JP6612499B2 - スパークプラグ - Google Patents

スパークプラグ Download PDF

Info

Publication number
JP6612499B2
JP6612499B2 JP2014237880A JP2014237880A JP6612499B2 JP 6612499 B2 JP6612499 B2 JP 6612499B2 JP 2014237880 A JP2014237880 A JP 2014237880A JP 2014237880 A JP2014237880 A JP 2014237880A JP 6612499 B2 JP6612499 B2 JP 6612499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive glass
spark plug
resistor
glass seal
reducing agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014237880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016100271A (ja
Inventor
洋志 荒木
鈴木  博文
俊哉 中村
泰臣 今中
正道 柴田
健二 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014237880A priority Critical patent/JP6612499B2/ja
Publication of JP2016100271A publication Critical patent/JP2016100271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6612499B2 publication Critical patent/JP6612499B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
  • Spark Plugs (AREA)

Description

本発明は、内燃機関等に用いられるスパークプラグに関する。
例えば自動車、コージェネレーション等の内燃機関には、着火手段として、スパークプラグが用いられている。スパークプラグは、一般に、筒状のハウジングと、ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極と、を有する。
かかる構成のスパークプラグにおいては、火花放電ギャップに生じる火花放電に伴い、中心電極から電波雑音が発生し、周辺機器に悪影響を及ぼすおそれがある。この電波雑音を抑制するため、中心電極の基端側にカーボン(C)を含有するレジスタが配置されたスパークプラグが知られおり、レジスタの両端には導電性とシール性を兼ね備えた導電性ガラスシール材が設けられる(特許文献1参照)。このような導電性ガラスシール材は、ガラスと導電性金属とからなる。
特開平3−173087号公報
しかしながら、近年、スパークプラグにおけるレジスタの酸化により、レジスタの電気抵抗が高くなり、その結果、放電火花を発生することができなくなり、スパークプラグの寿命が低下してしまうという問題が生じている。これは、例えば近年要求されるエンジン性能の効率化に対応するために、スパークプラグの内圧や要求電圧が上昇しているためである。即ち、内圧や要求電圧の上昇により、導電性ガラスシール材からレジスタに酸素が供給されるため、レジスタ中に含まれる導電性のカーボンが酸化により消費される。その結果、上述のようにレジスタの電気抵抗の上昇が引き起こされると考えられる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、レジスタの電気抵抗の上昇を抑制することができるスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジングと、
該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、
該絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、
該中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極と、
上記中心電極の基端側において上記絶縁碍子の内側に保持されたカーボンを含有するレジスタと、
該レジスタの基端側において上記絶縁碍子の内側に保持されたステムと、
上記レジスタと上記中心電極との間、及び上記レジスタと上記ステムとの間をそれぞれ封止する少なくとも2つの導電性ガラスシール部と、を有し、
該導電性ガラスシール部は、少なくともガラスと導電性金属とを含有し、上記導電性ガラスシール部のうち少なくとも一方は、上記導電性金属よりもイオン化傾向の高い金属及び/又はカーボンからなる還元剤をさらに含有し(但し、上記導電性ガラスシール部が金属Siを含有するものを除く)
上記レジスタは、カーボンが配合されたガラスを主成分とすることを特徴とするスパークプラグにある。
上記構成のスパークプラグにおいては、導電性ガラスシール部に含まれる還元剤により、導電性ガラスシール部からレジスタへの酸素供給の遮断が可能になる。その結果、レジスタ中のカーボンが酸化によって消費されることを抑制することができる。そのため、レジスタの電気抵抗の上昇が抑制され、スパークプラグの製品寿命の向上が可能になる。
なお、導電性ガラスシール部からレジスタへ供給される酸素は、導電性ガラスシール部中に含まれる導電性金属の酸化物からもたらされると考えらえる。導電性金属の酸化物は、例えば原料となる導電性金属の保管時や、導電性ガラスシール部を形成する際の加熱プレス時等により生じると推察される。
実施例におけるスパークプラグの半断面図。
上記スパークプラグは、例えば、自動車、コージェネレーション等の内燃機関に用いることができる。スパークプラグの軸方向においてレジスタの両端には導電性ガラスシール部が形成される。即ち、レジスタと中心電極との間、及びレジスタとステムとの間に、それぞれ導電性ガラスシール部が形成される。これらの2つの導電性ガラスシール部は、少なくともガラスと導電性金属を含有する。2つの導電性ガラスシール部のうち少なくとも一方は、さらに還元剤を含有する。2つの導電性ガラスシール部の両方が還元剤を含有していてもよい。
還元剤としては、カーボンを用いることができる。また、還元剤として、導電性ガラスシール部中に含まれる導電性金属よりもイオン化傾向の高い金属を用いることもできる。このような金属としては、例えば、Al、Zn、Fe、Ni、Sn、Na、Mg等が挙げられる。また、導電性金属としては、例えばCu、Fe等が挙げられる。導電性やコストの観点からはCuが好ましい。
(実施例1)
スパークプラグの実施例について、図面を用いて説明する。
図1に示すごとく、本例のスパークプラグは、車両用内燃機関(エンジン)に用いられ、筒状のハウジング2と、筒状の絶縁碍子3と、中心電極4と、接地電極5と、レジスタ6と、ステム7と、導電性ガラスシール部81、82とを備える。スパークプラグ1は、中心電極4と接地電極5との間で電気火花(スパーク)発生させることにより、ガス状の燃料を着火(爆発)させることができる。本明細書においては、プラグ軸方向10における内燃機関の燃焼室に挿入される側を先端側(図中のF側)、その反対側を基端側(図中のR側)として説明する。以下、本例のスパークプラグ1を詳細に説明する。
アルミナ等の電気絶縁体からなる絶縁碍子3は、Fe基合金等の金属製のハウジング2の内側に保持されている。絶縁碍子3には、プラグ軸方向10において外径が互いに異なる複数の領域が存在し、ハウジング2には内径が互いに異なる複数の領域が存在している。絶縁碍子3とハウジング4とは、上述の外径や内径が異なる領域において互いに係止されている。また、ハウジング2は、スパークプラグ1を内燃機関に取り付けるための取付ネジ部21を有し、この取付ネジ部21から先端側(F側)が内燃機関の燃焼室内に挿入される。ハウジング2は、その一部をかしめることにより、絶縁碍子3に機械的に固定されている。
中心電極4は、例えば、内材がCu等の熱伝導性に優れた金属材料、外材がNi基合金等の耐熱性及び耐食性に優れた金属材料からなる円柱体である。中心電極4は、絶縁碍子3の内側に保持されている。絶縁碍子3には、プラグ軸方向10において内径が互いに異なる複数の領域が存在し、中心電極4には外径が互いに異なる複数の領域が存在している。絶縁碍子3と中心電極4とは、上述の内径や外径が異なる領域において互いに係止されている。中心電極4の先端41は、絶縁碍子3の先端31から露出して突出している。
また、ハウジング2の先端には、接地電極5が配設されている。接地電極5は、プラグ軸方向10に直交する方向において、プラグ中心軸に向かうように真っ直ぐ延びている。そして、接地電極5は、プラグ軸方向10において中心電極4の先端41と対向している。これにより、中心電極4と接地電極5との間に、火花放電ギャップGが形成されている
一方、中心電極4の基端側(R側)には、導電性ガラスシール部81を介してレジスタ6が配置されている。レジスタ6は、炭素粉末を混合したガラスを主成分とする粉末状の抵抗材を炉内で焼結させた円柱状の部材である。レジスタ6は、導電性ガラスシール部81を介して絶縁碍子3の内側に保持されている。また、レジスタ6の基端側(R側)には、導電性ガラスシール部82を介して例えば鉄合金等からなる金属製のステム7が配置されている。ステム7は、絶縁碍子3内に挿通されて保持されたステム本体71と、ステム本体71の基端側において絶縁碍子3から露出し、点火コイル(図示略)と接続されるターミナル72とを有している。
レジスタ6のプラグ軸方向10の両端、即ち先端側(F側)及び基端側(R側)には、上述のように導電性ガラスシール部81、82が設けられている。より具体的には、レジスタ6と中心電極4との間を封止する導電性ガラスシール部81と、レジスタ6とステム7との間を封止する導電性ガラスシール部82とを有している。これらの導電性ガラスシール部81、82により、スパークプラグ1においては、燃焼室内に挿入される中心電極4側と燃焼室外に配置されるターミナル72側との連通が防止されている。また、導電性ガラスシール部81は、中心電極4を固着しており、導電性ガラスシール部82はステム7を固着している。導電性ガラスシール部81、82は、ガラスと、導電性金属としての銅と、還元剤としてのカーボン(C)とからなる。導電性シール部81、82においては、ガラス中に銅粉とカーボン粉が分散されている。
次に、本例のスパークプラグ1の製造方法について、導電性ガラスシール部81、82の形成方法を中心に図1を参照して説明する。
まず、銅粉末と、ガラスからなる骨材と、カーボン粉末と、バインダとを混合し、造粒することにより、導電性ガラスシール材を作製する。この導電性ガラスシール材は、上述の導電性ガラスシール部81、82の形成に用いられる。次いで、筒状の絶縁碍子3内に中心電極4を挿入し、その後、導電性ガラスシール材を充填して加圧する。次いで、加圧された導電性ガラスシール材上に、レジスタ用の抵抗材を充填して加圧する。加圧された抵抗材上に、さらに導電性ガラスシール材を充填する。その後、絶縁碍子3内にステム7を挿入しつつステム7の先端で導電性ガラスシール材を加圧する。
次に、中心電極、抵抗材、導電性ガラスシール材、抵抗材、ステムが挿入された絶縁碍子を電気炉内で加熱する。これにより、レジスタ6の両端において導電性ガラスシール部81、82が形成される(図1参照)。そして、中心電極4と、レジスタ6と、ステム7と、導電性ガラスシール部81、82とが内部に配置された絶縁碍子3を、接地電極5を備えるハウジング2内に組み付けることにより、スパークプラグ1が得られる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例のスパークプラグ1においては、導電性ガラスシール部81、82が還元剤を含有している。そのため、導電性ガラスシール部81、82からレジスタ6へ酸素が供給されてレジスタ中のカーボンが酸化されることを抑制することができる。即ち、レジスタ6中のカーボンの酸化による消費が抑制される。そのため、レジスタ6の電気抵抗の上昇が抑制され、スパークプラグ1の製品寿命の向上が可能になる。
導電性ガラスシール部中の酸素は、原料として用いられる銅等の導電性金属の酸化によりもたらされると考えられる。即ち、導電性金属の保管中や、導電性ガラスシール部を形成する際の上述の加熱により、導電性金属が酸化される。これにより、導電性ガラスシール部中に、酸化銅等の導電性金属の酸化物が生成し、この酸化物の酸素がレジスタの酸化の原因となりうる。本例のスパークプラグ1においては、導電性ガラスシール部81、82が還元剤を含有しているため、導電性ガラスシール部81、82内において導電性金属の酸化物(例えば酸化銅)を還元し、導電性金属(例えば銅)にすることができる。その結果、上述のように、導電性ガラスシール部81、82からのレジスタ6への酸素の供給が抑制され、レジスタ6の酸化が抑制される。
スパークプラグ1においては、図1に示すごとく、プラグ軸方向10の先端側(F側)が燃焼室内に挿入されるため、先端側の温度がより高温になりやすい。そして、導電性ガラスシール部からのレジスタへの酸素の供給は、高温環境下においてより起こり易い。したがって、レジスタ6の両端を封止する導電性ガラスシール部81、82のうち、先端側に位置するレジスタ6と中心電極4との間を封止する導電性ガラスシール部81が還元剤を含有することが好ましい。この場合には、より高温になりやすく、酸素の移動が起こり易い位置にある導電性ガラスシール部81からのレジスタ6への酸素の供給を抑制することができる。そのため、レジスタ6の電気抵抗の上昇をより抑制することができる。また、本例のように、プラグ軸方向10において、レジスタ6の両端にそれぞれ形成された導電性ガラスシール部81、82の両方が還元剤を含有することがより好ましい。この場合には、ステム7とレジスタ6との間に形成された導電性ガラスシール部82からのレジスタ6への酸素の供給も抑制することができるため、レジスタ6の電気抵抗の上昇をさらにより一層抑制することができる。
導電性ガラスシール部81、82中の還元剤としては、本例のようにカーボンを用いることが好ましい。この場合には、カーボンの優れた還元力を生かすことできるため、レジスタ6の酸化をより抑制することができる。また、還元剤としては、カーボンの他にも、導電性金属の酸化物を還元できる金属を用いることができる。この場合にも、本例のカーボンと同様のメカニズムにより、還元剤としての金属により電性ガラスシール部81、82からのレジスタ6へ酸素の供給を妨げ、レジスタ6の酸化を抑制することができる。還元剤として使用可能な金属としては、導電性ガラスシール部81、82中の導電性金属よりもイオン化傾向の高い金属を用いることができる。このような金属としては、Al、Zn、Fe、Ni、Snからなるグループより選択される少なくとも1種を用いることが好ましい。
以上のごとく、本例によれば、レジスタ6の電気抵抗の上昇を抑制することができるスパークプラグ1を提供することができる。
(実施例2)
本例は、導電性ガラスシール部中の還元剤の含有量を検討する例である。
まず、還元剤(カーボン)の配合割合の異なる複数の導電性ガラスシール材を作製し、これらの導電性ガラスシール材をそれぞれ用いて、実施例1と同様にして複数のスパークプラグ1(試験体1〜試験体11)を作製した(図1参照)。本例のスパークプラグ1は、還元剤量を変更した点を除いては、実施例1と同様の構成を備えている。各試験体について、導電性ガラスシール材中のガラスと導電性金属(Cu)との合計量100質量部に対する還元剤(カーボン)の量を後述の表1に示す。なお、本例において、実施例1と同じ符号は実施例1と同様の構成を表すものであり、先行する説明を参照する。
次に、各試験体のスパークプラグ1について、放電試験前後におけるレジスタ6の電気抵抗の変化率(抵抗変化率)の評価、及び導電性ガラスシール部81による中心電極4の固着性の評価を以下のようにして行った。
「抵抗変化率」
まず、温度350℃の加熱炉内において、放電電圧25kV、周波数30kHzの条件で各試験体のスパークプラグ1を40時間放電させた(放電試験)。そして、放電試験前後における中心電極4とステム7との間の電気抵抗を測定し、その変化率(抵抗変化率)を算出した。その結果を表1に示す。なお、抵抗変化率RCは、試験前の電気抵抗値R0、試験後の電気抵抗値R1から下記の式(1)に基づいて算出される。
C=100×(R1−R0)/R0 ・・・(1)
「固着性」
各試験体のスパークプラグ1について、中心電極4の先端41を指で挟み、プラグ軸方向10と垂直な方向に振動させる力を加えたときに、中心電極4が動くか否かを評価した。導電性ガラスシール部81に固着された中心電極4が動かない場合を「○」と評価し、中心電極4が動く場合を「×」と評価した。その結果を表1に示す。
Figure 0006612499
表1より知られるように、導電性ガラスシール部81、82に還元剤を含有するスパークプラグ1(試験体2〜11)の抵抗変化率は、還元剤を含有しないスパークプラグ(試験体1)に比べて抵抗変化率が抑制されている。即ち、スパークプラグ1の導電性ガラスシール部81、82に還元剤を含有させることにより、レジスタ6の電気抵抗の上昇を抑制できることがわかる。また、表1より知られるように、ガラスと導電性金属との合計量100質量部に対する還元剤の含有量を0.1質量部以上にすることにより、抵抗変化率の上昇をより十分に抑制することができる。抵抗変化率の上昇をさらに抑制するという観点からは、還元剤の含有量は、0.2質量部以上がより好ましく、0.5質量部以上がさらに好ましい。なお、表中で、抵抗変化率がマイナスの値を示す試験体が存在する理由は、これらの試験体においては、放電により、レジスタの絶縁部分が電気的に導通し、電気抵抗が低下したためであると考えられる。
また、表1より知られるごとく、還元剤の含有量が増大すると、導電性ガラスシール部81に対する中心電極4の固着性が不十分になり、中心電極4がぐらつくおそれがある。この固着性の観点からは、ガラスと導電性金属との合計量100質量部に対する還元剤の含有量は18質量部以下であることが好ましい。
したがって、レジスタの抵抗変化率をより十分に抑制すると共に、中心電極の固着性を十分に高めるという観点からは、ガラスと導電性金属との合計量100質量部に対する還元剤の含有量は、0.1〜18質量部であることが好ましい。より好ましくは0.2〜18質量部がよく、さらに好ましくは0.5〜18質量部がよい。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変更が可能である。
1 スパークプラグ
2 ハウジング
3 絶縁碍子
4 中心電極
5 接地電極
6 レジスタ
7 ステム
81、82 導電性ガラスシール部

Claims (6)

  1. 筒状のハウジング(2)と、
    該ハウジング(2)の内側に保持された筒状の絶縁碍子(3)と、
    該絶縁碍子(3)の内側に保持された中心電極(4)と、
    該中心電極(4)との間に火花放電ギャップ(G)を形成する接地電極(5)と、
    上記中心電極(4)の基端側において上記絶縁碍子(3)の内側に保持されたカーボンを含有するレジスタ(6)と、
    該レジスタ(6)の基端側において上記絶縁碍子(3)の内側に保持されたステム(7)と、
    上記レジスタ(6)と上記中心電極(4)との間、及び上記レジスタ(6)と上記ステム(7)との間をそれぞれ封止する少なくとも2つの導電性ガラスシール部(81、82)と、を有し、
    該導電性ガラスシール部(81、82)は、少なくともガラスと導電性金属とを含有し、上記導電性ガラスシール部(81、82)のうち少なくとも一方は、上記導電性金属よりもイオン化傾向の高い金属及び/又はカーボンからなる還元剤をさらに含有し(但し、上記導電性ガラスシール部が金属Siを含有するものを除く)
    上記レジスタは、カーボンが配合されたガラスを主成分とすることを特徴とするスパークプラグ(1)。
  2. 上記導電性ガラスシール部(81、82)のうち、少なくとも上記レジスタ(6)と上記中心電極(4)との間を封止する上記導電性ガラスシール部(81)が上記還元剤を含有することを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ(1)。
  3. 上記導電性ガラスシール部(81、82)の両方が上記還元剤を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のスパークプラグ(1)。
  4. 上記還元剤は、Al、Zn、Fe、Ni、Sn、及びカーボンからなるグループより選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスパークプラグ(1)。
  5. 上記還元剤は、少なくともカーボンを含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスパークプラグ(1)。
  6. 上記還元剤の含有量は、上記ガラスと上記導電性金属との合計量100質量部に対して、0.1〜18質量部であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のスパークプラグ(1)。
JP2014237880A 2014-11-25 2014-11-25 スパークプラグ Active JP6612499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014237880A JP6612499B2 (ja) 2014-11-25 2014-11-25 スパークプラグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014237880A JP6612499B2 (ja) 2014-11-25 2014-11-25 スパークプラグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016100271A JP2016100271A (ja) 2016-05-30
JP6612499B2 true JP6612499B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=56077984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014237880A Active JP6612499B2 (ja) 2014-11-25 2014-11-25 スパークプラグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6612499B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017117452B4 (de) 2016-08-16 2022-02-10 Federal-Mogul Ignition Gmbh Zündkerze und Verfahren zu ihrer Herstellung
JP6628767B2 (ja) * 2017-07-20 2020-01-15 日本特殊陶業株式会社 スパークプラグ
JP6450821B1 (ja) * 2017-11-02 2019-01-09 フェデラル モーグル イグニッション ゲーエムベーハーFederal−Mogul Ignition GmbH スパークプラグ、およびスパークプラグの製造方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5146628A (ja) * 1974-10-17 1976-04-21 Nippon Denso Co Teikoirisupaakupuragu
JPS5613687A (en) * 1979-07-13 1981-02-10 Hitachi Ltd Resistance glass sealed ignition plug
DE4306402A1 (de) * 1993-03-02 1994-09-08 Bosch Gmbh Robert Elektrisch leitende Dichtungsmasse für Zündkerzen
US6426586B1 (en) * 1999-02-12 2002-07-30 Alliedsignal Inc. Contact glass composition for use in spark plugs
US8294345B2 (en) * 2008-11-04 2012-10-23 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Spark plug and resistor composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016100271A (ja) 2016-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5383491B2 (ja) 大電力放電燃料点火装置
JP4625531B1 (ja) スパークプラグ
CN111247706B (zh) 内燃机用的火花塞
JP6246063B2 (ja) スパークプラグ
JP6612499B2 (ja) スパークプラグ
JP5525575B2 (ja) スパークプラグ
JP2018032521A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
JPWO2015093481A1 (ja) スパークプラグ
JP5931955B2 (ja) スパークプラグ
JP5291659B2 (ja) 点火プラグ
JP2017130267A (ja) スパークプラグ
KR101625349B1 (ko) 전극 재료 및 스파크 플러그
JP2000100545A (ja) スパークプラグ及び内燃機関用点火システム
JP2019021430A (ja) スパークプラグ
JP5755310B2 (ja) スパークプラグ
JP6657977B2 (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
WO2019124201A1 (ja) スパークプラグ用電極、及びスパークプラグ
US10431961B2 (en) Spark plug
JP6946048B2 (ja) グロープラグ
JP6728890B2 (ja) スパークプラグ
JP2014056653A (ja) スパークプラグ
JP2021150199A (ja) スパークプラグ
WO2016129625A1 (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
JP5411822B2 (ja) 点火システム及び点火プラグ
JP6847747B2 (ja) 点火プラグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180605

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180830

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180906

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20181130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191031

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6612499

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250