JP6653168B2 - シングルフェーサ - Google Patents

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Description

本発明は、フルート形状に形成された中芯にライナを貼り合せて片面段ボールシートを製造するシングルフェーサに係り、特に、一対の段ロールをそれぞれ有する2組のカートリッジを切り替えることにより異なるフルート形状の片面段ボールシートを製造するシングルフェーサに関する。
従来から、フルート形状(波形段)に形成された中芯紙の段頂部に平坦な裏ライナ紙を貼り合わせて片面段ボールシートを製造するシングルフェーサが知られている。近年では、種類の異なるフルート形状の片面段ボールシートを簡便な切替操作により製造したいとの要請により、シングルフェーサ本体内に配置された2組のカートリッジから使用するカートリッジを選択して切り替えることができるシングルフェーサが開発されている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されたシングルフェーサにおいては、装置本体(3)に設けられたクランプ機構(34)を上段のカートリッジ(1)の係止座(15)内に挿入して係止し、この上下方向に積み重ねられた状態のカートリッジ(1、2)を油圧ジャッキ(4)によって上方に向けて押圧し、カートリッジ(1)の係止座(15)の下面をクランプ機構(34)の下面に押し当て、このようにして、カートリッジ(1)を油圧ジャッキ(4)とクランプ機構(34)とによって実質的に挟み込み、カートリッジ(1、2)の上下方向における移動を規制している。
特開2015−24577号公報
ところで、シングルフェーサにおいては比較的大きな熱が発生するが、上述の特許文献1のシングルフェーサ(100)では、装置において発生した熱により、以下のような問題が発生していた。第1に、シングルフェーサ(100)においては、発生した熱により、カートリッジ(1、2)及び装置本体(3)が熱変形するが、このときカートリッジ(1、2)と装置本体(3)の熱による変形量がそれぞれ異なるため、片面段ボールシートの製造時に配置されるべき所定の位置にあるカートリッジ(1)の係止座(15)に対して、装置本体(3)のクランプ機構(34)を適切に挿入できない場合が生じていた。第2に、カートリッジ(1)の係止座(15)にクランプ機構(34)を挿入した状態において熱変形が生じると、油圧ジャッキ(4)によるカートリッジ(1、2)の押圧によって、クランプ機構(34)の移動軸がずれてしまう場合があった(例えば移動軸の方向が水平方向からずれるような場合である)。このようにクランプ機構(34)の移動軸がずれると、クランプ機構(34)によってカートリッジ(1)を適切な位置に保持できなくなるという問題があった。
このように、特許文献1に開示されたシングルフェーサ(100)においては、発生した熱の影響により、片面段ボールシートの製造時に使用カートリッジ(1)の段ロール(11、12)を適切な位置に固定することができないという問題があった。
また、特許文献1に開示されたシングルフェーサ(100)においては、質量の小さいクランプ機構(34)を係止部材として用いてカートリッジ(1、2)を装置本体(3)に対して固定していたので、長時間の使用においてクランプ機構(34)の変形が生じる場合があった。
従って、本発明は、熱による影響を抑制して、片面段ボールシートの製造時に上下方向に積み重ねられる2組のカートリッジを安定的に適切な位置に固定することができるシングルフェーサを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、フルート形状に形成された中芯にライナを貼り合せて片面段ボールシートを製造するシングルフェーサであって、所定のフルート形状の片面段ボールシートを形成するための一対の段ロールのそれぞれを側板により軸支する一のカートリッジと、このカートリッジとは異なるフルート形状の片面段ボールシートを形成するための一対の段ロールのそれぞれを側板により軸支する他のカートリッジとを備え、片面段ボールシートの製造時に上下方向に積み重ねられて、上側の使用位置と下側の休止位置とを取り得る、2組のカートリッジと、2組のカートリッジのそれぞれの配置位置を使用位置と休止位置との間で切り替えるために2組のカートリッジを移動可能に収容する装置本体と、上下方向に積み重ねられた2組のカートリッジの下方に配置され、この2組のカートリッジを上方に向けて押圧する押圧装置と、を有し、押圧装置により2組のカートリッジを上方に向けて押圧して、上段にあるカートリッジの側板の上端を装置本体の天井部の下端に押し付けて、2組のカートリッジ全体を押圧装置と装置本体の天井部とによって挟持する、ことを特徴とする。
このように構成された本発明においては、押圧装置による押圧によって2組のカートリッジ全体を押圧装置と重量物である装置本体の天井部とによって挟持することにより、2組のカートリッジを装置本体に対して安定的に固定して、2組のカートリッジの上下方向における移動を規制している。これにより、シングルフェーサにおいて発生する熱による影響を適切に抑制することができる。具体的には、上記の特許文献1に記載された技術では、シングルフェーサにおいて発生した熱による装置本体及びカートリッジの熱変形によって、片面段ボールシートの製造時にカートリッジを適切な位置に固定できない可能性があったが、本発明によれば、このような熱変形が生じても、カートリッジを上方に向けて押圧する押圧装置によって熱変形による影響を適切に抑制することができる。詳しくは、本発明によれば、熱変形による装置本体とカートリッジとの上下方向におけるずれ分を押圧装置の上下方向移動により吸収することができる。したがって、本発明によれば、シングルフェーサにおいて発生する熱による影響を抑制して、片面段ボールシートの製造時にカートリッジを適切な位置に固定することができる。
本発明において、好ましくは、カートリッジの側板の上端及び装置本体の天井部の下端には、押圧装置がカートリッジを上方に向けて押圧したときに装置本体の天井部に対するカートリッジの位置決めを行うための位置決め機構が形成されている。
このように構成された本発明によれば、押圧装置がカートリッジを上方に向けて押圧したときに、位置決め機構を利用して装置本体に対するカートリッジの位置決めを適切に行うことができる。
本発明において、好ましくは、位置決め機構は、カートリッジの側板の上端における縁端に形成された突起部と、装置本体の天井部の下端において突起部に対応する位置に形成され、この突起部に係合する陥凹部とを備え、これらの突起部及び陥凹部はテーパー状に形成されている。
このように構成された本発明によれば、上段のカートリッジの側板の上端に形成されたテーパー状の突起部を、装置本体の天井部の下端に形成されたテーパー状の陥凹部に係合させるので、装置本体に対するカートリッジの水平方向の位置決めも適切に行うことができる。
本発明において、好ましくは、カートリッジの側板の上端には、突起部が形成された縁端とシングルフェーサによるシート搬送方向において反対側の縁端に平坦部が更に形成され、装置本体の天井部の下端には、平坦部に対応する位置に、押圧装置が2組のカートリッジを上方に向けて押圧したときに平坦部と面接触する突起部が更に形成されている。
このように構成された本発明によれば、押圧装置が押圧したときのカートリッジの側板の上端と装置本体の天井部の下端との接触が、上記したようなカートリッジの突起部と天井部の陥凹部との係合部分による接触と、カートリッジの平坦部と天井部の突起部との面接触とによって行われる。これにより、装置本体及びカートリッジの熱変形に拘わらず、2組のカートリッジ全体を押圧装置と装置本体の天井部とによって適切に挟持して固定することができる。
本発明において、好ましくは、装置本体には、上段にあるカートリッジの側板の側端に対して進退可能な突起状部材が設けられ、この突起状部材は、突出したときにカートリッジの側板の側端に先端が当接し、カートリッジの側板の側端には、突起状部材に対応する位置よりも上側に、突出した状態にある突起状部材の上面に対向する面を備える段差部が形成されている。
このように構成された本発明によれば、装置本体の突起状部材を突出させてカートリッジの側板の側端に当接させるので、カートリッジの水平方向における移動を適切に規制することができる。また、本発明によれば、カートリッジの側板の側端において突起状部材に対応する位置よりも上側に段差部を形成したので、下段のカートリッジを退避させて、上段のカートリッジを係止して保持している状態において、この上段のカートリッジの係止が何らかの原因で外れたとしても、突起状部材がカートリッジの段差部に係止して、このカートリッジの落下を防止することができる。更に、突出した状態にある突起状部材の上面と段差部の下面とが離間しているので、装置本体及びカートリッジが熱変形した場合にも、上述した特許文献1に開示されたシングルフェーサのクランプ機構と係止座との間において生じる問題を抑制することができる。具体的には、突起状部材及び段差部が装置本体に対するカートリッジの位置決めを阻害することを適切に抑制することができる。
本発明において、好ましくは、カートリッジを使用位置と休止位置とに交代的に位置させるために昇降させる上下方向移動装置と、カートリッジの上下配置位置を切替えるために、カートリッジをシングルフェーサによるシート搬送方向と平行な水平方向に移動させて、カートリッジを装置本体内の退避位置へ一時的に退避させる水平方向移動装置と、片面段ボールシートの製造時にカートリッジが配置されるべき所定の水平方向位置に、水平方向移動装置によってカートリッジが配置されたか否かを検出するための位置センサと、を更に有する。
このように構成された本発明によれば、上下方向移動装置及び水平方向移動装置のそれぞれを用いてカートリッジを上下方向及び水平方向に移動させるので、2組のカートリッジのそれぞれを使用位置と休止位置との間で簡便に入れ替えることができる。また、本発明によれば、カートリッジの水平方向位置を検出する位置センサを用いて、水平方向移動装置によってカートリッジを所定の水平方向位置に正確に配置することができる。
本発明において、好ましくは、水平方向移動装置は、上下方向移動装置によりカートリッジを昇降させるための昇降位置とシート搬送方向において下流側の退避位置との間でカートリッジを移動させるための第1移動装置と、昇降位置とシート搬送方向において上流側の退避位置との間でカートリッジを移動させるための第2移動装置とを備え、これらの第1及び第2移動装置は、装置本体の底部に設けられ、油圧シリンダによってカートリッジを移動させる。
このように構成された本発明によれば、第1及び第2移動装置を用いて、2組のカートリッジのそれぞれを昇降位置と2つの退避位置との間で移動させるので、2組のカートリッジにおける使用位置と休止位置との入れ替えを効率的に行うことができる。また、本発明によれば、第1及び第2移動装置を油圧シリンダによって構成したので、重量のあるカートリッジを所定の水平方向位置に適切に配置することができると共に、スペースが限られた装置本体の底部に、これらの移動装置を適切に設置することができる。
本発明によるシングルフェーサによれば、熱による影響を抑制して、片面段ボールシートの製造時に上下方向に積み重ねられる2組のカートリッジを安定的に適切な位置に固定することができる。
本発明の実施形態によるシングルフェーサを示す正面図である。 本発明の実施形態によるシングルフェーサのカートリッジを示す部分上面図である。 本発明の実施形態によるシングルフェーサを示す部分拡大正面図である。 本発明の実施形態によるシングルフェーサを示す部分拡大側面図である。 本発明の実施形態によるシングルフェーサの装置本体の底部を示す斜視図である。 本発明の実施形態による、カートリッジの切り替え途中(ステップP1)のシングルフェーサを示す正面図である。 本発明の実施形態による、カートリッジの切り替え途中(ステップP2、P3)のシングルフェーサを示す正面図である。 本発明の実施形態による、カートリッジの切り替え途中(ステップP4、P5)のシングルフェーサを示す正面図である。 本発明の実施形態による、カートリッジの切り替え途中(ステップP6)のシングルフェーサを示す正面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態によるシングルフェーサについて説明する。
先ず、図1乃至図5を参照して、本発明の実施形態によるシングルフェーサの基本構造について説明する。図1は、本発明の実施形態によるシングルフェーサを示す正面図であり、図2は、本発明の実施形態によるシングルフェーサのカートリッジを示す部分上面図であり、図3は、本発明の実施形態によるシングルフェーサを示す部分拡大正面図であり(具体的にはカートリッジの側板の上端と装置本体の天井部の下端との接触箇所付近についての部分拡大正面図である)、図4は、本発明の実施形態によるシングルフェーサを示す部分拡大側面図であり(具体的にはカートリッジと上下方向移動装置の昇降台との係合箇所付近についての部分拡大正面図である)、図5は、本発明の実施形態によるシングルフェーサの装置本体の底部を示す斜視図である。図1及び図3は、シート搬送方向FDに直交する方向から見たシングルフェーサ100を示している。また、図1及び図3は、通常運転時のシングルフェーサ100を示している。
シングルフェーサ100は、平坦な中芯用原紙からフルート形状(波形段)を形成した中芯の段頂部に対して、平坦な裏ライナを貼り合わせて、片面段ボールシートを製造するための装置である(図1などでは中芯や裏ライナや片面段ボールシートについては図示していない)。具体的には、図1に示すように、シングルフェーサ100は、所定のフルート形状を中芯に形成するための一対の段ロール11、12を軸方向両端において軸支したカートリッジ1と、この段ロール11、12とは異なるフルート形状を中芯に形成するための一対の段ロール21、22を軸方向両端において軸支し、カートリッジ1が上に積み重ねられたカートリッジ2と、これらのカートリッジ1、2を移動可能に収容する装置本体3と、を有する。また、シングルフェーサ100は、カートリッジ2を上方に向けて押圧する押圧装置である油圧ジャッキ4と、カートリッジ1、2を上下方向に移動(昇降)させる上下方向移動装置5と、カートリッジ1、2をシート搬送方向FDと平行な水平方向に移動させる水平方向移動装置6と、を有する(図5参照)。
なお、以下において、カートリッジ1、2を区別しないで用いる場合には、符号を省略して、単に「カートリッジ」と表記し、段ロール11、12、21、22を区別しないで用いる場合には、符号を省略して、単に「段ロール」と表記する。
また、上述した「使用位置」は、シングルフェーサ100において段ロールを片面段ボールシートの製造に使用するときの段ロール及びカートリッジの位置を意味し、上述した「休止位置」は、シングルフェーサ100において段ロールを片面段ボールシートの製造に使用せず休止するときの段ロール及びカートリッジの位置を意味する。以下において、片面段ボールシートの製造に使用するカートリッジを適宜「使用カートリッジ」と呼び、片面段ボールシートの製造に使用せず休止するカートリッジを適宜「休止カートリッジ」と呼ぶ。図1においては、カートリッジ1が使用カートリッジに該当し、カートリッジ2が休止カートリッジに該当する。また、「退避位置」は、使用する段ロールを切り替えるときにカートリッジを一時的に退避させる位置を意味し、「昇降位置」は、上記した休止位置の下側に位置し、且つ、水平方向において退避位置と隣接し、カートリッジを上下方向移動装置5によって昇降させるための位置である
シングルフェーサ100のカートリッジ1は、平板状に形成され、段ロール11、12の両端が取り付けられる一対の側板13を有すると共に(図1乃至図4では1つの側板13のみを示している)、一対の側板13の下端が取り付けられる底板(図示せず)を有している。カートリッジ1の側板13は、上端の縁端に形成され、上方に突出するテーパー状(具体的には山形、換言すると逆V字状)の突起部14と、この突起部14が形成された縁端と反対側の縁端に形成された平坦部15と、突起部14及び平坦部15が形成された縁端に対応する下端の縁端にそれぞれ形成されたテーパー状(具体的には逆V字状)の陥凹部16及び突起部19と、両側端に形成された段差部17a、17bと、を有する(図1、図3参照)。より詳しくは、突起部14及び陥凹部16は、側板13において片面段ボールシートの搬送方向FD(以下単に「シート搬送方向FD」という)の上流側の縁端に形成され、平坦部15及び突起部19は、側板13においてシート搬送方向FDの下流側の縁端に形成され、段差部17a、17bは、側板13の側端において上下方向にずれた位置に形成されている。また、側板13は、その上端付近に形成された突出する2つの突起部18を有する(図2参照)。
カートリッジ2も、カートリッジ1と同様に、段ロール21、22が取り付けられる一対の側板23と、一対の側板23が取り付けられる底板(図示せず)を有している。また、カートリッジ2の側板23も、カートリッジ1の側板13と同様に、突起部24と、平坦部25と、陥凹部26と、突起部29と、段差部27a、27bと、2つの突起部28と、を有する。但し、カートリッジ1の一対の段ロール11、12とカートリッジ2の一対の21、22との外周面には、それぞれ異なる形状の段部が形成され、種類の異なるフルート形状に対応するようになっている。シングルフェーサ100の運転時においては、休止カートリッジであるカートリッジ2の上に使用カートリッジであるカートリッジ1が積み重ねられ、カートリッジ2がカートリッジ1を下方から支持する。この状態においては、カートリッジ1の側板13の下端に形成された陥凹部16及び突起部19に、カートリッジ2の側板23の上端に形成された突起部24及び平坦部25がそれぞれ係合している。
装置本体3は、カートリッジ1、2を収容し、これらを支持するように、装置本体3の上側部分が門型フレーム状に形成されている(図1参照)。また、装置本体3には、カートリッジがシート搬送方向FDと平行な水平方向に移動できるようにした水平方向移動通路31、32と、カートリッジが上下方向に移動できるようにした上下方向移動通路33とが形成されている。これらの水平方向移動通路31、32と上下方向移動通路33とは、逆T字状に交差している。上下方向移動通路33には、使用カートリッジとしてのカートリッジ1が配置されている。また、水平方向移動通路31、32においてシート搬送方向FDと平行な方向における中央位置付近には、休止カートリッジとしてのカートリッジ2が配置されている。水平方向移動通路31、32は、このような休止カートリッジが配置される休止位置の下方に昇降位置を形成すると共に、使用する段ロールを切り替えるときにカートリッジを一時的に退避させる退避位置を形成する。具体的には、水平方向移動通路32は、シート搬送方向の下流側の退避位置を形成し、水平方向移動通路31は、シート搬送方向の上流側の退避位置を形成する。また、上記した昇降位置は、これらの水平方向移動通路31、32が形成する空間において水平方向における中央位置付近に設けられる。
また、装置本体3は、テーパー状(具体的には逆V字状)の陥凹部35及び先端が平坦な突起部36のそれぞれが下端に形成された天井部34と、油圧ジャッキ4及び水平方向移動装置6が設置された底部38と、を有する。天井部34の陥凹部35は、カートリッジ1の側板13の突起部14に対応する位置に形成され、この突起部14に係合するようになっており、天井部34の突起部36は、カートリッジ1の側板13の平坦部15に対応する位置に形成されている(図3参照)。装置本体3において門型フレーム状に形成された上側部分(天井部34も含む)は、鋳物などによって一体成型され、陥凹部35及び突起部36は、このように一体成型された部材に対して別部材として接合される。これにより、陥凹部35及び突起部36を高い硬度を有する材料により形成すると共に、陥凹部35及び突起部36の寸法精度を向上させるようにしている。同様に、上記したカートリッジ1、2の突起部14、24、平坦部15、25、陥凹部16、26、及び突起部19、29も、側板13、23の本体部分とは別部材により形成され、硬度及び寸法精度を確保するようにしている。
油圧ジャッキ4は、装置本体3の底部38に設置されている(図1及び図5参照)。詳しくは、油圧ジャッキ4は、水平方向移動通路31、32においてシート搬送方向FDと平行な方向における中央位置付近に設置されている。この油圧ジャッキ4は、作用する油圧によって昇降する2つの作動ピン41と、これら2つの作動ピン41の端部に連結され、作動ピン41の動作によって昇降すると共に、休止カートリッジとしてのカートリッジ2が配置される載置台42と、を有する。油圧ジャッキ4は装置本体3の底部38に2つ設けられており(図5参照)、2つの載置台42によってカートリッジ2の底部の2箇所を支持するようになっている。
積み重ねられたカートリッジ1、2が油圧ジャッキ4の載置台42に載置された状態において油圧ジャッキ4の作動ピン41が上昇するように動作すると、カートリッジ2が上方に向けて押圧され、カートリッジ1の側板13の上端が装置本体3の天井部34の下端に押し付けられる。この場合、側板13の上端に形成された突起部14が天井部34の下端に形成された陥凹部35にまず嵌入し、その状態でカートリッジ1がさらに上昇し、側板13の突起部14が天井部34の陥凹部35のテーパー面に押し付けられることにより、側板13のシート搬送方向FDにおける調整移動が生じる。そして、上記突起部14が陥凹部35の最深部(最上部)に達した時、側板13の上端に形成された平坦部15が、天井部34の下端に形成された突起部36に面接触した状態において押し付けられる(図3参照)。これにより、上下方向に関して、カートリッジ1、2が油圧ジャッキ4と装置本体3の天井部34とによって挟持されて、カートリッジ1、2の上下方向及びシート搬送方向における移動が規制される。
上述したように、カートリッジ1、2を油圧ジャッキ4によって押圧して装置本体3の天井部34と油圧ジャッキ4とによって挟持するときに、カートリッジ1の側板13の上端に形成されたテーパー状の突起部14が天井部34の下端に形成されたテーパー状の陥凹部35に係合するが、これらの突起部14と陥凹部35とを係合させることにより、装置本体3に対するカートリッジ1、2の上下方向の位置決め及び水平方向の位置決めが行われる。したがって、これらの突起部14及び陥凹部35は、位置決め機構として機能する。
また、装置本体3には、上下方向移動通路33の上下方向における中間位置付近に、突起状部材としてのクランプ機構37a、37bが上下方向移動通路33の内方に進退可能に設けられている(図1参照)。クランプ機構37a、37bは、上下方向においてずれた位置に設けられ、図示しない流体圧シリンダなどにより爪を作動させる。クランプ機構37a、37bの爪が通路内方に突出すると、使用カートリッジであるカートリッジ1の側板13の段差部17a、17bの直ぐ下側にクランプ機構37a、37bの爪が配置される。このときに、クランプ機構37a、37bのそれぞれの爪の先端が、段差部17a、17bの直ぐ下側の側板13の側端に当接する。これにより、シート搬送方向FDと平行な水平方向に関して、カートリッジ1がクランプ機構37a、37bによって挟持されて、カートリッジ1の水平方向における移動が規制される。なお、クランプ機構37a、37bが突出した状態では、このクランプ機構37a、37bの爪の上面が段差部17a、17bの下面に対向するが、基本的には、これらの面は離間しており、接触しない。
他方で、上下方向移動装置5は、装置本体3の上側部分に設けられている(図1参照)。この上下方向移動装置5は、装置本体3の上端付近に設けられた駆動モータ51と、この駆動モータ51の駆動軸に連結されると共に、装置本体3の上端から上下方向移動通路33の下端まで延びる昇降ねじ軸53と、この昇降ねじ軸53の回動に伴って昇降する昇降ナット54と、この昇降ナット54に連結された昇降台55と、を有する。昇降台55は、昇降ねじ軸53及び昇降ナット54を介して伝達された駆動モータ51の駆動力によって、上下方向移動通路33に沿って上下方向に移動する。また、上下方向移動装置5は、装置本体3の上端から上下方向移動通路33の下端まで延び、装置本体3に取り付けられた案内レール56を有しており、この案内レール56によって昇降台55の移動が案内される。更に、図4に示すように、昇降台55には、使用カートリッジであるカートリッジ1の側板13に形成された突起部18に係合する突起状係合部55aが形成されている。昇降台55の突起状係合部55aがカートリッジ1の側板13の突起部18に係合した状態で昇降台55が上下方向に移動すると、この昇降台55の移動に伴ってカートリッジ1が上下方向に移動する。
なお、シングルフェーサ100の運転時には(図1参照)、カートリッジ1、2が油圧ジャッキ4によって押圧されて装置本体3の天井部34と油圧ジャッキ4とによって挟持されており、カートリッジ1の側板13の突起部18は昇降台55の突起状係合部55aよりも上側に位置して離間し、突起部18と突起状係合部55aとは係合していない。カートリッジの切り替え時に、油圧ジャッキ4による押圧が停止されて載置台42が下降すると、カートリッジ1も下降して、図4に示すように、側板13の突起部18が昇降台55の突起状係合部55aに係合する。
図5に示すように、水平方向移動装置6は、装置本体3の底部38に設置されている。この水平方向移動装置6は、カートリッジを水平方向に移動させるときにカートリッジが載置される搬送台61、62(カートリッジは搬送台61、62の一方にのみ載置される)と、これらの搬送台61、62のそれぞれを移動させる油圧シリンダ63、64と、カートリッジを水平方向に移動させるときにカートリッジの底部を支持する複数のコロ65と、を有する。搬送台61は、油圧シリンダ63によって矢印A11に示す方向(具体的には水平方向移動通路31に沿った方向)に移動され、カートリッジを昇降位置と水平方向移動通路31の退避位置との間で移動させるときに用いられる(図1参照)。また、搬送台62は、油圧シリンダ64によって矢印A12に示す方向(具体的には水平方向移動通路32に沿った方向)に移動され、カートリッジを昇降位置と水平方向移動通路32の退避位置との間で移動させるときに用いられる(図1参照)。このように、搬送台62及び油圧シリンダ64は、第1移動装置に相当し、搬送台61及び油圧シリンダ63は、第2移動装置に相当する。
ここで、シングルフェーサ100の運転時には、カートリッジ1、2を油圧ジャッキ4と装置本体3の天井部34とによって挟持すべく押圧している油圧ジャッキ4の載置台42の上面は、水平方向移動装置6の搬送台61、62の上面よりも高い場所に位置する。そのため、シングルフェーサ100の運転時には、カートリッジ2の底面は水平方向移動装置6の搬送台61、62の上面から離間しており、カートリッジ2は、油圧ジャッキ4の載置台42にのみ載置され、搬送台61、62には載置されない。他方で、カートリッジの切り替え時に、油圧ジャッキ4による押圧が停止されると、油圧ジャッキ4の載置台42が下降して、この載置台42の上面が、水平方向移動装置6の搬送台61、62の上面よりも低い場所に配置される。そのため、油圧ジャッキ4の載置台42の下降に伴って下降したカートリッジ2が、水平方向移動装置6の搬送台61、62(詳しくは搬送台61、62の一方)に載置される。
また、図5に示すように、水平方向移動装置6の油圧シリンダ63、64のそれぞれの近傍には、位置センサとしての近接センサ71、72が設けられている。近接センサ71、72は、それぞれ、油圧シリンダ63、64において搬送台61、62を移動させるための可動部の位置(搬送台61、62の位置に一義的に対応する)を検出する。具体的には、油圧シリンダ63、64のそれぞれの可動部にセンサドッグ(図示せず)を取り付け、近接センサ71、72は、それぞれ、油圧シリンダ63、64の可動部に取り付けられたセンサドッグが最も近付いたときに、センサドッグが最も近付いたことを示す信号を出力するようになっている。したがって、搬送台61、62が所定の位置にあるか否かを近接センサ71、72によって適切に検出できるような位置に、これらの近接センサ71、72及びセンサドッグを配置すればよい。これにより、近接センサ71、72の出力を監視することにより、カートリッジを水平方向移動装置6によって所定の水平方向位置に正確に配置できるようになる。この所定の水平方向位置は、片面段ボールシートの製造時にカートリッジが配置されるべき位置であり、具体的には、水平方向移動通路31、32においてシート搬送方向FDと平行な方向における中央位置付近である(図1参照)。
次に、シングルフェーサ100の運転時にカートリッジを位置決め動作について説明する(図1参照)。シングルフェーサ100の運転時においては、休止カートリッジであるカートリッジ2の上に使用カートリッジであるカートリッジ1を積み重ねて、カートリッジ1をカートリッジ2が下方から支持する。このとき、カートリッジ2の側板23の上端に形成された突起部24が、カートリッジ1の側板13の下端に形成された陥凹部16に係合して、カートリッジ1、2間での水平方向の位置ずれを抑制する。
また、このように積み重ねられた状態にあるカートリッジ1、2を油圧ジャッキ4の載置台42に載置して、油圧ジャッキ4の作動ピン41を作動してカートリッジ2を上方に向けて押圧する。これにより、カートリッジ1、2を油圧ジャッキ4と装置本体3の天井部34とによって挟持して、カートリッジ1、2の上下方向における移動を規制する、つまり上下方向の位置決めを行う。このとき、カートリッジ1の側板13の上端に形成された突起部14が、天井部34の下端に形成された陥凹部35と係合すると共に、カートリッジ1の側板13の上端に形成された平坦部15に対して、天井部34の下端に形成された突起部36の先端が当接して、装置本体3に対するカートリッジの上下方向の位置決め及び水平方向の位置決めを行う。
更に、装置本体3のクランプ機構37a、37bが通路内方に突出して、クランプ機構37a、37bの爪の先端がカートリッジ1の側板13の側端(段差部17a、17bの直ぐ下側の側端)に当接する。これにより、カートリッジ1をクランプ機構37a、37bによって挟持して、カートリッジ1の水平方向における移動を規制する、つまり水平方向の位置決めを行う。
次に、図6乃至図9を参照して、カートリッジの切り替え動作について説明する。図6乃至図9は、それぞれ、本発明の実施形態によるシングルフェーサ100の正面図を示している。具体的には、図6は、本実施形態によるシングルフェーサ100においてカートリッジを切り替えるときに最初に行われるステップP1を示し、図7は、本実施形態によるシングルフェーサ100においてカートリッジを切り替えるときにステップP1の後に行われるステップP2、P3を示し、図8は、本実施形態によるシングルフェーサ100においてカートリッジを切り替えるときにステップP3の後に行われるステップP4、P5を示し、図9は、本実施形態によるシングルフェーサ100においてカートリッジを切り替えるときにステップP5の後に行われるステップP6を示している。
最初に、図6に示すように、カートリッジ2(休止カートリッジ)を、水平方向移動通路31によって形成された退避位置に退避させる(ステップP1)。具体的には、まず、油圧ジャッキ4の作動ピン41を下降させて、カートリッジ2を支持する油圧ジャッキ4の載置台42を下降させる。これにより、カートリッジ2が、休止位置から昇降位置まで移動して、水平方向移動装置6の搬送台61に載置される(図5参照)。この後、水平方向移動装置6の油圧シリンダ63によって搬送台61を図6における左方向に移動させて、カートリッジ2を水平方向移動通路31の退避位置に移動させる。
他方で、上記のようなステップP1が行われている間、カートリッジ1は、上下方向移動装置5の昇降台55によって保持される。具体的には、油圧ジャッキ4が下降したときに、カートリッジ2と共にカートリッジ1が僅かに下降して(このときにカートリッジ1の側板13の上端が装置本体3の天井部34の下端から離間する)、カートリッジ1が上下方向移動装置5の昇降台55によって係止される。詳しくは、カートリッジ1の側板13の突起部18が、昇降台55の突起状係合部55aに係合する(図4参照)。これにより、カートリッジ1が使用位置から若干下がった位置に保持される。なお、このようにカートリッジ1が昇降台55によって保持されているときには、基本的には、装置本体3に設けられたクランプ機構37a、37bの上面は、カートリッジ1の側板13の段差部17a、17bの下面と離間しており、クランプ機構37a、37bは、カートリッジ1の保持に寄与しない。
次に、図7に示すように、カートリッジ1(使用カートリッジ)を、休止位置の下側の昇降位置まで下降させた後、他方の水平方向移動通路32によって形成された退避位置に退避させる(ステップP2、P3)。具体的には、ステップP2において、クランプ機構37a、37bの爪を上下方向移動通路33の外方に退出させる。この後、ステップP3において、まず、上下方向移動装置5の駆動モータ51が駆動して昇降ねじ軸53を回動させ、昇降台55に係止されたカートリッジ1を昇降位置まで下降させる。これにより、カートリッジ1が水平方向移動装置6の搬送台62に載置される(図5参照)。このようにカートリッジ1が昇降位置まで下降して搬送台62に載置されたときに、昇降台55によるカートリッジ1の係止が解除される、詳しくは昇降台55の突起状係合部55aによるカートリッジ1の突起部18の係合が解除される。この後、水平方向移動装置6の油圧シリンダ64によって搬送台62を図7における右方向に移動させて、カートリッジ1を昇降位置から水平方向移動通路32の退避位置に移動させる。
次に、図8に示すように、水平方向移動通路31に退避させたカートリッジ2を昇降位置に戻して上昇させる(ステップP4、P5)。具体的には、ステップP4において、まず、水平方向移動装置6の油圧シリンダ64によって搬送台61を図8における右方向に移動させて、カートリッジ2を水平方向移動通路31の退避位置から昇降位置に移動させる。このときに、近接センサ71の出力を監視して、水平方向移動装置6の油圧シリンダ64によってカートリッジ2が正確に昇降位置に移動したか否かを判断するのがよい。この後、上下方向移動装置5の駆動モータ51が駆動して昇降ねじ軸53を回動させ、昇降台55に係止されたカートリッジ2を使用位置(厳密には使用位置の若干下側の位置)まで上昇させる。なお、昇降台55によるカートリッジ2の係止、すなわち、昇降台55の突起状係合部55aによるカートリッジ2の突起部28の係合は、昇降台55が上昇し始めたときに行われる。そして、ステップP5において、クランプ機構37a、37bの爪を上下方向移動通路33の内方に突出させ、カートリッジ2の段差部27a、27bの直ぐ下側の側板23の側端に当接させる。
次に、図9に示すように、水平方向移動通路32に退避させたカートリッジ2を、昇降位置に移動させて、上記のように上昇させたカートリッジ2(新たな使用カートリッジ)を下方から支持する(ステップP6)。具体的には、まず、水平方向移動装置6の油圧シリンダ64によって搬送台62を図9における左方向に移動させて、カートリッジ1を水平方向移動通路32の退避位置から昇降位置に移動させる。このときに、近接センサ72の出力を監視して、水平方向移動装置6の油圧シリンダ64によってカートリッジ1が正確に昇降位置に移動したか否かを判断するのがよい。この後、油圧ジャッキ4の作動ピン41及び載置台42を上昇させて、カートリッジ1を載置台42に載置させて、カートリッジ1を上昇させる。これにより、カートリッジ1の上端がカートリッジ2の下端に当接して、カートリッジ1と共にカートリッジ2が上昇する。その結果、カートリッジ2の上端が装置本体3の天井部34の下端に当接して、カートリッジ1、2全体が油圧ジャッキ4と装置本体3の天井部34とによって挟持される。このときに、カートリッジ2が使用位置に配置され、カートリッジ1が休止位置に配置される。
なお、図8に示したステップP5を、図9に示したステップP6の後に行ってもよい。つまり、退避位置にあるカートリッジ1を昇降位置に移動させて、油圧ジャッキ4の押圧によりカートリッジ1、2を装置本体3の天井部34と油圧ジャッキ4とによって挟持した後に、クランプ機構37a、37bの爪を通路内方に突出させて、カートリッジ2の側板23の側端に当接させて、カートリッジ2をクランプ機構37a、37bによって挟持してもよい。
次に、上述した本発明の実施形態によるシングルフェーサ100の作用効果について説明する。ここで、本実施形態において、カートリッジ1が使用カートリッジであり、カートリッジ2が休止カートリッジである場合、つまりカートリッジ2の上にカートリッジ1が積み重ねられた配置状態にある場合における作用効果について説明する。ここで述べる作用効果は、カートリッジ2が使用カートリッジであり、カートリッジ1が休止カートリッジである場合にも同様に得られる。
本実施形態によるシングルフェーサ100では、積み重ねられた状態にあるカートリッジ1、2を油圧ジャッキ4によって上方に向けて押圧して、カートリッジ1の側板13の上端を装置本体3の天井部34の下端に押し付けて、カートリッジ1、2全体を油圧ジャッキ4と重量物である装置本体3の天井部34とによって挟持している。これにより、カートリッジ1、2全体を装置本体3に対して安定的に固定して、カートリッジ1、2の上下方向における移動を規制している。
このような本実施形態によるシングルフェーサ100によれば、シングルフェーサ100において発生する熱による影響を適切に抑制することができる。具体的には、上述した特許文献1に記載された技術では、シングルフェーサにおいて発生した熱による装置本体及びカートリッジの熱変形によって、片面段ボールシートの製造時にカートリッジの段ロールを適切な位置に固定できない可能性があるが、本実施形態によるシングルフェーサ100によれば、このような熱変形が生じても、カートリッジ1、2を上方に向けて押圧する油圧ジャッキ4によって熱変形による影響を適切に抑制することができる。より詳しくは、本実施形態によれば、熱変形による装置本体3とカートリッジ1、2との上下方向における位置のずれ分を、油圧ジャッキ4の作動ピン41及び載置台42の上下方向における移動量を調整することにより吸収することができる。典型的には、装置本体3の上側部分が熱膨張して天井部34の下端の位置が下がることとなるが、この場合には、油圧ジャッキ4による上方向への移動量が少なくなり、カートリッジ1、2を上昇させる量が減少する。以上より、本実施形態によれば、シングルフェーサ100において発生する熱による影響を抑制して、片面段ボールシートの製造時に使用カートリッジの段ロールを適切な位置に固定することができる。
また、本実施形態によれば、カートリッジ1の側板13の上端に突起部14を形成すると共に、装置本体3の天井部34の下端に、この突起部14に係合する陥凹部35を形成したので、油圧ジャッキ4がカートリッジ1、2を上方に向けて押圧したときに、これらの突起部14及び陥凹部35を位置決め機構として利用して、装置本体3に対するカートリッジ1、2の水平方向の位置決めも適切に行うことができる。特に、本実施形態では、カートリッジ1の突起部14を側板13の上端の縁端にテーパー状に形成すると共に、装置本体3の天井部34の陥凹部35をテーパー状に形成したので、装置本体3及びカートリッジ1、2が熱変形した場合にも、装置本体3に対するカートリッジ1、2の位置決めを確実に行うことができる。
また、本実施形態によれば、カートリッジ1の側板13の上端に、突起部14が形成された縁端と反対側の縁端に平坦部15を形成すると共に、装置本体3の天井部34の下端において平坦部15に対応する位置に突起部36を形成して、油圧ジャッキ4がカートリッジ1、2を上方に向けて押圧したときに装置本体3の天井部34の突起部36をカートリッジ1の平坦部15に面接触させる。この場合、油圧ジャッキ4が押圧したときのカートリッジ1の側板13の上端と装置本体3の天井部34の下端との接触は、上記したようなカートリッジ1の突起部14と天井部34の陥凹部35との係合部分による接触と、カートリッジ1の平坦部15と天井部34の突起部36との面接触と、によって行われる。
したがって、本実施形態によれば、装置本体3及びカートリッジ1、2の熱変形に拘わらず、油圧ジャッキ4の押圧によってカートリッジ1の側板13の上端を装置本体3の天井部34の下端に押し付けて、カートリッジ1、2を油圧ジャッキ4と装置本体3の天井部34とによって適切に挟持することができる。特に、カートリッジ1の突起部14及び平坦部15と、天井部34の陥凹部35及び突起部36は、それぞれ、硬度及び寸法精度が確保された別部材により形成されているので、これらの部分においてカートリッジ1の側板13の上端と装置本体3の天井部34の下端とを接触させることにより、油圧ジャッキ4と装置本体3の天井部34とによって挟持するときのカートリッジ1、2の位置決め精度を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、装置本体3に設けられたクランプ機構37a、37bを通路内方に突出させて、カートリッジ2の側板23の側端に当接させるので、カートリッジ1、2の水平方向における移動を適切に規制することができる。これにより、シングルフェーサ100において、原紙の紙継箇所でありシートの厚みの大きい部分が通過するときに水平方向に生じる衝撃荷重を抑制することができる。
更に、本実施形態によれば、カートリッジ2の側板23の側端においてクランプ機構37a、37bが当接する位置よりも上側に段差部17a、17bを形成したので、例えばカートリッジ2を退避させた状態で昇降台55に係止されているカートリッジ1のメンテナンスを行う場合などにおいて(図6参照)、何らかの原因で昇降台55によるカートリッジ1の係止が外れたとしても、クランプ機構37a、37bがカートリッジ1の段差部17a、17bに係止して、カートリッジ1の落下を防止することができる。
加えて、突出した状態にあるクランプ機構37a、37bの爪の上面と段差部17a、17bの下面とが離間するように、クランプ機構37a、37b及び段差部17a、17bを形成したので、装置本体3及びカートリッジ1、2が熱変形した場合にも、上述した特許文献1に開示されたシングルフェーサのクランプ機構と係止座との間において生じる問題を抑制することができる。具体的には、装置本体3及びカートリッジ1、2が熱変形しても、クランプ機構37a、37b及び段差部17a、17bが、装置本体3に対するカートリッジ1、2の位置決めを阻害することを適切に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、カートリッジ1、2の水平方向位置を検出する近接センサ71、72を設けたので、この近接センサ71、72を利用して、水平方向移動装置6によってカートリッジ1、2を所定の水平方向位置に正確に配置することができる。
また、本実施形態によれば、第1移動装置としての搬送台61及び油圧シリンダ63と、第2移動装置としての搬送台62及び油圧シリンダ64のそれぞれを用いて、カートリッジ1、2を昇降位置と2つの退避位置との間で移動させるので、カートリッジ1、2の切り替えを効率的に行うことができる。加えて、本実施形態によれば、油圧シリンダ63、64によって第1及び第2移動装置を構成したので、重量のあるカートリッジ1、2を所定の水平方向位置に適切に配置することができると共に、スペースが限られた装置本体3の底部38に、これらの第1及び第2移動装置を適切に設置することができる。
なお、上記した実施形態では、油圧ジャッキ4によりカートリッジ1、2を上方に向けて押圧して、油圧ジャッキ4と装置本体3の天井部34とによってカートリッジ1、2を挟持していたが、このような油圧ジャッキ4を用いて押圧することに限定はされず、油圧ジャッキ4以外の種々の装置を用いてカートリッジ1、2を上方に向けて押圧してもよい。
1、2 カートリッジ
3 装置本体
4 油圧ジャッキ
5 上下方向移動装置
6 水平方向移動装置
11、12、21、22 段ロール
14、24 突起部
15、25 平坦部
16、26 陥凹部
17a、17b、27a、27b 段差部
31、32 水平方向移動通路
33 上下方向移動通路
34 天井部
35 陥凹部
36 突起部
37a、37b クランプ機構
42 載置台
55 昇降台
61、62 搬送台
63、64 油圧シリンダ
71、72 近接センサ
100 シングルフェーサ

Claims (7)

  1. フルート形状に形成された中芯にライナを貼り合せて片面段ボールシートを製造するシングルフェーサであって、
    所定のフルート形状の片面段ボールシートを形成するための一対の段ロールのそれぞれを側板により軸支する一のカートリッジと、このカートリッジとは異なるフルート形状の片面段ボールシートを形成するための一対の段ロールのそれぞれを側板により軸支する他のカートリッジとを備え、片面段ボールシートの製造時に上下方向に積み重ねられて、上側の使用位置と下側の休止位置とを取り得る2組のカートリッジと、
    上記2組のカートリッジのそれぞれの配置位置を上記使用位置と上記休止位置との間で切り替えるために上記2組のカートリッジを移動可能に収容する装置本体と、
    上下方向に積み重ねられた上記2組のカートリッジの下方に配置され、この2組のカートリッジを上方に向けて押圧する押圧装置と、
    を有し、
    上記押圧装置により上記2組のカートリッジを上方に向けて押圧して、上段にあるカートリッジの側板の上端を上記装置本体の天井部の下端に押し付けて、上記2組のカートリッジ全体を上記押圧装置と上記装置本体の天井部とによって挟持する、ことを特徴とするシングルフェーサ。
  2. 上記カートリッジの側板の上端及び上記装置本体の天井部の下端には、上記押圧装置が上記カートリッジを上方に向けて押圧したときに上記装置本体の天井部に対する上記カートリッジの位置決めを行うための位置決め機構が形成されている、請求項1に記載のシングルフェーサ。
  3. 上記位置決め機構は、上記カートリッジの側板の上端における縁端に形成された突起部と、上記装置本体の天井部の下端において上記突起部に対応する位置に形成され、この突起部に係合する陥凹部とを備え、これらの突起部及び陥凹部はテーパー状に形成されている、請求項2に記載のシングルフェーサ。
  4. 上記カートリッジの側板の上端には、上記突起部が形成された縁端と上記シングルフェーサによるシート搬送方向において反対側の縁端に平坦部が更に形成され、
    上記装置本体の天井部の下端には、上記平坦部に対応する位置に、上記押圧装置が上記2組のカートリッジを上方に向けて押圧したときに上記平坦部と面接触する突起部が更に形成されている、請求項3に記載のシングルフェーサ。
  5. 上記装置本体には、上段にあるカートリッジの側板の側端に対して進退可能な突起状部材が設けられ、この突起状部材は、突出したときに上記カートリッジの側板の側端に先端が当接し、
    上記カートリッジの側板の側端には、上記突起状部材に対応する位置よりも上側に、突出した状態にある上記突起状部材の上面に対向する面を備える段差部が形成されている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシングルフェーサ。
  6. 上記カートリッジを上記使用位置と上記休止位置とに交代的に位置させるために昇降させる上下方向移動装置と、
    上記カートリッジの上下配置位置を切り替えるために、上記カートリッジを上記シングルフェーサによるシート搬送方向と平行な水平方向に移動させて、上記カートリッジを上記装置本体内の退避位置へ一時的に退避させる水平方向移動装置と、
    片面段ボールシートの製造時に上記カートリッジが配置されるべき所定の水平方向位置に、上記水平方向移動装置によって上記カートリッジが配置されたか否かを検出するための位置センサと、
    を更に有する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシングルフェーサ。
  7. 上記水平方向移動装置は、上記上下方向移動装置により上記カートリッジを昇降させるための昇降位置とシート搬送方向において下流側の上記退避位置との間で上記カートリッジを移動させるための第1移動装置と、上記昇降位置とシート搬送方向において上流側の上記退避位置との間で上記カートリッジを移動させるための第2移動装置とを備え、
    これらの第1及び第2移動装置は、上記装置本体の底部に設けられ、油圧シリンダによって上記カートリッジを移動させる、請求項6に記載のシングルフェーサ。
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