JP6654015B2 - 開閉装置操作方法、プログラム、記録媒体、ウェアラブルコンピュータ及び開閉装置操作システム - Google Patents
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この従来技術によれば、専用のリモコン操作スイッチを用いずとも、専用プログラム(アプリ)をインストールしたスマートフォンを用いて開閉装置を操作することができる。
そこで、例えば特許文献2に記載されるように、予め身体に装着されているウェアラブルコンピュータを用いることが提案される。
タッチパネル式ディスプレイを有する腕時計形のウェアラブルコンピュータが、複数又は単数の開閉装置を操作するためのタッチ入力画像を前記タッチパネル式ディスプレイに表示する表示ステップと、前記ウェアラブルコンピュータが、前記タッチ入力画像に対するタッチ入力に応じて前記開閉装置を制御するための制御指令を、無線通信システムを介して前記開閉装置に送信する出力ステップとを含んだ開閉装置操作方法であって、前記タッチ入力画像には、前記開閉装置の開閉動作を停止するための停止ボタンが含まれ、この停止ボタンは、前記ウェアラブルコンピュータが腕にはめられた場合に腕先寄りに偏った位置に表示され、前記ウェアラブルコンピュータが直近に操作のあった前記開閉装置を記録するステップを含み、前記表示ステップでは、前記記録に基づき直近に操作された開閉装置の名称をタッチ入力不能な画像として表示するとともに、この名称の開閉装置を操作するための前記タッチ入力画像を含む操作画面を表示することを特徴とする開閉装置操作方法。
ここで、前記「ウェアラブルコンピュータ」とは、身につけて持ち歩くことができるコンピュータを意味し、このウェアラブルコンピュータには、時計型のものや、眼鏡型のもの、ネックレス型のもの、指輪型のもの等を含む。なお、前記ウェアラブルコンピュータには、手に持って操作するコンピュータ(例えば、スマートフォンや、タブレットパソコン、PDA等)を含まない。
また、前記「無線通信システム」には、前記ウェアラブルコンピュータと前記開閉装置の間に移動体通信網及びインターネット回線を介在して無線通信する態様や、前記移動体通信網等を用いずに、赤外線通信や、Wi−Fi通信、その他の近距離無線通信等による無線通信装置を用いて直接無線通信する態様等を含む。
また、前記「停止ボタン」の表示態様には、前記停止ボタンのみを表示するようにした態様や、開ボタン及び閉ボタン等の他のボタンと併せて前記停止ボタンを表示するようにした態様を含む。
本発明に係る開閉装置操作方法を適用した開閉装置操作システムは、図1に示すように、複数又は単数(図示例によれば2つ)の開閉装置1,2と、タッチパネル式ディスプレイを有する補助端末10及びウェアラブルコンピュータ20と、これらの間の無線通信を可能にする無線通信システムXとを具備している。
この開閉体aの他例としては、前記スラットの他、パイプ材や、可撓性シート材、パネル状部材等を単独又は適宜に組み合わせた態様とすることが可能である。
この制御部b2は、通信部b3からの指令に基づき、開閉機b1を制御することで、開閉体aを開放動作や閉鎖動作したり、あるいは停止したり等する。
さらに、この制御部b2は、必要に応じて、開閉体aの開閉位置や動作状態等を示す信号を通信部b3を介して外部へ出力する。
この通信部b3は、開閉装置制御サーバーx1に対し送受信を行ったり、ウェアラブルコンピュータ20及び補助端末10に対し直接送受信を行ったり等、後述する無線通信システムXの一部として機能する。
この無線通信システムXは、開閉装置1,2とウェアラブルコンピュータ20の間にネットワーク回線x4又は開閉装置制御サーバーx1を介在させるようにした間接通信経路と、開閉装置1,2とウェアラブルコンピュータ20の間で直接無線通信を行う直接通信経路とを構築する。
開閉装置制御サーバーx1は、記憶装置に予め記憶されたプログラムによりCPUを機能させるようにしたコンピュータであり、ルーターx2及びモデムx3を介してネットワーク回線x4に接続(無線LAN接続(WI-FI接続)又は有線LAN接続)する通信装置、前記通信部b3のものと同様の前記近距離無線通信装置等を具備し、開閉装置1,2に対し相互通信を行うとともに、補助端末10及びウェアラブルコンピュータ20に対し、ネットワーク回線x4を介した間接通信と、ネットワーク回線x4を介さない直接通信とを行うように構成される。
この補助端末10は、携帯電話回線やWi−Fi等によりネットワーク回線x4に無線接続するネットワーク接続機能と、赤外線通信や、Wi−Fi通信、ブルートゥース(登録商標)通信等により、ウェアラブルコンピュータ20に直接的に無線接続する直接通信機能とを有している。
したがって、この補助端末10は、必要に応じて、前記直接通信機能を用いて、開閉装置制御サーバーx1に直接接続したり、開閉装置1,2に直接接続したりすることが可能である。
このウェアラブルコンピュータ20は、補助端末10と同様に、携帯電話回線やWi−Fi等によりネットワーク回線x4に無線接続するネットワーク接続機能と、赤外線通信や、Wi−Fi通信、ブルートゥース(登録商標)通信等により補助端末10に直接的に無線接続する直接通信機能とを有している。
したがって、このウェアラブルコンピュータ20は、必要に応じて、前記直接通信機能を用いて、開閉装置制御サーバーx1に直接接続したり、開閉装置1,2に直接接続したりすることが可能である。
このウェアラブルコンピュータ20の記憶装置には、補助端末10と連携して開閉装置1,2を操作するためのプログラムが記憶される。このプログラムは、補助端末10にダウンロードされ記憶された開閉装置操作プログラムの一部を、補助端末10との通信により取得したものとすればよい。
また、ウェアラブルコンピュータ20の記憶装置には、複数のタッチ入力画像(停止ボタン23aや、開ボタン25、閉ボタン24等)を同時表示する操作画面21a(図2参照)や、開閉装置選択画面26(図4参照)等が予め記憶されている。
なお、図中、符号28は、現在の時刻を表示する時刻表示画像である。
なお、前記「開閉装置コード」とは、設置場所等が異なる複数の開閉装置1,2を識別するためのコードであり、開閉装置1,2の名称27と一対一で対応している。
さらに、本実施の形態の好ましい一例によれば、停止ボタン23は、図3に示すように、当該ウェアラブルコンピュータ20が腕Aにはめられ且つ該腕Aが身体B側に曲げられた状態で、タッチパネル式ディスプレイ21の中心位置Pよりも身体B側(図示例によれば下側)に偏った位置に表示される。
閉ボタン24のデザインは、閉方向(すなわち下方向)を示唆するイメージが含まれていることが好ましい。同様に、開ボタン25のデザインは、開方向(すなわち上方向)を示唆するイメージが含まれていることが好ましい。
さらに、停止ボタン23と、閉ボタン24と、開ボタン25は、判別し易いように色分けするのが好ましく、特に、これらのうち、停止ボタン23のみに赤色などの注意色を用いることで、危険回避等の咄嗟の停止操作が行われる場合に、誤操作を防ぐことができる。
また、ステップ2aでは、回転操作体22に対する回転操作があるか否かを判断し、回転操作があればステップ3へ処理を移行し、回転操作がなければステップ4へ処理をジャンプする。
すなわち、操作画面21aに対するスワイプ操作(ステップ2)、又は回転操作体22に対する回転操作(ステップ2a)があると、開閉装置選択ルーチンへ処理が移行して、開閉装置1,2の選択が行われる。
ステップ5では、ウェアラブルコンピュータ20が、操作対象の開閉装置1(又は2)の動作を停止するための停止指令を発し、処理をステップ6へ移行する。
一方、開閉装置1(又は2)の制御部b2は、前記停止指令を受けると、開閉機b1を停止して開閉体aの開閉動作を停止する。
ステップ5aでは、ウェアラブルコンピュータ20が、操作対象の開閉装置1(又は2)の開放動作を開始するための開放指令を発し、処理をステップ6へ移行する。
一方、開閉装置1(又は2)の制御部b2は、前記開放指令を受けると、開閉機b1を駆動して開閉体aの開放動作を開始する。
ステップ5bでは、ウェアラブルコンピュータ20が、操作対象の開閉装置1(又は2)の閉鎖動作を開始するための閉鎖指令を発し、処理をステップ6へ移行する。
一方、開閉装置1(又は2)の制御部b2は、前記閉鎖指令を受けると、開閉機b1を駆動して開閉体aの閉鎖動作を開始する。
なお、このステップ6において、前記開閉装置コードを記録する処理は、前回操作された開閉装置1(又は2)の開閉装置コードに対し、上書きで記録するようにしてもよいし、履歴として利用できるように上書きせずに記録するようにしてもよい。また、直近に操作された開閉装置1(又は2)の開閉装置コードのみを利用する場合や、操作された開閉装置1,2の順番を利用する場合には、前記時刻の記録を省略することが可能である。
例えば、図4に示す開閉装置選択画面26の表示例では、中央に「1階リビング」の開閉装置に対応するボタンを配置し、その上側に「1階和室」の開閉装置に対応するボタンを配置し、下側には「ガレージ」の開閉装置に対応するボタンを配置し、これら複数のボタンをスクロール可能に表示するとともに、中央に位置するボタン(図示例によれば「1階リビング」)のみをタッチ入力可能にしている。
なお、図4は、開閉装置選択画面26のイメージを模式的に例示すものであり、選択ボタン26aの数が、図1に示す開閉装置1,2の数に対応していなが、通常は、これらの数が対応している。
ステップ12aでは、開閉装置選択画面26に対するスワイプ操作が行われたか否かを判断し、スワイプ操作が行われていればステップ13へ処理を進め、そうでなければステップ14へ処理をジャンプする。
そして、ステップ15の後、処理は上記ステップ4(図5参照)へ移行する。
先ず、開閉装置操作プログラムを起動した際には、直近に操作された開閉装置1(又は2)の操作画面21aが表示される。一般的に、直近に操作された開閉装置1(又は2)は再操作の対象となる可能性が高いため、その再操作を速やかに行うことができる。
特に、動作中の開閉装置1(又は2)を停止操作する場合には、停止ボタン23が、閉ボタン24や開ボタン25よりも身体Bに近く、且つウェアラブルコンピュータ20をはめた腕Aと逆側の手(図示例によれば右手)の近くに位置するため、誤って閉ボタン24や開ボタン25を操作するようなことを防ぎ、前記逆側の手によって停止ボタン23を素早く操作することができる。
また、竜頭タイプの回転操作体22に対する回転操作、又は画面へのスワイプ操作を行えば、開閉装置選択画面26を表示して、操作対象とする開閉装置1,2を容易に選択することができる。
しかも、スマートフォン等に比べてタッチパネル式ディスプレイ21の面積が極端に小さいウェアラブルコンピュータ20であっても、良好な操作性を得ることができ、特に停止ボタン23に対する操作を速やかに行うことができる。したがって、例えば、開閉装置1(又は2)の動作中に、危険回避等のための緊急停止を素早く行うことができる。
ここで、前記記録媒体の具体例としては、磁気テープや、磁気ディスク(ハードディスクやフレキシブルディスクを含む)、光学ディスク(DVDやCD、BD、LD等を含む)、光磁気ディスク、フラッシュメモリ(USBメモリやSDカード、SSD(Solid State Drive)、eMMC(embedded Multi Media Card)を含む)等が挙げられる。
さらに、他例としては、前記開閉装置操作プログラムを、開閉装置制御サーバーx1、又はネットワーク回線x4上のクラウドシステムに予め記憶しておき、この開閉装置操作プログラムをウェアラブルコンピュータ20が呼び込んで実行する態様とすることも可能である。
略同様に、図6に示すフローチャートでは、操作画面21aに対するスワイプ操作(ステップ12a)又は回転操作体22に対する回転操作(ステップ12)があることを条件に、開閉装置選択画面26をスクロールするようにしているが、他例としては、これらのうちの何れかのステップを省くことも可能である。
詳細に説明すれば、図7及び図8に例示するウェアラブルコンピュータ20は、左右何れの腕に装着される場合も回転操作体22が腕先側へ向けられるのを前提としており、前記傾きセンサによる検知信号の変化態様として、回転操作体22を下方向へ向けた姿勢から、左腕装着時の上側部分Upを斜め下方へ向けた姿勢への変化を認識した場合(図7左側参照)に、図8左側に示す左腕装着用表示を行う。
また、同ウェアラブルコンピュータ20は、回転操作体22を下方向へ向けた姿勢から、左腕装着時の下側部分Loを斜め下方へ向けた姿勢への変化を認識した場合(図7右側参照)には、停止ボタン23、閉ボタン24、開ボタン25、名称表示27、時刻表示28等のの配置や上下関係等を適宜に変更して、図8右側に示す右腕装着用表示を行う。
また、同ウェアラブルコンピュータ20は、回転操作体22を上方向へ向けた姿勢から、腕を上方へ曲げるのに伴う傾斜姿勢への変化を認識した場合(図9右側参照)には、図10右側に示す右腕装着用表示を行う。
10:補助端末
20:ウェアラブルコンピュータ
21:タッチパネル式ディスプレイ
21a:操作画面
22:回転操作体
23:停止ボタン(タッチ入力画像)
24:閉ボタン(タッチ入力画像)
25:開ボタン(タッチ入力画像)
26:開閉装置選択画面
A:腕
B:身体
X:無線通信システム
x1:開閉装置制御サーバー
x4:ネットワーク回線
Claims (8)
- タッチパネル式ディスプレイを有する腕時計形のウェアラブルコンピュータが、複数又は単数の開閉装置を操作するためのタッチ入力画像を前記タッチパネル式ディスプレイに表示する表示ステップと、
前記ウェアラブルコンピュータが、前記タッチ入力画像に対するタッチ入力に応じて前記開閉装置を制御するための制御指令を、無線通信システムを介して前記開閉装置に送信する出力ステップとを含んだ開閉装置操作方法であって、
前記タッチ入力画像には、前記開閉装置の開閉動作を停止するための停止ボタンが含まれ、この停止ボタンは、前記ウェアラブルコンピュータが腕にはめられた場合に腕先寄りに偏った位置に表示され、
前記ウェアラブルコンピュータが直近に操作のあった前記開閉装置を記録するステップを含み、
前記表示ステップでは、前記記録に基づき直近に操作された開閉装置の名称をタッチ入力不能な画像として表示するとともに、この名称の開閉装置を操作するための前記タッチ入力画像を含む操作画面を表示することを特徴とする開閉装置操作方法。 - 前記操作画面に対するスワイプ操作があることを条件に、開閉装置の選択を行うための開閉装置選択ルーチンに移行するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の開閉装置操作方法。
- 前記ウェアラブルコンピュータには、回転操作体が設けられ、
前記回転操作体に対する回転操作があることを条件に、開閉装置の選択を行うための開閉装置選択ルーチンに移行するステップを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置操作方法。 - 前記開閉装置選択ルーチンでは、前記タッチパネル式ディスプレイに開閉装置選択画面を表示し、前記回転操作体に対する回転操作の方向へ前記開閉装置選択画面をスクロールすることを特徴とする請求項3記載の開閉装置操作方法。
- 請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置操作方法を、前記ウェアラブルコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項5記載のプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置操作方法が実行されるようにしたウェアラブルコンピュータ。
- 請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置操作方法が実行されるようにした開閉装置操作システム。
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