JP3155505U - 冷却体を備える被服 - Google Patents
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Abstract
【課題】相対湿度とは無関係に肌面を確実に冷却でき、ユーザーが激しく身体を動かすような場合でも冷却体を所定の装着位置に位置保持でき、一般的なユーザーが日常的に使用するのに好適な冷却体を備える被服を提供する。【解決手段】後ろ身頃2に冷却体20を収容するポケット19を設ける。後ろ身頃2は、下身頃11と、下身頃11の上縁に縫着される内上身頃12と、内上身頃12の外面を覆う外上身頃13とで構成する。ポケット19は、ポケット生地21を内上身頃12に縫着して形成し、ポケット19の出入口23に臨むポケット生地21と後ろ身頃2との対向面に、出入口23を開閉するファスナー22を設ける。内上身頃12を通気自在なメッシュ生地で形成し、さらに外上身頃13の下部と、下身頃11の上部との間に通気開口を形成して、後ろ身頃2の内面側と外面側を通気自在とする。【選択図】図1
Description
本考案は、肌面を冷やして冷涼感を与えるための冷却体を備える被服に関する。
この種の被服は、例えば特許文献1に公知である。そこでは、シャツ本体の後ろ身頃の上部中央にポケットを設け、このポケットに扁平な冷却体を出し入れできるようにしている。ポケットは、布地の表面は密に、布地の裏面は粗く編んだメッシュ生地で形成してあり、導水機能を備えている。冷却体は、吸水性繊維を含むわた状、あるいは不織布状の吸水性高分子繊維吸収体を冷却要素にして、その周囲を透湿透水性を有する布地でくるんで構成してある。
同様の被服は特許文献2にもみることができ、そこでは、襟ぐりに縫着される布ラベルを利用して、冷却体を面ファスナーやスナップで着脱できるようにしている。使用状態における冷却体は、襟にぶら下がった状態となる。
特許文献3には、内部に保冷材が収容してあるポケットを、脇の下、襟元、背中に着脱可能に装着した作業着が開示してある。ポケットは袋状に形成してあり、その上部の開口部分がスライドファスナーで開閉できるようになっている。作業着の脇の下、襟元、背中と、ポケットの装着面には、それぞれポケットを装着するための面ファスナーが縫着されている。
特許文献1のシャツによれば、冷却体に含浸した水が蒸発するときの気化熱によって、冷却体の近傍の肌面を冷却できる。また、袋状に形成したポケットの上部が開口してあるので、シャツを着用したままで冷却体をポケットに出し入れできる。しかし、冷却体に含浸した水の蒸発作用は相対湿度によって大きく変化し、とくに相対湿度が高い場合には蒸発作用が低下するため、高温多湿の使用環境において充分な冷却作用を発揮できない。また、ポケットの上部が常に開口した状態になっているので、シャツを着用したユーザーが飛び跳ね、あるは前屈みになるような場合など、大きな運動慣性力が作用する場合に、冷却体がポケットから脱落するおそれがある。
その点、特許文献2の被服では、冷却体を、布ラベルやラベル近傍の生地に面ファスナーやスナップで着脱するので、ユーザーが飛び跳ね、あるいは前屈みになるような場合であっても、冷却体が脱落することはない。さらに、特許文献3の作業着の場合には、ポケットを面ファスナーで脇の下、襟元、背中に貼り付けるので、ユーザーが激しく身体を動かすような場合でも、ポケットがずれ動くことはない。
しかし、特許文献2の被服では、冷却体を、布ラベルやラベル近傍の生地に面ファスナーなどで直接装着するので、冷却体の表面が直接肌面に触れるおそれがある。とくに、予め冷蔵庫で凍らせておいた冷却体を使用する場合に、肌面が過剰に冷やされて不快感を与えやすい。こうした事態を避けるには、肌着の外に被服を重ねて着込み、冷却体が直接肌面に触れるのを防ぐなど予防策を講じる必要がある。
特許文献3の作業着は、保冷材が収められたポケットを、被服の脇の下、襟元、背中に装着するので上半身を効果的に冷却できる。しかし、この種の作業着は各ポケットを被服の外面に装着するなど、実用的な機能を重視して構成してある。そのため、高温多湿の作業環境で体温を低下させる作業着として使用するのに問題はないが、一般的なユーザーが日常的に使用するにはデザイン的に問題があり、着用するのに大きなためらいがある。また、作業着の外面に装着したポケットが大きな面積を占めるので、身体の動きが制限されるのを避けられず、ゴルフやテニスなどのスポーツ用の被服としては適さない。
本考案の目的は、相対湿度とは無関係に肌面を冷却でき、しかもユーザーが激しく身体を動かすような場合でも、冷却体を所定の装着位置に位置保持できる冷却体を備える被服を提供することにある。本考案の目的は、冷却体が肌面に直接触れるのを防いで常に快適に使用でき、しかも、目立たない状態で冷却体を使用できる、一般的なユーザーが日常的に使用するのに好適な冷却体を備える被服を提供することにある。
本考案に係る冷却体を備える被服は、後ろ身頃2の襟ぐりに臨む身頃内面に、冷却体20を収容するポケット19が設けられている。後ろ身頃2は、下身頃11と、下身頃11の上縁に縫着される内上身頃12と、内上身頃12の外面を覆う外上身頃13とで構成する。ポケット19は、ポケット生地21を内上身頃12に縫着して形成する。ポケット19の出入口23に臨むポケット生地21と後ろ身頃2との対向面に、出入口23を開閉するファスナー22を設ける。
内上身頃12は通気自在なメッシュ生地で形成する。外上身頃13の下部と、下身頃11の上部との間に通気開口15を形成する。後ろ身頃2の内面側と外面側とを、内上身頃12と通気開口15を介して通気自在に構成する。
外上身頃13の下部を下身頃11に止め付ける。通気開口15は、外上身頃13の止付部14で複数に区分されている。
ポケット生地21をメッシュ生地で形成する。ポケット19に収容した冷却体20の肌面側の表面を、ポケット生地21で受け止める。
ポケット生地21と内上身頃12との対向面に面ファスナー22を装着する。ポケット生地21の肌面側に、面ファスナー22より左右幅が大きなタグ24の両端を固定する。タグ24は面ファスナー22を分離操作する摘みを兼ねている。
本考案の被服においては、下身頃11と、内上身頃12と、外上身頃13とで後ろ身頃2を構成し、ポケット生地21を内上身頃12に縫着して、ポケット19を後ろ身頃2の襟ぐりに臨んで設けるようにした。使用時には、予め凍らせておいた冷却体20をポケット19内に収容し、その出入口23に設けたファスナー22を閉じる。この状態の被服を着用すると、ポケット19内の冷却体20の冷熱で、うなじの下部の肌面を強制的に冷却して冷涼感を与えることができ、湿度が高い使用環境であっても確実に冷却作用を発揮して冷却できる。
また、ポケット生地21を内上身頃12に縫着して、これら両者12・21でポケット19を構成し、内上身頃12の外面を外上身頃13で覆うと、ポケット生地21の縫着線や冷却体20の外郭線が、外部から明確に視認されるのを外上身頃13で防止できる。これにより、ポケット19に収容した冷却体20が目立つのを防いで、冷却機能を備えていない通常の被服と同等の外観とデザイン性とが得られる。したがって、一般的なユーザーが違和感のない状態で日常的に使用するのに好適な、冷却体20を備える被服とすることができる。使用状態において、ポケット19に収容した冷却体20で身体の動きが制限されることもなく、したがって、スポーツウエアとして好適な被服が得られる。
ポケット19の出入口23に臨むポケット生地21と後ろ身頃2との対向面にファスナー22を設けるので、出入口23をファスナー22で閉止しておくことにより、冷却体20がポケット19から飛び出したり滑り落ちたりするのを確実に防止できる。例えば、運動動作によって身体を大きく動かす際に、運動慣性力が冷却体20に作用したとしても、冷却体20がポケット19の外へ飛び出したり滑り落ちたりするのを確実に防止できる。
内上身頃12を通気自在なメッシュ生地で形成し、さらに、外上身頃13の下部と下身頃11の上部との間に通気開口15を形成して、後ろ身頃2の内面側と外面側とを、内上身頃12と通気開口15を介して通気自在に構成すると、被服内部を効果的に換気できる。詳しくは、ユーザーが身体を動かすたびに、被服内に滞留した湿気を多く含む空気を流動させて、通気開口15から効果的に排出できる。さらに、被服内の空気を排出することにより体温の上昇を抑止して、冷却体20による冷却作用と併せて冷涼感を向上でき、被服を長い時間にわたって着用する場合にも快適さを持続できる。
外上身頃13の下部を下身頃11に止め付けて、外上身頃13の止付部14で通気開口15を複数に区分すると、外上身頃13の動きを止付部14である程度規制しながら、複数の通気開口15を介して被服内の空気の換気を行なえる。したがって、身体を大きく捻じったり、身体を前屈みにするような場合に、外上身頃13の下部が大きくずれ動いて、被服の外観が乱れるのを防止できる。また、通気開口15から吹き込む強風によって、外上身頃13が大きく膨らんでバランスを崩すこともない。
ポケット生地21をメッシュ生地で形成すると、被服の内面側空間とポケット19内部との間の空気流動を抵抗なく行なえる。したがって、ポケット19に収容した冷却体20で冷やされた空気を肌面側へ効果的に流動させ、あるいは被服内に滞留した空気と冷却体20との接触機会を多くして、肌面を効果的に冷却し冷涼感をさらに向上できる。しかも、冷却体20の肌面側の表面をポケット生地21で受け止めるので、被服の内側に肌着を着ていなかったとしても、冷却体20の表面が肌面に直接接触するのを防いで、肌面が過剰に冷やされるのを防止できる。
ポケット生地21の肌面側に、面ファスナー22より左右幅が大きなタグ24の両端を固定して、タグ24が面ファスナー22を分離操作する摘みを兼ねるようにすると、タグ24を引っ張り操作するだけで、面ファスナー22を簡便に分離できる。タグ24を引っ張り操作すると、その両端が引っ張り方向へ引き寄せられて、タグ24の全体が面ファスナー22の左右幅を底辺とする三角形状に変形する。さらにタグ24を引っ張り操作すると、面ファスナー22の左右端が捲られて接合相手の面ファスナー22から分離する。このとき、一対の面ファスナー22は両側端から中央へ向かって徐々に分離する。したがって、タグ24を引っ張るだけで、雌雄の面ファスナー22の分離操作を簡便に行なえる。
(実施例) 図1ないし図4は本考案の被服を半袖のポロシャツに適用した実施例を示す。図2においてポロシャツは、前身頃1と、後ろ身頃2と、両身頃1・2に縫着される左右一対の袖3・3と、これら三者の襟ぐりに沿って縫着される襟4で形成してある。
前身頃1の上部中央には打合せ部が設けてあり、ボタン5を着脱することにより打合せを開放し、あるいは閉じることができる。前身頃1と、後ろ身頃2の一部と、袖3、および襟4はそれぞれ、綿および合成繊維を素材とする通気性に優れた鹿の子生地で形成してある。前身頃1と袖3の縫着線を図2に符号6で示しており、後ろ身頃2と袖3の縫着線を図3に符号7で示している。前身頃1と後ろ身頃2とは脇線に沿って縫着されて、その下端側の一部が未縫着のままにしてある(図2参照)。
図3に示すように、後ろ身頃2は、その過半下部を占める下身頃11と、下身頃11の上縁11aに縫着される内上身頃12と、内上身頃12の外面を覆う外上身頃13とで構成してある。下身頃11および外上身頃13が、前身頃1と同じ鹿の子生地で形成してあるのに対し、内上身頃12はハニカムメッシュ生地(メッシュ生地)で形成してある。
外上身頃13の下端縁13aは下身頃11の上部外面に被さって、下身頃11の上縁11aより下方に位置させてある。また、外上身頃13の下端縁13aは、その中央部の左右2個所が下身頃11に縫着してある。この縫着部(止付部)を図3に符号14で示す。このように、外上身頃13の下端縁13aの一部のみを下身頃11に縫着することにより、縫着部14と外上身頃13の左右側縁との間に一対の通気開口15が形成される。
上記のポロシャツを着用した状態において、皮膚温度の高いうなじの下部を冷却するために、後ろ身頃2の襟ぐりに臨む身頃内面にポケット19を設け、その内部に冷却体(温度調節体)20を収容できるようにしている。図1に示すようにポケット19は、横長長方形状のポケット生地21の下辺および左右側縁を内上身頃12に縫着して形成してあり、内上身頃12と協同して上向きに開口する収容空間を形成している。
ポケット生地21は、内上身頃12と同じハニカムメッシュ生地(メッシュ生地)を素材にして形成してあり、その上縁と内上身頃12との対向面に、図4に示すようにポケット生地21を内上身頃12に止め付ける面ファスナー(ファスナー)22が逢着してある。一対の面ファスナー22を接合した状態においては、ポケット19の出入口23の中央部を閉じて、ポケット19内に収容した冷却体20が脱落するのを阻止できる。
ポケット生地21の内面(肌面側)で、面ファスナー22と対応する位置には、ポロシャツのメーカー名や商品名などが表示された布製のブランドタグ(タグ)24の両端が逢着してある。また、ブランドタグ24の下部には、ポロシャツのサイズを表示する、ふたつ折りにした布製のサイズタグ(タグ)25が逢着してある。T字状に一体化された両タグ24・25は、一対の面ファスナー22を解離するときの摘みとして利用することができ、サイズタグ25を掴んで手前側へ引き寄せることにより、雌雄の面ファスナー22を分離して出入口23を開放できる。
図1に示すようにブランドタグ24の左右長さは、面ファスナー22の左右長さより大きく設定してある。そのため、サイズタグ25を引っ張ると、ブランドタグ24の両端がサイズタグ25側へ引き寄せられ、さらにポケット生地21側の面ファスナー22の左右両端が捲りあげられる。そのため、ポケット生地21側の面ファスナー22は、内上身頃12側の面ファスナー22に対して、両側端から中央へ向かって徐々に分離することになり、したがって、雌雄の面ファスナー22の分離操作を簡便に行なえる。
冷却体20は、ジェル状の保冷材を、軟質樹脂シートで形成した扁平な袋27に封入して矩形マット状に形成してあり、その縦横寸法は、ポケット19の縦横寸法よりひと回り小さく設定してある。保冷材は、高分子吸収体に水を含ませたジェルからなり、冷蔵庫で凍らせて使用する。
上記構成のポロシャツを使用する場合には、凍らせた冷却体20をポケット19内に収容し、面ファスナー22を接合して出入口23を閉じておく。この状態のポロシャツを着用すると、冷却体20がポケット生地21を介してうなじの下部に臨むので、肌面を冷却体20の冷熱で冷却して、冷涼感を与えることができる。また、肌面を冷却体20で強制的に冷却するので、高温多湿の使用環境であっても冷却作用を確実に発揮できる。ポケット19に収容した冷却体20の肌面側の表面は、ハニカムメッシュ生地からなるポケット生地21で覆われている。そのため、たとえポロシャツの内側に肌着を着込んでいなかったとしても、冷却体20の表面が肌面に直接接触することはなく、したがって、肌面が過剰に冷やされるのを避けて適度に冷却できる。
ポロシャツを着用してゴルフやテニスを行なう状況では、ボールの打撃動作や、急激な飛び跳ね動作などによって、大きな運動慣性力が冷却体20に作用することがある。こうした場合であっても、ポケット19の出入口23を面ファスナー22で閉じ固定した状態に保持できるので、冷却体20がポケット19から飛び出したり滑り落ちたりするのを防ぐことができる。
上記の実施例では、後ろ身頃2を3個の生地パーツで構成して、下身頃11と外上身頃13との間の左右に通気開口15を形成し、さらに内上身頃12を通気抵抗のないハニカムメッシュ生地で形成した。このポロシャツによれば、ユーザーが身体を動かすたびに、背中とポロシャツとの間に滞留する、湿気を多く含む空気を通気開口15から効果的に排出して、体温の上昇を抑止できるので、冷却体20による冷却作用と併せて冷涼感を向上し、ポロシャツを常に快適に着用し続けることができる。
運動動作を行なっても筋肉の変形などが殆どない、うなじの下部に冷却体20を配置するので、冷却体20が運動動作や日常的な生活動作の邪魔になることはない。さらに、内上身頃12に逢着したポケット19の縫着線が外上身頃13で覆われるので、注意深くみない限りは冷却体20を使用していることを判別するのが難しく、冷却機能を備えていない通常のポロシャツと比べて遜色の無い外観と、デザイン性とが得られる。したがって、一般的なユーザーが日常的に使用するのに好適な、冷却体20を備えたポロシャツとすることができる。
上記の実施例では、高分子吸収体に水を含ませたジェルを保冷材としたがその必要はない。例えば、氷温以下でも凍らないアルコール系の保冷材を軟質樹脂シートで形成した袋27に密封して冷却体20とすることができる。また、吸水性繊維を含むわた状、あるいは不織布状の吸水性高分子繊維吸収体を冷却要素にして、その周囲を透湿透水性を有する布地でくるんで冷却体20とすることができる。その場合には、冷却要素に水を含浸させた状態で冷却体20を凍らせることにより、実施例で説明した冷却体20と同様の冷却機能を発揮することができる。
実施例で説明した冷却体20は、使用環境の湿度が高い場合に袋27の表面に結露が生じやすい。この結露した水滴を吸収するために、袋27の表面を、綿などの吸水性繊維で形成した不織布や生地で覆うことができる。この場合の生地は、袋27の表面が肌面に直接接触するのを防ぐことにも役立つ。肌面の緩やかな凹凸に沿わせるために、冷却体20は袋27の内部を複数の区画に区分して構成することができる。
ポケットおよび冷却体20の外形は矩形である必要はなく、左右に長い帯状や、銀杏葉形状や、半円状など必要に応じて自由に設定できる。また、ポケット19はうなじの下部に臨む位置であれば、その配置位置を自由に選定できる。さらに、うなじの下部に臨む複数箇所にポケット19を設けて、冷却効果を向上することができる。ポケット生地21を袋状に形成して、その周縁を内上身頃12に逢着してポケット19とすることができる。出入口23はポケット19の側面や、下面側に形成することができる。
ファスナー22としては、面ファスナー以外にスナップファスナーやスライドファスナーを適用することができる。内上身頃12およびポケット生地21は、ハニカムメッシュ以外のメッシュ生地であってもよい。通気開口15は、外上身頃13の下縁13aに沿う2個所以上に設けることができる。外上身頃13を短い紐を介して下身頃11に止め付けて止付部14を形成し、外上身頃13の遊動を一部許すようにすることができる。あるいは、面ファスナーやスライドファスナーで外上身頃13を下身頃11に止め付けて、通気開口15の開口幅を調整することができる。本考案は、ポロシャツ以外に、Tシャツやカッターシャツなどにも適用することができる。
1 前身頃
2 後ろ身頃
11 下身頃
12 内上身頃
13 外上身頃
14 縫着部
15 通気開口
19 ポケット
20 冷却体
21 ポケット生地
22 ファスナー
2 後ろ身頃
11 下身頃
12 内上身頃
13 外上身頃
14 縫着部
15 通気開口
19 ポケット
20 冷却体
21 ポケット生地
22 ファスナー
Claims (5)
- 後ろ身頃(2)の襟ぐりに臨む身頃内面に、冷却体(20)を収容するポケット(19)が設けられており、
後ろ身頃(2)は、下身頃(11)と、下身頃(11)の上縁に縫着される内上身頃(12)と、内上身頃(12)の外面を覆う外上身頃(13)とで構成されており、
ポケット(19)は、ポケット生地(21)を内上身頃(12)に縫着して形成されており、
ポケット(19)の出入口(23)に臨むポケット生地(21)と後ろ身頃(2)との対向面に、出入口(23)を開閉するファスナー(22)が設けられている冷却体を備える被服。 - 内上身頃(12)が通気自在なメッシュ生地で形成されており、
外上身頃(13)の下部と、下身頃(11)の上部との間に通気開口(15)が形成されており、
後ろ身頃(2)の内面側と外面側とが、内上身頃(12)と通気開口(15)を介して通気自在に構成されている請求項1に記載の冷却体を備える被服。 - 外上身頃(13)の下部が下身頃(11)に止め付けられており、
通気開口(15)が、外上身頃(13)の止付部(14)で複数に区分されている請求項2に記載の冷却体を備える被服。 - ポケット生地(21)がメッシュ生地で形成されており、
ポケット(19)に収容した冷却体(20)の肌面側の表面が、ポケット生地(21)で受け止められている請求項2または3に記載の冷却体を備える被服。 - ポケット生地(21)と内上身頃(12)との対向面に面ファスナー(22)が装着されており、
ポケット生地(21)の肌面側に、面ファスナー(22)より左右幅が大きなタグ(24)の両端が固定されており、
タグ(24)が面ファスナー(22)を分離操作する摘みを兼ねている請求項2から4のいずれかに記載の冷却体を備える被服。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009006398U JP3155505U (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 冷却体を備える被服 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016186140A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 株式会社ジュトク | 日焼け防止用上着 |
JP6881800B1 (ja) * | 2020-11-11 | 2021-06-02 | 株式会社バートル | 上着 |
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- 2009-09-07 JP JP2009006398U patent/JP3155505U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP6881800B1 (ja) * | 2020-11-11 | 2021-06-02 | 株式会社バートル | 上着 |
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