JP2018071805A - 空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラム - Google Patents

空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラム Download PDF

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裕一 花田
Yuichi Hanada
裕一 花田
木村 浩二
Koji Kimura
浩二 木村
朝妻 智裕
Tomohiro Asazuma
智裕 朝妻
慎悟 田丸
Shingo Tamaru
慎悟 田丸
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Abstract

【課題】 複数の冷却塔と複数の冷凍機が共通の系統に接続された熱源系統においても、冷却塔の冷却水の省エネ設定温度と冷凍機の冷水の省エネ設定温度とを簡易に計算できるようにすること。【解決手段】 実施形態によれば、空調制御装置は、取得部と、演算部とを具備する。取得部は、建物内部に係わる内的環境情報と、建物外部に係わる外的環境情報とを取得する。演算部は、内的環境情報と外的環境情報とに基づいて、複数の熱源機の第1の冷媒の省エネ設定温度と、複数の熱交換機の第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する。そして演算部は、複数の熱源機を含む系を1つの熱源機と仮想化し、複数の熱交換機を含む系を1つの熱交換機と仮想化して第1の冷媒の省エネ設定温度と第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する。【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、ビルや工場、ショッピングモールなどに好適に利用可能な空調制御技術に関する。
空調システムの熱源機は、熱媒体(温水または冷水)を生成する。熱媒体の温度を制御することで、空気を加熱したり、冷却したりすることができる。熱源系統全体での省エネ性能を高めるために、熱源機の熱媒体を冷却する冷却塔が設けられることもある。以下では熱源機として、冷水を生成する冷凍機(Chiller)を採りあげる。
旧来の空調システムは、冷却塔の冷却水温度、冷凍機の冷水温度のいずれも固定した値で運用されていた。しかし近年では、それぞれ最適な温度設定値を計算することで省エネ性能をさらに高めようとする技術が提案されている。
有力な空調制御技術としてモデルベース空調制御技術が知られている。モデルベース空調制御は、熱源・空調システム全体のエネルギー特性をモデル化し、そのモデルに基づいて居室者の快適性を維持しながら消費エネルギーを削減するように熱源設備と空調設備の温度設定値を決定する。
田丸 慎悟、朝妻 智裕著、「ビルの省エネ効果検証」、東芝レビュー Vol.70 No.2(2015)、p22〜26
1台の冷却塔が1台の冷凍機に接続される形態の熱源系統であれば、冷却塔の冷却水の省エネ設定温度、冷凍機の冷水の省エネ設定温度を比較的簡易に計算することができる。しかし複数の冷却塔と複数の冷凍機とが共通の系統に並列接続される形態の熱源系統については、モデルベース空調制御技術のもとで各省エネ設定温度を計算することが格段に難しくなる。冷凍機の冷水で空気を冷やすために必要になる熱量(必要熱量)は、送風先の居室の熱負荷や室内温度、室内湿度などの様々な要因により時々刻々と変化するからである。
熱源系統の省エネ制御では、この必要熱量を演算し、冷却塔と冷凍機の消費エネルギーの合計が最も低くなる冷却水設定温度と冷水設定温度との組み合わせを算出する。複数の冷却塔と複数の冷凍機が同系統に接続されている熱源系統では、冷却塔と冷凍機との組み合わせのパターンの数に応じた演算が必要になり、組み合わせの数が指数関数的に増えることから計算にかかる負荷が非常に高くなる。計算機リソースを削減したり、制御の応答性を高めるためにも、より簡便な手法で省エネ設定温度を計算できる技術が要望されている。
目的は、複数の冷却塔と複数の冷凍機が共通の系統に接続された熱源系統においても、冷却塔の冷却水の省エネ設定温度と冷凍機の冷水の省エネ設定温度とを簡易に計算することの可能な空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラムを提供することにある。
実施形態によれば、空調制御装置は、例えば、建物に設置される複数の空調機と、第1の冷媒を用いて複数の空調機から熱を回収する複数の熱源機と、共通の流路を循環する第2の冷媒を用いて複数の熱源機から回収した熱を対気中に放射する複数の熱交換機とを備える空調システムを対象とする。この空調制御装置は、取得部と、演算部とを具備する。取得部は、建物内部に係わる内的環境情報と、建物外部に係わる外的環境情報とを取得する。演算部は、内的環境情報と外的環境情報とに基づいて、第1の冷媒の省エネ設定温度と第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する。そして演算部は、複数の熱源機を含む系を1つの熱源機と仮想化し、複数の熱交換機を含む系を1つの熱交換機と仮想化して第1の冷媒の省エネ設定温度と第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する。
図1は、実施形態に係わる空調システムの一例を示す図である。 図2は、図1に示されるECS10の一例を示す機能ブロック図である。 図3は、ECS10による処理手順の一例を示すフローチャートである。 図4は、冷却塔T1〜Tnおよび冷凍機71〜7nを含む熱源系統の一例を示す図である。 図5は、図4に示される冷却塔T1〜Tnおよび冷凍機71〜7nをそれぞれ1台に仮想化した状態を示す模式図である。
図1は、実施形態に係わる空調システムの一例を示す図である。このシステムは、いわゆるスマートBEMS(Building Energy Managemant System)と称して知られるシステムの一形態である。
図1に示される空調システムは、エネルギーコントロールシステム(ECS)10、ヒューマンインタフェースステーション(HIS)20、グローバルコントロールサーバ(GCS)30、31、ローカルコントロールサーバ(LCS)40、ビルコントローラ(B−BC)50を備える。ECS10、HIS20、GCS30,31、LCS40、B−BC50は建物(ビルディング)内のLocal Area Network(LAN)100に接続される。LAN100の上位プロトコルとしてはBACnet(登録商標)が代表的である。このほか画像センサ110などがゲートウェイ(GW)120を介してLAN100に接続されても良い。
B−BC50は、ビルマルチエアコン90に備わる各種の機器(被監視装置)を監視制御する。LCS40は、ダイレクト・ディジタル・コントローラ(DDC)60に接続される。DDC60は、冷凍機70や外気処理空調機(外調機)80などの被監視装置に接続される。このほか冷却塔、照明機器、動力機器などがDDC60に接続されても良い。これらの被監視装置はノードと総称される。
外調機80はそれぞれ建物内の空調エリアに設置され、外気を取り入れてその温度、湿度を調整したのちエリア内に送風する。温度、湿度の設定に際してはPMV(Predicted Mean Vote)などの指標を用いることができる。
冷凍機70は、外調機80との間で冷水を循環させて外調機から熱を回収する。冷凍機70の熱は冷却塔との間で循環する冷却水により回収され、大気中に放射される。つまり実施形態において熱源機としての冷凍機70は水冷型であり、熱交換機としての冷却塔は空冷型である。冷凍機70は、複数の外調機80に接続されることができる。また、複数の冷凍機70が共通の冷却水の流路を介して複数の冷却塔に接続される。冷凍機70および冷却塔の数は建物の仕様に応じて任意に決めることができるし、そのときの環境(温度、湿度、露点温度あるいは季節など)に応じて稼働数も変化する。
DDC60は配下のノードから監視対象に係わる各種のデータを取得し、LCS40に転送する。LCS40は、DDC60から送信されたデータを一時的に蓄積し、要求に応じて上位装置(ECS10、HIS20など)に転送する。
GCS30、GCS31は互いの冗長系として機能し、例えばGCS30がプライマリ系(P)、GCS31がセカンダリ系(S)である。GCS30,31は、建物内のメータ値のデータをHIS20から定期的に(例えば一日一回の頻度で)収集し、蓄積する。またGCS30,31は、LCS40やHIS20から取得したデータに基づいて建物の空調や照明などを制御する。
HIS20は、Graphical User Interface(GUI)環境を提供し、ユーザによるデータの入力や設定の変更などを受け付ける。またHIS20は、LCS40、GCS30,31からメータのカウント値などを取得し、取得したデータを保存する。さらにHIS20は、LCS40から通知されるデータを受け建物監視システムを上位レベルで監視制御したり、オペレータに各種の情報を提供したりする。
ECS10は、空調システムを、主に消費エネルギーの最適化の観点から制御する。ECS10は、HIS20、LCS40、GCS30,31から取得した各種のデータに基づいて、モデルベース空調制御技術により、建物全体でのエネルギー消費の最適化や快適性の制御などを実施する。例えばECS10は、LCS40から取得した外気温度、室内温度あるいは湿度などのデータに基づいて、冷却塔の冷却水の省エネ設定温度、および冷凍機の冷水の省エネ設定温度を算出する。算出された値はLCS40に通知され、DDC60を介して配下のノードに設定される。
図2は、図1に示されるECS10の一例を示す機能ブロック図である。ECS10は、例えばCPU(Central Processing Unit)などのプロセッサおよびメモリを備えるコンピュータとして実現される。ECS10は、環境情報取得部11、記憶部12、演算部13、制御入出力部14、および稼働数検知部15を備える。すなわちECS10は情報処理装置(計算機)としての機能を備え、制御処理に関する各種のプログラムを記憶部12から読み出す。
環境情報取得部11、記憶部12、演算部13、制御入出力部14、および稼働数検知部15は、CPUがプログラムを実行することによって実現される。環境情報取得部11、記憶部12、演算部13、制御入出力部14、および稼働数検知部15の全て、あるいは一部はASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアに、ハードウェア記述言語を用いて実装されることもできる。
プログラムはコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されることができる。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置である。プログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
環境情報取得部11は、温度センサ、湿度計などのセンサS1、…、Sqから建物の内部の環境情報(内的環境情報)を取得する。内的環境情報は、例えば空調エリアの室内温度、室内湿度、外調機の出口温度、あるいは熱負荷などの情報を含むことができる。また環境情報取得部11は、建物の外部の環境情報(外的環境情報)を取得する。内的環境情報は、例えば外気温度、外気湿度、外調機の取入口温度あるいは外光照度などの情報を含むことができる。
演算部13は、内的環境情報と外的環境情報とに基づいて、冷却塔の冷水温度の省エネ設定温度と、冷凍機の冷却水温度の省エネ設定温度とを計算する。演算部13は、その処理機能として環境情報演算部13a、熱源制御演算部13bを備える。
記憶部12は、ECS10の機能を実現するためのプログラムを記憶する。例えば記憶部12は、コンピュータとしてのECS10に、内的環境情報および外的環境情報を取得させるための命令と、冷却塔の冷却水の省エネ設定温度と冷凍機の冷水の省エネ設定温度とを計算させるための命令とを含むプログラムを記憶する。
また記憶部12は、環境情報データベース(DB)12a、演算データベース12b、制御入出力データベース12cを記憶する。
環境情報データベース12aは、環境情報取得部11により取得された各種の環境情報を記録する。記録された環境情報は演算部13の環境情報演算部13aに渡される。環境情報演算部13aは、環境情報からモデルベース空調演算に必要となるパラメータを算出して演算データベース12bに記録する。演算データベース12bに記録されたパラメータは、演算部13の熱源制御演算部13bに渡される。
熱源制御演算部13bは、環境情報に基づくパラメータから冷却塔、冷凍機などの熱源を制御するために必要な制御データをモデルベース空調演算に基づいて算出する。これにより、複数の冷却塔T1〜Tnの冷却水の省エネ設定温度と、複数の冷凍機71〜7nの冷水の省エネ設定温度とが計算される。計算されたこれらの設定温度を含む制御データは制御入出力データベース12cに記憶されるとともに、制御入出力部14に渡される。
制御入出力部14は、制御データを複数のDDC61〜6pに伝送する。これを受けたDDC61は、配下の冷却塔T1〜Tnの冷水温度を、上記計算された省エネ設定温度に近づけるべく制御する。また、DDC61,DDC6pは、それぞれ配下の冷凍機71,7nの冷却水温度を上記計算された省エネ設定温度に近づけるべく制御する。
環境情報データベース12a、演算データベース12b、および制御入出力データベース12cは、総体として演算データベースを構成する。実施形態に係わる演算データベースは、内的環境情報と、外的環境情報と、冷水および冷却水の各省エネ設定温度との関係を建物の消費エネルギーモデルに基づいてマッピングしたデータベースである。
稼働数検知部15は、LCS40から取得した情報に基づいて、冷却塔T1〜Tnの稼働数、冷凍機C1〜Cnの稼働数のうち少なくともいずれかを、例えば定期的に検知する。もちろん、双方の稼働数をリアルタイムでモニタするようにしても良い。次に、上記構成における作用を説明する。
図3は、ECS10による処理手順を示すフローチャートである。図4は、実施形態において想定する、冷却塔T1〜Tnおよび冷凍機71〜7nを含む熱源系統の一例を示す図である。図4に示されるように、複数の冷却塔T1〜Tnおよび冷凍機71〜7nは共通の流路を介して接続されて、いわば同じ系統に属する。この流路を介して冷却水が循環することにより、冷凍機71〜7nの熱が冷却塔T1〜Tn側に回収される。
図3において処理が開始されると、ECS10は内的環境情報と、外的環境情報とをそれぞれ取得する(ステップS1,S2)。そうするとECS10は、冷凍機71、71、…7nが各々対象とする空調エリアを冷却するために必要な熱量Qi(1≦i≦n)を算出する(ステップS3〜S5のループ)。全ての冷凍機についての必要熱量が計算されると、ECS10はその総和を求める(ステップS6)。
次にECS10は、モデルベース空調制御計算を実行する(ステップS7)。その際、ECS10は、図5に示されるように、冷凍機71〜7nからなる系を1つの冷凍機と仮想化し、冷却塔T1〜Tnからなる系を1つの冷却塔と仮想化する。仮想化された冷凍機の必要熱量は、ステップS6で計算された必要熱量の総和になる。そしてECS10は、必要熱量の総和と外的環境情報とに基づいてモデルベース空調制御計算を実行し、冷凍機の冷水の省エネ設定温度と、冷却塔の冷却水の省エネ設定温度と算出する。ここで得られた各省エネ設定温度は直ちにDDC61〜6pに出力され、各空調設備に反映される(ステップS8)。
次にECS10は、冷却塔の稼働数nが変化したか否かを判定する(ステップS9)。稼働数の変化が検知されると処理手順は直ちにステップS1に戻り、冷却水および冷水のそれぞれの省エネ設定温度が再計算される。稼働数に変化がなければ、次の計算周期(例えば10分周期)までの時間の経過を待ち、再びステップS1からの手順が繰り返される(ステップS10)。
以上説明したようにこの実施形態では、内的環境情報に基づいて個々の冷凍機の必要熱量Qiを算出し、その総和ΣQiをもとに、複数の冷凍機を1つの冷凍機に仮想化する。また、これらの冷凍機と共通の系統に属する複数の冷却塔を1つの冷却塔とみなし、外的環境情報とΣQiとに基づいて、冷却水の省エネ設定温度と冷水の省エネ設定温度とを算出する。そして、算出された冷却水の省エネ設定温度を複数の冷却塔の全てに適用し、冷水の省エネ設定温度を複数の冷凍機の全てに適用するようにした。
従って、冷却塔と冷凍機との組み合わせを唯一つに単純化したモデルでモデルベース空調制御計算を実行することができ、計算にかかる負荷を飛躍的に軽減することができる。従って、複数の冷却塔と複数の冷凍機とが共通の系統に接続された熱源系統を、必要最小限のリソースで省エネ制御することが可能となる。もちろん、冷却塔あるいは冷凍機の片方が1台のケースにおいても同様の計算を実行することができ、省エネ制御を汎用化することができる。
また、既定の周期で各省エネ設定値を再計算しているので、設定値が固定値であるシステムに比べて高い省エネ効果を得ることができる。さらに、計算にかかる負荷を軽減できる分、計算周期を短縮できるので、環境の変動に柔軟に追従することが可能である。
さらに、冷却塔や冷凍機の稼働台数をモニタし、稼働台数が変化した場合には直ちに再計算シーケンスを走らせるようにしているので、計算にかかる条件とシステムの現状とのミスマッチを最小限に抑えることが可能になる。
これらのことから実施形態によれば、複数の冷却塔と複数の冷凍機が共通の系統に接続された熱源系統においても、冷却塔の冷却水の省エネ設定温度と冷凍機の冷水の省エネ設定温度とを簡易に計算できるようにした空調制御装置、空調システム、空調制御方法およびプログラムを提供することが可能となる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば複数の冷却塔および冷凍機に同じ添え字nを付して示したが、システム内の冷却塔の数と冷凍機の数とが同じである必要は無い。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示するものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…エネルギーコントロールシステム、11…環境情報取得部、12…記憶部、12a…環境情報データベース、12b…演算データベース、12c…制御入出力データベース、13…演算部、13a…環境情報演算部、13b…熱源制御演算部、14…制御入出力部、15…稼働数検知部、20…ヒューマンインタフェースステーション、30,31…グローバルコントロールサーバ、40…ローカルコントロールサーバ、60…ダイレクト・ディジタル・コントローラ、71〜7n…冷凍機、80…外調機(外気処理空調機)、90…ビルマルチエアコン、110…画像センサ、120…ゲートウェイ、C1〜Cn…冷凍機、S1,S2…センサ、T1〜Tn…冷却塔。

Claims (13)

  1. 建物に設置される複数の空調機と、第1の冷媒を用いて前記複数の空調機から熱を回収する複数の熱源機と、共通の流路を循環する第2の冷媒を用いて前記複数の熱源機から回収した熱を対気中に放射する複数の熱交換機とを備える空調システムの空調制御装置において、
    建物内部に係わる内的環境情報と、建物外部に係わる外的環境情報とを取得する取得部と、
    前記内的環境情報と前記外的環境情報とに基づいて、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する演算部とを具備し、
    前記演算部は、前記複数の熱源機を含む系を1つの熱源機と仮想化し、前記複数の熱交換機を含む系を1つの熱交換機と仮想化して前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する、空調制御装置。
  2. 前記演算部は、
    前記複数の熱源機の必要熱量の総和を前記内的環境情報に基づいて計算し、
    前記必要熱量の総和と前記外的環境情報とに基づいて、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する、請求項1に記載の空調制御装置。
  3. さらに、前記内的環境情報と、前記外的環境情報と、前記省エネ設定温度との関係を前記建物の消費エネルギーモデルに基づいてマッピングした演算データベースを記憶する記憶部を具備し、
    前記演算部は、前記演算データベースに基づいて前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する、請求項1および2のいずれか1項に記載の空調制御装置。
  4. 前記内的環境情報は、空調エリアの室内温度、前記空調エリアの室内湿度、および前記空調エリアの熱負荷のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の空調制御装置。
  5. 前記熱源機は、水冷型冷凍機である、請求項1に記載の空調制御装置。
  6. 前記熱交換機は、空冷型冷却塔である、請求項1に記載の空調制御装置。
  7. 前記演算部は、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを既定の周期で計算する、請求項1に記載の空調制御装置。
  8. さらに、前記熱源機および前記熱交換機の少なくともいずれかの稼働数を検知する検知部を具備し、
    前記演算部は、前記検知部により検知された前記稼働数が変化すると、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを再計算する、請求項1に記載の空調制御装置。
  9. 建物に設置される複数の空調機と、
    第1の冷媒を用いて前記複数の空調機から熱を回収する複数の熱源機と、
    共通の流路を循環する第2の冷媒を用いて前記複数の熱源機から回収した熱を対気中に放射する複数の熱交換機と、
    空調制御装置とを具備し、
    前記空調制御装置は、
    建物内部に係わる内的環境情報と、建物外部に係わる外的環境情報とを取得する取得部と、
    前記内的環境情報と前記外的環境情報とに基づいて、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する演算部とを備え、
    前記演算部は、前記複数の熱源機を含む系を1つの熱源機と仮想化し、前記複数の熱交換機を含む系を1つの熱交換機と仮想化して前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する、空調システム。
  10. 前記演算部は、
    前記複数の熱源機の必要熱量の総和を前記内的環境情報に基づいて計算し、
    前記必要熱量の総和と前記外的環境情報とに基づいて、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する、請求項9に記載の空調システム。
  11. さらに、前記内的環境情報と、前記外的環境情報と、前記省エネ設定温度との関係を前記建物の消費エネルギーモデルに基づいてマッピングした演算データベースを記憶する記憶部を具備し、
    前記演算部は、前記演算データベースに基づいて前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する、請求項9および10のいずれか1項に記載の空調システム。
  12. 建物に設置される複数の空調機と、第1の冷媒を用いて前記複数の空調機から熱を回収する複数の熱源機と、共通の流路を循環する第2の冷媒を用いて前記複数の熱源機から回収した熱を対気中に放射する複数の熱交換機とを備える空調システムの空調制御方法において、
    建物内部に係わる内的環境情報と、建物外部に係わる外的環境情報とを取得することと、
    前記内的環境情報と前記外的環境情報とに基づいて、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算することとを具備し、
    前記計算することは、
    前記複数の熱源機を含む系を1つの熱源機と仮想化し、前記複数の熱交換機を含む系を1つの熱交換機と仮想化して前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算する、空調制御方法。
  13. 建物に設置される複数の空調機と、第1の冷媒を用いて前記複数の空調機から熱を回収する複数の熱源機と、共通の流路を循環する第2の冷媒を用いて前記複数の熱源機から回収した熱を対気中に放射する複数の熱交換機とを備える空調システムを制御するコンピュータにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、建物内部に係わる内的環境情報と、建物外部に係わる外的環境情報とを取得させるための命令と、
    前記コンピュータに、前記内的環境情報と前記外的環境情報とに基づいて、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算させるための命令とを含み、
    前記計算させるための命令は、
    前記コンピュータに、前記複数の熱源機を含む系を1つの熱源機と仮想化させ、前記複数の熱交換機を含む系を1つの熱交換機と仮想化させて、前記第1の冷媒の省エネ設定温度と前記第2の冷媒の省エネ設定温度とを計算させるための命令とを含む、プログラム。
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