JP6652737B2 - ワイヤハーネスの保持構造及び方法 - Google Patents
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Description
従来のワイヤハーネスの保持構造としては、特許文献1において、ワイヤハーネスを車体または車載部材に保持するために、コネクタホルダに突出させた棒状体と大径部を設け、車体または車載部材に大径部よりも大きい大径孔部と大孔径部よりも小さい小幅孔部とを設け、大径部を大径孔部に貫通させた後に小幅孔部にスライドさせて着脱自在に係止するコネクタホルダの保持構造が知られている。
ワイヤハーネス1の保持構造において、サイドメンバ3には、プロテクタ2が保持される孔部4を有する。サイドメンバ3は、図3・図4に示すように、断面が箱形状を有する。孔部4は、図3(A)に示すように、孔部4の中心点Cで直交して径外方向に延び、孔部4の縁5を結ぶ2本の線分L1・L2の長さR1・R2がそれぞれ異なるように、サイドメンバ3に形成される。
実施例において、孔部4は、図3(A)における上下方向の長さR1が、左右方向の長さR2よりも長い(R1>R2)。これより、孔部4は、長さR1を長径とし、長さR1よりも小さい長さR2を短径とする孔径の長円形状に形成される。
爪部9は、軸部8の挿入方向Xと交差する方向の一側(図3において下側)から、挿入方向Xと交差する方向の一方(図3において下方)に突出して設けられる。爪部9は、軸部8の挿入方向Xにおける後方側が、コネクタ本体7と離間している。爪部9は、孔部4周囲のサイドメンバ3に係止される。
嵌合溝11は、図3(B)に示すように、挿入方向Xと交差する方向の上方側に位置する底面12と、挿入方向Xにおける前方側に位置する前方側面13と、後方側に位置する後方側面14とを有する。嵌合溝11にサイドメンバ3が嵌合した状態においては、図4(B)に示すように、底面12に孔部4の縁5が接触し、前方側面13にサイドメンバ3の内面15が接触し、後方側面14にサイドメンバ3の外面16が接触する。
嵌合溝11の前方側面13は、爪部9の後方側の側面となる。嵌合溝11の後方側面14は、コネクタ本体7の前方側の側面となる。嵌合溝11は、サイドメンバ3を嵌合させるために、前方側面13と後方側面14との間の幅W1を、サイドメンバ3の厚さW2以上とする(W1≧W2)。
なお、嵌合溝11の前方側面13からリブ10の前方側面17までの距離W3は、嵌合溝11の前方側面13と後方側面14との間の幅W1よりも若干大きくすることで、爪部9の孔部4への挿入を容易にすることができる。
また、コネクタ6は、挿入方向Xから見た場合、嵌合溝11の底面12とリブ10の上面19との距離D2が、孔部4の長径の長さR1よりも大きい(D2>R1)。これにより、コネクタ6は、リブ10が孔部4に挿入されることを防止する。なお、嵌合溝11の底面12とリブ10の上面19との距離D2は、爪部9の下面18とリブ10の上面19との距離D1よりも小さい(D2<D1)。
さらに、コネクタ6は、図3に示すように、軸部8の挿入方向Xと交差する方向の他側(図3において上側)に上側ガイド部20を有し、軸部8の挿入方向Xと交差する方向、且つ上側ガイド部20と交差する方向の両側(図3において右側、左側)に右側ガイド部21、左側ガイド部22を有する。上側ガイド部20、右側ガイド部21、左側ガイド部22は、図3(A)に示すように、コネクタ6を孔部4への挿入時に、爪部9とともに孔部4の縁5に接触し、挿入を案内する。
コネクタ6は、挿入方向Xから見た爪部9の下面18とリブ10の上面19との距離D1が、孔部4の長径の長さR1よりも大きい(D1>R1)ので、図3(B)に示すように、嵌合溝11が孔部4の下側の縁5と対向し、リブ10の前方側面17がサイドメンバ3の外面16に接触し、また、嵌合溝11の後方側面14と連なるコネクタ本体7の前方側の側面がサイドメンバ3の外面16に接触した状態となる。
この状態において、コネクタ6は、リブ10及びコネクタ本体7がサイドメンバ3の外面16に接触しているので、コネクタ6がそれ以上孔部4に挿入されることはない。
孔部4に係合したコネクタ6は、挿入方向Xから見た嵌合溝11の底面12とリブ10の上面19との距離D2が、孔部4の長径の長さR1よりも大きい(D2>R1)ので、嵌合溝11の底面12が孔部4の縁5と接触した状態において、リブ10の前方側面17がサイドメンバ3の外面16に接触し、また、爪部9の後方側の側面である嵌合溝11の前方側面13がサイドメンバ3の内面15に接触し、コネクタ本体7の前方側の側面となる嵌合溝11の後方側面14がサイドメンバ3の外面16に接触した状態となる。
コネクタ6は、リブ10がサイドメンバ3に接触した状態で、爪部9が孔部4周囲のサイドメンバ3の内面15に係止することで、プロテクタ2をサイドメンバ3に保持する。これにより、プロテクタ2は、ワイヤハーネス1をサイドメンバ3に保持する。
なお、サイドメンバ3に保持したプロテクタ2を取り外す際には、コネクタ6を孔部4内において挿入方向Xと交差する方向の他側(図4において上側)に移動させて嵌合溝11から孔部4の下側のサイドメンバ3の嵌合を外し、コネクタ6を孔部4から外に抜き出すことで、プロテクタ2を容易にサイドメンバ3から外すことができる。
このため、上述ワイヤハーネス1の保持構造によれば、孔部4へのコネクタ6の挿入時に、リブ10がサイドメンバ3に接触してコネクタ6がそれ以上挿入されることを防止でき、この状態から爪部9を孔部4周囲のサイドメンバ3に係止してワイヤハーネス1をサイドメンバ3に保持するため、作業性を向上させることができる。
また、ワイヤハーネス1の保持構造においては、嵌合溝11の底面12とリブ10の上面19との距離D2が、孔部4の長径の長さR1よりも大きいので、爪部9を孔部4周囲のサイドメンバ3に係止しても、リブ10がサイドメンバ3に接触してコネクタ6がそれ以上挿入されることを防止すると共に、略U字形状の嵌合溝11を支点としてコネクタ6が図4(B)における左向きに回転することを防止することができる。
このため、上述ワイヤハーネス1の保持構造によれば、プロテクタ2をサイドメンバ3に保持する際の作業性を向上させつつ、爪部9に応力が集中することを防止することができる。
さらに、ワイヤハーネス1の保持構造においては、孔部4の中心点Cで直交して、孔部4の縁5を結ぶ2本の線分L1・L2の長さD1・D2がそれぞれ異なり、孔部4が長円形状となっているため、コネクタ6が所定角度だけ軸部8の周方向に回転すると、上側ガイド部20が孔部4の側方の縁5に接触して、嵌合溝11からコネクタ6を抜き出すための孔部4内におけるコネクタ6の移動を阻止することから、コネクタ6を取り出すことができなくなる。
このため、上述ワイヤハーネス1の保持構造によれば、コネクタ6が長円形状の孔部4内において回転した場合であっても、サイドメンバ3に係止した爪部9が外れることを防止でき、プロテクタ2をサイドメンバ3に保持することができる。
このように、ワイヤハーネス1の保持方法によれば、コネクタ6が爪部9とリブ10を有しているため、リブ10がサイドメンバ3に接触してコネクタ6がそれ以上挿入されることを防止して、爪部9と孔部4周囲のサイドメンバ3とが係止してワイヤハーネス1をサイドメンバ3に保持するため、作業性を向上させることができる。
2 プロテクタ
3 サイドメンバ
4 孔部
5 縁
6 コネクタ
7 コネクタ本体
8 軸部
9 爪部
10 リブ
11 嵌合溝
12 嵌合溝11の底面
13 嵌合溝11の前方側面
14 嵌合溝11の後方側面
15 サイドメンバ3の内面
16 サイドメンバ3の外面
17 リブ10の前方側面
18 爪部9の下面
19 リブ10の上面
20 上側ガイド部
21 右側ガイド部
22 左側ガイド部
Claims (3)
- 車両に配索されるワイヤハーネスのプロテクタが、前記車両の車体または車載部材に保持されるワイヤハーネスの保持構造において、
前記車体または車載部材は、前記プロテクタが保持される孔部を有し、前記プロテクタは、前記孔部に挿入される係止部を有し、前記係止部は、前記孔部周囲の車体または車載部材に係止する爪部と、該爪部よりも後方側において上方に突出して車体または車載部材に接触するリブとを有しており、前記係止部は、挿入方向から見た前記爪部の下面と前記リブの上面との距離が前記孔部の孔径よりも大きく、かつ、前記リブの前記爪部を向く面が車体または車載部材に接触した状態で前記爪部の前記リブを向く面が前記孔部周囲の車体または車載部材に係止して前記ワイヤハーネスを保持し、
前記爪部の後方側には略U字形状に窪む嵌合溝を有し、挿入方向から見た前記嵌合溝の底面と前記リブの上面との距離が、前記孔径よりも大きいことを特徴とするワイヤハーネスの保持構造。 - 前記孔部は、該孔部の中心点で直交して、該孔部の縁を結ぶ2本の線分の長さが、それぞれ異なることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネスの保持構造。
- 前記爪部の下面と前記爪部の上面との距離が前記孔部の孔径よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスの保持構造。
Priority Applications (1)
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| JP2015178668A JP6652737B2 (ja) | 2015-09-10 | 2015-09-10 | ワイヤハーネスの保持構造及び方法 |
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| JP2015178668A JP6652737B2 (ja) | 2015-09-10 | 2015-09-10 | ワイヤハーネスの保持構造及び方法 |
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Family Applications (1)
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| JP2015178668A Active JP6652737B2 (ja) | 2015-09-10 | 2015-09-10 | ワイヤハーネスの保持構造及び方法 |
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