JP6655976B2 - 薬用瓶の樹脂製キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴム栓により瓶口が閉塞されている薬用瓶の瓶口に装着される薬用瓶の樹脂製キャップに関するものである。
薬剤や薬液などを収納し、瓶口がゴム栓で閉塞された薬用瓶の瓶口に、ゴム栓の脱落を防止する目的で装着するキャップを、アルミニウムの口金ではなく樹脂で構成するものは既に提案されている(特開平7−165252号公報),(特許第5479029号公報)。
先ず、図面を用いて第1の従来例(特開平7−165252号公報)の構成について説明する。
図12は、従来の樹脂製のキャップ11の構成を示した図で、(a)は断面斜視図,(b)は縦断面図である。図13は、樹脂製のキャップ11を薬用瓶20の瓶口20aに装着した状態を示した断面図である。
このキャップ11は、薬用瓶20の内容物が凍結乾燥を必要とする薬剤であることを想定して構成されているものであり、図13(a)は凍結乾燥をしている段階の半打栓状態を示した図であり、図13(b)は薬剤の凍結乾燥が終了した後、薬剤を使用するまで保管する全打栓状態を示した図である。
図13において、20は薬用瓶、20aは瓶口、20bは瓶口20aのフランジ部、15はフランジ部15bを有するゴム栓、13は注射針を通すための透孔12を閉塞するためのシールである。L1は瓶口20aのフランジ部20bの厚み、L2はゴム栓15のフランジ部15bの厚み、Lはキャップ11の頂面板11bの内壁面から突条18の上縁部までの距離をそれぞれ示している。
この樹脂製のキャップ11は図12に示したように、薬用瓶20のフランジ部20bの周囲に密着する円筒体からなる周胴部11aの上面に頂面板11bを一体的に形成することによって構成されている。
頂面板11bの中央部には注射針を通すための透孔12が形成されている。
周胴部11aの内壁面には突条16,18,19が形成されている。17は薬剤の凍結乾燥時に使用される通気溝である。
突条16は、凍結乾燥時の半打栓状態でゴム栓15のフランジ部15bを係止するためのものであり(図13(a)参照)、突条18は、凍結乾燥終了後の保管時における全打栓状態でキャップ11を薬用瓶20のフランジ部20bに冠着させた状態で係止させるためのものである(図13(b)参照)。
なお、図13(a)に示した半打栓状態においては、突条18と突条19とが協働してキャップ11を薬用瓶20のフランジ部20bに係止する。
ここで、図13(b)に示した薬剤の保管時における全打栓状態においては、頂面板11bと突条18の上縁部との距離Lを、図13(a)に示した薬用瓶20のフランジ部20bの厚みL1とゴム栓15のフランジ部15bの厚みL2との和よりも若干小さな値(設計値L)に選んでおけば、ゴム栓15のフランジ部15bを圧縮した状態で薬用瓶20のフランジ部20bの上面に密着させることができ密封性の向上を図ることができる。
次に、図面を用いて第2の従来例(特許第5479029号公報)の構成について説明する。
図14は第2の従来例の外側の構成を示した斜視図であり、図15は内側の構成を示した斜視図である。
図14,図15に示したように、この第2の従来例においても基本的には第1の従来例と同様に、樹脂製のキャップ11は、円筒体からなる周胴部11aと、透孔12を有する頂面板11bとによって構成されている。
図14において、C12は、その頂部にカバーD(図16参照)を接着固定するための突起であり、12aは貫通孔である。
また図15に示したように、この第2の従来例のキャップ11の内側には、薬用瓶の瓶口のフランジ部の下端部に当接する「逆レ字状」の係止爪C5が配設されている。さらに、このキャップ11の内側の上部には、キャップ11を装着する際にゴム栓の上部に圧接する凸部C2,C11が配設されている。C4は、薬用瓶の瓶口のフランジ部の側壁部に当接する突条である。
以上のように構成された第2の従来例のキャップ11においては、図16に示すように、キャップ11をゴム栓15で閉塞される薬用瓶20の瓶口20aのフランジ部20bに装着する際、凸部C2がゴム栓の上部を圧縮する。従って図17に示すように、キャップ11が装着された状態においては、ゴム栓15の上部は凸部C2によって圧縮された状態となっている。
従って、この第2の従来例が薬用瓶20に装着されている図17に示したような状態においては、薬用瓶20のフランジ部20bとゴム栓15のフランジ部15bとは、凸部C2と係止爪C5とによって弾性的に挟持された状態を保つことになる。
特開平7−165252号公報 特許第5479029号公報
現在、薬用瓶20としてはガラス製の薬用瓶が広く用いられており、また、一般にガラス製品は、設計値と実際の製品の寸法との誤差が、樹脂等の製品の誤差に比して大きいことが知られている。
従って、薬用瓶20がガラス製の薬用瓶である場合、上述した第1の従来例においては、図13(a)に示したフランジ部20bの厚みが設計値通りにL1であれば、図18(a)に示したように突条18の上縁部がフランジ部20bの下端部に当接するので薬用瓶20の瓶口20aの密封性は確保される。しかしながら、フランジ部20bの厚みが設計値LよりもΔLだけ少ない場合には、図18(b)に示したようにフランジ部20bの下端部と突条18の上縁部との間に隙間が生じやすくなり、薬用瓶20の瓶口20aの密封性に対する懸念が生じる。また、フランジ部20bの厚みが設計値Lよりも大きな場合には、キャップ11のフランジ部20bへの係止に関して懸念が生じる。
以上のような第1の従来例に生じる懸念を払拭するために、第2の従来例においては、凸部C2と係止爪C5とによって、薬用瓶20のフランジ部20bとゴム栓15のフランジ部15bとを弾性的に挟持する構成となっている。
本発明の課題は、上述した第2の従来例とは異なる新たな発想に基づく簡易な構成で、ガラス製の薬用瓶に装着した場合でも、常に瓶口の密封性を確実に確保することができる薬用瓶の樹脂製キャップを提供することにある。
以上説明したような懸念を払拭するために本発明の第1の手段は、フランジ部を有するゴム栓によって瓶口が閉塞されている薬用瓶の当該瓶口のフランジ部に冠着した状態で係止する薬用瓶の樹脂製キャップであって、前記瓶口のフランジ部に前記ゴム栓のフランジ部を介して冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のオーバーキャップと、該オーバーキャップの上面を覆い当該オーバーキャップを介して前記キャップ本体に係止可能な円盤状の樹脂製の蓋部材との組み合せからなり、前記キャップ本体は、前記ゴム栓のフランジ部の厚み(L2)よりも若干長い長さ(x)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部に円形のキャップ本体透孔が形成され、前記周胴部の下端部には等間隔で当該周胴部を下方に延在させるような形状の複数個の係止腕が形成され、当該複数個の係止腕のそれぞれの内壁には、前記瓶口のフランジ部に冠着した状態のとき当該フランジ部の下端部に当接する突条が形成され、前記オーバーキャップは、前記キャップ本体の長さ(x)以上の長さ(y)を有し前記キャップ本体の前記周胴部を完全に覆い且つ前記係止腕の上部側の一部を覆う円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部にオーバーキャップ透孔が形成され、前記蓋部材の下面側の中央部には、当該蓋部材を前記オーバーキャップを介して前記キャップ本体に載置させた際に、前記オーバーキャップ透孔および前記キャップ本体透孔に嵌合可能な円筒体であって周辺方向に倒伏可能な固定円筒部が形成され、前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面に形成されている前記突条は、前記係止腕の内壁面と前記突条との上部の境界線から前記突条の先端部に至る前記突条の上縁部が、下向きの傾斜面となるように形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、フランジ部を有するゴム栓によって瓶口が閉塞されている薬用瓶の当該瓶口のフランジ部に冠着した状態で係止する薬用瓶の樹脂製キャップであって、前記瓶口のフランジ部に前記ゴム栓のフランジ部を介して冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のオーバーキャップと、該オーバーキャップの上面を覆い当該オーバーキャップを介して前記キャップ本体に係止可能な円盤状の樹脂製の蓋部材との組み合せからなり、前記キャップ本体は、前記ゴム栓のフランジ部の厚み(L2)よりも若干長い長さ(x)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部に円形のキャップ本体透孔が形成され、前記周胴部の下端部には等間隔で当該周胴部を下方に延在させるような形状の複数個の係止腕が形成され、当該複数個の係止腕のそれぞれの内壁には、前記瓶口のフランジ部に冠着した状態のとき当該フランジ部の下端部に当接する突条が形成され、前記オーバーキャップは、前記キャップ本体の長さ(x)以上の長さ(y)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部にオーバーキャップ透孔が形成され、前記蓋部材の下面側の中央部には、当該蓋部材を前記オーバーキャップを介して前記キャップ本体に載置させた際に、前記オーバーキャップ透孔および前記キャップ本体透孔に嵌合可能な円筒体であって周辺方向に倒伏可能な固定円筒部が形成され、前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面に形成されている前記突条は、前記係止腕の内壁面と前記突条との上部の境界線から前記突条の先端部に至る前記突条の上縁部が、下向きの傾斜面となるように形成され、前記係止腕の外側の側面は、前記周胴部との連設部である当該係止腕の上端部からその下端部に向って徐々に内側に向うような傾斜面となるように形成され、当該係止腕の肉厚はその上端部からその下端部に向って徐々に薄くなるように形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は、フランジ部を有するゴム栓によって瓶口が閉塞されている薬用瓶の当該瓶口のフランジ部に冠着した状態で係止する薬用瓶の樹脂製キャップであって、前記瓶口のフランジ部に前記ゴム栓のフランジ部を介して冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のオーバーキャップと、該オーバーキャップの上面を覆い当該オーバーキャップを介して前記キャップ本体に係止可能な円盤状の樹脂製の蓋部材との組み合せからなり、前記キャップ本体は、前記ゴム栓のフランジ部の厚み(L2)よりも若干長い長さ(x)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部に円形のキャップ本体透孔が形成され、前記周胴部の下端部には等間隔で当該周胴部を下方に延在させるような形状の複数個の係止腕が形成され、当該複数個の係止腕のそれぞれの内壁には、前記瓶口のフランジ部に冠着した状態のとき当該フランジ部の下端部に当接する突条が形成され、前記オーバーキャップは、前記キャップ本体の長さ(x)以上の長さ(y)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部にオーバーキャップ透孔が形成され、前記蓋部材の下面側の中央部には、当該蓋部材を前記オーバーキャップを介して前記キャップ本体に載置させた際に、前記オーバーキャップ透孔および前記キャップ本体透孔に嵌合可能な円筒体であって周辺方向に倒伏可能な固定円筒部が形成され、前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面に形成されている前記突条は、前記係止腕の内壁面と前記突条との上部の境界線から前記突条の先端部に至る前記突条の上縁部が、下向きの傾斜面となるように形成され、前記係止腕は、前記周胴部との連設部である当該周胴部の下端部から当該係止腕全体が内側に向って若干傾斜するように形成されていることを特徴とするものである。
前記第1の手段ないし第3の手段においては、前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面は、当該内壁面に形成されている前記突条の前記先端部から当該係止腕の下端部側に向かってその肉厚が徐々に薄くなるような形状に形成されていてもよい。
さらに前記第1の手段ないし第3の手段においては、前記キャップ本体の内壁面には、前記キャップ本体透孔から当該キャップ本体の下端部に至る一連の蒸気流通溝が1本ないし複数本形成されていてもよいし、また、前記オーバーキャップの内壁面には、前記オーバーキャップ透孔から当該オーバーキャップの下端部に至る一連の蒸気流通溝が1本ないし複数本形成されていてもよい。
本発明によれば、ガラス製の薬用瓶に装着した場合でも、薬用瓶のフランジ部に対して常に高い密着性を保持できて瓶口の密封性を確保することができる簡易な構成の薬用瓶の樹脂製キャップを提供することができる。
本発明の実施例1の外観構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1を薬用瓶に装着した状態を示す斜視図である。 図2に示した状態における断面図である。 本発明の実施例1の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例1に係るキャップ本体30の構成を示す構成図である。 本発明の実施例1の動作の説明図である。 本発明の実施例1の構成の説明図である。 本発明の実施例1の動作の説明図である。 本発明の実施例1の構成の説明図である。 本発明の実施例1の動作の説明図である。 従来の樹脂製キャップの構成を示す構成図である。 従来の樹脂製キャップの構成の説明図である。 従来の樹脂製キャップの構成を示す斜視図である。 図14に示す樹脂製キャップの内側の構成を示す斜視図である。 図14および図15に示した樹脂製キャップの構成の説明図である。 図14および図15に示した樹脂製キャップの構成の説明図である。 従来の樹脂製キャップの構成の説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る薬用瓶20の樹脂製キャップ70の外観構成を示した斜視図であり、図2は樹脂製キャップ70を薬用瓶20の瓶口のフランジ部20bに冠着させた(装着させた)状態を示した斜視図、図3は図2で示した状態のときの断面図である。
図1ないし図3において、薬用瓶20やゴム栓15の構成は、図13を用いて先に説明した従来例の薬用瓶20とゴム栓15と同様の構成であるのでその説明は省略する。
図1ないし図3に示すように、本実施例1に係る樹脂製キャップ70は、薬用瓶20の瓶口のフランジ部20bの下端部に係合する突条40を有する係止腕31を具えた樹脂製のキャップ本体30と、キャップ本体30に冠着している樹脂性のオーバーキャップ50と、樹脂製の蓋部材60とによって構成されている。この3つの部材は蓋部材60の中央部に形成されている固定円筒部61によって一体的に組み合わされた状態になっており(図1参照)、この状態で薬用瓶20に装着されるものである。
次に、図4,図5の分解斜視図を用いて、樹脂製キャップ70を構成する3つの部材であるキャップ本体30,オーバーキャップ50,蓋部材60について説明する。
図4は各部材を上側から視た分解斜視図であり、図5は各部材の内面側の構成が見えるように各部材を下側から視た分解斜視図である。
図4に示したように、キャップ本体30は、円筒体からなる周胴部30aの上面に頂面板30bを一体的に形成した逆有底円筒状の形状に構成されている。頂面板30bの中央部には注射針の挿通が可能なキャップ本体透孔30cが形成されている。周胴部30aの下端部には、この円筒体の周胴部30aの一部分の曲面をそのまま下方に延在させたような形状の係止腕31が等間隔で複数個形成されている。係止腕31の内壁面には、キャップ本体30をゴム栓15のフランジ部15bを介して薬用瓶20の瓶口のフランジ部20bに冠着させた状態のとき、フランジ部20bの下端部に当接する突条40が形成されている。ここで、本実施例1では、周胴部30aの長さx、すなわちキャップ本体30の長さxは、ゴム栓15のフランジ部15bの厚みL2よりも若干長くなるように選ばれているので、キャップ本体30をゴム栓15のフランジ部15bを介して薬用瓶20のフランジ部20bに冠着させた状態では、ゴム栓15のフランジ部15bと薬用瓶20のフランジ部20bとの接触部分(境界線)を外側に露出させない状態に保つことができる。
このようなキャップ本体30の上部に冠着するオーバーキャップ50は、図4に示したように、円筒体からなる周胴部50aの上面に、オーバーキャップ透孔50cを有する頂面板50bを一体的に形成した逆有底円筒状の形状に構成されている。ここで周胴部50aの長さy、すなわちオーバーキャップ50の長さyは、キャップ本体30の長さxの値以上の値となるように選ばれている。従って、オーバーキャップ50をキャップ本体30に冠着させた状態では、オーバーキャップ50はキャップ本体30の周胴部30aを完全に覆い、さらに係止腕31の上部側の一部を覆うように構成されている。
蓋部材60は、オーバーキャップ50の頂面板50bを覆う円盤状の部材であり、その下面側の中央部には、図5に示したような固定円筒部61が形成されている。この固定円筒部61は、オーバーキャップ透孔50cおよびキャップ本体透孔30cに嵌合可能な円筒体であって、オーバーキャップ透孔50cおよびキャップ本体透孔30cに嵌合させた後、円筒体の先頭部を内側から外側に向うような圧力をかけて押し広げて、図5に示したように周辺方向に倒伏させることによって、蓋部材60,オーバーキャップ50,キャップ本体30を係止状態にして一体化するためのものである。
次に、キャップ本体30の係止腕31および突条40について図6(a),(b)を用いて詳しく説明する。
図6(a)の平面図および図6(b)のB−B断面図に示したように、係止腕31は、上側の周胴部30aの一部を下方に延在させるような形状となっており、周胴部30aの下端部に連設されているものである。このような係止腕31は、周胴部30aの下端部に等間隔に複数個配設されている。
複数個の係止腕31のそれぞれの内壁面には、薬用瓶の瓶口のフランジ部の下端部に当接する突条40が形成されている。この係止腕31のそれぞれに形成されている突条40は、それぞれ頂面板30bの内壁面からの距離が等距離となるように、即ち複数個の突条40が同一円周上に位置するように配設されている。
それぞれの突条40は、図6(b)に示したように、係止腕31の内壁面と突条40との上部の境界線41から先端部42に至る上縁部が下向きの傾斜面となるように形成されている。
このような複数個の突条40を有する本実施例1においては、境界線41と先端部42との中間点付近と頂面板30bの内壁面との距離の値を、従来例で説明した設計値Lに選んでおけば、フランジ部20bの厚みが設計値通りの厚みであれば、図7(b)に示したように、突条40の境界線41と先端部42との中間点付近で突条40はフランジ部20bの下端部に当接する。また、フランジ部20bの厚みがΔLだけ小さい場合には境界線41寄りの部分で突条40はフランジ部20bの下端部に当接し(図7(c))、厚みがΔLだけ大きい場合には先端部42寄りの部分で突条40はフランジ部20bの下端部に当接する(図7(a))。
ここで、図7(a)〜(c)に示したように、フランジ部20bの下端部付近では、樹脂製の係止腕31はその内径が若干広がるように弾性変形する。すなわち、図2および図3に示したような本実施例1をフランジ部20bを装着した状態においては、図7(a)〜(c)に示したように弾性変形した係止腕31から突条40に対して、境界線41の側から先端部42の側に向う方向に力Fが常に作用することになる。このようにフランジ部20bの下端部には「楔を打ち込む」ような力Fが常に作用しているため、図2および図3に示したような状態においては、フランジ部20bは本実施例1によって強い力によって挟持される状態が保たれる。
このように本実施例1においては、ガラス製の薬用瓶20のフランジ部20bの厚みに多少の誤差があっても、係止腕31の弾性変形を利用して薬用瓶20のフランジ部20bの下端部に対して常に高い密着性を保持することが出来るので、薬用瓶20の瓶口の密封性を常に確保することができる。
なお、図7(a)〜(c)に示したように、本実施例1をゴム栓のフランジ部を介して薬用瓶の瓶口のフランジ部20bに冠着させた状態においては、フランジ部20bの側面と係止腕31の内壁面との間に、僅かな隙間が形成されることになる。さらに、このような弾性変形している係止腕31に連設している上部の周胴部30aにも周辺方向に向って僅かな変形が生じ、その変形が生じた部分においてはゴム栓のフランジ部の側面との間に僅かな隙間が生じる。このゴム栓のフランジ部の側面と周胴部30aの内壁面との間に生じる僅かな隙間は、図2に示したような本実施例1が装着された状態で行なわれる蒸気滅菌処理の過程において、蒸気の流通路として作用する。
なお、蒸気滅菌処理時の蒸気流通路を積極的に確保したい場合には、図8に示したように、キャップ本体30の内壁面にキャップ本体透孔30cからキャップ本体30の下端部に至る一連の蒸気流通溝30dを1本ないし複数本形成しておけばよい。また、オーバーキャップ50の内壁面に同様の蒸気流通溝50dを形成しても同様の効果を得ることができる。
ここで、キャップ本体30の係止腕31の弾性変形を利用して薬用瓶20のフランジ部20bに対して強い挟持力を発揮する本実施例1においては、本実施例1の装着時、すなわち図1に示した状態から図2に示した状態への移行時において、作業者が本実施例1に加える圧力の低減化を図るために、以下のような構成となっている。
すなわち、図6(b)または図9に示したように、突条40の先端部42から係止腕31の下端部側に向って、その肉厚が徐々に薄くなるような形状になるように係止腕31の内壁面が形成されている。係止腕31の内壁面をこのような形状に形成することによって、図9に示したように本実施例1の装着時においては、図12および図13に示した従来例のような普通の形状の突条18,19に比して小さな力によって本実施例1の装着作業を行なうことができる。
以上説明したように本実施例1においては、装着時には薬用瓶のフランジ部20bを強い力によって挟持し、かつ、薬用瓶のフランジ部20bへの装着作業に際しては作業者が加える圧力の低減化が図られている。ここで、薬用瓶の大きさ等によって、係止腕31の弾性変形によって生じる弾性力を調整する必要が生じた場合には以下のように係止腕31を構成すればよい。
すなわち、係止腕31の通常の構成を図10(b)に示した状態とすれば、係止腕31の弾性力を通常状態に比して弱めたい場合には、図10(a)に示したように、係止腕31の外側の側面を、周胴部30aとの連設部である係止腕31の上端部からその下端部に向って徐々に内側に向うような傾斜面に形成することによって、係止腕31の肉厚が徐々に薄くなるように構成すればよい。反対に、係止腕31の弾性力を通常状態に比して強めたい場合には、図10(c)に示したように、周胴部30aとの連設部である周胴部30aの下端部から係止腕31全体が若干内側に向って傾斜するように構成すればよい。
以上のようにして係止腕31の構成を変化させることによってその弾性力を変化させることができる。しかしながら、以上のように係止腕31の構成を変化させることによってその弾性力を変化させる場合でも、その微調整をすることには困難が伴う。
そこで、本実施例1においては、オーバーキャップ50をその構成に加えることによって、本実施例1を装着する薬用瓶20の大きさ等によって、その都度要求される係止腕31の弾性変形によって生じる弾性力を、適切な弾性力に容易に微調整できるように構成してある。図11(a),(b)に示したように、オーバーキャップ50の長さyを調整することによって簡単に弾性力の調整を行なうことができる。即ち、図11(a)に示したようにオーバーキャップ50の長さyを長くすれば弾性力を大きくすることが出来、図11(b)のようにオーバーキャップ50の長さyを短くすれば弾性力を小さくすることができるように構成されている。
このように、本実施例1においては、オーバーキャップ50の長さyを変えることによって、装着する薬用瓶の大きさ等の形態によって異なる適切な弾性力を容易に調整することができる。
11 キャップ
11a 周胴部
11b 頂面板
12 透孔
12a 貫通孔
15 ゴム栓
15b,20b フランジ部
16,18,19 突条
20 薬用瓶
20a 瓶口
30 キャップ本体
30a,50a 周胴部
30b,50b 頂面板
30c キャップ本体透孔
30d,50d 蒸気流通溝
31 係止腕
40 突条
41 境界線
42 先端部
50 オーバーキャップ
50c オーバーキャップ透孔
60 蓋部材
61 固定円筒部
70 樹脂製キャップ
C2,C11 凸部
C4 突条
C5 係止爪
C12 突起
F 力
L,ΔL 距離
L1,L2 厚み
x,y 長さ

Claims (8)

  1. フランジ部を有するゴム栓によって瓶口が閉塞されている薬用瓶の当該瓶口のフランジ部に冠着した状態で係止する薬用瓶の樹脂製キャップであって、
    前記瓶口のフランジ部に前記ゴム栓のフランジ部を介して冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のオーバーキャップと、該オーバーキャップの上面を覆い当該オーバーキャップを介して前記キャップ本体に係止可能な円盤状の樹脂製の蓋部材との組み合せからなり、
    前記キャップ本体は、前記ゴム栓のフランジ部の厚み(L2)よりも若干長い長さ(x)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部に円形のキャップ本体透孔が形成され、前記周胴部の下端部には等間隔で当該周胴部を下方に延在させるような形状の複数個の係止腕が形成され、当該複数個の係止腕のそれぞれの内壁には、前記瓶口のフランジ部に冠着した状態のとき当該フランジ部の下端部に当接する突条が形成され、
    前記オーバーキャップは、前記キャップ本体の長さ(x)以上の長さ(y)を有し前記キャップ本体の前記周胴部を完全に覆い且つ前記係止腕の上部側の一部を覆う円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部にオーバーキャップ透孔が形成され、
    前記蓋部材の下面側の中央部には、当該蓋部材を前記オーバーキャップを介して前記キャップ本体に載置させた際に、前記オーバーキャップ透孔および前記キャップ本体透孔に嵌合可能な円筒体であって周辺方向に倒伏可能な固定円筒部が形成され、
    前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面に形成されている前記突条は、前記係止腕の内壁面と前記突条との上部の境界線から前記突条の先端部に至る前記突条の上縁部が、下向きの傾斜面となるように形成されていることを特徴とする薬用瓶の樹脂製キャップ。
  2. 前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面は、当該内壁面に形成されている前記突条の前記先端部から当該係止腕の下端部側に向かってその肉厚が徐々に薄くなるような形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の薬用瓶の樹脂製キャップ。
  3. フランジ部を有するゴム栓によって瓶口が閉塞されている薬用瓶の当該瓶口のフランジ部に冠着した状態で係止する薬用瓶の樹脂製キャップであって、
    前記瓶口のフランジ部に前記ゴム栓のフランジ部を介して冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のオーバーキャップと、該オーバーキャップの上面を覆い当該オーバーキャップを介して前記キャップ本体に係止可能な円盤状の樹脂製の蓋部材との組み合せからなり、
    前記キャップ本体は、前記ゴム栓のフランジ部の厚み(L2)よりも若干長い長さ(x)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部に円形のキャップ本体透孔が形成され、前記周胴部の下端部には等間隔で当該周胴部を下方に延在させるような形状の複数個の係止腕が形成され、当該複数個の係止腕のそれぞれの内壁には、前記瓶口のフランジ部に冠着した状態のとき当該フランジ部の下端部に当接する突条が形成され、
    前記オーバーキャップは、前記キャップ本体の長さ(x)以上の長さ(y)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部にオーバーキャップ透孔が形成され、
    前記蓋部材の下面側の中央部には、当該蓋部材を前記オーバーキャップを介して前記キャップ本体に載置させた際に、前記オーバーキャップ透孔および前記キャップ本体透孔に嵌合可能な円筒体であって周辺方向に倒伏可能な固定円筒部が形成され、
    前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面に形成されている前記突条は、前記係止腕の内壁面と前記突条との上部の境界線から前記突条の先端部に至る前記突条の上縁部が、下向きの傾斜面となるように形成され、
    前記係止腕の外側の側面は、前記周胴部との連設部である当該係止腕の上端部からその下端部に向って徐々に内側に向うような傾斜面となるように形成され、当該係止腕の肉厚はその上端部からその下端部に向って徐々に薄くなるように形成されていることを特徴とする薬用瓶の樹脂製キャップ。
  4. 前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面は、当該内壁面に形成されている前記突条の前記先端部から当該係止腕の下端部側に向かってその肉厚が徐々に薄くなるような形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の薬用瓶の樹脂製キャップ。
  5. フランジ部を有するゴム栓によって瓶口が閉塞されている薬用瓶の当該瓶口のフランジ部に冠着した状態で係止する薬用瓶の樹脂製キャップであって、
    前記瓶口のフランジ部に前記ゴム栓のフランジ部を介して冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のキャップ本体と、該キャップ本体に冠着可能な逆有底円筒状の樹脂製のオーバーキャップと、該オーバーキャップの上面を覆い当該オーバーキャップを介して前記キャップ本体に係止可能な円盤状の樹脂製の蓋部材との組み合せからなり、
    前記キャップ本体は、前記ゴム栓のフランジ部の厚み(L2)よりも若干長い長さ(x)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部に円形のキャップ本体透孔が形成され、前記周胴部の下端部には等間隔で当該周胴部を下方に延在させるような形状の複数個の係止腕が形成され、当該複数個の係止腕のそれぞれの内壁には、前記瓶口のフランジ部に冠着した状態のとき当該フランジ部の下端部に当接する突条が形成され、
    前記オーバーキャップは、前記キャップ本体の長さ(x)以上の長さ(y)の円筒体からなる周胴部の上面に頂面板を一体的に形成することによって構成され、前記頂面板にはその中央部にオーバーキャップ透孔が形成され、
    前記蓋部材の下面側の中央部には、当該蓋部材を前記オーバーキャップを介して前記キャップ本体に載置させた際に、前記オーバーキャップ透孔および前記キャップ本体透孔に嵌合可能な円筒体であって周辺方向に倒伏可能な固定円筒部が形成され、
    前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面に形成されている前記突条は、前記係止腕の内壁面と前記突条との上部の境界線から前記突条の先端部に至る前記突条の上縁部が、下向きの傾斜面となるように形成され、
    前記係止腕は、前記周胴部との連設部である当該周胴部の下端部から当該係止腕全体が内側に向って若干傾斜するように形成されていることを特徴とする薬用瓶の樹脂製キャップ。
  6. 前記キャップ本体の前記係止腕の内壁面は、当該内壁面に形成されている前記突条の前記先端部から当該係止腕の下端部側に向かってその肉厚が徐々に薄くなるような形状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の薬用瓶の樹脂製キャップ。
  7. 前記キャップ本体の内壁面には、前記キャップ本体透孔から当該キャップ本体の下端部に至る一連の蒸気流通溝が1本ないし複数本形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかの項に記載の薬用瓶の樹脂製キャップ。
  8. 前記オーバーキャップの内壁面には、前記オーバーキャップ透孔から当該オーバーキャップの下端部に至る一連の蒸気流通溝が1本ないし複数本形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかの項に記載の薬用瓶の樹脂製キャップ。
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