JP6656632B1 - 液体循環式冷却胴着における循環路配置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】循環路を保護しつつも冷却効率を低下させずに、更に、作業着の中に着用しても快適な液体循環式冷却胴着における循環路配置構造を提供する。【解決手段】2枚のメッシュ素材130、131の間に循環路108を配置し、この2枚のメッシュ素材のうち、内側のメッシュ素材131に循環路の略全体を埋め込むように配置する。この循環路108の埋め込みは、断面視すると、循環路108を内側のメッシュ素材131で略「Ω」状に覆った上で、糸121により循環路108の左右を縫製して行う。【選択図】図7

Description

本発明は、人体にとって高温となる環境下において使用する冷却衣服であって、特に詳しくは、液体循環式の冷却胴着に関する。
従来から、液体を循環させる循環路を配置して、身体を温めたり冷やしたりすることができる衣服は公知である(特許文献1を参照)。
特開2002−58694号公報
特許文献1に記載の発明は、循環路が内側に剥き出しとなっており、使用する際に引っかかる等の難点がある。一方で、それを防止するために単純に循環路を覆うのみでは、冷却効率が阻害されてしまう。
そこで本発明は、こういった問題点を解決するべくなされたものであって、循環路を保護しつつも冷却効率を低下させずに、更に、作業着の中に着用しても快適な液体循環式冷却胴着における循環路配置構造を提供する事をその課題としている。
上記課題を解決するべく、本願発明は、冷却媒体を循環させるための循環路を備えた胴着における前記循環路の配置構造であって、2枚のメッシュ素材の間に前記循環路を配置した、ことを特徴とする液体循環式冷却胴着における循環路配置構造。
このような構成を採用したことによって、使用時に循環路を引っ掛けてしまうこともないし、穴の開いたメッシュ素材を使用しているため通気性も良く汗のべたつきによる不快感も低減することができる。更に、循環路の外側も敢えてメッシュ素材で構成することによって、液体循環式冷却胴着を作業着等の中(より具体的には、下着と作業着等の間)で使用した際の汗の蒸発を妨げないため、長時間の利用でも快適性が損なわれにくい。通常、循環路の外側は、断熱を優先するためにメッシュ素材は用いないが、逆転の発想により敢えて外側もメッシュ素材とすることによって、作業着等の下に装着した際の性能を向上させている。
また、前記2枚のメッシュ素材のうち、内側のメッシュ素材に前記循環路の略全体を埋め込むように配置することを特徴とする。
即ち、内側から見ると、循環路108の部分だけが内側のメッシュ素材131と一緒に内側に向かって盛り上がるような構成となる。この盛り上がりによって、循環路108の部分は身体に密着して体温を効率的に奪えると共に、それ以外の部分は身体との間に隙間が形成されるため、空気が循環し易くることから、冷気の循環を妨げず且つ汗の蒸発も促すことができる。
また、循環路108の埋め込みは、断面視すると、循環路108を内側のメッシュ素材131で略「Ω」状に覆った上で、糸121により循環路108の左右を縫製して行っていた(図8参照)。
即ち、メッシュ素材131への循環路108の固定を「糸121」だけで実現しており、メッシュ素材131の柔軟性を阻害するような別の取付部材を使用していないので、装着時の快適性が高く、身体への追従性にも優れている。
本発明を適用することで、循環路を保護しつつも冷却効率を低下させずに、更に、作業着の中に着用しても快適な液体循環式冷却胴着における循環路配置構造を提供することができる。
本発明の実施形態の一例である液体循環式冷却胴着を利用した冷却システムの概略全体構成図である。 本発明の実施形態の一例である液体循環式冷却胴着の正面図である。 同正面側のファスナを外して前身頃を左右に分離した状態を示した状態の正面図である。 サイドの面ファスナ(連結部材)を外して、前身頃と後身頃を展開した状態の内側面(身体側)を示した図である。 サイドの面ファスナ(連結部材)を外して、前身頃と後身頃を展開した状態の外側面を示した図である。 図2の状態における循環路の経路を概略的に示した図である。 循環路の配置構造を示した図であって、図4におけるA−A線に沿った断面のうち一の循環路のみを示した図である。 図7における矢視α方向から見た循環路とメッシュ素材の位置関係を示した図である。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態の一例である液体循環式冷却胴着100及びその構造について説明を加える。なお、図面理解容易の為、各部の大きさや寸法を誇張して表現している部分があり、実際の製品と必ずしも一致しない部分があることを付記しておく。また各図面は符号の向きに見るものとし、当該向きを基本に上下左右、手前、奥と表現する。
〈液体循環式冷却胴着の構成〉
液体循環式冷却胴着100は、図1に示している通り、冷却システム10の一部として機能する。冷却システム10は、液体循環式冷却胴着100と、循環ポンプ200及び冷却源300により構成される。冷却源300は様々な種類及び形態のものを利用することが可能であり、用途に応じて付け替えて利用することが可能である。例えば、クーラーボックスの中に氷を入れたもの、それをリュック型やバッグ型に構成したものやボトル型に構成したもの、更には、ラジエターとファンを内蔵した熱交換装置(チラー)等が利用でき、自由に付け替えて利用できる。
なお、循環ポンプ200は必ずしも独立して構成されている必要はなく、冷却源300と一体化されていてもよい。
図2〜図3に示している通り、液体循環式冷却胴着100は、所謂「ベスト型」に構成されている。前身頃102と後身頃104の両方に冷却媒体を循環させるための循環路108が配置されており、前身頃102はファスナ110により左右に分離可能となっている。
また、両脇下にはそれぞれ面ファスナを利用した連結部材106が備わっており、前身頃102と後身頃104の間隔を調整し、当該胴着100を装着者の体にフィットさせることが可能となっている。
なお、符号114は、循環路108の出入り口であり、先端に備わるコネクタによって、循環ポンプ200や冷却源300に繋がる管路(図示していない)に接続可能となっている。
図4〜図5に示している通り、両脇下の連結部材106の連結を解けば、前身頃102と後身頃104は1枚の矩形シート状に展開可能である。略中心に頭部穴116が存在し、その頭部穴116の左右にも循環路108が配置されている。
また、連結部材106は、後身頃104側に取り付けられた面ファスナ雄(第1の連結部材)107と、前身頃102の表面に取り付けられた面ファスナ雌(第2の連結部材)105との着脱によって連結及び調整が実現される。
図6に示しているように、本発明の実施形態の一例として示した液体循環式冷却胴着100においては、循環路108は4つ独立したものが並列配置されている。左前身頃102から入った4つの循環路は、そのうち2つ(経路1、経路2)が首裏を介して右側の前身頃を循環している。残りの2つの循環路(経路3、経路4)は、後身頃104側を循環している。
また、前身頃102及び後身頃104を含む液体循環式冷却胴着100全体は、2枚のメッシュ素材130、131を重ねてその周囲を縫製し、その間に循環路108を配置構成している。
図7に示しているように、循環路108は、2枚のメッシュ素材130、131のうち、内側(人体側)のメッシュ素材131に固定される。更に、循環路108のほぼ全体がメッシュ素材131に取り囲まれるように(埋め込まれるように)配置され、左右を繋ぐ糸121によって固定されている。
〈液体循環式冷却胴着における循環路配置構造の作用・機能〉
上記説明した通り、2枚のメッシュ素材130、132の間に108循環路を配置したことによって、使用時に循環路108を引っ掛けてしまうこともないし、穴の開いたメッシュ素材を使用しているため通気性も良く汗のべたつきによる不快感も低減することができる。更に、循環路108の外側も敢えてメッシュ素材で構成することによって、液体循環式冷却胴着100を作業着等の中(より具体的には、下着と作業着等の間)で使用した際の汗の蒸発を妨げないため、長時間の利用でも快適性が損なわれにくい。通常、循環路108の外側は、断熱を優先するためにメッシュ素材は用いないが、逆転の発想により敢えて外側もメッシュ素材とすることによって、作業着等の下に装着した際の性能を向上させている。
また、2枚のメッシュ素材130、131のうち、内側のメッシュ素材131に108循環路の略全体を埋め込むように配置していた。
即ち、内側から見ると、循環路の部分だけがメッシュ素材と一緒に盛り上がるような構成となる。この盛り上がりによって、循環路の部分は身体に密着して体温を効率的に奪えると共に、それ以外の部分は身体との間に隙間が形成されるため、空気が循環し易くることから、冷気の循環を妨げず且つ汗の蒸発も促すことができる。
また、前記循環路の埋め込みは、断面視すると、当該循環路を前記内側のメッシュ素材で略「Ω」状に覆った上で、糸により前記循環路の左右を縫製して行うことを特徴とする。
即ち、メッシュ素材への循環路の固定を「糸」だけで実現しており、素材の柔軟性を阻害するような取付部材を使用していないので、装着時の快適性が高く、身体への追従性にも優れている。
10・・・冷却システム
100・・・液体循環式冷却胴着
102・・・前身頃
104・・・後身頃
108・・・循環路
105・・・面ファスナ(雌)
106・・・連結部材
107・・・面ファスナ雄
110・・・ファスナ
114・・・(循環路の)出入り口
116・・・頭部穴
121・・・糸
131・・・メッシュ素材
200・・・循環ポンプ
300・・・冷却源

Claims (1)

  1. 冷却媒体を循環させるための循環路を備えた胴着における前記循環路の配置構造であって、
    重ねて周囲を縫製した2枚のメッシュ素材の間に前記循環路を配置し
    当該2枚のメッシュ素材のうち、内側のメッシュ素材で前記循環路を取り囲むようにして且つ当該内側のメッシュ素材同士を糸で固定することによって、前記循環路が前記内側のメッシュ素材と共に内側に向かって盛り上がるように構成すると共に、
    前記2枚のメッシュ素材のうち、外側のメッシュ素材と前記循環路は固定しない
    ことを特徴とする液体循環式冷却胴着における循環路配置構造。
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