JP6667345B2 - 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、電子写真装置および電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
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該下引き層が、
(α)金属酸化物粒子、
(β)下記式(1)で示される化合物、および、
を含有することを特徴とする電子写真感光体である。
該下引き層の形成工程が、該支持体上に下引き層用塗布液を塗布する工程を有し、
該下引き層用塗布液が、
(α)金属酸化物粒子、
(β)上記式(1)で示される化合物、および、
(γ)上記式(2)で示される化合物
を含有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法である。
(金属酸化物の表面処理)
酸化亜鉛粒子(比表面積:19m2/g、粉体抵抗:4.7×106Ω・cm)100部をトルエン500部と撹拌混合した。これに、シランカップリング剤(化合物名:N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、商品名:KBM602、信越化学社製)0.8部を添加し、6時間攪拌した。その後、トルエンを減圧留去して、130℃で6時間加熱乾燥し、表面処理された酸化亜鉛粒子を得た。
支持体(導電性支持体)として、直径30mm、長さ370mmのアルミニウムシリンダーを用いた。
上記表面処理された酸化亜鉛粒子80部と、
上記式(1−1)で示される化合物0.4部と、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液0.8部と、
硬化剤としてブロックイソシアネート(商品名:スミジュール3175、住化バイエルウレタン(株)製)15部と、
ポリオール樹脂としてのポリビニルブチラール(商品名:エスレックBM−1、積水化学工業(株)製)15部をメチルエチルケトン72部/1−ブタノール72部の混合溶剤に溶解した溶液と
を、混合した。これらを、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミルに入れ、23±3℃雰囲気下で3時間分散処理した。分散処理後、これらに、
シリコーンオイル(商品名:SH28PA、東レダウコーニング(株)製0.01部と、
架橋ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粒子(商品名:テクポリマーSSX−103、積水化成品工業(株)製5.6部と
を加えて撹拌することによって、下引き層用塗布液を調製した。
CuKα特性X線回折におけるブラッグ角2θ±0.2°の7.4°および28.1°に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン結晶(電荷発生物質)4部と、
下記式(A)で示される化合物0.04部と
下記式(B)で示される化合物60部(電荷輸送物質)と、
下記式(E)で示される2種の構造単位を有するポリカーボネート(粘度平均分子量Mv:20000)0.02部と
を、クロロベンゼン600部およびジメトキシメタン200部の混合溶剤に溶解させることによって、電荷輸送層用塗布液を調製した。
下記式(F)で示される正孔輸送性化合物70部と、
1−プロパノール30部と
を上記分散液に加え、ポリフロンフィルター(商品名:PF−040、アドバンテック東洋(株)製)で濾過を行うことによって、保護層用塗布液を調製した。
実施例1において、
上記式(1−1)で示される化合物の使用量を0.4部から0.08部に変更し、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から0.16部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(1−1)で示される化合物の使用量を0.4部から0.8部に変更し、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から1.6部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(1−1)で示される化合物の使用量を0.4部から4.0部に変更し、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から8.0部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から0.32部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から4.0部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から8.0部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(2−1)で示される化合物0.4部を、上記式(2−9)で示される化合物0.4部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例6において、
上記式(2−1)で示される化合物4.0部を、上記式(2−9)で示される化合物4.0部に変更した
以外は、実施例6と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液0.8部を、上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液0.8部と上記式(2−9)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液0.8部との併用に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例10において、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部、から3.2部に変更し、
上記式(2−9)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から3.2部に変更した
以外は、実施例10と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例10において、
上記式(1−1)で示される化合物の使用量を0.4部から1.2部に変更し、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から2.4部に変更し、
上記式(2−9)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液の使用量を0.8部から2.4部に変更した
以外は、実施例10と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例1において、
上記式(1−1)で示される化合物0.4部を、上記式(1−4)で示される化合物0.4部に変更し、
上記式(2−1)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液0.8部を、上記式(2−9)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液0.8部に変更した
以外は、実施例1と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例13において、
上記式(2−9)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液0.8部を、上記式(2−4)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液1.6部に変更した
以外は、実施例13と同様にして、電子写真感光体を製造した。
実施例14において、
上記式(1−4)で示される化合物0.4部を、上記式(1−8)で示される化合物0.4部に変更し、
上記式(2−4)で示される化合物で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液1.6部を、上記式(2−10)で示される化合物の1%メチルエチルケトン溶液1.6部に変更した
以外は、実施例14と同様にして、電子写真感光体を製造した。
評価用の電子写真装置(評価装置)として、キヤノン(株)製の複写機(商品名:imageRUNNERiR−ADVC5051)の改造機を使用した。
Claims (12)
- 支持体、該支持体上に形成された下引き層、および、該下引き層上に形成された感光層を有する電子写真感光体において、
該下引き層が、
(α)金属酸化物粒子、
(β)下記式(1)で示される化合物、および、
(式(1)中、R1〜R10は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素数1以上6以下のアルキル基、炭素数1以上8以下のアルコキシ基、または、アミノ基を示す。ただし、R1〜R10のうち3つ以上はヒドロキシ基である。)
(γ)下記式(2)で示される化合物
(式(2)中、R11〜R15は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素数1以上6以下のアルキル基、炭素数1以上8以下のアルコキシ基、または、アミノ基を示す。A1は、炭素数1以上4以下の有機基を示す。)
を含有することを特徴とする電子写真感光体。 - 前記(α)が、酸化亜鉛粒子を含む請求項1に記載の電子写真感光体。
- 前記(γ)が、前記式(2)で示され、かつ前記式(2)中のA1がメチル基である化合物を含む請求項1または2に記載の電子写真感光体。
- 前記(γ)が、前記式(2)で示され、かつ前記式(2)中のA1が1−プロペニル基である化合物を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱自在であるプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有する電子写真装置。
- 支持体上に下引き層を形成する下引き層の形成工程、および、該下引き層上に感光層を形成する感光層の形成工程を有する電子写真感光体の製造方法において、
該下引き層の形成工程が、該支持体上に下引き層用塗布液を塗布する工程を有し、
該下引き層用塗布液が、
(α)金属酸化物粒子、
(β)下記式(1)で示される化合物、および、
(式(1)中、R1〜R10は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素数1以上6以下のアルキル基、炭素数1以上8以下のアルコキシ基、または、アミノ基を示す。ただし、R1〜R10のうち3つ以上はヒドロキシ基である。)
(γ)下記式(2)で示される化合物
(式(2)中、R11〜R15は、それぞれ独立に、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、炭素数1以上6以下のアルキル基、炭素数1以上8以下のアルコキシ基、または、アミノ基を示す。A1は、炭素数1以上4以下の有機基を示す。)
を含有することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。 - 前記(α)が、酸化亜鉛粒子を含む請求項7に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記(γ)が、前記式(2)で示され、かつ前記式(2)中のA1がメチル基である化合物を含む請求項7または8に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記(γ)が、前記式(2)で示され、かつ前記式(2)中のA1が1−プロペニル基である化合物を含む請求項7〜9のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記下引き層用塗布液中の前記(β)の含有量が、前記下引き層用塗布液中の前記(α)の含有量に対して0.1質量%以上4.0質量%以下である請求項7〜10のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記下引き層用塗布液中の前記(γ)の含有量が、前記下引き層用塗布液中の前記(β)の含有量に対して1.0質量%以上15.0質量%以下である請求項7〜11のいずれか1項に記載の電子写真感光体の製造方法。
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