JP2020085512A - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】d軸磁束がロータから漏れて検出磁束に含まれる場合にも、そのd軸磁束の影響を抑制する。【解決手段】回転角度検出装置90は、回転電機95のロータ60の回転角度を検出する装置であって、磁石11と検出部12とd軸電流取得部24と角度算出部30とを有する。磁石11は、ロータ60と共に回転する。検出部12は、磁石11の磁束である磁石磁束Φeに、回転電機95が発生させるd軸磁束Φdのロータ60からの漏れ磁束が重畳された磁束を、検出磁束Φとして検出する。d軸電流取得部24は、回転電機95の回路54に流れる電流におけるd軸磁束Φdを発生させる成分であるd軸電流の値を取得する。角度算出部30は、検出磁束Φ及びd軸電流値に基づいて、ロータ60の回転角度を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転電機のロータの回転角度を検出する回転角度検出装置に関する。
回転電機は、通常、回転可能に設けられたロータと、回路を備えたステータとを有する。ステータは、その回路に電流を流すことによりロータ内に所定のd軸磁束を発生させると共に、d軸磁束に直交するq軸磁束を発生させることによりロータにトルクを加える。
このような回転電機のロータの回転角度を検出する回転角度検出装置の中には、ロータと共に回転する磁石と、その磁石の磁束である磁石磁束を検出磁束として検出する検出部と、その検出磁束に基づいてロータの回転角度を算出する算出部と、を有するものがある(特許文献1参照)。
特開平11−94512号公報
回転電機の構成によっては、d軸磁束がロータから検出部側に漏れ出てしまう場合がある。その場合には、検出磁束には、磁石磁束の他、d軸磁束の漏れ磁束も含まれてしまう。そのd軸磁束の漏れ磁束が含まれた検出磁束に基づいて、角度算出部が、ロータの回転角度を算出することにより、算出された回転角度が真の回転角度からずれてしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、d軸磁束がロータから漏れて検出磁束に含まれてしまう場合にも、その含まれるd軸磁束の影響を抑制することを、主たる目的とする。
本発明の回転角度検出装置は、回転電機のロータの回転角度を検出する。前記回転電機は、回転可能に設けられたロータと、回路を備えたステータとを有する。前記ステータは、前記回路に電流を流すことにより前記ロータ内に所定のd軸磁束を発生させると共に、前記d軸磁束に直交するq軸磁束を発生させる。前記d軸磁束は、前記ロータから漏れ出る。
前記回転角度検出装置は、磁石と検出部とd軸電流取得部と角度算出部とを有する。前記磁石は、前記ロータと共に回転する。前記検出部は、前記磁石の磁束である磁石磁束に、前記d軸磁束の前記ロータからの漏れ磁束が重畳された磁束を、検出磁束として検出する。前記d軸電流取得部は、前記回路に流れる電流における前記d軸磁束を発生させる成分であるd軸電流の値であるd軸電流値を取得する。前記角度算出部は、前記検出部が検出した検出磁束、及び前記d軸電流取得部が取得したd軸電流値に基づいて、前記ロータの回転角度を算出する。
本発明によれば、角度算出部は、ロータの回転角度の算出に、検出磁束だけでなく、d軸電流値も用いるため、そのd軸電流値に基づいて、ロータから漏れるd軸磁束の大きさを予測することができる。その予測に基づいて、検出磁束に含まれるd軸磁束の影響を抑制することができる。
第1実施形態の回転角度検出装置及び回転電機を示す概略図 同回転角度検出装置及び回転電機を示す断面図 同回転電機のロータを示す斜視図 同回転電機を示す平面図 図2の回転角度検出装置を右側からみた概略図 図3の状態からロータが45度回転した状態を示す概略図 時間と仮回転角度との関係を示すグラフ 第2実施形態の回転角度検出装置及び回転電機を示す概略図 第3実施形態の回転角度検出装置及び回転電機を示す概略図
次に本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。ただし、本発明は実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施できる。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の回転角度検出装置90を示す概略図である。回転角度検出装置90は、回転電機95に対して設けられている。
図2は、回転電機95を示す断面図である。回転電機95は、ロータ60と、ステータ50とを有する。ロータ60は、ロータ軸69に固定されており、ロータ軸69と共に回転する。ロータ60は、第1コア61と第2コア62とに分割形成されている。各コア61,62は、略円筒状の基部61a,62aと、軸線方向にみて基部61a,62aから放射状に延びたのち、軸線方向に沿って他方のコア62,61側に延びる爪状部61b,62bとを備えている。ステータ50は、ロータ60を囲むハウジング51を有する。ハウジング51は、ロータ軸69を回転可能に支持している。
図3は、図2のロータ60を若干右側から斜めにみた斜視図である。第1コア61に対して、第2コア62はその爪状部62bの中心角度ピッチの半分に相当する中心角度分ずらした状態でロータ軸69に固定されている。そのため、第1コア61の隣り合う各2つの爪状部61bの間に、第2コア62の爪状部62bが配されている。第1コア61及び第2コア62の基部61a,62aの周囲には、界磁巻線65が設置されている。その界磁巻線65に電流が流れると界磁磁束Φfが発生する。界磁磁束Φfは、第1コア61の爪状部61bから第1コア61の基部61aに至って、界磁巻線65の内側を軸線方向に通過することにより第2コア62の基部62aに至ってから、第2コア62の爪状部62bに至る磁束である。
図4は、図2のロータ60を右側からみた模式図である。なお、図3では、各コア61,62の爪状部61b,62bは、8本ずつであるが、図4では、簡略化して4本ずつとして示している。
ステータ50は、複数のコイル55を有する回路54を有する。ステータ50は、複数のコイル55に電流を流すことにより、d軸磁束Φd及びq軸磁束Φqを発生させる。d軸磁束Φdは、界磁磁束Φfと同じ方向又はその反対方向に発生する磁束である。詳しくは、d軸磁束Φdは、この図4のように、界磁磁束Φfの反対方向に発生する場合、ロータ60のコア61,62に発生する磁束が弱められる。他方、この図4とは反対に界磁磁束Φfと同じ方向に発生する場合、ロータ60のコア61,62に発生する磁束が強められる。q軸磁束Φqは、界磁磁束Φf及びd軸磁束Φdに直交する方向に発生する磁束である。
回路54は、U相とV相とW相と、その各相に流れる電流を検出する相電流検出部とを備えている。回転電機95の制御装置は、その相電流検出部が検出したU相とV相とW相との電流値に基づいて、d軸電流値とq軸電流値とを算出する。d軸電流値は、回路54に流れる電流におけるd軸磁束Φdを発生させる成分の大きさである。d軸電流値が大きいほど、d軸磁束Φdが大きくなる。q軸電流値は、回路54に流れる電流におけるq軸磁束Φqを発生させる成分の大きさである。q軸電流値が大きいほど、q軸磁束Φqが大きくなる。
回転電機95は、界磁巻線65に流れる電流を検出する電流検出部を備えている。ロータ60の制御部は、その検出に基づいて、界磁電流の大きさである界磁電流値を取得する。界磁電流は、界磁巻線65を流れる電流であり、界磁磁束Φfを発生させる。界磁電流値が大きいほど、界磁磁束Φfが大きくなる。
図2に示すように、界磁磁束Φf及びd軸磁束Φdは、第1コア61及び第2コア62の基部61a,62aをロータ軸69に沿ってその軸線方向に通過することから、その一部は、外乱磁束Φnとして、ロータ軸69に漏れ出る。そして、さらにロータ軸69を伝ってハウジング51の外に漏れ出ることになる。特に、ロータ軸69が鉄製(磁性体)の場合には、漏れ出る量が多くなる。
そのロータ軸69を伝って漏れ出る外乱磁束Φnは、磁石11の磁束に重畳して、検出部12により検出されることになる。外乱磁束Φnの大きさは、この図2のように、d軸磁束Φdが界磁磁束Φfの反対方向に発生する状況下では、界磁磁束Φfの漏れ磁束の大きさからd軸磁束Φdの漏れ磁束の大きさを減算したものとなる。他方、この図2とは反対に、d軸磁束Φdが界磁磁束Φfと同じ方向に発生する状況下では、外乱磁束Φnの大きさは、界磁磁束Φfの漏れ磁束の大きさにd軸磁束Φdの漏れ磁束の大きさを加算したものとなる。
図1に示すように、回転角度検出装置90は、仮角度算出回路10と、補正量算出回路20と、角度算出部30とを有する。仮角度算出回路10は、磁石11と検出部12と仮角度算出部13とを有する。
図2に示すように、磁石11は、ロータ軸69の先端部に固定されており、ロータ軸69と共に回転する。磁石11は、永久磁石である。検出部12は、磁石11よりもロータ軸69の軸線方向延長線側に設けられた、磁束を検出するセンサである。検出部12が検出する検出磁束Φには、磁石11により発生する磁石磁束Φeの他、ロータ60からの外乱磁束Φnが含まれる。
図5(a)は、図2の検出部12の内部を右側からみた図である。検出部12は、磁束の所定方向成分であるA方向成分を検出するA方向センサ12aと、A方向に直交するB方向成分を検出するB方向センサ12bとを有する。A方向センサ12a及びB方向センサ12bとも、ロータ軸69の軸線上から若干ずれた位置に設けられている。そのため、ロータ軸69の軸線から放射状に広がる外乱磁束Φnを検出してしまうことになる。
詳しくは、例えば、図5(a)のように、磁石磁束ΦeがB方向を向いている場合、B方向センサ12bは、磁石磁束Φeを検出する。さらに、A方向センサ12aは、放射状に広がる外乱磁束ΦnのA方向成分Φnaを検出する。さらに、B方向センサ12bは、放射状に広がる外乱磁束ΦnのB方向成分Φnbを検出する。
そのため、図5(b)に示すように、検出部12は、B方向を向いた磁石磁束Φeに、放射状に広がる外乱磁束ΦnのA方向成分ΦnaとB方向成分Φnbとが重畳された磁束を検出磁束Φとして検出する。そのため、検出磁束Φの方向は、磁石磁束Φeの方向からずれてしまう。
図6(a)は、図5(a)の状態からロータ60が45度回転することにより、磁石磁束Φeが45度回転した状態を示している。A方向センサ12aは磁石磁束ΦeのA方向成分Φeaを検出し、B方向センサ12bは磁石磁束ΦeのB方向成分Φebを検出する。このとき、磁石磁束Φeは、A方向センサ12a及びB方向センサ12bのいずれに対しても45度傾いているので、図6(b)に示すように、磁石磁束ΦeのA方向成分ΦeaとB方向成分Φebとの大きさは等しくなる。
さらに、A方向センサ12aは、放射状に広がる外乱磁束ΦnのA方向成分Φnaを検出し、B方向センサ12bは、放射状に広がる外乱磁束ΦnのB方向成分Φnbを検出する。外乱磁束Φnは、放射状に広がるので、A方向成分ΦnaとB方向成分Φnbとの大きさは等しくなる。
このように、検出部12は、磁石磁束Φeに、外乱磁束Φnが重畳された磁束を検出磁束Φとして検出する。しかし、このときは、磁石磁束ΦeのA方向成分ΦeaとB方向成分Φebとの大きさは等しく、また、外乱磁束ΦnのA方向成分ΦnaとB方向成分Φnbとの大きさも等しいため、検出磁束Φの向きが磁石磁束Φeの向きからずれてしまうことがない。
以下、上記と同様のメカニズムにより、検出磁束Φの向きは、磁石磁束Φeの向きからずれたり、ずれなくなったりする。図1に示す仮角度算出部13は、その検出磁束Φの向きから、ロータ60の仮回転角度を算出する。図7は、時間と仮回転角度との関係を示すグラフである。2本の実線の曲線うちの波が小さい方の曲線C1は、外乱磁束Φnが小さい場合を示しており、波が大きい方の曲線C2は、外乱磁束Φnが大きい場合を示している。また、破線の直線Lは、ロータ60の真の回転角度を示している。また、点p5は図5の状態を示し、点p6は図6の状態を示している。
図1に示すように、補正量算出回路20は、磁石強度算出部21と、界磁電流取得部23と、d軸電流取得部24と、記憶部27と、補正量算出部28とを有する。
磁石強度算出部21は、磁石11の周辺の温度を測定する温度センサを備え、その測定された温度に基づいて磁石磁束Φeの大きさである磁石強度を算出する。磁石強度は、温度が高くなるほど強くなり、温度が低くなるほど弱くなる。
界磁電流取得部23は、回転電機95から界磁電流値を取得する。また、d軸電流取得部24は、回転電機95からd軸電流値を取得する。なお、ここで取得する界磁電流値及びd軸電流値は、いずれも測定値であるが、指令値であってもよい。
記憶部27は、界磁電流値と補正量との関係データ及びd軸電流値と補正量との関係データとを記憶している。補正量は、図7に示す曲線C1,C2(仮回転角度)を直線L(真の回転角度)に補正するための値である。図1に示す補正量算出部28は、磁石強度算出部21が算出した磁石強度、界磁電流取得部23が取得した界磁電流値、d軸電流取得部24が取得したd軸電流値、及び記憶部27に記憶されている各関係データに基づいて、補正量を算出する。
角度算出部30は、仮角度算出回路10が算出した仮回転角度、及び補正量算出回路20が算出した補正量に基づいて、ロータ60の回転角度を算出する。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。界磁磁束Φf及びd軸磁束Φdの一部は、ロータ60から漏れて外乱磁束Φnとなり、その外乱磁束Φnは検出磁束Φに含まれる。しかし、角度算出部30は、回転角度の算出に、検出磁束Φだけでなく、界磁電流値及びd軸電流値も用いるため、その界磁電流値及びd軸電流値に基づいて、外乱磁束Φnを予測することができる。その予測に基づいて、検出磁束Φに含まれる外乱磁束Φnの影響を抑制することができる。
また、仮角度算出部13は、仮回転角度を算出する。その仮回転角度によれば、正確ではないが、大まかな回転角度を得ることができる。また、仮回転角度は、図7に示す通り、所定時(点p6等)には正しい回転角度を示す。そのため、このように検出磁束Φから一旦、仮回転角度を算出することにより、その大まかな回転角度や、所定時における正しい回転角度等を参照しつつ、真の回転角度を算出することができる。
角度算出部30は、回転角度の算出に、検出磁束Φ並びに界磁電流値及びd軸電流値だけでなく、磁石磁束Φeの大きさである磁石強度も用いるため、その磁石強度が温度の影響で変化した場合にも、回転角度を正確に算出することができる。
[第2実施形態]
次に、図8を参照しつつ、第2実施形態の回転角度検出装置90について説明する。本実施形態については、第1実施形態と異なる点のみを説明する。なお、本実施形態及びそれ以降の実施形態では、以前の実施形態のものと同一の又は対応する部材等は、同一の符号を付して説明する。
ロータ60は、界磁巻線65を備えておらず、代わりに界磁磁束Φfと同じ方向に磁束を発生させる永久磁石であるロータ磁石を備えている。また、補正量算出回路20は、界磁電流取得部23を備えておらず、代わりにロータ磁石強度算出部23bを備えている。ロータ磁石強度算出部23bは、ロータ磁石の周辺の温度を測定する温度センサを備え、その測定された温度に基づいてロータ磁石の磁束の大きさであるロータ磁石強度を算出する。
記憶部27は、界磁電流と補正量との関係データの代わりに、ロータ磁石強度と補正量との関係データを記憶している。補正量算出部28は、磁石強度算出部21が算出した磁石強度、ロータ磁石強度算出部23bが算出したロータ磁石強度、d軸電流取得部24が取得したd軸電流値、及び記憶部27に記憶されている各関係データに基づいて補正量を算出する。
本実施形態によれば、次の効果が得られる。ロータ磁石の磁束及びd軸磁束Φdの一部は、ロータ60から漏れて外乱磁束となり、その外乱磁束は検出磁束Φに含まれる。しかし、角度算出部30は、回転角度の算出に、検出磁束Φだけでなく、ロータ磁石強度及びd軸電流値も用いるため、そのロータ磁石強度及びd軸電流値に基づいて、外乱磁束を予測することができる。その予測に基づいて、検出磁束Φに含まれる外乱磁束の影響を抑制することができる。
[第3実施形態]
図9を参照しつつ、第3実施形態の回転角度検出装置90について説明する。本実施形態については、第2実施形態と異なる点のみを説明する。
回転角度検出装置90は、仮角度算出部13を有していない。また、磁石強度算出部21、ロータ磁石強度算出部23bについても、温度による影響は小さいものとして、有していない。記憶部27は、d軸電流値と補正量との関係データを記憶しているのみで、ロータ磁石強度と補正量との関係は記憶していない。角度算出部30は、検出部12が検出した検出磁束Φ、d軸電流取得部24が取得したd軸電流値、及び記憶部27に記憶されている関係データに基づいて、ロータ60の回転角度を算出する。
本実施形態によれば、仮角度算出部13、磁石強度算出部21、ロータ磁石強度算出部23bをなくすことにより、回転角度検出装置90の構成をシンプルにすることができる。
本実施形態は、例えば、次のように変更して実施することもできる。図1等に示す第1実施形態において、仮角度算出部13及び補正量算出部28をなくして、角度算出部30は、検出磁束Φ、磁石強度、界磁電流値、d軸電流値及び各関係データに基づいて、回転角度を算出するようにしてもよい。また例えば、同第1実施形態において、温度の影響がさほど問題にならない場合は、磁石強度算出部21をなくしてもよい。
また例えば、各実施形態において、d軸電流取得部24は、回転電機95からd軸電流値を取得する代わりに、U相、V相、W相の各電流値を取得し、そこからd軸電流値を算出するようにしてもよい。
また例えば、各実施形態において、界磁巻線65及びそれに代わるロータ磁石のいずれもなくして、d軸磁束Φd及びq軸磁束Φqのみによって、ロータ60にトルクを加えるようにしてもよい。
Φ…検出磁束、Φe…磁石磁束、Φd…d軸磁束、Φq…q軸磁束、11…磁石、12…検出部、24…d軸電流取得部、30…角度算出部、50…ステータ、54…回路、60…ロータ、90…回転角度検出装置、95…回転電機。

Claims (5)

  1. 回転可能に設けられたロータ(60)と、回路(54)を備え、前記回路に電流を流すことにより前記ロータ内に所定のd軸磁束(Φd)を発生させると共に、前記d軸磁束に直交するq軸磁束(Φq)を発生させるステータ(50)とを有し、前記d軸磁束が前記ロータから漏れ出る回転電機(95)の前記ロータの回転角度を検出する回転角度検出装置(90)であって、
    前記ロータと共に回転する磁石(11)と、
    前記磁石の磁束である磁石磁束(Φe)に、前記d軸磁束の前記ロータからの漏れ磁束が重畳された磁束を、検出磁束(Φ)として検出する検出部(12)と、
    前記回路に流れる電流における前記d軸磁束を発生させる成分であるd軸電流の値であるd軸電流値を取得するd軸電流取得部(24)と、
    前記検出部が検出した検出磁束、及び前記d軸電流取得部が取得したd軸電流値に基づいて、前記ロータの回転角度を算出する角度算出部(30)と、
    を有する回転角度検出装置。
  2. 前記ロータは、界磁磁束(Φf)を発生させる界磁巻線(65)を有し、前記検出磁束には、前記界磁磁束の前記ロータからの漏れ磁束が含まれ、
    前記界磁磁束を発生させる界磁電流の値である界磁電流値を取得する界磁電流取得部(23)を有し、
    前記角度算出部は、前記検出部が検出した検出磁束、前記界磁電流取得部が取得した界磁電流値、及び前記d軸電流取得部が取得したd軸電流値に基づいて、前記ロータの回転角度を算出する、請求項1に記載の回転角度検出装置。
  3. 前記回転電機は、前記ロータと共に回転するロータ軸(69)を有し、前記ロータ軸に前記磁石が取り付けられており、前記ロータ軸の周囲に前記界磁巻線が巻かれており、前記界磁磁束及び前記d軸磁束は、前記ロータ軸に漏れることにより前記磁石磁束に重畳する、請求項2に記載の回転角度検出装置。
  4. 前記検出部が検出した検出磁束に基づいて、前記ロータの仮回転角度を算出する仮角度算出部(13)と、前記d軸電流取得部が取得したd軸電流値に基づいて、補正量を算出する補正量算出部(28)とを有し、
    前記角度算出部は、前記仮角度算出部が算出した仮回転角度、及び前記補正量算出部が算出した補正量に基づいて、前記ロータの回転角度を算出する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  5. 前記磁石磁束の大きさである磁石強度を算出する磁石強度算出部(21)を有し、
    前記角度算出部は、前記検出部が検出した検出磁束、前記磁石強度算出部が算出した磁石強度、及び前記d軸電流取得部が取得したd軸電流値に基づいて、前記ロータの回転角度を算出する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転角度検出装置。
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