JP6657039B2 - 荷揚装置 - Google Patents

荷揚装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6657039B2
JP6657039B2 JP2016134111A JP2016134111A JP6657039B2 JP 6657039 B2 JP6657039 B2 JP 6657039B2 JP 2016134111 A JP2016134111 A JP 2016134111A JP 2016134111 A JP2016134111 A JP 2016134111A JP 6657039 B2 JP6657039 B2 JP 6657039B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support shaft
support
receiving portion
unloading device
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016134111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018003507A (ja
Inventor
孝次 槇本
孝次 槇本
勝輝 宮中
勝輝 宮中
守安 利文
利文 守安
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2016134111A priority Critical patent/JP6657039B2/ja
Publication of JP2018003507A publication Critical patent/JP2018003507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6657039B2 publication Critical patent/JP6657039B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

本発明は、サッシ、床材、コンクリートパネル、石膏ボードなどのボード状荷物を荷揚げする荷揚装置に関する。
従来、石膏ボード等のボード状荷物を荷揚げする荷揚装置として、一対のフレームおよび複数の桟を有した梯子と、梯子の長手方向に沿って摺動自在に取り付けられる荷台と、梯子に固定されて荷台を引き上げるウインチ装置とを備える荷揚装置が知られている(特許文献1参照)。
この荷揚装置を使用する場合には、ウインチ装置を梯子に固定し、荷台を梯子の一対のフレームに摺動自在に取り付け、ウインチ装置のワイヤを荷台に引っ掛けることによって荷揚装置を組み立てる。
特開2001−342743号公報
ところで、特許文献1に記載の荷揚装置では、荷台が取り付けられる梯子は、一対のフレームが複数の桟によって結合されて構成されるので、梯子自体が重くなってしまい、荷揚装置を軽量化して運搬や設置を容易にすることが困難である。
本発明の目的は、小型・軽量化できて運搬や設置が容易な荷揚装置を提供することにある。
本発明の荷揚装置は、上下方向に伸縮可能な支軸を備える支持体と、前記支軸に支持される荷台とを備え、前記荷台は、傾斜荷受部と、下荷受部とを有し、前記傾斜荷受部は、一対の縦フレームと、前記一対の縦フレームに沿ってスライド可能に当該一対の縦フレームに取り付けられるスライダとを備え、前記一対の縦フレームは、前記傾斜荷受部が仮想の垂直面に対して傾斜した傾斜方向に沿って配置されるとともに下部に前記下荷受部が固定され、前記スライダは、前記支軸の上端に取り付けられることを特徴とする。
本発明の荷揚装置によれば、傾斜荷受部を上下方向に沿った垂直面に対して傾斜して支軸の上端に取り付けることで、荷台に載せたボード状荷物の重心位置を支軸の軸心位置近くに配置でき、荷台の振れを抑制しつつボード状荷物を安定して荷揚できる。そのうえ、特許文献1に記載の梯子を備える荷揚装置と比べて軽量化できて、運搬や設置を容易に行うことができる。
また、スライダは支軸に取り付けられるので、一対の縦フレームは、スライダに対する相対移動によって傾斜荷受部が垂直面に対して傾斜した傾斜方向に沿ってスライド移動する。これにより、一対の縦フレームの下部に取り付けられた下荷受部も傾斜方向にスライド移動するので、当該下荷受部の高さ位置をスライダの支軸への取付位置に対して調整できる。従って、荷台に載置されるボード状荷物の重心位置を傾斜荷受部の支軸への取付位置に対して調整できる。
本発明の荷揚装置では、一対の縦フレームの上端には、延設用の縦フレームを差し込み可能な開口が形成されることが好ましい。
このような構成によれば、一対の縦フレームの上端の開口に延設用の縦フレームを差し込むことで、荷台の縦寸法を大きくでき、より大きな縦寸法のボード状荷物を荷台に載置できる。
本発明の荷揚装置では、上下方向に伸縮可能な支軸を備える支持体と、前記支軸に支持される荷台とを備え、前記荷台は、下荷受部と、前記下荷受部が固定される下フレームを有した傾斜荷受部とを有し、前記傾斜荷受部は、仮想の垂直面に対して傾斜して前記支軸の上端に着脱可能に取り付けられ、前記下フレームの背面側には、前記傾斜荷受部を前記支軸から取り外した状態で地面を走行可能なローラーが取り付けられていてもよい。
このような構成によれば、運搬や保管時に荷台を支軸から取り外しておけるので、運搬・保管スペースの自由度を向上できる。また、荷台を支軸から取り外した状態では、支持体は、特許文献1に記載の梯子よりも小型であるので、狭いスペースでも支持体を容易に運搬、保管できる。
本発明の荷揚装置では、前記傾斜荷受部は、延設用の縦フレームを差し込み可能な開口が上端に形成された一対の縦フレームを有し、前記傾斜荷受部は、前記仮想の垂直面に対して5度から15度の範囲内で傾斜し、前記下荷受部は、底片部と、前記底片部のうち前記傾斜荷受部に対して離間した側縁から立ち上げられた立上片部とを有していてもよい。
本発明の荷揚装置では、前記支持体は、前記支軸の下端部が固定された支持基体と、前記支持基体から前記支軸の軸方向に交差する方向に延びて形成された複数のキャスター脚および固定支持脚とを備え、前記複数の固定支持脚の長さ寸法は、前記複数のキャスター脚の長さ寸法よりも大きくされ、前記複数の固定支持脚は、前記支持基体に折畳み可能に連結されることが好ましい。
このような構成によれば、複数の固定支持脚を折畳んだ状態では、支軸の周囲には固定支持脚よりも長さ寸法が小さいキャスター脚が展開して配置されるだけであるので、荷揚装置の設置位置までの運搬や保管に必要なスペースを小さくでき、かつキャスター脚の車輪を利用して容易に移動できる。
また、複数の固定支持脚を支軸の軸方向に交差する方向に沿って展開した状態では、固定支持脚をキャスター脚よりも広範囲に展開できる。このため、キャスター脚のみによって支軸を支持する場合と比べ、複数の固定支持脚によって支軸を安定して固定支持できる。
本発明の荷揚装置では、前記支軸は、複数の筒体を入れ子式で伸縮自在にしたテレスコピック機構を備え、前記支軸は、その内部に供給される圧縮ガスのガス圧変化によって伸縮可能に構成され、前記支持体および前記荷台は、前記支軸の軸方向における荷揚げ高さを超える伸長を規制する規制ベルトによって連結されることが好ましい。
このような構成によれば、ボード状荷物を荷台から降ろした際に、支軸がガス圧によってさらに伸長しようとするが、この伸長を規制ベルトによって規制できる。
本発明によれば、小型・軽量化できて運搬や設置が容易な荷揚装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る荷揚装置の縮み状態を示す説明図。 前記実施形態に係る荷揚装置の伸び状態を示す説明図。 前記実施形態に係る荷揚装置の支持体を示す説明図。 前記実施形態に係る荷揚装置の荷台を示す説明図。 前記実施形態に係る荷揚装置の使用状態を示す説明図。 本発明の変形例に係る荷揚装置の荷台を示す説明図。
[本実施形態の構成]
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜4において、本実施形態に係る荷揚装置1は、建築物の下階から上階へボード状荷物であるサッシ2を荷揚げするものであり、支持体3と、荷台4とを備えている。本実施形態では、サッシ2は、四周枠組みし、かつ枠内に面材を保持して構成されている。
図1(A)は荷揚装置1の縮み状態を示す正面図であり、図1(B)は荷揚装置1の縮み状態を示す側面図である。図2(A)は荷揚装置1の伸び状態を示す正面図であり、図2(B)は荷揚装置1の伸び状態を示す側面図である。図3(A)は支持体3を示す正面図であり、図3(B)は支持体3を示す平面図である。図4(A)は荷台4を示す正面図であり、図4(B)は荷台4を示す側面図であり、図4(C)は荷台4を示す背面図であり、図4(D)は荷台4を運搬のために傾けた状態を示す説明図である。
支持体3は、支持基体30と、支持基体30に下端部が固定された一つの支軸31と、支持基体30から支軸31の軸方向に直交する方向であって四方にそれぞれ伸びたキャスター脚32および固定支持脚35とを備えている。支持基体30には、後述する規制ベルト5が掛けられるベルト掛け部301が設けられている。
支軸31は、複数の円筒状の筒体311を入れ子式で伸縮自在にしたテレスコピック機構を備えている。
支軸31は、その内部に圧縮ガスが供給されることによって当該内部のガス圧が高まることで図2に示すように上下方向に伸びる一方、当該内部から圧縮ガスが排出されることによって当該内部のガス圧が低くなることで図1に示すように上下方向に縮む構成とされている。
キャスター脚32は、図3に示すように、キャスター脚本体33と、キャスター脚本体33に装着されたキャスター34(車輪)とを備えている。キャスター脚本体33は、支持基体30から軸方向に直交する方向に延びており、先端部にキャスター34が取り付けられている。
固定支持脚35は、固定支持脚本体36と、固定支持脚本体36に装着されたアジャスター37と、アジャスター37に高さ位置調整可能に取り付けられた接地プレート38とを備えている。
固定支持脚本体36は、支軸31の軸方向に直交する方向に沿った状態から図3(A)に示す支軸31に沿った状態へ折畳み可能に支持基体30に軸支されている。
アジャスター37は、固定支持脚本体36の先端部に螺合したねじ軸によって構成されており、この先端に接地プレート38が取り付けられている。
固定支持脚35の長さ寸法は、キャスター脚32の長さ寸法よりも大きくされる。また、四つの固定支持脚35のうちの一対の固定支持脚35Aの各長さ寸法は、他の一対の固定支持脚35Bの各長さ寸法よりも小さくされる。
なお、固定支持脚35は、支軸31の軸方向に直交する方向に沿った状態で支持基体30にロックされ、その状態を維持する。このロックは手動操作によって解除可能である。
荷台4は、図4に示すように、サッシ2を受ける傾斜荷受部41と、サッシ2の下縁を受ける下荷受部51とを有している。
傾斜荷受部41は、断面矩形筒状の一対の縦フレーム42,43と、縦フレーム42,43の上部に取り付けられた上フレーム44と、縦フレーム42,43の下部に取り付けられた下フレーム45と、上フレーム44および下フレーム45間に配置されて縦フレーム42,43に固定された支軸取付体46とを備えている。縦フレーム42,43の上端には、延設用の縦フレーム47,48を差し込み可能な開口が形成されている。
下フレーム45の背面には、後述する規制ベルト5が掛けられるベルト掛け部451が取り付けられている。また、下フレーム45の背面両端側には、ローラー452がそれぞれ回転可能に取り付けられている。
支軸取付体46の背面側には、支軸31の先端が抜出可能に差し込まれる取付筒部461が形成されている。支軸31が取付筒部461に差し込まれた状態では、傾斜荷受部41は、上下方向に沿った仮想の垂直面に対して傾斜して配置される。この傾斜角度は、5度から15度の範囲内で設定され、例えば50〜100kg程度のサッシ2を荷台4に載せる場合には10度前後であるとよい。このように角度設定することでサッシ2の転びおよび荷台4の支軸31への接触を抑制できる。
下荷受部51は、縦フレーム42,43の下部および下フレーム45に固定された底片部511と、底片部511の側縁から立ち上げられた立上片部512とを有している。底片部511上には、クッション材として角材が固定されている。
支持体3および荷台4は、支軸31の軸方向における所定長さ以上の伸長を規制する規制ベルト5(図2参照)によって連結される。規制ベルト5の一端は荷台4のベルト掛け部451に掛けられ、規制ベルト5の他端は支持体3のベルト掛け部301に掛けられる。規制ベルト5は長さ調整可能に構成され、サッシ2をリフトする荷揚げ高さに対応したベルト長さに適宜調整されるが、テレスコピックが最も縮んだ時に弛み、脚部やキャスターなどに引っ掛からないように巻き取り式のものが望ましい。また、規制ベルト5としては、被服ワイヤー、布ベルトやロープなど、テレスコピックのシリンダーを傷つけないようにすることが望ましい。
傾斜荷受部41の支軸31への取付位置Jに対する下荷受部51の高さ位置は、荷台4に載置された状態におけるサッシ2の重心位置Gが支軸31の軸心位置を通る鉛直線Vを中心とする所定範囲内に位置するように、サッシ2の想定最大縦寸法Hに対応して設定されている。ここで、支軸31の軸心位置を通る鉛直線Vを中心とする所定範囲は、想定最大縦寸法Hを有するサッシ2を荷台4に載置した状態であって支軸31を最大長まで延ばした状態で生じ得る荷台4の振れがサッシ2に転びを生じさせない程度となる範囲で設定される。なお、サッシ2の重心位置Gが支軸の軸心位置を通る鉛直線V上に位置することが荷台4の振れが最も小さくなって理想的である。
[本実施形態の使用]
以下、本実施形態に係る荷揚装置1の使用に関して説明する。
荷揚装置1を自動車等で運搬している場合、支持体3と荷台4とは分離された状態とされ、固定支持脚35は折り畳まれた状態とされて積載スペースの自由度が向上されている。支軸31は縮んだ状態である。
荷揚装置1の使用現場では、荷台4の取付筒部461に支軸31の先端を差し込み、延設用の縦フレーム47,48を縦フレーム42,43の上端の開口に差し込むことで荷揚装置1を組み立てる。この荷揚装置1はキャスター脚32を備えているので、建築物の下階の設置箇所まで簡単に移動させられる。このとき、固定支持脚35は折り畳まれた状態としておけば、建築物の狭い通路などでも荷揚装置1を簡単に搬入できる。
なお、荷台4単体を移動する場合、図4(D)に示すように、荷台4を地面に対して傾けてローラー452を地面に当接し、走行させることできる。
設置箇所では、固定支持脚35を展開して支軸31の軸方向に直交する方向に沿って延びた状態とし、アジャスター37によって接地プレート38の高さ位置を調整し、地面に接地させることで荷揚装置1を建築物の下階の設置箇所に固定する。なお、規制ベルト5は、ベルト掛け部301,451に掛けて適宜長さ調整する。
次に、荷台4にサッシ2を載せる。このとき、サッシ2の荷台4に対する左右位置は適宜調整される。サッシ2全体は傾斜荷受部41に寄りかかった状態とされ、サッシ2の下縁は下荷受部51の底片部511上の角材に載せられる。ここでは、想定最大縦寸法Hを有するサッシ2が荷台4に載せられ、サッシ2の重心位置Gが支軸31の軸心位置を通る鉛直線V上に位置することとする。
次に、支軸31の内部に圧縮ガスを供給して支軸31を伸ばし、荷台4を図2に示すように所定高さ位置まで上昇させる。所定高さ位置では規制ベルト5が張った状態となって荷台4の更なる上昇を規制する。
続いて、サッシ2を荷台4から降ろして建築物の上階に搬入する。搬入後、支軸31の内部の圧縮ガスを排出し、荷台4の自重によって支軸31を縮める。
このように荷揚装置1を使用し、サッシ2を建築物の下階から上階へ荷揚げする。
なお、図5(A)に示すように、想定最大縦寸法Hよりも小さい縦寸法H1を有するサッシ2Aを荷台4に載せた場合、サッシ2Aの重心位置Gは支軸31の軸心位置を通る鉛直線Vから外れて位置するが、前述したように縦寸法H1が小さい分だけサッシ2Aの重量も軽いので、荷台4に大きな振れは生じず安定して荷揚げできる。
また、荷揚装置1の設置スペースが柱や壁近くで狭い場合であっても、図5(B)に示すように、柱や壁側に位置する固定支持脚35を折り畳み、その接地プレート38を柱や壁に当接させることで、荷揚装置1を設置することができる。
[本実施形態の効果]
(1)前記実施形態では、荷揚装置1は、上下方向に伸縮可能な支軸31を備える支持体3と、支軸31に支持される荷台4とを備え、荷台4は、傾斜荷受部41と、下荷受部51とを有し、傾斜荷受部41は、上下方向に沿った垂直面に対して傾斜して支軸31の上端に取り付けられていることを特徴とする。
上記構成を有するため、傾斜荷受部41を上下方向に沿った仮想面に対して傾斜して支軸31の上端に取り付けることで、荷台4に載せたサッシ2を安定して荷揚できる。そのうえ、梯子を備える荷揚装置と比べて軽量化できて、運搬や設置を容易に行うことができる。
さらに、本実施形態では、以下の各効果を発揮できる。
(2)前記実施形態では、一対の縦フレーム42,43の上端には、延設用の縦フレーム47,48を差し込み可能な開口が形成される。
このため、一対の縦フレーム42,43の上端の開口に延設用の縦フレーム47,48を差し込むことで、荷台4自体の縦寸法を大きくでき、より大きな縦寸法を有するサッシ2を荷台4に載置できる。
(3)前記実施形態では、傾斜荷受部41は、支軸31の上端に着脱可能に取り付けられる。このため、運搬や保管時に荷台4を支軸31から取り外しておけるので、運搬・保管スペースの自由度を向上できる。また、荷台4を支軸31から取り外した状態では、支持体3は、梯子を有する荷揚装置の当該梯子よりも小型であるので、狭いスペースでも支持体3を容易に運搬、保管できる。
(4)前記実施形態では、支持体3は、支軸31の下端部が固定された支持基体30と、支持基体30から支軸31の軸方向に直交する方向に延びて形成された複数のキャスター脚32および固定支持脚35とを備え、複数の固定支持脚35の長さ寸法は、複数のキャスター脚32の長さ寸法よりも大きくされ、複数の固定支持脚35は、支持基体30に折畳み可能に連結される。
このため、複数の固定支持脚35を折畳んだ状態では、支軸31の周囲には固定支持脚35よりも長さ寸法が小さいキャスター脚32が展開して配置されるだけであるので、荷揚装置1の設置位置までの運搬や保管に必要なスペースを小さくでき、かつキャスター脚32のキャスター34を利用して容易に移動できる。
また、複数の固定支持脚35を支軸31の軸方向に直交する方向に沿って展開した状態では、固定支持脚35をキャスター脚32よりも広範囲に展開できる。このため、キャスター脚32のみによって支軸31を支持する場合と比べ、複数の固定支持脚35によって支軸31を安定して固定支持できる。
(5)前記実施形態では、支軸31は、複数の筒体311を入れ子式で伸縮自在にしたテレスコピック機構を備え、支軸31は、その内部に供給される圧縮ガスのガス圧変化によって伸縮可能に構成され、支持体3および荷台4は、支軸31の軸方向における荷揚げ高さを超える伸長を規制する規制ベルト5によって連結される。
このため、サッシ2を荷台4から降ろした際に、支軸31がガス圧によってさらに伸長しようとするが、この伸長を規制ベルト5によって規制できる。
(6)前記実施形態では、傾斜荷受部41の仮想の垂直面に対する傾斜角度は5度から15度の範囲内で設定される。このため、前述した傾斜角度を5度以上とすることで、サッシ2を荷台4に寄り掛からせて載せることができ、サッシ2の重みで荷台4が支軸31に干渉することを低減できる。また、傾斜角度を15度以下とすることで、サッシ2が転ぶことを減らすことができ、各種縦寸法を有するサッシ2の重心位置Gが支軸31の軸心位置を通る鉛直線V上から過度に離れることを抑制でき、荷台4の振れを抑えることができる。
(7)前記実施形態では、支持体3は複数のキャスター脚32や固定支持脚35を備えるので、荷揚装置1を柱などに立て掛けることなく自立した状態で設置できる。
[変形例]
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、支軸31に取り付けられる支軸取付体46が縦フレーム42,43に固定された荷台4を備えているが、これに限られず、例えば図6に示すように、傾斜荷受部41は、一対の縦フレーム42,43に沿ってスライド可能に当該一対の縦フレーム42,43に取り付けられるスライダとしての支軸取付体46Aを備える荷台4Aを備えていてもよい。
図6(A)は、支軸取付体46Aが縦フレーム42,43の下部に配置された状態の荷台4Aを示す正面図であり、図6(B)は、支軸取付体46Aが縦フレーム42,43の中間部に配置された状態の荷台4Aを示す正面図であり、図6(C)は、支軸取付体46Aが縦フレーム42,43の上部に配置された状態の荷台4Aを示す正面図であり、図6(D)は、図6(C)に示す状態の荷台4Aを示す側面図である。
荷台4Aの一対の縦フレーム42,43は、傾斜荷受部41が垂直面に対して傾斜した傾斜方向に沿って配置されるとともに下部に下荷受部51が固定されている。
支軸取付体46Aは、矩形板状の板状本体460と、板状本体460の背面に固定されているとともに支軸31が差し込まれて取り付けられる取付筒部461と、板状本体460の左右両縁に形成されたガイド部462,463とを有している。ガイド部462,463は、断面矩形筒状に形成されており、その内部に縦フレーム42,43がそれぞれ摺動可能に挿通されている。
縦フレーム42,43には、支軸取付体46Aの位置決めピン挿通用の孔が上下方向に沿って三箇所形成されており、支軸取付体46のガイド部462,463には、位置決めピン挿通用の孔が上下方向に沿って二箇所に形成されている。これら各孔に位置決めピンが挿通されることで、荷台4の支軸31に対する取付位置Jを図6(A)に示す下方位置、図6(B)に示す中間位置、および図6(C)に示す上方位置のいずれかに調整可能である。これにより、下荷受部51の取付位置Jに対する高さ位置を三段階に調整可能である。
このように荷揚装置1が図6に示す荷台4Aを備える場合には、支軸取付体46Aは支軸31に取り付けられるので、一対の縦フレーム42,43は、支軸取付体46Aに対する相対移動によって傾斜荷受部41が垂直面に対して傾斜した傾斜方向に沿ってスライド移動する。これにより、一対の縦フレーム42,43の下部に取り付けられた下荷受部51も傾斜方向にスライド移動するので、当該下荷受部51の高さ位置を支軸取付体46Aの支軸31への取付位置Jに対して調整できる。従って、荷台4Aに載置されるサッシ2の重心位置Gを傾斜荷受部41の支軸31への取付位置Jに対して調整できる。
前記実施形態では、縦フレーム42,43の上端に延設用の縦フレーム47,48を差し込み可能に開口が形成されているが、これに限られず、縦フレーム47,48を延設する必要がない場合、前記開口はエンドキャップなどで塞がれていてもよい。
前記実施形態では、傾斜荷受部41は支軸31の上端に着脱可能に取り付けられているが、これに限られず、溶接等によって取外しできないように固着されてもよい。
前記実施形態では、支持体3は、複数のキャスター脚32および固定支持脚35を備えているが、これに限られず、キャスター脚32および固定支持脚35のいずれか一方だけを備えていてもよい。
また、固定支持脚35を折畳み可能に支持基体30に連結されているが、これに限られず、支持基体30に折畳み不能に固定されていてもよい。
前記実施形態では、固定支持脚35Aの長さ寸法が固定支持脚35Bの長さ寸法よりも小さくされているが、同寸法であってもよい。
前記実施形態では、テレスコピック機構を備える支軸31は、その内部に圧縮ガスが供給されて上下方向に伸縮可能なガス伸縮式が採用されているが、これに限られず、例えば複数の筒体311に張り渡されたワイヤーの巻き取りによって上下方向に伸ばされ、ワイヤーの繰り出しによって上下方向に縮められるワイヤー伸縮式が採用されてもよい。なお、ワイヤー伸縮式は、比較的軽いサッシ2を荷揚げする場合に適している。
前記実施形態では、傾斜荷受部41の傾斜角度は5度から15度の範囲内で設定されるが、これに限られず、仮想の垂直面に対する傾斜角度が小さすぎて荷台4が振れて支軸31に接触することなく、かつ前記傾斜角度が大きすぎてサッシ2が転ぶことがない角度範囲内で傾斜角度が設定されていればよい。
前記実施形態では、荷揚装置1によって荷揚げするボード状荷物としてサッシ2を説明したが、このほか、各種窓、床材、コンクリートパネル、石膏ボードなどであってもよい。
1…荷揚装置、2,2A…サッシ、3…支持体、30…支持基体、301,451…ベルト掛け部、31…支軸、311…筒体、32…キャスター脚、33…キャスター脚本体、34…キャスター、35(35A,35B)…固定支持脚、36…固定支持脚本体、37…アジャスター、38…接地プレート、4,4A…荷台、41…傾斜荷受部、42,43,47,48…縦フレーム、44…上フレーム、45…下フレーム、452…ローラー、46,46A…支軸取付体、460…板状本体、461…取付筒部、462,463…ガイド部、5…規制ベルト、51…下荷受部、511…底片部、512…立上片部、G…重心位置、H…想定最大縦寸法、H1…縦寸法、J…取付位置、V…鉛直線。

Claims (6)

  1. 上下方向に伸縮可能な支軸を備える支持体と、前記支軸に支持される荷台とを備え、
    前記荷台は、傾斜荷受部と、下荷受部とを有し、
    前記傾斜荷受部は、一対の縦フレームと、前記一対の縦フレームに沿ってスライド可能に当該一対の縦フレームに取り付けられるスライダとを備え、
    前記一対の縦フレームは、前記傾斜荷受部が仮想の垂直面に対して傾斜した傾斜方向に沿って配置されるとともに下部に前記下荷受部が固定され、
    前記スライダは、前記支軸の上端に取り付けられる
    ことを特徴とする荷揚装置。
  2. 請求項に記載の荷揚装置において、
    一対の縦フレームの上端には、延設用の縦フレームを差し込み可能な開口が形成される
    ことを特徴とする荷揚装置。
  3. 上下方向に伸縮可能な支軸を備える支持体と、前記支軸に支持される荷台とを備え、
    前記荷台は、下荷受部と、前記下荷受部が固定される下フレームを有した傾斜荷受部とを有し、
    前記傾斜荷受部は、仮想の垂直面に対して傾斜して前記支軸の上端に着脱可能に取り付けられ、
    前記下フレームの背面側には、前記傾斜荷受部を前記支軸から取り外した状態で地面を走行可能なローラーが取り付けられる
    ことを特徴とする荷揚装置。
  4. 求項3に記載の荷揚装置において、
    前記傾斜荷受部は、延設用の縦フレームを差し込み可能な開口が上端に形成された一対の縦フレームを有し、
    前記傾斜荷受部は、前記仮想の垂直面に対して5度から15度の範囲内で傾斜し、
    前記下荷受部は、底片部と、前記底片部のうち前記傾斜荷受部に対して離間した側縁から立ち上げられた立上片部とを有する
    ことを特徴とする荷揚装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の荷揚装置において、
    前記支持体は、前記支軸の下端部が固定された支持基体と、前記支持基体から前記支軸の軸方向に交差する方向に延びて形成された複数のキャスター脚および固定支持脚とを備え、
    前記複数の固定支持脚の長さ寸法は、前記複数のキャスター脚の長さ寸法よりも大きくされ、
    前記複数の固定支持脚は、前記支持基体に折畳み可能に連結される
    ことを特徴とする荷揚装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の荷揚装置において、
    前記支軸は、複数の筒体を入れ子式で伸縮自在にしたテレスコピック機構を備え、
    前記支軸は、その内部に供給される圧縮ガスのガス圧変化によって伸縮可能に構成され、
    前記支持体および前記荷台は、前記支軸の軸方向における荷揚げ高さを超える伸長を規制する規制ベルトによって連結される
    ことを特徴とする荷揚装置。
JP2016134111A 2016-07-06 2016-07-06 荷揚装置 Active JP6657039B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016134111A JP6657039B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 荷揚装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016134111A JP6657039B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 荷揚装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018003507A JP2018003507A (ja) 2018-01-11
JP6657039B2 true JP6657039B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=60948442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016134111A Active JP6657039B2 (ja) 2016-07-06 2016-07-06 荷揚装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6657039B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110219468B (zh) * 2019-04-18 2024-04-02 浙江省一建建设集团有限公司 一种预制混凝土外墙挂板纵横转换用的转换架及转换方法
CN117803197A (zh) * 2023-12-01 2024-04-02 浙江武义县利邦建设工程有限公司 一种轻钢厂房外挂墙板工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018003507A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7319098B2 (ja) エレベータかご及びエレベータかごを備えるエレベータシステム
CA2836378C (en) Folding vehicle staircase
KR101524763B1 (ko) 고가 사다리차
JP2009516104A (ja) 折り畳み可能作業台
JP6657039B2 (ja) 荷揚装置
JP6555525B2 (ja) 台車
US7686134B1 (en) Ladder support and bracing apparatus
KR20120123024A (ko) 물품 보관 설비
JP4556136B2 (ja) 転落防止具及びその使用方法、並びに転落防止柵及びその使用方法
KR101769363B1 (ko) 사다리
US9163456B2 (en) Tire step system and method
JP2009061191A (ja) トラックの車輪を利用した親綱支柱及び親綱架設装置
JP2005048381A (ja) トラック用昇降梯子
JP2017100481A (ja) 台車
JP2009287224A (ja) 作業台の移動装置
JP2007198000A (ja) トレーラー用昇降梯子
JP6935138B2 (ja) 建設機械
KR20160004035A (ko) 휴대용 사다리차
JP5747056B2 (ja) 昇降用ステップの固定装置
JP2001276135A (ja) 収納式スライドスロープ
JP2003080996A (ja) 車両運搬車
JP5534734B2 (ja) 昇降用ステップの固定装置
JP6955749B2 (ja) トラック昇降ステップ
JP5498057B2 (ja) 昇降用ステップの固定装置
JP3157526U (ja) タラップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6657039

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150