JP3157526U - タラップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】船もしくは岸壁に設けられたメインタラップ先部にサブタラップを折り畳み可能に設け、サブタラップを展開させて、船と岸壁との間に歩行通路を形成し、さらに船と岸壁との隙間変動に対応できるようなタラップ装置を提供する。【解決手段】メインタラップ7の先部にはクランク部材15の下部を回動可能に軸支し、クランク部材15の上部一端にはサブタラップ10を支持する第一連結部材18を設け、クランク部材15の上部他端には船1側に軸支された支持部材26に第二連結部材32を設け、クランク部材15とメインタラップ7との間にはクランク部材15の回動を規制する第一規制部材21を設け、支持部材26と船1側との間には支持部材26の回動を規制する第二規制部材29を設ける。【選択図】図1

Description

本考案は、船と岸壁との間に架け渡し、作業員や乗客等が乗船や下船を容易にするためのタラップ装置に関するものである。
船が岸壁に接岸されると、船側もしくは岸壁側に設けられたタラップ装置が岸壁側もしくは船側に架け渡されて歩行通路を形成し、作業員や乗客等が容易に乗船や下船を行うことができるようになっている。
そのタラップ装置は、特許文献に開示されているように、船と岸壁との隙間が変化してもまた船と岸壁との高さが変化しても対応できるように、伸縮式になっている。
特開平11−245881
ところで、特許文献に開示された技術はタラップ装置を伸縮式にした構成である。そのため、船と岸壁との高低差が大きくなった場合(潮の干満等により)にはステップ装置の傾斜角度が変動し、ステップ装置の底面が船や岸壁の端部に接触してタラップ装置を破損する危険がある。また、タラップ装置が岸壁端面に当接することによりタラップ装置の先端が岸壁の上面より大きく浮き上がりタラップ装置と岸壁との間での乗降が困難になるという問題があった。
請求項1は、船もしくは岸壁側にメインタラップの基部を起立格納可能に軸支し、メインタラップの先部にサブタラップの基部を折り畳み可能に軸支し、メインタラップの倒伏とサブタラップの展開とにより船と岸壁との間を掛け渡すようにしたタラップ装置において、前記メインタラップの先部側には下部を揺動可能に軸支したクランク部材と、クランク部材の上部一端とサブタラップとを連結した第一連結部材と、メインタラップもしくはメインタラップが軸支された船もしくは岸壁に軸支された支持部材と、前記クランク部材の上部他端と支持部材とを連結する第二連結部材と、メインタラップに対してサブタラップもしくはクランク部材を回動規制する第一規制部材と、メインタラップが起立格納途中にて支持部材を回動規制する第二規制部材と、前記クランク部材もしくは第二連結部材を引っ張ることによりメインタラップを起立格納させる駆動装置とからなるタラップ装置で、岸壁と船との高さが変化してもさらに岸壁と船との隙間が変化しても歩行通路を確実に確保することができるものである。
請求項2は、前記メインタラップの基部を船側に軸支するとともに前記駆動装置を船側に設けたことを特徴とし、岸壁側でのタラップ装置の有無にかかわらず、どのような場所でもタラップ装置を掛け渡すことができるものである。
請求項3は、前記メインタラップの基部を岸壁側に軸支するとともに前記駆動装置を岸壁側に設けたことを特徴とし、船側にタラップ装置が無くてもまた船の側部や後部のどの位置にでも掛け渡すことができ、歩行通路を確実に確保することができる。
請求項4は、前記第一連結部材をクランク部材の上部一端に連結する軸支点が、第一連結部材がサブタラップに連結する軸支点およびメインタラップとサブタラップを連結する軸支点の両軸支点を結ぶ線上より外側に位置するようにしたことを特徴とし、サブタラップをメインタラップに折り重ねた状態からでも確実に展開させることができるようにしたものである。
請求項5は、前記第一規制部材は、メインタラップの先部側に設けたストッパ部材とクランク部材に設けてストッパ部材に当接させることによりクランク部材の回動を規制する当接部材とからなるようにしたので、クランク部材と第一規制部材とをコンパクトに形成することができる。
請求項6は、前記第一規制部材は、メインタラップの先部側に設けたストッパ部材と前記ストッパ部材に当接させてクランク部材の回動を規制するためにサブタラップ基部側に設けた当接部材とからなるとからなるようにしたので、本来的に強度のある両タラップを利用することができ余分な強度アップの必要を不要にすることができる。
請求項7は、前記第二規制部材は、船もしくは岸壁側に設けたストッパ部材と前記ストッパ部材に当接して支持部材の回動を規制するために支持部材に設けた当接部材とからなり、全体をコンパクトにすることができる。
請求項8は、前記駆動装置はロープを巻き取るウインチもしくはシリンダからなるので、駆動装置の操作が非常に容易となる。
請求項9は、前記架台の上に旋回台を旋回可能に設け、前記旋回台上にメインタラップおよび支持部材を設けることにより、メインタラップを架台に対して旋回可能としたので、船の接岸位置が少し異なっていても確実にタラップ装置を掛け渡すことができる。
本考案は、タラップ装置を起立格納させるとともにタラップ装置をメインタラップとサブタラップとに分割して屈折格納させることができるようにしたので、格納中はコンパクトになり、使用時にはサブタラップを展開させることにより船と岸壁との間で高低差や隙間が変化しても、それに合わせて移動して作業員等の乗降を容易に行うことができるようにしたものである。
本考案のタラップ装置を岩壁側に張り出した全体図を示すものである。 タラップ装置の張り出し途中の全体図を示すものである。 タラップ装置を起立格納した全体図を示すものである。 図1のA−A図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のD−D断面図である。 図1のE−E断面図である。 図1のF−F断面図である。 タラップ装置基部の部分拡大図である。 図10の作動状態図である。 図11のG−G断面拡大図である。 タラップ装置基部の他の実施例である。 図13のH−H図である。 図14の作動状態図である。 第一規制部材の他の実施例である。 図16のJ−J図である。 図16の作動状態図である。
本考案の実施の形態を図面にて説明する。図1は船を岸壁に接岸させた位置で本考案に係るタラップ装置の使用状態を示したものである。1は貨物や乗客を乗せる船である。2は前記船1を接岸させるための岸壁である。前記岸壁2と船1との隙間や高低差は潮の干満等により随時変化する。
前記船1の上面3の端部には本考案のタラップ装置4が設けられている。このタラップ装置4は、船1の走行中は起立格納され、接岸して作業者等を乗降させる際には岸壁2の上面5まで掛け渡し、岸壁2までの歩行通路6を確保できるようになっている。
前記タラップ装置4の一部であるメインタラップ7は、基部が船上面3の端部に固定された架台8に支脚9を介して上下回動可能に軸支されている。したがって、メインタラップ7は格納状態で起立し、使用状態で船1より大きく張り出した倒伏状態になるように設けられている。
前記メインタラップ7の先部にはサブタラップ10の基部が連結され、メインタラップ7に対してサブタラップ10がへの字状に展開および二つ折りに格納できるようになっており、展開時には両タラップ7、10の上面にて歩行通路6を形成するようになっている。
前記両タラップ7、10の連結構造は、図6に開示しているように、両タラップ7、10の下面に形成されたブラケット11、12をシャフト13にて連結して軸支点Xを形成し、サブタラップ10をメインタラップ7に対して回動できるようになっている。
前記サブタラップ10の先部下面にはローラ14が取り付けられ、このローラ14が岸壁上面5に接することで、タラップ装置4を安定化し、また、潮の干満等で船1と岸壁2との隙間や高低差が変化しても前記ローラ14が岸壁上面5を転がることによりタラップ装置4の役目を維持させることができるようになっている。
15は逆三角形状のクランク部材で、メインタラップ7先部の両側面に配置され、両クランク部材15の下部はメインタラップ7の下面に固定されたブラケット17に一本のシャフト16にて軸支されている。前記クランク部材15の上部一端はロッドにて形成された第一連結部材18の一端が軸支され、第一連結部材18の他端はサブタラップ10の中間下部に固定されたブラケット19を介してシャフト20にて軸支されている。その際、前記クランク部材の上部一端の軸支点Zは、両タラップ7、10を連結するシャフト13の軸支点Xと第一連結部材18をサブタラップ10に連結するシャフト20の軸支点Yとを結ぶ線上より外側に位置(図1では上側)するようになっている。これにより、第一連結部材18に引っ張り力が作用すると、常にサブタラップ10を展開させることができるようになっている。
前記クランク部材15下部の船側(図1左側)とメインタラップ7との間には第一規制部材21が設けられている。前記第一規制部材21はクランク部材15を所定角度の位置すなわち両タラップ7、10が展開時にへの字状の位置で回動規制(図1での反時計回りを規制)するもので、メインタラップ7下面に溶接等にて固定されるとともに両側方に突出させたストッパ部材23とクランク部材15から突出させた当接部材24とから成り、クランク部材15が所定角度の位置(への字の状態)に達すると当接部材24がストッパ部材23の上面に当接してクランク部材15の回動を規制するようになっている。このようにメインタラップ7に対してサブタラップ10をへの字状に保持することにより、両タラップ7、10下面が岸壁2や船1の端部に接触することを回避できるようになっている。
26は板状の支持部材で、前記クランク部材15の回動を制御するもので、メインタラップ7基部に近接して設けられている。メインタラップ7基部下面にブラケット27が固定され、このブラケット27と架台8上の支脚9とがシャフト28にて連結され、メインタラップ7が上下回動できるようになっている。前記支持部材26の基部は前記シャフト28にて軸支され支持部材26が回動できるようになっている。なお、前記シャフト28はメインタラップ7の支持と兼用しているが、別個のシャフトを設けて支持することも可能であり、その際にはメインタラップのシャフトに近接した位置に設ける必要がある。
前記支持部材26と架台8との間には第二規制部材29が設けられ、第二規制部材29にて支持部材26の回動を所定角度で規制するようになっている。前記第二規制部材29は、船1の架台8上に固定された平板状のストッパ部材30と支持部材26に形成された当接部材31とから成り、支持部材26が所定角度回動すると当接部材31がストッパ部材30に当たり、それ以上の支持部材26の回動を規制(図2の反時計回りの規制)するようになっている。前記支持部材26の先部と前記クランク部材15の上部他端との間にはロッドからなる第二連結部材32を設け、第二連結部材32の両端をそれぞれ軸支させてある。
33はウインチ34とワイヤーロープ35からなる駆動装置で、船1の上部に固定され、作業員の手動操作もしくは遠隔操作(有線もしくは無線)で制御できるようになっている。前記ワイヤーロープ35は、一端をウインチ34に巻き取り他端をクランク部材15の上部他端に連結され、ワイヤーロープ35がウインチ34にて巻き取られるとメインタラップ7が上方回動されてメインタラップ7が起立格納されるようになっている。またウインチ34が緩められてワイヤーロープ35が引き出されると、両タラップ7,10の自重にてメインタラップ7が下方回動し岸壁2側に架け渡されるようになっている。なお、駆動装置としてシリンダを使用することも可能であり、シリンダの伸縮動作にてメインタラップを起立させたり伏倒させることにより同様の作用をさせることができる。
36は前記架台8に設けられた安全装置で、図10から図12にて説明する。当該安全装置36は架台8に固定された固定ブラケット37と固定ピン38からなり、メインタラップ7が起立格納された状態(図11)で固定ブラケット37側のピン穴39とメインタラップ7側のピン穴40とを一致させて固定ピン38を両ピン穴39,40に相通させメインタラップ7が倒れないように支持する。メインタラップ7を使用する際には、まず最初に固定ピン38を抜き取り、その後駆動装置33を操作してメインタラップ7を伏倒させる(図10)。
図13から図15はタラップ装置基部の他の実施例である。41は船1の上面3にボルト等で固定された架台である。前記架台41の一隅に旋回支持軸43が立設されている。前記架台41上には旋回台42が重合され、前記旋回台42にはメインタラップ7および支持部材26を支持する支脚と一体の旋回ブラケット44が固定されている。また前記旋回ブラケット44の一部を前記旋回支持軸43に挿通させ、旋回支持軸43を中心に旋回台42が水平旋回できるようになっている。前記旋回ブラケット44と旋回支持軸43との間にはブッシュ45をはめ込み、旋回台42の旋回時に摩擦抵抗が軽減されるようにしている。前記架台41と旋回台42との各他隅にはピン穴46,47が形成され、通常時は両ピン穴46、47を合わせてピン48を差し込むことにより旋回台42の旋回を規制し、旋回台42を旋回させる必要が生じたとき(接岸した際に両ステップの張り出し方向を変更させる必要がある場合)はピン48を抜いて図15のように旋回台を旋回させる。旋回台42上には前記実施例と同様にメインタラップ、支持部材、安全装置、第二規制部材等が設けられている。
図16から図18は第一規制部材の他の実施例で、図面に沿って説明する。クランク部材15の側面に雌部材50を溶接等にて固定し、前記雌部材50の一部に雌ネジを形成する。前記雌部材50の雌ネジに雌部材50より長いボルト51を螺合させる。
前記ボルト51をねじ込んでいくことによりボルト51の先端を雌部材50より突出させる。突出したボルト51先端はメインタラップ7に固定されたストッパ部材23に当接するようになっている。これにて、ボルト51を調整することにより両タラップのへの字状の展開角度を調整することができ、いろいろな接岸場所に合わせて対応することが可能となる。52はボルト51の緩み止めのために設けたロックナットである。
本考案は前記の如き構成で、次に作用について説明する。タラップ装置4が図3の状態、すなわち両タラップ7、10が起立格納及び折り畳み格納された状態で船1が岸壁2に接岸される。その状態で、まず安全装置36の固定ピン38を引き抜いた後に駆動装置33のウインチ34を緩めていく。ウインチ34を緩めることによりメインタラップ7が両タラップ7、10の自重の力もしくは作業者による人力によりワイヤーロープ35を引き出しながら岸壁2側に伏倒すなわち下方回動していく。
メインタラップ7が下方回動(図3で時計回りに回動)すると、クランク部材15が反時計回りに回動し、第一連結部材18に引っ張り作用が発生し、サブタラップ10を反時計回りに回動させる。その際、ウインチ34とクランク部材15上部他端の軸支点Zとクランク部材15下部の軸支点Xとが一直線になろうとするが、第二規制部材29が当接状態になっているので第二連結部材32に突っ張り方向の力が作用することから前記一直線状態になるのを規制するようになっている。その一方で、クランク部材15はメインタラップ7の下方回動にて徐々に反時計回りに回動し、それに伴って第一連結部材18に引っ張り力が作用してサブタラップ10を展開させ、サブタラップ10が所定の展開位置に達すると第一規制部材21の当接部材24がストッパ部材23に当接してクランク部材15の回動が規制される。一方サブタラップ10は自重にて下方回動しようとするが、駆動装置33のワイヤーロープ35、クランク部材15および第一連結部材18の引っ張り作用にて展開状態が保持されるようになっている。
サブタラップ10が所定の展開位置に達した状態(図2)でさらに駆動装置33を緩めていくと、サブタラップ10が展開状態を保持したままでメインタラップ7が下方回動しそれに伴ってクランク部材15も移動することになるので第2連結部材32がクランク部材15側に引っ張られて支持部材26が時計回りに回動して第二規制部材29の当接状態が解除される。
両タラップ7、10がさらに下方回動していくと、サブタラップ10のローラ14が岸壁2の上面5に接地し、その位置で駆動装置33を停止させる(図1)。
タラップ装置4が岸壁2に架け渡されたのち、乗客等が両タラップ7、10の歩行通路6を歩いて岸壁2に降りる。
次に、船1が航海するために岸壁2を離れる場合には、前記と逆の操作を行う。まず図1の状態から駆動装置33のウインチ34を作動させてワイヤーロープ35を巻き取っていく。すると、第一規制部材21が当接した状態でメインタラップ7が上方回動され、その際、サブタラップ10は展開状態すなわちへの字状が保持されたままで上方に持ち上げられる。メインタラップ7が図2の如く所定の角度まで上方回動されると、第二規制部材29が当接して支持部材26の回動が規制される。前記支持部材26の回動規制(図2の反時計回りの規制)により第二連結部材32がクランク部材15を時計回りの方向に押すことになる。クランク部材15が第二連結部材32にて押されることにより第一連結部材18の引っ張り作用が解除され、サブタラップ10の自重によりサブタラップ10が折り畳み方向に回動する。その際、クランク部材15の軸支点Zは、両タラップ7、10の軸支点Xと第一連結部材18とサブタラップ10との軸支点Yとを結ぶ線上より外側に位置する。
駆動装置33のワイヤーロープ35をさらに巻き取っていくとメインタラップ7が起立格納位置に達する。それとともに第二連結部材32がクランク部材15を押すことによりクランク部材15が時計回りに回動して第一連結部材18を押し、サブタラップ10を折り畳み格納状態にする。その状態でウインチ34を停止させる。
両タラップ7、10の起立格納が完了した時点で安全装置36の固定ピン38を固定ブラケット37のピン穴39とメインタラップ7のピン穴40とに挿通させてメインタラップ7を固定し、仮に航海中に駆動装置33が故障してもメインタラップ7が下方回動することがない様に安全を確保することができる。
ところで、船1を岸壁2に接岸している際に潮の干満等により船1と岸壁2との隙間や高低差が変化するが、その変化にタラップ装置4は対応できるようになっている。
すなわち、隙間が変化した場合にはサブタラップ10に設けたローラ14が岸壁2の上面5を転がってスムーズに移動し乗降を阻害しないようになっている。また、高低差が変化した場合にはウインチ34を操作することによりメインタラップ7およびサブタラップ10を上下に揺動させることができ、乗客等の乗降を阻害しないようになっていると共に両タラップ7、10がへの字状に支持されているので、両タラップ7、10の下面が岸壁2や船1の端部に当接して破損する危険を防止することができる。
なお、実施例では、タラップ装置を船側に設けた構成を開示しているが、岸壁側に設けるようにしてもよい。岸壁側に設けることにより、タラップ装置を有しない船が接岸されても乗客等の乗降が常に容易に行うことができる。また、船が横向き・後ろ向き等の任意の状態で接岸してもタラップ装置を船に確実に掛け渡すことができる。
また、駆動装置のワイヤーロープの他端をクランク部材に連結しているが、第二連結部材の一部に連結しても同様の効果を発揮するものである。
さらに、第一規制部材はクランク部材とメインタラップとの間に設けているが、この構造に限定されるものではなく、メインタラップの先端とサブタラップの基端とを所定角度にて当接させる構造にしても同様の作用効果を発揮するものである。
1 船
2 岸壁
4 タラップ装置
6 歩行通路
7 メインタラップ
10 サブタラップ
14 ローラ
15 クランク部材
18 第一連結部材
21 第一規制部材
26 支持部材
29 第二規制部材
32 第二連結部材
33 駆動装置
36 安全装置

Claims (9)

  1. 船もしくは岸壁側にメインタラップの基部を起立格納可能に軸支し、メインタラップの先部にサブタラップの基部を折り畳み可能に軸支し、メインタラップの倒伏とサブタラップの展開とにより船と岸壁との間を掛け渡すようにしたタラップ装置において、前記メインタラップの先部側には下部を揺動可能に軸支したクランク部材と、クランク部材の上部一端とサブタラップとを連結した第一連結部材と、メインタラップもしくはメインタラップが軸支された船もしくは岸壁に軸支された支持部材と、前記クランク部材の上部他端と支持部材とを連結する第二連結部材と、メインタラップに対してサブタラップもしくはクランク部材を回動規制する第一規制部材と、メインタラップが起立格納途中にて支持部材を回動規制する第二規制部材と、前記クランク部材もしくは第二連結部材を引っ張ることによりメインタラップを起立格納させる駆動装置とからなるタラップ装置。
  2. 前記メインタラップの基部を船側に軸支するとともに前記駆動装置を船側に設けたことを特徴とする請求項1記載のタラップ装置。
  3. 前記メインタラップの基部を岸壁側に軸支するとともに前記駆動装置を岸壁側に設けたことを特徴とする請求項1記載のタラップ装置。
  4. 前記第一連結部材をクランク部材の上部一端に連結する軸支点が、第一連結部材がサブタラップに連結する軸支点およびメインタラップとサブタラップを連結する軸支点の両軸支点を結ぶ線上より外側に位置するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3記載のタラップ装置。
  5. 前記第一規制部材は、メインタラップの先部側に設けたストッパ部材とクランク部材に設けてストッパ部材に当接させることによりクランク部材の回動を規制する当接部材とからなる請求項1乃至4記載のタラップ装置。
  6. 前記第一規制部材は、メインタラップの先部側に設けたストッパ部材と前記ストッパ部材に当接させてクランク部材の回動を規制するためにサブタラップ基部側に設けた当接部材とからなる請求項1乃至4記載のタラップ装置。
  7. 前記第二規制部材は、船もしくは岸壁側に設けたストッパ部材と前記ストッパ部材に当接して支持部材の回動を規制するために支持部材に設けた当接部材とからなる請求項1乃至6記載のタラップ装置。
  8. 前記駆動装置はロープを巻き取るウインチもしくはシリンダからなる請求項1乃至7記載のタラップ装置。
  9. 前記架台の上に旋回台を旋回可能に設け、前記旋回台上にメインタラップおよび支持部材を設けることにより、メインタラップを架台に対して旋回可能としたことを特徴とする請求項1乃至8記載のタラップ装置。
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