JP6657857B2 - 変速機の冷却構造 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載された変速機を外気により冷却するための冷却構造に関する。
かかる冷却構造として、従来、変速機の下方に配置されたアンダーカバーに、車幅方向に延在する長方形状の開口部を切り起こしによって設け、切り起こした部位を下方に屈曲して導風板を形成する構造が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2001−278126号公報
しかし、切り起こしによって導風板を形成する従来構造では、必然的に、導風板が屈曲部のみによって片持ち支持される。このため、例えばできるだけ流速の高い走行風を導入すべく、導風板の高さ寸法を大きくすると、導風板の支持剛性が低下し、車両走行距離が延びるにつれ導風板が次第に変形していく虞がある。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、変速機冷却用の空気を導入する空気導入部材の支持剛性を向上することができる変速機の冷却構造を提供することにある。
本発明の一の態様によれば、
車両に搭載された変速機の底部および左右の側面部を覆う遮音カバーであって、前記変速機の底面部を覆う底板部と、前記変速機の左右の側面部をそれぞれ覆う左側板部および右側板部とを有する遮音カバーと、
前記遮音カバーの底板部に設けられ、前方に向かって開口された空気導入口を画成する空気導入部材であって、前記遮音カバーの底板部から前方斜め下に向かって突出された下板と、前記下板の左右の端部を、前記遮音カバーの左側板部および右側板部にそれぞれ連結する左側板および右側板とを有する空気導入部材と、
を備えたことを特徴とする変速機の冷却構造が提供される。
好ましくは、前記空気導入口が、車両前後方向における前記変速機の前端部付近に配置される。
好ましくは、前記空気導入部材が、前記遮音カバーの底板部の前端部から前方に突出して設けられる。
好ましくは、前記車両がキャブオーバ型トラックであり、左右のサイドレールを有し、これらサイドレールに前記遮音カバーが吊り下げ支持され、前記遮音カバー内に前記変速機が配置される。
本発明によれば、変速機冷却用の空気を導入する空気導入部材の支持剛性を向上することができるという、優れた効果が発揮される。
本実施形態に係る変速機の冷却構造を示す前方斜視図である。 本実施形態に係る変速機の冷却構造を示す左側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態に係る変速機の冷却構造を示す前方斜視図であり、図2は同左側面図である。以下に述べる前後左右上下の各方向は、車両の各方向をいうものとする。
本実施形態は、車両に搭載された変速機を対象とする。本実施形態において、車両はキャブオーバ型トラックであり、これには動力源としての内燃機関(エンジン)と、エンジンに連結された変速機とが搭載される。図1,2にエンジン1および変速機2をそれぞれ仮想線で示す。エンジン1および変速機2は車両に縦置きされている。エンジン1はディーゼルエンジン、変速機2は手動変速機(自動化されたものを含む)である。但し車両、エンジン1および変速機2の種類は以上に限定されない。
車両は、はしご型フレームを有し、フレームは、左右一対のサイドレールと、これらサイドレールを連結する複数のクロスメンバとを有する。図1に、左サイドレール3と右サイドレール4を仮想線で示す。図示するように左右のサイドレール3,4は、車幅方向中心側が開いた溝形鋼からなり、上面部5、側面部6および下面部7を有する。これらサイドレール3,4に支持されて、サイドレール3,4間にエンジン1および変速機2が配置される。
本実施形態の冷却構造は、変速機2の底部および左右の側面部を覆う遮音カバー10を備える。遮音カバー10は、変速機2が発生する騒音をできるだけ外部に漏らさぬよう、ひいては騒音法規に適合するよう、遮音するものである。なお、エンジン1を覆う同様の遮音カバーを設けてもよい。遮音カバー10が変速機2の騒音を遮音するものであり、変速機2の両側面部をも覆う点で、変速機の底部しか覆わない、例えば特許文献1に記載のアンダーカバーと異なる点に留意すべきである。
遮音カバー10は、変速機2の底面部を覆う底板部11と、変速機2の左右の側面部をそれぞれ覆う左側板部12および右側板部13とを有する。底板部11、左側板部12および右側板部13は、変速機2の底面部および左右の側面部をそれぞれ隙間を隔てて覆う。底板部11、左側板部12および右側板部13の内面部には、好ましくはインシュレータ等の遮音材(図示せず)が敷設される。左側板部12および右側板部13は、底板部11の左右の端部に溶接、ボルト止め等の適宜な手段により一体的に固定されている。なお必要に応じて、底板部11、左側板部12および右側板部13の一つないし複数を分割構造としてもよい。
遮音カバー10は、サイドレール3,4に吊り下げ支持され、遮音カバー10内に変速機2が配置される。遮音カバー10の外面部には、サイドレール3,4に吊り下げ支持されるための複数の支持ブラケットが溶接、ボルト止め等の適宜な手段により一体的に固定されている。
図2にも示すように、左側板部12の外面部には、車長方向に間隔を隔てて配置された2本の支持ブラケット14が一体的に固定されている。支持ブラケット14は、溝形鋼を折曲加工することにより形成され、上下方向に延びると共に、上端部には車幅方向外側に折り曲げられたフランジ部15を有する。フランジ部15は、サイドレール3の下面部7に下方から重ね合わされ、ボルト17およびナット18により着脱可能に固定される。右側板部13の外面部にも、同様の3本の支持ブラケット14が一体的に固定されているが、その構成は左側と同様なので説明を割愛する。
左側板部12の後部上端には、リップ板19がボルト止め、リベット止め等の適宜な手段により一体的に固定されている。リップ板19は左側板部12の上方に僅かに突出され、図2から分かるように、左側板部12とサイドレール3の間の僅かな高さ方向の隙間を閉止する。これにより当該隙間から変速機2の騒音が外部に漏れるのを抑制できる。右側板部13の前部上端および後部上端にも、同様のリップ板19が設けられているが、その構成は左側と同様なので説明を割愛する。
加えて本実施形態の冷却構造は、遮音カバー10の底面部11に設けられた空気導入部材30を備える。空気導入部材30は、前方に向かって開口された空気導入口31を画成する。空気導入部材30は、空気もしくは外気、特に車両走行時に空気導入部材30に向かってくる走行風を、空気導入口31を通じて積極的に導入し、変速機2に当たるよう導いて、変速機2の冷却(空冷)を促進するものである。
空気導入部材30は、遮音カバー10の底板部11から前方斜め下に向かって突出された下板32と、下板32の左右の端部を、遮音カバー10の左側板部12および右側板部13にそれぞれ連結する左側板33および右側板34とを有する。かかる構成により、空気導入部材30は、概ねちり取り状の形状を有する。本実施形態において、下板32、左側板33および右側板34は、1枚の金属板を折曲加工することにより形成される。但し、各板を分割構造として一体化してもよい。
下板32の後端部は、遮音カバー10の底板部11の前端部に溶接により固定されている。また左側板33の上端部には耳部35が形成される。耳部35は、左側板部12の外面部に重ね合わされ、ボルト・ナット36により固定される。右側板34も左側板33と同様に構成される。なお固定方法は任意であり、ここで述べた例に限定されない。かかる構成により、空気導入部材30は、遮音カバー10の底板部11の前端部もしくは最前端から前方に突出して設けられる。
図2に示すように、空気導入口31は、車長方向ないし車両前後方向における変速機2の前端部付近に配置される。より詳しくは、車長方向における空気導入口31の位置X1が、エンジン1および変速機2の締結面(すなわち変速機2の前端)の位置X2の付近もしくは近傍、または位置X2の前後の所定範囲内の位置に配置されている。なお位置X1を位置X2と等しくしてもよい。
車長方向における空気導入部材30の前端位置は、左側板部12および右側板部13(ひいては遮音カバー10)の前端位置と等しくされる。遮音カバー10および空気導入部材30の直前の位置において、サイドレール3,4には上下方向に延びる縦材40が固定されている。左側板部12の上端且つ前端のコーナー部が、ボルト41により縦材40に固定される。
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
図2に示すように、車両の走行中、車両に対し前方から向かってくる走行風Fは、空気導入口31を通じて遮音カバー10内に導入される。そして、変速機2の底面部と遮音カバー10の底板部11との隙間、ならびに変速機2の左右の側面部と遮音カバー10の左側板部12および右側板部13との隙間を流れ、最終的に後部の開放端から排出される。かかる隙間を流れる過程で、変速機2が走行風Fにより冷却され、変速機2の冷却が促進される。そして変速機2の油温の過剰上昇が回避される。
走行風Fの流速は、遮音カバー10に対しより下方の位置であるほど、増大する傾向にある。よって本実施形態では、下方に位置する比較的高速の走行風Fを導入することにより、冷却効率を上げるようにしている。言い換えれば、空気導入部材30の下板32の前端の高さ位置は、所望の流速の走行風Fを導入できるよう、比較的低い位置に設定され、下板32の高さ方向の寸法Hは、所定値以上の流速の走行風Fを導入できるような比較的大きい値とされている。ここで流速は、遮音カバー10に対する相対速度であり、後向きを正とする。
このとき従来構造のように、下板32を切り起こしで形成すると、下板32が切り起こした際の屈曲部のみによって片持ち支持される。すると下板32の支持剛性が低下し、車両走行距離が延びるにつれ下板32が次第に変形していく虞がある。
そこで本実施形態では、下板32の左右の端部を遮音カバー10の左側板部12および右側板部13にそれぞれ連結する左側板33および右側板34を設けている。これにより、下板32が両持ち支持となり、下板32の支持剛性を向上し、下板32の変形を抑制することができる。結果、空気導入部材30の支持剛性を向上することができる。
また本実施形態では、空気導入口31を変速機2の前端部付近に配置したので、導入した走行風Fを変速機2の前端部から最後端に至るまで、冷却に使用でき、冷却効率を向上することができる。
また本実施形態では、空気導入部材30を、遮音カバー10の底板部11の前端部から前方に突出して設けたので、底板部11の最前端から最後端に至るまでの比較的長い前後長範囲内で、導入した走行風Fを変速機2の冷却に使用でき、冷却効率を向上することができる。
以上、本発明の実施形態を詳細に述べたが、本発明の実施形態は他にも様々なものが考えられる。例えば、空気導入部材および空気導入口の設置位置は、変速機の後端より前方の位置であれば任意である。従って空気導入部材および空気導入口を、例えば遮音カバーの底板部の前後方向中間部等に設けることも可能である。
本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
2 変速機
3,4 サイドレール
10 遮音カバー
11 底板部
12 左側板部
13 右側板部
30 空気導入部材
31 空気導入口
32 下板
33 左側板
34 右側板

Claims (4)

  1. 車両に搭載された変速機の底部および左右の側面部を覆う遮音カバーであって、前記変速機の底面部を覆う底板部と、前記変速機の左右の側面部をそれぞれ覆う左側板部および右側板部とを有する遮音カバーと、
    前記遮音カバーの底板部に設けられ、前方に向かって開口された空気導入口を画成する空気導入部材であって、前記遮音カバーの底板部から前方斜め下に向かって突出された下板と、前記下板の左右の端部を、前記遮音カバーの左側板部および右側板部にそれぞれ連結する左側板および右側板とを有する空気導入部材と、
    を備え
    前記左側板部および前記右側板部は、前記底板部の左右の端部に固定されている
    ことを特徴とする変速機の冷却構造。
  2. 前記空気導入口が、車両前後方向における前記変速機の前端部付近に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の変速機の冷却構造。
  3. 前記空気導入部材が、前記遮音カバーの底板部の前端部から前方に突出して設けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の変速機の冷却構造。
  4. 前記車両がキャブオーバ型トラックであり、左右のサイドレールを有し、これらサイドレールに前記遮音カバーが吊り下げ支持され、前記遮音カバー内に前記変速機が配置される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の変速機の冷却構造。
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