JP6657977B2 - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、レジスタを有する内燃機関用のスパークプラグに関する。
自動車等の内燃機関の燃焼室に導入される混合気に着火するための着火手段として、スパークプラグがある。スパークプラグとしては、筒状のハウジングと、ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極と、を有するものがある。
かかる構成のスパークプラグにおいては、火花放電ギャップに生じる火花放電に伴って電波雑音が発生し、周辺機器に悪影響を及ぼすおそれがある。この電波雑音を抑制するため、中心電極の基端側には、レジスタが配される。
電波雑音をより抑制すべく、スパークプラグに配置するレジスタとして、軸方向における中央よりも先端側の領域(先端側領域)の抵抗値を、軸方向における中央よりも基端側の領域(基端側領域)の抵抗値よりも高くしたものが特許文献1に開示されている。軸方向におけるレジスタの抵抗率の調整は、レジスタのカーボンの量を軸方向において適宜調整することにより行うことができる。すなわち、特許文献1に記載のスパークプラグにおけるレジスタは、先端側領域のカーボンの含有率が、基端側領域のカーボンの含有率よりも低くなっている。
特開2012−129132号公報
しかしながら、過給エンジンや高圧縮比エンジンなど、燃焼室の内圧が高くなることに伴い、レジスタの先端側に充填されたガラスシールからレジスタに酸素が供給されるという現象が懸念される。この場合、レジスタの先端部付近に含有したカーボンが酸化して、抵抗値が上昇するおそれが考えられる。しかも、燃焼室(放電部)に近いレジスタの先端側領域は、高温となりやすいため、カーボンの酸化がより生じやすい。そして、レジスタの抵抗値が上昇すると、内燃機関の失火につながるおそれがある。
また、燃焼室の内圧が上昇することにより、スパークプラグの要求電圧が上昇し、容量放電電流が大きくなりやすい。その結果、レジスタにおける発熱が大きくなりやすく、レジスタの寿命の低下が懸念される。
ただし、レジスタの先端部分にカーボンが充分に存在すれば、上記のようなカーボンの酸化が生じたとしても、スパークプラグの機能上問題となるほどの、レジスタの抵抗値の上昇は生じにくい。
ところが、レジスタ全体のカーボン含有率は、レジスタの雑防性能の確保の観点から、設計されることとなる。そのうえで、上述の特許文献1に開示されたスパークプラグのように、レジスタの先端側領域のカーボン含有率が、基端側領域のカーボン含有率よりも低い場合には、上述のカーボンの酸化に伴ってレジスタの抵抗値が上昇することが懸念される。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、電波雑音の抑制性能を確保しつつ、レジスタの電気抵抗値の上昇を抑制することができる内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジングと、
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、
先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、
基端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された端子金具と、
上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極と、
上記中心電極と上記端子金具との間において上記絶縁碍子の内側に配置されたカーボンを含有するレジスタと、を有し、
該レジスタは、軸方向における中央よりも先端側の第1領域が、軸方向における中央よりも基端側の第2領域よりも、カーボンの含有率が高く、
上記レジスタは、カーボンの含有率が一様である一様部位を少なくとも軸方向の2か所に有し、少なくとも一つの一様部位は上記レジスタの先端に配された先端側部位であり、該先端側部位のカーボンの含有率は、他の一様部位のカーボンの含有率よりも高いことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある。
上記内燃機関用のスパークプラグにおいて、レジスタは、第1領域が第2領域よりもカーボンの含有率が高い。これにより、経時的なレジスタの抵抗値の上昇を抑制することができる。すなわち、酸化されやすいレジスタの第1領域のカーボンの含有率を高くすることにより、カーボンの酸化によるレジスタの抵抗値の上昇を抑制することができる。
一方、第2領域のカーボンの含有率を低くすることにより、第2領域における抵抗値を大きくして、レジスタ全体の抵抗値を適切な値に調整することができる。それゆえ、火花放電に伴って発生する電波雑音を充分に抑制することができる。
以上のごとく、本発明によれば、電波雑音の抑制性能を確保しつつ、レジスタの電気抵抗値の上昇を抑制することができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
実施例1における、内燃機関用のスパークプラグの半断面図。 実施例1における、第1領域の、カーボン含有率と抵抗値との関係を示す線図。 実験例1における、試験時間と抵抗値上昇率との関係を示す線図。 実施例2における、内燃機関用のスパークプラグの半断面図。 図1の、レジスタ周辺を拡大して表した図。 実験例3における、各試料のカーボン含有率C1及びC2の値と、レジスタ寿命の評価とを表した図。
内燃機関用のスパークプラグは、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関に用いるものとすることができる。
また、本明細書において、軸方向における、スパークプラグが内燃機関の燃焼室に挿入される側を先端側、その反対側を基端側として説明する。
(実施例1)
内燃機関用のスパークプラグの実施例につき、図1、図2を用いて説明する。
本例の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1に示すごとく、筒状のハウジング2と、ハウジング2の内側に保持された筒状の絶縁碍子3と、中心電極4と、端子金具7と、接地電極5と、レジスタ6とを有する。中心電極4は、先端部が突出するように絶縁碍子3の内側に保持されている。端子金具7は、基端部が突出するように絶縁碍子3の内側に保持されている。接地電極5は、中心電極4との間に火花放電ギャップGを形成する。レジスタ6は、中心電極4と端子金具7との間において絶縁碍子3の内側に配置され、カーボンを含有する。レジスタ6は、軸方向Xにおける中央よりも先端側の第1領域61が、軸方向Xにおける中央よりも基端側の第2領域62よりも、カーボンの含有率が高い。本例において、例えば第1領域61のカーボン含有率を1.7〜1.9重量%とし、第2領域62のカーボン含有率を1.1〜1.3重量%とすることができる。
アルミナ等の電気絶縁体からなる絶縁碍子3は、Fe基合金等の金属製のハウジング2の内側に保持されている。絶縁碍子3には、軸方向Xにおいて外径が互いに異なる複数の領域が存在し、それらの間に外周段部32が形成されている。ハウジング2には内径が互いに異なる複数の領域が存在し、それらの間に内周段部21が形成されている。絶縁碍子3は、その外周段部32において、ハウジング2の内周段部21に軸方向Xから支承された状態にて、ハウジング2に保持されている。また、ハウジング2は、スパークプラグ1を内燃機関に取り付けるための取付ネジ部22を有し、この取付ネジ部22から先端側が内燃機関の燃焼室内に挿入される。ハウジング2は、その一部をかしめることにより、絶縁碍子3に機械的に固定されている。
中心電極4は、Ni基合金等の金属材料からなる円柱体であり、内部にCu等の熱伝導性に優れた金属材料が配されている。中心電極4は、絶縁碍子3の内側に保持されている。絶縁碍子3には、軸方向Xにおいて内径が互いに異なる複数の領域が存在し、それらの間に内周段部31が形成されている。中心電極4には外径が互いに異なる複数の領域が存在し、それらの間に外周段部42が形成されている。中心電極4は、その外周段部42において、絶縁碍子3の内周段部31に軸方向Xから支承された状態にて、絶縁碍子3に保持されている。中心電極4の先端は、絶縁碍子3の先端から露出して突出している。
ハウジング2の先端には、接地電極5が配設されている。接地電極5は、軸方向Xに直交する方向において、プラグ中心軸に向かうように真っ直ぐ延びている。そして、接地電極5は、軸方向Xにおいて中心電極4の先端と対向している。これにより、中心電極4と接地電極5との間に、火花放電ギャップGが形成されている。
中心電極4の基端側であって、絶縁碍子3の内側には、ガラスシール11を介してレジスタ6が配置されている。ガラスシール11は、ガラスに銅粉(Cu)を混入させてなる銅ガラスからなる。
レジスタ6は、カーボン粉末を混合したガラスを主成分とする粉末状の抵抗材を炉内で焼結させた円柱状の部材である。そして、レジスタ6の第1領域61におけるカーボンの含有率(重量%)は、第2領域におけるカーボンの含有率(重量%)よりも高い。
レジスタ6は、カーボンの含有率が一様である一様部位8を少なくとも軸方向Xの2か所に有する。少なくとも一つの一様部位8は、レジスタ6の先端に配された先端側部位81である。先端側部位81のカーボンの含有率は、他の一様部位8のカーボンの含有率よりも高い。
本例において、レジスタ6は、2つの一様部位8(先端側部位81及び基端側部位82)からなる。そして、第1領域61と一方の一様部位8である先端側部位81とが一致し、第2領域62と他方の一様部位8である基端側部位82とが一致する。つまり、本例において、第1領域61と第2領域62とは、それぞれカーボンの含有率が一様となっており、軸方向Xにおけるレジスタ6の中央である第1領域61と第2領域62との境界を挟んでカーボンの含有率が互いに異なっている。これに伴い、レジスタ6は、第2領域62における電気抵抗率が、第1領域61における電気抵抗率よりも高い。
レジスタ6の基端側には、ガラスシール11を介して例えば鉄合金等からなる金属製の端子金具7が配置されている。端子金具7は、絶縁碍子3内に挿通されて保持された金具本体71と、金具本体71の基端側において絶縁碍子3から露出し、点火コイル(図示略)と接続されるターミナル72とを有している。
次に、第1領域61及び第2領域62のそれぞれのカーボンの含有率の測定方法の一例について説明する。
まず、スパークプラグ1から、レジスタ6を取り出す。そして、レジスタ6を、軸方向Xの中央位置で切断し、第1領域61と第2領域62を得る。そして、得られた第1領域61及び第2領域62を、それぞれ粉砕して測定器で測定する。測定器としては、例えば株式会社堀場製作所製の商品であるEMIAを用いることができる。
次に、レジスタ6に一様部位8が存在するか否かを確認する方法、及び、一様部位8同士の境界位置の確認方法の一例について説明する。
まず、レジスタ6を軸方向Xに10等分に切断し、10個の試験片を作成する。そして、各試験片のカーボンの含有率を、上記測定器で測定する。そして、軸方向Xに隣接する試験片同士のカーボンの含有率の値が同じであれば、それらの試験片は共に1つの一様部位8の少なくとも一部を構成していると確認できる。
そして、例えば、先端側から3個の各試験片のカーボン含有率が、いずれも2重量%であり、他の7個の各試験片のカーボン含有率が、いずれも1.5重量%であったとする。この場合は、先端側から3個目の試験片と、4個目の試験片との境界が、一様部位8同士の境界位置であると確認できる。
また、例えば、先端側から3個の各試験片のカーボン含有率が、いずれも2重量%であり、先端側から4個目の試験片のカーボン含有率が1.7重量%であり、5個目の試験片から10個目の試験片までの6つの試験片のカーボン含有率が、いずれも1.5重量%であったとする。この場合は、カーボン含有率の値が、その先端側に隣接した試験片のカーボン含有率と異なる値となる試験片(すなわち、上記4個目の試験片及び上記5個目の試験片)のうち、最先端に配された試験片(すなわち、上記4個目の試験片)に、一様部位8同士の境界が含まれていると確認できる。
次に、本例の内燃機関用のスパークプラグ1の製造方法の一例につき、説明する。
まず、筒状の絶縁碍子3内に、中心電極4を挿入し、その先端の一部を絶縁碍子3の先端から突出させた状態にて配置する。そして、絶縁碍子3の内側に、その基端側からガラスシール11の材料粉末を充填し、これを軸方向Xに加圧する。次いで、ガラスシール11の材料粉末の基端側に、レジスタ6の材料粉末を充填する。レジスタ6の材料粉末としては、カーボン粉末、ガラス粉末、ジルコニア粉末等がある。そして、レジスタ6の材料粉末としては、カーボン粉末の含有率を互いに異ならせた2種類の材料粉末を用意する。
そして、まず、カーボン粉末の含有率が比較的高い材料粉末を、絶縁碍子3の内側に充填する。この材料粉末におけるカーボン粉末の含有率は、例えば1.7〜1.9重量%とすることができる。次いで、その基端側から、比較的カーボン粉末の含有率の低い材料粉末を、絶縁碍子3の内側に充填する。この材料粉末におけるカーボン粉末の含有率は、1.1〜1.3重量%とすることができる。
その後、レジスタ6の材料粉末を軸方向Xに加圧する。次いで、その基端側に、さらにガラスシール11の材料粉末を充填する。次いで、絶縁碍子3内に、端子金具7を、金具本体71側から挿入しつつ、金具本体71においてガラスシール11の材料粉末を軸方向Xに加圧する。
次に、中心電極4、レジスタ6の材料粉末、ガラスシール11の材料粉末、端子金具7が挿入された絶縁碍子3を電気炉内で加熱する。これにより、中心電極4、レジスタ6、ガラスシール11、端子金具7が内側に挿入された絶縁碍子3が得られる。このとき、第1領域61は一様部位8である先端側部位81となり、第2領域62は一様部位8であって、かつ、先端側部位81よりもカーボン含有率が低い基端側部位82となったレジスタ6が得られる。
そして、中心電極4、レジスタ6、ガラスシール11、端子金具7が内側に挿入された絶縁碍子3を、接地電極5を備えるハウジング2内に保持させることにより、本例のスパークプラグ1が得られる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
内燃機関用のスパークプラグ1において、レジスタ6は、第1領域61が第2領域62よりもカーボンの含有率が高い。これにより、経時的なレジスタ6の抵抗値の上昇を抑制することができる。すなわち、酸化されやすいレジスタ6の第1領域61のカーボンの含有率を高くすることにより、カーボンの酸化によるレジスタ6の抵抗値の上昇を抑制することができる。
ここで、図2のグラフに、レジスタ6の第1領域61におけるカーボン含有率と、第1領域61における抵抗値との関係の概略を示す。
図2から分かるように、第1領域61のカーボン含有率が低いと、カーボン含有率の変化に伴う抵抗値の変化が大きくなりやすい。例えば、第1領域61のカーボン含有率が1.3重量%から1.1重量%に減少したとすると、抵抗値の上昇は大きい。これに対し、第1領域61のカーボン含有率が高いと、カーボン含有率の変化に伴う抵抗値の変化が小さくなりやすい。例えば、第1領域61のカーボン含有率が1.9重量%から1.7重量%に減少しても、抵抗値の上昇は小さい。
つまり、第1領域61のカーボン含有率を高くすると、カーボンの酸化による第1領域61の抵抗値の上昇を小さくすることができる結果、経時的なレジスタ6全体の抵抗値の上昇も抑制することができる。
また、第2領域62のカーボンの含有率を低くすることにより、第2領域62における抵抗値を大きくして、レジスタ6全体の抵抗値を適切な値に調整することができる。それゆえ、火花放電に伴って発生する電波雑音を充分に抑制することができる。
また、レジスタ6は、カーボンの含有率が一様である一様部位8を少なくとも軸方向Xの2か所に有する。それゆえ、製造容易な内燃機関用のスパークプラグ1を得ることができる。
以上のごとく、本例によれば、電波雑音の抑制性能を確保しつつ、レジスタの電気抵抗値の上昇を抑制することができる内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(実験例1)
本例は、レジスタ6全体におけるカーボンの含有率を不変に保ちつつ、レジスタ6における第1領域61のカーボンの含有率と第2領域62のカーボンの含有率とを種々変更したスパークプラグにつき、電気抵抗値の変化率を評価した例である。
具体的には、以下の3種類のスパークプラグ(試料1〜試料3)を用意した。試料1は、実施例1に示したレジスタ6を有するスパークプラグ1とした。すなわち、試料1は、第1領域61が第2領域62よりもカーボンの含有率が高いレジスタ6を用いたスパークプラグ1である。試料2は、基本構成を実施例1のスパークプラグ1と同じくしつつ、レジスタ6については、第1領域61のカーボンの含有率と第2領域62のカーボンの含有率とが等しいものを用いたスパークプラグである。試料3は、基本構成を実施例1のスパークプラグ1と同じくしつつ、レジスタ6については、第2領域62が第1領域61よりもカーボンの含有率が高いものを用いたスパークプラグである。
そして、上記3種類のスパークプラグを、350℃の加熱炉内において、周波数60Hzにて、中心電極4と接地電極5との間に放電電圧20±5kVをかけ、放電を繰り返す放電試験を行った。そして、放電試験前後における中心電極4と端子金具7との間の電気抵抗値を測定し、放電試験前の電気抵抗値に対する放電試験後の電気抵抗値の上昇率(抵抗値上昇率)を算出した。各試料における試験時間は、抵抗値上昇率が100%を超えたことを確認するまでとした。なお、抵抗値上昇率Rcは、試験前の電気抵抗値R0、試験後の電気抵抗値R1から下記の式(1)に基いて算出した。
c=100×(R1−R0)/R0・・・(1)
試験結果を図3に示す。図3において、横軸は試験時間[Hr]、縦軸は抵抗値上昇率[%]を表す。そして、このグラフ中に、各試料における試験時間と抵抗値上昇率との関係をそれぞれプロットした。試料1の結果については円形のプロット(符号L1を付した線にてつないだプロット)、試料2の結果については四角形のプロット(符号L2を付した線にてつないだプロット)、試料3の結果については三角形のプロット(符号L3を付した線にてつないだプロット)にて表した。
図3から分かるように、いずれの試料も、試験時間の経過に従い、抵抗値上昇率が徐々に上昇する傾向にある。また、図3から分かるように、試料2、試料3と比較して、試料1は、試験時間の経過に従う抵抗値上昇率の上昇が抑制されていることが分かる。
(実施例2)
本例は、図4に示すごとく、レジスタ6が、軸方向Xの3か所に一様部位8を有する例である。すなわち、本例において、レジスタ6は、先端部に形成された一様部位8である先端側部位81と、基端部に形成された一様部位8である基端側部位82と、先端側部位81と基端側部位82との間に形成された中間部位83とを有する。本例においては、先端側部位81と中間部位83と基端側部位82とは、軸方向Xにおける長さが同じであるが、これに限られるものではない。
先端側部位81のカーボン含有率は、中間部位83、基端側部位82のそれぞれのカーボン含有率よりも高い。本例において、中間部位83のカーボン含有率は、基端側部位82のカーボン含有率よりも高い。そして、本例においても、レジスタ6は、軸方向Xにおける中央よりも先端側の第1領域61が、軸方向Xにおける中央よりも基端側の第2領域62よりも、カーボンの含有率が高い。つまり、先端側部位81と中間部位83の先端側の一部とを含む第1領域61におけるカーボン含有率は、中間部位83の基端側の一部と基端側部位82とを含む第2領域62におけるカーボンの含有率よりも高い。これに伴い、レジスタ6は、第2領域62における電気抵抗率が、第1領域61における電気抵抗率よりも高い。
このように、本例においては、第1領域61は、カーボンの含有率が互いに異なる2か所の一様部位8(先端側部位81及び中間部位83)を含み、第2領域62は、カーボンの含有率が互いに異なる2か所の一様部位8(中間部位83及び基端側部位82)を含む。
その他は、実施例1と同様である。なお、本例又は本例に関する図面において用いた符号のうち、実施例1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施例1と同様の構成要素等を表す。
本例においても、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、本例においては、中間部位のカーボン含有率を基端側部位のカーボン含有率よりも高くしたが、これに限られない。すなわち、第1領域が第2領域よりもカーボンの含有率が高ければよい。
(実験例2)
本例は、図5に示すごとく、実施例1と同様に2つの一様部位8を有するレジスタ6を備えたスパークプラグ1において、軸方向Xにおけるレジスタ6の全長Lに対する先端側部位81の長さLaの比La/Lを種々変更したときの、レジスタ6の寿命への影響を評価した例である。
本例においては、基本構成を実施例1と同様としつつ、以下の表1に示すごとく、La/Lを0.1〜0.9まで、0.1刻みで変更した9つの試料α1〜試料α9を用意した。さらに、比較対象として、全長にわたりカーボンの含有率が一様なレジスタを有する比較試料も用意した。以下の表1に示すごとく、各試料のレジスタ6の全長Lは、いずれの試料も10mmとした。
また、表1に示すごとく、いずれの試料も、軸方向Xにおけるレジスタ6が配された位置における絶縁碍子3の内径D、レジスタ6全体の抵抗値R、を同じにした。すなわち、いずれの試料も、絶縁碍子3の内径Dを3mm、レジスタ6全体の抵抗値Rを5kΩとした。
ここで、先端側部位81のカーボンの含有率、すなわち先端側部位81全体の重量に対する先端側部位81のカーボンの重量の割合をカーボン含有率C1、基端側部位82のカーボンの含有率、すなわち基端側部位82全体の重量に対する基端側部位82のカーボンの重量の割合をカーボン含有率C2とする。そして、試料α1〜試料α9において、カーボン含有率C2を1.5重量%としつつ、レジスタ6全体の抵抗値が5kΩとなるようにカーボン含有率C1を調整した。ここで、試料α1〜試料α9は、いずれも、C1/C2≧1.1を満たしている。また、比較試料のレジスタ全体の重量に対するレジスタ全体のカーボンの重量の割合は、1.5重量%とした。
本例の試験条件は、JIS B8031(2006年)の規格の抵抗体負荷寿命試験を基にし、それよりも厳しい条件とした。
本例においては、各試料を、中心電極4と接地電極5との間に、上記規格の放電電圧の条件である20±5kVよりも高い放電電圧35kVをかけ、周波数100Hzで放電を繰り返した。また、本例においては、各試料を350℃の加熱炉内に配置することによって、上記規格よりも一層厳しい条件とした。そして、抵抗値上昇率Rcの絶対値が30を超えるまでの試験時間を、レジスタ寿命として測定した。その結果を表1に示す。なお、抵抗値上昇率Rcは、実験例1と同様、中心電極4と端子金具7との間における、放電試験前の電気抵抗値に対する放電試験後の電気抵抗率の上昇率である。
Figure 0006657977
表1及び後述する表2〜表4において、「評価」の欄に示したS、A、Bの記号は、それぞれ評価の参考として、以下の基準にて付した。
S:レジスタ寿命が60時間以上
A:レジスタ寿命が40時間以上60時間未満
B:レジスタ寿命が40時間未満
なお、レジスタ寿命が40時間以上60時間未満となる試料が存在しなかったため、表1の評価に、Aの評価は表れていない。
上記のJIS規格においては、1.3×107回点火した後の抵抗値上昇率Rcの絶対値が30以下となることを要求している。ここで、1.3×107回点火は、本例の試験条件である周波数100Hzで、時間に変換すると40時間に相当する。この40時間を参考に上記の評価Aと評価Bとの区別をしている。ただし、上述したように、本例の試験条件は、JIS規格よりも厳しい条件にて行っているため、必ずしもBの評価となるものがJIS規格を満たさないものではない。
表1から、La/Lが0.1≦La/L≦0.7の関係を満たすとき、レジスタ寿命は60時間以上となることが分かる。それゆえ、La/Lが0.1≦La/L≦0.7の関係を満たすことにより、特にレジスタ6の長寿命化を図ることができることが分かる。
一方、表1から、La/L>0.7とすると、レジスタ寿命が40時間未満となることが分かる。これは、次の理由によるものと考えられる。La/Lが0.7を超えると、スパークプラグの製造時において、レジスタの材料粉末を軸方向Xに加圧する際、その加圧力がレジスタの基端側から先端側まで充分に作用しにくくなる。これにより、レジスタの特に先端面付近の密度が小さくなりやすくなる。そのため、先端側部位の電気抵抗率が、先端面付近において局所的に高くなる結果、通電時のジュール熱の発生が促進されてレジスタ寿命が短くなっているものと考えられる。
(実験例3)
本例は、実施例1と同様に2つの一様部位8を有するレジスタ6を備えたスパークプラグ1において、カーボン含有率C1、カーボン含有率C2、及びC1/C2を種々変更したときの、レジスタ寿命への影響を評価した例である。
なお、カーボン含有率C1、カーボン含有率C2、レジスタ寿命等、すでに説明した用語については、重複する説明を省略する。以下の実験例においても同じである。
本例においては、基本構成を実施例1と同様としたスパークプラグ1において、互いに、長さLa、長さLb、全長L、内径Dを同じにしつつ、C1/C2を種々変更した試料β1〜試料β31の31個の試料を用いた。いずれの試料も、長さLaを5mm、長さLbを5mm、全長Lを10mm、内径Dを3mmとした。また、La/Lは、すべて0.5である。なお、La/L=0.5は、実験例2において示した、レジスタ6の長寿命化において好ましい範囲である0.1≦La/L≦0.7の範囲内にある。
試料β1〜試料β3はレジスタ6の抵抗値Rを0.5kΩとし、試料β4〜試料β7は抵抗値Rを1kΩとし、試料β8〜試料β13は抵抗値Rを3kΩとし、試料β14〜試料β19は抵抗値Rを5kΩとし、試料β20〜試料β26は抵抗値Rを10kΩとし、試料β27〜試料β31は抵抗値Rを20kΩとしている。そして、各試料におけるC1、C2の値は、各試料の抵抗値Rが上記のものとなるよう調整されている。
本例の試験条件及びレジスタ寿命の評価方法は、実験例2と同様である。結果を表2、及び図6に示す。図6においては、レジスタ寿命が60時間以上となったものを丸記号でプロットしており、レジスタ寿命が40時間以上60時間未満となったものをひし形記号でプロットしており、レジスタ寿命が40時間未満となったものを三角記号でプロットしている。すなわち、図6における丸記号でプロットしたものは評価がSとなるものであり、ひし形記号でプロットしたものは評価がAとるものであり、三角記号でプロットしたものは評価がBとなるものである。また、図6において、実線CL1はC2=(1/1.1)×C1の直線、実線CL2はC1=3.5の直線、実線CL3はC2=0.9の直線、破線BL1はC1=3の直線、破線BL2はC2=0.9の直線、をそれぞれ示している。
Figure 0006657977
図6において、実線CL1、実線CL2、及び実線CL3に囲まれた領域にプロットされたデータは、いずれも評価がA又はSとなっている。すなわち、C2≦(1/1.1)×C1、C1≦3.5、C2≧0.9、の関係を満たすと、レジスタ寿命が40時間以上となることが分かる。よって、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、の関係を満たすことにより、レジスタ6の長寿命化を図ることができることが分かる。さらに、図6において、実線CL1、破線BL1、及び破線BL2に囲まれた領域にプロットされたデータは、すべて評価がSとなっている。すなわち、C1/C2≧1.1を満たすことに加えて、C1≦3、C2≧1.3をさらに満たすと、レジスタ寿命が60時間以上となることが分かる。よって、この場合には、レジスタ6の長寿命化を一層図ることができることが分かる。
また、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、の関係を満たすことに加え、抵抗値Rが、1≦R≦10を満たせば、レジスタ寿命が50時間以上となることが表2から分かる。それゆえ、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、1≦R≦10を満たせば、特にレジスタ6の長寿命化を図ることができることが分かる。
一方、C1>3.5の試料は、レジスタ寿命がすべて40時間未満となったことが表2、図6から分かる。これは、先端側部位のカーボン含有率C1を増やしすぎると、先端側部位と基端側部位との境界面において接触抵抗が局所的に過大となる結果、通電時のジュール熱の発生が促進されてレジスタ寿命が短くなっているものと考えられる。
(実験例4)
本例は、実験例2で示した数値範囲0.1L≦La≦0.7L、及び、実験例3で示した数値範囲、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、のすべてを満たしながら、全長Lを種々変更させたときのレジスタ寿命への影響を評価した例である。
表3に示すごとく、0.1L≦La≦0.7L、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、の関係を満たしつつ、互いに、全長Lを5〜15mmの間において変化させた試料γ1〜試料γ9を用意した。試料γ1〜試料γ9は、互いに同じ内径Dを有する。すなわち、試料γ1〜試料γ9は、いずれも、内径Dが3mmである。また、試料γ1〜試料γ9は、いずれも、レジスタ6の抵抗値Rが5kΩである。
試料γ1〜試料γ3、試料γ4〜試料γ6、試料γ7〜試料γ9は、それぞれ、C1/C2の値、及びLa/Lの値を固定しつつ、レジスタ6の全長Lの値を種々変更させている。具体的には、試料γ1、試料γ4、試料γ7の全長Lを10mmとし、試料γ2、試料γ5、試料γ8の全長Lを5mmとし、試料γ3、試料γ6、試料γ9の全長Lを15mmとしている。さらに、試料γ1〜試料γ3のC1/C2を1.3、La/Lを0.1とし、試料γ4〜試料γ6のC1/C2を1.3、La/Lを0.7とし、試料γ7〜試料γ9のC1/C2を1.1、La/Lを0.5としている。また、各試料のC1、C2の値は、各試料の抵抗値Rが上述の5kΩとなるよう調整した。
本例の試験条件及び評価方法は、実験例2及び実験例3と同様である。結果を表3に示す。
Figure 0006657977
表3から、0.1L≦La≦0.7L、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9の関係を満たせば、全長Lを5〜15mmの間において変更させても、レジスタ寿命が40時間以上となり、長寿命化を図ることができることが分かる。なお、試料γ1〜試料γ3、試料γ4〜試料γ6、試料γ7〜試料γ9、を見ると、全長Lを長くするほど、レジスタ寿命が長くなる傾向も分かる。
(実験例5)
本例は、実験例4と同様、0.1L≦La≦0.7L、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、のすべてを満たしながら、内径Dを種々変更させたときのレジスタ寿命への影響を評価した例である。
表4に示すごとく、0.1L≦La≦0.7L、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、の関係を満たしつつ、互いに、内径Dを2〜4mmの間において変化させた試料δ1〜試料δ9を用意した。試料δ1〜試料δ9は、互いに同じ全長Lを有する。すなわち、試料δ1〜試料δ9は、いずれも、全長Lが10mmである。さらに、試料δ1〜試料δ9は、いずれも、レジスタ6の抵抗値Rが5kΩである。
試料δ1〜試料δ3、試料δ4〜試料δ6、試料δ7〜試料δ9は、それぞれ、C1/C2の値、及びLa/Lの値を固定しつつ、内径Dの値を種々変更させている。具体的には、試料δ1、試料δ4、試料δ7の内径Dを3mmとし、試料δ2、試料δ5、試料δ8の内径Dを2mmとし、試料δ3、試料δ6、試料δ9の内径Dを4mmとしている。さらに、試料δ1〜試料δ3のC1/C2を1.3、La/Lを0.1とし、試料δ4〜試料δ6のC1/C2を1.3、La/Lを0.7とし、試料δ7〜試料δ9のC1/C2を1.1、La/Lを0.5としている。なお、各試料のC1、C2の値は、各試料の抵抗値Rが上述の5kΩとなるよう調整した。また、試料δ1は実験例4で用いた試料γ1であり、試料δ4は試料γ4であり、試料δ7は試料γ7である。
本例の試験条件、評価方法は実験例3と同様である。結果を表4に示す。
Figure 0006657977
表4から、0.1L≦La≦0.7L、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9の関係を満たせば、内径Dを2〜4mmの間において変更させても、レジスタ寿命が40時間以上となり、長寿命化を図ることができることが分かる。なお、試料δ1〜試料δ3、試料δ4〜試料δ6、試料δ7〜試料δ9、を見ると、内径Dを大きくするほど、レジスタ寿命が長くなる傾向にあることも分かる。
1 内燃機関用のスパークプラグ
2 ハウジング
3 絶縁碍子
4 中心電極
5 接地電極
6 レジスタ
61 第1領域
62 第2領域
G 火花放電ギャップ
X 軸方向

Claims (3)

  1. 筒状のハウジング(2)と、
    該ハウジング(2)の内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    先端部が突出するように上記絶縁碍子(3)の内側に保持された中心電極(4)と、
    基端部が突出するように上記絶縁碍子(3)の内側に保持された端子金具(7)と、
    上記中心電極(4)との間に火花放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、
    上記中心電極(4)と上記端子金具(7)との間において上記絶縁碍子(3)の内側に配置されたカーボンを含有するレジスタ(6)と、を有し、
    該レジスタ(6)は、軸方向(X)における中央よりも先端側の第1領域(61)が、軸方向(X)における中央よりも基端側の第2領域(62)よりも、カーボンの含有率が高く、
    上記レジスタ(6)は、カーボンの含有率が一様である一様部位(8)を少なくとも軸方向(X)の2か所に有し、少なくとも一つの一様部位(8)は上記レジスタ(6)の先端に配された先端側部位(81)であり、該先端側部位(81)のカーボンの含有率は、他の一様部位(8)のカーボンの含有率よりも高いことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  2. 上記レジスタ(6)は、上記先端側部位(81)と、該先端側部位(81)の基端側に配された上記一様部位(8)である基端側部位(82)と、の2つの上記一様部位(8)を有し、上記先端側部位(81)の軸方向(X)の長さをLa、上記先端側部位(81)のカーボン含有率をC1重量%、上記基端側部位(82)のカーボン含有率をC2重量%、上記レジスタ(6)の軸方向(X)の長さをL、としたとき、0.1L≦La≦0.7L、C1/C2≧1.1、C1≦3.5、C2≧0.9、の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグ(1)。
  3. 上記C1及び上記C2は、C1≦3、C2≧1.3、を満たすことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用のスパークプラグ(1)。
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