JP3207262U - 身体冷却装置 - Google Patents

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洋平 沖
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Abstract

【課題】背負いバッグや乳幼児ホルダーを着用しているユーザーの胸腹部または背中に介在させて装着し、身体を持続的に冷却することができる身体冷却装置を実現する。【解決手段】身体冷却装置10のファン21を駆動させてマット11内に空気を送り込み、マット11内のスペーサ15により形成される空気流通路に空気の流れを発生させて、ユーザーの身体の皮膚の近傍に絶えず外気を流通させることで、ユーザーの身体から出た汗を皮膚や着衣に留まらせず、効率よく蒸発させるようにし、その汗が蒸発する際にユーザーの身体から気化熱が奪われることを利用して、ユーザーの身体を持続的に冷却する。【選択図】図1

Description

本考案は、抱っこ紐やおんぶ紐などの乳幼児ホルダーや背負いバッグの下に装着して、装着者の身体を冷却する身体冷却装置に関する。
夏季に背負いバッグであるリュックサックを背負った場合、リュックサックと密着した背中からの放熱が妨げられるため、その着用者が不快感を覚えることがある。
また、夏季に抱っこ紐やおんぶ紐などの乳幼児ホルダーを使って乳幼児を抱きかかえたり背負ったりした場合にも、乳幼児ホルダーを着用した側の胸腹部あるいは背中からの放熱が妨げられるために、その着用者が不快感を覚えることがある。特に、乳幼児ホルダーの場合、着用者と乳幼児の両者が体温を放熱するために不快感が増し易く、また両者が不快な思いをしてしまう。
そして、リュックサックと乳幼児ホルダーのどちらの場合でも、その着用時間が長くなるほど不快感が増すという問題がある。
また、半導体工場等のクリーンルーム内で作業をする作業者が着用する無塵服はその構造上放熱し難くなっているため、着用者が不快感を覚えることがある。
この無塵服の着用者の暑さ対策のため、無塵服の下に装着する防暑具が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−355107号公報
しかしながら、上記特許文献1の防暑具は、冷凍庫などで凍結させた保冷剤を利用して身体を冷却する仕組みであるので、保冷剤の冷却効果が無くなった際に速やかに交換できる環境でなければ、長時間の使用には向かないものであった。
つまり、上記特許文献1の防暑具をリュックサックや乳幼児ホルダー(抱っこ紐、おんぶ紐)などと併用して夏季の屋外で使用する場合、リュックサックや乳幼児ホルダーの着用者の身体を持続的に冷却するのは困難であった。
本考案の目的は、背負いバッグや乳幼児ホルダーを着用しているユーザーの身体を持続的に冷却することができる身体冷却装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本出願に係る一の考案は、
乳幼児を抱いたり背負ったりするための乳幼児ホルダーを着用するユーザーの胸腹部または背中に装着され、前記ユーザーと前記乳幼児の間に空気を流通させて、前記ユーザーと前記乳幼児の身体を冷却する身体冷却装置であって、
空気が流通する空気流通路を確保するためのスペーサと、前記スペーサにおける前記乳幼児ホルダーおよび前記乳幼児側となる面を覆うように設けられた上布と、前記スペーサにおける前記ユーザー側となる面を覆うように設けられた下布とを有する扁平状のマットと、
前記マットの端部に形成された開口部と、
前記マットの前記上布に取り付けられ、前記上布と下布の間に空気を送り込む送風部と、
前記送風部に電力を供給する電源部と、
を備え、
前記送風部は、前記ユーザーが前記乳幼児ホルダーを着用したときに前記乳幼児ホルダーおよび前記乳幼児で覆われない部分に取り付けられており、
前記上布と前記下布は透湿性を有する材料で構成されていることを特徴とする。
かかる構成の身体冷却装置であれば、送風部を駆動させて上布と下布の間に空気を送り込み、身体冷却装置のマット内の空気流通路に空気の流れを発生させることによって、身体冷却装置を装着したユーザーの身体から出た汗が蒸発した気化成分と、乳幼児ホルダーに保持された乳幼児の身体から出た汗が蒸発した気化成分を、透湿性を有する下布及び上布を介してマット内部の空気流通路に取り込んで、開口部を通じて外部に排出することができる。
このように、汗が蒸発する際に身体から気化熱が奪われることを利用して、乳幼児ホルダーを着用したユーザーの身体と、乳幼児ホルダーに保持されている乳幼児の身体を冷却することができる。
また、望ましくは、
前記上布の外面には、前記マットを前記乳幼児ホルダーに止着する止着部が設けられているようにする。
こうすることで、身体冷却装置と乳幼児ホルダーとがずれ難くなるので、身体冷却装置と乳幼児ホルダーを一体的に装着することができる。
また、本出願に係る他の考案は、
背負いバッグを背負うユーザーの背中に装着され、前記背負いバッグと前記ユーザーの間に空気を流通させて、前記ユーザーの身体を冷却する身体冷却装置であって、
空気が流通する空気流通路を確保するためのスペーサと、前記スペーサにおける前記背負いバッグ側となる面を覆うように設けられた上布と、前記スペーサにおける前記ユーザー側となる面を覆うように設けられた下布とを有する扁平状のマットと、
前記マットの端部に形成された開口部と、
前記マットの前記上布に取り付けられ、前記上布と下布の間に空気を送り込む送風部と、
前記送風部に電力を供給する電源部と、
を備え、
前記送風部は、前記ユーザーが前記背負いバッグを着用したときに前記背負いバッグで覆われない部分に取り付けられており、
前記下布は透湿性を有する材料で構成されていることを特徴とする。
かかる構成の身体冷却装置であれば、送風部を駆動させて上布と下布の間に空気を送り込み、身体冷却装置のマット内の空気流通路に空気の流れを発生させることによって、身体冷却装置を装着したユーザーの身体から出た汗が蒸発した気化成分を、透湿性を有する下布を介してマット内部の空気流通路に取り込んで、開口部を通じて外部に排出することができる。
このように、汗が蒸発する際に身体から気化熱が奪われることを利用して、背負いバッグを着用したユーザーの身体を冷却することができる。
また、望ましくは、
前記上布の外面には、前記マットを前記背負いバッグに止着する止着部が設けられているようにする。
こうすることで、身体冷却装置と背負いバッグとがずれ難くなるので、身体冷却装置と背負いバッグを一体的に装着することができる。
また、身体冷却装置のマットには、当該マットをユーザーの首または肩から吊り下げるための長さ調整可能な吊下げ部が取り付けられているようにする。
この吊下げ部があれば、ユーザーは身体冷却装置を容易に装着することができる。
また、身体冷却装置のマットが乳幼児ホルダーに固設されていても、身体冷却装置のマットが背負いバッグに固設されていてもよい。
マットが乳幼児ホルダーや背負いバッグと一体にされていれば、ユーザーが乳幼児ホルダーや背負いバックを着用することで、身体冷却装置を装着することができる。
本考案によれば、背負いバッグや乳幼児ホルダーを着用しているユーザーの身体を持続的に冷却することができる。
本考案に係る身体冷却装置の一実施形態を示す概略正面図(a)と、その身体冷却装置のA−A矢視方向概略断面図(b)である。 身体冷却装置をユーザーの胸腹部に装着した状態を示す概略正面図である。 ユーザーが装着した身体冷却装置の上に、乳幼児を保持した乳幼児ホルダーを着用した状態を示す概略正面図である。 身体冷却装置をユーザーの背中に装着した状態を示す概略正面図である。 ユーザーが装着した身体冷却装置の上に、リュックサックを着用した状態を示す概略正面図である。
以下、図面を参照して、本考案に係る身体冷却装置の実施形態について詳細に説明する。
(実施形態1)
図1(a)は、身体冷却装置10の概略正面図であり、図1(b)は、その身体冷却装置10のA−A矢視方向概略断面図である。
実施形態1の身体冷却装置10は、乳幼児を抱いたり背負ったりするための乳幼児ホルダー50を着用するユーザーが、胸腹部または背中に装着して、ユーザーと乳幼児の間に空気を流通させて、ユーザーと乳幼児の身体を冷却するために使用するものである。
身体冷却装置10は、図1(a)(b)に示すように、扁平状のマット11と、マット11の内部に空気を送り込む送風部であるファン21と、ファン21に電力を供給する電源部22と、マット11を首から吊り下げる首掛け用の紐23等を備えている。
また、マット11は、空気が流通する空気流通路を確保するためのスペーサ15と、そのスペーサ15を覆う上布16と下布17とメッシュ状布18とを有している。
スペーサ15は、抱っこ紐やおんぶ紐などの乳幼児ホルダー50と、乳幼児ホルダー50を着用したユーザーの身体との間、具体的には、乳幼児ホルダー50に保持されている乳幼児と、乳幼児ホルダー50の着用者の身体との間に空気が流通する空気流通路を確保するためのものであり、略長方形状に形成されている。
このスペーサ15は、身体冷却装置10に使用されるものであるので、スペーサ15にはその用途上、特別な性能を有することが要求される。
第一に、身体冷却装置10を装着したユーザーに不快感を与えないように、柔軟性を有するスペーサ15であること。
第二に、身体冷却装置10の上に、乳幼児を保持している乳幼児ホルダー50を着用したときにスペーサ15が変形しないように、乳幼児および乳幼児ホルダー50の重量に十分耐え得る強度を有するスペーサ15であること。
第三に、消費電力の小さなファン21を用いたときでも、そのファン21により外気を十分に空気流通路内に流通させることができるように、空気抵抗の小さな構造を有するスペーサ15であること。
第四に、身体冷却装置10の上に乳幼児ホルダー50を着用したとき、スペーサ15の厚さがあまり厚いと身体冷却装置10の装着感が悪くなるので、約1センチメートル程度の厚みを有するスペーサ15であること。
これら4つの要求をすべて満たすスペーサとしては、本実用新案登録出願人が以前出願を行って特許を受けたスペーサ、すなわち特許第4067034号公報に開示されたスペーサを挙げることができる。本実施形態では、身体冷却装置10に使用するスペーサ15として上記の特許第4067034号公報に開示されたスペーサを用いることにする。そのため、ここではスペーサ15の詳細についての説明を省略する。
そして、スペーサ15は、その上下端部を除いて上布16及び下布17で覆われている。
上布16は、ユーザーが装着した身体冷却装置10の上に乳幼児ホルダー50を着用した際、スペーサ15における乳幼児ホルダー50および乳幼児側となる面を覆うように設けられている。
下布17は、ユーザーが装着した身体冷却装置10の上に乳幼児ホルダー50を着用した際、スペーサ15におけるユーザー側となる面を覆うように設けられている。
上布16及び下布17は、空気が外部に漏れ難く且つ透湿性を有する材料で構成されており、例えば、目の詰んだ綿布などを用いることができる。
また、スペーサ15の上下端部は、空気流通性のよいメッシュ状布18で覆われている。
このメッシュ状布18が設けられたマット11の端部は、スペーサ15が確保した空気流通路内を流れる空気を外部に排出するための開口部として機能する。
上布16、下布17及びメッシュ状布18は各境界部分で縫合されており、スペーサ15は、上布16、下布17及びメッシュ状布18によって完全に覆われている。
なお、上布16と下布17は、メッシュ状布18ほどではないが、その布目を通じて僅かに空気を通過させることができる通気性を有している。
また、マット11における左右の縁の一方には、スペーサ15から離間する方向に張り出した上布16と下布17とからなる張出部11aが設けられている。本実施形態では、ユーザーが身体冷却装置10を腹側に装着した際、ユーザーの左側に張出部11aが位置するように設けられている。
この張出部11aの上布16には円形状の孔が形成されており、この孔にファン21が取り付けられている。
ファン21は、スペーサ15が確保した空気流通路内に空気の流れを強制的に生じさせるものである。本実施形態のファン21は、外気を空気流通路内に取り込む方向に回転する。すなわち、ファン21の送風方式としては吸気方式を採用している。このファン21によって吸気された空気により張出部11aは陽圧になり膨らむので、張出部11aには空気流通路確保の意味でのスペーサ15を必ずしも設ける必要はない。
そして、ファン21によってスペーサ15による空気流通通路内に取り込まれた空気は、その空気流通路内を流通し、開口部としてのメッシュ状布18から外部に排出される。
特に、ファン21の取り付け位置は、身体冷却装置10を装着したユーザーが乳幼児ホルダー50を着用したときに、乳幼児ホルダー50および乳幼児で覆われない部分であるので、ファン21による吸気が乳幼児ホルダー50や乳幼児に妨げられることなく、外気をマット11内の空気流通路に取り込むことができる。
電源部22は、ファン21に電力を供給するためのものである。電源部22は、例えば二次電池と、二次電池を収納する電池ケースと、オンオフを切り替えるスイッチ等を備えており、電源部22とファン21はケーブルにより接続されている。
この電源部22は、例えばユーザーの着衣のポケットに収納される。
また、マット11の上部には、ユーザーの首からマット11を吊り下げるように、身体冷却装置10をユーザーに装着するための紐23が取り付けられている。
吊下げ部として機能する紐23には、ユーザーの首にかける部分の長さを調整するアジャスター24が設けられており、ユーザーは自身の体格に合わせてマット11(身体冷却装置10)の装着位置を容易に調整することができる。
また、マット11の下部の上布16の外面には、マット11を乳幼児ホルダー50に止着する止着部として機能する面ファスナー25が設けられている。
この面ファスナー25は、乳幼児ホルダー50の布地に係着する構造を有しており、面ファスナー25が乳幼児ホルダー50の布地に係着することで、マット11を乳幼児ホルダー50に止着することができる。
次に、実施形態1の身体冷却装置10の使用方法について説明する。
図2は、身体冷却装置10をユーザーの身体に装着したときの概略正面図であり、図3は、ユーザーが装着した身体冷却装置10の上に、乳幼児を保持した乳幼児ホルダー50を着用したときの概略正面図である。
まず、ユーザーは、紐23を首にかけ、マット11(身体冷却装置10)を自身の腹側に吊り下げる。このときマット11の向きは、下布17が身体に接する側となる向き、すなわち、ファン21が取り付けられている上布16が外側となる向きとする。
次に、ユーザーは、アジャスター24によって紐23の長さを調整してマット11の上下位置を調整し、図2に示すように、マット11がユーザーの胸腹部に位置するように、身体冷却装置10を装着する。
そして、ユーザーは、図3に示すように、装着した身体冷却装置10の上に、乳幼児を保持した乳幼児ホルダー50を着用する。このとき、面ファスナー25が乳幼児ホルダー50の布地に係着することで、マット11と乳幼児ホルダー50とがずれ難くなるので、身体冷却装置10と乳幼児ホルダー50を一体的に装着することができる。
なお、マット11の張出部11aは、乳幼児ホルダー50および乳幼児で覆われずに、露出している。
次いで、ユーザーは、電源部22のスイッチをオンにする。この操作によりファン21が駆動して、外気がファン21を介してマット11の内部の空気流通路に取り込まれる。 その取り込まれた空気はマット11内の空気流通路を上向き及び下向きにそれぞれ流通し、上下端部のメッシュ状布18に達すると、開口部としてのメッシュ状布18から外部に排出されることになる。
このように、ファン21を駆動させて上布16と下布17の間に空気を送り込み、身体冷却装置10のマット11内の空気流通路に空気の流れを発生させることによって、身体冷却装置10を装着したユーザーの身体から出た汗が蒸発した気化成分と、抱っこ紐である乳幼児ホルダー50に保持された乳幼児の身体から出た汗が蒸発した気化成分を、透湿性を有する下布17及び上布16を介してマット11内部の空気流通路に取り込んで、メッシュ状布18を通じて外部に排出することができる。
こうして、汗が蒸発する際に身体から気化熱が奪われることを利用して、ユーザー及び乳幼児の身体を冷却することができる。
特に、実施形態1の身体冷却装置10では、ユーザーが装着した身体冷却装置10の上に乳幼児ホルダー50を着用したときに、乳幼児ホルダー50および乳幼児で覆われない位置にファン21が取り付けられているので、ファン21による吸気が乳幼児ホルダー50や乳幼児に妨げられることなく、外気をマット11内の空気流通路に取り込むことができる。
そして、身体冷却装置10は、マット11内の空気流通路に良好な空気の流れを発生させ、身体から熱を奪って蒸発した汗をメッシュ状布18から外部に排出するようにして、ユーザーと乳幼児の間の蒸れを低減するとともに、気化熱によるユーザーと乳幼児の身体の冷却を効率よく行うことができる。
なお、外気の温度が体表面の温度よりも低い場合には、その外気によって直接ユーザーや乳幼児の身体が冷却されるという効果もある。
なお、上記実施形態1では、マット11がユーザーの胸腹部に位置するように身体冷却装置10を装着し、抱っこ紐である乳幼児ホルダー50を使って乳幼児を抱きかかえた場合を例に説明したが、マット11がユーザーの背中に位置するように身体冷却装置10を装着し、おんぶ紐である乳幼児ホルダー50を使って乳幼児を背負う場合も同様に、身体冷却装置10によってユーザー及び乳幼児の身体を冷却することができる。この場合、以下の実施形態2のように、吊下げ部として機能する紐23を左右一対設け、その一対の紐23を使ってマット11をユーザーの肩に掛けるようにするのが好ましい。
(実施形態2)
次に、本考案に係る身体冷却装置の実施形態2について説明する。なお、実施形態1と同様の構成については、同符号を付して説明を割愛する。
実施形態2の身体冷却装置10は、背負いバッグであるリュックサック60を背負うユーザーが背中に装着して、リュックサック60とユーザーの間に空気を流通させて、ユーザーの身体を冷却するために使用するものである。
この実施形態2では、身体冷却装置10をユーザーの背中に装着するために、マット11の上部に左右一対の紐23が取り付けられている。
この身体冷却装置10を使用する場合、図4に示すように、左右一対の紐23をユーザーの肩にかけ、マット11がユーザーの背中に位置するように、身体冷却装置10を装着する。
そして、ユーザーは、図5に示すように、背中に装着した身体冷却装置10の上に、リュックサック60を着用する。このとき、面ファスナー25がリュックサック60の布地に係着することで、マット11とリュックサック60とがずれ難くなるので、身体冷却装置10とリュックサック60を一体的に装着することができる。
なお、マット11の張出部11aは、リュックサック60に覆われずに露出している。
こうして、リュックサック60の下に装着した身体冷却装置10を作動させることでも、汗が蒸発する際に身体から気化熱が奪われることを利用して、ユーザーの身体を冷却することができる。
また、リュックサック60の下に装着する実施形態2の身体冷却装置10の場合、リュックサック60側を冷却する必要がないので、上布16には透湿性がない材料を用いてもよい。
なお、実施形態2では、背負いバッグとしてリュックサック60を例に説明したが、リュックサック60とは、リュック、サック或いはザックと称される背負い袋の他、背負子や背負い籠なども含むものとする。
また、背負いバッグは、ランドセルなどの背負い鞄であってもよい。
以上のように、本実施形態の身体冷却装置10は、ファン21を駆動させてマット11内の空気流通路に空気の流れを発生させることで、ユーザーの身体の皮膚の近傍に絶えず外気を流通させることができるので、ユーザーの身体から出た汗は皮膚や着衣に留まることなく、効率よく蒸発することになり、その汗が蒸発する際にユーザーの身体から気化熱が奪われることを利用してユーザーの身体を持続的に冷却することができる。
なお、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
例えば、以上の実施の形態において、スペーサ15の上下端部は、開口部として機能するメッシュ状布18で覆われているとしたが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えばメッシュ状布18を用いずに、スペーサ15の上下端部で上布16と下布17を縫合し、上布16と下布17の境界近傍に開口部として機能する無数の小孔を形成してもよい。
また、以上の実施の形態では、開口部としてのメッシュ状布18がマット11の上下端部に設けられている場合について説明したが、開口部(メッシュ状布18)の位置はこれに限らず、ファン21からある程度離間した位置に必要に応じて設けるようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、ファン21が外気をマット11内の空気流通路に取り込む方向に回転する場合について説明したが、ファン21が空気流通路内の空気を外部に排出する方向に回転するようにしてもよい。この場合、開口部としてのメッシュ状布18は外気を空気流通路内に取り込む外気取込口となる。
また、以上の実施の形態では、マット11の左右の一方の縁から張り出している張出部11aにファン21が取り付けられている場合について説明したが、ファン21が乳幼児ホルダー50やリュックサック60で覆われない位置であれば、どこの部分にファン21を取り付けてもよい。また、複数箇所にファン21を取り付けてもよい。
また、張出部11aの位置や張出部11aの有無に応じて、マット11をどのような形状に形成してもよい。
また、以上の実施の形態では、電源部22をユーザーの着衣のポケットに収納するとしたが、乳幼児ホルダー50やリュックサック60に電源部22の収納部を設けてもよい。
また、以上の実施の形態では、紐23をユーザーの首や肩に掛けるようにして、身体冷却装置10をユーザーに装着する場合について説明したが、マット11を乳幼児ホルダー50やリュックサック60の内面に固設して、乳幼児ホルダー50やリュックサック60に身体冷却装置10を直接取り付けておき、ユーザーは身体冷却装置10が取り付けられている乳幼児ホルダー50やリュックサック60を着用することにより、身体冷却装置10を装着するようにしてもよい。
なお、乳幼児ホルダー50やリュックサック60に身体冷却装置10を取り付ける手法は任意であり、接着や縫着など一般的な各種方法で取り付ければよい。例えば、以上の実施の形態で、面ファスナー25を設けた箇所で乳幼児ホルダー50やリュックサック60とマット11(身体冷却装置10)を接着したり縫着したりすればよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
10 身体冷却装置
11 マット
11a 張出部
15 スペーサ
16 上布
17 下布
18 メッシュ状布(開口部)
21 ファン(送風部)
22 電源部
23 紐(吊下げ部)
24 アジャスター
25 面ファスナー(止着部)
50 乳幼児ホルダー
60 リュックサック(背負いバッグ)

Claims (7)

  1. 乳幼児を抱いたり背負ったりするための乳幼児ホルダーを着用するユーザーの胸腹部または背中に装着され、前記ユーザーと前記乳幼児の間に空気を流通させて、前記ユーザーと前記乳幼児の身体を冷却する身体冷却装置であって、
    空気が流通する空気流通路を確保するためのスペーサと、前記スペーサにおける前記乳幼児ホルダーおよび前記乳幼児側となる面を覆うように設けられた上布と、前記スペーサにおける前記ユーザー側となる面を覆うように設けられた下布とを有する扁平状のマットと、
    前記マットの端部に形成された開口部と、
    前記マットの前記上布に取り付けられ、前記上布と下布の間に空気を送り込む送風部と、
    前記送風部に電力を供給する電源部と、
    を備え、
    前記送風部は、前記ユーザーが前記乳幼児ホルダーを着用したときに前記乳幼児ホルダーおよび前記乳幼児で覆われない部分に取り付けられており、
    前記上布と前記下布は透湿性を有する材料で構成されていることを特徴とする身体冷却装置。
  2. 前記上布の外面には、前記マットを前記乳幼児ホルダーに止着する止着部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の身体冷却装置。
  3. 背負いバッグを背負うユーザーの背中に装着され、前記背負いバッグと前記ユーザーの間に空気を流通させて、前記ユーザーの身体を冷却する身体冷却装置であって、
    空気が流通する空気流通路を確保するためのスペーサと、前記スペーサにおける前記背負いバッグ側となる面を覆うように設けられた上布と、前記スペーサにおける前記ユーザー側となる面を覆うように設けられた下布とを有する扁平状のマットと、
    前記マットの端部に形成された開口部と、
    前記マットの前記上布に取り付けられ、前記上布と下布の間に空気を送り込む送風部と、
    前記送風部に電力を供給する電源部と、
    を備え、
    前記送風部は、前記ユーザーが前記背負いバッグを着用したときに前記背負いバッグで覆われない部分に取り付けられており、
    前記下布は透湿性を有する材料で構成されていることを特徴とする身体冷却装置。
  4. 前記上布の外面には、前記マットを前記背負いバッグに止着する止着部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の身体冷却装置。
  5. 前記マットには、当該マットを前記ユーザーの首または肩から吊り下げるための長さ調整可能な吊下げ部が取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の身体冷却装置。
  6. 前記マットが、前記乳幼児ホルダーに固設されていることを特徴とする請求項1に記載の身体冷却装置。
  7. 前記マットが、前記背負いバッグに固設されていることを特徴とする請求項3に記載の身体冷却装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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