JP6665239B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents

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本発明は、回転軸とともに回転する磁石と、磁石から距離を隔てて設けられ、鎖交する磁束を検出する磁気センサとを備えた回転角度検出装置に関する。
従来、回転軸とともに回転する磁石と、磁石から距離を隔てて設けられ、鎖交する磁束を検出する磁気センサとを備えた回転角度検出装置として、例えば以下に示す特許文献1に開示されている角度センサがある。
この角度センサは、マグネットと、磁場センサ素子とを備えている。マグネット及び磁場センサ素子が、磁石及び磁気センサに相当する。マグネットは、回転軸に設けられ、回転軸とともに回転し、磁束を発生する。磁場センサ素子は、マグネットから距離を隔てて設けられ、鎖交する磁束を検出し、検出結果に応じた信号を出力する。
特開平11−094512号公報
前述した角度センサにおいて、回転角度の検出対象がモータである場合、マグネットが回転軸の端部に、磁場センサ素子が回転軸の端部の近くにそれぞれ設けられることになる。モータの界磁巻線が回転軸とともに回転する回転子コアに設けられている場合、界磁巻線に電流が流れると、回転軸の端部から磁束が漏れることがある。その結果、漏れ磁束が外乱磁束として磁場センサ素子と鎖交し、磁場センサ素子の出力信号が変化してしまう。つまり、回転角度誤差が発生してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、外乱磁束が加わったりしても、それに伴って発生する回転角度誤差を抑えることができる回転角度検出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、モータの回転軸に設けられる磁石と、磁石から距離を隔てて設けられ、磁束を検出する磁気センサと、を備え、磁気センサの検出結果に基づいて、回転軸の回転角度を検出する回転角度検出装置において、回転軸とともに回転する回転子コアに設けられている界磁巻線に流れる電流に基づいて、界磁巻線に電流が流れることで発生する磁束のうち、磁気センサと鎖交する磁束を外乱磁束として検出する外乱磁束検出回路と、外乱磁束検出回路の検出結果に基づいて磁気センサの検出結果を補正する補正回路と、を有すことを特徴とする。
界磁巻線は、回転軸とともに回転する回転子コアに設けられている。そのため、回転軸の磁石側の端部から、より多くの磁束が漏れる可能性がある。この構成によれば、界磁巻線に電流が流れることで発生する磁束のうち、磁気センサと鎖交する磁束を外乱磁束として検出し、その外乱磁束に基づいて磁気センサの検出結果を補正することができる。そのため、外乱磁束が加わったりしても、それに伴って発生する回転角度誤差を抑えることができる。
第1実施形態におけるモータ駆動システムの回路図である。 回転角度誤差検出用データの説明図である。 磁気センサ周辺の磁束の流れを説明するための図1における磁気センサ周辺の拡大図である。 磁気センサと鎖交する磁束を説明するための図3において磁石側から見た磁気センサの平面図である。 モータを一定速度で回転させた場合における回転角度誤差の測定データである。 第2実施形態におけるモータ駆動システムの回路図である。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。本実施形態では、本発明に係る回転角度検出装置を、モータ駆動システムにおいて、モータの回転角度を検出する回転角度検出装置に適用した例を示す。
(第1実施形態)
まず、図1及び図2を参照して第1実施形態のモータの構成について説明する。 図1に示すモータ駆動システム1は、モータを駆動してトルクを発生させるシステムである。モータ駆動システム1は、モータ10と、回転角度検出装置11と、モータ駆動装置12とを備えている。
モータ10は、電流が流れることでトルクを発生する機器である。モータ10は、ハウジング100と、固定子101と、回転子102とを備えている。
ハウジング100は、固定子101及び回転子102を収容するとともに、回転子102を回転可能に支持する部材である。ハウジング100は、軸受100a、100bを備えている。
固定子101は、磁路の一部を構成するとともに、3相交流が供給されることで磁束を発生し、回転磁界を形成する部材である。固定子101は、固定子コア101aと、固定子巻線101bとを備えている。
固定子コア101aは、磁路の一部を構成するとともに、固定子巻線101bを保持する磁性材からなる円筒状の部材である。固定子コア101aは、固定子巻線101bを収容する複数のスロット(図略)を備えている。固定子コア101aは、ハウジング100の内周面に固定されている。
固定子巻線101bは、3相交流が供給されることで磁束を発生し、回転磁界を形成する部材である。固定子巻線101bは、固定子コア101aのスロットに収容され保持されている。
回転子102は、磁路の一部を構成するとともに、直流が供給されることで磁束を発生し、磁極を形成する部材である。回転子102は、回転軸102aと、回転子コア102bと、界磁巻線102cとを備えている。
回転軸102aは、磁性材からなる円柱状の部材である。回転軸102aは、軸受100a、100bを介してハウジング100に回転可能に支持されている。
回転子コア102bは、磁路の一部を構成するとともに、界磁巻線102cを保持する磁性材からなる部材である。いわゆるランデル型ポールコアである。回転子コア102bは、外周面を固定子コア101aの内周面と対向させた状態で回転軸102aに固定され、ハウジング100に回転可能に支持されている。
界磁巻線102cは、スリップリング(図略)を介して直流が供給されることで磁束を発生し、回転子コア102bに磁極を形成する部材である。界磁巻線102cは、回転子コア102bに円筒状に巻回されている。
回転角度検出装置11は、回転軸102aの回転角度を検出する装置である。回転角度検出装置11は、磁石110と、磁気センサ111と、磁石磁束検出回路112と、外乱磁束検出回路113と、補正回路114とを備えている。
磁石110は、磁束を発生する円板状の部材である。磁石110の円形状の表面のうち、一方の半円部分にN極が、他方の半円部分にS極がそれぞれ形成されている。磁石110は、円の中心を回転軸102aの軸心と一致させた状態で回転軸102aの端部に固定されている。
磁気センサ111は、所定方向に鎖交する磁束を検出する素子である。具体的には、厚さ方向と直交する方向に鎖交する磁束を検出し、検出結果に応じた信号を出力する素子である。磁気センサ111は、配線基板111aに実装された状態で、磁石110から距離を隔てて設けられている。厚さ方向が回転軸102aの軸方向になるとともに、中心が回転軸102aの軸心と一致するように設けられている。磁気センサ111の出力端は、補正回路114に接続されている。
磁石磁束検出回路112は、磁石110の発生する磁石磁束を検出する回路である。磁石磁束は温度によって変化する。磁石磁束検出回路112は、具体的には、磁石磁束と対応関係を有する磁石110の周辺の温度を検出する回路である。磁石磁束検出回路112は、温度センサ112aを備えている。
温度センサ112aは、磁石110の周辺の温度を検出する素子である。温度センサ112aは、非回転部分である配線基板111aであって、磁気センサ111の近くに実装されている。温度センサ112aの出力端は、補正回路114に接続されている。
外乱磁束検出回路113は、磁石110の発生する磁束を除いた磁束であって、磁気センサ111を鎖交する外乱磁束を検出する回路である。モータ10の界磁巻線102cに電流が流れた場合、磁束が発生する。回転軸102aが磁性材からなるため、発生した磁束の一部が回転軸102aの磁石110側の端部からモータ10の外部に漏れることがある。外乱磁束検出回路113は、界磁巻線102cに電流が流れることで発生する磁束のうち、回転軸102aの磁石110側の端部からモータ10の外部に漏れる漏れ磁束を外乱磁束として検出する回路である。外乱磁束である漏れ磁束は、界磁巻線102cに流れる電流によって変化する。外乱磁束検出回路113は、具体的には、外乱磁束である漏れ磁束と対応関係を有する界磁巻線102cに流れる電流を検出する回路である。外乱磁束検出回路113は、電流センサ113aを備えている。
電流センサ113aは、界磁巻線102cに流れる電流を検出する素子である。電流センサ113aは、モータ駆動装置12と界磁巻線102cを接続する、後述する配線120にクランプされた状態で設けられている。電流センサ113aの出力端は、補正回路114に接続されている。
補正回路114は、磁石磁束検出回路112の検出結果、及び、外乱磁束検出回路113の検出結果に基づいて、磁気センサ111の検出結果を補正する回路である。具体的には、磁石磁束検出回路112の検出結果、外乱磁束検出回路113の検出結果、並びに、磁石磁束、外乱磁束及び回転角度誤差の関係を示す回転角度誤差算出用データに基づいて、回転角度誤差を算出し、磁気センサ111の検出結果を補正する回路である。回転角度誤差算出用データは、実験やシミュレーションによって予め求めておいた、磁石磁束、外乱磁束及び回転角度誤差の関係を示すデータである。具体的には、図2に示すように、磁石110の周辺の温度、界磁巻線102cに流れる電流、及び、回転角度誤差の絶対値の関係を示すデータである。補正回路114は、記憶回路114aと、補正量算出回路114bと、補正処理回路114cとを備えている。
記憶回路114aは、回転角度誤差算出用データを記憶しておく回路である。記憶回路114aの出力端は、補正量算出回路114bに接続されている。
補正量算出回路114bは、磁石磁束検出回路112の検出結果、外乱磁束検出回路113の検出結果、及び、記憶回路114aに記憶されている回転角度誤差算出用データに基づいて、回転角度誤差をなくすための補正量を算出する回路である。具体的には、温度センサ112aの検出した磁石110の周辺の温度、電流センサ113aの検出した界磁巻線102cに流れる電流、並びに、記憶回路114aに記憶されている、磁石110の周辺の温度、界磁巻線102cに流れる電流、及び、回転角度誤差の絶対値の関係を示す回転角度誤差算出用データに基づいて補正量を算出する回路である。補正量算出回路114bの入力端は温度センサ112aの出力端、電流センサ113aの出力端、及び、記憶回路114aの出力端に、出力端は補正処理回路114cにそれぞれ接続されている。
補正処理回路114cは、補正量算出回路114bの算出結果に基づいて、磁気センサ111の検出結果を補正し、回転軸102aの回転角度としてモータ駆動装置12に出力する回路である。補正処理回路114cの入力端は補正量算出回路114bの出力端、及び、磁気センサ111の出力端に、出力端はモータ駆動装置12にそれぞれ接続されている。
モータ駆動装置12は、モータ10を駆動するために、界磁巻線102cに直流を供給するとともに、補正処理回路114cから入力される回転角度に基づいて固定子巻線101bに3相交流を供給する装置である。モータ駆動装置12の入力端は補正処理回路114cの出力端に、直流出力端は配線120、121及びスリップリングを介して界磁巻線102cに、交流出力端は配線122〜124を介して固定子巻線101bにそれぞれ接続されている。
次に、図1〜図5を参照して第1実施形態のモータ駆動システムの動作について説明する。
図1に示す磁石110は、磁束を発生する。図3に示すように、磁石110の発生した磁石磁束は、磁石110の円形状の表面のうち、一方の半円部に形成されたN極から他方の半円部に形成されたS極に向かって流れる。そのため、磁石磁束が、磁気センサ111を厚さ方向と直交する方向に鎖交する。
界磁巻線102cに電流が流れることで発生する外乱磁束は、回転軸102aの磁石110側の端部から他方の端部に向かって流れる。磁気センサ111の中心が回転軸102aの軸心Cと一致するように設けられている場合、外乱磁束が、磁気センサ111を厚さ方向と直交する方向に鎖交することはない。そのため、磁石磁束だけが、磁気センサ111を厚さ方向と直交する方向に鎖交する。
しかし、磁気センサ111の中心が回転軸102aの軸心Cと一致するように設けようとしても、実際には位置ずれが発生してしまう。図4に示すように、磁気センサ111の中心が回転軸102aの軸心Cからずれた位置に設けられている場合、外乱磁束が、磁気センサ111を厚さ方向と直交する方向に鎖交するようになる。そのため、磁気センサ111は、厚さ方向と直交する方向に鎖交する磁石磁束Φmと外乱磁束Φnの合成磁束Φcを、厚さ方向と直交する方向に鎖交する磁石磁束とみなしてしまう。従って、回転角度誤差が発生してしまう。
磁石磁束は、磁石110の温度が変化すると、それに伴って変化する。そのため、磁石110の温度の変化に伴って、磁気センサ111を厚さ方向と直交する方向に鎖交する磁束が変化してしまう。従って、磁石110の温度変化によっても、回転角度誤差が発生してしまう。
図1に示す温度センサ112aは、磁石110の周辺の温度を検出する。電流センサ113aは、モータ10の界磁巻線102cに流れる電流を検出する。
補正量算出回路114bは、温度センサ112aの検出した磁石110の周辺の温度、電流センサ113aの検出した界磁巻線102cに流れる電流、並びに、記憶回路114aに記憶されている、図2に示す、磁石110の周辺の温度、界磁巻線102cに流れる電流、及び、回転角度誤差の絶対値の関係を示す回転角度誤差算出用データに基づいて補正量を算出する。そして、補正処理回路114cは、補正量算出回路114bの算出結果に基づいて、磁気センサ111の検出結果を補正し、回転軸102aの回転角度としてモータ駆動装置12に出力する。その結果、図5に示すように、回転角度誤差をほとんど0にすることができる。
モータ駆動装置12は、モータ10を駆動するために、界磁巻線102cに直流を供給するとともに、補正処理回路114cから入力される回転角度に基づいて固定子巻線101bに3相交流を供給する。これにより、モータ10がトルクを発生する。
次に、第1実施形態のモータ駆動システムの効果について説明する。
第1実施形態によれば、回転角度検出装置11は、外乱磁束検出回路113と、補正回路114とを備えている。外乱磁束検出回路113は、磁石磁束を除いた磁束であって、磁気センサ111と鎖交する外乱磁束を検出する回路である。補正回路114は、外乱磁束検出回路113の検出結果に基づいて、磁気センサ111の検出結果を補正する回路である。そのため、外乱磁束に基づいて磁気センサ111の検出結果を補正することができる。従って、外乱磁束が加わったりしても、それに伴って発生する回転角度誤差を抑えることができる。
第1実施形態によれば、補正回路114は、磁石磁束検出回路112の検出結果、外乱磁束検出回路113の検出結果、及び、回転角度誤差算出用データに基づいて、回転角度誤差を算出し、磁気センサ111の検出結果を補正する回路である。回転角度誤差算出用データは、実験やシミュレーションによって予め求めておいた、磁石磁束、外乱磁束及び回転角度誤差の関係を示すデータである。そのため、磁石磁束及び外乱磁束に基づいて回転角度誤差を算出することができる。従って、回転角度誤差をなくすように磁気センサ111の検出結果を補正することができる。これにより、磁石磁束が変化したり、外乱磁束が加わったりしても、それに伴って発生する回転角度誤差を確実に抑えることができる。
第1実施形態によれば、磁石磁束検出回路112は、温度センサ112aを備えている。温度センサ112aは、磁石磁束と対応関係を有する磁石110の周辺の温度を検出する素子である。そのため、磁石磁束を確実に検出することができる。
第1実施形態によれば、温度センサ112aは、配線基板111aであって、磁気センサ111の近くに実装されている。つまり、磁石110の周辺に設けられている。そのため、磁石110の周辺の温度を確実に検出することができる。
第1実施形態によれば、温度センサ112aは、非回転部分である配線基板111aに実装されている。そのため、回転部分に設ける場合に比べ、容易に配線することができる。従って、配線の構成を簡素化することができる。
第1実施形態によれば、回転角度検出装置11の検出対象である回転体は、界磁巻線102cを有するモータ10である。そのため、界磁巻線102cに電流が流れると、モータ10の外部に漏れ、磁気センサ111に加わる可能性がある。外乱磁束検出回路113は、界磁巻線に電流が流れることで発生する磁束のうち、モータの外部に漏れる漏れ磁束を外乱磁束として検出する。そのため、磁気センサ111と鎖交する外乱磁束を確実に検出することができる。
第1実施形態によれば、外乱磁束検出回路113は、電流センサ113aを備えている。電流センサ113aは、外乱磁束と対応関係を有する界磁巻線102cに流れる電流を検出する素子である。そのため、外乱磁束を確実に検出することができる。
第1実施形態によれば、界磁巻線102cは、回転軸102aとともに回転する回転子コア102bに巻回されている。そのため、回転軸102aの磁石110側の端部から、より多くの磁束が漏れる可能性がある。つまり、より多くの外乱磁束が発生する可能性がある。しかし、磁石磁束及び外乱磁束に基づいて磁気センサ111の検出結果を補正することができる。そのため、より多くの外乱磁束が磁気センサ111に加わるような構成であっても、回転角度誤差を確実に抑えることができる。
なお、第1実施形態では、温度センサ112aが、非回転部分である配線基板111aに設けられ、磁石110の周辺の温度を検出する例を挙げているが、これに限られるものではない。配線の構成が複雑になってしまうが、モータ10の回転部分に設けられ、磁石110の周辺の温度を検出するようにしてもよい。また、回転部分である磁石110に設けられ、磁石110の温度を直接検出するようにしてもよい。磁石110及び磁石110の周辺の少なくともいずれかの温度を検出できればよい。
第1実施形態では、磁石磁束検出回路112が、磁石磁束と対応関係を有する磁石110の周辺の温度を検出する例を挙げているが、これに限られるものではない。磁石磁束を直接検出するようにしてもよい。また、磁石磁束と対応関係を有する他の物理量を検出するようにしてもよい。
第1実施形態では、外乱磁束検出回路113が、外乱磁束と対応関係を有する界磁巻線102cに流れる電流を検出する例を挙げているが、これに限られるものではない。磁石磁束を除いた磁束であって、磁気センサと鎖交する外乱磁束を直接検出するようにしてもよい。また、外乱磁束と対応関係を有する他の物理量を検出するようにしてもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のモータ駆動システムについて説明する。第2実施形態のモータ駆動システムは、第1実施形態のモータ駆動システムに対して、磁石磁束検出回路の構成を変更したものである。
磁石磁束検出回路以外の構成及び動作は、第1実施形態と同一であるため、必要がある場合を除いて説明を省略する。
まず、図6を参照して第2実施形態のモータ駆動システムの構成について説明する。磁石磁束検出回路以外の構成は、第1実施形態と同一であるため、必要がある場合を除いて説明を省略する。
図6に示すように、モータ駆動システム2は、モータ20と、回転角度検出装置21と、モータ駆動装置22とを備えている。モータ20及びモータ駆動装置22は、第1実施形態のモータ10及びモータ駆動装置12と同一構成である。
回転角度検出装置21は、磁石210と、磁気センサ211と、磁石磁束検出回路212と、外乱磁束検出回路213と、補正回路214とを備えている。
磁石210、磁気センサ211、外乱磁束検出回路213及び補正回路214は、第1実施形態の磁石110、磁気センサ111、外乱磁束検出回路113及び補正回路114と同一構成である。
磁石磁束検出回路212は、磁石210の発生する磁石磁束を検出する回路である。具体的には、磁石磁束と対応関係を有する磁石210の周辺の温度を検出する回路である。磁石磁束検出回路212は、温度センサ212aと、電流センサ212bと、温度変換回路212cとを備えている。
温度センサ212aは、磁石210の周辺の温度を検出する部材である。具体的には、磁石210の周辺に設けられている、温度によって抵抗値が変化する界磁巻線202cである。
電流センサ212bは、界磁巻線202cに流れる電流を検出する素子である。具体的には、外乱磁束検出回路213を構成する電流センサ213aである。
温度変換回路212cは、温度センサ212aである界磁巻線202cの抵抗値を検出し、温度に変換する回路である。温度変換回路212cは、界磁巻線202cに流れる電流、及び、界磁巻線202cに加わる電圧に基づいて界磁巻線202cの抵抗値を算出し、温度に変換する。温度変換回路212cの入力端は、電流センサ212bの出力端に接続されている。また、界磁巻線202cに加わる電圧を検出するため、モータ駆動装置22と界磁巻線202cを接続する配線220、221にそれぞれ接続されている。さらに、出力端は、補正量算出回路214bに接続されている。
次に、第2実施形態のモータ駆動システムの動作について説明する。磁石磁束検出回路以外の動作は、第1実施形態と同一であるため、必要がある場合を除いて説明を省略する。
温度変換回路212cは、電流センサ212bの検出した界磁巻線202cに流れる電流、及び、自ら検出した界磁巻線202cに加わる電圧に基づいて界磁巻線202cの抵抗値を算出する。そして、その抵抗値を温度に変換する。その結果、磁石210の周辺の温度を検出することができる。そして、その温度を用いて、第1実施形態と同様に、磁気センサ211の検出結果を補正する。
次に、第2実施形態のモータ駆動システムの効果について説明する。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同一構成を有することにより、その同一構成に対応した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
第2実施形態によれば、温度センサ212aは、磁石210の周辺に設けられている、温度によって抵抗値が変化する界磁巻線202cである。つまり、界磁巻線202cを利用して構成されている。そのため、温度センサを別途設ける必要がない。従って、構成を簡素化することができる。
なお、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、磁石磁束検出回路212が、磁石磁束と対応関係を有する磁石210の周辺の温度を検出する例を挙げているが、これに限られるものではない。磁石磁束を直接検出するようにしてもよい。また、磁石磁束と対応関係を有する他の物理量を検出するようにしてもよい。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、外乱磁束検出回路213が、外乱磁束と対応関係を有する界磁巻線202cに流れる電流を検出する例を挙げているが、これに限られるものではない。磁石磁束を除いた磁束であって、磁気センサと鎖交する外乱磁束を直接検出するようにしてもよい。また、外乱磁束と対応関係を有する他の物理量を検出するようにしてもよい。
1・・・モータ駆動システム、10・・・モータ、102・・・回転子、102a・・・回転軸、102b・・・回転子コア、102c・・・界磁巻線、11・・・回転角度検出装置、110・・・磁石、111・・・磁気センサ、112・・・磁石磁束検出回路、112a・・・温度センサ、113・・・外乱磁束検出回路、113a・・・電流センサ、114・・・補正回路

Claims (4)

  1. モータ(10、20)の回転軸に設けられる磁石(110、210)と、
    前記磁石から距離を隔てて設けられ、磁束を検出する磁気センサ(111、211)と、
    を備え、前記磁気センサの検出結果に基づいて、前記回転軸の回転角度を検出する回転角度検出装置において、
    前記回転軸とともに回転する回転子コアに設けられている界磁巻線に流れる電流に基づいて、前記界磁巻線に電流が流れることで発生する磁束のうち、前記磁気センサと鎖交する磁束を外乱磁束として検出する外乱磁束検出回路(113、213)と、
    前記外乱磁束検出回路の検出結果に基づいて前記磁気センサの検出結果を補正する補正回路(114、214)と、
    を有すことを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 前記磁石は、前記回転軸の端部に設けられ、
    前記外乱磁束検出回路は、前記回転軸の前記磁石側の端部から前記モータの外部に漏れる漏れ磁束を外乱磁束として検出する請求項1に記載の回転角度検出装置。
  3. 前記磁気センサは、所定位置からずれた位置に設けられ、
    前記補正回路は、前記磁気センサの位置が前記所定位置からずれていることで発生する誤差を補正する請求項又はに記載の回転角度検出装置。
  4. 前記外乱磁束検出回路は、前記界磁巻線を流れる電流を検出する電流センサ(113a、213a)を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
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