すように、ボビン20を合成樹脂によって一次成型する。ボビン20の端子固定部25に、直線状の端子金具部品31の一端側31Aを埋め込むようにインサート成形する。そして、図3に示すように、成型されたボビン20の軸部21の外周面に、巻線41を所定の巻き数だけ巻回し、コイル40を形成する。そして、コイル40の巻線41の両端部を、各々ボビン20の引き出し部27から端子金具30側に引き出して、巻線41を圧着部35に熱かしめ(ヒュージング)により接続する。
次に、図4に示すように、二次成型によって、筒状覆い部50と端子覆い部60とを一体的に成型する。ボビン20とコイル40と端子金具部品31を金型内にセットする。そして、成型用樹脂を注入することで、端子覆い部60を同時に成型しながら、筒状覆い部50を成型する。この二次成型工程によって、端子金具部品31(端子金具30)の圧着部35及び埋め込み部37が端子覆い部60に覆われる。端子覆い部60のうち半円部61は、端子固定部25及び筒状覆い部50と上下面とも面一となるように成型されている。一方で、矩形部63の上面は半円部61と面一だが、矩形部63の下面は面一ではなく、半円部61との間に段差ができており、段差面65が形成されている。
そして、図5に示すように、シールドケース70を組み付ける。開口部77が端子金具部品31を挿通可能なようにして、シールドケース70を後方から組み付ける。この際に、端子金具部品31の中間部分より一端側31A(基端側)は端子覆い部60によって保持されていることから、端子金具部品31の先端位置が安定し、シールドケース70の開口部77に端子金具部品31の先端が接触することなく挿通する。そして、矩形部63が開口部77の孔縁に密着しつつ挿通する。そして、段差面65が底部73の内面にあたる位置までシールドケース70を前方に押し込んで、段差面65に当接させることでシールドケース70を位置決めする。
シールドケース70をコイル40に組み付けた後、図6に示すように、シールドケース70の外側で、かつ端子金具部品31をその中間部でL字状に曲げて屈曲部33を形成し、接続部39が上下方向に延びるようにする。この際に、端子金具部品31は端子覆い部60によって覆われており、端子覆い部60のうち矩形部63がシールドケース70の開口部77に密着していることから、開口部77における端子金具部品31(端子金具30)の位置が固定されている。そのため、屈曲部33でL字状に曲げる力によって、端子金具部品(端子金具30)と開口部77の孔縁とが接触する虞がない。
端子金具30が形成された後に、図6及び図7に示すように、コネクタハウジング80を取り付ける。コネクタハウジング80を端子金具30の後方から取り付ける際に、端子金具30の接続部39が端子挿通部87を挿通するようにして、接続部39を嵌合部83内に収容する。そして、係止部85を被係止部67に係止しつつ、矩形部63に組み付け部81を外嵌して組み付ける。このようにコネクタハウジング80を端子覆い部60に対して固定することで、コネクタハウジング80が開口部77及び端子金具30のシールドケース70外に位置する部分を覆うようにする。
最後に、図1に示すように、コア部45とバルブ部11を組み付ける。コア部45をボビン20の中空部分に前方から挿入して固定する。そして、バルブ部11の円板部11Bの後面がボビン20の鍔部23に当接するようにシールドケース70の前方から挿入する。そして、円板部11Bを所定位置に配したら、シールドケース70のカシメ部75を円板部11Bに対してカシメつけることで、バルブ部11をソレノイド部15に対して固定する。このような手順によって、ソレノイドバルブ10が製造される。
以上のように、本実施形態のソレノイドバルブ10では、シールドケース70の底部73の後方にコネクタハウジング80を取り付けていることから、シールドケース70の周側面にコネクタハウジングを設けたものに比べてソレノイドバルブ10の径方向(上下方向)の寸法を小さくすることができる。また、コネクタハウジング80の嵌合部83が上方に開口していることから、複数のソレノイドバルブを並べた際の相手側コネクタとの嵌合作業性が良くなる。さらに、端子金具30の屈曲部33から先端までの寸法(接続部39の上下方向の寸法h2)よりも端子金具30が屈曲部33から先端に延びる方向(上下方向)における開口部77の内寸法h1を小さくしてあるから、L字状の屈曲部から先端部までの寸法の開口部を設ける場合に比べて開口部77の開口面積を小さくすることができる。そのため、開口部77からの磁束漏れを少なくすることができる。
また、本実施形態のソレノイドバルブ10の製造方法では、ボビン20に固定された端子金具部品31を屈曲部33でL字状に折り曲げて端子金具30を形成する前に、シールドケース70の開口部77に挿通している。そのため、端子金具30の屈曲部33から先端までの寸法(接続部39の上下方向の寸法h2)よりも端子金具30が屈曲部33から先端に延びる方向(上下方向)における開口部77の内寸法h1を小さくすることができる。つまり、先にL字状に曲げられている端子金具を開口部に通す場合に比べて開口部77の開口面積を小さくすることができる。そのため、開口部77からの磁束漏れを少なくすることができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、筒状覆い部50を設ける際に、端子覆い部60を設けていたが、端子覆い部60はなくても良い。
(2)上記実施形態では、端子覆い部60に段差面65を形成していたが、段差面がなくても良い。
(3)上記実施形態では、端子金具部品31はインサート成形によってボビン20に固定されていたが、圧入など他の方法で固定されていても良い。
10…ソレノイドバルブ
11…バルブ部
15…ソレノイド部
20…ボビン
30…端子金具
31…端子金具部品
33…屈曲部
39…接続部
40…コイル
50…筒状覆い部
60…端子覆い部
61…半円部
63…矩形部
65…段差面
70…シールドケース
71…円筒部
73…底部
77…開口部
80…コネクタハウジング
h1…開口部の上下方向の内寸法
h2…接続部の上下方向の寸法

Claims (6)

  1. バルブ部とソレノイド部とを備えたソレノイドバルブであって、
    前記ソレノイド部は、
    磁性材製の有底筒状をなすシールドケースと、
    合成樹脂製のボビンに巻回されて前記シールドケース内に収容されたコイルと、
    中間部にL字状の屈曲部を有し、一端側が前記コイルに接続されて前記ボビンに一体化された端子金具と、
    前記シールドケースの底部に設けられ、前記端子金具の前記屈曲部よりも前記一端側の部分を挿通させて前記屈曲部を前記シールドケース外に位置させる開口部と、
    前記開口部を覆うように設けられ、前記端子金具のうち前記シールドケース外に位置する部分を覆うコネクタハウジングと、
    前記コイルを覆う筒状覆い部と、
    前記端子金具の前記屈曲部よりも前記一端側に設けられた端子覆い部と、を備えており、
    前記端子覆い部は前記端子金具の基端側を覆うものとされ、前記端子金具が前記屈曲部から先端に延びる方向における前記開口部の内寸法は、前記端子金具の前記屈曲部から先端までの寸法よりも小さくなっており、前記筒状覆い部と前記端子覆い部が成型用樹脂によって一体的に成形されており、
    前記端子覆い部は、前記開口部の開口形状に沿った矩形部を有しており、前記矩形部には被係止部が設けられており、
    前記コネクタハウジングは、前記矩形部に外嵌するように組み付けられる組み付け部を備え、前記組み付け部に設けられた係止部が前記矩形部の前記被係止部に係止されるソレノイドバルブ。
  2. バルブ部とソレノイド部とを備えたソレノイドバルブであって、
    前記ソレノイド部は、
    磁性材製の有底筒状をなすシールドケースと、
    合成樹脂製のボビンに巻回されて前記シールドケース内に収容されたコイルと、
    中間部にL字状の屈曲部を有し、一端側が前記コイルに接続されて前記ボビンに一体化された端子金具と、
    前記シールドケースの底部に設けられ、前記端子金具の前記屈曲部よりも前記一端側の部分を挿通させて前記屈曲部を前記シールドケース外に位置させる開口部と、
    前記開口部を覆うように設けられ、前記端子金具のうち前記シールドケース外に位置する部分を覆うコネクタハウジングと、
    前記コイルを覆う筒状覆い部と、
    前記端子金具の前記屈曲部よりも前記一端側に設けられた端子覆い部と、を備えており、
    前記端子覆い部は前記端子金具の基端側を覆うものとされ、前記端子金具が前記屈曲部から先端に延びる方向における前記開口部の内寸法は、前記端子金具の前記屈曲部から先端までの寸法よりも小さくなっており、前記筒状覆い部と前記端子覆い部が成型用樹脂によって一体的に成形されており、
    前記コネクタハウジングは、前記端子覆い部に組み付けられる組み付け部と、前記組み付け部に対してL字状をなす配置で設けられた嵌合部と、を備え、前記嵌合部が前記組み付け部の突出寸法分だけ前記シールドケースの底部から離れているソレノイドバルブ。
  3. 前記端子覆い部が前記開口部の孔縁に密着しつつ前記開口部を挿通している請求項1または請求項2に記載のソレノイドバルブ。
  4. 前記端子覆い部には、前記ボビン側が大きくなる段差面が設けられており、
    前記段差面が前記シールドケースの底部の内面に当接している請求項に記載のソレノイドバルブ。
  5. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のソレノイドバルブを製造する方法であって、
    前記ボビンに直線状の端子金具部品を固定し、前記ボビンに前記コイルを巻回すると共に前記コイルを前記端子金具部品に接続した状態で、
    前記シールドケースの前記開口部に前記端子金具部品を挿通した後に、前記端子金具部品の中間部を曲げ加工することで前記屈曲部を有する前記端子金具を形成し、その後に、前記コネクタハウジングを取り付けるソレノイドバルブの製造方法。
  6. 前記ボビンに前記コイルを巻回すると共にそのコイルを前記ボビンに設けた前記端子金具部品に接続した状態で、前記コイルを覆う筒状覆い部と前記端子金具部品の基端側を覆う前記端子覆い部とをモールド成型し、その後に前記端子覆い部を前記シールドケースの前記開口部に挿通させる請求項に記載のソレノイドバルブの製造方法。
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