JP6660341B2 - データを処理する回路及び方法 - Google Patents

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Description

本発明の概念は、データを処理するための回路及び方法に関する。
信号処理では、複素数値入力又は同相/直交(I/Q)データの位相及び/又は振幅を推定する必要がしばしばある。デジタル処理回路におけるデータスループットが増加するにつれて、より速くより多くのエネルギー効率の高い推定が必要である。
従来技術では、振幅は、例えば、次式の近似によって推定することができる。
Figure 0006660341
ただし、近似値は常にハードウェア効率的かつ/又は正確で望ましいとは限らない。
従来技術のハードウェアは、CORDICアルゴリズム(座標回転デジタルコンピュータ)のハードウェアを実装することで複素数入力又はI/Qデータの位相を推定する。しかしながら、CORDICアルゴリズムの反復的性質は複数の反復に変換され、十分な精度で位相情報を計算する必要があることが多い。このことは、信号処理の遅延を招く可能性がある。
別の従来技術は、入力の対応する位相を読み取るために、ルックアップテーブル(LUT)(すなわち、ROM、読み取り専用メモリ)を使用する必要があるが、このことは、LUTのエントリ数が指数関数的に増加するために、入力ビット数が増加している場合にはこれは実用的ではなくなる。
別の従来技術は、(x,y)入力の位相を計算するために、以下の近似を用いることである。
Figure 0006660341
しかしながら、計算上のコストは比較的高く、乗算演算、二乗演算、加算及び除算の回数を必要とする。
本発明の概念の目的は、デジタル信号の位相及び/又は振幅を推定することができる回路を提供することである。
前記の目的は比較的簡単な回路設計によって実現される。
本発明の第1の態様によれば、第1の構成要素と第2の構成要素とを含むデータを処理するための回路が提供される。前記回路は、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値とを計算し、第1の処理段の第1の出力において、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値の最大値(以下、mxという)を出力し、第1の処理段の第2の出力において、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値の最小値(以下、mnという)を出力するように構成された第1の処理段を備える。前記回路は、最大値(mx)が最小値の4倍(4*mn)よりも大きいことに応答して、最大値(mx)に対応する値を出力し、最大値(mx)が最小値の4倍(4*mn)よりも小さいことに応答して、最大値の7倍と最小値の4倍の和に対応する値(7*mx+4*mn)を出力するように構成された第2の処理段をさらに備える。第2の処理段によって出力される値は、以後、mgと示され、それに応じて、mx又は(7*mx+4*mn)のいずれかに対応する。
第1の処理段は、入力の位相をオクタントに変換することを可能にし、特に第1のオクタント(八分円)は単位円の0°〜45°の範囲に対応する。従って、第1の処理段によって受信されたデータは、区間[0°,360°]に位相を有するベクトルに対応する一方、第1の処理段の出力(mx,mn)は、区間[0°,45°]に位相を有するベクトルに対応する。
第2の処理段の機能は、議論の範囲を[0°,45°]から約[−15°,15°]までさらに減少させることが次式により第1の処理段から出力された(mx,mn)の「条件付き回転」によって達成されるというという洞察に基づいている。
Figure 0006660341
ここで、回転の条件は、(mx,mn)出力の位相が
Figure 0006660341
を超えるときである。回転の条件と回転角度は、それらが、4*mnとmxとの比較によって、並びに、2の累乗による比較的少数の加算及び乗算によって、実装されるという洞察に基づいて意図的な選択である。ここで、前記2の累乗は2進数の単純なビットシフトに対応する(2=4及び2−1=7を考慮する)。従って、このような条件付き回転は、例えば加算器、乗算器、及びスイッチなどの基本的な構成ブロックを使用したデジタル回路の効率的な実装に対してそれ自身役にたつ。
本発明の回路は、前記縮小された範囲の位相を有するベクトルの最大構成要素の値に対応する出力mgを提供することにより前記の洞察を利用する。
出力mgは、振幅推定器段に出力され、デジタル信号の振幅を推定するために使用される。
出力は、追加的又は代替的に、位相推定器段に出力され、デジタル信号の位相を推定するための基礎として使用されてもよい。2つの処理段によって達成される比較的小さい減少した位相範囲のために、出力mgは、位相推定のための有用な基礎を形成し得る。
「第1の構成要素と第2の構成要素を含むデータ」はここで、第1の構成要素値及び第2の構成要素値を含むことを意味する。前記データは、回路の入力データを形成する。第1及び第2の構成要素は、一般に、直交座標系を表し、すなわち(x,y)の形で表す。従って、第1及び第2の構成要素は、直交座標系(すなわち、2次元デカルト座標系)において、(基準点を形成する原点を有する)ベクトルの座標を表すことができる。第1及び第2の構成要素値はまた複素数を表し、ここで、第1の構成要素は実数値構成要素に対応し、第2の構成要素は虚数値構成要素に対応する。第1の構成要素は、同相構成要素(I構成要素)であってもよく、第2の構成要素は、直交構成要素(Q構成要素)であってもよい。入力データはI/Qデータ、より具体的にはI/Qデータサンプルと呼ばれることがある。
任意の直交座標は、等価的に振幅(すなわち、原点からの距離)及び引数又は位相角により極座標で表されてもよい。従って、以下では、「振幅」という用語は、直交座標系における点の振幅を示すために使用される。本明細書では、「位相」という用語は、直交座標系における点の引数又は位相角を指すために使用される。
「回路」とは、入力データを処理し、本発明の回路の様々な段の機能を実現することができる任意の電子処理回路であることをここでは意味する。回路は、デジタル論理回路であってもよい。この回路は、チップセットなどの集積回路に実装することができる。回路は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は特定用途向け集積回路(ASIC)に実装することもできる。
(第1/第2の)処理段とは、ここでは回路を意味し、すなわち、回路の回路部分は、処理段の上述の動作を実行するように構成される。
「基準に合致する1つ以上の値に応答して」、動作を実行するように構成された回路/機能/要素(例えば、値を出力する)によって、ここでは、回路/機能/要素が条件に対して動作を実行するように構成されることを意味し、もしくは1つ又は複数の値が基準を満たす場合に使用される。
評価基準が満たされるか否かの評価は、当該基準が満たされるときに真と評価し、基準が満たされた場合はそれを偽と評価するテストによって実施することができる。例えば、最大値が最小値を4倍したか否かは、次のいずれかをテストすることによって評価することができる。:
mx>4mnが真と評価されるか?
mx<4mnが偽と評価されるか?
mx/mn<4は偽と評価されるか?
4mn−mx>0は偽と評価されるか?
「条件付き回転」を行うか否かは、mxが4倍に等しいことに応答して、mnは任意である。従って、第2の処理段は、mxが4*mnよりも大きいことに応答して、mxに対応する値を出力し、mxが4*mn又は4*mnに等しいことに応答して(mxが4*mn以下であることに対応する)7*mx+4*mnに対応する値を出力するように構成されてもよい。逆に、第2の処理段は、mxが4*mnより大きいか又は4*mnに等しいことに応答して、mxに対応する値を出力し、mxが4*mnより小さいと応答して、7*mx+4*mnに対応する値を出力するように構成されてもよい。
この文脈では、「値」の出力はその値を表す信号の出力として出力することと解釈されるべきである。出力信号は、データとして符号化された値によって値を表すことができる。出力信号は好ましくはデジタル信号である。値の二値(バイナリ)表現は、デジタル信号で符号化されてもよい。二値表現が好ましいが(デジタル回路における効率的かつ直接的な実現を可能にするため)、本発明の概念は特定の数値システムに限定されない。
「最大値(mx)に対応する値(mg)」はここでは、最大値(mx)に正比例する値(mg)を意味する。つまり、値(mg)は係数と最大値(mx)の積に等しくなる。係数の値は、回路の特定の実装に依存して変化し、好ましくは整数であり、さらに好ましくは2のべき乗である。
「最大値(mx)の7倍と最小値(mn)の4倍の和に対応する値(mg)」はここでは、和に正比例する値(mg)を意味する。つまり、値(mg)は係数と合計の積に等しくなる。係数の値は回路の特定の実装に依存して変わる可能性があり、好ましくは整数であり、より好ましくは2のべき乗である。
同様に、以下では、別の値又は量に「対応する」値へのさらなる参照は、他の値又は量に正比例する値として解釈されるべきである。
一実施形態によれば、第2の処理段は、第1の出力及び第2の出力を含み、ここで、第2の処理段(120)は、
最大値が最小値の4倍を上回ること(mx>4*mn)に応答して、最大値mxに対応する(第1の)値(以下、mgという)を第1の出力に出力し、最小値mnに対応する(第2の)値(以下、ppという)を第2の出力に出力するように構成され、
最大値が最小値の4倍よりも小さいこと(mx<4*mn)に応答して、第1の出力において、最大値の7倍と最小値の4倍との和(7*mx+4*mn)に対応する(第1の)値(以下、mgという)を出力し、第2の出力において、最小値の7倍と最大値の4倍との間の差(7*mn−4*mx)に対応する(第2の)値(以下、mgという)を出力するように構成される。
この実施形態は、条件付き回転(mx,mn)入力の両方の構成要素/座標を表す値を提供することができる第2の処理段を提供する。これにより、より正確な位相及び/又は振幅の推定が可能になる。
一実施形態によれば、前記回路はさらに、第2の処理段(120)の第1の出力における(第1の)値mgと、第2の処理段の第2の出力で出力される(第2の)値とに基づいて、複数の所定の位相値から選択された位相値を出力するマッピング段を備える。
ここでの位相値は、第2の処理段の第1及び第2の出力の2つの値出力(mg,pp)の位相を指す。
複数の所定の位相値から位相値を選択することにより、複雑な回路又は浮動小数点演算に頼ることなく位相値を推定することができる。2つの処理段によって達成される比較的小さい減少した位相範囲のために、限定された数の所定の位相値を使用して、位相値推定の比較的高い分解能を達成することができる。
前記位相値は、第2の処理段の第1の出力と第2の出力との間の出力値の間にある、1つ又は複数の1組の比較の評価に基づいて、複数の所定の位相値から選択されてもよい。
複数の所定の位相値は、ルックアップテーブル(LUT)又は回路のメモリに格納してもよい。
前記マッピング段はさらに、第2の処理段の第1の出力における(第1の)値の出力と、第2の処理段の第2の出力で出力された(第2の)値の絶対値と4との積との間の差に対応する第1の比較値(以下、gという)を計算し、前記第2の処理段の第2の出力で出力された値の絶対値に対応する第2の比較値(以下、apという)を計算するように構成され、
前記マッピング段(150)は、第1の比較値gと第2の比較値apとの間の1組の比較の評価に基づいて、前記位相値を選択するように構成される。
比較値g及びpは、複数の所定の位相値から選択することによって位相値を推定するための適切な基礎を形成する。1組の比較は、gとapとの間の比較を含み、ここで、各比較において、g又はpのいずれかに2の累乗が乗算される。
特に、比較の組は、少なくとも部分集合を含み、好ましくは、以下の比較の全てを含んでもよい。
32ap≧g,16ap≧g,8ap≧g,4ap≧g,2ap≧g,ap≧g,ap≧2g,g≦0
前記回路はさらに、第1の構成要素及び第2の構成要素を含む入力データの位相の推定値を表す位相推定値を出力するように構成された位相推定器段を備え、前記位相推定値は、マッピング段によって出力された位相値と、データのオクタントを示す情報と、最大値が最小値の4倍を超えているか否かを示す情報に基づいている。
このようにして、デジタル信号の位相は、第1及び第2の処理段のそれぞれで利用可能な値に関連する情報に基づいて推定してもよい。mx>4*mnか否かを示す情報に関する評価値に基づくことは、位相推定において条件回転の影響を考慮に入れてもよい。
前記第1の処理段は、データのオクタント(すなわち、第1の構成要素及び第2の構成要素によって表される点が位置するオクタント)を判定(決定)し、その判定結果に関する情報を出力するように構成してもよい。判定の結果に関する情報(例えば、オクタントを識別する値)を位相推定器段に供給し、位相推定器段の基礎として使用してもよい。
前記第2の処理段は、最大値mxが最小値mnの4倍を超えているか否かを判定し、その判定結果に関する情報を出力してもよい。判定結果の表示(例えば、真又は偽の指示)を位相推定器段に供給し、位相推定器段の基礎として使用してもよい。
一実施形態によれば、前記第2の処理段は、
前記第1の処理段の第1の出力に接続された第1の入力を有する第1の計算回路を含み、
前記第1の計算回路は、第1の入力で受信された値mxを8*kで乗算し、前記第2の処理段の第1の出力において、前記乗算された値8*kと、前記第1の計算回路の第2の入力で受信された値との和mgを出力するように構成され、
前記第2の処理段は、
前記第1の処理段の第2の出力に接続された第1の入力と、前記第1の処理段の第1の出力に接続された第2の入力とを有する第2の計算回路を含み、
前記第2の計算回路は、第1の入力で受信された値を4*kで乗算し、前記第1の計算回路の第2の入力に、mxが4*mnより小さい場合に応答して、前記乗算された値と、値mx又は値mxのk倍との間の差を出力するように構成される。
mx>4*mnに応答して、第1の計算回路の第2の入力に対して、値を出力しないか、もしくはゼロの値を出力してもよい。
前記において、kは任意の整数の乗数でよい。倍数(すなわち、乗数kの値)は第1及び第2の計算回路において同じであることが有利である。従って、第2の処理段の第1の出力における値mg出力は次式によって与えられてもよい。
mx>4*mnが真であるとき、mg=8*k*mx;
mx<4*mnが真であるとき、mg=k*(7*mx+4mn)。
前記の議論に沿って、mxがmnの4倍に等しいことに応答して、「条件付き回転」を行うか否かを判定することは任意(オプション)である。
前記第2の処理段はさらに、
前記第1の処理段の第2の出力に接続された第1の入力を有する第3の計算回路を備え、
前記第3の計算回路は、第3の計算回路の第1の入力において受信された値を8*iで乗算し、前記第2の処理段の第2の出力において、前記乗算された値と、前記第3の計算回路の第2の入力に受信された値との間の差ppを出力するように構成され、
前記第2の処理段はさらに、
前記第1の処理段の第1の出力に接続された第1の入力と、前記第1の処理段の第2の出力に接続された第2の入力とを有する第4の計算回路を備え、
前記第4の計算回路は、前記第2の計算回路の第1の入力で受信された値を4*iで乗算し、前記第3の計算回路の第2の入力に、mxが4*mnより小さい場合に応答して、前記乗算された値と、前記第4の計算回路の第2の入力で受信された値の和又はその値のi倍との和を出力するように構成される。
mx>4*mnに応答して、第3の計算回路の第2の入力に値を出力しない、もしくはゼロ値が出力してもよい。
前記において、iは任意の整数の乗数である。倍数(すなわち、乗数iの値)は第3及び第4の計算回路において同じであることが有利である。従って、第2の処理段の第1の出力における値mg及びppは次式で与えられる。
mx>4*mnが真のとき、mg=8*k*mx、かつpp=8*i*mn。
mx<4*mnが真のとき、mg=k*(7*mx+4mn)、かつ
pp=i*(7*mn−4*mx)。
前記の議論に沿って、mxがmmの4倍に等しいことに応答して「条件付き回転」を行うか否かを判定することは任意(オプション)である。
好ましくは、第1、第2、第3及び第4の計算回路における倍数は等しく(すなわち、i=k)、さらに好ましくは1に等しい。
第1及び第2の計算回路並びに(オプションとして)第3及び第4の計算回路によって第2の処理段の機能を実現することは、複数の乗算器と複数の加算器の組み合わせを使用して、複雑さの低減された回路設計を可能にし(このことは、ビットシフタとして動作することができる)、このことは基本的で効率的な構成ブロックである。従って、電力効率が良く、比較的高速な回路を実現することができる。
第1の計算回路は、第1の計算回路の第1の入力で受信された値を8*kで乗算するように構成された第1の乗算器と、第1の加算器とを含むように構成されてもよい。
第2の計算回路は、第2の計算回路の第1の入力で受信された値を4*kで乗算するように構成された第2の乗算器と、前記乗算された値と、第2の計算回路の第2の入力で受信された値又はその値の又はk倍の値との差を計算する第2の加算器とを含むように構成されてもよい。
第1の加算器は、第1の乗算器の出力に接続された第1の入力と、第2の加算器の出力にスイッチ可能に接続された第2の入力とを有してもよい。
第3の計算回路は、第3の計算回路の第1の入力で受信された値に8*iを乗算するように構成された第3の乗算器と、前記差を計算するように構成された第3の加算器とを含むように構成されてもよい。
第4の計算回路は、第4の計算回路の第1の入力で受信された前記値を4*iで乗算するように構成された第4の乗算器と、前記乗算された値と、第4の計算回路の第2の入力で受信された前記値又はその値のi倍の値との和を計算するように構成された第4の加算器とを含んでもよい。
第3の加算器は、第3の乗算器の出力に接続された第1の入力と、第4の加算器の出力とにスイッチ可能に接続された第2の入力とを含んでもよい。
「和を計算するように構成された加算器」はここでは、その入力で受信された複数の値の和に等しい値を出力することができる任意の回路を意味する。加算器は、好ましくは、デジタル論理回路に実装されたバイナリ加算器であってもよい。
「差を計算するように構成された加算器」はここでは、2つのそれぞれの入力で受信される2つの値の間の差に等しい値を出力することができる任意の回路であることを意味する。そのような加算器(減算器とも呼ばれる)は、非反転入力及び反転入力を含むことができる(すなわち、入力の符号をフリップする意味で反転する)。しかし、そのような加算器には、別のインバータと組み合わせた2つの非反転入力を有する加算器も含まれ(すなわち、入力の符号を反転させる)、ここで、別のインバータは、加算器の出力が、前記インバータへの入力される値と、加算器の非反転入力の他方に入力された値とを加算するように、加算器の非反転入力の一方に接続される。いずれにしても、加算器は、好ましくは、デジタル論理回路に実装されたバイナリ加算器であってもよい。
「乗算器」とはここでは、その入力で受信される複数の値の積に等しい値を出力することができる任意の回路を意味する。乗算器は、好ましくは、デジタル論理回路に実装されたバイナリ乗算器であってもよい。
一実施形態によれば、前記回路はさらに、前記データの振幅の推定値を表す振幅推定値を出力するように構成された振幅推定器段を備え、前記振幅の推定値は、前記第2の処理段の第1の出力によって出力された値に基づいている。
前記振幅推定器段はさらに、
前記第2の処理段の第2の出力で出力される値ppの絶対値apと、
最大値mxが最小値mnの4倍を超えるか否かを示す情報と、
前記第2の処理段の第1の出力で出力された値mgと、前記絶対値apと4の積との間の差に対応する第1の比較値gとのうちの少なくとも1つと、
前記絶対値apに対応する第2の比較値と
に基づいて前記振幅の評価値を計算するように構成される。
これらの追加項目のそれぞれは、振幅の評価値に精度を追加する。
前記第2の処理段は、mx>4*mnか否かを判定して、その判定結果に関する情報を出力する。判定結果の表示(例えば真又は偽の表示)は振幅推定器段に供給され、位相推定の基礎として使用されてもよい。
第1及び第2の比較値g及びapは、上述したようにg及びapを計算するように構成されたマッピング段から受信することができる。
本発明の第2の態様によれば、処理回路によって第1の構成要素及び第2の構成要素を含む入力データを処理する方法が提供され、前記方法は、
第1の処理段によって、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値との最大値と、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値との最小値とを出力することと、
第2の処理段によって、最大値が最小値の4倍より小さい場合に応答して、最大値の7倍と最小値の4倍との和に対応する出力値を出力することとを含む。
前記方法の態様は、第1の処理段からの出力の条件付き回転を提供し、それによって位相範囲を約[−15°,15°]に減少させることができる点で、前の態様と同じ又は対応する利点を一般に提示することができる。
前記方法はさらに、前記第2の処理段によって、最大値の7倍と最小値の4倍との和に対応する第1の出力値と、最大値が最小値の4倍よりも小さいことに応答して、最小値の7倍と最大値の4倍との差に対応する第2の出力値とを出力することと、第1の出力値を計算することを含む。
前記方法はさらに、前記第2の処理段によって、最大値が4を超える最小値よりも大きいことに応答して、前記最大値に対応する出力値を出力することを含む。
前記方法はさらに、前記第2の処理段によって、最大値が4を超える最小値よりも大きいことに応答して、最大値に対応する第1の出力値と、最小値に対応する第2の出力値とを出力することを含む。
前記方法はさらに、前記第2の処理段の(第1の)出力値に基づいて、入力データの振幅を評価することを含む。
前記方法は、マッピング段によって、前記第1の出力値と前記第2の出力値とに基づいて、複数の所定の位相値から位相値を選択して位相値を計算することを含む。
前記方法はさらに、位相推定器段によって、
入力データの位相の推定値を表しかつマッピング段によって出力された位相値に基づいている位相推定値と、
データのオクタントを示す情報と、
最大値が最小値を4倍であるか否かを示す情報を評価することを含む。
第1の態様に関連して論じられるさらなる議論及び詳細は、方法の態様にも適用可能であり、従ってここでは繰り返さない。
本発明の概念の前記の目的、追加の目的、特徴及び利点は、添付の図面を参照して、本発明の概念の好ましい実施形態の以下の例示的及び非限定的な詳細な説明によって、よりよく理解されるであろう。図面では、特に断らない限り同様の要素には同様の参照番号が使用される。
デジタル信号処理のための回路を概略的に示す。 第1の処理段のインプリメンテーションを示す。 第2の処理段の実装を示す。 マッピング段及び振幅推定器の実装を示す。 位相推定器の実装を示す。 マッピング段によって使用される位相値と比較値との間の対応を示す図である。 第2の処理段の実装を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、デジタル信号に符号化されたデータを処理するための回路100を示し、このデータは、第1の構成要素及び第2の構成要素を含む。以下では、第1の構成要素は同相構成要素Iと呼ばれ、第2の構成要素は直交構成要素Qと称される。回路100の上に示された図は、信号処理チェーンの異なる段での出力の最大値(実線で示される)を示す引数又は位相範囲を図式的に図示する。
回路100は、任意のシステム、デバイス又は装置であって、ここで、デジタル信号の位相及び/又は振幅が推定されるべきである。回路100は、受信信号を処理するための無線通信装置に有利に使用することができる。無線通信では、高速かつ電力効率の良いフェーズと振幅の推定は重要な側面である。回路100は、例えば、無線受信機の信号処理チェーンにおけるアナログ−デジタル変換段の後段で行われる。
回路100は、第1の処理段110を含む。I構成要素及びQ構成要素は、第1の処理段110のそれぞれの入力で受信される。図1の一番左の図に示すように、第1の処理段110の入力(I,Q)の位相は0°〜360°の範囲の任意の値とすることができる。第1の処理段110は、I構成要素の絶対値及びQ構成要素の絶対値を計算するように構成される。第1の処理段110は、第1の出力において、最大値mx=max(|I|,|Q|)を出力し、第2の出力において、最小値mn=min(|I|,|Q|)を出力する。
回路100は、第2の処理段120を含む。第2の処理段120は、第1の処理段110のmx出力及びmn出力を受信する。左から2番目の図に示すように、第2の処理段120の入力(mx、mn)の位相は、0°〜45°の範囲内の任意の値とすることができる。
第2の処理段120は、上述のように入力(mx、mn)の「条件付き回転」を実行するように構成される。従って、第2の処理段120は、以下のデータを出力する。
mx>4*mnが真であることに応答して、mg=8mx、かつpp=8mn。
mx>4*mnが偽であることに応答して、mg=7mx+4mn、かつ
pp=7mn−4mx。
第2の処理段120の出力の出力(mg,pp)の位相は、およそ−15°〜15°の範囲内の任意の値とすることができる。
回路100は、I/Qデータの振幅の推定値を表す振幅推定値magを出力するように構成される振幅推定器段140をさらに備えてもよい。振幅推定値magは、第2の処理段120の出力mgに基づくことができる。値magは、回路100の出力として、信号処理チェーンの後続の段に供給されてもよい。以下にさらに説明するように、振幅推定器段140は、振幅推定の精度を改善するために使用される、マッピング段150からの出力をさらに受信することができる。
回路100はさらに、位相マッピング段又はより短いマッピング段150を含むことができる。マッピング段150は、複数の所定の位相値から選択された位相値ph15を出力するように構成される。この選択は、第2の処理段120の出力(mg,pp)に基づいている。マッピングは、図1の右端の図によって概略的に示される。
回路100は、I/Q信号の位相の推定値を表す位相推定値phを出力するように構成された位相推定器段160を含む。位相推定値phは、マッピング段150の出力ph15と、I/Qデータ及び情報の8分の1を示す情報と、mx>4mnが真か偽かを示す情報とに基づいてもよい。値phは、回路100の出力として、信号処理チェーンの後段に供給されてもよい。I/Qデータのオクタントを示す情報は、第1の処理段110の出力octにより提供されてもよい。mx>4mnが真か偽かを示す情報は、第2の処理段120の出力SRによって提供されてもよい。
図2は、第1の処理段110の実施例を示す。第1の処理段110は、I構成要素を受け取るための第1の入力112aと、Q構成要素を受信するための第2の入力112bとを含む。
第1の処理段110は、第1の絶対値ユニット114を含む。第1の絶対値ユニット114は、ai=|I|を計算して出力する。第1の処理段110は、第2の絶対値ユニット115を含む。第2の絶対値ユニット115は、aq=|Q|を計算して出力する。
第1の処理段110は、入力ai及びaqを比較し、ai<aqに応答して値d45=1を出力し、そうでなければd45=0を出力するように構成された比較器116を含む。
第1の処理段110は、スイッチング回路117を含む。スイッチング回路117は、値d45を入力として受信し、d45が真であることに応答して、aiを第1の処理段110の第1の出力118aにルーティングし、aqを第1の処理段110の第2の出力118bにルーティングする一方、そうでないときは、aqを第1の出力118aにルーティングし、aiを第2の出力118bにルーティングするように構成される。第1の出力118aによって出力される値はmxで示され、第2の出力118bによって出力される値はmnで示される。
第1の処理段110は符号検出器を含み、各符号検出器は図2では2本の線を結ぶ白丸で示される。符号検出器は、符号ビット(最上位ビット(MSB))を接続線に出力することができる。以下では、値は符号付きの数値で表されるものとし、ここで、値が負のとき符号ビットは1(真)であり、そうでない場合は0(偽)である。従って、octと表される3ビット出力が、I及びQ入力の符号ビットに基づいて、d45出力と一緒に形成される。従って、出力octはI/Q信号のオクタントを示す。出力mx及びmnは、効果的に選択されたオクタント内の情報を伝達する。
図3は、第2の処理段120の実施例を示す。第2の処理段120は、第1の処理段110の第1の出力118aに接続された第1の入力122aと、第1の処理段110の第2の出力118bに接続された第2の入力122bとを含む。
第2の処理段120は、第1の乗算器124及び第1の加算器125を、第1の計算回路ともに含む。第2の処理段120は、第2の乗算器126と、第2の加算器127と、スイッチング回路132とを、第2の計算回路ともに含む。第2の処理段120は、第3の乗算器128及び第3の加算器129を、第3の計算回路ともに含む。第2の処理段120は、第4の乗算器130及び第4の加算器131を含み、ここで、スイッチング回路132と共に第4の計算回路を形成する。
スイッチング回路132は、第2の加算器127の出力が0以上であることに応答して、第2の加算器127の出力を第1の加算器125の入力に結合し、かつ、第4の加算器131の出力を第3の加算器129の反転入力に結合するように構成される。図3に示すように、第2の加算器127の出力に符号検出器を設けてもよい。第2の加算器127の出力がゼロ以上である場合、符号検出器の出力swは0になり、それ以外は1である。スイッチング回路132は、符号検出器の出力に基づいて制御される。
図3から分かるように、第1の加算器125の出力mgと第3の加算器129の出力ppは、以下のようになる。
4*mn−mx<0のとき、mg=8*mx、かつpp=8*mn;
4*mn−mx≧0のとき、mg=7*mx+4mn、かつ
pp=7*mn−4*mx。
第1の加算器125の出力mgは、第2の処理段120の第1の出力134aに供給される。第3の加算器129の出力ppは、第2の処理段120の第2の出力134bに供給される。
符号検出器は、第3の加算器129のpp出力の符号ビットspを出力するように構成される。SRで示される2ビット出力は、出力sw及びspによって、ppの記号に関する情報及び回転が行われたか否かを判定した情報を提供するように形成される。
オプションで、符号ビットswに基づいてスイッチング回路132を制御する代わりに、第2の処理段120に比較器を含めてもよい。前記比較器は、mgと4*mnを比較し、比較結果に基づいてスイッチング回路132に制御信号を供給する。前記比較器は、例えば、スイッチング回路132に対して、mx>4*mnのときに開き、4*mn≧mxのときに閉じるように制御する。あるいは、前記比較器はスイッチング回路132に対して、mx≧4*mnのときに開き、4*mn>mxのときに閉じるように制御する。
図4は、マッピング段150の実施例を示す。マッピング段は、第2の処理段120からそれぞれmg及びppを受信するように構成される、第1の入力152a及び第2の入力152bを含む。
マッピング段150は、プリプロセッサブロック154を含む。プリプロセッサブロック154は、第1の比較値g=mg−4*apを計算し、ここで、ap=|pp|は第2の比較値を表す。プリプロセッサブロックは、入力ppの絶対値を出力する絶対値ユニットと、入力値|pp|の4倍を出力する乗算器と、gを計算して出力するように構成された加算器とを含む。計算された比較値g及びapは、プリプロセッサの出力を形成する。
マッピング段150は、比較ブロック156を含む。比較ブロック156は、第1及び第2の比較値g及びapに基づいて、一連の比較を実行するように構成される。1組の比較は、ポイント(mg,|pp|)が収束する0°〜15°のおおよその位相範囲内のサブインターバルを検出するように設けられる。サブインターバルが0°位相の正側又は負側にあるか否かは、pp出力の符号ビットspによって説明することができる。比較ブロック156の出力c1〜c8は、ルックアップテーブル158に供給され、前記ルックアップテーブル158はc1〜c8に基づいて出力位相値ph15を選択する。ルックアップテーブル158は、真と評価される比較結果がないときに応答して出力されるべきではないデフォルト値を含む。位相値ph15はマッピング段150の出力値を形成する。
特定の比較ブロック156では、約1.59°より小さい位相角で、c1からc8はすべて0又は偽である。位相角を増加させるために、出力c1〜c8は順次以下のようになり、ph15出力はそれぞれ次のようになる。
c1:8=10000000=>ph15=2.225°
c1:8=11000000=>ph15=3.810°
c1:8=11100000=>ph15=5.945°
c1:8=11110000=>ph15=8.295°
c1:8=11111000=>ph15=10.385°
c1:8=11111100=>ph15=11.920°
c1:8=11111110=>ph15=13.285°
c1:8=11111111=>ph15=14.875°
必要に応じて、比較ブロック156の複雑さは、1組の比較を減らすことによって低減することができる。これにより、ルックアップテーブル158のサイズが相応に縮小され、位相推定値の精度が低下する。
図4に示すルックアップテーブル158の位相値の特定の選択肢は、位相と比較値ap=|pp|及びgとの対応関係を考慮することに基づいている。|pp|,2|pp|,…,32|pp|及びg,2gに対応する複数の線間の複数の交点は、図6において図示されている。図6の交点に示される位相値は、複数の線が交差するポイント(mg、pp)の解析的に計算された位相に対応する。ルックアップテーブル158内の値は、交差点の隣接する対の間の中間点に対応する(例えば、1.59°+2.86°=2.225°及び2.86°+4.76°=3.81°)。ルックアップテーブル158の中間点を使用することは、位相誤差推定の平均誤差の低減を可能にするが、他の選択肢も同様に可能である。
ルックアップテーブル158の値は度で示されるが、実用的な実現のためには、度から整数システムへのスケーリングがより効率的になる可能性がある。例えば、12ビットの位相出力の場合、4096/360のスケーリングは0°から359.9°から0から4095へのマッピングを与える。位相は性質上循環的であるため、ある数のビットを有する2進数システムを使用して、循環動作が維持される。対応する整数値は、9,25,43,68,94,118,136,151,169となる。
図5は、位相推定器段160の実施例を示す。高いレベルでは、位相推定器段160は、I/Qデジタル信号の位相の推定値を表す位相推定値phを出力するように構成される。位相推定器段160は、マッピング段150によって出力された位相値情報ph15を合成するように構成され、前記情報は、第1の処理段110の出力octによって求められ、第2の処理段120から出力されたSRのswビット及びspビットによって求められる。
位相推定器段160の詳細な実施例では、基本論理ブロックを組み合わせて、phと表される位相推定値を計算する。図5では、oct(si)及びoct(sq)はそれぞれI構成要素及びQ構成要素の符号ビットを参照し、oct(d45)は比較器116の出力を指す。SR(sw)は加算器127の出力の符号ビットswを参照し、SR(sp)はpp出力の符号ビットを参照する。図5は、位相推定器段160のただ1つの実施形態を表し、他の実施形態も同様に可能であることが意図される。
図4は、マッピング段150の実施例に加えて、振幅推定器140の実施例を示す。図示された実施例は、第2の処理段120の出力mgのみに基づくmagに比較して、振幅推定magの精度を向上させる。改善された振幅推定器140は、多数の加算器を用いて漸進的に精度を加える。
第1の(一番左の)加算器は、プリプロセッサブロック154によって出力された値pを加算する。第2の加算器は、SR(sw)=0のときにmg/128を選択的に減算する。第3の加算器は、c2=1かつc6=0のとき(比較ブロック156の出力)現在の結果のシフトされたバージョンを選択的に減算する。
図7は、第2の処理段220のより基本的な実施例を示す。第2の処理段220は、図3に示す第2の処理段120と同様であり、上述した条件付回転の原理に基づくものである。従って、第2の処理段220は、第1の処理段110からの(mx,mn)出力を受信する。しかしながら、第2の処理段120は、第1〜第4の計算回路を含み、第2の処理段220は、対応する第1及び第2の計算回路のみを含み、出力mgのみを提供する。従って、条件的に回転された最大構成要素のみが計算されて、第2の処理段220によって出力される。
値mgは、図1に示すように、振幅推定器140に出力してもよい。振幅推定器140は、振幅推定値mag=mg/8を計算して出力してもよい。8による除算は、mgの3倍の右シフトによって実行することができる。
出力mgはまた、基本位相推定器段に出力されてもよく、これは、第1の処理段110の出力octに基づいており、出力mg、及びビットswは、位相推定値phを計算して出力してもよい。位相推定値phは、I/Qデータのオクタント角度+/−arctan(4/7)として、もしくはその近似をswが真であるという条件に基づいて計算してもよい。オクタント角度は、oct出力に基づいて、0°、45°、90°、135°、270°又は315°の組から選択してもよい。
前記の本発明の概念は、限られた数の例を参照して主に説明される。しかしながら、当業者には容易に理解されるように、上に開示されたもの以外の他の例も、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の概念の範囲内で等しく可能である。
例えば、前記に示した回路のうちのいくつかでは、符号ビットspが検出され、第2の処理段120によって出力され、マッピング段150内の符号ビットを検出することも同様に可能であり、例えばプリプロセッサブロック154の前段で検出してもよい。
更なる変形例によれば、第2の処理段120は、異なるスケーリングファクタを有する非回転出力及び回転出力(mg,pp)を出力するように構成されてもよい。例えば、回転出力(mg,mn)は(7mx+4mn,7mn−4mg)である一方、非回転出力は(a*mx,b*mn)となる。これは、回転されていない出力を提供するために専用のブロックと、回転された出力を提供するために専用のブロックとともに、第2の処理段を提供することで達成することができる。回転されていない出力を提供するために専用のブロックは、入力(mx,mn)にそれぞれaとbを乗算するように構成することができ、その乗算された値を、乗算演算なしで第2の処理段のそれぞれの出力に供給する。a及びbは、互いに異なるか又は等しい整数値であってもよい。例えば、a=b=1であるときに、非回転出力(mg,mn)のビット深度が小さくなる。独立した比較器ブロックは、mx>4*mnを評価してもよく、その非回転ブロック出力であるか、もしくは第2の処理段の複数の出力に出力される回転ブロック出力であるかの結果に基づいている。

Claims (15)

  1. 第1の構成要素及び第2の構成要素を含むデータを処理するための回路(100)であって、
    前記回路(100)は、
    第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値とを計算する第1の処理段(110)であって、前記第1の処理段(110)の第1の出力(118a)において第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値との最大値(mx)を出力し、前記第1の処理段(110)の第2の出力(118b)において、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値の最小値(mn)を出力するように構成された第1の処理段と、
    最大値(mx)が最小値(mn)の4倍よりも大きいことに応答して、最大値に対応する値(mg)を出力する第2の処理段(120)であって、最大値(mx)が最小値(mn)の4倍よりも小さいことに応答して、最大値(mx)の7倍と最小値(mn)の4倍との和に対応する値(m)を出力するように構成された第2の処理段(120)とを備える回路。
  2. 前記第2の処理段(120)は、第1の出力(134a)及び第2の出力(134b)を含み、
    前記第2の処理段(120)は、
    最大値(mx)が最小値(mn)の4倍を上回ることに応答して、前記最大値(mx)に対応する値(mg)を前記第1の出力(134a)に出力し、前記最小値(mn)に対応する値(pp)を前記第2の出力(134b)に出力するように構成され、
    最大値(mx)が最小値(mn)の4倍よりも小さいことに応答して、第1の出力(134a)において、最大値(mx)の7倍と最小値(mn)の4倍との和に対応する値(mg)を出力し、第2の出力(134b)において、最小値の7倍(mn)と最大値の4倍(mx)との間の差に対応する値(pp)を出力する請求項1に記載の回路(100)。
  3. 前記回路(100)はさらに、第2の処理段(120)の第1の出力における値(mg)と、第2の処理段(120)の第2の出力で出力される値(pp)とに基づいて、複数の所定の位相値から選択された位相値(ph15)を出力するマッピング段(150)を備える請求項2に記載の回路(100)。
  4. 前記マッピング段(150)はさらに、第2の処理段(120)の第1の出力における値の出力と、第2の処理段(120)の第2の出力で出力された値の絶対値と4との積との間の差に対応する第1の比較値(g)を計算し、前記第2の処理段の第2の出力で出力された値の絶対値に対応する第2の比較値(ap)を計算するように構成され、
    前記マッピング段(150)は、第1の比較値と第2の比較値との間の1組の比較の評価に基づいて、前記位相値を選択するように構成される請求項3に記載の回路(100)。
  5. 前記回路(100)はさらに、第1の構成要素及び第2の構成要素を含む入力データの位相の推定値を表す位相推定値(ph)を出力するように構成された位相推定器段(160)を備え、前記位相推定値(ph)は、マッピング段(150)によって出力された位相値(ph15)と、データのオクタントを示す情報(oct)と、最大値(mx)が最小値(mn)の4倍を超えているか否かを示す情報(SR)に基づいている請求項3又は4に記載の回路(100)。
  6. 前記第1の処理段(110)は、前記データに基づいてオクタントを判定し、その判定結果に関する情報(oct)を出力する請求項5に記載の回路(100)。
  7. 前記第2の処理段(120)は、最大値(mx)が最小値(mn)の4倍超えるか否かを判定し、その判定結果に関する情報(SR)を出力する請求項5又は6に記載の回路(100)。
  8. 前記第2の処理段(120)は、
    前記第1の処理段(110)の第1の出力(118a)に接続された第1の入力(122a)を有する第1の計算回路を含み、
    前記第1の計算回路は、第1の入力(122a)で受信された値(mx)を8又は8の倍数で乗算し、前記第2の処理段(120)の第1の出力(134a)において、前記乗算された値と、前記第1の計算回路の第2の入力で受信された値との和(mg)を出力するように構成され、
    前記第2の処理段(120)は、
    前記第1の処理段(110)の第2の出力(118b)に接続された第1の入力(122b)と、前記第1の処理段(110)の第1の出力(118a)に接続された第2の入力(122a)とを有する第2の計算回路を含み、
    前記第2の計算回路は、第1の入力(122b)で受信された値(mn)を4又は4の倍数で乗算し、前記第1の計算回路の第2の入力に、最大値(mx)が最小値(mn)の4倍より小さい場合に応答して、前記乗算された値と、第2の計算回路の第2の入力(122a)で受信された値(mx)又は値(mx)の倍数との間の差を出力するように構成される請求項1〜7のうちのいずれか1つに記載の回路(100)。
  9. 前記第2の処理段(120)はさらに、
    前記第1の処理段(110)の第2の出力(118b)に接続された第1の入力(122b)を有する第3の計算回路を備え、
    前記第3の計算回路は、第3の計算回路の第1の入力において受信された値(mn)を8又は8の倍数で乗算し、前記第2の処理段(120)の第2の出力において、前記乗算された値と、前記第3の計算回路の第2の入力に受信された値との間の差(pp)を出力するように構成され、
    前記第2の処理段(120)はさらに、
    前記第1の処理段(110)の第1の出力(118a)に接続された第1の入力(122a)と、前記第1の処理段(110)の第2の出力(118b)に接続された第2の入力(122b)とを有する第4の計算回路を備え、
    前記第4の計算回路は、前記第2の計算回路の第1の入力(122a)で受信された値(mx)を4、又は4の倍数で乗算し、前記第3の計算回路の第2の入力に、最大値(mx)が最小値(mn)の4倍より小さい場合に応答して、前記乗算された値と、前記第4の計算回路の第2の入力(122b)で受信された値(mn)の和又はその値(mn)の倍数との和を出力するように構成される請求項に記載の回路(100)。
  10. 前記回路(100)はさらに、前記データの振幅の推定値を表す振幅推定値(mag)を出力するように構成された振幅推定器段(140)を備え、前記振幅の推定値(mag)は、前記第2の処理段(120)の第1の出力によって出力された値に基づいている請求項1〜9のうちのいずれか1つに記載の回路(100)。
  11. 前記振幅推定器段(140)はさらに、
    前記第2の処理段(120)の第2の出力(134b)で出力される値(pp)の絶対値(ap)と、
    最大値(mx)が最小値(mn)の4倍を超えるか否かを示す情報と、
    前記第2の処理段(120)の第1の出力(134a)で出力された値(mg)と、前記絶対値(ap)と4の積との間の差に対応する第1の比較値(g)とのうちの少なくとも1つと、
    前記絶対値(ap)に対応する第2の比較値と
    に基づいて前記振幅の評価値(mag)を計算するように構成される請求項10に記載の回路(100)。
  12. 処理回路によって第1の構成要素及び第2の構成要素を含む入力データを処理する方法であって、前記方法は、
    第1の処理段によって、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値との最大値と、第1の構成要素の絶対値と第2の構成要素の絶対値との最小値とを出力することと、
    第2の処理段によって、最大値(mx)が最小値(mn)の4倍より小さい場合に応答して、最大値(mx)の7倍と最小値(mn)の4倍との和に対応する出力値(mg)を出力することとを含む方法。
  13. 前記方法はさらに、
    前記第2の処理段によって、最大値の7倍と最小値の4倍との和に対応する第1の出力値(mg)と、最大値が最小値の4倍よりも小さいことに応答して、最小値の7倍と最大値の4倍との差に対応する第2の出力値(pp)とを出力することを含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記方法はさらに、
    前記第2の処理段によって、最大値が4を超える最小値よりも大きいことに応答して、前記最大値に対応する出力値(mg)を出力することを含む請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記方法はさらに、
    前記第2の処理段によって、最大値が4を超える最小値よりも大きいことに応答して、最大値に対応する第1の出力値(mg)と、最小値に対応する第2の出力値(pp)とを出力することを含む請求項12〜14のうちのいずれか1つに記載の方法。
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