JP2023110141A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023110141A
JP2023110141A JP2022011386A JP2022011386A JP2023110141A JP 2023110141 A JP2023110141 A JP 2023110141A JP 2022011386 A JP2022011386 A JP 2022011386A JP 2022011386 A JP2022011386 A JP 2022011386A JP 2023110141 A JP2023110141 A JP 2023110141A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
main body
claw
cover
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022011386A
Other languages
English (en)
Inventor
千晴 影山
Chiharu Kageyama
智治 北嶋
Tomoharu Kitajima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2022011386A priority Critical patent/JP2023110141A/ja
Publication of JP2023110141A publication Critical patent/JP2023110141A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】 凸部を有するカバーを取り付け場合に、画像形成装置に配置される束線を破損させてしまう恐れがある。【解決手段】 カバーに設けられた爪部と、本体側の爪挿入用開口とのクリアランスを狭くし、ガイドするための傾斜リブを爪部に設けることによって、カバーの着脱軌跡を規制し、束線へのカバーの接触を抑制する。【選択図】 図12

Description

従来、電子写真方式の画像形成装置は、現像装置や感光体ドラム等の画像形成部を駆動するユニットと駆動ユニットを制御する駆動制御基板とを接続する束線やケーブル等が配置されている。また、装置全体のシステムを制御する制御基板や前述の駆動制御基板等の各基板間を接続する束線やケーブル等が配置されている。
特許文献1,2では、これらの制御基板に対するメンテナンス作業が容易に行えるよう、カバー近傍に配置されている。
特開2012-54871号公報 特開2002-23437号公報
昨今の画像形成装置においては、性能、機能の向上を目的に制御部品が増加する一方、装置が大型化しないように高密度に部品を配置し、かつ、各部品が複数の役割を果たせるよう形状が複雑化する傾向にある。カバーについても、従来の基板やユニット等を覆う役割以外に、エアダクトとしての役割やメンテナンス時の画像形成装置本体内への異物落下防止としての役割等複数の役割を果たすため、カバーに凸形状を設ける場合がある。
一方で、カバーに凸形状を有する場合、上述したような束線やケーブル等の近傍にカバーの凸形状が配置される場合がある。この場合、カバーを装置本体に対して取り付ける際にカバーに設けられた凸形状が束線やケーブルなどに接触し、束線が断線してしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、中間転写ベルトが定着ユニットによる熱の影響を受けることを抑制する構成において、フレームに対して引き出し可能な転写ユニットを有する構成を採用する場合に、送風ダクトの撓みを抑制することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成ユニットを有する画像形成装置であって、装置本体と、前記画像形成装置の前後方向において背面側に設けられる第1基板と、前記前後方向において前面側に設けられる本体構成部品と、前記画像形成装置の幅方向における側面であって、前記前後方向において前記第1基板と前記本体構成部品との間の位置に設けられ、前記画像形成ユニットを制御する第2基板と、前記幅方向における側面において鉛直方向において前記第2基板よりも上方に設けられ、前記第1基板と前記本体構成部品とを接続する接続線と、前記制御基板と対向する第1面と前記第1面と反対側の第2面を有し、前記装置本体に対して着脱可能なカバーと、を備え、前記カバーは、前記第1面に対して突出する爪部であって、前記装置本体に対して装着された場合に前記装置本体に設けられた開口部に挿入される爪部と、前記第1面に対して突出する凸部で合って前記装置本体に対して装着された場合に鉛直方向において前記制御基板と前記本体構成部品との間に位置する凸部と、を有し、前記爪部は、前記カバーが前記装置本体に装着された状態において前記開口部よりも鉛直方向に下方に位置する爪下側延伸部と、前記爪下側延伸部と前記第1面とを接続する傾斜リブを有し、前記第1面に対する前記爪部の突出量は、前記第1面に対する前記凸部の突出量よりも大きく、前記鉛直方向における前記爪下側延伸部の長さは、前記鉛直方向における前記爪挿入用開口の長さよりも短く、前記傾斜リブの傾斜面は、前記第1基板の板厚方向において少なくとも前記凸部の先端から前記爪下側延伸部までの間に設けられており、前記鉛直方向において、前記束線と前記凸部との間の距離は、前記開口部と前記爪部との間の距離よりも大きい、ことを特徴とする。
本発明によれば、複数の筐体を有する画像形成装置において、フィルタ交換時のメンテナンス性を向上させることができる。
実施の形態に係る画像形成装置概略の斜視図 実施の形態に係る画像形成装置概略の断面図 実施の形態に係る画像形成装置概略 実施の形態に係る画像形成装置概略の上面図 実施の形態に係るカバーの配置図 実施の形態に係る電気部品の配置図 実施の形態に係る電気部品の詳細図 実施の形態に係るカバー凸部の配置図 実施の形態に係るカバーの図 実施の形態に係るカバーと筐体の概略図 実施の形態に係るカバーと筐体の概略図 実施の形態に係るカバーと筐体の概略図 実施の形態に係るカバーと筐体の概略図 実施の形態に係るカバー爪部の図
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置等は、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施の形態を、図1~14を参照しながら詳細に説明する。尚、本実施形態では、図1に示すように、画像形成装置2に向かって手前側を前方向F、奥側(背側)を後方向B、左側を左方向L、右側を右方向R、上側を上方向U、下側を下方向Dとしている。
(画像形成システム)
図1に示すように、本実施の形態の画像形成システム1は、例えばプリンタである画像形成装置2と、画像形成装置2の幅方向においてL側に隣接して配置され、画像形成されたシートSに対して処理を行う後処理装置103を備えている。また、画像形成システム1は、画像形成装置2の幅方向においてR側に隣接して配置され、画像形成装置2へ給送する転写材Sを収容する大容量給紙装置105を備えている。
本実施形態では、画像形成装置2の一例としてタンデム型のフルカラープリンタについて説明するが、タンデム型の画像形成装置2に限られず、他の方式の画像形成装置であってもよい。また、フルカラーの画像を形成することにも限られず、モノクロやモノカラー画像を形成する画像形成装置であってもよい。
図2に示すように、画像形成装置2は、画像形成装置本体(以下、装置本体という)10を備えている。また、装置本体10は、トナー供給ユニット20と、シート給送部30と、画像形成部40と、シート搬送部50と、シート排出部60と、電装ユニット70と、操作部80とを備えている。ここで、操作部80は、画像形成装置2の前後方向において正面側に設けられ、電装ユニット70は画像形成装置2の前後方向において背面側に設けられている。
尚、記録材であるシートSは、トナー像が形成されるものであり、具体例として、普通紙、普通紙の代用品である合成樹脂製のシート、厚紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート等がある。
シート給送部30は、装置本体10の下部に配置されており、シートSを積載して収容するシートカセット31と、給送ローラ32とを備え、シートSを画像形成部40に給送するようになっている。
画像形成部40は、画像形成ユニット41と、トナーボトル42と、露光装置43と、中間転写ユニット44と、2次転写部45と、定着装置46とを備え、画像形成を行うようになっている。
画像形成ユニット41は、イエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン(c)、ブラック(k)の4色のトナー画像を形成するための4個の画像形成ユニット41y,41m,41c,41kを備えている。これらは、それぞれ装置本体10に対してユーザにより着脱可能になっている。
例えば、画像形成ユニット41yは、トナー画像を形成する感光体ドラム47yと、帯電ローラ48yと、現像スリーブ49yと、不図示のドラムクリーニングブレードと、トナー等とを備えている。
また、画像形成ユニット41yには、トナーが充填されたトナーボトル42yからトナーが供給される。また、他の画像形成ユニット41m,41c,41kについては、いずれもトナーの色が異なる他は画像形成ユニット41yと同様の構造となっているので、詳細な説明は省略する。
露光装置43yは、感光体ドラム47yの表面を露光して感光体ドラム47yの表面上に静電潜像を形成する露光手段となっている。
中間転写ユニット44は、画像形成ユニット41の下方向Dに配置されている。中間転写ユニット44は、駆動ローラ44aや1次転写ローラ44y,44m,44c,44k等の複数のローラと、これらのローラに巻き掛けられた中間転写ベルト44bとを備えている。
1次転写ローラ44y,44m,44c,44kは、中間転写ベルト44bを介して感光体ドラム47y,47m,47c,47kにそれぞれ対向して配置され、中間転写ベルト44bに当接している。そして、1次転写ローラ44y,44m,44c,44kによって中間転写ベルト44bに正極性の転写バイアスが印加されることで感光体ドラム47y,47m,47c,47kのそれぞれの負極性を持つトナー像が順次中間転写ベルト44bに多重転写される。これにより、中間転写ベルト44bに、フルカラー画像が形成されるようになっている。
2次転写部45は、2次転写内ローラ45aと、2次転写外ローラ45bとを備えている。2次転写外ローラ45bに正極性の2次転写バイアスを印加することによって、中間転写ベルト44bに形成されたフルカラー画像をシートSに転写するようになっている。
尚、2次転写内ローラ45aは中間転写ベルト44bの内側で該中間転写ベルト44bを張架しており、2次転写外ローラ45bは中間転写ベルト44bを挟んで2次転写内ローラ45aと対向する位置に設けられている。
定着装置46は、定着ローラ46a及び加圧ローラ46bを備えている。定着ローラ46aと加圧ローラ46bとの間をシートSが挟持搬送されることにより、シートSに転写されたトナー像は加圧加熱されてシートSに定着されるようになっている。
シート搬送部50は、シート給送部30から給送されたシートSを画像形成部40からシート排出部60に搬送するようになっており、2次転写前搬送経路51と、定着前搬送経路52と、排出経路53と、再搬送経路54とを備えている。
シート排出部60は、排出経路53の下流側に配置された排出ローラ対61と、装置本体10の左方向L側の側部に配設された排出口62とを備えている。排出ローラ対61は、排出経路53から搬送されるシートSをニップ部から給送し、排出口62から排出するようになっている。排出口62は、装置本体10の左方向L側に配置された後処理装置103にシートSを給送可能になっている。
図3に示すように、電装ユニット70は、制御部を含む制御基板である画像コントローラ71と、リムーバブル大容量記憶装置であるハードディスクドライブ(以下、HDDという)72とを内蔵している。尚、電装ユニット70の内部に設けられる制御基板は、第1基板の一例である。
画像コントローラ71はコンピュータにより構成され、例えばCPU73と、各部を制御するプログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM75と、外部と信号を入出力する入出力回路(I/F)76とを備えている。
HDD72は、電子データを保存するためのリムーバブルな大容量記憶装置で、主に画像処理プログラム、デジタル画像データ、デジタル画像データの付帯情報を蓄積することができる。画像形成時には、HDD72から画像データが読み出される。
CPU73は、画像形成装置2の制御全体を司るマイクロプロセッサであり、システムコントローラの主体である。CPU73は、入出力回路76を介して、シート給送部30、画像形成部40、シート搬送部50、シート排出部60、HDD72、操作部80に接続され、各部と信号をやり取りすると共に動作を制御するようになっている。また、画像コントローラ71は、装置本体10に接続された不図示のコンピュータからの指令や、操作部80の操作等により、ユーザが操作や設定を可能になっている。
次に、このように構成された画像形成装置2における画像形成動作について説明する。画像形成動作が開始されると、まず感光体ドラム47y,47m,47c,47kが回転して表面が帯電ローラ48y,48m,48c,48kにより帯電される。そして、露光装置43y,43m,43c,43kにより画像情報に基づいてレーザ光が感光体ドラム47y,47m,47c,47kに対して発光され、感光体ドラム47y,47m,47c,47kの表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像にトナーが付着することにより、現像されてトナー画像として可視化され、中間転写ベルト44bに転写される。
一方、このようなトナー像の形成動作に並行して給送ローラ32が回転し、シートカセット31の最上位のシートSを分離しながら給送する。そして、中間転写ベルト44bのトナー画像にタイミングを合わせて、2次転写前搬送経路51を介してシートSが2次転写部45に搬送される。更に、中間転写ベルト44bからシートSに画像が転写され、シートSは、定着装置46に搬送され、ここで未定着トナー像が加熱加圧されてシートSの表面に定着され、排出ローラ対61により排出口62から排出されて後処理装置103に供給される。
(カバー構成について)
本発明の第1実施形態において、図4は、画像形成システム1を上方から見た上面図である。図5、は図4のA-A断面の斜視図であり、本実施形態のカバー101の配置位置を示している。
図5に示すように、本実施形態のカバー101は画像形成ユニットを囲う筐体の左側面上側に設けられ、図1のバッファー扉104よりも内側に配置される。
また、図2に示すように、カバー101の内部には一次転写高圧基板102が配置されている。カバー101は、作業者がバッファー扉104を開放し、紙詰まりの処理やメンテナンスをする際等に、一次転写高圧基板102に触れることの無いよう、一次転写高圧基板102を覆う役割を果たす。一次転写高圧基板102は一次転写バイアスを一次転写ローラ44y,44m,44c,44kに印加する役割を果たす。尚、一次転写高圧基板102は、画像形成装置の幅方向における側面であって、前後方向において電装ユニット70と電源スイッチ114との間の位置に設けられ、画像形成ユニットとして一時転写ローラを制御する第2基板の一例である。
図6にカバー101を外した状態の図A-A断面の斜視図を示し、図7にA-A断面の一次転写高圧基板102周りの拡大図を示す。
一次転写高圧基板102は、電装ユニット束線107により電装ユニット70と接続され、通電可能になっている。また、一次転写高圧基板102と一次転写ローラの接点とは次転写ローラ接続束線106によって接続される。
図7に示すように、一次転写高圧基板102上の下側に電装ユニット用コネクタ109が配置され、電装ユニット束線107が接続される。電装ユニット束線107は一次転写高圧基板102の下側に設けられた電装ユニット束線用ホルダ112に取り付けられ、電装ユニット70の接続用コネクタ113に接続される。
一次転写高圧基板102上の上側には一次転写ローラ用コネクタ108が複数設けられ、一次転写ローラ接続束線106が接続される。一次転写ローラ接続束線106は一次転写高圧基板102上側の装置本体10に設けられた複数の一次転写ローラ接続束線用クランプ110と筐体に設けられた一次転写ローラ接続束線用エッジクランプ111を通過し、一次転写ローラの接点と接続される。
図7に示すように、一次転写ローラ接続束線106および一次転写ローラ接続束線用クランプ110の上側には、電源スイッチ用束線115と電源スイッチ束線用クランプ116が設けられている。電源スイッチ用束線115は、図1及び図4に示される電源スイッチ114と電装ユニット70を接続する束線である。また、電源スイッチ束線用クランプ116は図1および図4に示されるカードリーダ117等のオプション使用時、オプション用束線の通過にも使用される。尚、電源スイッチ114及びカードリーダ117は、画像形成装置2の前後方向において前面側に設けられる本体構成部品の一例である。また、電源スイッチ用束線115は、画像形成装置2の幅方向における側面であって、鉛直方向において一次転写高圧基板102よりも上方に設けられ、電装ユニット70と電源スイッチ114とを接続する接続線の一例である。
オプション用束線を電源スイッチ束線用クランプ116に追加する際は、まず、画像形成装置上面に配置される上カバー118を取外す。そして、電源スイッチ束線用クランプ116へオプション用束線を追加して通し、カードリーダ117等のオプションユニットと電装ユニット70とを接続する。カードリーダ117は、ユーザ認証を行うための認証ユニットの一例である。
図8は図4のB-B断面の斜視図であり、カバー101を取り付けた状態の凸部119の位置を示した図である。図8に示すように、電源スイッチ束線用クランプ116の下側にはカバー101に設けられた凸部119が配置されている。そのため、上カバー118を取外し、オプション用束線を電源スイッチ束線用クランプ116に追加して通す作業の際に、作業者がビスやクリップ、ペン等を落とした場合に落下物が本体内に侵入することを防止する役割を果たす。
尚、凸部119は、カバー101の第1面101aに対して突出する凸部であって装置本体10に対して装着された場合に鉛直方向において一次転写高圧基板102と電源スイッチ用束線115との間に位置する凸部である。
また、凸部119はエアダクトとしての役割も果たしており、一次転写高圧基板102の配置空間とカバー外側との空間を分離し、本体内における熱の授受を遮断する役割も果たしている。
このように、一次転写ローラ接続束線106と電源スイッチ用束線115の間に凸部119が配置される構成の場合、カバー101装着時に凸部119が一次転写ローラ接続束線106、電源スイッチ用束線115に接触する恐れがある。凸部119が各束線に接触した状態でカバー101を取り付けようと本体に対してカバー101を押し込んだ場合、束線が傷つき断線し破損する恐れがある。
また、凸部119が一次転写ローラ接続束線用クランプ110、電源スイッチ用クランプ116のクランプ開閉部と接触し、一次転写ローラ接続束線用クランプ110、電源スイッチ用クランプ116が開いてしまう恐れもある。束線がクランプから外れた場合、一次転写ローラ接続束線106、電源スイッチ用束線115がばらばらになってしまう。その際に、凸部119や、その他部品を取り付けた際に束線と接触してしまい、一次転写ローラ接続束線106、電源スイッチ用束線115が傷つき断線する恐れがある。
そこで、本実施形態では、カバー101を取り付ける際に、一次転写ローラ接続束線106、電源スイッチ用束線115へ凸部119が接触することを回避するため、カバー101の着脱時の軌跡を規制する構成を設けた。
図9に示すようにカバー101は取り付け作業時に、筐体120に対して仮保持が可能な爪122を有する。図6、図7に示されるように筐体120にはカバー101の爪を挿入するための爪挿入用開口部121が配置される。カバー101取り付け時、爪122を筐体120に設けられた開口部121に挿入される。
ここで、カバー101において凸部119や爪部122が設けられている面が、一次転写高圧基板102と対向する第1面101aであり、この第一面と反対側の面が第2面101bである。そして、爪部122は、第1面101aに対して突出する爪部であって、カバー101が装置本体10に対して装着された場合に装置本体に設けられた開口部121に挿入される爪部である。
また、爪122は、図10に示すように、重力方向に延伸する爪下側延伸部123を有している。これにより、カバー101装着時、図11に示されるように爪挿入用開口部121をカバー101の爪下側延伸部123が通過すると、爪挿入用開口部121に爪122がひっかかり、カバー101が仮保持可能な状態となる。図11に示される爪挿入用開口部121を爪下側延伸部123が通過した直後、爪のひっかけが有効になり仮保持可能となった位置、図11を「セット位置」とし、図13に示されるカバー101が完全に筐体120へ取り付けられた位置を「取り付け位置」とする。
図10に示すように、爪122は重力方向と反対方向に延伸する爪上側延伸部124を有し、上側延伸部124は傾斜形状部125を有する。
尚、爪下側延伸部123は、カバー101が装置本体10に装着された状態において開口部121よりも鉛直方向下方に位置する。爪上側延伸部124は、カバー101の第1面101aと爪下側延伸部123とを接続する傾斜リブの一例であり、傾斜形状部125は、カバー101を装置本体10に取り付ける際にカバー101の移動をガイドする傾斜面の一例である。
また、爪122は、一次転写高圧基板102の板厚方向(カバーの装着方向)における突出量が、同方向における凸部119の突出量よりも大きくなっている。そして、鉛直方向における爪下側延伸部123の長さは、同方向における開口部121の長さよりも短くなっている。
また、爪上側延伸部124の傾斜形状部125は、一次転写高圧基板102の板厚方向(カバーの装着方向)において少なくとも凸部119の先端から爪下側延伸部123の先端までの間に設けられている。
そして、図12に示すように、重力方向から見て、凸部119と電源スイッチ用束線115もしくは電源スイッチ用クランプ116のいずれかが重複する領域にカバー101が移動した時にそれぞれの距離の関係が次のようになる。電源スイッチ用束線115もしくは電源スイッチ用クランプ116と凸部119間の鉛直方向における距離d1が、爪挿入用開口上面128と爪上側延伸部傾斜形状部125間の鉛直方向における距離eより長い位置関係となる。
また、凸部119と一次転写ローラ接続束線106もしくは一次転写ローラ接続束線用クランプ110のいずれかが重複する領域にカバー101が移動した場合、それぞれの位置関係は次のようになる。一次転写ローラ接続束線106もしくは一次転写ローラ接続束線用クランプ110と凸部119間の鉛直方向における距離f1が、爪挿入用開口下面127と爪部下側面126間の鉛直方向における距離g1より長い位置関係となっている。
また、図13に示される取り付け位置において、鉛直方向における電源スイッチ用束線115もしくは電源スイッチ用クランプ116と、凸部119間の距離d2が爪挿入用開口上面128と爪上側延伸部124間の距離bより長い位置関係とする。また、一次転写ローラ接続束線106もしくは一次転写ローラ接続束線用クランプ110と凸部119間の鉛直方向における距離f2が、爪挿入用開口下面127と爪部下側面126間の鉛直方向における距離g2より長い位置関係とする。
このように、図11~13に示すように、爪122を爪挿入用開口部121に挿入するに従い、爪挿入用開口部121と爪122のクリアランスを狭くすることによって、カバー101を上下方向に規制する。これにより、凸部119を電源スイッチ用束線115と電源スイッチ束線用クランプ116、および、一次転写ローラ接続束線106と一次転写ローラ接続束線用クランプ110と接触させることなく、カバー101の取り付けが可能となる。
本実施形態の傾斜形状部125はカバー101取り付け時の作業性を良くするため配置しているが、無くてもよい。また、図11のセット位置での爪挿入用開口上面128と爪挿入用開口上面128に対向する爪122の面との間の距離aは、図13の取り付け位置での爪挿入用開口上面128と爪挿入用開口上面128に対向する爪上側延伸部124との間の距離bよりも長い。尚、距離aは、爪部122の下側の面126に爪挿入用開口下面127を接触させた際の爪挿入用開口上面128と爪挿入用開口上面128に対向する爪122の面との間の距離である。これにより、セット位置よりも取り付け位置に近い位置におけるカバー101の上下方向位置をより厳しく規制することができる。また、カバー101を取り付ける際に、これらの一次転写ローラ接続束線106、電源スイッチ用束線115、一次転写ローラ接続束線用クランプ110、および電源スイッチ用クランプ116のクランプ開閉部へ凸部119が接触することを回避してもよい。
図13の取り付け位置での爪挿入用開口上面128と爪挿入用開口上面128に対向する爪上側延伸部124の面間の距離bは筐体120やカバー101等の各部品の公差と作業性を鑑み、1.5mm以下とすることが望ましい。また、カバー101の取り付け時の作業性を良くするため、爪122の挿入方向長さを長くしても良く、爪挿入用開口部121から爪122先端までの距離c(図12)が5mm以上とすることが望ましい。さらには、図14に示すように、爪下側延伸部123の先端に爪下側延伸部延長領域129を設けて、爪挿入用開口部121への爪122挿入時のガイドの役割を果たす構成としても良い。カバー101が取り付け位置となった後、カバー101を画像形成装置本体とビス締結することにより、カバー101の取り付けが完了する。カバーの最終的な位置は、ビス勘合により決める構成としても良いし、別箇所に勘合用の凹部と凸部を設けても良い。
1 画像形成システム
2 画像形成装置
10 装置本体
40 画像形成部
70 電装ユニット
80 操作部
101 カバー
102 一次転写高圧基板
103 後処理装置
104 バッファー扉
105 給紙装置
106 一次転写ローラ接続束線
107 電装ユニット束線
108 一次転写ローラ用コネクタ
109 電装ユニット用コネクタ
110 一次転写ローラ接続束線用クランプ
111 一次転写ローラ接続束線用エッジクランプ
112 電装ユニット束線用ホルダ
113 電装ユニットとの接続用コネクタ
114 電源スイッチ
115 電源スイッチ用束線
116 電源スイッチ束線用クランプ、オプション束線用クランプ
117 カードリーダー
118 上カバー
119 凸部
120 筐体
121 開口部
122 爪
123 爪下側延伸部
124 爪上側延伸部
125 爪上側延伸部傾斜形状部
126 爪部下側面
127 爪挿入用開口下面
128 爪挿入用開口上面
129 爪下側延伸部延長領域

Claims (7)

  1. シートに画像を形成する画像形成ユニットを有する画像形成装置であって、
    装置本体と、
    前記画像形成装置の前後方向において背面側に設けられる第1基板と、
    前記前後方向において前面側に設けられる本体構成部品と、
    前記画像形成装置の幅方向における側面であって、前記前後方向において前記第1基板と前記本体構成部品との間の位置に設けられ、前記画像形成ユニットを制御する第2基板と、
    前記幅方向における側面において鉛直方向において前記第2基板よりも上方に設けられ、前記第1基板と前記本体構成部品とを接続する接続線と、
    前記制御基板と対向する第1面と前記第1面と反対側の第2面を有し、前記装置本体に対して着脱可能なカバーと、を備え、
    前記カバーは、前記第1面に対して突出する爪部であって、前記装置本体に対して装着された場合に前記装置本体に設けられた開口部に挿入される爪部と、前記第1面に対して突出する凸部で合って前記装置本体に対して装着された場合に鉛直方向において前記制御基板と前記本体構成部品との間に位置する凸部と、を有し、
    前記爪部は、前記カバーが前記装置本体に装着された状態において前記開口部よりも鉛直方向に下方に位置する爪下側延伸部と、前記爪下側延伸部と前記第1面とを接続する傾斜リブを有し、
    前記第1面に対する前記爪部の突出量は、前記第1面に対する前記凸部の突出量よりも大きく、
    前記鉛直方向における前記爪下側延伸部の長さは、前記鉛直方向における前記爪挿入用開口の長さよりも短く、
    前記傾斜リブの傾斜面は、前記第1基板の板厚方向において少なくとも前記凸部の先端から前記爪下側延伸部までの間に設けられており、
    前記鉛直方向において、前記束線と前記凸部との間の距離は、前記開口部と前記爪部との間の距離よりも大きい、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カバーを前記装置本体に装着した状態において、前記鉛直方向における前記傾斜リブと前記開口部との間の距離が1.5mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カバーを前記装置本体に装着した状態において、前記開口部から前記爪部の先端までの距離が5mm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記爪部は、前記爪下側延伸部の先端からさらに前記基板の板厚方向に延びる延伸部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. トナー像が形成される感光体と、
    前記感光体に形成されたトナー像が転写される転写ベルトと、
    前記転写ベルトを介して前記感光体と対向する一次転写ローラと、をさらに備え、
    前記第2基板は、一次転写バイアスを前記一次転写ローラへ印加する制御基板である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記本体構成部品は、前記画像形成装置の電源を切り替える電源スイッチである、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体構成部品は、ユーザ認証を行うための認証ユニットである、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2022011386A 2022-01-28 2022-01-28 画像形成装置 Pending JP2023110141A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022011386A JP2023110141A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022011386A JP2023110141A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023110141A true JP2023110141A (ja) 2023-08-09

Family

ID=87546328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022011386A Pending JP2023110141A (ja) 2022-01-28 2022-01-28 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023110141A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8112011B2 (en) Image forming apparatus
US10291803B2 (en) Image forming apparatus
JP6482219B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
US9876927B2 (en) Image forming apparatus having a guide member for regulating approaching of two cables
US20060204301A1 (en) Image forming apparatus
CN113050398A (zh) 成像设备
JP5954618B2 (ja) 電装基板の取り付け構造および画像形成装置。
US10908550B2 (en) Image forming apparatus
JP2023110141A (ja) 画像形成装置
US9420131B2 (en) Image forming apparatus having electrical unit projecting from top surface
JP2017007269A (ja) 画像形成装置
US12032320B2 (en) Image forming apparatus with particularity arranged electric boards
US20170285550A1 (en) Image forming system
US11609532B2 (en) Image forming apparatus including restricting portion for restricting displacement of drawer in direction crossing moving direction of drawer
JP5532428B2 (ja) フラットケーブル案内部材及び画像形成装置
US9170551B2 (en) Electronic apparatus having pivotable support member for supporting electric circuit board
US10602010B2 (en) Image forming apparatus
US20230266704A1 (en) Image forming apparatus
US20230315012A1 (en) Duct unit and image forming apparatus
JP2023141701A (ja) 画像形成装置
JP2023111165A (ja) 画像形成装置
JP2022071916A (ja) 画像形成システム
JP2023146737A (ja) 画像形成装置
JP2023144457A (ja) 画像形成装置
JP6415237B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20231213