JP6655493B2 - 吐出容器 - Google Patents
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Description
本発明に係る吐出容器は、内容物が収容されるとともに、軸方向の先端部に前記内容物の通過孔が形成された収容筒と、前記収容筒に対して前記軸方向に移動可能に、前記収容筒内に嵌合されたピストンと、前記収容筒を径方向の外側から囲繞するカバー体と、を備え、前記カバー体は、前記収容筒に対して接近離間する方向に弾性変位可能な操作部を備え、前記操作部が前記収容筒に向けて接近移動したときに、前記操作部に形成された第1係合部が前記収容筒に形成された第2係合部に係合することで、前記収容筒が前記ピストン及び前記カバー体に対して前記軸方向の基端側に移動する。
特に、本態様では、操作部が収容筒に接近離間する方向に弾性変位可能に構成されているため、吐出動作の際には操作部の弾性変位に伴う付勢力が指等に作用することになる。そのため、操作部のストローク量を微調整し易くなる。これにより、操作片が所望のストローク量に対して径方向の内側に過大に移動したり、所望のストローク量に達しなかったりするのを抑制できる。その結果、少量の内容物を所望の量だけ吐出することができる等、操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、各操作部を径方向の外側から指等で挟み込んだ状態で、各操作部を互いに接近移動させることで、内容物を吐出できる。そのため、従来のように軸方向の一方側からピストンを移動させる場合に比べて操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、ピストンとカバー体との間に、ピストンとカバー体とを軸方向に離間させる向きに付勢する付勢部材が配設されている。そのため、吐出動作の後、操作部が収容筒に対して離間する方向に復元変位する際(第1係合部と第2係合部との係合が解除される際)、カバー体をピストン及び収容筒に対して軸方向の基端側に移動させることができる。これにより、内容物の吐出後、収容筒に対するカバー体の軸方向の位置を吐出前の状態まで復帰させることができる。これにより、内容物の吐出後、カバー体を手動で戻す必要がないので、例えば内容物を繰り返し吐出する際の操作性を向上させることができる。
また、吐出前の状態における収容筒に対するカバー体の軸方向の位置が、吐出回数に関わらず一定に維持されるので、操作時に与える違和感を抑えることができる。
しかも、収容筒の内周面とピストンの外周面との間には、収容筒とピストンとの間を密にシールするシール体が配設されているため、付勢部材の付勢力によってピストンが収容筒に対して軸方向の先端側に移動するのを抑制できる。これにより、内容物が収容筒から不意に流出するのを抑制できる。
この構成によれば、カートリッジがカバー体に着脱可能に構成されているため、使用済みのカートリッジを交換するだけで、カバー体を変更することなく、吐出容器を繰り返し使用することができる。
図1、図2に示すように、本実施形態の吐出容器1は、シリンジ形状のものである。吐出容器1は、有底筒状のシリンジ本体2と、シリンジ本体2に着脱可能に構成された有底筒状のカートリッジ3と、を備えている。なお、シリンジ本体2及びカートリッジ3は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置している。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う軸方向のうちカートリッジ3側を先端側、シリンジ本体2側を基端側という。さらに、軸方向から見た平面視において容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
カバー体10は、有底筒状に一体で形成されている。カバー体10の底壁部12のうち、径方向の中央部には、軸方向の先端側に延びる支持柱13が形成されている。支持柱13における軸方向の基端部には、径方向に突出する位置決めリブ14が形成されている。位置決めリブ14は、軸方向に延びる条状に形成されている。位置決めリブ14は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、図示の例において、支持柱13における軸方向の先端面は、容器軸Oに直交する平坦面に形成されている。
収容筒41は、軸方向の基端部がシリンジ本体2内に挿入された状態で、シリンジ本体2に対して軸方向に移動可能に構成されている。収容筒41は、軸方向の先端側に位置するものほど小径とされた多段筒状に形成されている。具体的に、収容筒41は、大径部51、中径部52及び小径部53が接続筒54,55を介して軸方向に連なっている。各接続筒54,55は、軸方向の先端側に向かうに従い漸次縮径している。
嵌合部71は、上述した支持柱13における軸方向の先端部を軸方向の先端側から覆っている。嵌合部71の周壁部75は、支持柱13における軸方向の先端部を径方向の外側から囲繞している。
まず、カートリッジ3のシリンジ本体2への装着方法について説明する。
図2に示すように、カートリッジ3をシリンジ本体2に装着するには、カートリッジ3における大径部51を軸方向の基端側に向けた状態で、カバー体10の操作部21同士の間にカートリッジ3を押し込む。すると、支持柱13が軸方向の基端側から収容筒41内に進入するとともに、付勢部材11がピストン43における嵌合部71(周壁部75)に軸方向の基端側から当接する。これにより、付勢部材11が軸方向に圧縮されながら、カートリッジ3がシリンジ本体2内を軸方向の基端側に移動する。
以上により、カートリッジ3がシリンジ本体2に装着される。
図1に示すように、吐出容器1を用いて内容物を吐出するには、まずカートリッジ3(小径部53)からキャップ42を取り外す。
特に、本実施形態では、操作片23が径方向に弾性変位可能に構成されているため、吐出動作の際には操作片23の弾性変位に伴う付勢力が指等に作用することになる。そのため、操作片23のストローク量を微調整し易くなる。これにより、操作片23が所望のストローク量に対して径方向の内側に過大に移動したり、所望のストローク量に達しなかったりするのを抑制できる。その結果、少量の内容物を所望の量だけ吐出することができる等、操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、各操作片23を径方向の外側から指等で挟み込んだ状態で、各操作片23を互いに接近移動させることで、内容物を吐出できる。そのため、従来のように軸方向の一方側からピストンを移動させる場合に比べて操作性の向上を図ることができる。
この構成によれば、吐出動作の後、操作片23が収容筒41に対して径方向の外側に移動する際(第1係合部31と第2係合部63との係合が解除される際)、カバー体10をピストン43及び収容筒41に対して軸方向の基端側に移動させることができる。これにより、内容物の吐出後、収容筒41に対するカバー体10の軸方向の位置を吐出前の状態まで復帰させることができる。これにより、内容物の吐出後、カバー体10を手動で戻す必要がないので、例えば内容物を繰り返し吐出する際の操作性を向上させることができる。
また、吐出前の状態における収容筒41に対するカバー体10の軸方向の位置が、吐出回数に関わらず一定に維持されるので、操作時に与える違和感を抑えることができる。
しかも、収容筒41の内周面とピストン43の外周面との間には、収容筒41とピストン43との間を密にシールするシール体78が配設されているため、付勢部材11の付勢力によってピストン43が収容筒41に対して軸方向の先端側に移動するのを抑制できる。これにより、内容物が収容筒41から不意に流出するのを抑制できる。
例えば、上述した実施形態では、操作片23が径方向の外側に移動することで、収容筒41に向けて前進移動する構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、操作片23が軸方向に移動することで、収容筒41に向けて前進移動する構成であっても構わない。
上述した実施形態では、操作片23が径方向で対向する位置に一対で配設された構成について説明したが、この構成のみに限らず、1つや3つ以上配設しても構わない。
シリンジ本体2のうちカートリッジ3を間に挟んで操作片23に径方向で対向する位置に、カートリッジ3に対して径方向に相対変位不能に構成された支持片を配設しても構わない。そして、操作片23とともに支持片を把持して内容物の吐出動作を行っても構わない。
また、シリンジ本体2に対するカートリッジ3の容器軸O回りの回転を規制する規制部材を設けても構わない。規制部材としては、操作部21の内周面と収容筒41の外周面とに係合可能な突起部や平坦面を設けても構わない。
上述した実施形態では、カバー体10とピストン43とが付勢部材11によって軸方向で離間する方向に付勢されている構成について説明したが、この構成のみに限らず、付勢部材11を有さない構成であっても構わない。
3…カートリッジ
10…カバー体
11…付勢部材
21…操作部
31…第1係合部
41…収容筒
43…ピストン
53a…通過孔
63…第2係合部
78…シール体
Claims (4)
- 内容物が収容されるとともに、軸方向の先端部に前記内容物の通過孔が形成された収容筒と、
前記収容筒に対して前記軸方向に移動可能に、前記収容筒内に嵌合されたピストンと、
前記収容筒を径方向の外側から囲繞するカバー体と、を備え、
前記カバー体は、前記収容筒に対して接近離間する方向に弾性変位可能な操作部を備え、
前記操作部が前記収容筒に向けて接近移動したときに、前記操作部に形成された第1係合部が前記収容筒に形成された第2係合部に係合することで、前記収容筒が前記ピストン及び前記カバー体に対して前記軸方向の基端側に移動することを特徴とする吐出容器。 - 前記操作部は、前記収容筒を間に挟んで前記径方向で対向する位置に各別に配設され、
一対の前記操作部が前記径方向の内側に弾性変位することで、前記収容筒に向けて接近移動することを特徴とする請求項1に記載の吐出容器。 - 前記ピストンと前記カバー体との間には、前記ピストンと前記カバー体とを前記軸方向に離間させる向きに付勢する付勢部材が配設され、
前記収容筒の内周面と前記ピストンの外周面との間には、前記収容筒と前記ピストンとの間を密にシールし、かつ前記収容筒に対する前記ピストンの前記付勢部材による前記軸方向の先端側への移動を抑制するシール体が配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の吐出容器。 - 前記収容筒及び前記ピストンは、前記カバー体に着脱可能なカートリッジを構成していることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の吐出容器。
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- 2016-07-27 JP JP2016147324A patent/JP6655493B2/ja active Active
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