JP6652339B2 - 空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法および空調制御プログラム - Google Patents
空調制御装置、空調制御システム、空調制御方法および空調制御プログラム Download PDFInfo
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Description
図1は、第1の実施形態の空調制御装置20を含む空調制御システム1の構成図を示す図である。空調制御システム1は、適切な温度に維持するように対象空間4を制御する。対象空間4は、例えばビルや、店舗、オフィス等である。空調制御システム1は、空調機10aから10fと、空調制御装置20aから20fとを備える。空調制御装置20aから20fは、それぞれ空調機10aから10fのうち共通する文字(aからf)を付した空調機を制御する。以下、空調機10aから10fを区別しない場合は空調機10といい、空調制御装置20aから20fを区別しない場合は空調制御装置20という。
次に、算出部26の負荷推定部28は、現在の時刻からNステップ先までの各空調エリア(i=1からi=6)の空調負荷di(k)(k=1からk=N)を推定する(ステップS102)。空調負荷の推定は、各空調エリアの消費電力の過去の実績値や、空調負荷ピーク値などから推定する。負荷推定部28は、例えば記憶部25に記憶された所定時刻における空調エリアの消費電力を参照し、空調負荷を推定する。
[参考文献1]
畑中健志、藤田政之「システム科学技術のための分散協調最適化とポテンシャルゲーム」、計測と制御 第51巻1号、2012年
(7)式は、空調エリアiと隣接する空調エリアのみに係るパラメータしか含まないため、各空調機器10の空調制御装置20において、u#i(k+1)を算出することができる。
以下、第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態との共通する機能等についての説明は省略する。第2の実施形態は、制御設定値の算出手法が第1の実施形態と異なる。
次に、算出部26は、ステップS200で取得された設定値を用いて、供給熱量を算出する(ステップS202)。具体的には、算出部26は、空調エリア(i1からi6)の動特性を考慮して、計測部16から取得した空調機10が設置された部屋(所定の空間)温度Ti(t)が、入力部22から入力された空調機10の設定温度Ti sに一致するように、次の(9)式に示す空調エリアの温度の設定温度からの誤差の二乗和で表された目的関数を最小化する供給熱量Si(t)を算出する。
以下、第3の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態との共通する機能等についての説明は省略する。第3の実施形態は、制御設定値の算出手法が第1の実施形態と異なる。
まず、算出部26は、通信部24を介して隣接する空調エリアの空調機10から設定値を取得する(ステップS100)。
次に、算出部26の負荷推定部28が、対象となる空調エリアの空調負荷Diおよび隣接する空調エリアに流出する熱負荷Fijを算出する(ステップS102)。算出部26の負荷推定部28は、例えば空調負荷Diおよび熱負荷Fijを、計測部により計測された当該空調機10の還気温度(吸込み温度)Tiと、入力部22から入力された空調エリアに対する設定温度Ti sと、通信部24から取得した隣接する空調エリアに設置された空調機10の還気温度Tjを用いて、次の(19)、(20)式のように算出する。
図8は、第3の実施形態の空調制御装置20が実行する処理の概念図である。図8において、例えば空調エリア5(i=5)の空調機10の制御について考えると、空調負荷D5=c5(T5−T5 s)、空調エリア2、空調エリア4、空調エリア6へ流出する熱負荷は、それぞれ、F52=α5(T5−T2)、F54=α54(T5−T4)、F56=α56(T5−T6)である。
分散協調制御理論によると、この問題は、次式のような合意勾配アルゴリズムにより解Siを更新することにより、fの最小化解に収束させることができる。
以下、第1の実施形態および第2の実施形態の変形例について説明する。ここでは、第1の実施形態および第2の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態および第2の実施形態との共通する機能等についての説明は省略する。第1の実施形態および第2の実施形態では、空調エリアに空調機10を1台設置しているものとしたが、変形例では空調エリアに複数の空調機10を備える。
Claims (10)
- 所定の空間が複数の領域に分割された領域のうち第1の領域内の状態と前記所定の空間の温度とを示す領域状態情報を取得する領域状態情報取得部と、
前記所定の空間の温度の設定温度からの誤差の二乗和で表される目的関数を最小化するように、前記領域状態情報が示す前記所定の空間の温度に基づいて算出される前記分割された領域間の熱の移動を表す流出熱量と、前記第1の領域を制御対象とする第1の空調機器に与えられる前記第1の領域に設定された設定温度と、前記第1の領域に隣接する第2の領域を制御対象とする第2の空調機器に与えられる前記第2の領域に設定された設定温度とに基づいて、前記第1の領域を制御対象とする第1の空調機器が供給する供給熱量を算出し、前記供給熱量に基づいて前記第1の領域に設定された設定温度を補正する補正部と、
を備える空調制御装置。 - 前記補正部は、前記第2の領域内の状態を示す領域状態情報を更に加味して、前記第1の領域に設定された設定温度を補正する、
請求項1記載の空調制御装置。 - 前記領域状態情報は、前記第1の空調機器により出力される風量、風向、および空調機器の還気温度のうちいずれか1つ以上の情報である、
請求項1または請求項2記載の空調制御装置。 - 前記第1の空調機器の制御対象である第1の領域の空調負荷と、前記第1の領域に隣接する前記第2の領域から前記第1の領域に流出入する熱負荷とを推定する負荷推定部を更に備える、
請求項1から3のうちいずれか一項記載の空調制御装置。 - 前記負荷推定部は、前記第1の空調機器の還気温度と、前記第1の領域に設定された設定温度との差に基づいて前記第1の領域の空調負荷を推定し、前記第1の空調機器の還気温度と、前記第2の空調機器の還気温度との差に基づいて前記第2の領域から流出入する熱負荷を推定する、
請求項4記載の空調制御装置。 - 前記第1の領域の空調負荷を推定する負荷推定部を、更に備え、
前記補正部は、前記負荷推定部により推定された空調負荷と供給熱量との誤差と、前記第1の空調機器および前記第2の空調機器を含む空間における領域を制御対象とする空調機器が供給する供給熱量の合計と、の双方を小さくするように前記第1の領域に設定された設定温度を補正する、
請求項1から5のうちいずれか一項記載の空調制御装置。 - 前記補正部は、隣接する前記分割された領域間の移動熱量が小さくなるように前記第1の領域に設定された設定温度を更に補正する、
請求項6記載の空調制御装置。 - 請求項1から7のうちいずれか一項記載の空調制御装置を複数備え、
前記空調制御装置の補正部は、所定の空間が複数の領域に分割された各領域を制御対象とする空調機器ごとに設置され、自己が制御対象とする領域の空調機器を前記第1の空調機器とし、自己が制御対象とせず自己が制御対象とする領域に隣接するいずれか一つの領域の空調機器を前記第2の空調機器とした制御を行って前記第1の領域に設定された設定温度を補正する、
空調制御システム。 - 所定の空間が複数の領域に分割された領域のうち第1の領域内の状態と前記所定の空間の温度とを示す領域状態情報を取得する領域状態情報取得ステップと、
前記所定の空間の温度の設定温度からの誤差の二乗和で表される目的関数を最小化するように、前記領域状態情報が示す前記所定の空間の温度に基づいて算出される前記分割された領域間の熱の移動を表す流出熱量と、前記第1の領域を制御対象とする第1の空調機器に与えられる前記第1の領域に設定された設定温度と、前記第1の領域に隣接する第2の領域を制御対象とする第2の空調機器に与えられる前記第2の領域に設定された設定温度とに基づいて、前記第1の領域を制御対象とする第1の空調機器が供給する供給熱量を算出し、前記供給熱量に基づいて前記第1の領域に設定された設定温度を補正するステップと、
を備える空調制御方法。 - 空調制御装置のコンピュータに、
所定の空間が複数の領域に分割された領域のうち第1の領域内の状態と前記所定の空間の温度とを示す領域状態情報を取得する領域状態情報取得ステップと、
前記所定の空間の温度の設定温度からの誤差の二乗和で表される目的関数を最小化するように、前記領域状態情報が示す前記所定の空間の温度に基づいて算出される前記分割された領域間の熱の移動を表す流出熱量と、前記第1の領域を制御対象とする第1の空調機器に与えられる前記第1の領域に設定された設定温度と、前記第1の領域に隣接する第2の領域を制御対象とする第2の空調機器に与えられる前記第2の領域に設定された設定温度とに基づいて、前記第1の領域を制御対象とする第1の空調機器が供給する供給熱量を算出し、前記供給熱量に基づいて前記第1の領域に設定された設定温度を補正するステップと、
を実行させるための空調制御プログラム。
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