JP6654991B2 - 放送受信装置および放送受信方法 - Google Patents

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    • H04H2201/18Aspects of broadcast communication characterised by the type of broadcast system in band on channel [IBOC]

Description

本発明は、放送受信装置および放送受信方法に関する。
従来、IBOC(In Band On Channel)方式によって放送される放送内容が同一のデジタル放送とアナログ放送とを同時に受信する放送受信装置がある。デジタル放送とアナログ放送とは、放送内容が同一であっても音響特性に違いがある。また、放送受信装置では、デジタル放送の受信状態が悪化した場合に、デジタル放送からアナログ放送へ放送の切り替えを行う。
このため、放送受信装置として、デジタル放送またはアナログ放送のいずれかの放送から他方の放送へ切り替える場合に、一方の放送の音響特性を他方の放送の音響特性に徐々に近づけるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012―4750号公報
しかしながら、従来の技術では、一方の放送の音響特性を他方の放送の音響特性へ近づける音響特性の切替制御が不十分であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、音響特性の切替制御の精度を向上させることができる放送受信装置および放送受信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、放送受信装置において、受信部と、音響制御部と、判定部とを備える。受信部は、放送内容が同一のアナログ放送の信号およびデジタル放送の信号を受信する。音響制御部は、前記デジタル放送から前記アナログ放送へ切り替える場合、前記受信部によって受信される前記アナログ放送の信号の受信強度に基づいて前記デジタル放送の音響特性を前記アナログ放送の音響特性へ徐々に近づけて切り替える切替制御を行う。判定部は、前記音響制御部によって前記切替制御が開始された場合に、前記受信部によって受信された前記デジタル放送の信号の受信状態に基づいて前記音響制御部による当該切替制御を継続するか否かを判定する。
本発明によれば、音響特性の切替制御の精度を向上させることが可能な放送受信装置および放送受信方法を提供することができる。
図1は、放送受信方法の概要を示す図である。 図2は、放送受信装置のブロック図である。 図3Aは、デジタル放送の受信状態とバッファ継続時間の相関を示す図である。 図3Bは、推定部による推定処理を示す模式図である。 図4は、放送受信装置による切替動作を示す図である。 図5は、放送受信装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する放送受信装置および放送受信方法を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、IBOC(In Band On Channel)方式で放送される同一の放送内容を含むデジタル放送とアナログ放送とを同時に受信する放送受信装置および放送受信方法について説明する。
まず、実施形態に係る放送受信方法の概要について図1を用いて説明する。図1は、放送受信方法の概要を示す図である。かかる放送受信方法は、図2にて後述する放送受信装置によって実行される。
ここでは、図1のAに示すように、放送受信装置がデジタル放送を出力中に、受信するアナログ放送の信号(以下、アナログ放送信号という)の受信強度(以下、Sレベルという)が、時刻t1〜t3の期間に低下したものとする。
かかる場合に、図1のBに示すように、デジタル放送の信号(以下、デジタル放送信号という)の受信状態は、アナログ放送信号のSレベルが低下し始める時刻t1から所定時間遅れた時刻t2から低下し始める。
このように、アナログ放送信号のSレベルは、デジタル放送信号の受信状態の変化に先立って変化するものである。なお、実施形態に係る放送受信方法では、受信状態として、例えば、デジタル放送信号のC/N比(Carrier to Noise ratio)を検知する。
また、上記したように、IBOCでは、デジタル放送とアナログ放送との内容が同一であっても、音響特性に違いがある。具体的には、デジタル放送の音響特性は、アナログ放送の音響特性に比べて広音域である。
このため、デジタル放送をアナログ放送に優先して出力することにしている。しかしながら、デジタル放送信号の受信状態が悪化し、出力中の放送がデジタル放送からアナログ放送へ切り替わる場合がある。
この場合に、切り替え後のアナログ放送では、切り替え前のデジタル放送で出力されていた高音領域の音が出力されなくなる。このような音響特性の変化は、ユーザに聴覚上の違和感を与える場合がある。
このため、デジタル放送からアナログ放送へ放送の切り替えを行う場合に、デジタル放送の音響特性からアナログ放送の音響特性へ徐々に近づけて切り替える切替制御が行われる。
かかる切替制御は、できるだけ長い時間をかけて行うことが好ましい。これは、長い時間をかけて切替制御を行うことで、短い時間で切替制御を行う場合よりも、緩やかに音響特性を変化させることができるためである。
これらのことから、上記した従来の放送受信装置では、デジタル放送信号の受信状態に先立って変化するアナログ放送信号のSレベルに基づいて音響特性の切替制御を行うことで、切替制御にかける時間を長くするようにしている。
しかしながら、従来の放送受信装置では、アナログ放送信号のSレベルに追従して音響特性の切替制御を行っていたため、音響特性の切替制御が不十分だった。
具体的には、同図のAに示すように、アナログ放送信号のSレベルが、短い期間で回復した場合、同図のDの時刻t3〜t4の期間に破線で示すように、アナログ放送信号のSレベルの回復に追従してデジタル放送の音響特性へ近づける切替制御が行われる。
その後、例えば、デジタル放送信号の受信状態の悪化により、時刻t4で、デジタル放送からアナログ放送へ放送が切り替わると、急激に音響特性が変化してしまうことになる。
具体的には、音響特性が、時刻t4で同図のDに示す幅d分だけ急激に変化してしまう。したがって、ユーザに聴覚上の違和感を与えてしまうことになる。
このように、従来の放送受信装置では、音響特性の制御が十分ではなく、放送の切り替わりの前後で、音響特性が急激に切り替わる場合がある。これは、アナログ放送信号のSレベルのみに基づいて音響特性の切替制御を行っていたためである。
そこで、実施形態に係る放送受信方法では、アナログ信号のSレベルに加えて、デジタル放送信号の受信状態に基づいて音響特性の切替制御を行うことで、音響特性の切替制御の精度を向上させることとした。
具体的には、実施形態に係る放送受信方法では、まず、従来と同様に、アナログ放送信号のSレベルに基づいて時刻t1で切替制御を開始する。その後、デジタル放送信号の受信状態に基づいて切替制御を継続するか否かを判定する。
具体的には、実施形態に係る放送受信方法では、同図のBの時刻t3以降に示すように、デジタル放送信号の受信状態が、例えば、受信状態閾値THより低下した場合に、切替制御を継続すると判定する。
ここで、受信状態閾値THとは、例えば、デジタル放送信号の受信状態が悪化し、放送受信装置でデジタル放送信号をデコードできなくなる受信状態の閾値を示す。したがって、デジタル放送の受信状態が受信状態閾値THを下回った場合、放送受信装置は、近い将来デジタル放送を出力できなくなる。
つまり、実施形態に係る放送受信方法では、デジタル放送信号の受信状態に基づいてデジタル放送からアナログ放送への放送の切り替えの必要性を予測し、アナログ放送への切り替えが必要と予測した場合に、上記した切替制御を継続すると判定する。
その後、実施形態に係る放送受信装置では、判定結果に応じて切替制御を継続し、実際に放送が切り替わる時刻t4(図1のC参照)までに音響特性の切替制御を完了させる。これにより、図1のDに実線で示すように、長い期間をかけて緩やかに切替制御を行うことができる。
このように、実施形態に係る放送受信装置では、アナログ放送のSレベルに基づいてデジタル放送の音響特性からアナログ放送の音響特性へ切替制御を開始する。これにより、デジタル放送信号の受信状態が悪化するよりも前に、切替制御を開始することができる。
また、実施形態に係る放送受信方法では、切替制御を開始した場合、アナログ放送のSレベルによらず、デジタル放送信号の受信状態に基づいてかかる切替制御を継続するか否かを判定する。これにより、デジタル放送からアナログ放送へ放送が切り替わる場合に、音響特性の急激な変化を抑制することができる。
したがって、本実施形態に係る放送受信方法によれば、音響特性の切替制御の精度を向上させることができる。
なお、上述した例では、デジタル放送の音響特性からアナログ放送の音響特性へ切替制御を行う場合について説明したが、アナログ放送の音響特性からデジタル放送の音響特性へ切替制御を行う場合については、図4を用いて後述する。
また、上述した例では、デジタル放送信号の受信状態が受信状態閾値TH以下となった場合に切替制御を継続すると判定する場合について説明したが、これに限定されるものではない。この点の詳細についても図4を用いて後述する。
次に、上記した放送受信方法を実行する放送受信装置1の構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施例に係る放送受信装置1を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施例に係る放送受信装置1は、受信部11と、アナログ/デジタル変換器(以下、「ADC」という)12と、バンドパスフィルタ(以下、「BPF」という)13と、アナログ復調部14と、ローパスフィルタ(以下、「LPF」という)15とを備えている。
さらに、放送受信装置1は、ブレンド部16と、音響制御部17と、デジタル/アナログ変換器(以下、「DAC」という)18と、受信電界強度検知部(以下、「Sレベル検知部」という)19と、デジタル復調部20と、推定部21と、判定部22とを備えている。
受信部11は、IBOC方式により所定の周波数帯域内で放送されている放送内容が同一のデジタル放送およびアナログ放送をアンテナ30によって受信する。
具体的には、受信部11は、図示しない操作部によって選択された放送チャンネルの周波数帯域で放送されている放送信号をアンテナ30によって受信する。
そして、受信部11は、受信した放送信号からデジタル放送で使用されているデジタル放送信号と、アナログ放送で使用されているアナログ放送信号とを取得し、デジタル放送信号およびアナログ放送信号の周波数を中間周波数へ変換してADC12へ出力する。
ADC12は、受信部11から入力されるアナログのデジタル放送信号およびアナログ放送信号をデジタルのデジタル放送信号およびアナログ放送信号へ変換する。そして、ADC12は、変換後のデジタル放送信号をデジタル復調部20へ出力し、変換後のアナログ放送信号をBPF13へ出力する。
デジタル復調部20は、ADC12から入力されるデジタル放送信号を復調する。デジタル復調部20は、OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)変調されているデジタル放送信号をOFDM復調し、復調後のデジタル放送信号へ復調する。
また、デジタル復調部20は、OFDM復調したデジタル放送信号に対して符号の誤り検出を行ったうえで誤り訂正を行う。そして、デジタル復調部20は、誤り訂正したデジタル放送信号をブレンド部16へ出力する。
また、デジタル復調部20は、OFDM復調したデジタル放送信号の受信状態を示すC/N比(Carrier to Noise ratio)を算出し、算出結果を推定部21へ出力する。
なお、デジタル復調部20は、デジタル放送信号の受信状態として、ビットエラーレートや、変調誤差比(いわゆる、MER;Modulation Error Ratio)を算出することにしてもよい。
推定部21は、デジタル復調部20から入力されるC/N比の履歴に基づいてデジタル放送のバッファ継続時間を推定し、推定したバッファ継続時間に基づいてデジタル放送からアナログ放送へ放送の切り替えの必要性を予測する。
また、推定部21は、予測結果を判定部22に出力する。ここで、バッファ継続時間とは、放送受信装置1がデジタル放送のバッファを使い切るまでに要する時間である。
バッファ継続時間が短いほど、近い将来デジタル放送からアナログ放送へ放送が切り替わる可能性が高いことになる。このため、推定部21は、バッファ継続時間が後述の閾値時間THc以下となった場合に、デジタル放送からアナログ放送への放送の切り替えが必要であると予測する。
なお、推定部21は、所定周期(例えば、100msec)ごとにバッファ継続時間を推定するものとする。また、推定部21による推定処理の詳細については、図3Aおよび図3Bを用いて後述する。
なお、実施形態に係る放送受信装置1では、推定部21がC/N比に基づいてバッファ継続時間を推定する場合について説明するが、推定部21は、バッファ継続時間の推定にビットエラーレートや、変調誤差比を用いることにしてもよい。
判定部22は、推定部21から入力される予測結果に基づいて音響制御部17による切替制御を継続するか否かを判定し、判定結果をブレンド部16および音響制御部17へ出力する。
具体的には、音響制御部17がデジタル放送の音響特性からアナログ放送の音響特性へ切替制御を開始した後に、推定部21がデジタル放送からアナログ放送への放送の切り替えが必要であると予測した場合に、判定部22は、かかる切替制御を継続すると判定する。
また、推定部21がデジタル放送からアナログ放送へ切り替えが必要でないと予測した場合、音響制御部17にデジタル放送の音響特性からアナログ放送の音響特性への切替制御を中断させて、デジタル放送の音響特性へ回復させる指示を出力する。なお、判定部22による判定処理の詳細については、図4を用いて説明する。
BPF13は、ADC12から入力されるアナログ放送信号からアナログ放送で使用されていない高周波成分および低周波成分を除去してSレベル検知部19およびアナログ復調部14へ出力する。
Sレベル検知部19は、BPF13から入力されるアナログ放送信号のSレベルを検知し、検知結果をブレンド部16および音響制御部17へ出力する。また、アナログ復調部14は、周波数変調または振幅変調されているアナログ放送信号を復調してLPF15へ出力する。
LPF15は、アナログ復調部14から入力されるアナログ放送信号から雑音となる高周波成分を除去し、ブレンド部16へ出力する。ブレンド部16は、デジタル復調部20から入力されるデジタル放送信号とLPF15から入力されるアナログ放送信号とを任意の混合比で混合(ブレンド)して音響制御部17へ出力する。
例えば、ブレンド部16は、デジタル放送信号の出力レベルを所定の変数α倍に増幅し、アナログ放送信号の出力レベルを1−α倍に増幅する。そして、ブレンド部16は、増幅後のデジタル放送信号およびアナログ放送信号をブレンド処理して音響制御部17へ出力する。なお、変数αは、0≦α≦1であるものとする。
そして、ブレンド部16は、デジタル放送信号のC/N比が後述のブレンド閾値THd以上である場合、すなわち、デジタル放送信号の受信状態が良好な場合、α=1と設定することで、デジタル放送信号のみを出力する。
その後、ブレンド部16は、デジタル放送信号のみを出力中に、デジタル放送信号のC/N比がブレンド閾値THd以下となった場合、αを1から0まで所定時間をかけて低減させ、アナログ放送へ漸次的に出力を切り替える。
また、ブレンド部16は、アナログ放送信号のみを出力中にSレベル検知部19から入力されるSレベルが上昇し、ブレンド閾値THdより高くなった場合、αを0から1まで所定時間をかけて増大させて、デジタル放送へ漸次的に出力を切り替える。
音響制御部17は、ブレンド部16から入力されるデジタル放送信号およびアナログ放送信号の音響特性を変更してDAC18へ出力する。
音響制御部17は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)により構成しており、デジタル放送信号およびアナログ放送信号の周波数帯域を変更する帯域フィルタを含む。
ここで、音響特性とは、デジタル放送信号やアナログ放送信号の周波数と出力レベルとの関係を示す周波数特性のことである。以下、デジタル放送信号の音響特性をデジタルF特といい、アナログ放送信号の音響特性をアナログF特という。
そして、音響制御部17は、帯域フィルタのカットオフ周波数を切り替えることで、デジタルF特やアナログF特を切り替える。
具体的には、音響制御部17は、デジタル放送信号のみを出力中にSレベル検知部19から入力されるSレベルが開始閾値THa以下となった時点で、デジタルF特をアナログF特へ近づける切替制御を開始する。
ここで、開始閾値THaは、例えば、デジタル放送信号の受信状態が劣化し始めるときのアナログ放送のSレベルよりも所定レベル高いSレベルである。したがって、音響制御部17は、デジタル放送信号のSレベルが低下するよりも前に切替制御を開始することができる。なお、かかる開始閾値THaは、予めシュミレーションまたは統計によって算出しておくものとする。
その後、音響制御部17は、所定の比率でデジタルF特をアナログF特へ近づける切替制御を行う。ここで、所定の比率とは、デジタル放送からアナログ放送へ切り替わるまでの期間にデジタルF特をアナログF特へ近づける切替制御が完了するように設定された値である。
このように、音響制御部17は、切替制御を開始した後は、アナログ放送信号のSレベルによらず、所定の比率でかかる切替制御を行う。このため、従来のようにアナログ放送信号のSレベルに追従して切替制御を行うことはない。
したがって、デジタル放送からアナログ放送へ放送が切り替わる場合に、従来のような音響特性の急激な切り替わりを抑制することができる。なお、音響制御部17によるデジタルF特の切替手順については、図4を用いて放送受信装置1の動作を説明する際に、詳述する。
DAC18は、音響制御部17から入力されるデジタルのデジタル放送信号およびアナログ放送信号をアナログのデジタル放送信号およびアナログ放送信号へ変換して、スピーカ(図示略)へ出力する。
次に、図3Aおよび図3Bを用いて推定部21による推定処理について説明する。図3Aは、デジタル放送信号のC/N比とバッファ継続時間との相関を示す図である。図3Bは、推定部21による推定処理を示す模式図である。
ここでは、図3Aに示すC/N閾値TH−high>C/N閾値TH−middle>C/N閾値TH−lowの順にデジタル放送の受信状態が良好である状態であることを示すものとする。
また、図3Aに示す定数は、定数A_a>定数A_bおよび定数A_d>定数A_cの関係を満たすものとする。また、同図に示すC/N閾値と、定数との相関は、統計やシュミレーション等によって予め最適な値を導出しておく。
推定部21は、図3Aに示す相関テーブルを参照して現在のバッファ継続時間にデジタル放送信号のC/N比に応じて異なる定数を加算または減算することで最新のバッファ継続時間を推定する。換言すると、推定部21は、デジタル放送信号のC/N比の履歴に基づいて最新のバッファ継続時間を推定する。
なお、推定部21が、バッファ継続時間を推定する際に参照する情報は、図3Aに示す相関テーブルに限定されず、デジタル放送の受信状態とバッファ継続時間の対応関係を示す関数であってもよい。
推定部21は、デジタル復調部20から入力されるデジタル放送信号のC/N比が、C/N閾値TH−high以上である場合、現在のバッファ継続時間に定数A_aを加算する。
また、推定部21は、C/N比が、C/N閾値TH−high未満かつC/N閾値TH−middle以上である場合、現在のバッファ継続時間に定数A_bを加算する。
また、推定部21は、C/N比がC/N閾値TH−middle未満かつC/N閾値TH−low以上である場合、現在のバッファ継続時間に定数A_cを減算する。さらに、C/N比が、C/N閾値TH−low未満である場合に、推定部21は、現在のバッファ継続時間に定数A_dを減算する。
このように、推定部21は、デジタル放送信号のC/N比が良好であれば、バッファ継続時間に定数を加算し、C/N比が劣化状態であれば、定数を減算していく。
換言すると、実施形態に係る放送受信装置1は、受信状態が良好であれば、デジタル放送を出力しても保有するデジタル放送のバッファ量は増えるため、バッファ継続時間を増加させる。
また、受信状態が悪化した状態では、放送受信装置1は、保有しているデジタル放送のバッファを放出してデジタル放送を出力するため、バッファ継続時間を減少させる。
なお、推定部21は、加算や乗算に限らず、乗算、除算あるいは他の関数を用いてバッファ継続時間を推定することにしてもよい。
そして、推定部21は、推定した最新のバッファ継続時間に基づいてデジタル放送からアナログ放送への放送の切り替えの必要性を予測する。具体的には、推定部21は、バッファ継続時間が閾値時間THc以下となった場合に、デジタル放送からアナログ放送へ放送の切り替えが必要であると予測する。
なお、閾値時間THcは、例えば、0.5秒であるが、これに限定するものではなく、統計やシュミレーション等によって最適な値を導出することとする。
このように、推定部21は、バッファ継続時間に基づいて放送の切り替えの必要性を予測するため、デジタル放送のC/N比の悪化が瞬間的なものであれば、放送の切り替えが必要ないと予測することになる。
これは、デジタル放送のC/N比の悪化が瞬間的なものであればデジタル放送信号は、誤り訂正によって復元することができるためである。具体的には、図3Bに示すように、デジタル放送信号のC/N比が所定時間T内に回復した場合、C/N比が低下した期間のデジタル放送信号は、デジタル復調部20によって復元される。
このため、デジタル放送からアナログ放送への放送の切り替えの必要性は低い。一方、デジタル放送信号のC/N比が低下する期間が誤り訂正によって復元可能な所定時間Tを超えた場合、デジタル放送信号は復元されない。このため、デジタル放送からアナログ放送への放送の切り替えの必要性は高くなる。
このように、推定部21は、バッファ継続時間に基づいて放送の切り替えの必要性を予測するため、デジタル放送からアナログ放送への放送の切り替わりを精度よく予測することができる。
そして、判定部22は、かかる予測に基づいて判定するため、C/N比が低下する期間が所定時間T内であれば、音響制御部17によるデジタルF特からアナログF特への切替制御を継続しないと判定する。
したがって、音響制御部17によって不必要にデジタルF特がアナログF特へ切り替えられるのを防ぐことができる。なお、判定部22は、デジタル復調部20から推定部21を経由せずに直接C/N比を取得し、かかるC/N比が劣化する時間が所定時間T内であれば、デジタル放送の音響特性からアナログ放送の音響特性へ切り替える切替制御を継続しないと判定することにしてもよい。
次に、図4を用いて本実施形態に係る放送受信装置1がアナログ放送およびデジタル放送の切替を行う動作について説明する。図4は、放送受信装置1による切替動作を示す図である。
図4のAは、Sレベル検知部19によって検知されたアナログ放送信号のSレベルの推移を示しており、図4のBは、デジタル復調部20によって算出されたデジタル放送信号のC/N比の推移を示している。
また、図4のCは、推定部21によって推定されたバッファ継続時間を示し、図4のDは、推定部21によるデジタル放送とアナログ放送との放送の切り替わりの予測結果を示している。
また、図4のEは、音響制御部17によるデジタルF特の切替制御の推移を示し、図4のFは、ブレンド部16によるブレンド処理の推移を示している。なお、図4のFでは、デジタル放送の出力レベル(ゲイン)を実線で示し、アナログ放送のゲインを破線で示す。
図4のAに示すように、デジタル放送の出力中にSレベル検知部19により検知されたSレベルが開始閾値THaよりも高い場合、音響制御部17は、図4のEに示すように、デジタルF特をデジタル放送用の例えば、15kHz(以下、デジタル放送用F特という)に設定する。
そして、デジタル放送の出力中に図4のAに示すように、時刻taでSレベルが開始閾値THa以下となった場合、音響制御部17は、時刻taからデジタルF特を所定の比率で減衰させることでデジタルF特をアナログ放送用の例えば、4kHz(以下、アナログ放送用F特という)へ近づける切替制御を開始する。
この時、音響制御部17は、デジタルF特をデジタル放送用F特から所定の比率でアナログ放送用F特まで減衰するように、カットオフ周波数を帯域フィルタに順次設定する。
その後、同図のBに示すように、時刻tbよりデジタル放送信号のC/N比が劣化し始め、同図のCに示すように、推定部21によって推定されるバッファ継続時間が低下し始める。
そして、バッファ継続時間が閾値時間THc以下となる時刻tcにおいて、同図のDに示すように、推定部21は、デジタル放送からアナログ放送へ放送の切り替えの必要性が高いと予測し、切り替わり予測フラグをデジタル放送からアナログ放送へ反転させる。
そして、判定部22は、時刻tcにおいて推定部21の予測結果に基づいて音響制御部17による切替制御を継続すると判定する。これにより、同図のEに示すように、音響制御部17では、時刻tdまでかけてアナログ放送用F特まで切り替える切替制御が行われることとなる。
また、時刻tcにおいて同図のBに示すように、デジタル放送信号のC/N比は、ブレンド閾値THdより低下する。このため、同図のFに示すように、ブレンド部16は、デジタル放送のゲインを減衰させ、アナログ放送のゲインを上昇させるブレンド処理を開始する。
ここで、ブレンド閾値THdには、例えば、Sレベルが開始閾値THaより所定レベル低下したときのデジタル放送信号のC/N比の値が設定される。このため、音響制御部17では、ブレンド部16によってブレンド処理、すなわち、放送の切り替えが開始するよりも前に切替制御を開始されることとなる。
なお、同図のFでは、ブレンド部16が、C/N比がブレンド閾値THdより低下した時刻Tcにおいてブレンド処理を開始する場合について示したが、これに限られない。ブレンド部16は、例えば、音響制御部17による切替制御が完了する時刻Tdからブレンド処理を開始することにしてもよい。
かかる場合に、ブレンド部16によるブレンド処理と、音響制御部17による切替制御とが並行して実行されないため、制御部10の処理負荷を低減することができる。
ここで、同図のEに示すように音響制御部17は、例えば、時刻taにおいて放送受信装置1が保有するバッファ分のデジタル放送を用いてデジタルF特をアナログ放送用F特まで切り替える切替制御を行うようにしている。
このようにすることで、デジタル放送信号のC/N比が急激に悪化して、以降にデジタル放送信号が全くデコードできなくなった場合であっても、音響制御部17は、デジタルF特の切替制御を正常に完了することができる。このため、放送の切り替わるタイミングで音響特性が急激に変化するのを抑止することができる。
なお、音響制御部17は、アナログ放送信号のSレベルが開始閾値THa以下となる時刻taにおけるバッファ継続時間に応じてデジタルF特を減衰させる比率を変更することにしてもよい。
一方、同図のCの時刻tb以降に一点鎖線で示すように、バッファ継続時間が閾値時間THc以下とならなかった場合、推定部21は、デジタル放送からアナログ放送への放送の切り替えの必要性が低いと予測する。したがって、かかる場合に、同図のDに一点鎖線で示すように、推定部21は、切り替わり予測フラグをデジタル放送のままに保持する。
そして、判定部22は、かかる予測を受けて音響制御部17による切替制御を継続しないと判定する。かかる場合に、判定部22は、音響制御部17に切替制御を中断させて、デジタルF特を再びデジタル放送用F特まで回復させるように指示する。
そして、音響制御部17は、かかる指示を受けて同図のEに一点鎖線で示すように、時刻tcからデジタルF特を再びデジタル放送用F特である15kHzまで上昇させる。
このとき、同図のBに示すように、デジタル放送信号のC/N比は、ブレンド閾値THd以下とならないため、ブレンド部16によるブレンド処理は行われず、デジタル放送のみが出力されることとなる。
これにより、音響制御部17によって不必要にデジタルF特を低下させる処理を抑制することができる。換言すると、音響のデジタル率が不必要に低下するのを抑制することができ、良好な音響をユーザに提供することができる。また、この際、判定部22は、ブレンド部16に、デジタル放送信号の出力レベルを増幅させるブレンド処理を指示する。
また、音響制御部17は、デジタルF特をアナログ放送用F特へ切り替える切替制御を終了すると、アナログ放送信号のSレベルに基づいてアナログ放送用F特に設定したデジタルF特をデジタル放送用F特へ徐々に近づける切替制御を行う。
例えば、音響制御部17は、Sレベルが同図のAに示す切替閾値THbを上回っていた場合に、デジタルF特をデジタル放送用Fまで上昇させる切替制御を開始し、時刻tgまでかけて切替制御を行う。
なお、切替閾値THbは、統計やシュミレーションにより、推定部21が推定するバッファ継続時間が所定値以上となるSレベルの値を設定しておくものとする。なお、同図のAには、切替閾値THbを開始閾値THaよりも低い値としているが、切替閾値THbは、開始閾値THaと同じ値であっても、開始閾値THa以上であってもよい。
この際、ブレンド部16は、例えば、音響制御部17による切替制御が開始された後にデジタル放送のゲインを増幅させて、アナログ放送のゲインを減衰させるブレンド処理を行う(図示略)。
なお、かかる場合に、ブレンド部16は、音響制御部17によってデジタル放送用F特への切替制御が終了した後に、上記したブレンド処理を行うことにしてもよいし、あるいは、ブレンド部16は、音響制御部17による切替制御に先立ってブレンド処理を開始することにしてもよい。
また、音響制御部17は、デジタル放送用F特からアナログ放送用F特へ切替制御を行う場合、アナログ放送用F特からデジタル放送用F特へ切替制御を行う場合よりも長い時間をかけて切替制御を行うようにしている。
具体的には、音響制御部17は、同図のEに示す、デジタル放送用F特に切り替える時刻te〜tgまでの期間を、アナログ放送用F特に切り替える時刻ta〜tdの期間よりも長くなるようにしている。
これは、デジタル放送からアナログ放送へ放送を切り替える場合、デジタル放送のバッファ継続時間が減少するため、切替制御にかけられる時間に限りがあるためである。
また、アナログ放送からデジタル放送へ放送を切り替える場合は、バッファ継続時間が切替制御を行うのに十分な状態で行われるため、切替制御を長い時間かけて行うことができる。
このようにすることで、音響制御部17では、アナログ放送用F特からデジタル放送用F特へより滑らかに切替制御を行うことができる。これにより、ユーザに与える聴覚上の違和感をより低減することができる。
なお、上記した例に限られず、音響制御部17は、アナログ放送用F特からデジタル放送用F特へ切替制御を行う場合に、デジタル放送用F特からアナログ放送用F特へ切替制御を行う場合と同様の時間で切替制御を行うことにしてもよい。この場合、音響のデジタル率を向上させることができる。
なお、同図のEでは、音響制御部17がデジタルF特を時刻に比例する比率で切替制御を行う場合を示したが、これに限定されるものではない。例えば、音響制御部17は、デジタルF特を時刻に対して異なる比率で切替制御を行うことにしてもよい。
次に、図5を用いて本実施形態に係る放送受信装置1が実行する処理手順について説明する。図5は、放送受信装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理は、放送受信装置1によって繰り返し実行される。
図5に示すように、まず、放送受信装置1は、デジタル放送出力中であるか否かの判定を行う(ステップS101)。そして、放送受信装置1は、デジタル放送を出力中であると判定した場合(ステップS101,Yes)、アナログ放送信号のSレベルが開始閾値THaより高いか否かを判定する(ステップS102)。
ここで、放送受信装置1は、Sレベルが開始閾値THaよりも高いと判定した場合(ステップS102,Yes)、デジタルF特をデジタル放送用F特に設定し(ステップS103)、処理を終了する。
一方、放送受信装置1は、Sレベルが開始閾値THa以下であると判定した場合(ステップS102,No)、デジタルF特をアナログ放送用F特へ近づける切替制御を開始する(ステップS104)。その後、Sレベルがブレンド閾値THdを下回った場合に、放送受信装置1は、デジタル放送の出力レベルを低減し、アナログ放送の出力レベルを増加させるブレンド処理を開始する(ステップS105)。
その後、放送受信装置1は、バッファ継続時間が閾値時間THcよりも長いか否かを判定する(ステップS106)。ここで、放送受信装置1は、バッファ継続時間が閾値時間THc以下と判定した場合(ステップS106,No)、切替制御を継続し(ステップS107)、処理を終了する。
また、放送受信装置1は、バッファ継続時間が閾値時間THcよりも長いと判定した場合(ステップS106,Yes)、ブレンド処理を反転する(ステップS108)。また、放送受信装置1は、デジタルF特をデジタル放送用F特へ回復させて(ステップS109)、処理を終了する。
一方、放送受信装置1が、デジタル放送出力中でないと判定した場合(ステップS101,No)、出力中の放送はアナログ放送となるため、放送受信装置1は、Sレベルが切替閾値THbよりも高いか否かを判定する(ステップS110)。
ここで、放送受信装置1は、Sレベルが切替閾値よりも高いと判定した場合(ステップS110,Yes)、デジタル放送の出力レベルを増幅させ、アナログ放送の出力レベルを減衰させるブレンド処理を行う(ステップS111)。
そして、放送受信装置1は、デジタルF特をアナログF特へ切り替える切替制御を行い(ステップS112)、処理を終了する。なお、放送受信装置1は、ステップS111に先立ってステップS112を行うことにしてもよい。
一方、放送受信装置1は、Sレベルが切替閾値THbよりも低い場合(ステップS110,No)、アナログF特を出力して(ステップS113)処理を終了する。
上述してきたように、本実施形態に係る放送受信装置1は、受信部11と、音響制御部17と、判定部22とを備える。受信部11は、放送内容が同一のアナログ放送の信号およびデジタル放送の信号を受信する。音響制御部17は、デジタル放送からアナログ放送へ切り替える場合、受信部11によって受信されるアナログ放送の信号の受信強度に基づいてデジタル放送の音響特性をアナログ放送の音響特性へ徐々に近づけて切り替える切替制御を行う。判定部22は、音響制御部17によって切替制御が開始された場合に、受信部11によって受信されたデジタル放送の信号の受信状態に基づいて音響制御部17による当該切替制御を継続するか否かを判定する。したがって、本実施形態に係る放送受信装置1によれば、音響特性の切替制御の精度を向上させることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な様態は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲および、その均等物によって定義される統括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変化が可能である。
1 放送受信装置
11 受信部
12 ADC
13 BPF
14 アナログ復調部
15 LPF
16 ブレンド部
17 音響制御部
18 DAC
19 Sレベル検知部
20 デジタル復調部
21 推定部
22 判定部

Claims (6)

  1. 放送内容が同一のアナログ放送の信号およびデジタル放送の信号を受信する受信部と、
    前記デジタル放送から前記アナログ放送へ切り替える場合、前記受信部によって受信される前記アナログ放送の信号の受信強度に基づいて前記デジタル放送の音響特性を前記アナログ放送の音響特性へ徐々に近づけて切り替える切替制御を行う音響制御部と、
    前記音響制御部によって前記切替制御が開始された場合に、前記受信部によって受信された前記デジタル放送の信号の受信状態に基づいて前記音響制御部による当該切替制御を継続するか否かを判定する判定部と
    を備えることを特徴とする放送受信装置。
  2. 前記音響制御部は、
    前記アナログ放送の信号の前記受信強度が所定の開始閾値以下となった場合に、その後の前記受信強度によらず、前記デジタル放送の音響特性から前記アナログ放送の音響特性へ所定の比率で近づける前記切替制御を行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の放送受信装置。
  3. 前記判定部は、
    前記音響制御部によって前記デジタル放送の音響特性から前記アナログ放送の音響特性へ前記切替制御が開始された後、前記デジタル放送の信号の前記受信状態が所定時間内に回復した場合、当該切替制御を継続しないと判定する一方、前記受信状態が当該所定時間内に回復しなかった場合に、当該切替制御を継続すると判定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の放送受信装置。
  4. 前記デジタル放送の信号の前記受信状態の履歴に基づいて前記デジタル放送のバッファ継続時間を推定する推定部をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記音響制御部が前記デジタル放送の音響特性から前記アナログ放送の音響特性へ前記切替制御を開始した後に、前記推定部によって推定された前記バッファ継続時間が所定の閾値時間を超えた場合、当該切替制御を継続しないと判定し、当該バッファ継続時間が前記閾値時間以内であれば、当該切替制御を継続すると判定すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載の放送受信装置。
  5. 前記音響制御部は、
    前記デジタル放送の音響特性から前記アナログ放送の音響特性へ前記切替制御を行う場合に、前記アナログ放送の音響特性から前記デジタル放送の音響特性へ前記切替制御を行う場合よりも長い時間をかけて前記切替制御を行うこと
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の放送受信装置。
  6. 放送内容が同一のアナログ放送の信号およびデジタル放送の信号を受信する受信工程と、
    前記デジタル放送から前記アナログ放送へ切り替える場合、前記受信工程によって受信される前記アナログ放送の信号の受信強度に基づいて前記デジタル放送の音響特性を前記アナログ放送の音響特性へ徐々に近づけて切り替える切替制御を行う音響制御工程と、
    前記音響制御工程によって前記切替制御が開始された場合に、前記受信工程によって受信された前記デジタル放送の信号の受信状態に基づいて前記音響制御工程による当該切替制御を継続するか否かを判定する判定工程と
    を含むことを特徴とする放送受信方法。
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