JP6655182B2 - 空調機管理装置、および、空調機管理方法 - Google Patents

空調機管理装置、および、空調機管理方法 Download PDF

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Description

計数した人流情報を用いて、空調機や熱源設備の運転計画を作成して制御する、空調機管理装置、熱源設備管理装置、空調機管理方法、および、熱源設備管理方法に関する。
特許文献1の要約書には、「エレベータ稼動情報を利用して照明・空調制御を行うという考えはあるが、エレベータが動くまで照明がつかない、空調は効果の遅れのため必要な時に間に合わない、などの課題」を解決すべく、「エレベータ稼動情報から人流量や在室人数・在室率を曜日・時間帯ごとなどでパターン化し、それに合わせた制御スケジュールを計画実行する。またエレベータ稼動情報を取得できない建物については、類似建物もしくはその1フロアのエレベータ稼動情報やその解析結果を流用する」方法が開示されている。
特開2005−104635号公報
エネルギー資源の節約や環境問題への対応のため、省エネを実現することは世界的に重要な課題であり、鉄道会社でも消費エネルギーの削減を進めている。鉄道会社では、駅構内の消費エネルギーの割合は高く、中でも構内空調の消費エネルギーは半分程度を占めているため、その関連設備の制御を適切に実施することが必要となる。駅は、多数の利用者が存在し、その人数が時々刻々と変化するため、空調関連設備の制御を適切に行うためには、人の流れ(以下「人流」という)を詳細に評価して人体発熱負荷を適切に考慮した運転が必要となる。
特許文献1に記載の方法では、エレベータ稼動情報から人流量や在室人数・在室率を曜日・時間帯ごとなどでパターン化し、それに合わせた制御スケジュールを計画実行する。しかし、時間帯でまとめて人流を把握していて、時々刻々と変化する実際の人流についてまでは評価していないため、予め想定したパターンと大きく異なる人流が生じた場合には、適切な設備運転を行うことができないという問題がある。
上記課題を解決するため、本発明の空調機管理装置では、外部から情報が入力される情報入力装置と、該情報入力装置に入力された情報を記憶しておく情報記憶装置と、該情報記憶装置に記憶された情報を読み出して処理する情報処理装置と、該情報処理装置で処理された情報を空調機に出力する情報出力装置と、を具備する空調機管理装置であって、前記情報入力装置から入力され前記情報記憶装置に記憶された情報には、フロア内の各領域の形状、面積、および、出入口に関するフロア情報と、前記フロアの出入口に設けられた人流計数装置で計数した人流に関する出入口通過人流情報と、日射量・気温・湿度の何れかを含む気象予報データと、壁からの侵入熱・照明発熱・換気熱の何れかを含む熱負荷情報と、が含まれ、前記情報処理装置は、前記情報記憶装置から読み出した前記フロア情報と前記出入口通過人流情報に基づいて、各領域内の人流を時間帯毎に予測した人流データを生成するとともに、前記情報記憶装置から読み出した前記気象予報データと前記熱負荷情報、および、前記人流データに基づいて、各領域内の空調熱負荷を時間帯毎に予測した空調熱負荷情報を生成するものであり、前記情報入力装置から入力され前記情報記憶装置に記憶された情報には、さらに、前記空調機の冷房容量・風量の情報を含む空調機情報と、前記領域の空気密度・比熱の情報を含む空調対象空間情報と、が含まれ、前記情報処理装置は、前記情報記憶装置から読み出した前記空調機情報と前記空調対象空間情報に基づいて、前記空調機が利用者付近の室温を制御するまでの時間遅れを求め、前記空調熱負荷情報から求めた人体熱負荷と、該人体熱負荷を前記時間遅れに相当する時間先行させた先行人体熱負荷の差分を打ち消すように、前記空調機を制御する空調機運転計画を生成することとした。
本発明によれば、時々刻々と変化する実際の人流を考慮した空調機または熱源設備の運転計画を作成し、実際の人流に応じた適切な設備運転を実現できる。
実施例1の空調機管理装置101の機能ブロック図 実施例1の空調機管理装置101の構成図 フロア構造の例 フロア情報102の例 出入口通過人流情報103の例 人流データ104の例 従来の空調制御における人流・空調機出力・室温(空調機付近)・室温(利用者付近)の時間変化の例 実施例1の空調制御における人流・空調機出力・室温(空調機付近)・室温(利用者付近)の時間変化の例 運転計画作成部111の処理の概念図 実施例2の熱源設備管理装置201の構成図 人流予測を用いない熱源設備の運転計画を説明するための概念図 人流予測を用いた熱源設備の運転計画を説明するための概念図 実施例3の空調機管理装置101の構成図 人流指定情報1001の例
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1Aは、実施例1の空調機管理装置101の機能ブロック図であり、図1Bはハードウェア構成図である。図1Aに示すように、空調機管理装置101は、フロア情報102と出入口通過人流情報103を入力として、人流データ104を出力する人流予測部105と、気象予報データ106と熱負荷情報107と人流データ104を入力として、空調熱負荷109を出力する空調熱負荷予測部108と、空調熱負荷109と空調機情報110と空調対象空間情報113を入力として、空調機運転計画112を出力する空調機運転計画作成部111からなる。
また、図1Bのハードウェア構成図に示すように、本実施例の空調機管理装置101は、入出力装置114と、情報処理装置(CPU)115と、主記憶装置116と、補助記憶装置117と、それらを相互に接続する内部通信線118とから構成されている。入力予測部105、空調熱負荷予測部108、空調機運転計画作成部111は、主記憶装置に記憶されているプログラムを情報処理装置115が実行することにより実現する。補助記憶装置117には、入力入出力装置114を介して、インターネットなどのネットワーク119や後述する人流計数装置から取得した、或いは、キーボードなどの入力装置120から入力された、フロア情報102、出入口通過人流情報103、気象予報データ106、熱負荷情報107、空調機情報110、空調対象空間情報113や、情報処理装置115によって演算された、人流データ104、空調熱負荷109、空調機運転計画112が記憶される。また、情報処理装置115は、入出力装置114を介して複数の空調機121(空調機121A〜121C等)の制御を行う。以下、各要素についてその詳細を示す。
フロア情報102は管理者によって入力される情報であり、空調機管理装置101が管理する空調機121が存在するフロアに関し、その形状と面積、各空調機が担当する空調領域、人の流入・流出が発生する箇所(出入口)を表わすデータである。
その例を図2A、図2Bを用いて説明する。図2Aは空調機管理装置101が制御する複数の空調機121によって空調されるフロアの例であり、白い四角A〜Jはそれぞれ空調機が担当とする個々の空調領域である。各空調領域における空調機の名称を、以後の説明では空調機121Aのように対象空調領域の名称を付して表わす。なお、各空調機121は必ずしも1台の空調機ではなく、同一の空調領域に存在する空調機をまとめて1台とみなして制御するとしても、同様に制御可能である。また、黒く示した個所は人の出入口であり、出入口1〜出入口4の4つある。人流を適切に評価するために、この閉鎖空間の出入口は階段、エレベータ、エスカレータなども含め、全て与える必要がある。
図2Bは、図2Aに示したフロアに関するフロア情報102の例であり、例えば、空調領域Aに関しては、北(N)方向に出入口1が設けられており、南(S)方向に空調領域Bが隣接している、という情報が記録されている。
出入口通過人流情報103は、各出入口からの各時間帯における実際の流入人数を示すデータである。これは、各出入口に設けられた人流計数装置(自動改札機や監視カメラなどを利用)で計数された流入者の人数である。
人流予測部105は、入力されたフロア情報102と出入口通過人流情報103を元に各時刻に各空調領域に存在する人数をシミュレーションによって求める。
まず、各流入者の目的地(目的とする出口)を推定する。例えば、図3に示す、ある日の8時00分から始まる時間帯を例に、推定の具体例を説明する。人流予測部105は、出入口通過人流情報103から同時間帯の各出入口からの流入人数を確認する。ここでは、出入口1、2、3、4の流入が、それぞれ、20名、20名、30名、20名であったものとする。次に、各出入口からの目的地の過去統計を参照する。ここから、例えば、同時間帯の出入口1からの人流の50%が出入口2に向かい、50%が出入口4に向かうという統計を把握する。次に、この過去を踏まえて、各出入口の人流の目的地を推定する。例えば、出入口1からの人流20名のうち、50%に相当する10名が出入口2に向かい、同じく50%に相当する10名が出入口4に向かうとの推定を行う。
以上で得た実際の人流と推定目的地を用いて各領域の人流をシミュレーションする。例としては、図2Aで例を示したフロアについて、さらに詳細な人一人分の細分領域に分割し、その碁盤目状の細分領域を点で表わす人のモデルが移動していく離散事象シミュレーションが挙げられる。
シミュレーションの結果得られた人流データ104の具体例を図4に示す。図の401のデータは、各時刻・各空調領域における人数を表す。この例では、出入口1からのみ人が流入し、出入口2には向かわずに出入口3または出入口4に移動していく様子を表わしており、7時20分に出入口1で実測された10名が空調領域Aを経て空調領域B、D、Eなどに拡散していく状況をシミュレーションしている。なお、ここでは、推定目的地に出入口2を設定していないため、空調領域Cの人数は変化しない。本実施例では10分間隔でシミュレーションを行う例を示しているが、時間間隔はこれに限定されず、さらに短期間でシミュレーションを繰り返してもよい。
空調熱負荷予測部108は、人流データ104によって人体発熱による空調負荷を求める。人体発熱による負荷は例えば以下に示す数1によって求める。
Figure 0006655182

ここで、qpは人体発熱による空調負荷[W]、qpsは人体1人当たりから発生する顕熱[W/人]、qplは人体1人当たりから発生する潜熱[W/人]、NPは人数[人]を表わす。図3で示した人流データの人数をあてはめて演算することで、各空調領域A〜Jまでの時々刻々と変化する人体発熱による空調負荷を求めることができる。
また、空調熱負荷予測部108には、時刻毎の日射量・温度・湿度等の気象予報データ106や、壁からの侵入熱、照明発熱、換気熱等の人体発熱以外の熱負荷情報107が入力される。気象予報データ106は自動配信サービスなどを介して所定時間ごとに配信されるデータであり、また、人体発熱以外の熱負荷情報107は管理者が規定するものであり、具体的には下記の数2〜数4で定義されるものである。なお、これらの演算には、気象予報データ106から得た情報を適宜利用する。
まず、外部からの侵入熱は数2を用いて求める。
Figure 0006655182
ここで、qinvは侵入熱[W]、1項目がガラス侵入熱量、2項目が壁侵入熱である。Igrはガラス面からの日射熱量[W]、kgrは遮蔽係数、Kgrはガラスの熱貫流率[W/(m2・K)]、Δteは室内外の温度差[K]、Agrは窓ガラスの面積[m2]、Kwは外壁の熱貫流率[W/(m2・K)]、Awは外壁の面積[m2]を表わす。
また、照明発熱は、数3を用いて求める。
Figure 0006655182
ここで、qlは照明発熱[W]、Cは減光補償率[-]、Eは照度[lx]、Kは照明率[-]、εは器具の照明効率[lm/W]、rLは照明負荷遅れ係数、Aは室面積[m2]を表わす。
さらに、換気熱は、以下の数4を用いて求める。
Figure 0006655182
ここで、qiは換気熱[W]、Qiは必要換気量[m3/h]、toは屋外の温度[K]、trは屋内の温度[K]、xoは屋外の絶対湿度[kg/kg(DA)]、xrは屋内の絶対湿度[kg/kg(DA)]を表わす。なお式中の0.33は空気の比重(0.28[J/(kg・K)])×空気密度(1.2[kg/m3])であり、830は水蒸気の蒸発潜熱(695[W/(kg・K)])×空気密度(1.2[kg/m3])である。
本実施例では、人体発熱によるもの以外の代表的な空調負荷とその評価式(数2〜数4)を示したが、これに限定されず、PCやストーブなどの発熱する設備等が空調領域に存在する場合にはその熱負荷を組み入れても良い。また人体発熱以外の負荷については、上記のように各負荷を詳細な演算によって求めずに、過去の実績データを元にして、記憶ベース推論等の方法により一括して求めてもよい。
以上のようにして、空調熱負荷予測部108は、人体発熱による空調熱負荷(数1)とその他の要因による空調熱負荷(数2〜数4)を求め、それらを足し合わせることで、各空調領域における空調熱負荷情報109を求める。
次に、空調機運転計画作成部111について示す。空調機運転計画作成部111は、管理者が入力した空調機情報110と空調対象空間情報113、および、空調熱負荷予測部108が予測した空調熱負荷109を入力とし、後述する方法で求めた空調機運転計画111を出力するものである。ここで、空調機情報110は、各々の空調機121の冷房容量や風量の情報であり、空調対象空間情報113は各空調機121が担当する空調領域の空気密度・比熱等に関する情報である。また、空調機運転計画112は、各空調機121を制御するための運転計画である。
比較のため、図5を用いて、空調機付近の温度に基づいて空調機が制御される、従来の空調制御における、人流・空調機出力・室温(空調機付近)・室温(利用者付近)の時間変化を示す。
図5(a)に示すように、時刻501で人流がステップ状に増加し利用者付近の室温(図5(d))が上昇しても、部屋上部の空調機付近の室温(図5(c))はすぐには上昇しない。このため、空調機付近の室温上昇が検出される時刻502になるまで空調機熱負荷に変化はなく、空調機への指令も変わらない(図5(b))。この結果、時刻501から時刻502の間に、利用者付近の室温が上昇してしまい(図5(d))、利用者の快適性が損なわれる。その後、時刻502になると、空調機出力(図5(b))が上昇し(冷房が強化され)、利用者付近の室温が下降し一定温度に保たれる。
その後、図5(a)に示すように、時刻503で人流がステップ状に減少した場合を考える。この場合、利用者付近の室温(図5(d))は速やかに下降するが、上記と同様の理由で空調機付近の室温(図5(c))がすぐには下がらないため、利用者付近の室温を一時的ではあるが不必要に下がってしまう。
すなわち、図5の制御方法によれば、人流がステップ状に増加したときには、一時的に利用者の快適性が損なわれ、人流がステップ状に減少したときには、一時的に過大なエネルギー消費が発生するという問題が生じる。
本実施例の運転計画作成部111は、こうした快適性の悪化や無駄なエネルギー消費を抑制できる空調機運転計画112を作成するものであり、空調機121はこれを利用して管理される。運転計画作成部111の計画と制御によって得られる、図5と同じ諸量を図6に示す。
本実施例では、図6に示すように、人流が増加する時刻501に先行する時刻601に空調機出力(図6(b))を強める。これにより、空調機付近の室温(図6(c))は一時的に減少する。続いて、時間差で利用者付近の室温(図6(d))が低下し始めるが、この時には人流が増加して空調負荷が増大しているため、結果的に利用者付近の室温は一定に保たれる。これにより、ユーザの快適性を損なわない運転が可能となる。
また、人流が減少する時刻503に先行する時刻602に空調機出力(図6(b))を弱める。これにより、空調機付近の室温は一時的に上昇する。続いて、時間差で利用者付近の室温が増加し始めるが、この時には人流が減少して空調負荷が減少しているため、結果的に利用者付近の室温は一定に保たれる。これにより、不必要に室温を低下させることで無駄にする消費エネルギーを削減できる。
運転計画作成部111は、空調領域毎に図6のような運転をするため、事前に空調を強めるべき時刻とその強さを決定し、快適性と省エネを兼ね備えた空調の運転計画を作成する。
運転計画作成部111の処理を図7の概念図を用いて説明する。まず、情報処理装置115が補助記憶装置1004から読み出した空調機情報110と空調対象空間情報113を元に、情報処理装置1002は空調出力が利用者付近の室温を制御するまでの時間遅れ(図5における、時刻501と時刻502の時間差、あるいは、時刻503と時刻504の時間差)を求めておく(S701)。
次に、情報処理装置115は補助記憶装置1004から読み出した空調熱負荷109に含まれる人体熱負荷701を、前記時間遅れの分だけ先行させた先行人体熱負荷702を生成する(S702、図7(b))。
次に、情報処理装置115は、先行人体熱負荷702から人体熱負荷701を減算した人体熱負荷差分(703,704)を生成する(S703、図7(c))。
次に、情報処理装置115は、人体熱負荷差分703の影響を打ち消すために必要な設定温度705と、人体熱負荷差分704の影響を打ち消すために必要な設定温度706を求める(S705、図7(d))。このようにして、空調領域毎の空調設定温度(図7(d))を演算し、これらを纏めたものを空調機運転計画112として出力する。
なお、本実施例においては空調機情報110と空調対象空間情報113から空調出力が利用者付近の室温を制御するまでの時間遅れを求めているが、この値は事前演算しておいて入力値として与えても良いし、過去実績の時間遅れを採用して演算を行っても良い。また、空調機運転計画112を一般的な空調機を対象として設定温度の計画としているが、空調機負荷を直接制御できる場合には、前記時間遅れ分をずらした人体発熱負荷601を、人体発熱負荷以外の負荷と足し合わせることで全体空調負荷を求め、その負荷を空調機出力の計画値として空調機運転計画112としてもよい。また、本実施例では冷房の場合として示しているが、暖房の場合も同様の考え方で、人流を考慮した空調の運転計画が作成できる。
以上により、人流予測を利用した実施例1の空調機管理装置101によって時々刻々と変化する人流を考慮した空調の運転計画が作成できる。
図8は、実施例2の熱源設備管理装置201の構成図の例である。実施例1の空調機管理装置101と同等の点は説明を省略することとする。本実施例2の熱源設備管理装置201は、空調に用いる集中熱源の熱源設備の運転計画805を人流を利用して生成する。運転計画が対象とする設備は、遠心冷凍機・スクリュ冷凍機・吸収冷凍機といった熱源機や、電力と排熱を供給するコジェネレーション等の発電機、また蓄熱槽や蓄電池等の蓄エネ設備である。
人流を予測して、その人流データ104を元に空調熱負荷109を求める処理は実施例1と同様である。これに対し、熱源設備運転計画作成部804は、空調以外の熱負荷情報801と熱源設備情報802と制約・目的関数情報803を利用して、熱源設備運転計画805を生成する。
管理者が入力する熱源設備関連情報802は、運転計画を作成するために必要な設備に関する情報であり、熱源設備・発電設備・蓄エネ設備の各容量、各熱源設備・発電設備に対してその負荷率(出力/定格出力)に対する消費エネルギー(電力・ガス等)や出力エネルギー(コジェネ排熱など)を表わすエネルギー消費特性等である。
管理者が入力する制約・目的関数情報803は、制約条件としては、例えば買電量の上限値や、各設備のメンテナンス制約や運転の継続時間等、様々な運転計画に関連する情報であり、目的関数については、最小化すべき指標をコストやCO排出量等と指定する情報である。
熱源設備運転計画作成部804が運転計画を作成する手法としては、二次計画法や混合整数線形計画法を用いた厳密解法、あるいは遺伝的アルゴリズム(GA)、粒子群最適化(PSO)等のヒューリスティック等一般的に用いられるものを使用する。
人流予測を用いて熱源設備の運転計画を作成することによる効果を以下の図9A、図9Bを用いた単純な例で示す。図9Aにおいて、実線901は、集中熱源によって供給する全体の熱需要を表わす。本実施例では簡単のため、需要をまかなうための熱源設備の構成は、902で与えられる熱量を容量とする電動の冷凍機1台と、蓄熱槽1基とする。また単純のため、買電の価格は一定とする。この状態でコストを最小とする運転計画を立てた場合、熱源設備は一般に低負荷運転すると効率が落ちるため、夜間の低負荷運転を避けるような計画を立てる。そのため、0h過ぎから一点鎖線903Aに示す蓄熱運転を行い、蓄熱した分で時刻904以降の熱を供給するとともに、熱源設備の運転を停止しておくことで、低負荷時の熱源設備運転を行わない運転計画となる。
これ対して、例えば人流の急激な増加(イベント等の発生)によって想定外の熱負荷905が必要になる場合を、図9Bを用いて説明する。この場合、冷凍機の容量902を超えた熱負荷となるため、蓄熱槽から冷水を供給せざるを得なくなる。そのため、元々時刻904以降の熱負荷を供給するための冷水が不足してしまうため、時刻904以降のどこかで同じ熱量の分だけ必ず効率の悪い低負荷運転をする必要が生じる。これに対し、人流を含めた運転計画で時々刻々と変化する人の数を把握し、しばらく先の人体発熱量を正確に評価できる場合を想定する。この場合、熱源設備の運転に余裕がある12h近くに、追加で必要となる熱量が分かるため、冷凍機を余分に動かして蓄熱しておくことが可能となる。これにより、人流データがない場合と比較して、低負荷での熱源設備の運転を抑制して効率のよい運転が作成できる。実際には複数の熱源設備があり、その運転の仕方も複雑となるが、この例と同様に人流解析によって、時間毎に更新される需要予測が高度になることで、実際の熱需要に合わせた運転が可能となるため、省エネが可能となる。
図10は、実施例3の空調機管理装置101の構成図の例である。上記の実施例と同等の点は説明を省略することとする。本実施例では、人流と空調機の運転の両方を対象とし、最も消費エネルギーが小さくなる設備運転計画と人流の流れの指定方法を決定する。
実施例3の空調機管理装置101では、人流予測部105の入力として、フロアの各空調領域のうち通行不可領域の組合せを異ならせた複数のパターンを指定する人流指定情報1001を用いる。さらに空調コスト評価・運転計画決定部1002では、空調熱負荷109と空調機情報110と空調対象空間情報113を元に空調運転コストを導出する。続いて得られた空調コストを元に、指定された数パターンの人流のうち最も空調コストが安くなる人流指定情報1004と、それに対応する空調運転計画1003を出力する。
以下に、新たに追加された構成要素についてその詳細を示す。まず人流指定情報1001は、管理者が作成する、複数の人流パターンを指定したデータであり、その例を図11に示す。人流指定情報1001が指定する人流パターンの一つは、空調領域A〜Jのうち空調領域D、Fを通行不可と指定したもので、人流予測部105はこれらの領域の人流をゼロとした人流データを生成する。また、人流指定情報1001が指定する他の人流パターンは、空調領域E、Gを通行不可と指定したもので、人流予測部105はこれらの領域の人流をゼロとした人流データも生成する。
人流予測部105は、通行不可の領域を考慮した人流データ104を出力するため、空調熱負荷109はそれぞれの通行不可のパターンで異なる。そこで、空調コスト評価・運転計画決定部1002は、それぞれのパターンに対して、空調熱負荷109と空調機情報110と空調対象空間情報113を用いて空調コストを評価する。人体発熱の総量は変化しないが、人流の通過を認めない領域の空調機の停止や、一部に人流をまとめることによる空調機負荷率の増加による効率向上の効果によって空調コストは変化する。人流指定情報1001で指定された複数のパターンについて演算・比較し、最もコストが安いパターンについて、人流指定情報1004と空調運転計画1003を出力する。空調運転計画1003は、人流が通過できない領域に対して、その時間帯に空調を停止させる計画である。なお実施例1〜3は、それぞれ個別の効果を持つがそれらを2つ以上組み合わせることで、複数の効果を合わせもった空調機管理装置101とすることも可能である。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
101…空調機管理装置,102…フロア情報,103…出入口通過人流情報,104…人流データ,105…人流予測部,106…気象予報データ,107…熱負荷情報,108…空調熱負荷予測部,109…空調熱負荷,110…空調機情報,111…空調機運転計画作成部,112…空調機運転計画,113…空調対象空間情報,201…熱源設備管理装置

Claims (4)

  1. 外部から情報が入力される情報入力装置と、
    該情報入力装置に入力された情報を記憶しておく情報記憶装置と、
    該情報記憶装置に記憶された情報を読み出して処理する情報処理装置と、
    該情報処理装置で処理された情報を空調機に出力する情報出力装置と、
    を具備する空調機管理装置であって、
    前記情報入力装置から入力され前記情報記憶装置に記憶された情報には、
    フロア内の各領域の形状、面積、および、出入口に関するフロア情報と、
    前記フロアの出入口に設けられた人流計数装置で計数した人流に関する出入口通過人流情報と、
    日射量・気温・湿度の何れかを含む気象予報データと、
    壁からの侵入熱・照明発熱・換気熱の何れかを含む熱負荷情報と、
    が含まれ、
    前記情報処理装置は、
    前記情報記憶装置から読み出した前記フロア情報と前記出入口通過人流情報に基づいて、各領域内の人流を時間帯毎に予測した人流データを生成するとともに、
    前記情報記憶装置から読み出した前記気象予報データと前記熱負荷情報、および、前記人流データに基づいて、各領域内の空調熱負荷を時間帯毎に予測した空調熱負荷情報を生成するものであり、
    前記情報入力装置から入力され前記情報記憶装置に記憶された情報には、さらに、
    前記空調機の冷房容量・風量の情報を含む空調機情報と、
    前記領域の空気密度・比熱の情報を含む空調対象空間情報と、
    が含まれ、
    前記情報処理装置は、
    前記情報記憶装置から読み出した前記空調機情報と前記空調対象空間情報に基づいて、前記空調機が利用者付近の室温を制御するまでの時間遅れを求め、
    前記空調熱負荷情報から求めた人体熱負荷と、該人体熱負荷を前記時間遅れに相当する時間先行させた先行人体熱負荷の差分を打ち消すように、前記空調機を制御する空調機運転計画を生成することを特徴とする空調機管理装置。
  2. 請求項に記載の空調機管理装置において、
    前記情報入力装置から入力され前記情報記憶装置に記憶された情報には、さらに、前記フロアの各領域のうち、通行不可の領域の組合せを異ならせた複数のパターンを指定する人流指定情報が含まれており、
    前記情報処理装置は、
    前記情報記憶装置から読み出した前記フロア情報、前記出入口通過人流情報に加え、前記人流指定情報に基づいて、各領域内の人流を時間帯毎に予測した人流データを生成するとともに、
    前記複数のパターン毎に前記空調機運転計画を生成し、
    該複数の空調機運転計画のうち最もコストの安い空調機運転計画に対応するパターンと、
    該パターンに対応する空調機運転計画を出力することを特徴とする空調機管理装置。
  3. フロアの各領域を担当する空調機を管理する空調機管理方法であって、
    フロア内の各領域の形状、面積、および、出入口に関するフロア情報と、
    前記フロアの出入口に設けられた人流計数装置で計数した人流に関する出入口通過人流情報と、
    日射量・気温・湿度の何れかを含む気象予報データと、
    壁からの侵入熱・照明発熱・換気熱の何れかを含む熱負荷情報と、
    が用いられ、
    前記フロア情報と前記出入口通過人流情報に基づいて、各領域内の人流を時間帯毎に予測した人流データを生成し、
    前記気象予報データと前記熱負荷情報、および、前記人流データに基づいて、各領域内の空調熱負荷を時間帯毎に予測した空調熱負荷情報を生成するものであり、さらに、
    前記空調機の冷房容量・風量の情報を含む空調機情報と、
    前記領域の空気密度・比熱の情報を含む空調対象空間情報と、
    が用いられ、
    前記空調機情報と前記空調対象空間情報に基づいて、前記空調機が利用者付近の室温を制御するまでの時間遅れを求め、
    前記空調熱負荷情報から求めた人体熱負荷と、該人体熱負荷を前記時間遅れに相当する時間先行させた先行人体熱負荷の差分を打ち消すように、前記空調機を制御する空調機運転計画を生成することを特徴とする空調機管理方法。
  4. 請求項に記載の空調機管理方法において、
    さらに、前記フロアの各領域のうち、通行不可の領域の組合せを異ならせた複数のパターンを指定する人流指定情報が用いられ、
    前記フロア情報、前記出入口通過人流情報に加え、前記人流指定情報に基づいて、各領域内の人流を時間帯毎に予測した人流データを生成するとともに、
    前記複数のパターン毎に前記空調機運転計画を生成し、
    該複数の空調機運転計画のうち最もコストの安い空調機運転計画に対応するパターンと、
    該パターンに対応する空調機運転計画を出力することを特徴とする空調機管理方法。
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