JP6843198B2 - 電磁リレー - Google Patents

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Description

本願は、電磁リレーに関するものである。
電磁力により可動鉄心を吸引して接点を閉じ又は開くようにした、いわゆるソレノイド式の電磁リレーは、従来から各種開発され広く用いられている。例えば、バス、トラック等の大排気量のエンジンを始動させるスタータ用電磁スイッチ装置においては、スタータ用電磁スイッチ装置を作動させるために大電流を供給する必要があり、その電流供給手段として電磁リレーが使用されている。
電磁リレーは、スタータ用電磁スイッチ装置の近傍に設置され、配線により電気回路に接続されるが、エンジン室内で電磁リレーの設置空間を確保することが困難である場合があり、あるいは電磁リレーに接続される配線の配策が困難である場合がある。そのため、従来、設置空間および配線を不要とした電磁リレーを内蔵した、スタータ用電磁スイッチ装置が提案されている。
例えば、特許文献1に開示された従来のスタータ用電磁スイッチ装置は、吸引コイルの軸方向側に開口する一対の主固定接点と主可動接点が配置される主接点室と、吸引コイルの軸方向の反対側に開口する補助リレーが配置される端子台と、端子台の補助リレーが配置される開口部側に補助リレーを密閉した状態で、副固定接点が貫通する貫通穴を有するカバーと、補助リレーとカバーの間に配置され、端子台とカバーとともに補助リレーを軸方向に固定する弾性部材を備えている。
特許文献1に開示された従来のスタータ用電磁スイッチ装置における補助リレーは、電磁リレーであって、スタータ用電磁スイッチ装置の吸引コイルと保持コイルに電力を供給する電気回路を開閉する電磁リレーを構成しており、一対の固定接点と、一対の固定接点間を電気的に接続することで、スタータ用電磁スイッチ装置の吸引コイルと保持コイルに電力を供給する電気回路を形成する可動接点と、可動接点を一対の固定接点の方向に移動させる推進力を発生する磁性体からなる可動鉄心と、可動鉄心に推力を発生させる磁界を発生するコイルと、コイルの磁界の磁気回路の一部となる継鉄と、継鉄の両端に配置されコイルの磁界の磁気回路の一部となる固定鉄心とを備えている。前述の一対の固定接点と、可動接点と、が存在する接点室は、カバーにより覆われている。
特許第6416439号公報
特許文献1に開示された電磁リレーは、接点室を覆うカバーを端子台に組み付ける際に、ロッドに保持されている可動接点がロッドを中心として回転して本来あるべき位置から外れた位置にある場合があり、可動接点がカバーと干渉してカバーを端子台に組み付けられないことがある。そのため、カバーを端子台に組み付ける際に、ロッドに保持されている可動接点を予め位置合わせしておく必要があり、電磁リレーの製造工程が多くなるという課題があった。
本願は、前述の課題を解決するための技術を開示するものであり、組み立てが容易な電磁リレーを提供することを目的とする。
本願に開示される電磁リレーは、
コイルと、
前記コイルへの通電により励磁され吸引力を発生させる固定鉄心と、
前記コイルが励磁されたとき前記固定鉄心に吸引され、前記コイルが消勢されたとき前記固定鉄心から離反する可動鉄心と、
前記固定鉄心と前記可動鉄心とともに磁気回路を構成する継鉄と、
前記可動鉄心に固定されたロッドと、
前記ロッドに保持された可動接点と、
前記可動接点に対向する固定接点を保持する接点保持部を有するホルダと、
前記ホルダに装着され、前記可動接点と前記固定接点を収容する接点室を構成するカバーと、
を備えた電磁リレーであって、
前記接点保持部は、内周面に形成された平面部を有する貫通穴を備え、
前記ロッドは、前記貫通穴に挿入されたとき前記平面部に前記ロッドの軸方向に摺動自在に当接する平面部と、第1の係合部と、を備え、
前記可動接点は、前記第1の係合部に係合し得る第2の係合部を備え、
前記可動接点が前記ロッドに保持されたとき、前記第2の係合部が前記第1の係合部に係合することにより、前記貫通穴に挿入された前記ロッドを中心とした前記可動接点の回転が阻止されるように構成されている、
ことを特徴とする。

本願に開示される電磁リレーによれば、可動接点がロッドに保持されたとき、第2の係合部が第1の係合部に係合することにより、ロッドを中心とした可動接点の回転が阻止されるように構成されているので、電磁リレーの組み立て時に可動接点がロッドを中心として回動することがなく、組み立てが容易な電磁リレーを得ることができる。
実施の形態1による電磁リレーの断面図である。 実施の形態1による電磁リレーの一部分の分解斜視図である。 実施の形態1による電磁リレーのロッドと可動接点を示す平面図である。 実施の形態2による電磁リレーのロッドと可動接点を示す平面図である。 実施の形態1および実施の形態2による電磁リレーの継鉄を示す斜視図である。 実施の形態1および実施の形態2による電磁リレーの継鉄とホルダを示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、実施の形態1による電磁リレーについて、図に基づいて詳細に説明する。図1は、実施の形態1による電磁リレーの断面図、図2は、実施の形態1による電磁リレーの一部分の分解斜視図である。図1、図2において、コイル11は、軸方向の両端部に鍔部を有する円筒形のボビン10の外周部に巻回されている。コイル11の第1の端子は、ボビン10に固定された第1のターミナル9aに電気的に接続され、コイル11の第2の端子は、ボビン10に固定された第2のターミナル9bに電気的に接続されている。
固定鉄心13は、円柱状の固定鉄心本体部13aと、固定鉄心本体部13aの軸方向の一端部に一体に形成された円形プレート状の固定鉄心基部13cと、を備えている。固定鉄心13の固定鉄心本体部13aには、その径方向の中央部に、固定鉄心基部13cに達する有底の凹部13bが形成されている。固定鉄心本体部13aは、ボビン10の軸方向の一端部から中空部10aの軸方向中間部もしくはその近傍まで挿入されている。固定鉄心基部13cは、ボビン10の一方の鍔部に当接してボビン10の中空部の軸方向の一端部を閉塞している。
円柱状に形成された可動鉄心7は、ボビン10の軸方向の他端部から中空部10aに軸方向に移動可能に挿入され、その軸方向の一端部は、固定鉄心13の固定鉄心本体部13aの軸方向の他端部に対向して配置されている。固定鉄心本体部13aの凹部13bに挿入された圧縮バネで構成されたリターンバネ12は、軸方向の一端部が凹部13bの底部に当接して固定され、軸方向の他端部が可動鉄心7の軸方向の一端部に固定されており、固定鉄心13と可動鉄心7を互いに引き離す方向にこれらを軸方向に付勢している。
次に、継鉄8とホルダ6について説明する。図5は、実施の形態1および後述の実施の形態2による電磁リレーの継鉄を示す斜視図、図6は、実施の形態1および後述の実施の形態2による電磁リレーの継鉄とホルダを示す斜視図である。図1、図2、図5、および図6において、鉄等の磁性体により構成された継鉄8は、第1の継鉄部81と、第2の継鉄部82と、第1の継鉄部81と第2の継鉄部82とに連結された第3の継鉄部83とを備えている。第1の継鉄部81と第3の継鉄部83は、互いに90度の角度を成して連結され、また第2の継鉄部82と第3の継鉄部83は、互いに90度の角度を成して連結され、継鉄8は全体としてコ字状に形成されている。第1の継鉄部81の端部には第1の爪部81bが形成され、同様に、第2の継鉄部82の端部には第2の爪部82bが形成されている。第3の継鉄部83は、中央部に継鉄貫通穴84を備えている。
合成樹脂等の絶縁物により構成された絶縁物製のホルダ6は、筒状のホルダ基部61と、ホルダ基部61と一体に形成された接点保持部62と、を備えている。第3の継鉄部83は、ホルダ基部61に埋設されており、これにより継鉄8とホルダ6は一体に固定されている。第3の継鉄部83における継鉄貫通穴84の内壁面は、ホルダ基部61の内壁面と同一高さの面となるように揃えられ、且つホルダ基部61の内壁面から露出している。第1の継鉄部81と第2の継鉄部82は、コイル11の中心軸Xを通る仮想面に対して線対象に配置され、互いに間隔を介して対向している。
第1の継鉄部81の第1の爪部81bと、第2の継鉄部82の第2の爪部82bは、固定鉄心基部13cにかしめられる。これにより、継鉄8とホルダ6は、固定鉄心13に固定されている。継鉄8は、ボビン10の外周に配置され、前述のかしめにより固定鉄心13に固定されることで、電磁石14が構成される。ホルダ6は、第1の継鉄部81と第2の継鉄部82が固定鉄心13に固定されることで、電磁石14に固定される。この状態で、ホルダ基部61の先端部は、ボビン10の一方の鍔部に当接している。
ホルダ6の接点保持部62は、ホルダ基部61の中空部61cと、接点保持部62に設けられた凹部62cと、を貫通する貫通穴6aを備えている。凹部62cは、貫通穴6aの径方向の周囲に形成されており、接点保持部62の端面から予め定められた深さで陥没するように形成されている。また、接点保持部62の端面には、接点保持部62の端面に対して垂直に延びる第1のガイドピン62aと第2のガイドピン62bとが設けられている。
第1の固定接点5aは、その貫通穴が第1のガイドピン62aに貫通されて位置決めされ、ホルダ6の接点保持部62の端面に固定されている。第2の固定接点5bはその貫通穴が第2のガイドピン62bに貫通されて位置決めされ、ホルダ6の接点保持部62の端面に固定されている。第1の固定接点5aと第2の固定接点5bは、間隔を介して互いに対峙している。
柱状に形成されたロッド3は、ロッド3の長さ方向に延びる第1の平面部3d1と第2の平面部3d2を有する。第1の平面部3d1と第2の平面部3d2は、ロッド3の中心軸の周囲に互いに180度異なる位置に設けられており、第1の平面部3d1の平面と第2の平面部3d2の平面は平行に形成されている。また、ロッド3は、その軸方向の一端部の近傍に鍔部3cと、ロッド3からロッド3の径方向に垂直に突出する第1の突起部3a1と、ロッド3からロッド3の径方向に垂直に突出する第2の突起部3a2と、を有する。第1の突起部3a1と第2の突起部3a2は、第1の係合部を構成している。第1の突起部3a1と第2の突起部3a2は、鍔部3cと一体に形成されており、後述する図3に示すように、それぞれロッド3の径方向に長方形状を成して突出している。なお、第1の突起部3a1と第2の突起部3a2は、鍔部3cとは別体に形成されていてもよい。
ロッド3は、ホルダ6の接点保持部62に形成された貫通穴6aを軸方向に摺動自在に貫通してホルダ6に支持されている。このとき、ロッド3の第1の平面部3d1と第2の平面部3d2は、接点保持部62の貫通穴6aの内周面に互いに対向して形成された一対の平面部6b(図2には一方の平面部のみが表示されている)に、軸方向に摺動自在に当接している。その結果、ロッド3は、その軸方向への移動は可能であるが、中心軸Xの周りに回転することはできない構成となっている。ロッド3の軸方向の他端部は、可動鉄心7の径方向の中央部に形成された凹部7aに嵌合されて可動鉄心7に固定されている。なお、ロッド3を樹脂により成形することにより、鍔部3c、第1の突起部3a1,第2の突起部3a2等の複雑な形状も容易に構成することができる。
板状に形成された可動接点4は、長方形状の貫通穴4aを備えている。この貫通穴4aは、第2の係合部を構成している。貫通穴4aは、その長辺部の中央部に円弧状の切り込み部を有する。可動接点4は、貫通穴4aが前述の円弧状の切り込み部に対応する位置でロッド3の一端部により貫通されている。その状態で、可動接点4は、ロッド3の鍔部3cの表面に載置されている。
図3は、実施の形態1による電磁リレーのロッドと可動接点を示す平面図である。図3に良く示されているように、可動接点4がロッド3の鍔部3cの表面に載置された状態で、可動接点4の長方形に形成された貫通穴4aが、ロッド3の第1の突起部3a1と第2の突起部3a2とに係合されている。つまり、ロッド3の第1の係合部が可動接点4の第2の係合部と係合している。これにより、ロッド3を中心とする可動接点4の回動が阻止される。図3における矢印は、可動接点4に流れる電流の方向を示している。可動接点4に設けられた長方形の貫通穴4aの長辺方向が、可動接点4に流れる電流の方向と同一方向又はその電流の方向に近似する方向となるように形成されている。このように形成することで、電流密度を規定値以下とするために可動接点を大型化する必要がなくなる。
合成樹脂等により形成された絶縁物製のカバー1は、第1の貫通穴1aと、第2の貫通穴1bと、内部に後述する接圧バネ2を収納するバネ収納部1cとを有する。接点保持部62の第1のガイドピン62aがカバー1の第1の貫通穴1aに挿入され、接点保持部62の第2のガイドピン62bがカバー1の第2の貫通穴1bに挿入されることで、接点保持部62に対するカバー1の位置決めが行われ、カバー1は、第1の固定接点5aと第2の固定接点5bを介して、ホルダ6の接点保持部62に載置される。ホルダ6の接点保持部62に載置されたカバー1は、第1のガイドピン62aに第1の固定部材63aが結合され、第2のガイドピンに第2の固定部材63bが結合されることで、接点保持部62に固定されている。
圧縮バネで構成された接圧バネ2は、カバー1のバネ収納部1cの内部に収納され、軸方向の一端部がバネ収納部1cの内壁に当接し、軸方向の他端部が可動接点4の表面に当接している。接圧バネ2は、可動接点4を第1の固定接点5aと第2の固定接点5bの方向に付勢している。接圧バネ2の弾性力は、前述のリターンバネ12の弾性力より小さく設定されている。
カバー1がホルダ6の接点保持部62に固定されることで、接点室1dが形成される。接点室1dには、第1の固定接点5aの接点部位と第2の固定接点5bの接点部位が露出し、さらに可動接点4が、第1の固定接点5aの接点部位と、第2の固定接点5bの接点部位に対向して露出している。
次に、実施の形態1による電磁リレーの組み立て作業の一例について説明する。先ず、第1の工程として、ホルダ6の接点保持部62に第1の固定接点5aと第2の固定接点5bを前述のように装着するとともに、ロッド3を接点保持部62の貫通穴6aに挿入して、ホルダ6にロッド3を装着する。なお、第1の固定接点5aと第2の固定接点5bを接点保持部62に装着する作業は、後述の第3の工程の前に実施してもよい。
第2の工程として、ホルダ6と一体に構成された継鉄8の第1の継鉄部81と第2の継鉄部82を、ボビン10に巻回されたコイル11の外周に配置し、前述のかしめにより固定鉄心13に固定して電磁石14を組み立てる。この第2の工程により、電磁石14にホルダ6が搭載されることになる。
第3の工程として、可動接点4をロッド3に装着する。このとき、可動接点4の長方形の貫通穴4aは、ロッド3の第1の突起部3a1と第2の突起部3a2に嵌合されて係合されるとともに、可動接点4はロッド3の鍔部3cの表面に載置される。鍔部3cの表面は、可動接点4の受け面となる。
第4の工程として、接圧バネ2をロッド3の一端部に装着するとともに、接圧バネ2を可動接点4の表面に載置する。
第5の工程として、カバー1をホルダ6の接点保持部62に装着して固定する。このとき、カバー1は、その第1の貫通穴1aに第1のガイドピン62aが挿入され、第2の貫通穴1bに第2のガイドピン62bが挿入されることで、接点保持部62に対するカバー1の位置決めが行われるが、可動接点4はロッド3を中心として回動できないようにロッド3に装着されているので、従来の装置のように可動接点がロッド3を中心として回動して、可動接点4がカバー1の接点保持部62への装着に干渉することはない。第5の工程が終了することで、可動接点4は接圧バネ2により第1の固定接点5aと第2の固定接点5bの方向に付勢される。
なお、前述の組み立て作業の工程は一例であって、それぞれの工程の順序は前述に限られるものではなく、さらに、何れかの工程を組み合わせたり、別の工程が存在していてもよい。
次に、実施の形態1による電磁リレーの動作について説明する。図1は、コイル11は付勢されておらず、可動鉄心7はリターンバネ12により固定鉄心13から離反した状態を示している。このとき、可動接点4は、ロッド3により反固定接点側に押圧され、カバー1の接点室1dの内壁に当接しており、第1の固定接点5aと第2の固定接点5bは遮断された状態にあり、電磁リレーに接続された電気回路を開いている。
コイル11が付勢されると、可動鉄心7はリターンバネ12の弾性力に抗して固定鉄心13に吸引され、ロッド3は、図1に示す状態から可動鉄心7とともに固定鉄心13側に移動する。可動接点4は、ロッド3の移動とともに移動し、第1の固定接点5aと第2の固定接点5bに接触してこれらを電気的に接続する。このとき、可動接点4は、接圧バネ2の弾性力に基づく接圧で第1の固定接点5aと第2の固定接点5bに接触し、電磁リレーに接続された電気回路を閉じる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2による電磁リレーについて説明する。図4は、実施の形態2による電磁リレーのロッドと可動接点を示す平面図である。図4に良く示されているように、可動接点4がロッド3の鍔部3cの表面に載置された状態で、可動接点4の長円形に形成された貫通穴4bが、ロッド3の第1の突起部3b1と第2の突起部3b2とに嵌合されて係合されている。つまり、ロッド3の第1の係合部が可動接点4の第2の係合部と係合している。これにより、ロッド3を中心とする可動接点4の回動が阻止される。図4における矢印は、可動接点4に流れる電流の方向を示している。可動接点4に設けられた長円形の貫通穴4aの長辺方向が、可動接点4に流れる電流の方向と同一方向又はその電流の方向に近似する方向となるように形成されている。このように形成することで、電流密度を規定値以下とするために可動接点を大型化する必要がなくなる。
実施の形態2による電磁リレーのその他の構成、および動作、組み立て作業の手順は、前述の実施の形態1による電磁リレーと同様である。
本願は、例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 カバー、2 接圧バネ、3 ロッド、3a1、3b1 第1の突起部、
3a2、3b2 第2の突起部、3c 鍔部、4 可動接点、4a、4b 貫通穴、
5a 第1の固定接点、5b 第2の固定接点、6 ホルダ、61 ホルダ基部、
62 接点保持部、7 可動鉄心、8 継鉄、81 第1の継鉄部、
82 第2の継鉄部、83 第3の継鉄部、84 継鉄貫通穴、81b 第1の爪部、
82b 第2の爪部、10 ボビン、11 コイル、12 リターンバネ、
13 固定鉄心、13a 固定鉄心本体部、13c 固定鉄心基部、14 電磁石

Claims (6)

  1. コイルと、
    前記コイルへの通電により励磁され吸引力を発生させる固定鉄心と、
    前記コイルが励磁されたとき前記固定鉄心に吸引され、前記コイルが消勢されたとき前記固定鉄心から離反する可動鉄心と、
    前記固定鉄心と前記可動鉄心とともに磁気回路を構成する継鉄と、
    前記可動鉄心に固定されたロッドと、
    前記ロッドに保持された可動接点と、
    前記可動接点に対向する固定接点を保持する接点保持部を有するホルダと、
    前記ホルダに装着され、前記可動接点と前記固定接点を収容する接点室を構成するカバーと、
    を備えた電磁リレーであって、
    前記接点保持部は、内周面に形成された平面部を有する貫通穴を備え、
    前記ロッドは、前記貫通穴に挿入されたとき前記平面部に前記ロッドの軸方向に摺動自在に当接する平面部と、第1の係合部と、を備え、
    前記可動接点は、前記第1の係合部に係合し得る第2の係合部を備え、
    前記可動接点が前記ロッドに保持されたとき、前記第2の係合部が前記第1の係合部に係合することにより、前記貫通穴に挿入された前記ロッドを中心とした前記可動接点の回転が阻止されるように構成されている、
    ことを特徴とする電磁リレー。
  2. 前記第1の係合部は、前記ロッドの径方向に突出する突起部により構成されており、
    前記第2の係合部は、前記可動接点に形成された貫通穴により構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁リレー。
  3. 前記突起部は、前記ロッドの径方向に延びる長方形状に形成され、
    前記可動接点に形成された前記貫通穴は、前記突起部に係合し得る長方形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電磁リレー。
  4. 前記可動接点に形成された前記長方形状の貫通穴は、その長さ方向が、前記可動接点に流れる電流の方向と同一方向又は前記電流の方向に近似する方向に形成されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電磁リレー。
  5. 前記突起部は、前記ロッドの径方向に延びる長円形状に形成され、
    前記可動接点に形成された前記貫通穴は、前記突起部に係合し得る長円形状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電磁リレー。
  6. 前記可動接点に形成された前記長円形状の貫通穴は、その長さ方向が、前記可動接点に流れる電流の方向と同一方向又は前記電流の方向に近似する方向に形成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電磁リレー。
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