JP6666979B2 - 時計ムーブメントの機能のための修正機構 - Google Patents

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Description

本発明は、時計ムーブメントの機能のための修正機構、およびその機構に含まれるコレクタに関するものである。
本発明は、さらに、かかる機構を備えたムーブメントに関し、さらに、そのムーブメントを含む時計に関する。
従来技術では、時計ムーブメントにおける機能を、特に、デイト(年、万年、曜日/日付、およびその他)などの表示機能、またはムーンフェイズ、潮、午前/午後の表示、およびその他の表示器を、修正する必要があることがよくある。このような機能修正は、従来、通常は巻真を用いる修正機構を用いて実現される。しかしながら、そのような機能修正を、そのような機構を用いて実現することは、不可能であるか、または時間がかかり過ぎることが多い。
これらの欠点を克服するために、図1に示す、その他の周知の修正機構もあり、これは通常、時計ケースのミドル部に自由状態で取り付けられるプッシュピースを含み、これは、コレクタ100に機械的に連結されており、さらに、星車としても知られる歯車101を割り出し位置に保持するためのジャンパ102が設けられる。この構成において、修正を行うときには、ミドル部の内部で2つの反対の移動方向T1、T2に可動であるプッシュピースを、コレクタ100に直接的または間接的に作用するように駆動することで、このコレクタ100の本体またはムーブメントにおける他の場所に取り付けられた修正バネ104を圧縮させて、2つのストッパで制限された角度軌道上で、コレクタを回転軸Aに関して第1の方向V1に回転動させる。この第1の方向V1の回転時に、コレクタ100が2つのストッパの1つに接触するまで、このコレクタ100は、歯車101を回転動させることができ、この歯車101は、歯車の2つの歯の間に画成されるこの歯車101の第1の空間に配置されるジャンパ102によって割り出される。
より具体的には、このようなコレクタ100は、この歯車101の歯に接触するように設けられた、剛性の運動伝達自由端105を有し、これにより、歯車101を回転動させる。この回転時の、この端105の移動量は、これにより歯車101を駆動することにより、そのジャンパ102をこの修正機能を実現するための位置に至らせるために、歯車101の第1の空間を第2の空間から分離する歯車101の歯の歯尖にジャンパ102のヘッドの傾斜を位置決めするのに十分な移動量であり、プッシュピースが解放されると、ジャンパ102は、この歯車101を最終割り出し修正位置にロックするために、第2の空間に位置決めされる。
ところが、このような修正機構100は、予想される修正性能のランダム性が理由で、ロバスト性に欠けることが多い。実際に、例えば、ジャンパ102が摩擦などに関連した歯車の抵抗トルクに打ち勝てない結果として、または望ましくない動的作用を避けるように設けられたジャンパ102の傾斜が浅い結果として、歯車は最終的な割り出し位置にないことが一般的である。このような状況で、プッシュピースが解放されると、修正バネによる復帰力がコレクタ100に作用することにより、歯車は第1の方向と反対の第2の方向V2に回転動して、コレクタの端は歯車の歯にもはや係合しなくなり、これにより歯車101は最初の割り出し位置に戻るように動く。
本発明の目的は、それ自体で歯車を最終割り出し位置に動かすことが可能なコレクタを含む修正機構を提案することにより、上記の欠点を部分的または完全に克服することである。
この目的のため、本発明は、特に表示機能である時計ムーブメントの機能のための修正機構に組み込まれるように構成されたコレクタに関し、このコレクタは、特に弾性部材を備えた、可撓性の運動伝達自由端を有する。
このような弾性部材をコレクタの可撓性自由端に設けることは、コレクタの移動量を増加させるのに有用であり、その移動量は、特に剛性コレクタの場合の従来技術のコレクタの移動量と比較して、相当に大きな移動量となる。このような状況で、時計ムーブメントの1つ以上の機能の修正を助けるためにコレクタと協働することが可能なクロックワーク部品であって、このとき最終割り出し位置にある例えば歯車であるクロックワーク部品の、何らかの動きを生じさせることなく、コレクタは最終停止位置から初期停止位置まで動くことが可能である。
他の実施形態では、
− 可撓性の端に、互いに反対の第1と第2の変形方向に変形可能な弾性部材を備え、この弾性部材が第1の変形方向に応力を受けたときに、この弾性部材は、コレクタの剛性部における受け領域に当接して停止するように構成されている。
− コレクタは、互いに反対の第1と第2の変形方向に変形可能な弾性部材を含む。
− 弾性部材は、コレクタの第1と第2の移動方向に略平行または平行な第1と第2の変形方向に変形可能である。
− 弾性部材は、コレクタが第1の移動方向に駆動されたときに、修正機構のクロックワーク部品に運動を伝達するように構成された、この弾性部材の外面に規定された第1の接触領域を有する。
− 弾性部材は、この弾性部材が応力を受けたときに、コレクタの剛性部における受け領域に当接して停止するように構成された、この弾性部材の内面に規定された第2の接触領域を有する。
− 弾性部材は、その連結端においてのみ、コレクタの第1の部分に機械的に連結されている。
− コレクタは、修正機構の修正バネに機械的に連結された連結領域を備えた接続端を有する。
− コレクタは、その周りでコレクタが第1と第2の移動方向に可動である回転軸が通り抜ける取付け領域を含む。
本発明は、さらに、特に表示機能である時計ムーブメントの機能のための修正機構に関し、この修正機構は、かかるコレクタと、特に歯車である少なくとも1つのクロックワーク部品と、を含み、この修正機構では、そのクロックワーク部品は、コレクタの可撓性の運動伝達端と連携する動作によって駆動されることができる。
効果的には、この修正機構は、そのクロックワーク部品を割り出し位置に保持することが可能なジャンパを含む。
本発明は、さらに、かかる修正機構を少なくとも1つ有する時計ムーブメントに関する。
本発明は、さらに、かかるムーブメントを備えた時計に関する。
他の特徴および効果は、添付の図面を参照して、非限定的な例として以下で提示する説明において明確に示している。
図1は、従来技術における、時計の機能のための修正機構の図である。 図2は、本発明の一実施形態による、時計の機能のための修正機構の図であり、この機構のアイドルフェーズにある。 図3は、本発明の一実施形態による、時計の機能のための修正機構の図であり、この機構の作動フェーズにある。 図4は、本発明の実施形態による、時計の機能のための修正機構の、作動フェーズからアイドルフェーズへの構成中の図である。 図5は、本発明の実施形態による、時計の機能のための修正機構の、作動フェーズからアイドルフェーズへの構成中の図である。 図6は、本発明の実施形態による、かかる修正機構を備えたムーブメントを含む時計の概略図である。
本発明は、時計機構の分野に関し、より具体的には、ウォッチのような時計200のムーブメント201の1つ以上の機能のための修正機構1に関する。これらの機構1は、時計200の使用者による制御、または時計200のムーブメント201によって制御される自動駆動機構による自動制御、が可能である。
本発明のこの実施形態では、上記の機能として、特に、デイト(年、万年、曜日/日付、およびその他)などの表示機能、またはムーンフェイズ、潮、午前/午後の表示、およびその他の表示器が含まれることがある。この文脈では、そのような修正機構1は、表示機構の修正および更新を目的とするものであり、その場合、表示機能を修正するために、表示機構は、これらの修正機構1の少なくとも1つと協働することができる。当然のことながら、これらの修正対象の機能は、表示機能以外の、ムーブメント201の他の機能であることも可能である。
図2〜5において、この修正機構1は、非限定的かつ非網羅的な例として、プッシュピースと、コレクタ2と、ジャンパ12と、歯車のようなクロックワーク部品11と、修正バネ(図示せず)と、ジャンパバネ13と、を含む。この修正機構1では、(「プッシュピース/コレクタ」とも呼ばれる)プッシュピースは、時計200のケースのミドル部に可動に取り付けられる。このプッシュピースは、この表示機能の修正のための必要に応じて何回も、視認できるミドル部の操作領域(図示せず)において例えば時計200の使用者により手動操作されるように構成されている。このプッシュピースが操作されたときに、回転軸A1に関して(図2に示す)第1の移動方向S1にコレクタ2を動かすために、このプッシュピースは、コレクタ2に対して直接的に、または修正機構1の伝達系を介して間接的に、連結されている。
この修正機構1では、コレクタ2は、時計200のプレートへのコレクタの可動取付けを確保するのに有用な取付け領域10を有する。この取付け領域10は、第1の部分14aと第2の部分14bを、合わせてコレクタ2の形状が「L」字に概ね類似するように、連結している。この取付け領域10は、プレートのネジ孔と協働することができるネジ切り端を有するネジを通すことが可能な開口を有する。これにより、このコレクタ2は、取付け領域10のこの開口に対して垂直な回転軸A1に関して可動である。この取付け領域10に加えて、このコレクタ2は、さらに、このコレクタ2の第2の部分14bに接続端8bと、このコレクタ2の第1の部分14aに配置された、この場合は回転動である運動を伝達する可撓性の自由端8aと、を有する。この構成では、取付け領域10は、これらの2つの端8a、8bの間にある。
このコレクタ2では、以下で可撓性の運動伝達端と呼ぶ可撓性の運動伝達自由端8aに、弾性部材3を含む。この弾性部材3は、可撓部であって、特に、歯車11に運動を伝達するように特別に設計された、このコレクタ2の唯一の可撓部である。この弾性部材3は、第1の接触領域4aと第2の接触領域4bとを有する。第1の接触領域4aは、この弾性部材3の外面に規定されており、修正機構1の歯車11への運動伝達に関与するものである。第2の接触領域4bは、この弾性部材3の内面に規定されている。この第2の接触領域4bは、この弾性部材3が応力または変形を受けたときに、コレクタ2の第1の部分14aの剛性部6における受け領域5に当接して停止するように構成されている。受け領域5と第2の接触領域4bとの間の間隙は、この弾性部材3の圧縮時または変形時の、この弾性部材3の移動量を規定している。この弾性部材3は、さらに、これをコレクタ2の第1の部分14aの剛性部6に機械的に連結する連結端7を有する。この連結端7は、弾性部材3とコレクタ2の第1の部分14aとの間の唯一の機械的連結である。
このコレクタ2の接続端8bは、修正バネに機械的に連結されるか、またはそのバネに対して単に当接した、連結領域9を有する。このような連結領域9は、コレクタ2における他の場所に設けることができ、例えば、その第1の部分14aに設けることができる。この連結領域9は、そのバネとコレクタ2との間のこの機械的連結の一部をなすようにネジと協働することが可能なネジ孔を含むことができる。この構成では、修正バネは板バネであって、その一端は、時計200のケースに対して、特にこのケースのプレートに対して装着されており、このバネの他端は、コレクタ2の連結領域9に対して機械的に連結されているか、または単に当接している。修正機構1のアイドルフェーズでは、このバネは、コレクタ2の可撓端が歯車11の歯17に係合しない位置にコレクタ2を保持する。修正機構1の作動フェーズと呼ばれる別のフェーズでは、時計200の使用者によるプッシュピースの操作の結果としてのコレクタ2の回転軸A1の周りの運動の作用により、このバネは、応力を受ける。
この修正機構1は、さらに、コレクタ2が回転軸A1の周りに動くときの移動量を制限するように構成された2つのストッパを有する。より具体的には、修正機構1は、このコレクタ2が機構1のアイドルフェーズにおける初期停止位置にあるときに当接する始点ストッパと、コレクタ2が機構1の作動フェーズにおける最終停止位置にあるときに当接する終点ストッパと、を有する。コレクタ2のこの移動量は、「運動移動量」または「修正移動量」または「最大修正移動量」と呼ぶこともできる。
この修正機構1では、ジャンパ12は、ムーブメント201の1つ以上の機能の修正フェーズにあるとき以外は常に、歯車11をブロックするように構成されている。また、このジャンパ12は、時計200のプレート上で回転軸A3に関して回転動可能に取り付けられている。このようなジャンパ12は、このジャンパ12の先端Pで鈍角をなす(図3に示す)第1と第2の傾斜15a、15bを有する自由端を有する。この自由端は、特に、歯車11の2つの隣接する歯17の間の空間16a、16bに配置されて、この歯車11を割り出し位置に保持するように、それらの歯17に傾斜15a、15bが接触するように構成されている。このジャンパ12は、さらに、プレートのネジ孔と協働することができるネジ切り端を有するネジを通すことが可能な開口18を備えた接続端を有する。従って、このジャンパ12は、これにより、ジャンパ12のこの接続端に規定されたこの開口18に対して垂直な回転軸A3に関して可動である。
ジャンパ12は、さらに、このジャンパ12の両側面の1つから突出して、ジャンパバネ13と協働することができる支持領域19を有する。この支持領域19は、接続端に規定された開口18と、ジャンパ12の自由端と、の間に位置するとともに、その自由端よりもこの開口18に近い位置にある。ジャンパバネ13は板バネであって、その一端は、時計200のプレートに対して装着されており、他端は、このジャンパ12の支持領域19に対して当接することが可能である。修正機構1のアイドルフェーズでは、このバネ13は、歯車11の隣接する歯17の間の空間16a、16bにジャンパ12の自由端が係合する位置にジャンパ12を保持しており、これにより、ムーブメント201の1つ以上の機能の修正フェーズかつ機構の通常動作フェーズにあるとき以外は常に、この歯車11をブロックする。修正機構1の作動フェーズでは、このバネ13は、プッシュピースの操作に続くコレクタ2の動作の結果としてのジャンパ12の回転軸A3の周りの運動の作用により、応力を受ける。
このような修正機構1により、時計200のムーブメント201の機能のための修正方法を実施することができる。
そのような方法は、作動フェーズにおける修正機構1のための構成ステップを含み、この構成ステップでは、歯車11を、割り出し修正位置に設定する。この割り出し修正位置で、歯車は、この歯車が協働する表示機構であって、ムーブメント201の修正された表示機能を提供することに関わる表示機構を、更新することが可能である。
このステップでは、プッシュピースが操作されて、アイドル位置から作動位置に動くことでコレクタ2に作用し、これにより、コレクタ2を回転軸A1に関して第1の方向S1に動かす。コレクタ2のこの運動時に、その可撓端をなす弾性部材3が歯車11の歯17に接触し、これにより、この運動を歯車11に伝達することで、歯車11を回転軸A2に関して回転動させる。より具体的には、図3を参照して、弾性部材3は、運動のこの伝達時に、この歯17に接触することにより、受け領域5と第2の接触領域4bとの間の間隙がゼロになるまで、第1の方向P1に変形する。すなわち、弾性部材3は、その第2の接触領域4bがコレクタ2の第1の部分14aの剛性部6における受け領域5に当接して停止するまで、変形する。この機構1では、弾性部材3が歯車11に付与するトルクは、ジャンパ12が歯車11に付与する保持トルクよりも小さい。
従って、この第2の接触領域4bが受け領域5に当接して停止すると、その後、コレクタ2が、その移動終点位置を標示する終点ストッパに当接するまで、コレクタ2は、歯車11を回転軸A2に関して回転動させる。歯車11がこの回転動する間に、この歯車11の歯17に接触しているジャンパ12も、回転軸A3に関する回転動を生じて、その先端Pが、このジャンパ12が最初に位置していた歯車11の第1の空間16aを隣接する第2の空間16bから分離する歯車11の歯17の歯尖20の他方の側に位置するまで、ジャンパバネ13を変形させ、その後、機能修正を完了する前、すなわち、この歯車11を最終割り出し修正位置にロックする前は、このジャンパ12は、その位置にある。コレクタ2の最終停止位置では、これらの第1と第2の空間16a、16bの間の歯17を、特にその歯尖20を、ジャンパの第2の傾斜15bに至らせることが可能となることが好ましい。従って、この機構1では、このように、コレクタ2の移動量は、ジャンパ12の自由端を第1の空間16aから第2の空間16bに移行させる歯車11の動きを確保するように具体的に規定される。コレクタ2のこの移動の終わりに、特に、その第1の接触領域4aが歯17にもはや接触しなくなると、弾性部材3は、その初期形状に戻るように広がる。従って、この文脈では、コレクタ2が初期停止位置から最終停止位置まで移行するときに、このコレクタ2が歯車を駆動することにより、その歯17の歯尖20は、最初に第1の傾斜15aの一部または全体にわたって移動し、次に、このジャンパ12の先端Pを越えて、最後に第2の傾斜15bの一部または全体にわたって移動する。
この方法は、次に、アイドルフェーズにおける修正機構1のための構成ステップを含む。コレクタ2がこのように終点ストッパに当接するときに、時計200の使用者によって解放されているプッシュピースは、そのアイドル位置に配置される。この文脈で、このコレクタに付与される修正バネによる復帰力の作用により、コレクタを回転軸A1に関して第2の方向S2に動かすことが可能であり、コレクタ2は、その初期位置に戻る。この第2の方向S2は、第1の方向S1と反対の方向である。コレクタ2のこの動きは、歯車11の割り出し修正位置には何の影響も及ぼさない。実際に、コレクタ2が、その初期位置に戻るときに、弾性部材3は、その第1の接触領域4aにおいて、歯車11の歯17に接触して、第1の方向P1と反対の第2の方向P2に変形し、このとき、この歯車11を回転軸A2に関して動かすことはない。この機構1では、弾性部材3が歯車11に付与するトルクは、ジャンパ12が歯車11に付与する保持トルクよりも小さい。この文脈で、図5は、弾性部材が歯17の歯尖20に接触しているときの、この弾性部材3の最大変形を示している。この変形時に、受け領域5と第2の接触領域4bとの間の間隙は小さくなるが、決してゼロになることはない。すなわち、弾性部材3は、第2の接触領域4bがコレクタ2の第1の部分14aの剛性部6における受け領域5に当接することなく、変形する。また、この弾性部材3は、コレクタ2の第1と第2の移動方向S1、S2に略平行または平行な第1と第2の変形方向P1、P2に変形可能である。
すなわち、可撓端に、互いに反対の第1と第2の変形方向P1、P2に変形可能なこの弾性部材を備え、この弾性部材が第1の変形方向P1に応力を受けたときに、この弾性部材は、コレクタの剛性部における受け領域に当接して停止するように構成されている。このように、このコレクタの移動量を増加させることで、時計ムーブメントの1つ以上の機能の修正を助けるためにコレクタと協働することが可能なクロックワーク部品であって、このとき最終割り出し位置にある歯車のようなクロックワーク部品の、動きを生じさせることなく、このコレクタは、その最終停止位置から初期停止位置まで動くことが可能である。実際に、従来技術では、一般的に、ジャンパによって、歯車を割り出し、この歯車の位置をロックすることにより、機能修正を実現する。ところが、このジャンパは、抵抗トルク(摩擦など)に打ち勝つことが常に可能なわけではなく、または場合によっては、望ましくない動的作用を避けるためにジャンパの傾斜が浅く抑えられており、歯車を割り出し位置に動かすことができない。この後者の場合、修正時に歯車を終点付近位置まで動かすことにより、この機能をジャンパに代わって実現するためには、この剛性のコレクタの移動量を増加させる必要がある。しかしながら、この移動量をこのように増加させると、必然的に、コレクタは、その初期位置に戻るときに歯車を再び動かすことになる。
また、コレクタ2がその初期位置に設定されるときには、コレクタ2は、コレクタ2の移動終点位置を標示する始点ストッパに当接する。
従って、本発明により、特に、従来技術におけるコレクタの移動量と比較して、最大修正移動量を増加させることによって、時計200のムーブメント201の機能の修正を単純化することが可能となり、それは、取り外し可能に取り付けられるフィンガのような追加の部品を加える必要なく、そのロバスト性を向上させつつ可能となる。さらに、このような機構1は、時計200のケース内で追加のスペースを占めることなく、既存のムーブメントに組み込むことが容易である。
1 修正機構
2 コレクタ
3 弾性部材
4a 第1の接触領域
4b 第2の接触領域
5 受け領域
6 剛性部
7 連結端
8a 可撓性の運動伝達自由端
8b 接続端
9 連結領域
10 取付け領域
11 歯車
12 ジャンパ
13 ジャンパバネ
14a 第1の部分
14b 第2の部分
15a 第1の傾斜
15b 第2の傾斜
16a 第1の空間
16b 第2の空間
17 歯
18 開口
19 支持領域
20 歯尖
100 コレクタ(従来技術)
101 歯車(従来技術)
102 ジャンパ(従来技術)
104 修正バネ(従来技術)
105 剛性の運動伝達自由端(従来技術)
200 時計
201 ムーブメント
A (コレクタの)回転軸(従来技術)
A1 (コレクタの)回転軸
A2 (歯車の)回転軸
A3 (ジャンパの)回転軸
P ジャンパの先端
P1 第1の変形方向
P2 第2の変形方向
S1 第1の移動方向
S2 第2の移動方向
T1 移動方向(従来技術)
T2 移動方向(従来技術)
V1 第1の方向(従来技術)
V2 第2の方向(従来技術)

Claims (10)

  1. 時計(200)のムーブメント(201)の機能のための修正機構(1)に組み込まれるように構成されたコレクタ(2)であって、
    当該コレクタ(2)は、可撓性の運動伝達端(8a)を有し、前記可撓性の端に、互いに反対の第1と第2の変形方向(P1,P2)に変形するように構成された弾性部材を備え、前記弾性部材が前記第1の変形方向(P1)に応力を受けたときに、前記弾性部材は、当該コレクタの剛性部における受け領域に当接して停止するように構成され、さらに、
    当該コレクタは、前記修正機構(1)の修正バネに機械的に連結されるか、または前記バネに対して単に当接した、連結領域(9)を備えた接続端(8b)を有している、コレクタ。
  2. 前記弾性部材(3)は、当該コレクタ(2)の第1と第2の移動方向(S1,S2)に略平行または平行な第1と第2の変形方向(P1,P2)に変形可能であることを特徴とする、請求項1に記載のコレクタ(2)。
  3. 前記弾性部材(3)は、当該コレクタ(2)が第1の移動方向(S1)に駆動されたときに、前記修正機構(1)のクロックワーク部品(11)に運動を伝達するように構成された、前記弾性部材(3)の外面に規定された第1の接触領域(4a)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のコレクタ(2)。
  4. 前記弾性部材(3)は、前記弾性部材(3)が応力を受けたときに、当該コレクタ(2)の前記剛性部(6)における前記受け領域(5)に当接して停止するように構成された、前記弾性部材(3)の内面に規定された第2の接触領域(4b)を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載のコレクタ(2)。
  5. 前記弾性部材(3)は、その連結端(7)においてのみ、当該コレクタ(2)の第1の部分(14a)に機械的に連結されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載のコレクタ(2)。
  6. 当該コレクタは、回転軸(A1)が通り抜ける取付け領域(10)を含み、当該コレクタ(2)は、前記回転軸(A1)の周りで第1と第2の移動方向(S1,S2)に可動である、ことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1つに記載のコレクタ(2)。
  7. 時計(200)のムーブメント(201)の機能のための修正機構(1)であって、
    当該修正機構は、請求項1〜のいずれか1つに記載のコレクタ(2)と、特に歯車である少なくとも1つのクロックワーク部品(11)と、を含み、当該修正機構では、前記クロックワーク部品(11)は、前記コレクタ(2)の可撓性の運動伝達端(8a)と連携することによる動作によって駆動されることが可能である、修正機構。
  8. 当該修正機構は、前記クロックワーク部品(11)を割り出し位置に保持することが可能なジャンパ(12)を含むことを特徴とする、請求項に記載の修正機構(1)。
  9. 請求項7または8に記載の修正機構(1)を少なくとも1つ有する時計(200)用ムーブメント(201)。
  10. 請求項に記載のムーブメント(201)を備えた時計(200)。
JP2018204828A 2017-11-27 2018-10-31 時計ムーブメントの機能のための修正機構 Active JP6666979B2 (ja)

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