JP6395139B2 - ボトル用の密閉アセンブリ及び組立て方法 - Google Patents

ボトル用の密閉アセンブリ及び組立て方法 Download PDF

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Description

本発明は、容器、例えば、ボトルを密封閉鎖する密閉システムの分野に関する。とくに、本発明は、ボトル又はこれに類似の容器のための密閉アセンブリに関する。本発明はさらに、容器、とくに、限定しないが、密閉アセンブリを設けたボトルに関する。さらに、本発明は組み付け組立て方法に関する。本発明は、凍結乾燥製品、例えば、凍結乾燥した医薬品、又は粉末、液体等を収納するボトルに適用することができる。
説明を分かり易くするため、本発明は、ほぼ特定タイプの容器、すなわち、ボトルについてのみ説明する。しかし、本発明はこれら容器に限定するものではなく、ボトルのみに言及する選択は本発明の保護範囲を限定するものと理解すべきではない。
さらに、本発明の可能な適用領域は医薬分野であるが、本発明は、他の(関連した又は異なった)分野、例えば、化粧品分野、食品分野、食品のサプリメント分野、又は任意な他の分野であって、物質を容器内に(任意な状態、例えば、固形物、液体、凍結乾燥状態、ジェル又は他の状態で)安全かつ密封してコンポーネントしなければならない分野に適用することができる。
特許文献1(米国特許出願公開第2012/248057号)はバイアル(びん)内に注入可能な薬剤を密封するのに使用する蓋付け(キャッピング)システム及び方法を開示している。このシステムは、密閉アセンブリ及びロックキャップを有する。この密閉アセンブリは、保持部材と、この保持部材内に配置した弾性ストッパとを有する。保持部材は、バイアルに配置し、ストッパとバイアルとの間にギャップを生ずるよう構成する。保持部材はそのギャップを閉鎖するよう移動可能とする。ロックキャップはバイアルを恒久的に密封するのに使用する。
特許文献2(欧州特許第0909719号)は、半停止凍結乾燥状態から完全停止状態への移行が円滑に行われ、完全停止状態を強固に維持し、また収納される薬剤の偽造を全く行えないようにするバイアル容器の閉止を開示している。
特許文献3(特開平7−165252号)はバイアル容器を開示している。
特許文献4(米国特許第5,819,964号)は、凍結乾燥処理中に使用する医薬品容器のための凍結乾燥密閉アセンブリを開示している。
特許文献5(国際公開第2011/039004号)は取付けタブを有するキャップを含めて首部を有する容器のロックカバーを開示している。
特許文献6(国際公開第2012/152796号)及び特許文献7(仏国特許第2,927,316号)は、ボトル用の密閉アセンブリについて記載している。双方の解決法において、組み立てた密閉アセンブリは、封止キャップをボトルの口部内に挿入することによってボトルに組み付ける。
特許文献8(国際公開第2005/000703号)は凍結乾燥機のための密閉アセンブリについて記載している。
米国特許出願公開第2012/248057号明細書 欧州特許第0909719号明細書 特開平7−165252号公報 米国特許第5,819,964号明細書 国際公開第2011/039004号パンフレット 国際公開第2012/152796号パンフレット 仏国特許第2,927,316号明細書 国際公開第2005/000703号パンフレット
本発明の発明者は、既知の解決法のいずれもが安定的かつ信頼性高くケージをボトルのカラーに対して、また密封ナットをケージに対して組み付けることを想定していないことに気付いた。
とくに、特許文献1の蓋付けシステムは保持部材をボトルの首部にロックする着座部を想定しておらず、単に上側タブ(26F)のみを想定している。この蓋付けシステムは、フリップオフ型のリッドを有しておらず、ボトルが所定位置をとるトレイであって、互いに接触しないトレイ上に移動するよう設計するものである。
特許文献2のバイアル容器の閉止は、上方に傾斜しており、着座部に下側突起60を設けることを怠っているプレートに係合するステップを有する。
本願人は、特許文献6及び特許文献7に記載の解決法によるボトルの密封に先行する操作中にはボトルの口部内に挿入した密閉アセンブリが不安定で真直ぐでないことを実験により立証した。したがって、本願人は、さまざまな機会において密閉アセンブリはボトルから外れて落下することを立証した。実際、例えば、自動コンベアベルト及び手作業で挿入したトレイの双方によって充填ラインから凍結乾燥機への移送中、振動が不可避的に発生し、これら振動が密閉アセンブリを容易に落下させる結果となり得る。この結果、ボトルはもはや使用できなくなる。とくに、密閉アセンブリがボトルから外れて地面に落下するとき、ボトル内に導入された物質は使用できなくなり、この物質は廃棄しなければならなくなり、この結果、経済的損失となる。アセンブリの不適正な位置決めは、さらに、ボトル自体の破損を引き起こすことさえあり、これにより、他のボトルの汚染をも引き起こす結果となり、場合によって活性の高い物質に対して作業する必要がある人員の健康を守るためにボトルを洗浄しなければならなくなる。これらすべては、製造ラインに沿って変則的な作業でボトル閉止プロセスを中断する結果となり、関連する経済的損失とともに生産性を低下させる。
特許文献8に記載の解決法にも係わらず、その主な欠点は、密封キャップがケージによって所定位置に適正に保持されずに、その移動中に地面に落下するおそれがある点であり、特許文献6及び特許文献7に関連して上述したすべての欠点を伴う。さらに、特許文献8による密閉アセンブリはボトルの直径よりも大きく、またこのことは、組立て中、凍結乾燥ステップ中、ボトルのラベル付け、保管、及び輸送中に大きな問題となり、生産中に密閉アセンブリの有効活用ができなくなる。
本願人は、ボトルの口部に組み付けるとき安定性があり、したがって、アセンブリ(又は単に1個のそのコンポーネントさえ)の落下をできる限り減少し、又は多少排除できるようにした、構造簡単で信頼性の高い密閉アセンブリを得るという目的を定めた。
一態様によれば、本発明は、ボトルのカラーに対して安定的に係合するための着座部を有するよう構成したケージと、及び封止キャップを保持し、かつ封止キャップがケージから離脱するのを防止するデバイスと、を備える密閉アセンブリを提供する。
第1の態様によれば、本発明は、ボトル閉鎖のため、ケージ、封止キャップ、及び密封ナットを備える密閉アセンブリを提供し、この密閉アセンブリは、
・前記ケージは、ほぼカップ状とし、また互いに離間して前記ボトルにおけるカラーの着座部を形成する第1環状レリーフ及び第2環状レリーフを設けた内面を有する側壁を備え、
・前記封止キャップは、ヘッド及びシャンクを備え、前記ヘッドは上側面及び反対側の環状面を有し、
・前記密封ナットは、カップ状とし、また側壁を備え、
・前記ケージの前記側壁における前記内面は、前記封止キャップのヘッドを前記環状面に沿って所定位置に保持する保持歯を有し、
・前記保持歯は片持ち支持とし、また前記ケージの前記側壁における前記内面に対して傾斜させ、
・前記保持歯に窪みを設け、この窪み内に歯が後退して、前記封止キャップの前記ヘッドを前記ケージのベースに向けて押し込むことができるようにし、
・前記ケージにおける側壁の外面は環状キャビティを有し、また
・前記密封ナットの前記側壁は、予組立て形態で前記環状キャビティに係合するよう構成した内面下側突出部を有
・前記ケージの前記側壁は、複数個の個別側壁を有し、各個別側壁はスリットにより互いに分離し、前記個別側壁は、遊端近傍でブリッジピースにより隣接する個別側壁に連結する、該密閉アセンブリを提供する。
このようにして、密封ナットはケージに対して安定的に維持され、このことが、ケージを予組立て形態でボトルのカラーに対して安定状態となる。
好適には、4個の保持歯及びこれら保持歯に対応する4個の窪みを設ける。
実施形態において、前記個別側壁は面取り形状を有する。
実施形態において、前記封止キャップは、前記ボトルのカラーが前記第1環状レリーフと前記第2環状レリーフとの間に存在するとき、前記シャンクが前記ボトルの口部内に少なくとも部分的に挿入されるよう構成する。
好適には、アセンブリは、前記密封ナットの上側ベースにおける中心孔の端縁に係合する係合部を有するリッドを備える
実施形態において、前記係合部は、環状ヒール部を設けた足部を有する。
前記遊端縁は、丸み付き端縁を形成するよう折り曲げることができる。
前記密封ナットは、丸み付き端縁を形成するよう折り曲げた遊端縁を有することができる。
前記密封ナットは、金属フォイルから構成し、前記内面下側突出部は、前記密封ナットのほぼ円筒形内面に対して環状制限部を形成する第1環状褶曲部とすることができる。
密封ナットは、第1環状褶曲部及び第2環状褶曲部を有することができ、これら環状褶曲部はそれぞれ、前記密封ナットのほぼ円筒形内面に対する2つの環状制限部を形成する。
第2態様によれば、本発明は、上述のタイプの密閉アセンブリを有するボトルを提供する。好適には、前記ボトルの外径は、前記密閉アセンブリの外径より大きい又は同一とする。
第3態様によれば、本発明は、ボトル等のための密閉アセンブリを組み立て、また前記密閉アセンブリを前記ボトルの口部に取り付ける方法を提供し、この方法は、
・ケージ、封止キャップ、及び密封ナットを準備する準備ステップであって、
・前記ケージは、ほぼカップ状とし、また互いに離間して前記ボトルにおけるカラーの着座部を形成する第1環状レリーフ及び第2環状レリーフを設けた内面を有する側壁を備え、
・前記封止キャップは、ヘッド及びシャンクを備え、前記ヘッドは上側面及び反対側の環状面を有し、
・前記密封ナットは、カップ状とし、また折り曲げた遊端縁で終端する側壁を備え、
・前記ケージの前記側壁における前記内面は、前記封止キャップのヘッドを前記環状面に沿って所定位置に保持する保持歯を有し、
・前記保持歯は片持ち支持とし、また前記ケージの前記側壁における前記内面に対して傾斜させ、
・前記保持歯に窪みを設け、この窪み内に歯が後退できるようにし、
・前記ケージにおける側壁の外面は環状キャビティを有し、
・前記密封ナットの前記側壁は、予組立て形態で前記環状キャビティに係合するよう構成した内面下側突出部を有
・前記ケージの前記側壁は、複数個の個別側壁を有し、各個別側壁はスリットにより互いに分離し、前記個別側壁は、遊端近傍でブリッジピースにより隣接する個別側壁に連結するものとする、該準備ステップと、
・前記封止キャップの前記ヘッドを前記ケージのベースに向けて押し込むステップと、
・前記密封ナットを前記ケージに少なくとも部分的に嵌合させ、前記内面下側突出部を前記環状キャビティに係合させるステップと、
・前記ケージを前記ボトルに取り付けて、前記ボトルの前記カラーが前記第1環状レリーフと前記第2環状レリーフとの間に衝合するようにするステップと、
を有する。
有利には、リッドを準備し、前記リッドを前記密封ナットに結合するステップを行うことが考えられる。
好適には、前記リッド(400)を前記密封ナット(300)に結合するステップは、前記密封ナット(300)を前記ケージ(100)に部分的に嵌合させるステップの前に行う。
以下に本発明の詳細な説明を、単なる非限定的な例として、添付図面につき行う。
本発明の実施形態による密閉アセンブリによって閉止するよう構成したボトルの縦断面図を示す。 予組立てステップ中における本発明の第1実施形態による密閉アセンブリの拡大スケールでの縦断面図を示す。 閉止形態における本発明の第1実施形態による密閉アセンブリの拡大スケールでの縦断面図を示す。 図2及び3による密閉アセンブリにおけるケージの拡大スケールでの縦断面図を示す。 図2及び3による密閉アセンブリにおける密封ナットの拡大スケールでの縦断面図を示す。 図2及び3による密閉アセンブリにおける保護密封リッドの拡大スケールでの縦断面図を示す。 図2及び3による密閉アセンブリにおける封止キャップの拡大スケールでの縦断面図を示す。 第1実施形態による密閉アセンブリの組立て、ボトル充填、充填済み容器の閉止、輸送及び/又は保管のための順次ステップを示す。 予組立てステップ中における本発明の第2実施形態による密閉アセンブリの拡大スケールでの縦断面図を示す。 閉止形態における本発明の第2実施形態による密閉アセンブリの拡大スケールでの縦断面図を示す。 図9及び10による密閉アセンブリにおける封止キャップの実施例の拡大スケールでの縦断面図を示す。 第2実施形態による密閉アセンブリの組立て、ボトル充填、充填済み容器の閉止、輸送及び/又は保管のための順次ステップを示す。 予組立てステップ中における本発明の第3実施形態による密閉アセンブリの拡大スケールでの縦断面図を示す。 中間組立てステップ中における本発明の第3実施形態による密閉アセンブリの拡大スケールでの縦断面図を示す。 完全閉止形態における本発明の第3実施形態による密閉アセンブリの拡大スケールでの縦断面図を示す。 図13,14及び15による密閉アセンブリのリッドの断面図を示す。 図13,14及び15による密閉アセンブリの密封ナットの断面図を示す。
以下の説明において、位置に関するすべての用語、例えば、「頂部(top)」又は「上側(upper)」、「底部(bottom)」又は「下側(lower)」、「側面(side)」又は「側方(lateral)」等々は、図面につき使用する。しかし、(他よりも高い位置に図示されている理由で)「頂部」又は「上側」と称するコンポーネントは、反転する又は他の位置に回転する場合には「底部」又は「下側」となり得る。したがって、これら用語は本発明の範囲を限定すると解すべきではない。一般的に、組立て中において、若干のコンポーネントは、組立ての終了時又は使用中の位置に対して反転する場合があり得る。
先ず、図1につき説明すると、ボトル1は、閉鎖した底部2及び開放した口部3を有するほぼ円筒形の本体を備える。半径方向外方に突出する膨出部を形成する環状のカラー4又は環状成形部は、好適には、口部3の領域に設ける。カラー4よりも外径が小さい首部5は、カラー4の下側に設け、またほぼ円筒形の本体の下方部分に連結する。このようなボトルは、従来「ペニシリン型ボトル」とも称される。さらに詳細には、図2及び3にも示すように、環状カラー4は、ほぼ水平である(実際的には外面が下向きに僅かに傾斜する)頂面4aと、ほぼ垂直である側面4bと、及び外面が僅かに上方に傾斜する底面4cとを有する。これら頂面、側面及び底面は湾曲面によって互いに連結する。好適には、ボトルは、ガラス、又はポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート、PETG、PEHD等のようなプラスチック材料で形成する。
第1実施形態による密閉アセンブリ1000を図2及び3に示す。以下にケージ100、封止キャップ200、密封ナット300、及び保護密封リッド400を個別に説明する。その後に、種々のコンポーネントの相互関係及びそれらの組立方法を説明する。
図2,3及び4につきケージ100を説明する。このケージ100は、閉鎖した(以下に説明する開口101′を除く)上側ベース101、側壁102、及び開放した下側ベース103を有する反転カップの形状を有する本体の形式とする。好適には、側壁102は、ほぼ平行な複数の個別側壁102′(又はウィング102′)に分割し、これら個別側壁102′は閉鎖したベース101で互いに連結する。好適な実施形態において、個別側壁102′の遊端は、さらに、細い「S」字状又は「U」字状のコード105によって互いにゆるく連結する。
これらコード(又はブリッジピース)はアセンブリ全体の機能性に関して極めて重要な機能を有する。ブリッジピース105の第1の特性は、実際には、アセンブリに弾性を与え、したがって、ボトルに対して予係合する際に強固な封止作用を確実にする点である。その代わりに、第2の積極的な特徴が凍結乾燥機内でボトルに蓋付けするステップ中に生ずる。実際、この操作中、ボトルは互いに順次に配列され、ひいてはアセンブリが押し下げられるときに、花弁状のウィング(ペタル)102′は、ボトルのカラーの周縁を通過しなければならないため、ブリッジピースが存在しないとしたら、外方に広がって互いに干渉し合い、従って、一連の問題を引き起こす。その代わりに、ブリッジピース105の存在によって、ペタル102′は、各蓋付けステップ中にボトル本体の直径よりも小さいサイズを維持できる。好適には、個別側壁の遊端102″にテーパを付ける。各ウィング間にスリット106が存在する。好適な実施形態によれば、側壁は8個の個別側壁102′に分割する。
好適には、ケージ100の側壁102の内面は、下側環状レリーフ110及び中間環状レリーフ120を有する。下側環状レリーフ110は、好適には、垂直壁102の遊端102″近傍に配置し、断面で見てケージ100の軸線X−Xに向けて半径方向に突出するある種ノーズを形成する。中間環状レリーフ120は下側環状レリーフ110から距離d1に配置する。この距離d1はボトル1における環状カラー4の側面4bの長さにほぼ対応する。環状カラー4の湾曲面も下側環状レリーフ110及び中間環状レリーフ120の湾曲面にほぼ対応する。以下の説明から明らかになるように、2つの環状レリーフ110,120、それらの形状及びそれら間の距離に起因して、ケージ100はボトル1に対して安定的に、またケージの軸線X−Xがボトルの軸線Y−Yにほぼ一致するよう精密に装着することができる。
側壁102の外面は、ほぼ一定断面の第1下方部分、膝状部107(ほぼ中間環状レリーフ120の反対側)、上側ベース101に向かってテーパが付いた第2上方部分、環状突起109、及び環状キャビティ109′を有する。
好適には、ケージ100における側壁102の内面は、以下に説明するようにキャップ200のヘッドを所定位置に保持するための1個又は複数個(例えば、4個)の可撓性保持歯130を有する。各保持歯130は片持ち支持し、またケージ100の側壁102の内面に対して傾斜させる。好適には、歯130が後退できる窪み131を各歯130に対して設ける。このようにして、以下に説明するように、キャップ200のヘッドは、ケージ100のベース101に向けて押下げて、適正位置の保持することができる。このステップ中に歯130はそれぞれに対応する窪み131内に弾性的に後退し、次に初期の突出位置に復帰する。必要であれば、上述の歯130の形状は、キャップを保持することの他に、ケージ100内で歯を確実に心出ししてボトルの口部に適正位置決めできるように変更することができる。
好適には、ケージの上側ベース101は孔101′を有する。好適には、ケージの上側ベースにおける孔101′は円形中心孔とする。
好適には、ケージ100は熱塑性材料により構成し、また射出成形により一体ピースとして形成する。適当な材料は、例えば、ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート、PETG、PEHD、又はABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)である。
図2,3及び7につき、以下に第1実施形態による封止キャップ200を説明する。ストッパ型の封止キャップ200は、ヘッド210及び長いシャンク220を有する。ヘッド210は、好適には、厚いディスクの形式とする。シャンク220は、好適には円筒形の中空体とし、シャンク220の遊端222から所定長さ(231)に沿って延びるスプリット221を設ける。好適には、シャンクの遊端222には図2及び図3に示すようにテーパ(223)を付ける。好適には、封止キャップ200はゴム又は類似の材料で形成する。キャップ200はボトル1におけるカラー4の頂面4aと協働するよう設計した封止面211を形成し、封止作用を確実にする。好適には、キャップ200のヘッド210は、隆起部分213を設けたほぼ平坦頂面212を有する。
図2,3及び5につき、以下に密封ナット300を説明する。密封ナット300は、好適には、ほぼ閉じた上側ベース301、側壁302、及び下向きに開放した下側ベース303を有する反転カップの形式とする。好適には、密封ナット300は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金のような金属材料の薄いフォイルによって形成する。しかし、プラスチック材料も使用することができる。
好適には、密封ナット300の側壁302は折り曲げた端縁304で終端する。この特徴はとくに有利であり、これはすなわち、密封ナットを封止した後に密封ナット又はボトルを取り扱うのに危険となる切断端縁を回避できるからである。さらに、有利なことに、折り曲げた端縁304は、いかなる環境においても、とくに、医薬品製造の無菌環境において特別に危険であるバリ及び金属破片の存在を回避する。
好適には、本発明の第1実施形態によれば、密封ナット300の側壁302は第1底部側環状褶曲部310及び第2頂部側環状褶曲部320を有し、これら褶曲部は、それぞれ密封ナット300のほぼ円筒形の内面に対して2個の環状制限部を形成する。環状褶曲部310,320の機能は以下に説明する。
好適には、密封ナットの上側ベース301は中心孔301′を有し、この中心孔301′は、有利にはほぼ円形とする。
市場に存在する異なる既知の実施形態によれば保護リッド400を設け、このリッドを図2,3及び6に示すように密封ナットの上側ベース301に結合する。リッド400は密封ナット300から取り外すことができ、この取外しは、片手の指のみを使用してでさえも、てこ作用で行うことができる。リッド400は、好適には、プラスチック又は熱塑性材料、例えば、ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート、PETG、又はPEHDで形成する。リッドを使用者が取り外すとき、封止キャップにおけるヘッドの頂面の一部であって、ケージ100における孔101′及び密封ナット300における孔301′によって画定される部分が露出される状態となる。したがって、封止キャップは、例えばシリンジの針によって穿刺することができ、ボトル内に所定量の液体(例えば、溶剤)を導入し、また溶質とともに溶剤を抜き出すことができる。
リッド400は、好適にはリム402を設けた円形プレート401を有し、密封ナット300の側壁302の一部を包囲する形状とする。好適には、リッド400の外径D1はボトルの直径Dよりも小さくする。好適には、リッド400は、密封ナット300の上側ベース301の中心孔301′の端縁に係合する係合部403を有する。リッド400は、さらに、封止キャップ200のヘッド210に接触するまで貫通するよう設計した他の突出部404を設け、ヘッドをきれいな状態、また必要であれば無菌状態に維持するのを確実にする。
図8並びに図2及び3につき説明すると、密閉アセンブリを組み立てる複数の方法のうち1つを説明する。例として、密閉アセンブリをボトルに合体させ(予組立)、及び最終的にボトルを本発明密閉アセンブリによって密封状態に閉鎖する順次のステップを以下に説明する。
予備ステップfp−1中、封止キャップ200をケージ100に組み付ける。好適には、封止キャップ200はシャンクを上向きにして配列し、またケージは、封止キャップ200のヘッドを受け容れるよう、開放ベース103を上向きにして配置する。キャップのヘッドの挿入中、保持歯130はそれぞれに対応の窪み131内に後退し、その後に、予備ステップfp−2中に示すように、スナップ係合して封止キャップ200を所定位置に保持する。
次(予備ステップfp−3)に、ケージ100(封止キャップ200を有する)を密封ナット300内に部分的に挿入する。このステップは、好適には、ケージ100(封止キャップ200を有する)を依然として上向きにした状態に維持して行う。ケージ100は密封ナット300内に部分的にのみ挿入し、環状褶曲部310が環状キャビティ109′内に着座する。
好適には、密封ナット300をケージ100に部分的に挿入する前に、リッド400を予め密封ナット300に組み付けておく。
ケージ、封止キャップ200、密封ナット300及びリッド400よりなる密閉アセンブリ1000は、殺菌のためバッグ内に収集する。
時に予備ステップの前後において、ステップf−1中にボトルに物質を少なくとも部分的に充填する。この物質は、任意な状態の任意な物質とすることができる。例えば、液体、固体、又は他の状態の薬剤成分とすることができる。
ステップf−2中、密閉アセンブリ1000をボトルに装着する。種々のコンポーネントの上述した特別な特徴に起因して、密閉アセンブリはボトルの開放口部3で安定する。実際、封止キャップのシャンクが開放口部内に突入するだけでなく、環状カラー4も下側環状レリーフ110と中間環状レリーフ120との間で安定的に配置される。実際、下側環状レリーフ110及び中間環状レリーフ120(これらレリーフ間の表面部分に加えて)はボトル1のカラー4の形状に完全に合致する着座部を形成する。したがって、キャップのシャンクは心出し作用を生じ、またボトルの内側における保持を確実にするとともに、環状レリーフ110及び120はボトルの外側における安定性も与える。さらに、第1環状褶曲部310及び環状窪み109′との間の係合により、密封ナットも(キャップを取り付けた状態で)ケージに対して安定する。
有利には、図8から分かるように、リッド400の外径D1はボトル1の外径Dよりも小さくする。このことは、ボトルを互いにくっつき合わせて配置することができるため、極めて有利な態様である。このことは、空間を最適化し、また閉鎖ステップ及び密封ステップ中、並びに梱包、輸送及び/又は保管中にボトルを安定化させる。
ステップf−3中に、ボトル及び密閉アセンブリは、ステップf−2における状態とほぼ同一である。これにより凍結乾燥ステップで生ずる昇華中にボトル内に含まれる気相形態の部分が逃げることができる。実際、空気は、シャンクの長手方向キャビティに連通する封止キャップ200の脚部におけるスプリット221から抽気することができる。空気は、次にケージ100のスリット106に導かれる。真空生成操作を図8のステップf−4において矢印「V」で図式的に示す。
ステップf−5中、直接的に圧力をリッドに対して、ひいては密閉アセンブリ全体に対して下向きに加える。とくに、印加圧力Pは、ボトルのカラー4を環状レリーフ110及び120によって画定される着座部から抜け出させられる程度のものとする。密閉アセンブリは下方に距離X1だけ変位し、これによりケージの環状レリーフ120がカラー4側面に休止する。この状態でケージ100は僅かに塑性変形するが、D2で示すケージの外径は、いかなる場合でもボトルDの直径よりも小さいか又は同一である。このことは、ボトルに損傷を与えることなくボトルを互いに接触し合って配置できるため、極めて有利な態様である。このことは、空間を最適化し、また密封、梱包、輸送及び保管のステップ中にボトルを安定化させる。
より大きな圧力を加えることによって、ボトルは完全に蓋付けされかつ封止される。ケージの環状レリーフ120は、ボトルのカラー4における底部端縁に安定的に係合する。密封ナットはケージの上側ベース101に接触するよう押圧され、環状レリーフ31がケージの膝状部107に休止し、アセンブリの全体的密封を確実にする。
ステップf−7は、ボトルがどのように互いに接触して真直ぐ配列されるかを示す。
図9,10,11及び12は図2〜8に示す密閉アセンブリの第2実施形態を示す。第1実施形態で使用したのと同一参照符号を用い、詳細な説明は繰り返さない。基本的に、第1実施形態と変更実施形態との間における唯一の相違は封止キャップに関してである。
とくに、図9,10及び11で見て分かるように、図11によるキャップ200は低丈であり、これはシャンク220が第1実施形態のシャンク220よりも短い長さにわたってのみ延在するからである。さらに、封止キャップの中空の内側を外側に接続するスプリット221のようなスプリットを設けない。
さらに、第2実施形態の封止キャップ200におけるシャンクは、より際立ったテーパ付けをし、また半径方向外方に突出してボトルの開放口部における対応突出部4dに係合できるようにした端部部分224で終端する。
このタイプのキャップのエルゴノミクス形態のみが、テフロン(登録商標)又は類似の材料でのコーティングを可能にし、第1実施形態で説明したキャップでは最近まで得ることができなかった製品の品質を確実に得ることができる。
図8に対応する図12につき説明すると、予備ステップfp−1、fp−2、fp−3中、及び初期ステップf−1及びf−2中には相違は全くない。しかし、第2実施形態による密閉アセンブリは、ボトルの外側でのみ支持し、環状レリーフ110及び120によって、またこれら環状レリーフ間の表面部分によって画定される着座部内にカラー4が位置する。換言すれば、第1実施形態とは異なって、密閉アセンブリは、初期的にボトルの口部内に突入しない封止キャップによっては支持されない。それにも係わらず、密閉アセンブリはいかなる場合でもボトルに対して真直ぐで安定しており、またボトルから半径方向に突出しない。さらに、第2実施形態によるキャップの場合、キャップ200のシャンクにおけるテーパ部とボトルの開孔との間のスリット及びケージのスリットから空気を抽気することによって、ボトル内部に真空を生ずることができる。したがって、このタイプのキャップは、凍結乾燥状態、液体状態、粉状態等の任意な製品タイプにも等しく十分封止するのに使用できる。さらに、第1実施形態で提案したキャップよりも経済的である(テフロン被覆した実施例は別として)。残りの部分に関しては、第1実施形態に対して行ったすべての検討を第2実施形態に適用する。
図13〜17は本発明による密閉アセンブリの第3実施形態に関する。とくに、図13は予組立て形態におけるアセンブリを示し、図14は中間形態におけるアセンブリを示し、また図15は完全に組み立てて閉鎖したアセンブリを示す。図16及び17は他の実施形態とは異なるリッド及び密封ナットを示す。
先ず、図17につき説明すると、密封ナットは、ほぼ閉じた上側ベース301、側壁302、及び下方に開放した下側ベース303を有するほぼ反転したカップの形式とした本体を有する。好適には、密封ナット300は熱塑性材料により構成し、また射出成形により一体ピースとして形成する。適当な材料は、例えば、ポリエチレン、ポリエチレン・テレフタレート、PETG、PEHD、又はABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)である。代案として、アルミニウム又はアルミニウム合金のような金属材料を使用することもできる。
好適には、第3実施形態によれば、密封ナット300の側壁302は、第1下側環状突出部310、及び第2上側環状突出部320を有し、これら環状突出部は、それぞれ密封ナット300のほぼ円筒形の内面に対する2つの環状制限部を形成する。環状突出部310,320の安定化機能は第1実施形態における褶曲部に類似する。
下側突出部310及び上側突出部320の双方は、開放下側ベース303に向かって傾斜する傾斜面を有する。下側突出部310の傾斜面は上側突出部320の傾斜面よりも大きい傾斜とする。
好適には、密封ナットの上側ベース301は中心孔301′を有し、この中心孔301′はほぼ円形とすると有利である。中心孔301′の端縁近傍において、厚さを薄くして中心孔301′の端縁により大きな弾性及び与えるようにする。中心孔301′の端縁は口状の形状にする(図17参照)。
第3実施形態のリッド400(図16参照)は、好適には、密封ナット300の側壁302の一部を包囲する形状にしたリム402を設けた円形プレート401を有する。好適には、リッド400の外径D1をボトルの直径よりも小さくする。
リッド400は、好適には、密封ナット300の上側ベース301における中心孔301′の端縁に係合する係合部403を有する。第3実施形態において、係合部403は、環状ヒール部405を有して円周状に下方に突出する足部を備える。リッド及び密封ナットが互いに結合するとき、口状端縁が環状ヒール部405に係合する。有利には、リッド400は、密封ナット300から上昇して分離することもあり得るが、このとき両者が再び結合できない。このことは、ボトルを再び閉鎖できないように確実にする点で極めて重要な態様である。密封ナット300及びリッド400の初期結合は、単に中心孔301′の端縁をリッド400に向けて(底部から上方に)押しやることによって行うことができる。換言すれば、この結合行為は、密封ナット300をケージ100に対して組み立てる前に行う。
図13は予組立て状態における密閉アセンブリを示す。有利にも、ケージはボトルのカラーに安定的に取り付けられる。実際、第1環状レリーフ110及び第2環状レリーフ120はボトル1のカラー4の着座部を形成するよう互いに離間する。
さらに、密封ナット300(キャップ400と結合した)はケージに安定的に取り付けられ、これはすなわち、下側突出部310が環状キャビティ109′内に挿入されるからである。
図13に示す形態から始まって、ケージに第1圧力を加えることによって図14に示す形態をとる。この形態において、ケージ及び密封ナットの相対位置は変わらない。
さらなる加圧行為によって図15に示す閉鎖形態に達する。
第3実施形態においても、封止キャップを図7に示すようにすることができる。
概して、このように仕上げられる密閉アセンブリは、現在世界の市場に存在するすべての充填及び封止装置に対して僅かな変更を加えることによって、容易に使用することができる。実際、密閉アセンブリは、ボトルの予組立てのためのゴムキャップのみを搬送するのに現在使用されている同一の構体(ホッパ、スライド等)を、これら構体の一部のみをフォーマットに基づいて変更して用いて移動させる。
密閉アセンブリは、さらに高速自動装置に使用でき、またとくに、凍結乾燥に関連して、チャンバ自体内で、閉鎖、封止、洗浄及び乾燥操作のすべてを行い、この結果、コスト、時間、空間、ツール及び人員の削減を可能にする。
最後に、本発明密閉アセンブリによれば、このアセンブリは任意なタイプのゴムキャップを受け容れるのに適合するため、誰もが既存の封止キャップを使用し続けることができる。
1 ボトル
2 底部
3 口部
4 カラー
4a 頂面
4b 側面
4c 底面
5 首部
100 ケージ
101 上側ベース
101′ (中心)孔
102 側壁
102′ 個別側壁/ウィング(ペタル)
102″ 遊端
103 下側ベース
105 コード(ブリッジピース)
106 スリット
107 膝状部
109 環状突起
109′ 環状キャビティ
110 下側環状レリーフ
120 中間環状レリーフ
130 保持歯
131 窪み
200 封止キャップ
210 ヘッド
211 封止面(環状面)
212 平坦頂面
213 隆起部分(上側面)
220 シャンク
222 遊端
221 スプリット
224 端部部分
300 密封ナット
301 上側ベース
301′ 中心孔
302 側壁
303 下側ベース
304 端縁
310 第1底部側環状褶曲部(第1下側環状突出部)
320 第2頂部側環状褶曲部(第2上側環状突出部)
400 保護密封リッド
401 円形プレート
402 リム
403 係合部
405 環状ヒール部
1000 密閉アセンブリ

Claims (13)

  1. ボトル(1)等を閉鎖するため、ケージ(100)、封止キャップ(200)、及び密封ナット(300)を備える密閉アセンブリ(1000)であって、
    ・前記ケージ(100)は、ほぼカップ状とし、また互いに離間して前記ボトル(1)におけるカラー(4)の着座部を形成する第1環状レリーフ(110)及び第2環状レリーフ(120)を設けた内面を有する側壁(102)を備え、
    ・前記封止キャップ(200)は、ヘッド(210)及びシャンク(220)を備え、前記ヘッドは上側面(213)及び反対側の環状面(211)を有し、
    ・前記密封ナット(300)は、カップ状とし、また側壁(302)を備え、
    ・前記ケージ(100)の前記側壁(102)における前記内面は、前記封止キャップ(200)のヘッドを前記環状面(211)に沿って所定位置に保持する保持歯(130)を有し、
    ・前記保持歯(130)は片持ち支持とし、また前記ケージの前記側壁(102)における前記内面に対して傾斜させ、
    ・前記保持歯(130)に窪みを設け、この窪み(131)内に歯(130)が後退して、前記封止キャップの前記ヘッドを前記ケージ(100)のベース(101)に向けて押し込むことができるようにし、
    ・前記ケージ(100)における側壁(102)の外面は環状キャビティ(109′)を有し
    前記密封ナット(300)の前記側壁(302)は、予組立て形態で前記環状キャビティ(109′)に係合するよう構成した内面下側突出部(310)を有
    ・前記ケージ(100)の前記側壁(102)は、複数個の個別側壁(102′)を有し、各個別側壁はスリット(106)により互いに分離し、前記個別側壁は、遊端(102″)近傍でブリッジピース(105)により隣接する個別側壁に連結する、密閉アセンブリ。
  2. 請求項1記載の密閉アセンブリ(1000)において、4個の保持歯(130)及びこれら保持歯に対応する4個の窪み(131)を設ける、密閉アセンブリ。
  3. 請求項記載の密閉アセンブリ(1000)において、前記個別側壁(102′)は面取り形状を有する、密閉アセンブリ。
  4. 請求項1〜のうちいずれか一項記載の密閉アセンブリ(1000)において、前記封止キャップ(200)は、前記ボトルのカラー(4)が前記第1環状レリーフ(110)と前記第2環状レリーフ(120)との間に存在するとき、前記シャンクが前記ボトルの口部内に少なくとも部分的に挿入されるよう構成する、密閉アセンブリ。
  5. 請求項1〜のうちいずれか一項記載の密閉アセンブリ(1000)において、さらに、前記密封ナット(300)の上側ベース(301)における中心孔(301′)の端縁に係合する係合部(403)を有するリッド(400)を備える、密閉アセンブリ。
  6. 請求項記載の密閉アセンブリ(1000)において、さらに、前記係合部(403)は、環状ヒール部(405)を設けた足部を有する、密閉アセンブリ。
  7. 請求項1〜のうちいずれか一項記載の密閉アセンブリ(1000)において、前記密封ナット(300)は遊端縁を有し、また前記遊端縁は、丸み付き端縁を形成するよう折り曲げる、密閉アセンブリ。
  8. 請求項1〜のうちいずれか一項記載の密閉アセンブリ(1000)において、前記密封ナット(300)は金属フォイルから構成し、前記内面下側突出部(310)は、前記密封ナット(300)のほぼ円筒形内面に対して環状制限部を形成する第1環状褶曲部とする、密閉アセンブリ。
  9. 請求項1〜のうちいずれか一項記載の密閉アセンブリ(1000)を有するボトル。
  10. 請求項記載のボトルにおいて、前記ボトルの外径は、前記密閉アセンブリの外径より大きい、ボトル。
  11. ボトル(1)等のための密閉アセンブリ(1000)を組み立て、また前記密閉アセンブリ(1000)を前記ボトルの口部に取り付ける方法であって、
    ・ケージ(100)、封止キャップ(200)、及び密封ナット(300)を準備する準備ステップであって、
    ・前記ケージ(100)は、ほぼカップ状とし、また互いに離間して前記ボトル(1)におけるカラー(4)の着座部を形成する第1環状レリーフ(110)及び第2環状レリーフ(120)を設けた内面を有する側壁(102)を備え、
    ・前記封止キャップ(200)は、ヘッド(210)及びシャンク(220)を備え、前記ヘッドは上側面(213)及び反対側の環状面(211)を有し、
    ・前記密封ナット(300)は、カップ状とし、また側壁(302)を備え、
    ・前記ケージ(100)の前記側壁(102)における前記内面は、前記封止キャップ(200)のヘッドを前記環状面(211)に沿って所定位置に保持する保持歯(130)を有し、
    ・前記保持歯(130)は片持ち支持とし、また前記ケージの前記側壁(102)における前記内面に対して傾斜させ、
    ・前記保持歯(130)に窪みを設け、この窪み(131)内に歯(130)が後退できるようにし、
    ・前記ケージ(100)における側壁(102)の外面は環状キャビティ(109′)を有し、
    ・前記密封ナット(300)の前記側壁(302)は、予組立て形態で前記環状キャビティ(109′)に係合するよう構成した内面下側突出部(310)を有
    ・前記ケージ(100)の前記側壁(102)は、複数個の個別側壁(102′)を有し、各個別側壁はスリット(106)により互いに分離し、前記個別側壁は、遊端(102″)近傍でブリッジピース(105)により隣接する個別側壁に連結するものとする、
    該準備ステップと、
    ・前記封止キャップの前記ヘッドを前記ケージ(100)のベース(101)に向けて押し込むステップと、
    ・前記密封ナット(300)を前記ケージ(100)に少なくとも部分的に嵌合させ、前記内面下側突出部(310)を前記環状キャビティ(109′)に係合させるステップと、
    ・前記ケージ(100)を前記ボトルに取り付けて、前記ボトルの前記カラー(4)が前記第1環状レリーフ(110)と前記第2環状レリーフ(120)との間に衝合するようにするステップと、
    を有する、方法。
  12. 請求項11記載の方法において、さらに、リッド(400)を準備し、前記リッド(400)を前記密封ナット(300)に結合するステップを有する、方法。
  13. 請求項12記載の方法において、前記リッド(400)を前記密封ナット(300)に結合するステップは、前記密封ナット(300)を前記ケージ(100)に部分的に嵌合させるステップの前に行う、方法。
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