JP2017200547A - 冷却具 - Google Patents

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季之 高井
Sueyuki Takai
季之 高井
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Abstract

【課題】夏季の高温多湿の環境下における体温上昇を抑えるべく、臀部や鼠蹊部、他、背中を冷やし、且つ熱放散、発汗の蒸発を促すことで、心身のストレスを緩和し、熱中症を予防することができ、任意で手間無く容易に着脱できる冷却具を提供する。
【解決手段】冷却具101は、着衣に挾着できるホルダー1の背面に、ポケット部5を使用者身体Uの身体側に垂下る形状で設け、熱放散補助板3で挟んで結合し、同じく、該熱放散補助板3の下部と該ポケット部5を固定具4で挟んで結合し、保冷剤Cを収容した保冷剤袋2を該ポケット部5に挿脱自在に収容できる構成とされる冷却具101。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷涼感を与えて熱中症を予防する冷却具に関する。
近年、温暖化が進行し、夏の暑さが厳しさを増し、高温多湿等が原因となって略密閉された着衣内は蓄熱され、汗ばんだ下着が密着し、不快指数を上昇させて老若男女、何時でも屋外屋内を問わず熱中症にかかる危険性があり、予防策が各種提案されている。
これに対して、従来、熱中症予防として身体を冷やすための冷却具として、水を吸収させた保水性素材の気化熱によって身体の冷却を目的としたベスト形状の衣服(特許文献1)や、冷却材を収納できるようにしたポケットの付いた衣服(特許文献2)が提案されている。
特開2015−52188号公報 特開2002−309414号公報
しかし、上記のような冷却具では、寒さを感じた時に脱衣するには、上着を脱着する煩わしさや、上着が嵩張るなどといった欠点があった。
そのため本発明は、上記の実情に鑑みて、高温多湿の環境下における体温上昇を抑制するために、急激な冷感を防ぎつつ身体を冷やし、且つ着衣内の熱放散や、汗の蒸発を促し、心身のストレスを緩和することで、結果、熱中症を予防することができ、構造的に、容易に着脱できる冷却具を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために本発明は、ズボンPのウエストバンドに挾着するホルダー1の背面に、ポケット部5を使用者身体Uの身体側に垂下る形状で設け、熱放散補助板3で挟んで結合し、同じく、該熱放散補助板3の下部と該ポケット部5を固定具4で結合し、保冷剤Cを収容した保冷剤袋2をタオル地で形成して、該ポケット部5に挿脱自在に収容できる構成としたことを特徴とする冷却具101である。
本発明の冷却具は、急激な冷感を防ぎつつ身体に冷涼感を与えて、且つ着衣内の熱放散や、汗の蒸発を促すことで、熱中症を予防することができ、任意で手間無く容易に着脱できる利点がある。
本発明の冷却具の正面側を示した斜視図である。 図1の冷却具の後方から見た斜視図である。 保冷剤袋の斜視図である。 ウエストバンドに冷却具を装着の状態を示した平面図である。 図4におけるY−Y線断面図である。 図4におけるX−X線断面図である。 衿台に装着の状態を示した冷却具の平面図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1、図2は、いずれも本発明の冷却具101(図1は、正面側。図2は、裏面側)を示す斜視図で、着衣内の略密閉された状態から空間を開放し、熱気、蒸れた空気を着衣外へ放出するための逃げ道を確保し、身体に冷涼感を与えて、熱中症の予防を目的とした冷却具101である。
図5は、図4で示すズボンPのウエストバンドに冷却具101を装着の状態を示したY−Y線断面図であり、ホルダー1をプラスチックで形成し、該ホルダー1の背面に、ポケット部5を使用者身体Uの身体側に垂下る形状で設け、弾性を持つウレタンフォーム若しくは、ゴム素材で形成した熱放散補助板3で挟んで結合し、同様に、該熱放散補助板3の下部と該ポケット部5を、ウレタンフォーム若しくは、ゴム素材で形成した固定具4で結合することで冷却具101の形状を保つのと兼ねて、多少の動作でも着衣に装着した冷却具101が外れることを防ぐ。
上記の、該ポケット部5の構成は、通気性が優れたメッシュ編地で形成し、繊維素材としては、とくに限定せず、不織布でも良いが、植物繊維若しくは、蒸散性を有した、ポリエステル繊維やナイロン繊維等の合成繊維を用いることが好ましく、とくにポリエステル繊維が望ましい。
また、図1で示す冷却具101の該ポケット部5に収容した図3で示す保冷剤袋2は、保冷剤Cを出し入れするための開口と、片や、開口を覆うフラップ8を有し、該フラップ8に止着の第2面ファスナー9と、該開口を閉塞できるように、開口部に第1面ファスナー6を止着し、該第2面ファスナー9と該第1面ファスナー6が雌雄係合し、開閉自在とする。若しくは、スライドファスナー、ホック等の何れかの止着手段によって、開閉自在とし、該保冷剤袋2は、吸水性に富むタオル地によって形成し、汗を良好に吸収できると共に急激な冷感を防ぎ、血液循環を通じて身体を冷やすことができる。
尚、上記したとおり、構造的に、保冷剤Cを収容した保冷剤袋2は、別個に利用することができ、冷タオルとして汗を拭うなど、熱った部位へ直に当てたりが可能となる。
図6は、図4で示すズボンPのウエストバンドに冷却具101を装着の状態を示したX−X線断面図であり、熱放散補助板3の身体側には、通気の空間を確保する形状とし、好ましくは、波型状の凹凸を形成し、使用者身体UとズボンPのウエストバンドとの間に空間を確保したことに加えて、冷却具101内に収容させた、保冷剤Cにより生じる冷気によって対流が生じ、通気性が良好になり、熱放散、汗の蒸発が促され、体感温度を下げ、該保冷剤Cの冷感によって身体を冷やすことで、心身のストレスを緩和し、熱中症を予防することができる。
本例では、本発明の冷却具101として、ウエストバンドに装着して使用する冷却具101を説明したが、他の例として、図7に示したシャツSの襟台に装着して背中部分に冷涼感を与えることができる。
図1で示す熱放散補助板3が露出した露出部Lにより、該熱放散補助板3を形成するウレタンフォーム若しくは、ゴム素材の摩擦力で身体側に密接されることで、冷却具101及び、ズボンPのずり落ちを防ぐ。
上記した該熱放散補助板3の露出部Lは、20mm〜40mmが好ましい。
尚、ウレタンフォーム若しくは、ゴム素材で形成した該熱放散補助板3は、熱伝導率が低く外気温から保冷剤Cを断熱し、冷却効果を長く持続させる効果がある。
1 ホルダー
2 保冷剤袋
3 熱放散補助板
4 固定具
5 ポケット部
6 第1面ファスナー
7 縫目
8 フラップ
9 第2面ファスナー
101 冷却具
C 保冷剤
L 露出部
P ズボン
S シャツ
U 使用者身体

Claims (1)

  1. ズボンのウエストバンドに挾着できるホルダーの背面に、ポケット部を使用者身体の身体側に垂下る形状で設け、熱放散補助板で挟んで結合し、同じく、該熱放散補助板の下部と該ポケット部を固定具で結合し、保冷剤を収容した保冷剤袋を、タオル地で形成して、該ポケット部に挿脱自在に収容できる構成とされることを特徴とする冷却具。
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KR20200119677A (ko) * 2019-04-10 2020-10-20 이병갑 열 반사판을 보유한 황토석 찜질밴드

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