JP2001178105A - 電磁石アクチュエータ - Google Patents
電磁石アクチュエータInfo
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0625—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0614—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of electromagnets or fixed armature
-
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- F02M51/0664—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding
- F02M51/0671—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto
- F02M51/0675—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto the valve body having cylindrical guiding or metering portions, e.g. with fuel passages
- F02M51/0678—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of mobile armatures having a cylindrically or partly cylindrically shaped armature, e.g. entering the winding; having a plate-shaped or undulated armature entering the winding the armature having an elongated valve body attached thereto the valve body having cylindrical guiding or metering portions, e.g. with fuel passages all portions having fuel passages, e.g. flats, grooves, diameter reductions
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/08—Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
- H01F7/16—Rectilinearly-movable armatures
- H01F7/1607—Armatures entering the winding
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- Power Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電磁石に十分な吸引力を発生させることができ
ると共に、吸引時における可動部材の高い応答性を得る
ことができ、しかもコンパクト化が可能な電磁石アクチ
ュエータを提供する。 【解決手段】コイル１０が設けられたコア１１と、コア
１１の一端面側に吸着自在の可動部材１４とを備え、コ
イル１０への励磁及び非励磁によりコア１１への可動部
材１４の吸着及び解除を行う電磁石アクチュエータ１に
おいて、コイル１０への励磁時に可動部材１４を吸着す
るコア１１の端面１３を、可動部材１４の当接面３０よ
りも大とした。
ると共に、吸引時における可動部材の高い応答性を得る
ことができ、しかもコンパクト化が可能な電磁石アクチ
ュエータを提供する。 【解決手段】コイル１０が設けられたコア１１と、コア
１１の一端面側に吸着自在の可動部材１４とを備え、コ
イル１０への励磁及び非励磁によりコア１１への可動部
材１４の吸着及び解除を行う電磁石アクチュエータ１に
おいて、コイル１０への励磁時に可動部材１４を吸着す
るコア１１の端面１３を、可動部材１４の当接面３０よ
りも大とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルへの励磁及
び非励磁により可動部材をコアへ吸引する電磁石アクチ
ュエータに関する。
び非励磁により可動部材をコアへ吸引する電磁石アクチ
ュエータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の電磁石アクチュエータと
しては、例えば、特開平９−１２６０８７号公報に見ら
れるように、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するする
ためにシリンダーヘッドに取り付けられる燃料噴射弁の
駆動部に採用されているものが知られている。
しては、例えば、特開平９−１２６０８７号公報に見ら
れるように、内燃機関の燃焼室内に燃料を噴射するする
ためにシリンダーヘッドに取り付けられる燃料噴射弁の
駆動部に採用されているものが知られている。
【０００３】該電磁石アクチュエータは、ボビンに巻回
されたコイルと、該ボビンに挿着されて磁路を形成する
コアとにより電磁石が形成されており、該コアと外径が
等しく、コアの先端面に吸着自在の可動部材を備えてい
る。そして、前記コイルへの励磁及び非励磁により、可
動部材のコアへの吸着及び解除を行い、該可動部材に連
結された弁体を駆動して燃料の噴射を行う。
されたコイルと、該ボビンに挿着されて磁路を形成する
コアとにより電磁石が形成されており、該コアと外径が
等しく、コアの先端面に吸着自在の可動部材を備えてい
る。そして、前記コイルへの励磁及び非励磁により、可
動部材のコアへの吸着及び解除を行い、該可動部材に連
結された弁体を駆動して燃料の噴射を行う。
【０００４】ところで、この種の電磁石アクチュエータ
においては、燃料噴射の正確なタイミングを得るため
に、電磁石の吸引力に対する可動部材の応答性を向上さ
せることが望まれている。しかも、燃料を比較的高圧に
噴射させて燃料の微粒化を促進する場合には、燃料圧に
よって弁体の開閉時に抵抗が生じ、十分な応答性が得ら
れなくなるおそれがあるため、電磁石に十分な吸引力を
発生させる必要がある。
においては、燃料噴射の正確なタイミングを得るため
に、電磁石の吸引力に対する可動部材の応答性を向上さ
せることが望まれている。しかも、燃料を比較的高圧に
噴射させて燃料の微粒化を促進する場合には、燃料圧に
よって弁体の開閉時に抵抗が生じ、十分な応答性が得ら
れなくなるおそれがあるため、電磁石に十分な吸引力を
発生させる必要がある。
【０００５】しかし、電磁石に十分な吸引力を発生させ
るために、例えば、前記電磁石のコアと可動部材とを大
型化すると、内燃機関への取り付けスペースの確保が困
難となると同時に重量が増加する不都合がある。しか
も、可動部材の重量増加によって十分な応答性が得られ
なくなる不都合がある。
るために、例えば、前記電磁石のコアと可動部材とを大
型化すると、内燃機関への取り付けスペースの確保が困
難となると同時に重量が増加する不都合がある。しか
も、可動部材の重量増加によって十分な応答性が得られ
なくなる不都合がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、電磁石に十分な吸引力を発生させること
ができると共に、吸引時における可動部材の高い応答性
を得ることができ、しかもコンパクト化が可能な電磁石
アクチュエータを提供することを目的とする。
て、本発明は、電磁石に十分な吸引力を発生させること
ができると共に、吸引時における可動部材の高い応答性
を得ることができ、しかもコンパクト化が可能な電磁石
アクチュエータを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、コイルの設けられたコアと、該コアの
一端面側に吸着自在の可動部材とを備え、前記コイルへ
の励磁及び非励磁により、コアへの可動部材の吸着及び
解除を行う電磁石アクチュエータにおいて、前記コイル
への励磁時に前記可動部材を吸着する前記コアの端面
は、該可動部材のコアへの当接面よりも大とされている
ことを特徴とする。
めに、本発明は、コイルの設けられたコアと、該コアの
一端面側に吸着自在の可動部材とを備え、前記コイルへ
の励磁及び非励磁により、コアへの可動部材の吸着及び
解除を行う電磁石アクチュエータにおいて、前記コイル
への励磁時に前記可動部材を吸着する前記コアの端面
は、該可動部材のコアへの当接面よりも大とされている
ことを特徴とする。
【０００８】前記コアの端面を、前記可動部材の当接面
よりも大としたことにより、十分に大きな磁路を確保し
て磁路抵抗を小とすることができ、可動部材を吸引する
ための吸引力を向上させることができる。しかも、前記
可動部材の当接面は前記コアの端面より小さいので、該
可動部材を小型軽量化することができ、コアへの吸引時
の応答性を向上させることができる。
よりも大としたことにより、十分に大きな磁路を確保し
て磁路抵抗を小とすることができ、可動部材を吸引する
ための吸引力を向上させることができる。しかも、前記
可動部材の当接面は前記コアの端面より小さいので、該
可動部材を小型軽量化することができ、コアへの吸引時
の応答性を向上させることができる。
【０００９】また、本発明において、前記コアの端面
は、前記可動部材の当接面を吸着する吸着面と、該吸着
面に向かって次第に縮径する形状のテーパ面とを備える
ことを特徴とする。前記コアの端面に前記テーパ面を形
成することにより吸着面における磁束密度を増加させる
ことができ、吸引力を可動部材の当接面に集中させるこ
とができる。これによって、可動部材を確実且つ迅速に
コアに吸着させることができ、高い応答性を得ることが
できる。
は、前記可動部材の当接面を吸着する吸着面と、該吸着
面に向かって次第に縮径する形状のテーパ面とを備える
ことを特徴とする。前記コアの端面に前記テーパ面を形
成することにより吸着面における磁束密度を増加させる
ことができ、吸引力を可動部材の当接面に集中させるこ
とができる。これによって、可動部材を確実且つ迅速に
コアに吸着させることができ、高い応答性を得ることが
できる。
【００１０】このとき、前記テーパ面におけるテーパ角
は、４０〜６０°又はその近傍であることが好ましい。
本発明におけるテーパ角とは、コアの軸線に直交する線
を基準とする軸線方向への傾斜角度である。即ち、テー
パ角が０°のときは前記テーパ面は形成されず前記吸着
面と平坦となる。テーパ角が９０°のときは前記テーパ
面は形成されず前記コアの端面が前記吸着面のみとな
り、コアの外径が可動部材の外径と等しくなることを意
味する。
は、４０〜６０°又はその近傍であることが好ましい。
本発明におけるテーパ角とは、コアの軸線に直交する線
を基準とする軸線方向への傾斜角度である。即ち、テー
パ角が０°のときは前記テーパ面は形成されず前記吸着
面と平坦となる。テーパ角が９０°のときは前記テーパ
面は形成されず前記コアの端面が前記吸着面のみとな
り、コアの外径が可動部材の外径と等しくなることを意
味する。
【００１１】前記テーパ面のテーパ角が４０°より少な
くなっていくと、磁束は可動部材の周側面に導かれて損
失が増加し、コア端面の吸着面の磁束密度が低減するた
め、吸引力が低下していく。一方、テーパ角が６０°よ
り大きくなっていくと、コアの磁路が狭くなる（磁路抵
抗が増加する）ので、コア端面の吸着面の磁束密度が低
減し、吸引力が低下していく。このことから、テーパ角
を４０〜６０°とすることにより、最も高い吸引力を得
ることができる。このとき、４０〜６０°であるテーパ
角の選択範囲から僅かに外れても急激に吸引力が低下す
るものではないので、テーパ角は４０〜６０°の近傍で
あっても十分に高い吸引力を得ることができる。
くなっていくと、磁束は可動部材の周側面に導かれて損
失が増加し、コア端面の吸着面の磁束密度が低減するた
め、吸引力が低下していく。一方、テーパ角が６０°よ
り大きくなっていくと、コアの磁路が狭くなる（磁路抵
抗が増加する）ので、コア端面の吸着面の磁束密度が低
減し、吸引力が低下していく。このことから、テーパ角
を４０〜６０°とすることにより、最も高い吸引力を得
ることができる。このとき、４０〜６０°であるテーパ
角の選択範囲から僅かに外れても急激に吸引力が低下す
るものではないので、テーパ角は４０〜６０°の近傍で
あっても十分に高い吸引力を得ることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図１は本実施形態の構成を示す断面説明
図、図２はテーパ角と吸引力との関係を示す線図であ
る。
いて説明する。図１は本実施形態の構成を示す断面説明
図、図２はテーパ角と吸引力との関係を示す線図であ
る。
【００１３】図１に示すものは、図示しない内燃機関に
取り付けられる燃料噴射弁装置１であって、略円筒状の
ハウジング２と、該ハウジング２の先端部にカシメ等に
より連設された円筒状の接続部３とを備えている。該接
続部３は、前記内燃機関の燃焼室に臨んで該燃焼室内に
燃料を噴射する噴射口４を先端に備え、該噴射口４を開
閉する弁体５が内部に収納されている。なお、該接続部
３において符号６は開弁時に燃料に渦流を形成する渦流
形成部材であり、符号７は遮熱性を有する環状のシール
部材である。
取り付けられる燃料噴射弁装置１であって、略円筒状の
ハウジング２と、該ハウジング２の先端部にカシメ等に
より連設された円筒状の接続部３とを備えている。該接
続部３は、前記内燃機関の燃焼室に臨んで該燃焼室内に
燃料を噴射する噴射口４を先端に備え、該噴射口４を開
閉する弁体５が内部に収納されている。なお、該接続部
３において符号６は開弁時に燃料に渦流を形成する渦流
形成部材であり、符号７は遮熱性を有する環状のシール
部材である。
【００１４】前記ハウジング２の内部には、本発明にお
ける一実施形態の電磁石アクチュエータ８が収納されて
いる。該電磁石アクチュエータ８は、円筒状のボビン９
に巻回支持されたコイル１０と、該コイル１０に挿着さ
れた円筒状のコア１１とからなる電磁石１２を備えてい
る。そして、該電磁石１２のコア１１の端面１３に吸着
される磁性材若しくは軟磁性材よりなる可動部材１４を
備えている。
ける一実施形態の電磁石アクチュエータ８が収納されて
いる。該電磁石アクチュエータ８は、円筒状のボビン９
に巻回支持されたコイル１０と、該コイル１０に挿着さ
れた円筒状のコア１１とからなる電磁石１２を備えてい
る。そして、該電磁石１２のコア１１の端面１３に吸着
される磁性材若しくは軟磁性材よりなる可動部材１４を
備えている。
【００１５】該可動部材１４は、ロッド１５を介して前
記弁体５に連結されており、前記コア１１に内蔵された
スプリング１６によって該コア１１から離反する方向に
付勢されている。前記ロッド１５は、ハウジング２と接
続部３との間に設けられた隔壁１７を貫通して軸方向に
移動自在に設けられている。該隔壁１７の一部及び該隔
壁１７とロッド１５との間には燃料流路１８が形成され
ている。また、ロッド１５には、隔壁１７への当接によ
りロッド１５の移動を規制する規制部材１９が設けられ
ている。
記弁体５に連結されており、前記コア１１に内蔵された
スプリング１６によって該コア１１から離反する方向に
付勢されている。前記ロッド１５は、ハウジング２と接
続部３との間に設けられた隔壁１７を貫通して軸方向に
移動自在に設けられている。該隔壁１７の一部及び該隔
壁１７とロッド１５との間には燃料流路１８が形成され
ている。また、ロッド１５には、隔壁１７への当接によ
りロッド１５の移動を規制する規制部材１９が設けられ
ている。
【００１６】前記コア１１から連続して後方に延びる延
設部２０の後端には、フィルタ２１を備える燃料供給部
２２が設けられている。該燃料供給部２２から圧送され
た燃料は、前記コア１１に内挿された燃料導通路２３及
び可動部材１４の内壁とロッド１５との隙間を経てハウ
ジング２の先端部に充満する。このとき、充満した高圧
燃料の外部への漏れを防止するために、コア１１とボビ
ン９との間や、ボビン９とハウジング２内壁との間にシ
ール部材２４，２５が設けられている。また、図中符号
２６によって示すものは前記コイル１０に導体２７を介
して給電するための給電コネクタである。該給電コネク
タ２６には、図示しない電力供給手段が接続される。
設部２０の後端には、フィルタ２１を備える燃料供給部
２２が設けられている。該燃料供給部２２から圧送され
た燃料は、前記コア１１に内挿された燃料導通路２３及
び可動部材１４の内壁とロッド１５との隙間を経てハウ
ジング２の先端部に充満する。このとき、充満した高圧
燃料の外部への漏れを防止するために、コア１１とボビ
ン９との間や、ボビン９とハウジング２内壁との間にシ
ール部材２４，２５が設けられている。また、図中符号
２６によって示すものは前記コイル１０に導体２７を介
して給電するための給電コネクタである。該給電コネク
タ２６には、図示しない電力供給手段が接続される。
【００１７】前記コア１１は、前記可動部材１４の外径
より大とされた磁路形成部２８を備え、これによって、
該可動部材１４を吸引する際の磁束を十分に形成するこ
とができるようになっている。更に、コア１１の端面１
３には、磁路形成部２８から先端に向かって次第に縮径
するテーパ面２９と、該テーパ面２９の先端縁であって
前記可動部材１４の当接面３０に対応する吸着面３１が
形成されている。該吸着面３１は、前記可動部材１４の
当接面３０と同様にコア１１の軸線に直交する平坦な面
とされている。また、前記テーパ面２９は、コア１１の
軸線に直交する線を基準とするテーパ角θが４０°〜６
０°又はその近傍の角度に設定されることが好ましい。
なお、本実施形態においてはテーパ角θは５０°に設定
されている。
より大とされた磁路形成部２８を備え、これによって、
該可動部材１４を吸引する際の磁束を十分に形成するこ
とができるようになっている。更に、コア１１の端面１
３には、磁路形成部２８から先端に向かって次第に縮径
するテーパ面２９と、該テーパ面２９の先端縁であって
前記可動部材１４の当接面３０に対応する吸着面３１が
形成されている。該吸着面３１は、前記可動部材１４の
当接面３０と同様にコア１１の軸線に直交する平坦な面
とされている。また、前記テーパ面２９は、コア１１の
軸線に直交する線を基準とするテーパ角θが４０°〜６
０°又はその近傍の角度に設定されることが好ましい。
なお、本実施形態においてはテーパ角θは５０°に設定
されている。
【００１８】該テーパ角θの値は、前記コア１１への可
動部材１４を良好に吸引する吸引力を得るための試験や
シミュレーション等によって得られたものである。即
ち、前記テーパ角θの異なるコアを用いて、各テーパ角
θ毎の電磁石１２による可動部材１４の吸引力（可動部
材１４の当接面３０がコア１１の吸着面３１に吸着され
る際の力）を計測した。その結果、図２に示すように、
テーパ角θが５０°のとき吸引力が最も高く、次いで、
テーパ角θが４０°であるときと、６０°であるときに
おいて十分に高い吸引力が得られることが明らかとなっ
た。それに対して、テーパ角θが２０°であると吸引力
が低下し、テーパ角θが８０°であると吸引力が大きく
低下する。これは、テーパ角θが４０°よりも小となる
に伴い、磁束が可動部材１４の外側に沿って導かれるの
で、可動部材１４の当接面３０に及ぶ磁束密度が低減
し、テーパ角θが６０°よりも大となるに伴い、コア１
１の磁路抵抗が増加して可動部材１４の当接面３０に及
ぶ磁束密度が低減するためである。このことから、テー
パ角θを４０°〜６０°又はその近傍の角度に設定する
ことにより十分な吸引力が得られることが明らかとさ
れ、これに基づいて本実施形態におけるテーパ角θが設
定されている。
動部材１４を良好に吸引する吸引力を得るための試験や
シミュレーション等によって得られたものである。即
ち、前記テーパ角θの異なるコアを用いて、各テーパ角
θ毎の電磁石１２による可動部材１４の吸引力（可動部
材１４の当接面３０がコア１１の吸着面３１に吸着され
る際の力）を計測した。その結果、図２に示すように、
テーパ角θが５０°のとき吸引力が最も高く、次いで、
テーパ角θが４０°であるときと、６０°であるときに
おいて十分に高い吸引力が得られることが明らかとなっ
た。それに対して、テーパ角θが２０°であると吸引力
が低下し、テーパ角θが８０°であると吸引力が大きく
低下する。これは、テーパ角θが４０°よりも小となる
に伴い、磁束が可動部材１４の外側に沿って導かれるの
で、可動部材１４の当接面３０に及ぶ磁束密度が低減
し、テーパ角θが６０°よりも大となるに伴い、コア１
１の磁路抵抗が増加して可動部材１４の当接面３０に及
ぶ磁束密度が低減するためである。このことから、テー
パ角θを４０°〜６０°又はその近傍の角度に設定する
ことにより十分な吸引力が得られることが明らかとさ
れ、これに基づいて本実施形態におけるテーパ角θが設
定されている。
【００１９】次に、燃料噴射弁装置１における電磁石ア
クチュエータ８の作動を図１を参照して説明する。前記
給電コネクタ２６を介してコイル１０に給電された図１
の状態では、可動部材１４の当接面３０がコア１１の吸
着面３１に吸着されている。そして、弁体５がシート面
から離れて噴射口４より燃料が噴射される。
クチュエータ８の作動を図１を参照して説明する。前記
給電コネクタ２６を介してコイル１０に給電された図１
の状態では、可動部材１４の当接面３０がコア１１の吸
着面３１に吸着されている。そして、弁体５がシート面
から離れて噴射口４より燃料が噴射される。
【００２０】次いで、前記給電コネクタ２６からのコイ
ル１０への給電が停止されると、スプリング１６の付勢
によって可動部材１４がコア１１から離反する。これに
伴って、ロッド１５の先端に設けられた前記弁体５が燃
料の噴射口４を閉塞する。これにより、該噴射口４から
の燃料の噴射が停止される。
ル１０への給電が停止されると、スプリング１６の付勢
によって可動部材１４がコア１１から離反する。これに
伴って、ロッド１５の先端に設けられた前記弁体５が燃
料の噴射口４を閉塞する。これにより、該噴射口４から
の燃料の噴射が停止される。
【００２１】そして、前記給電コネクタ２６を介してコ
イル１０に給電すると、電磁石１２の吸引により可動部
材１４がコア１１に向かって移動し、該可動部材１４の
当接面３０がコア１１の吸着面３１に吸着される。この
とき、前記コア１１のテーパ角θを５０°とすることに
よって十分な吸引力が電磁石１２から発生されるので、
コア１１の吸着面３１に確実且つ迅速に可動部材１４の
当接面３０が吸着される。
イル１０に給電すると、電磁石１２の吸引により可動部
材１４がコア１１に向かって移動し、該可動部材１４の
当接面３０がコア１１の吸着面３１に吸着される。この
とき、前記コア１１のテーパ角θを５０°とすることに
よって十分な吸引力が電磁石１２から発生されるので、
コア１１の吸着面３１に確実且つ迅速に可動部材１４の
当接面３０が吸着される。
【００２２】そしてこのとき、可動部材１４の移動に伴
ってロッド１５を介して弁体５が噴射口４から離反さ
れ、該噴射口４から内燃機関の燃焼室内に接続部３内の
燃料が高圧に噴射される。
ってロッド１５を介して弁体５が噴射口４から離反さ
れ、該噴射口４から内燃機関の燃焼室内に接続部３内の
燃料が高圧に噴射される。
【００２３】なお、本実施形態においては、コア１１の
テーパ角θを５０°とした最も好ましい例を図示し、テ
ーパ角θを４０°〜６０°又はその近傍の角度に設定す
ることが好ましい旨を述べた。しかし、従来のように可
動部材１４の当接面３０とコア１１の磁路形成部２８の
端面１３とを同径（同一形状）とするものに比べれば、
本発明において、磁路形成部２８を可動部材１４より大
径とするだけでテーパ面２９を設けなくても、可動部材
１４の当接面３０よりコア１１の端面１３を大となるの
で、吸引力の向上は可能となる。或いはまた、テーパ角
θの大小によらずテーパ面２９を設けるだけで、従来に
比しては吸引力を向上させることができる。
テーパ角θを５０°とした最も好ましい例を図示し、テ
ーパ角θを４０°〜６０°又はその近傍の角度に設定す
ることが好ましい旨を述べた。しかし、従来のように可
動部材１４の当接面３０とコア１１の磁路形成部２８の
端面１３とを同径（同一形状）とするものに比べれば、
本発明において、磁路形成部２８を可動部材１４より大
径とするだけでテーパ面２９を設けなくても、可動部材
１４の当接面３０よりコア１１の端面１３を大となるの
で、吸引力の向上は可能となる。或いはまた、テーパ角
θの大小によらずテーパ面２９を設けるだけで、従来に
比しては吸引力を向上させることができる。
【図１】本発明の一実施形態の電磁石アクチュエータの
構成を示す断面説明図。
構成を示す断面説明図。
【図２】テーパ角と吸引力との関係を示す線図。
８…電磁石アクチュエータ、１０…コイル、１１…コ
ア、１３…端面、１４…可動部材、２９…テーパ面、３
０…当接面、３１…吸着面、θ…テーパ角。
ア、１３…端面、１４…可動部材、２９…テーパ面、３
０…当接面、３１…吸着面、θ…テーパ角。
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3G066 BA19 BA67 CC06U CC14 CD28 CE23 CE24 CE25 CE26 CE31 3H106 DA07 DA13 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DD03 EE04 EE34 GA13 KK18 5E048 AA08 AD07 CA04 5H633 BB07 BB10 GG02 GG04 GG05 GG07 GG09 HH24 JA02 JA05 JA10 JB05
Claims (3)
- 【請求項１】コイルの設けられたコアと、該コアの一端
面側に吸着自在の可動部材とを備え、前記コイルへの励
磁及び非励磁により、コアへの可動部材の吸着及び解除
を行う電磁石アクチュエータにおいて、 前記コイルへの励磁時に前記可動部材を吸着する前記コ
アの端面は、該可動部材のコアへの当接面よりも大とさ
れていることを特徴とする電磁石アクチュエータ。 - 【請求項２】前記コアの端面は、前記可動部材の当接面
を吸着する吸着面と、該吸着面に向かって次第に縮径す
る形状のテーパ面とを備えることを特徴とする請求項１
記載の電磁石アクチュエータ。 - 【請求項３】前記テーパ面におけるテーパ角は、４０〜
６０°又はその近傍であることを特徴とする請求項２記
載の電磁石アクチュエータ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36365699A JP2001178105A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 電磁石アクチュエータ |
| US09/736,493 US6512436B2 (en) | 1999-12-22 | 2000-12-13 | Electromagnetic actuator |
| DE10064253A DE10064253A1 (de) | 1999-12-22 | 2000-12-22 | Elektromagnetisches Betätigungselement |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36365699A JP2001178105A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 電磁石アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001178105A true JP2001178105A (ja) | 2001-06-29 |
Family
ID=18479860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36365699A Withdrawn JP2001178105A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 電磁石アクチュエータ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6512436B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001178105A (ja) |
| DE (1) | DE10064253A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005249201A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-15 | Nass Magnet Gmbh | 電磁弁 |
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|---|---|---|---|---|
| JP4569371B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2010-10-27 | 株式会社デンソー | リニアソレノイド |
| DE102012218667B4 (de) | 2012-10-12 | 2014-06-05 | Continental Automotive Gmbh | Magnetventil |
| EP3222914B1 (en) * | 2016-03-23 | 2019-01-09 | Orkli, S. Coop. | Gas safety valve |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3900822A (en) * | 1974-03-12 | 1975-08-19 | Ledex Inc | Proportional solenoid |
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| JP3913841B2 (ja) * | 1997-07-02 | 2007-05-09 | 本田技研工業株式会社 | 噴射弁 |
| US6125803A (en) * | 1997-09-22 | 2000-10-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Electromagnetically driven valve for an internal combustion engine |
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-
1999
- 1999-12-22 JP JP36365699A patent/JP2001178105A/ja not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-12-13 US US09/736,493 patent/US6512436B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-12-22 DE DE10064253A patent/DE10064253A1/de not_active Ceased
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005249201A (ja) * | 2004-02-25 | 2005-09-15 | Nass Magnet Gmbh | 電磁弁 |
| JP4686212B2 (ja) * | 2004-02-25 | 2011-05-25 | ナス マグネット ゲーエムベーハー | 電磁弁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6512436B2 (en) | 2003-01-28 |
| DE10064253A1 (de) | 2001-09-06 |
| US20020050900A1 (en) | 2002-05-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041019 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041102 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20041210 |